JPH0645576Y2 - 蝶 番 - Google Patents
蝶 番Info
- Publication number
- JPH0645576Y2 JPH0645576Y2 JP8293090U JP8293090U JPH0645576Y2 JP H0645576 Y2 JPH0645576 Y2 JP H0645576Y2 JP 8293090 U JP8293090 U JP 8293090U JP 8293090 U JP8293090 U JP 8293090U JP H0645576 Y2 JPH0645576 Y2 JP H0645576Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- door
- frame
- hinge
- hinge piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Hinges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は扉を框体に連結する蝶番に関する。
(従来の技術) 従来、扉53を框体50に連結する蝶番51として、第20図及
び第21図に示すように、一対の蝶番片54,55と中心軸60
とを備え、扉側蝶番片54の取付板56の上部側縁及び框体
側蝶番片55の取付板57の下部側縁に夫々基筒58,59を設
け、框体側蝶番片55の基筒59に中心軸60の下部を内嵌固
定し、中心軸60の上部に扉側蝶番片54の基筒58を挿脱自
在で且つ回動自在に外嵌したものがある。前記蝶番51は
図例では右開き用扉53に採用したものを例示しており、
框体側蝶番片55の取付板57は框体52の室内に向かって右
側の側面52aに重合されて取付けられ、扉側蝶番片54の
取付板56は室内に向かって右側の扉53側縁53aに重合さ
れて取付けられる。そして、各蝶番片54,55の取付板56,
57は扉53の閉鎖時において相互に平行状となるように夫
々基筒58,59から突出されている。
び第21図に示すように、一対の蝶番片54,55と中心軸60
とを備え、扉側蝶番片54の取付板56の上部側縁及び框体
側蝶番片55の取付板57の下部側縁に夫々基筒58,59を設
け、框体側蝶番片55の基筒59に中心軸60の下部を内嵌固
定し、中心軸60の上部に扉側蝶番片54の基筒58を挿脱自
在で且つ回動自在に外嵌したものがある。前記蝶番51は
図例では右開き用扉53に採用したものを例示しており、
框体側蝶番片55の取付板57は框体52の室内に向かって右
側の側面52aに重合されて取付けられ、扉側蝶番片54の
取付板56は室内に向かって右側の扉53側縁53aに重合さ
れて取付けられる。そして、各蝶番片54,55の取付板56,
57は扉53の閉鎖時において相互に平行状となるように夫
々基筒58,59から突出されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のものにあっては、框体側蝶番片55の取付板57
を框体52の左側の側面に取付けた場合、扉側蝶番片54の
取付板56は、第21図仮想線で示すように、取付板56の基
部が取付板57に当接して該取付板57に対して大きく開い
てしまうことから、左開き用扉に兼用できず左開き用扉
の蝶番を別個に形成しなければならず、したがって従来
においては、蝶番を扉の右開き用と左開き用との二種類
製作しており、在庫が大となる等の問題が在る。
を框体52の左側の側面に取付けた場合、扉側蝶番片54の
取付板56は、第21図仮想線で示すように、取付板56の基
部が取付板57に当接して該取付板57に対して大きく開い
てしまうことから、左開き用扉に兼用できず左開き用扉
の蝶番を別個に形成しなければならず、したがって従来
においては、蝶番を扉の右開き用と左開き用との二種類
製作しており、在庫が大となる等の問題が在る。
そこで本考案は、右開き用扉と左開き用扉とに兼用でき
る蝶番を提供することを目的とする。
る蝶番を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段
は、扉2を框体3の側面3aに連結する蝶番であって、扉
側蝶番片4の取付体7の上部側縁及び框体側蝶番片5の
取付板11の下部側縁に夫々基筒8,12を設け、これら基筒
8及び基筒12に亘って中心軸6を嵌合させて成る蝶番に
おいて、 前記各蝶番片4,5の取付板7,11を夫々基筒8,12から該基
筒8,12の径方向に突出するように設け、框体3の側面3a
に形成される取付凹部28内に没入状に取付けられると共
に框体側蝶番片5の取付板11が取付けられる取付台座25
を有し、この取付台座25の蝶番片取付側面26aを取付台
座25の取付凹部28の底部28aに当接される面27aに対し
て、扉2の閉鎖時において扉側蝶番片4の取付板7が框
体3の側面3aと平行状となるように、扉2閉鎖時各蝶番
片4,5の取付板7,11同志が成す角度θに相当する分傾斜
状に形成した点にある。
は、扉2を框体3の側面3aに連結する蝶番であって、扉
側蝶番片4の取付体7の上部側縁及び框体側蝶番片5の
取付板11の下部側縁に夫々基筒8,12を設け、これら基筒
8及び基筒12に亘って中心軸6を嵌合させて成る蝶番に
おいて、 前記各蝶番片4,5の取付板7,11を夫々基筒8,12から該基
筒8,12の径方向に突出するように設け、框体3の側面3a
に形成される取付凹部28内に没入状に取付けられると共
に框体側蝶番片5の取付板11が取付けられる取付台座25
を有し、この取付台座25の蝶番片取付側面26aを取付台
座25の取付凹部28の底部28aに当接される面27aに対し
て、扉2の閉鎖時において扉側蝶番片4の取付板7が框
体3の側面3aと平行状となるように、扉2閉鎖時各蝶番
片4,5の取付板7,11同志が成す角度θに相当する分傾斜
状に形成した点にある。
(作用) 蝶番の各蝶番片4,5の取付板7,11は夫々基筒8,12から該
基筒8,12の径方向に突出するように設けられていて、框
体側蝶番片5を框体3の左右何れの側面3aに取付けて
も、扉2の閉鎖時に各蝶番片4,5の取付板7,11同志が成
す角度θは等しく且つ小さく、しかも、框体3の側面3a
に形成される取付凹部28内に没入状に取付けられて框体
側蝶番片5の取付板11を取付ける取付台座25を有し、こ
の取付台座25の蝶番片取付側面26aは、扉2閉鎖時に扉
側蝶番片4の取付板7が框体3の側面3aと平行状となる
ように、取付台座25の取付凹部28の底部28aに当接され
る面27aに対して前記取付板7,11同志が成す角度θ分傾
斜状に形成されていることから、蝶番は右開き用扉と左
開き用扉とに兼用することが可能とされている。
基筒8,12の径方向に突出するように設けられていて、框
体側蝶番片5を框体3の左右何れの側面3aに取付けて
も、扉2の閉鎖時に各蝶番片4,5の取付板7,11同志が成
す角度θは等しく且つ小さく、しかも、框体3の側面3a
に形成される取付凹部28内に没入状に取付けられて框体
側蝶番片5の取付板11を取付ける取付台座25を有し、こ
の取付台座25の蝶番片取付側面26aは、扉2閉鎖時に扉
側蝶番片4の取付板7が框体3の側面3aと平行状となる
ように、取付台座25の取付凹部28の底部28aに当接され
る面27aに対して前記取付板7,11同志が成す角度θ分傾
斜状に形成されていることから、蝶番は右開き用扉と左
開き用扉とに兼用することが可能とされている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図乃至第13図において、1は扉2を框体3の側面3aに連
結する蝶番で、1対の蝶番片4,5と中心軸6と取付台座2
5とを備えて成る。
図乃至第13図において、1は扉2を框体3の側面3aに連
結する蝶番で、1対の蝶番片4,5と中心軸6と取付台座2
5とを備えて成る。
第2図に示すように、扉側蝶番片4は扉2の側縁2aに取
付けられる取付体7の上部側縁に、框体側蝶番片5は框
体3の側面3aに取付けられる取付板11の下部側縁に、夫
々突出部7a,11aを介して基筒8,12を形成して成り、第1
図に示すように、各蝶番片4,5の取付板7,11は夫々基筒
8,12から基筒8,12の径方向外方に突出するように構成さ
れている。各取付板7,11には、該取付板7,11の両面にさ
らもみ加工されたビス止め用の取付孔9,13が夫々形成さ
れていると共に、框体側蝶番片5の取付板5には上下一
対の円形孔15が形成されている。また、扉側蝶番片4の
基筒8上端及び框体側蝶番片5の基筒12下端には夫々キ
ャップ体10,14が嵌着されている。そして、中心軸6の
軸心方向一側が框体側蝶番片5の基筒12に内嵌固定さ
れ、中心軸6の軸心方向他側に扉側蝶番片4の基筒8が
挿脱自在で且つ回動自在に外嵌されている。なお、扉側
蝶番片4の基筒8に中心軸6の一側を内嵌固定し、中心
軸6の他側を框体側蝶番片5の基筒12に挿脱自在で且つ
回動自在に内嵌するようにしても良い。
付けられる取付体7の上部側縁に、框体側蝶番片5は框
体3の側面3aに取付けられる取付板11の下部側縁に、夫
々突出部7a,11aを介して基筒8,12を形成して成り、第1
図に示すように、各蝶番片4,5の取付板7,11は夫々基筒
8,12から基筒8,12の径方向外方に突出するように構成さ
れている。各取付板7,11には、該取付板7,11の両面にさ
らもみ加工されたビス止め用の取付孔9,13が夫々形成さ
れていると共に、框体側蝶番片5の取付板5には上下一
対の円形孔15が形成されている。また、扉側蝶番片4の
基筒8上端及び框体側蝶番片5の基筒12下端には夫々キ
ャップ体10,14が嵌着されている。そして、中心軸6の
軸心方向一側が框体側蝶番片5の基筒12に内嵌固定さ
れ、中心軸6の軸心方向他側に扉側蝶番片4の基筒8が
挿脱自在で且つ回動自在に外嵌されている。なお、扉側
蝶番片4の基筒8に中心軸6の一側を内嵌固定し、中心
軸6の他側を框体側蝶番片5の基筒12に挿脱自在で且つ
回動自在に内嵌するようにしても良い。
取付台座25は、第3図及び第6図に示すように、框体側
蝶番片5の取付板11を取付ける取付壁26と、この取付壁
26の蝶番片取付側面26aと反対側の面に取付壁26縁部か
ら一体的に突設された周壁27とから成る。取付壁26には
ビス止め用の取付孔29が形成されていて、框体3側面3a
の縁部に形成される取付凹部28内に没入状として且つ取
付凹部28の底部28aに周壁27の突出端面27aが当接状とさ
れて取付けられる。また、取付壁26には取付板11の取付
孔13に挿通されるビスが螺合されるネジ孔30が形成され
ていて、框体側蝶番片5が取付台座25に取付けられる。
また、取付壁26は、その蝶番片取付側面26aが周壁27の
突出端面27aに対して、扉2の閉鎖状態において蝶番1
の取付板7,11同志が成す角度θに相当する分傾斜するよ
うに構成されている。これにより、框体側蝶番片5を框
体3側面3aに取付けるに際し、取付凹部28の底部28aを
框体3側面3aに対して平行状となるように形成すれば、
扉側蝶番片4の取付板11が框体3側面3aに平行状となる
ように蝶番1が取付けられ、したがって、取付凹部28の
底部28aを框体3側面3aに対して前記扉2閉鎖時におけ
る取付板7,11の成す角度θ分傾斜するように形成しなく
ても良く、取付凹部28の形成が容易とされている。そし
て、各蝶番片4,5の取付板7,11は夫々基筒8,12から該基
筒8,12の径方向外方に突出状とされていることから、第
4図に示すように、取付台座25を室内に向かって右側の
框体側面3aに取付け、取付台座25に取付板11の一側面を
取付けると共に扉2に取付板7の一側面を取付けて扉2
を右開き用とし、第5図に示すように、取付台座25を前
記とは上下逆にして左側の框体側面3aに取付け、取付板
11の他側面を取付台座25に取付けると共に取付板7の他
側面を扉2に取付けて扉2を左開き用とすることができ
る。すなわち、蝶番1を扉2の右開き用及び左開き用に
兼用可能とされている。なお、前記取付凹部28の室外側
は開放状とされているが閉塞状としても良い。
蝶番片5の取付板11を取付ける取付壁26と、この取付壁
26の蝶番片取付側面26aと反対側の面に取付壁26縁部か
ら一体的に突設された周壁27とから成る。取付壁26には
ビス止め用の取付孔29が形成されていて、框体3側面3a
の縁部に形成される取付凹部28内に没入状として且つ取
付凹部28の底部28aに周壁27の突出端面27aが当接状とさ
れて取付けられる。また、取付壁26には取付板11の取付
孔13に挿通されるビスが螺合されるネジ孔30が形成され
ていて、框体側蝶番片5が取付台座25に取付けられる。
また、取付壁26は、その蝶番片取付側面26aが周壁27の
突出端面27aに対して、扉2の閉鎖状態において蝶番1
の取付板7,11同志が成す角度θに相当する分傾斜するよ
うに構成されている。これにより、框体側蝶番片5を框
体3側面3aに取付けるに際し、取付凹部28の底部28aを
框体3側面3aに対して平行状となるように形成すれば、
扉側蝶番片4の取付板11が框体3側面3aに平行状となる
ように蝶番1が取付けられ、したがって、取付凹部28の
底部28aを框体3側面3aに対して前記扉2閉鎖時におけ
る取付板7,11の成す角度θ分傾斜するように形成しなく
ても良く、取付凹部28の形成が容易とされている。そし
て、各蝶番片4,5の取付板7,11は夫々基筒8,12から該基
筒8,12の径方向外方に突出状とされていることから、第
4図に示すように、取付台座25を室内に向かって右側の
框体側面3aに取付け、取付台座25に取付板11の一側面を
取付けると共に扉2に取付板7の一側面を取付けて扉2
を右開き用とし、第5図に示すように、取付台座25を前
記とは上下逆にして左側の框体側面3aに取付け、取付板
11の他側面を取付台座25に取付けると共に取付板7の他
側面を扉2に取付けて扉2を左開き用とすることができ
る。すなわち、蝶番1を扉2の右開き用及び左開き用に
兼用可能とされている。なお、前記取付凹部28の室外側
は開放状とされているが閉塞状としても良い。
前記取付台座28には扉2側縁2aと框体3側面3aとの間隔
を調整する上下一対の間隔調整機構31が設けられてい
る。この間隔調整機構31は当接部材32と調整ネジ33とを
備えて成り、当接部材32は一対の側壁32aと底壁32bとか
ら平面視コ字形に形成され、各側壁32aが取付壁26に形
成した一対の貫通孔34に、蝶番取付側面26aから出退自
在に突出するように挿通されている。調整ネジ33は、前
記取付壁26の貫通孔34間で且つ框体側蝶番片5の取付板
11の円形孔15に対応する位置に形成した挿通孔35に挿通
されて当接部材32の底壁32に形成したネジ孔36に螺合さ
れている。そして、調整ネジ33を回動して当接部材32の
側壁32aの突出量を調整することで、扉2の側縁2aと框
体3の側面3aとの間隔が調整できるようになっている。
を調整する上下一対の間隔調整機構31が設けられてい
る。この間隔調整機構31は当接部材32と調整ネジ33とを
備えて成り、当接部材32は一対の側壁32aと底壁32bとか
ら平面視コ字形に形成され、各側壁32aが取付壁26に形
成した一対の貫通孔34に、蝶番取付側面26aから出退自
在に突出するように挿通されている。調整ネジ33は、前
記取付壁26の貫通孔34間で且つ框体側蝶番片5の取付板
11の円形孔15に対応する位置に形成した挿通孔35に挿通
されて当接部材32の底壁32に形成したネジ孔36に螺合さ
れている。そして、調整ネジ33を回動して当接部材32の
側壁32aの突出量を調整することで、扉2の側縁2aと框
体3の側面3aとの間隔が調整できるようになっている。
扉側蝶番片4及び框体側蝶番片5の各基筒8,12間には扉
2の高さ調整機構16が介在されている。この高さ調整機
構16は、第7図に示すように、中心軸6に套嵌されて基
筒5の下端に当接されるリング状昇降体17を備え、この
昇降体17下面には、第8図及び第9図にも示すように、
外周にネジ部18aを有し且つ径方向対称位置に軸心方向
に亘って切欠形成された切欠溝18bを備えた筒部18が突
設されている。この筒部18には、第10図及び第11図にも
示す、ナット体19が螺合され、ナット体19には棒状の工
具21を挿入する挿入孔20が形成されている。ナット体19
の下方には中心軸6に套嵌されて基筒12上端に当接され
るリング体22が配置され、このリング体22の上面には、
第12図及び第13図にも示すように、前記筒部18の切欠溝
18bに嵌合する嵌合部23が突設され、リング体22下面に
は框体側蝶番片5の取付板11の突出部11aを挟むように
位置する一対の規制片24が突設されていて、筒部18が回
り止めされている。したがって、ナット体19の挿入孔20
に工具21を挿入し、該工具21によりナット体19を回動さ
せることによって、昇降体17が昇降されて扉側蝶番片4
が上下動されるようになっている。なお、この高さ調整
機構16は、主に、扉2の下縁が床或いは框体3の下縁を
擦るようなときに使われる。
2の高さ調整機構16が介在されている。この高さ調整機
構16は、第7図に示すように、中心軸6に套嵌されて基
筒5の下端に当接されるリング状昇降体17を備え、この
昇降体17下面には、第8図及び第9図にも示すように、
外周にネジ部18aを有し且つ径方向対称位置に軸心方向
に亘って切欠形成された切欠溝18bを備えた筒部18が突
設されている。この筒部18には、第10図及び第11図にも
示す、ナット体19が螺合され、ナット体19には棒状の工
具21を挿入する挿入孔20が形成されている。ナット体19
の下方には中心軸6に套嵌されて基筒12上端に当接され
るリング体22が配置され、このリング体22の上面には、
第12図及び第13図にも示すように、前記筒部18の切欠溝
18bに嵌合する嵌合部23が突設され、リング体22下面に
は框体側蝶番片5の取付板11の突出部11aを挟むように
位置する一対の規制片24が突設されていて、筒部18が回
り止めされている。したがって、ナット体19の挿入孔20
に工具21を挿入し、該工具21によりナット体19を回動さ
せることによって、昇降体17が昇降されて扉側蝶番片4
が上下動されるようになっている。なお、この高さ調整
機構16は、主に、扉2の下縁が床或いは框体3の下縁を
擦るようなときに使われる。
第14図乃至第19図(I)(II)(III)は前記高さ調整
機構16の変形例を示しており、高さ調整機構16は上下リ
ング体37,38で構成されている。下リング体38は中心軸
6に套嵌されて下面が基筒12に当接され、上面側に第1
嵌合溝39とこの第1嵌合溝39の深さの半分の深さの第2
嵌合溝40とが形成されている。上リング体37は中心軸6
に套嵌されて基筒8に当接され、筒部42の外周面に下リ
ング体38の第1・第2嵌合溝39,40に嵌合する嵌合部41
が形成されて成る。この嵌合部41は筒部42の上下一側に
位置されると共に嵌合部41の上下寸法は第1嵌合溝39の
深さと同様で且つ上リング体37の上下寸法の2/3に形成
されている。そして、第19図(I)(II)に示すよう
に、上リング体37の嵌合部41の端面と筒部42の端面とが
面一状となる面を上にして嵌合部41を第1嵌合溝39或い
は第2嵌合溝40に嵌合させたり、第19図(III)に示す
ように、上リング体37を前記とは上下逆にして嵌合部41
を第2嵌合部40に嵌合させることで高さ調整機構16の上
下寸法を3段階に変更できるようにされている。
機構16の変形例を示しており、高さ調整機構16は上下リ
ング体37,38で構成されている。下リング体38は中心軸
6に套嵌されて下面が基筒12に当接され、上面側に第1
嵌合溝39とこの第1嵌合溝39の深さの半分の深さの第2
嵌合溝40とが形成されている。上リング体37は中心軸6
に套嵌されて基筒8に当接され、筒部42の外周面に下リ
ング体38の第1・第2嵌合溝39,40に嵌合する嵌合部41
が形成されて成る。この嵌合部41は筒部42の上下一側に
位置されると共に嵌合部41の上下寸法は第1嵌合溝39の
深さと同様で且つ上リング体37の上下寸法の2/3に形成
されている。そして、第19図(I)(II)に示すよう
に、上リング体37の嵌合部41の端面と筒部42の端面とが
面一状となる面を上にして嵌合部41を第1嵌合溝39或い
は第2嵌合溝40に嵌合させたり、第19図(III)に示す
ように、上リング体37を前記とは上下逆にして嵌合部41
を第2嵌合部40に嵌合させることで高さ調整機構16の上
下寸法を3段階に変更できるようにされている。
(考案の効果) 本考案によれば、蝶番の各蝶番片4,5の取付板7,11を夫
々基筒8,12から該基筒8,12の径方向に突出するように設
けており、框体側蝶番片5を框体3の左右何れの側面3a
に取付けても、扉2の閉鎖時に各蝶番片4,5の取付板7,1
1同志が成す角度θは等しく且つ小さく、しかも、框体
3の側面3aに形成される取付凹部28内に没入状に取付け
られて框体側蝶番片5の取付板11を取付ける取付台座25
を有し、この取付台座25の蝶番取付側面26aは、扉2閉
鎖時に扉側蝶番片4取付板7が框体3の側面3aと平行状
となるように、取付台座25の取付凹部28の底部28aに当
接される面27aに対して前記取付板7,11同志が成す角度
θ分傾斜状に形成されていることから、蝶番は右開き用
扉と左開き用扉とに兼用することができる。また、框体
側蝶番片5を框体3の側面3aに取付けるに際し、取付台
座25を有しており且つ取付台座25の蝶番片取付側面26a
が傾斜状であるので、取付凹部28の底部28aは框体3の
側面3aに対して平行状となるように取付凹部28を形成す
れば良く、したがって、取付凹部28の底部28aを、扉2
の閉鎖時に取付板7,11同志が成す角度θ分傾斜状に形成
しなくても良く、取付凹部28の形成が容易である。
々基筒8,12から該基筒8,12の径方向に突出するように設
けており、框体側蝶番片5を框体3の左右何れの側面3a
に取付けても、扉2の閉鎖時に各蝶番片4,5の取付板7,1
1同志が成す角度θは等しく且つ小さく、しかも、框体
3の側面3aに形成される取付凹部28内に没入状に取付け
られて框体側蝶番片5の取付板11を取付ける取付台座25
を有し、この取付台座25の蝶番取付側面26aは、扉2閉
鎖時に扉側蝶番片4取付板7が框体3の側面3aと平行状
となるように、取付台座25の取付凹部28の底部28aに当
接される面27aに対して前記取付板7,11同志が成す角度
θ分傾斜状に形成されていることから、蝶番は右開き用
扉と左開き用扉とに兼用することができる。また、框体
側蝶番片5を框体3の側面3aに取付けるに際し、取付台
座25を有しており且つ取付台座25の蝶番片取付側面26a
が傾斜状であるので、取付凹部28の底部28aは框体3の
側面3aに対して平行状となるように取付凹部28を形成す
れば良く、したがって、取付凹部28の底部28aを、扉2
の閉鎖時に取付板7,11同志が成す角度θ分傾斜状に形成
しなくても良く、取付凹部28の形成が容易である。
第1図乃至第13図は本考案の実施例を示し、第1図は平
面図、第2図は正面図、第3図は取付台座の正面図、第
4図は右開き扉に適用した取付状態を示す平面断面図、
第5図は左開き扉に適用した取付状態を示す平面断面
図、第6図は要部の平面断面図、第7図は第2図VII−V
II線矢視断面図、第8図は昇降体の正面図、第9図は同
平面図、第10図はナット体の平面図、第11図は同正面断
面図、第12図はリング体の平面図、第13図は同正面図、
第14図乃至第19図(I)(II)(III)は高さ調整機構
の変形例を示し、第14図は全体正面図、第15図は上リン
グ体の平面図、第16図は同正面図、第17図は下リング体
の平面図、第18図は同正面図、第19図(I)(II)(II
I)は調整状態を示す説明図、第20図は従来例を示す正
面図、第21図は同取付状態を示す平面断面図である。 1……蝶番、2……扉、3……框体、3a……側面、4…
…扉側蝶番片、5……框体側蝶番片、6……中心軸、7
……取付板、8……基筒、11……取付板、12……基筒、
25……取付台座、26a……蝶番取付側面、27a……突出端
面、28……取付凹部、28a……底部、θ……角度。
面図、第2図は正面図、第3図は取付台座の正面図、第
4図は右開き扉に適用した取付状態を示す平面断面図、
第5図は左開き扉に適用した取付状態を示す平面断面
図、第6図は要部の平面断面図、第7図は第2図VII−V
II線矢視断面図、第8図は昇降体の正面図、第9図は同
平面図、第10図はナット体の平面図、第11図は同正面断
面図、第12図はリング体の平面図、第13図は同正面図、
第14図乃至第19図(I)(II)(III)は高さ調整機構
の変形例を示し、第14図は全体正面図、第15図は上リン
グ体の平面図、第16図は同正面図、第17図は下リング体
の平面図、第18図は同正面図、第19図(I)(II)(II
I)は調整状態を示す説明図、第20図は従来例を示す正
面図、第21図は同取付状態を示す平面断面図である。 1……蝶番、2……扉、3……框体、3a……側面、4…
…扉側蝶番片、5……框体側蝶番片、6……中心軸、7
……取付板、8……基筒、11……取付板、12……基筒、
25……取付台座、26a……蝶番取付側面、27a……突出端
面、28……取付凹部、28a……底部、θ……角度。
Claims (1)
- 【請求項1】扉(2)を框体(3)の側面(3a)に連結
する蝶番であって、扉側蝶番片(4)の取付体(7)の
上部側縁及び框体側蝶番片(5)の取付板(11)の下部
側縁に夫々基筒(8)(12)を設け、これら基筒(8)
及び基筒(12)に亘って中心軸(6)を嵌合させて成る
蝶番において、 前記各蝶番片(4)(5)の取付板(7)(11)を夫々
基筒(8)(12)から該基筒(8)(12)の径方向に突
出するように設け、框体(3)の側面(3a)に形成され
る取付凹部(28)内に没入状に取付けられると共に框体
側蝶番片(5)の取付板(11)が取付けられる取付台座
(25)を有し、この取付台座(25)の蝶番片取付側面
(26a)を取付台座(25)の取付凹部(28)の底部(28
a)に当接される面(27a)に対して、扉(2)の閉鎖時
において扉側蝶番片(4)の取付板(7)が框体(3)
の側面(3a)と平行状となるように、扉(2)閉鎖時各
蝶番片(4)(5)の取付板(7)(11)同志が成す角
度(θ)に相当する分傾斜状に形成したことを特徴とす
る蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8293090U JPH0645576Y2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 蝶 番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8293090U JPH0645576Y2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 蝶 番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0441075U JPH0441075U (ja) | 1992-04-07 |
JPH0645576Y2 true JPH0645576Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31630175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8293090U Expired - Fee Related JPH0645576Y2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 蝶 番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645576Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010270513A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Nishimura:Kk | 上下調整可能な蝶番 |
-
1990
- 1990-08-04 JP JP8293090U patent/JPH0645576Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0441075U (ja) | 1992-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6397432B1 (en) | Hinge for an opening door or window frame | |
CA2310314C (en) | Hinge for an opening door or window frame | |
US3866658A (en) | Pivotal support and guide hardware for folding doors | |
US6484363B1 (en) | Adjustable hinge | |
US5694665A (en) | Adjustable hinge | |
JPH0645576Y2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2003176659A (ja) | 軸調整ヒンジ | |
KR100343756B1 (ko) | 도어용 피벗힌지 | |
JP2525116B2 (ja) | ピボットヒンジ | |
JPH08284515A (ja) | 折り戸類の軸受け装置 | |
JPH0613335Y2 (ja) | 引戸吊具 | |
JPH0420119Y2 (ja) | ||
JPH0220395Y2 (ja) | ||
JPH043103Y2 (ja) | ||
JPH0230616Y2 (ja) | ||
JPH07603Y2 (ja) | 蝶 番 | |
JPH0645579Y2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2503432Y2 (ja) | 蝶 番 | |
JPH0640846Y2 (ja) | 蝶番片の取付装置と該装置に用いる補強プレート | |
JPH027156Y2 (ja) | ||
JPH0134235Y2 (ja) | ||
JPH11247534A (ja) | 枠・窓枠調整施工方法および調整具 | |
JPH072931Y2 (ja) | 軸芯調整機能付き軸受 | |
JPH0674702B2 (ja) | 蝶 番 | |
JPS6133812Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |