JPS5853188Y2 - 溶接用固定治具 - Google Patents

溶接用固定治具

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JPS5853188Y2
JPS5853188Y2 JP8182677U JP8182677U JPS5853188Y2 JP S5853188 Y2 JPS5853188 Y2 JP S5853188Y2 JP 8182677 U JP8182677 U JP 8182677U JP 8182677 U JP8182677 U JP 8182677U JP S5853188 Y2 JPS5853188 Y2 JP S5853188Y2
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JP
Japan
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cam
recess
flange
wall
welding fixture
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JP8182677U
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JPS549120U (ja
Inventor
昭 井上
Original Assignee
株式会社山武
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフレームのほぼ円形状のくぼみの内壁に薄金属
板材のフランジを密着させる溶接用固定治具に関する。
たとえば感圧素子としてのダイアフラムのような円形の
薄金属板材をフレームのくぼみ内に取付けるには、この
くぼみ内に均一に張り付けた状態で、その外周縁をくぼ
みの内壁に全周にわたって完全に固定しなければならな
い。
このため、この薄金属板材の外周縁にフランジを形成し
、このフランジを前記くぼみの内壁に密着させ、たとえ
ば電子ビーム溶接によりこのフランジと内壁との間を溶
接する必要がある。
しかしながら、この薄金属板材は薄く、曲り易いもので
あるため、ただ単にくぼみ内に嵌め込んだだけでは溶接
することができない0したがって、この薄金属板材のフ
ランジをくぼみの内壁に内方から押し付けて両者を密着
させる特別の治具が必要となっている。
従来この種の溶接用固定治具として、第1図に示すよう
に、一種のコレットチャックが知られている。
この溶接用固定治具は周辺が全体として円形状に形成さ
れかつ等配された複数個の扇状抑圧子板材1を有してお
り、これらの抑圧子板材1は一対をなす上、下案内部材
2,3間にそれぞれ放射方向に移動できるように保持さ
れている。
また、これらの抑圧子板材1の中央部分には傾斜面4が
形成されており、この傾斜面4に前記案内部材2゜3の
中央部で軸方向に移動可能に支持されたシャフト5のテ
ーパ部6が接合されている。
また、このシャフト5の上方にはベアリング7を介して
筒体8が取付けられている。
そして、この筒体8を押し下げてシャフト5を下方に移
動させることにより、このシャフト5のテーパ部6が傾
斜面4を介して各抑圧子板材1を放射方向に押し出し、
これらの押圧子板材1の先端が、第1図に示すように、
フレーム9のくぼみの内壁10に薄金属板材11のフラ
ンジ12を内方から押し付けて密着させるように構成さ
れている。
したがって、このような構造の溶接用固定治具では、前
記傾斜面4とテーパ部6との間に生じる摩擦力に抗して
このシャフト5をかなりの力で押し下げる必要があり、
またこのままの状態で前記フランジ12と内壁10とを
溶接しなければならない○ このため、従来の固定治具では、薄金属板材11のフラ
ンジ12を孔壁10に密着させるため、第1図に示すよ
うに、溶接用加工台としての回転台13の他に、この回
転台13の上方に位置しかつこの回転台13上に載せら
れる固定治具の筒体8の上端部に押圧力を与えるように
ハンドル14により上下動可能な重り15を備えた梁1
6と、この梁16の両端を支持する支持柱17とからな
る大損りの門型治具が必要であった。
したがって、これらの固定治具および門型治具の大きさ
は固定フレーム9の孔および薄金属板材11の寸法によ
って定められるため、これらの寸法が大きくなるとこれ
らの治具も大型化してしまう欠点があった。
また、これらの固定治具および門型治具を用いてフレー
ム9の孔壁10に密着させた薄金属板材11のフランジ
12を電子ビーム溶接により溶接するには、これらを一
緒に真空室内に収容しなければならず、この真空室内に
一回に極めて限られた数しか収容できないため、この溶
接作業能率が悪かった。
本考案はこのような点に鑑み、少なくとも3個の扇状抑
圧子板材が、これらの押圧子板材の中央部と係合する突
起を有するカムによって放射方向に押し出されるように
した溶接用固定治具を提供するもので、以下図面に示し
た実施例を用いて詳細に説明する。
第2図および第3図は本考案に係る溶接用固定治具の一
実施例を示すものであり、この実施例ではフレーム20
の円形状のくぼみ21の内壁22に、薄金属板材として
の円形ダイアフラム23の外縁に形成されたフランジ2
4を密着させる場合について説明する。
これらの図において、この溶接用固定治具は、周辺が全
体として円形状に形成されかつ等配された3個の扇状押
圧子板材25と、これらの押圧子板材25を放射方向に
移動させるようにこれらの抑圧子板材25を上下方向か
ら保持する一対の円状案内部材26.27と、前記抑圧
子板材25の中央部に形成された接触面28と係合しか
つこれらの押圧子板材25の接触部28の位置関係に応
じて形成された3個の突起29を有するカム30と、こ
のカム30をシャフト31を介して回転させる回転ノブ
32とから構成されている。
なお、33はボルト、34はカラーで、これらは前記一
対の案内部材26.27を等間隔おいて固定するもので
ある。
また、35は各押圧子板材25にあけられた案内溝であ
り、これらの案内溝35には前記ボルト33が挿通され
ている。
前記各押圧子板材25は、第2図および第3図に示すよ
うに、その外周縁に爪部36を有している。
これらの爪部36は前記案内部材26.27の外縁から
突出した部分にボルト37によって固定されており、そ
の先端部分は前記下案内部材27よりも下方に位置する
ように突出している。
そして、これらの爪部36の先端の外周縁が前記ダイア
フラム23のフランジ24のくぼみ21の内壁22に押
し付ける部分であり、またこれらの爪部36の内方に形
成されるくぼみによってダイアフラム23の表面を変形
しないようになっている。
また、これらの抑圧子板材25の中央部の接触面28は
、第2図に示すように、軸心から等間隔はなれて対向す
るように、この距離を半径とする円の接線となるように
各押圧子板材25に形成されている。
そして、これらの接触面28によって形成される略正三
角形状の空間部39内に前記カム30が嵌め込まれてい
る。
このカム30は本考案を特徴づける部分であり、前記抑
圧子板材25の接触面2Bと係合しかつこれらの抑圧子
板材25をしだいに軸心から遠ざけるようにこのカム3
0の谷部とこのカム30の頂部である前記突起29の先
端との間をなだらかな曲線で結んだテーパ面40が形成
されている。
なお、前記回転ノブ32はシャフト31に設けられたキ
ー41をカム30の軸孔43に形成されたキー溝42に
嵌め込むことによりカム30に連結されている。
このように構成されている溶接用固定治具は、次のよう
にしてダイアフラム23のフランジ24をフレーム20
のくぼみ21の内壁22に密着させる。
この場合、この溶接用固定治具としては、くぼみ21の
内径およびダイアフラム23の外径寸法に合わせてこれ
らと略同−寸法のものが用意される。
まず、前記押圧子板材25の爪部36の先端外縁にダイ
アフラム23のフランジ24を取付け、このフランジ2
4をフレーム20のくぼみ21の内壁22のダイアフラ
ム取付は部分に位置合せする。
そして、前記回転ノブ32を、第2図矢印穴方向に回転
させ、カム30と接触面2Bとの係合位置をこのカム3
0のテーパ面40に沿ってカム30の谷部から頂部へと
移動させる。
したがって、前記抑圧子板材25は、第2図矢印B。
C,Dで示すように、このカム30により放射方向に押
し出され、その爪部36の先端がダイアフラム23のフ
ランジ24を全周にわたってくぼみ21の内壁22に密
着させる。
この場合、前記カム30は押圧子板材25が両者を完全
に密着させたテーパ面40の適正な位置で回転を止めら
れ、このテーパ面40と接触面28との間の摩擦力によ
って固定される。
したがって、前記ダイアフラム23はこの固定治具によ
りくぼみ21内に均一に張り付けられた状態で、そのフ
ランジ24が内壁22に密着される。
なお、前記実施例によれば、押圧子板材25の爪部37
を別体に形成し、ボルト38で固定したが、これらは一
体に形成してもよい○この場合、爪部37を別体に形成
すれば、この部分が消耗した際簡単に交換できる利点が
ある。
また、前記実施例によれば、カム30を回転させる部材
として回転ノブ32を用いたが、これに限定されず、た
とえばこのカム30に対して取外し自在なL型レンチを
用いてもよい。
さらに、前記実施例によれば、3個の扇状抑圧子板材2
5を全体円形状に配設したが、これに限定されることは
ない○要するに、複数の押圧子板材25がそれぞれ放射
方向に拡がるように案内部材に保持されてダイアフラム
のような薄金属板材のフランジを全周にわたってフレー
ムのくぼみの内壁に密着させることができればよい。
また、前記押圧子板材25の中央部に接触面28を形成
し、これと対応するように突起を形成したカムを用いた
が、これに限定されず、押圧子板材の中央部の形状およ
び位置関係に応じてカムの突起を形成すればよい。
以上説明したように本考案によれば、案内部材に保持さ
れた少なくとも3個の扇状抑圧子板材を放射方向に押し
出す手段として、これらの抑圧子板材の中央部と係合し
かつ抑圧子板材の中央部の位置関係に応じて形成された
突起を有するカムを用いたので、このカムを回転させる
ことにより簡単にしかも確実に薄金属板材のフランジを
固定フレームのくぼみの内壁に密着させることができる
○したがって、従来のように大損りの門型治具を必要と
せず、また固定治具を小型化することができる。
このため、たとえば電子ビーム溶接において真空室内に
ダイアフラム、固定フレームおよび溶接用固定治具を一
緒に収容する場合にも一度に多量に収容でき、この溶接
作業の能率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の溶接用固定治具を示す図、第2図は本考
案に係る溶接用固定治具の一実施例を示す平面図、第3
図は■−■線方向断面図である。 20・・・・・・フレーム、21・・・・・・くぼみ、
22・・・・・・内壁、23・・・・・・ダイアフラム
、24・・・・・・フランジ、25・・・・・・扇状押
圧子板材、26 、27・・・・・・案内部材、28・
・・・・・接触面、29・・・・・・突起、30・・・
・・・カム、32・・・・・・回転ノブ、33・・・・
・・ボルト、35・・・・・・案内溝、36・・・・・
・爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームのほぼ円形状のくぼみの内壁に薄金属板材のフ
    ランジを密着させる溶接用固定治具において、周辺が全
    体として前記くぼみの形状にあうように形成されかつ等
    配された少なくとも3個の扇状抑圧子板材と、これらの
    押圧子板材を放射方向に移動させる案内部材と、前記抑
    圧子板材の中央部と係合しかつ押圧子板材の中央部の位
    置関係に応じて形成された突起を有するカムと、このカ
    ムを回転させる部材とによって構成されることを特徴と
    する溶接用固定治具
JP8182677U 1977-06-23 1977-06-23 溶接用固定治具 Expired JPS5853188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8182677U JPS5853188Y2 (ja) 1977-06-23 1977-06-23 溶接用固定治具

Applications Claiming Priority (1)

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JP8182677U JPS5853188Y2 (ja) 1977-06-23 1977-06-23 溶接用固定治具

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Publication Number Publication Date
JPS549120U JPS549120U (ja) 1979-01-22
JPS5853188Y2 true JPS5853188Y2 (ja) 1983-12-03

Family

ID=29002076

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JP8182677U Expired JPS5853188Y2 (ja) 1977-06-23 1977-06-23 溶接用固定治具

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092342A (ja) * 1983-10-27 1985-05-23 Nippon Petrochem Co Ltd 床および壁の面材用材料
JPS61207775A (ja) * 1985-03-08 1986-09-16 リョービ株式会社 防火ドア等の蹴出装置
KR101395313B1 (ko) * 2013-08-14 2014-05-16 이용준 선박 평형수의 살균장치용 와이퍼 하우징의 용접 지그장치

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JPS549120U (ja) 1979-01-22

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