JPH06344517A - 建材用装飾板の製造方法 - Google Patents

建材用装飾板の製造方法

Info

Publication number
JPH06344517A
JPH06344517A JP16427393A JP16427393A JPH06344517A JP H06344517 A JPH06344517 A JP H06344517A JP 16427393 A JP16427393 A JP 16427393A JP 16427393 A JP16427393 A JP 16427393A JP H06344517 A JPH06344517 A JP H06344517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass beads
synthetic resin
design
transparent
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16427393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Oguro
年矩 小黒
Yukio Kurahashi
幸夫 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP16427393A priority Critical patent/JPH06344517A/ja
Publication of JPH06344517A publication Critical patent/JPH06344517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装飾板全体として薄く構成でき、平滑な仕上
げ面を備えながらガラスビーズと他の材質の意匠用粒状
体を用いて種々の意匠観を得ることができるようにす
る。 【構成】 基材1の表面に液状の硬化性合成樹脂2を塗
布し、該合成樹脂が硬化する前に意匠用粒状体3とガラ
スビーズ4とを混在状態で略均等厚に接着し、その後
に、これら意匠用粒状体3とガラスビーズ4を略被覆す
る状態に透明又は半透明の合成樹脂5を塗布し、しかる
後に前記意匠用粒状体3とガラスビーズ4の一部を含め
て前記透明又は半透明の合成樹脂5の表面を研磨し、平
坦な表面を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材用装飾板の製造方
法に関し、更に詳しくは、テーブル、システムキッチン
の流し台、室内壁板、外壁板等に用い得る建材用装飾板
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、システムキッチンの外装板、室
内外壁板等の装飾用の外板として、意匠観に優れ、また
高級感が得られると共に耐用性、汚れに対するクリーニ
ングの容易性等の実用上の利点を満足させる素材とし
て、天然石や人工石の板状体が用いられている。
【0003】この種の石の素材は、所定の強度を持たせ
ようとすると、その厚みを比較的厚くしてやらねばなら
ず、その結果、重くなって取り扱いが不便というだけで
なく、重量増大に起因する支持部材の強化、キッチン収
納庫や室内等のスペースの充分な確保に支承を来すとい
う問題がある。 また、搬送中の衝撃によりヒビ割れ、
欠けが発生し易いという欠点もある。
【0004】そこで、こうした天然、人工石のもつ高級
感、重量感或いは意匠観に近づける方法として、従来、
二つの方向が見られてた。 一つは、合板(ベニヤ)に
自然石等の紋様を刻印し、所定の着色を行って、類似感
覚を付与しようとする考えであった。 もう一つは、本
発明者が既に幾つか提案しているもので、基材(金属、
セメント、セラミック、木材等)の上にガラスビーズを
接着し、そのガラスビーズの持つ光沢、反射機能によっ
て、天然、人工石のもつ高級感のみならず、独特の意匠
観を得る方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ガラス
ビーズを用いる方法によると、その独特の意匠観を得る
ことができるものの、ガラスビーズのみ使用することに
よる限界があり、種々の意匠観を付与することができな
かった。 そこで、ガラスビーズに加え、意匠用粒状体
を混在させた状態で基材に接着させる方法を考えたが、
所望の意匠観を出すためには、ガラスビーズのみならず
意匠用粒状体についても、種々の大きさ(径)のものを
使用する必要があり、その為に、仕上がった装飾板の表
面に凹凸が出来て見栄えが悪くなるという欠点と、それ
故に、この装飾板を使用する対象に制限を受けるという
問題もあった。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、
全体として薄く構成でき、平滑な仕上げ面を備えながら
ガラスビーズと他の材質の意匠用粒状体を用いて種々の
意匠観を得ることができるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建材用装飾板の
製造方法は、上記目的を達成するために、基材の表面に
液状の硬化性合成樹脂を塗布し、該合成樹脂が硬化する
前に意匠用粒状体とガラスビーズとを混在状態で略均等
厚に接着し、その後に、これら意匠用粒状体とガラスビ
ーズを略被覆する状態に透明又は半透明の合成樹脂を塗
布し、しかる後に前記意匠用粒状体とガラスビーズの一
部を含めて前記透明又は半透明の合成樹脂の表面を研磨
し、平坦な表面を備える、という手段を講じたのであ
る。
【0008】本発明に於いて、建材用装飾板とは、家屋
の内外壁材、テーブル、厨房外装(システムキッチ
ン)、天井板、その他の化粧板等を言う。そして、上記
ガラスビーズが0.05〜1.5ミリの直径を有し、透
明であるのが好ましい。 また、上記ガラスビーズが
0.05〜1.5ミリの直径を有する透明及び着色され
たガラスビーズの所定比率で混合されたものからなり、
上記表面研磨に際して、それらの一部がカットされるも
のと球状体のまま残るものとがあるのが好ましい。 更
に、上記意匠用粒状体が、天然石、セラミック、合成樹
脂、金属の1種又は2種以上の混合物で構成されている
のが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の建材用装飾板の製造方法によれば、薄
い基材に対する硬化性合成樹脂の塗布、意匠用粒状体と
ガラスビーズとの接着、透明又は半透明の合成樹脂の塗
布という簡単な製造工程によって主要構成を得ることが
できる。 そして、サイズの異なる意匠用粒状体とガラ
スビーズとを用いても、これを、表面から研磨するとい
う単純な作業によって平坦な表面仕上げを得ることが出
来、これによって、表面に凹凸を有する装飾板に較べて
その使用対象物乃至用途が非常に多くなるのである。
【0010】そして、研磨による意匠用粒状体とガラス
ビーズの一部カットによっても、それらの素材を用いた
ことによる多様性が損なわれることがなく、優れた意匠
観を呈する。 また、基材が薄く、意匠用粒状体とガラ
スビーズ(0.05〜1.5ミリ)も小さい径を持つの
で、仕上がった装飾板を極く薄く構成できて、在来の天
然石等の装飾板に較べて格段に薄く構成でき、重量軽減
を図ることが出来る。
【0011】
【実施例】本発明の建材用装飾板の製造方法のの好適実
施例を図面を参照して以下詳述する。 図1は、本発明
の建材用装飾板の一製造工程での縦断面図で、図2は、
その最終工程での縦断面図を示す。1は、基材を示し、
ここでは薄い金属板(例えば、1ミリ程度)を用いてい
るが、その他にセメント、セラミック、木材、合成樹脂
等の薄板が用い得る。 2は、前記基材1の表面に塗布
した液状の硬化性合成樹脂層を示す。 3は、前記合成
樹脂層2が硬化する前にこの層の上に接着される意匠用
粒状体で、4は、同様に接着されるガラスビーズを示
す。
【0012】前記意匠用粒状体3としては、セラミッ
ク、木材、合成樹脂、金属等の所定の大きさを持ったも
のが用いられる。 そして、ガラスビーズ4としては、
0.05〜1.5ミリの直径を有する透明4a及び着色
4bされたもので、所定比率で混合されたものからな
る。 これら意匠用粒状体3とガラスビーズ4とは、バ
ケットにプールされ、所定の混合比率で混在しており、
前記液状の硬化性合成樹脂層が硬化していない時に、手
操作の散布或いはホッパーからの落下散布或いはバケッ
ト内での掬いと篩い作業とによって、略均等な厚みに
(略横一列での並び)基材1上に接着されるのである。
【0013】5は、それら意匠用粒状体3とガラスビー
ズ4a,4bを略被覆する状態に塗布した透明又は半透
明の合成樹脂層を示す。 換言すると、この合成樹脂層
5は、前記意匠用粒状体3とガラスビーズ4a,4bを
埋没させる厚みを持つ。
【0014】6は、平坦面を示し、前記合成樹脂層5を
形成した後に前記意匠用粒状体3とガラスビーズ4の一
部を含めて、該合成樹脂層5の表面を研磨して得られた
ものである。 この意匠用粒状体3とガラスビーズ4の
表面研磨に際して、それらの一部がカットされるものと
球状体のまま残るものとがある(夫々の粒状体の径が異
なるために)。
【0015】このように、本発明は、基材1の表面に液
状の硬化性合成樹脂を塗布し、該合成樹脂が硬化する前
に意匠用粒状体3とガラスビーズ4とを混在状態で略均
等厚に接着し、その後に、これら意匠用粒状体3とガラ
スビーズ4を略被覆する状態に透明又は半透明の合成樹
脂を塗布し、しかる後に前記意匠用粒状体3とガラスビ
ーズ4の一部を含めて前記透明又は半透明の合成樹脂の
表面を研磨し(図1の破線7の位置までカットし、図2
の状態に至る)、平坦な表面を備えるようにしている。
【0016】本発明において用いられる液状の硬化性合
成樹脂や、透明又は半透明の合成樹脂については、適宜
公知のものを用いることができる。 また、研磨につい
ても、切削を伴う研磨、バフ研磨等の適宜の公知の手段
を用いてよい。
【0017】
【発明の効果】本発明方法によれば、簡単な工程で装飾
板全体として薄く、軽量に構成できて天然石、人工石を
用いるのに較べて極く廉価に提供できるのみならず、特
に平滑な仕上げ面を備えると共にガラスビーズと他の材
質の意匠用粒状体を適宜混在させて用いることで、光り
の屈折、反射を利用しながら種々の意匠観を得ることが
できるという顕著な効果を奏するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建材用装飾板の製造方法の一工程を示
す縦断側面図である。
【図2】本発明の建材用装飾板の製造方法の他の工程を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 合成樹脂層 3 意匠用粒状体 4 ガラスビーズ 5 透明又は半透明の合成樹脂層 6 平滑面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に液状の硬化性合成樹脂を塗
    布し、該合成樹脂が硬化する前に意匠用粒状体とガラス
    ビーズとを混在状態で略均等厚に接着し、その後に、こ
    れら意匠用粒状体とガラスビーズを略被覆する状態に透
    明又は半透明の合成樹脂を塗布し、しかる後に前記意匠
    用粒状体とガラスビーズの一部を含めて前記透明又は半
    透明の合成樹脂の表面を研磨し、平坦な表面を備えるよ
    うにした建材用装飾板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ガラスビーズが0.05〜1.5ミ
    リの直径を有し、透明である請求項1の建材用装飾板の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 上記ガラスビーズが0.05〜1.5ミ
    リの直径を有する透明及び着色されたガラスビーズの所
    定比率で混合されたものからなり、上記表面研磨に際し
    て、それらの一部がカットされるものと球状体のまま残
    るものとがある請求項1の建材用装飾板の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記意匠用粒状体が、天然石、セラミッ
    ク、合成樹脂、金属の1種又は2種以上の混合物で構成
    されている請求項1又は3の建材用装飾板の製造方法。
JP16427393A 1993-06-07 1993-06-07 建材用装飾板の製造方法 Pending JPH06344517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16427393A JPH06344517A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 建材用装飾板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16427393A JPH06344517A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 建材用装飾板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06344517A true JPH06344517A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15789957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16427393A Pending JPH06344517A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 建材用装飾板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06344517A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100275215B1 (ko) * 1998-03-05 2000-12-15 곽상운 건축용논슬립마감재와그시공방법
US20100178448A1 (en) * 2008-02-01 2010-07-15 Nac Co., Ltd. Bead picture based on image data and manufacturing method thereof
JP2012097546A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kusuto Tazuke 化粧パネル
CN106346803A (zh) * 2016-08-30 2017-01-25 福建梭罗复合材料研究有限公司 一种可抛光smc复合材料制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100275215B1 (ko) * 1998-03-05 2000-12-15 곽상운 건축용논슬립마감재와그시공방법
US20100178448A1 (en) * 2008-02-01 2010-07-15 Nac Co., Ltd. Bead picture based on image data and manufacturing method thereof
JP2012097546A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kusuto Tazuke 化粧パネル
CN106346803A (zh) * 2016-08-30 2017-01-25 福建梭罗复合材料研究有限公司 一种可抛光smc复合材料制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5280052A (en) Plastic molded pieces having the appearance of a solid metallic piece
US5634307A (en) Imitation stone surface apparatus and method
US4952462A (en) Decorative panels and methods of making the same
US5612116A (en) Decorative transfer sheet with foam backing layer
US4657791A (en) Product manufactured of a rock material and a method for its manufacturing
JPH06344517A (ja) 建材用装飾板の製造方法
WO1999000235A1 (en) In mold bonded composites and a method for manufacturing the composites
WO1999018150A1 (en) In mold bonded thin composites and a method for manufacturing the composites
KR100791755B1 (ko) 장식 벽면 구축 공법
JP2002046199A (ja) 建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法
JP3229734U (ja) 化粧パネル
KR100385771B1 (ko) 인조석 판재의 제조방법
KR100295340B1 (ko) 열경화성수지및무기충전물로만든조립식욕실용벽파넬및그제조방법
JPS6143869Y2 (ja)
JP2002361171A (ja) 天然石調表面装飾材およびその製造方法
JPH08336848A (ja) 粒状成形物の製法
CN2257843Y (zh) 翻篁复合板
TWM657571U (zh) 基於石材再造之建材結構
JP2000240251A (ja) 建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法
JPH0339556Y2 (ja)
JPH0671819A (ja) 表面化粧板および表面化粧ブロック
WO2001019624A1 (en) Reflective products
JP2000153570A (ja) 建築物表面仕上用装飾シート
JPH0647866B2 (ja) 流し延べ床およびその製造方法
JP2560753Y2 (ja) 着色ポリマーセメント層を具備するガラス化粧板