JPH043739Y2 - - Google Patents

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JPH043739Y2
JPH043739Y2 JP1985010160U JP1016085U JPH043739Y2 JP H043739 Y2 JPH043739 Y2 JP H043739Y2 JP 1985010160 U JP1985010160 U JP 1985010160U JP 1016085 U JP1016085 U JP 1016085U JP H043739 Y2 JPH043739 Y2 JP H043739Y2
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hole
nut
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抵抗溶接、特に外周面の一部に円錐
面部を具えたナツトを、対応する板部材の嵌合孔
内に嵌挿し、上記円錐面部と嵌合孔の内周面とを
リング状に抵抗溶接する所謂エツジリングプロジ
エクシヨン溶接に好適な電極装置に関するもので
ある。
従来のエツジリングプロジエクシヨン溶接に用
いられていた電極の構造の一例を、第1図及び第
2図について説明すると、10は上部電極、12
は上部電極10に対向して配設された下部電極で
あつて、その上端部分には上部電極の上下変位方
向と平行に延びた案内孔14が設けられ、同案内
孔14内には上下に摺動自在に位置決め部材16
が嵌装されている。位置決め部材16は、板部材
18の対応する孔20に嵌挿されて溶着されるナ
ツト22のねじ孔24に嵌合して同ナツト22を
位置決めする第1の位置決め部26と、上記板部
材の孔20に嵌合して孔20の位置を決める第2
位置決め部28と、案内孔14の内周面に摺接す
る基部30とからなり、スプリング32によつて
常時上部電極10側に付勢されている。なお、3
4は下部電極12の項部に着脱自在に螺合されて
同電極の一部を構成すると共に、上記位置決め部
材16の基部30上面に係合することによつて同
部材16が案内孔14から逸出することを禁止す
るストツパを構成するリング部材である。
さて、上記板部材18例えばエンジンのオイル
パンに予め穿設された孔20内に、ナツト22例
えばドレンプラグ取付用ナツトの外周円錐面部2
2′を嵌装して油密に溶着する場合、先づ、第1
図に示されているように、リング部材34に当接
する最上位置にスプリング32によつて押上げら
れている位置決め部材16の第2位置決め部28
に、板部材18の孔20を嵌合させることによつ
て同孔の位置を定め、次に第1位置決め部26に
ナツト22のねじ孔24を嵌合させて同ナツトの
位置決めを行なう。次に上部電極10を下降させ
スプリング32を圧縮してナツト22及び位置決
め部材16を第2図に示すように押下げ、ナツト
22の円錐面部22′を板部材18の孔20に圧
接し通電する。通電によつて上記円錐面部22′
にリング状の溶接部Wが形成されるのであるが、
この際同図中に符号Sで示したように、溶融金属
が隣接するリング部材34の内周面に付着するこ
とが多い。溶融金属Sが付着すると、溶接終了後
に上部電極10を上昇させて溶接ずみのナツト及
び板部材を取除いても、位置決め部材16の第2
位置決め部28が溶融金属Sに引掛つて上昇を妨
げられるので、少くとも板部材18の孔20の位
置決めができなくなり、更に第1位置決め部26
の高さ如何ではナツト22の位置決めも不可能又
は不確実となるので、到底健全な溶接を行なうこ
とができない。従つて新たなナツト22及び板部
材18の溶接を行なう度毎に溶融金属Sの除去作
業を行なわねばならないので、作業能率が著しく
損なわれ、結局製造コストの大巾な増嵩を招く不
具合があつた。
本考案は、上記従来の電極装置の欠点を改善す
るために創案されたもので、板部材に穿設された
孔内にナツトを挿入して通電することにより同ナ
ツトの外周面に形成された円錐面部と上記板部材
の孔の内周面とを抵抗溶接するための電極であつ
て、上部電極に対向する端部に同上部電極の変位
方向と略平行に延びた案内孔を設けた下部電極
と、上記案内孔内に同軸的にかつ摺動自在に嵌装
され弾性装置によつて常時上部電極に向かい付勢
されている位置決め部材とを具え、同位置決め部
材が、上記ナツトのねじ孔に嵌合することによつ
て同ナツトの位置決めを行なう第1の位置決め部
と、上記板部材の孔と嵌合することによつて同孔
の位置決めを行なう第2の位置決め部と、軸線方
向に延びた中空孔と、同中空孔壁を切開して上記
中空孔上端部分の半径方向の弾性的収縮を可能な
らしめたスリツトとを具えていることを特徴とす
る抵抗溶接用電極を要旨とするものである。
以下本考案の実施例を第3図乃至第5図につい
て具体的に説明する。(なお、上記第1図及び第
2図に示した装置と実質的と同一の部材及び部分
には同一の符号を付し重複説明は省略する)先
づ、第3図及び第4図に示す本考案の第1実施例
において、下部電極12の案内孔14内に装入さ
れた位置決め部材16は、上部電極に対向する上
端部に中空孔36を具え、中空孔壁には軸線方向
に延びた一個以上のスリツト38が設けられてい
る。(図示の実施例では円周方向に等間隔に三個
設けられている)なお、位置決め部材16の上端
には、ナツト22のねじ孔24に嵌合して同ナツ
トの位置決めを行なう第1位置決め部26及び板
部材18の孔20に嵌合して板部材の位置決めを
行なう第2位置決め部28が設けられ、これら位
置決め部26,28の外周面には電気的絶縁性を
有するセラミツク等のコーテイング40が施され
ている。更に又、これら第1及び第2位置決め部
26,28は、協働する関連部材即ちナツト2
2、板部材18及び下部電極12に対して摩擦が
少なく、かつ位置決め機能を発揮し得るように、
大体三角形をなし各頂点部分で部分的に相手部材
に当接するように構成されている。なお、42は
下部電極12の外周面から半径方向にねじ込まれ
たストツパであつて、その先端が位置決め部材1
6の外周面に軸線方向に穿設された縦溝44内に
嵌合することにより、位置決め部材16の上方へ
の逸出を防止すると共に、無用な軸線の周りの廻
転を防止するものである。
上記構成によれば、ナツト22を板部材18に
対して溶着する際に、溶融金属が孔20に隣接す
る下部電極12の案内孔14の上端部分に付着し
て、位置決め部材16の第2位置決め部28と干
渉しても、中空孔36及びスリツト38の存在に
よつて上記第2位置決め部28が半径方向に収縮
することができるから、スプリング32の力によ
り、又は必要に応じドライバ等を用いて僅かな半
径方向外力を加えてやることによつて、位置決め
部材16は容易に第3図に示す正規位置に上昇す
ることができ、又上昇後は正規外径寸度に弾性的
に拡張する。従つてナツト22及び板部材18を
正しい位置に配置し、欠陥のない良好な溶接を能
率良く行なうことができるものである。更に又、
上述したように第2位置決め部28が半径方向に
自在に拡縮し得るので、板部材18の孔20が正
規寸度より小さい場合にも効果的に対応すること
ができる利点がある。
次に第5図に示す本考案の第2実施例は、ナツ
ト22の位置決め部26を、位置決め部材16本
体から切離して別体に製作し、ねじ部46で一体
的に結合したものである。一方、位置決め部材1
6本体の上端部には、上記第1実施例と同様な中
空孔36及びスリツト38が設けられている。従
つて位置決め部26をねじ部46で位置決め部材
16本体に螺着した状態では、前記第1実施例と
全く同様の作用及び効果を奏し得ることは明らか
である。なお又、この実施例に係る構成では、必
要に応じ位置決め部26をねじ部46から取外す
ことによつて、下部電極12及び位置決め部材1
6をウエルドボルトのプロジエクシヨン溶接に適
用し得る追加の利点が得られる。
叙上のように、本考案に係る抵抗溶接用電極
は、板部材に穿設された孔内にナツトを挿入して
通電することにより同ナツトの外周面に形成され
た円錐面部と上記板部材の孔の内周面とを抵抗溶
接するための電極であつて、上部電極に対向する
端部に同上部電極の変位方向と略平行に延びた案
内孔を設けた下部電極と、上記案内孔内に同軸的
にかつ摺動自在に嵌装され弾性装置によつて常時
上部電極に向かい付勢されている位置決め部材と
を具え、同位置決め部材が、上記ナツトのねじ孔
に嵌合することによつて同ナツトの位置決めを行
なう第1の位置決め部と、上記板部材の孔と嵌合
することによつて同孔の位置決めを行なう第2の
位置決め部と、軸線方向に延びた中空孔と、同中
空孔壁を切開して上記中空孔上端部分の半径方向
の弾性的収縮を可能ならしめたスリツトとを具え
ていることを特徴とし、ナツトのエツジリングプ
ロジエクシヨン溶接を能率的に、かつ高品質を確
保しながら施工することができるので、実用上極
めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエツジリングプロジエクシヨン
溶接用下部電極を示す要部断面図、第2図は第1
図の下部電極を用いてナツトを板部材に溶着した
態様を示す断面図、第3図は本考案の第1実施例
に係る下部電極の第4図−線に沿う断面図、
第4図は第3図に示した下部電極の平面図、第5
図は本考案の第2実施例に係る下部電極の断面図
である。 10……上部電極、36……中空孔、12……
下部電極、38……スリツト、16……位置決め
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板部材に穿設された孔内にナツトを挿入して通
    電することにより同ナツトの外周面に形成された
    円錐面部と上記板部材の孔の内周面とを抵抗溶接
    するための電極であつて、上部電極に対向する端
    部に同上部電極の変位方向と略平行に延びた案内
    孔を設けた下部電極と、上記案内孔内に同軸的に
    かつ摺動自在に嵌装され弾性装置によつて常時上
    部電極に向かい付勢されている位置決め部材とを
    具え、同位置決め部材が、上記ナツトのねじ孔に
    嵌合することによつて同ナツトの位置決めを行な
    う第1の位置決め部と、上記板部材の孔と嵌合す
    ることによつて同孔の位置決めを行なう第2の位
    置決め部と、軸線方向に延びた中空孔と、同中空
    孔壁を切開して上記中空孔上端部分の半径方向の
    弾性的収縮を可能ならしめたスリツトとを具えて
    いることを特徴とする抵抗溶接用電極。
JP1985010160U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH043739Y2 (ja)

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