JPH0438054Y2 - - Google Patents

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JPH0438054Y2
JPH0438054Y2 JP8022085U JP8022085U JPH0438054Y2 JP H0438054 Y2 JPH0438054 Y2 JP H0438054Y2 JP 8022085 U JP8022085 U JP 8022085U JP 8022085 U JP8022085 U JP 8022085U JP H0438054 Y2 JPH0438054 Y2 JP H0438054Y2
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shaft
socket
hole
sliding door
coil spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洋服ダンス等の収納家具あるいはク
ローゼツト等の収納建具の開口部、さらには間仕
切り等に用いる折畳み引き戸用案内具に係り、特
に、折畳み引き戸の開口側端部等の上部あるいは
下部に設けて、レールに係合し、このレールに沿
つて折畳み引き戸の開口側端部等を案内するもの
に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の折畳み引き戸用案内具として、
実公昭58−21904号公報に示されたものが知られ
ている。
この案内具(案内車)は、ソケツト(固定部)
の有底の断面が六角形の孔内に、ばね及びシヤフ
ト(主軸)の径大部(六角形下端部)を順次に挿
入し、このシヤフト(主軸)の軸部(円形棒状
部)に、リング状の薄板から成る横受部の貫通孔
を嵌合し、この横受部の外周端部をソケツト(固
定部)の円形つばに被せるように折曲し、シヤフ
ト(主軸)の軸部(円形棒状部)の先端の段付端
部にローラ(案内部)をワツシヤを介して回動自
在に支持した構造である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来の案内具(案内車)の
場合、リング状の薄板から成る横受部の外周端部
をソケツト(固定部)の円形つばに被せるように
折曲する作業が面倒で、組立が容易でなく、そし
て、この折曲の際に、横受部の貫通孔の中心がソ
ケツト(固定部)の孔の中心からずれ易いため、
シヤフト(主軸)の軸方向の移動が円滑にできな
い不良品の発生が多かつた。
また、使用に際しても、ソケツト(固定部)の
断面が六角形の孔内にシヤフト(主軸)の径大部
(六角形下端部)を嵌合しているので、シヤフト
(主軸)に回転方向の力が加わつた場合、シヤフ
ト(主軸)の径大部(六角形下端部)の外周の角
部がソケツト(固定部)の孔の内壁に喰い込み易
いため、シヤフト(主軸)の軸方向の移動が困難
になつて折畳み引き戸の開閉が円滑でなくなると
きがあつた。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、組立が容易で、不良品の発生も少なく、円滑
に作動する折畳み引き戸用案内具を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の折畳み引き戸6用案内具1は、断面が
長円形の通孔12を備えこの通孔12の一端内周
部にたとえば環状の係止縁部13等の係止部を形
成するとともにこの係止部の中央部に挿通孔14
を形成したソケツト11と、このソケツト11の
通孔12内にソケツト11の他端開口部15から
挿入され通孔12内に軸方向に摺動自在に嵌合し
て上記係止部に係止される断面が長円形の径大部
22の一端部に上記挿通孔14から出没自在に突
出する軸部23を形成したシヤフト21と、上記
ソケツト11の挿通孔14から突出した上記シヤ
フト21の軸部23の先端部にたとえば嵌合等に
より回動自在に支持されたローラ31と、上記ソ
ケツト11の通孔12内にソケツト11の他端開
口部15から挿入され一端部を上記シヤフト21
の径大部22に当接するコイルばね41と、上記
ソケツト11の他端開口部15にたとえば嵌合等
により装着され上記コイルばね41の他端部に当
接してコイルばね41を圧縮するキヤツプ51と
を具備したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の折畳み引き戸6用案内具1は、ソケツ
ト11にシヤフト21及びコイルばね41を挿入
し、ソケツト11にキヤツプ51を嵌合等により
装着するとともに、シヤフト21の軸部23の先
端部にローラ31を嵌合等により支持するだけ
で、組立は全て挿入及び嵌合等の簡単な作業でで
き、部材の折曲あるいはかしめ等の面倒な作業を
必要としないので、組立が容易にでき、そして、
この組立の際に、ソケツト11の通孔12及び挿
通孔14の中心とシヤフト21の径大部22及び
軸部23の中心がずれる心配がなく、シヤフト2
1の軸方向の移動が円滑かつ確実にでき、また、
使用に際しても、ソケツト11の通孔12とシヤ
フト21の径大部22の断面が長円形なので、シ
ヤフト21に回転方向の力が加わつた場合でも、
シヤフト21の径大部22の外周がソケツト11
の通孔12の内壁に喰い込む心配がなく、シヤフ
ト21の軸方向の移動が円滑かつ確実にでき、折
畳み引き戸6の開閉が円滑にできる。
〔実施例〕
本考案の折畳み引き戸用案内具の実施例を図面
を参照して説明する。
第1図及び第2図はそれぞれ案内具1を示し、
第3図及び第4図はそれぞれ軸支具2a,2bを
示し、案内具1は、第5図に示すように、たとえ
ば一対の板部材3,4をヒンジ5を介して軸着連
結した折畳み引き戸6の開口側端部つまり板部材
3の外側端部の上部及び下部に埋設して上下のレ
ール7に係合し、この上下のレール7に沿つて折
畳み引き戸6の開口側端部を案内するもので、各
軸支具2a,2bは、同様に、折畳み引き戸6の
固定側端部つまり板部材4の外側端部の上部及び
下部に埋設し、上下のレール7に受け金具8を介
して係止し、この上下のレール7に折畳み引き戸
6の固定側端部を回動自在に支持するものであ
る。
次に、案内具1を説明する。
第5図に示した折畳み引き戸6の開口側端部の
上部及び下部に対応した第1図及び第2図の案内
具1は、上下の方向を反転しただけで、全く同一
の構造であるので、第1図の案内具1について説
明して、第2図の案内具1については同一の符号
を付して説明を省略する。
第1図において、11は合成樹脂製のソケツト
で、このソケツト11は、第6図にも示すよう
に、長円形たとえば真円を二等分して矩形で繋い
だ形状の断面の通孔12を備えた筒状に形成し、
この通孔12の上端内周部に係止部としての環状
の係止縁部13を一体に突設するとともに、この
係止縁部13の中央部に円形の挿通孔14を形成
し、第7図にも示すように、通孔12の下端開口
部15に近接してかつ通孔12の長径の両側方に
位置して、内外に連通するスリツト16を形成
し、そして、上端外周部に円環状の係合縁部17
を一体に突設するとともに、この係合縁部17の
下側に位置して、外側部に複数の突条18を軸方
向に沿つて一体に突設したものである。
21は金属製のシヤフトで、このシヤフト21
は、第6図にも示すように、上記ソケツト11の
通孔12と同形状つまり真円を二等分して矩形で
繋いだ形状の長円形の断面の径大部22の上端中
央部に、上記ソケツト11の挿通孔14と同形状
の円形の断面の軸部23を一体に形成し、この軸
部23の先端部に小径部24を形成し、この小径
部24の外周部に円環状の係合溝25を形成した
ものである。
そして、このシヤフト21は、その軸部23を
先端にして上記ソケツト11の通孔12内にソケ
ツト11の下端開口部15から挿入され、その径
大部22がソケツト11の通孔12内に軸方向摺
動自在に嵌合してソケツト11の係止縁部13に
係止されるようになつているとともに、その軸部
23がソケツト11の挿通孔14から出没自在に
突設されている。
31は合成樹脂製のローラで、このローラ31
は、円筒状の転動部32の上端部を一体の底部3
3で閉塞するとともに、転動部32の下端外周部
に円環状のフランジ部34を一体に突設し、転動
部32の内周部に複数たとえば3つの係合突起3
5を一体に突設したものである。
そして、このローラ31は、上記ソケツト11
の挿通孔14から突出した上記シヤフト21の軸
部23先端の小径部24の外側に回動自在に被嵌
され、その係合突起35をシヤフト21の小径部
24の係合溝25に回動自在に係合して抜け止め
支持されている。
41は金属製のコイルばねで、このコイルばね
41は、上記シヤフト21を装着した上記ソケツ
ト11の通孔12内にソケツト11の下端開口部
15から挿入され、その上端部を通孔12内の上
記シヤフト21の径大部22に当接している。
51は合成樹脂製のキヤツプで、このキヤツプ
51は、第8図に示すように、円板状の頭部52
の上端面中央部に円形の断面の軸部53を一体に
形成し、この軸部53の上端部に上記ソケツト1
1の通孔12と同形状つまり真円を二等分して矩
形で繋いだ形状の長円形の断面の係止片部54を
一体に形成し、頭部52の下端面に操作溝55を
形成したものである。
そして、このキヤツプ51は、その係止片部5
4を上記シヤフト21及び上記コイルばね41を
装着した上記ソケツト11の下端開口部15から
通孔12内に嵌合し、その頭部52の操作溝55
にドライバ等を係合してほぼ90°回動してその係
止片部54の両端部をソケツト11のスリツト1
6に嵌合することにより、ソケツト11の下端開
口部15に取外し可能に装着され、この状態で、
その係止片部54の中央部がコイルばね41の下
端部に当接してコイルばね41を圧縮し、シヤフ
ト21を上方に付勢してシヤフト21の軸部23
をソケツト11の挿通孔14から突出させてい
る。
そうして、上述したように、ソケツト11にシ
ヤフト21及びコイルばね41を挿入し、ソケツ
ト11にキヤツプ51を嵌合するとともに、シヤ
フト21の軸部23先端の小径部24にローラ3
1を嵌合するだけで、案内具1が極めて容易に組
立てられ、しかも、この組立ての際に、ソケツト
11の通孔12及び挿通孔14の中心とシヤフト
21の径大部22及び軸部23の中心がずれる心
配がなく、したがつて、シヤフト21の軸方向の
移動が円滑かつ確実にでき、さらに、組立てた案
内具1も、ローラ31とシヤフト21の軸部23
先端の小径部24の嵌合及びキヤツプ51とソケ
ツト11の嵌合を外すだけで、極めて容易に分解
することができ、したがつて、組立後に不良が発
見された場合でも、極めて容易に分解して不良部
品の交換等ができ、また、使用に際しても、ソケ
ツト11の通孔12とシヤフト21の径大部22
の断面が長円形なので、シヤフト21に回転方向
の力が加わつた場合でも、シヤフト21の径大部
22の外周がソケツト11の通孔12の内壁に喰
い込む心配がなく、シヤフト21の軸方向の移動
が円滑かつ確実にでき、折畳み引き戸6の開閉が
円滑にできる。
次に、軸支具2a,2bを説明する。
第5図に示した折畳み引き戸6の固定側端部の
上部及び下部に対応した第3図及び第4図の軸支
具2a,2bは、第1図及び第2図に示した案内
具1と同一の部分が多いので、案内具1と同一の
部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。
まず、第3図の軸支具2aは、第1図及び第2
図の案内具1と全く同様なソケツト11、コイル
ばね41及びキヤツプ51を用いており、異なる
点は、ローラ31を用いないこと、及び、案内具
1のシヤフト21とほぼ同様でシヤフト21の軸
部23先端の小径部24の係合溝25を省略した
シヤフト21aを用いていることである。
そうして、この軸支具2aは、上記案内具1の
ソケツト11、シヤフト21、コイルばね41及
びキヤツプ51と同様に、ソケツト11にシヤフ
ト21a及びコイルばね41を挿入し、ソケツト
11にキヤツプ51を嵌合するだけで、極めて容
易に組立てられ、しかも、この組立ての際に、ソ
ケツト11の通孔12及び挿通孔14の中心とシ
ヤフト21aの径大部22及び軸部23の中心が
ずれる心配がなく、したがつて、シヤフト21a
の軸方向の移動が円滑かつ確実にでき、さらに、
組立てた軸支具2aも、キヤツプ51とソケツト
11の嵌合を外すだけで、極めて容易に分解する
ことができ、したがつて、組立後に不良が発見さ
れた場合でも、極めて容易に分解して不良部品の
交換等ができ、また、使用に際しても、ソケツト
11の通孔12とシヤフト21aの径大部22の
断面が長円形なので、シヤフト21aに回転方向
の力が加わつた場合でも、シヤフト21aの径大
部22の外周がソケツト11の通孔12の内壁に
喰い込む心配がなく、シヤフト21aの軸方向の
移動が円滑かつ確実にでき、折畳み引き戸6の開
閉が円滑にできる。
また、第4図の軸支具2bは、第1図及び第2
図の案内具1と全く同様なソケツト11及びキヤ
ツプ51を用いており、異なる点は、ローラ31
とコイルばね41を用いないこと、案内具1のシ
ヤフト21とほぼ同様でシヤフト21の軸部23
を雄ねじ部23bに代えるとともにその先端の小
径部24の係合溝25を省略したシヤフト21b
を用いていること、及び、新たに金属製のナツト
61を用いてシヤフト21bの雄ねじ部23bの
突出長さを調製できるようにしていることであ
る。
そして、この軸支具2bのナツト61は、断面
外形を六角形状にした雌ねじ部62の上端外周部
に円環状のフランジ部62を一体に突設し、この
フランジ部62の外側上面に円筒状の嵌合部63
を一体に突設し、この嵌合部64の上端内周部に
複数たとえば3つの係合突起65を一体に突設し
たものである。
そうして、この軸支具2bは、上記案内具1の
ソケツト11、シヤフト21及びキヤツプ51と
同様に、ソケツト11にシヤフト21bを挿入す
るとともに、ソケツト11にキヤツプ51を嵌合
し、さらに、ナツト61の雌ねじ部62をソケツ
ト11の挿通孔14から突出したシヤフト21b
の雄ねじ部23bにその嵌合部64側から螺合
し、この嵌合部64をソケツト11の係合縁部1
7の外側に回動自在に被嵌するとともに、この嵌
合部64内周の係合突起65をソケツト11の係
合縁部17の上側に回動自在に係合して抜け止め
支持するだけで、極めて容易に組立てられ、しか
も、この組立ての際に、ソケツト11の通孔12
及び挿通孔14の中心とシヤフト21bの径大部
22及び雄ねじ部23bの中心とナツト61の雌
ねじ部62及び嵌合部64の中心がずれる心配が
なく、したがつて、ナツト61の回動が円滑にで
きるとともに、このナツト61の回動によるシヤ
フト21bの軸方向の移動が円滑かつ確実にで
き、さらに、組立てた軸支具2bも、キヤツプ5
1とソケツト11の嵌合、ナツト61とシヤフト
21bの螺合及びナツト61とソケツト11の嵌
合を外すだけで、極めて容易に分解することがで
き、したがつて、組立後に不良が発見された場合
でも、極めて容易に分解して不良部品の交換等が
でき、また、使用に際しても、折畳み引き戸6の
高さを調整するために、ナツト61を回動してシ
ヤフト21bの突出長さを調整する場合、シヤフ
ト21bに回転方向の力が加わるが、ソケツト1
1の通孔12とシヤフト21bの径大部22の断
面が長円形なので、シヤフト21bの径大部22
の外周がソケツト11の通孔12の内壁に喰い込
む心配がなく、シヤフト21bの軸方向の移動が
円滑かつ確実にでき、折畳み引き戸6の高さ調整
が円滑にできる。
次に、レール7及び受け金具8を説明する。
レール7は、第1図ないし第4図及び第9図に
示すように、底板部71の両側縁から側板部72
を直角に一体形成したほぼコ字状の断面を有し、
その両側の側板部72の互いに対向した内側部に
支持突縁73をレール7の長さ方向に沿つて一体
に突設したものである。
そして、このレール7は、収納家具あるいは収
納建具等の開口部や間仕切り部等の上部及び下部
に、第5図に示したように、互いにその開口側を
対向して水平かつ平行状に設置される。
受け金具8は、第3図、第4図及び第9図に示
すように、矩形の基板部81の表面に円形の断面
の凹部82及び皿穴83を形成するとともに、こ
の基板部81の両端中央部から裏面方向に突片8
4を折曲形成したもので、その皿穴83に表面側
から皿ボルト85が挿入され、この皿ボルト85
に外形を方形にした板ナツト86が螺合されてい
る。
そして、この受け金具8は、上記上部及び下部
のレール7にレール7の端部から嵌合され、その
突片84をレール7の両側の支持突縁73間に係
合するとともに、その基板部81の両側部と板ナ
ツト86とでレール7の両側の支持突縁73を挟
持した状態で、レール7に沿つて移動され、折畳
み引き戸6の固定側端部つまり軸支具2a,2b
を埋設する板部材4の外側端部の上部及び下部に
対応した位置において、皿ボルト85を回動し、
その基板部81の両側部と板ナツト86とでレー
ル7の両側の支持突縁73を挟着することによ
り、レール7に位置調整自在に固定される。
次に、上記案内具1及び軸支具2a,2bの取
付及び使用を説明する。
案内具1は、第5図に示した折畳み引き戸6の
開口側端部つまり板部材3の外側端部の上部及び
下部にそのソケツト11部分を埋設し、そのロー
ラ31部分が板部材3の上下に突出するように取
付け、軸支具2a,2bは、折畳み引き戸6の固
定側端部つまり板部材4の外側端部の上部及び下
部にそのソケツト11部分を埋設し、そのシヤフ
ト21a,21bの小径部24が板部材4の上下
に突出するように取付ける。
なお、この埋設された案内具1及び軸支具2
a,2bのソケツト11は、その外周の突条18
により、板部材3,4に対して回転しないように
なつている。
ついで、上下の軸支具2a,2bのシヤフト2
1a,21bの小径部24を上下のレール7に固
定した受け金具8の凹部82に嵌合し、これによ
つて、折畳み引き戸6の固定側端部つまり板部材
4の外側端部の上部及び下部を受け金具8を介し
て上下のレール7に水平方向回動自在に支持し、
そして、上下の案内具1のローラ31を上下のレ
ール7に嵌合し、その転動部32をレール7の両
側の支持突縁73間に転動自在に係合するととも
に、そのフランジ部34をレール7の両側の支持
突縁73の側部に支持し、これによつて、折畳み
引き戸6の開口側端部つまり板部材3の外側端部
の上部及び下部を上下のレール7に沿つて水平方
向移動自在に支持する。
そうして、レール7に軸支具2a,2b及び案
内具1のシヤフト21a,21b及びローラ31
を嵌合する際には、シヤフト21a及びローラ3
1のソケツト11からの突出長さを、コイルばね
41に抗して押圧することにより、短縮すること
ができるとともに、シヤフト21bのソケツト1
1からの突出長さを、ナツト61を回動すること
により、短縮することができるので、作業が容易
にでき、嵌合したのちには、シヤフト21a及び
ローラ31がコイルばね41によりソケツト11
から突出し、また、シヤフト21bのソケツト1
1からの突出長さはナツト61を回動することに
より調整でき、しかも、軸支具2a,2bによる
上下の軸支位置も、受け金具8を介して調整でき
るので、折畳み引き戸6を正しく上下のレール7
に支持することができ、したがつて、折畳み引き
戸6は、極めて容易に折畳みあるいは伸長し、軽
く開閉することができる。
なお、上述した実施例では、ソケツト11の通
孔12及びシヤフト21,21a,21bの径大
部22の断面形状を、真円を二等分して矩形で繋
いだ形状の長円形としたが、これに限らず他の長
円形形状よく、たとえば楕円形でもよい。
以上で実施例の説明を終わるが、間仕切り等の
場合、たとえば4枚あるいは6枚の板部材を軸着
連結した折畳み引き戸もあるが、この場合には、
折畳み引き戸の開口側端部だけでなく、中間のレ
ール等に沿つて移動する部分にも本考案の案内具
を用いることができる。
(考案の効果) 上述したように、本考案によれば、ソケツトに
シヤフト及びコイルばねを挿入し、ソケツトにキ
ヤツプを嵌合等により装着するとともに、シヤフ
トの軸部の先端部にローラを嵌合等により支持す
るだけで、組立は挿入及び嵌合等の簡単な作業で
でき、部材の折曲あるいはかしめ等の面倒な作業
を必要としないので、組立が容易にでき、そし
て、この組立の際に、ソケツトの通孔及び挿通孔
の中心とシヤフトの径大部及び軸部の中心がずれ
る心配がないので、不良品の発生が少なく、シヤ
フトの軸方向の移動が円滑かつ確実にでき、ま
た、使用に際しても、ソケツトの通孔とシヤフト
の径大部の断面が長円形なので、シヤフトに回転
方向の力が加わつた場合でも、シヤフトの径大部
の外周がソケツトの通孔の内壁に喰い込む心配が
なく、シヤフトの軸方向の移動が円滑かつ確実に
でき、折畳み引き戸の開閉が円滑にできる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の折畳み引き戸用案内具の一実施例
を示し、第1図及び第2図はそれぞれ案内具1の
一部を断面にした正面図、第3図及び第4図はそ
れぞれ案内具1とともに折畳み引き戸6に用いる
軸支具2a,2bの一部を断面にした正面図、第
5図は折畳み引き戸6の斜視図、第6図は第1図
の−視断面図、第7図はソケツト11の横断
面図、第8図はキヤツプ51の平面図、第9図は
軸支具2bの使用状態の断面図である。 1……案内具、6……折畳み引き戸、11……
ソケツト、12……通孔、13……係止部として
の係止縁部、14……挿通孔、15……他端開口
部、21……シヤフト、22……径大部、23…
…軸部、31……ローラ、41……コイルばね、
51……キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面が長円形の通孔を備えこの通孔の一端内周
    部に係止部を形成するとともにこの係止部の中央
    部に挿通孔を形成したソケツトと、このソケツト
    の通孔内にソケツトの他端開口部から挿入され通
    孔内に軸方向に摺動自在に嵌合して上記係止部に
    係止される断面が長円形の径大部の一端部に上記
    挿通孔から出没自在に突出する軸部を形成したシ
    ヤフトと、上記ソケツトの挿通孔から突出した上
    記シヤフトの軸部の先端部に回動自在に支持され
    たローラと、上記ソケツトの通孔内にソケツトの
    他端開口部から挿入され一端部を上記シヤフトの
    径大部に当接するコイルばねと、上記ソケツトの
    他端開口部に装着され上記コイルばねの他端部に
    当接してコイルばねを圧縮するキヤツプとを具備
    したことを特徴とする折畳み引き戸用案内具。
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