JPH043739B2 - - Google Patents

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JPH043739B2
JPH043739B2 JP59092090A JP9209084A JPH043739B2 JP H043739 B2 JPH043739 B2 JP H043739B2 JP 59092090 A JP59092090 A JP 59092090A JP 9209084 A JP9209084 A JP 9209084A JP H043739 B2 JPH043739 B2 JP H043739B2
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sound
absorbing
decorative layer
plate
raised pattern
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JP59092090A
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JPS60234834A (ja
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  • Building Environments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は木質或いは鉱物質繊維板、合板、石膏
ボード、珪酸カルシウム板等の有機もしくは無機
質材料からなる板状物に吸音孔を穿設してなる吸
音板、特に天井壁等の内装用化粧材として用いら
れる化粧性を有する吸音板およびその製造方法に
関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来から、繊維板や合板にドリルによつて多数
の吸音孔を穿設して吸音性を有する内装材を形成
することは公知である。
このような内装材を化粧性、耐汚染性が要求さ
れる建築物の内装材として用いる場合、特に天井
材においては照明の反射光を緩和し且つ汚れを目
立ち難くする目的から、表面を粒状或いは梨地状
等の光線を乱反射させる凹凸化粧面に形成する必
要がある。
しかしながら、板状物表面に粒状塗装や無機或
いは有機質の粉状物、粒状物を付着させて凹凸粗
面を形成した場合、このような板状物にドリルに
よつて吸音孔を穿設しようとすると、例えば粒状
塗装による凹凸面においてはその粒状の盛り上げ
塗料がドリルとの接触によつてはじき飛ばされて
剥落し、孔の開口端周縁部に基板表面が露出した
り或いは基板が軟弱な場合にはドリルの押圧によ
つて孔周囲の粒状塗料が陥没してしまい、孔の形
状に歪みが生じるという欠点があつた。
又、板状物表面に繊維状物或いは布状物等を付
着又は貼着して凹凸面を形成した場合、このよう
な凹凸化粧表面が柔軟であるためにドリルの回転
によつて孔周囲の化粧層が変形し、孔の形状がシ
ヤープにならず、化粧性に劣るという問題点があ
つた。
更に、このように表面が凹凸面に形成された化
粧板に吸音孔を模様状に配設して、この吸音孔の
配列により化粧性を一層増大させようとしても、
前述したように孔の形状がシヤープにならないた
め、所望の意匠的効果を得ることができなかつ
た。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、表面が光線を拡散する柔和な反射面に形成
された凹凸面を有し且つ吸音孔がシヤープに形成
されている吸音化粧板及びその製造方法を提供す
るものである。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明の吸音化粧板
及びその製造方法は、繊維板その他の板状物表面
全面に塗料或いは粒状物又は繊維状物を付着させ
て凹凸化粧層を形成し、この凹凸化粧層にペース
ト状物の盛り上げによる表面が平坦な模様を形成
し、該模様の適所に板状物の内部に達する深さの
吸音孔を穿設することにより吸音孔の開口縁が歪
んだり形崩れの生じないシヤープな形状に形成し
たものである。
実施例の説明 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、
まず、繊維板その他の板状物1の表面全面に、塗
料或いは粒状物の付着等によつて光線を乱反射す
る凹凸化粧層2を形成る。
板状物1としては、木質繊維板或いは鉱物質繊
維板、合板、石膏ボード、珪酸カルシウム板、木
質セメント板等の有機或いは無機質よりなる建築
用板材が用いられる。
又、凹凸化粧層2を形成する手段としては、塗
料の吹付けによる粒状塗装、珪砂、寒水石粉体、
合成樹脂ビーズ、フレーク、短繊維等の無機或い
は有機の粒状体、繊維状体、粉状体、細片状体な
どを接着剤層を介して付着させる方法;表面に上
記のような方法で凹凸化粧面を設けたシートを板
状物表面に貼着する方法等が採用される。
このようにして板状物1の表面全面に凹凸化粧
層2を形成したのち、この凹凸化粧層2の表面に
おける後述する吸音孔4を穿設する部分に、吸音
孔4の径よりも大きな面積でもつてペースト状物
を塗装し、該ペースト状物によつて凹凸化粧層2
を部分的に被覆し且つ表面が平坦面に形成された
任意の盛り上げ模様3を設ける。
この盛り上げ模様3の形成は、スクリーン印刷
による方法が適している。その理由は、表面が平
坦面になるように盛り上げられること、盛り上げ
模様が所定位置に形成できて、後に穿設する吸音
孔との位置合わせが容易なこと、スクリーン板の
厚さを大にして盛り上げ高さを高くできるため、
凹凸化粧層2の埋設が容易であること、等による 盛り上げ模様3の形状や大きさについては、吸
音孔4の径よりも広い面積を有しておればよく、
任意の模様状に形成してその中に複数個の吸音孔
4が配設されるようにしてもよい。
但し、凹凸化粧層2の全面に設けるものではな
く、この凹凸化粧層2上に模様を画くように部分
的に設けるものである。
なお、吸音孔を設けない部分にもこの盛り上げ
模様部分を設けておいてもよい。
盛り上げ模様3を形成するペースト状物として
は、樹脂エマルジヨン、或いはこれに有機又は無
機の充填材、顔料等を混入したものなどが用いら
れるが、あまり硬質であると吸音孔穿設用ドリル
の切削抵抗で割れが生じ易くなるので、ドリルに
より割れが生じない程度の組成配分とする。
又、盛り上げ模様3の平坦表面については、ス
クリーン印刷時に生じるメツシユによる網目状の
微細な粗面も含むもので、鏡面のような平滑面で
なくてもよい。
次ぎに、凹凸化粧層2の表面に設けたこの盛り
上げ模様3を乾燥したのち、この盛り上げ模様部
分にドリル等によつて板状物1の内部に達する吸
音孔4を穿設し、多数の吸音孔4の配列によつて
適宜な孔模様部を形成する。
この時、吸音孔4は表面が平坦な盛り上げ模様
部分に形成されるので、その孔のエツジ、即ち、
開口端縁4aが歪んだり形崩れが生じることな
く、第2図に示すようにシヤープに形成されるも
のである。
又、ペーストの盛り上げ模様3において、粒状
塗装や粒状物の付着による凸部は、凹凸化粧層2
の表面に強固に固定されているので、切削時にお
いても剥離することがなく、孔内部の仕上りもよ
い。
発明の効果 以上のように本発明によれば、板状物表面に設
けた凹凸化粧層に表面が平坦な盛り上げ模様を設
け、この盛り上げ模様に吸音孔を穿設するもので
あるから、従来のように吸音孔の開口縁部が剥離
したり塗料が陥没したりすることなく開口縁がシ
ヤープな形状の吸音孔を正確且つ能率良く穿設し
得るものであり、又、こうして得られた化粧吸音
板は、表面の凹凸化粧層が光を乱反射して柔和な
表面を呈し、内装材として目にやさしいものであ
ると共に吸音孔がシヤープに形成されて化粧性も
高く、この吸音孔の配列による模様が鮮明に現出
して意匠性に富むものであり、さらに、吸音孔の
口縁周囲には盛り上げ模様を有するので、孔の深
みが一層増し、吸音効果も大きく且つ吸音孔と盛
り上げ模様とが調和した優れた化粧性を有するも
のである。
又、本発明方法によれば、ドリルに絡み付いて
吸音孔の形成が困難な繊維状物を用いて凹凸化粧
層を形成しても、繊維状物のうち吸音孔を形成す
る部分はペースト状物の盛り上げによつて固定さ
れているために、ドリルへの絡み付きもなく、良
好な吸音孔が形成されるものであり、従つて、凹
凸化粧層を形成する材質に影響されることなく、
化粧性並びに吸音性に優れた内装材が得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
その製造工程図、第2図は得られた吸音化粧板の
断面図である。 1……板状物、2……凹凸化粧層、3……盛り
上げ模様、4……吸音孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維板その他の板状物表面全面に塗料或いは
    粒状物又は繊維状物の付着による凹凸化粧層が設
    けられ、この凹凸化粧層の表面にペースト状物の
    盛り上げによる表面平坦な盛り上げ模様が部分的
    に形成されていると共に該盛り上げ模様部分に前
    記板状物内に達する深さの吸音孔を穿設している
    ことを特徴とする吸音化粧板。 2 繊維板その他の板状物表面全面に塗料或いは
    粒状物又は繊維状物を適宜な方法により付着させ
    て凹凸化粧層を形成したのち、この凹凸化粧層表
    面にペースト状物の盛り上げによる表面が平坦な
    模様を部分的に形成し、次いで、該盛り上げ模様
    の適所に板状物の内部にまで達する深さの吸音孔
    を堀設することをを特徴とする吸音化粧板の製造
    方法。 3 ペースト状物の盛り上げ模様をスクリーン印
    刷によつて行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の吸音化粧板の製造方法。
JP59092090A 1984-05-09 1984-05-09 吸音化粧板及びその製造方法 Granted JPS60234834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59092090A JPS60234834A (ja) 1984-05-09 1984-05-09 吸音化粧板及びその製造方法

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JP59092090A JPS60234834A (ja) 1984-05-09 1984-05-09 吸音化粧板及びその製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS60234834A JPS60234834A (ja) 1985-11-21
JPH043739B2 true JPH043739B2 (ja) 1992-01-24

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59092090A Granted JPS60234834A (ja) 1984-05-09 1984-05-09 吸音化粧板及びその製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0540411U (ja) * 1991-10-31 1993-06-01 祐昌 中本 建築用吸音材
JP6418724B2 (ja) * 2013-02-28 2018-11-07 株式会社名倉ルーフ 音場制御パネル及び音場制御パネルの使用方法

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JPS60234834A (ja) 1985-11-21

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