JP3229734U - 化粧パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】基材の表面に、意匠性に優れた凹凸模様が形成された装飾パネルの提供。
【解決手段】板状基材1の表面に、不透明有色層2、表面凹凸を有するコーティング層3及び、透明クリヤー層4が順次積層された層構成を有し、前記コーティング層3が、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5を少なくとも含む合成樹脂から成る層であり、当該コーティング層3の表面側に表出したくるみ粉砕物5によって凹凸模様が形成されている。この際、コーティング層3は更に金属粉末を含んでもよい。
【選択図】図1
【解決手段】板状基材1の表面に、不透明有色層2、表面凹凸を有するコーティング層3及び、透明クリヤー層4が順次積層された層構成を有し、前記コーティング層3が、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5を少なくとも含む合成樹脂から成る層であり、当該コーティング層3の表面側に表出したくるみ粉砕物5によって凹凸模様が形成されている。この際、コーティング層3は更に金属粉末を含んでもよい。
【選択図】図1
Description
本考案は、化粧パネル、特に建築物の壁材として利用可能な化粧パネルに関する。
これまでに、建築物の外装や内装に使用される板状の壁として、天然石や人造大理石の板状加工物や、合板や窯業製品の基材表面に塗装を施したものや、シート状の化粧材を貼付けた装飾加工物などが種々提案されている。
しかしながら、このような塗装仕上げを行った製品や、化粧材を貼り付けた製品の場合、単調な壁面になりやすいという問題点があった。
しかしながら、このような塗装仕上げを行った製品や、化粧材を貼り付けた製品の場合、単調な壁面になりやすいという問題点があった。
一方、左官仕上げの風合いを有した壁面を得るための材料として、例えば下記の特許文献1には、セメント系の軽量モルタルとして、粒径2.1mm以下の無機系軽量骨材(A)100容積部と粒径2mm以上の有機系軽量骨材(B)42〜234容積部を含有し、且つ(C)ポリマーディスパージョン又は再乳化型粉末樹脂、(D)保水剤及び(E)ガラス繊維を含有してなり、且つ単位容積質量が1.1〜1.4Kg/Lである左官用セメントモルタルが開示されているが、このようなモルタルの場合、左官職人が金鏝を用いて壁面に塗り付ける必要があり、美しい仕上げ面を得るには特別な技能が必要であった。
本考案は、左官仕上げの風合いを含む各種風合いの凹凸模様が表面に形成され、意匠性に優れた化粧パネルを提供することを課題とする。
本考案者は、種々検討を行った結果、板状基材の表面に、当該板状基材の表面の色を隠蔽するための不透明有色層、一定粒径以下のくるみ粉砕物を少なくとも含む合成樹脂から成り、当該くるみ粉砕物によって各種風合いを有した凹凸模様が形成されたコーティング層(表面凹凸を有する模様層)、当該コーティング層を被覆する透明クリヤー層が順次積層された層構成とすることにより、左官仕上げの風合いを含む各種風合いを有した化粧パネルが得られることを見出して、本考案を完成した。
意匠性に優れた本考案の装飾用パネルは、板状基材の表面に、不透明有色層、表面凹凸を有するコーティング層及び、透明クリヤー層が順次積層された層構成を有し、前記コーティング層が、粒径125μm以下のくるみ粉砕物を少なくとも含む合成樹脂から成る層であり、当該コーティング層の表面側に表出したくるみ粉砕物によって凹凸模様が形成されていることを特徴とする。
又、本考案は、上記の特徴を有した装飾用パネルにおいて、前記コーティング層が更に金属粉末を含むことを特徴とするものである。
又、本考案は、上記の特徴を有した装飾用パネルにおいて、前記合成樹脂が、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂及びポリエステル樹脂からなるグループより選ばれたものであり、当該合成樹脂100重量部に対する前記くるみ粉砕物の重量割合が30〜50重量部であることを特徴とするものでもある。
更に本考案は、上記の特徴を有した装飾用パネルにおいて、前記コーティング層の表面側に表出したくるみ粉砕物によって、左官仕上げの風合いを模した凹凸模様が形成されていることを特徴とするものでもある。
本考案の装飾用パネルにあっては、コーティング層中のくるみ粉砕物により、種々の凹凸模様が形成されており、当該コーティング層中に金属粉末を併含させた場合には、金属の風合いを有した模様を発現させることが可能である。
尚、このようなコーティング層を、鏝刷毛を用いて形成させた場合には、独特な左官風の風合いを表現することができ、建築用の化粧パネルとして有用である。
尚、このようなコーティング層を、鏝刷毛を用いて形成させた場合には、独特な左官風の風合いを表現することができ、建築用の化粧パネルとして有用である。
以下、本考案の化粧パネルの好ましい具体例を、図1及び図2の側断面図を用いて説明するが、本考案は、これら図面に例示したものに限定されるものではない。
本考案の化粧パネルAは、図1に示されるように、板状基材1の表面に、不透明有色層2、表面凹凸を有するコーティング層3及び、透明クリヤー層4が順次積層された層構成を有しており、コーティング層3が、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5を少なくとも含む合成樹脂から成る層であり、当該コーティング層3の表面側に表出したくるみ粉砕物5によって凹凸模様が形成されている。
本考案における板状基材1としては、合板や木質ボード(特にMDF(中質繊維板))などの木製基材、石膏ボードや硅カル板などの窯業基材などの建築用基材として使用されている板状基材が幅広く使用できる。
本考案の化粧パネルAは、図1に示されるように、板状基材1の表面に、不透明有色層2、表面凹凸を有するコーティング層3及び、透明クリヤー層4が順次積層された層構成を有しており、コーティング層3が、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5を少なくとも含む合成樹脂から成る層であり、当該コーティング層3の表面側に表出したくるみ粉砕物5によって凹凸模様が形成されている。
本考案における板状基材1としては、合板や木質ボード(特にMDF(中質繊維板))などの木製基材、石膏ボードや硅カル板などの窯業基材などの建築用基材として使用されている板状基材が幅広く使用できる。
又、本考案では、上記の板状基材1の表面に積層される不透明有色層2は、板状基材1の表面の色を隠蔽するための層として設けられており、透明性を有しない有色の層であればよく、黒色や、明度の低い暗い有彩色(例えば、深い緑色や暗い青色。暗い灰色等の色)が一般的であるが、これらに限定されるものではない。
本考案においては、上記の不透明有色層2は、市販の下地塗料を吹き付け塗装するなどして設けるのが一般的である。
本考案においては、上記の不透明有色層2は、市販の下地塗料を吹き付け塗装するなどして設けるのが一般的である。
本考案の化粧パネルでは、上記の不透明有色層2の表面側にコーティング層3が積層して設けられており、このコーティング層3は、合成樹脂中に、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5を分散状態にて含む層であり、コーティング層3の表面側に表出したくるみ粉砕物5によって各種の凹凸模様が形成されている。
本考案では、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5として、例えば、株式会社日本ウオルナット製の商品名:ソフトグリットF180を使用することができ、コーティング層3を構成する合成樹脂としては、市販のポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などが利用でき、市販品が広く使用できる。
本考案では、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5として、例えば、株式会社日本ウオルナット製の商品名:ソフトグリットF180を使用することができ、コーティング層3を構成する合成樹脂としては、市販のポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などが利用でき、市販品が広く使用できる。
本考案では、コーティング層3を形成する際、合成樹脂(市販の塗料)中に、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5を分散させ、得られたコーティング液を鏝刷毛で塗って、コーティング面にくるみ粉砕物5が筋状に残るようにして模様を形成するのが好ましく、鏝刷毛を用いて上記コーティング液を塗布した場合、くるみ粉砕物5が表面に浮き上がり、独特な左官仕上げの風合いを模した凹凸模様を形成することができる。このようにして形成される凹凸模様は、他の材料、例えば、ポリプロピレン樹脂粉末や金剛砂等を用いた場合には発現しない。
尚、本考案におけるくるみ粉砕物5の粒径が125μm以下に制限されるのは、粒径が125μmを超えると(例えば粒径150μm以上のものを使用すると)、鏝刷毛で塗った際にくるみ粉砕物5が筋状に残らず、意匠性に優れた模様が発現しないためである。
尚、本考案におけるくるみ粉砕物5の粒径が125μm以下に制限されるのは、粒径が125μmを超えると(例えば粒径150μm以上のものを使用すると)、鏝刷毛で塗った際にくるみ粉砕物5が筋状に残らず、意匠性に優れた模様が発現しないためである。
本考案におけるコーティング層3中の、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5の重量割合は、コーティング層3がポリウレタン樹脂からなる層である場合、ポリウレタン塗料の主剤の固形分100重量部に対して40〜60重量部であることが好ましく、50重量部前後であることがより好ましい。この際、くるみ粉砕物5の割合が40重量部よりも小さくなると、くるみ粉砕物5の量が少なく、模様が不鮮明になり、60重量部を超えてもくるみ粉砕物5の量が多くなって、美しい模様が発現しない。
本考案におけるコーティング層3中の、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5の重量割合は、合成樹脂(ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂)固形分100重量部に対して30〜50重量部であることが好ましく、35〜45重量部であることがより好ましい。この際、くるみ粉砕物5の割合が30重量部よりも小さくなると、くるみ粉砕物5の量が少なく、模様が不鮮明になり、50重量部を超えてもくるみ粉砕物5の量が多くなって、美しい模様が発現しない。
本考案におけるコーティング層3中の、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5の重量割合は、合成樹脂(ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂)固形分100重量部に対して30〜50重量部であることが好ましく、35〜45重量部であることがより好ましい。この際、くるみ粉砕物5の割合が30重量部よりも小さくなると、くるみ粉砕物5の量が少なく、模様が不鮮明になり、50重量部を超えてもくるみ粉砕物5の量が多くなって、美しい模様が発現しない。
本考案の化粧パネルでは、図1に示されるようにして、表面側に表出したくるみ粉砕物5により表面凹凸が形成されたコーティング層3の上に、トップコート層として、当該コーティング層3の表面を被覆する透明クリヤー層4が積層されており、この透明クリヤー層4によって、くるみ粉砕物5の固着が確実なものとなっている。
本考案では、透明クリヤー層4は、コーティング層3の表面凹凸が残るような層厚み(例えば10〜15μm)にて設けるのが一般的であり、例えば、市販のクリヤー塗料を吹き付け塗装するのが好ましい。
本考案では、透明クリヤー層4は、コーティング層3の表面凹凸が残るような層厚み(例えば10〜15μm)にて設けるのが一般的であり、例えば、市販のクリヤー塗料を吹き付け塗装するのが好ましい。
本考案では、図2に示されるようにして、前記コーティング層3が、くるみ粉砕物5の他に金属粉末6を含んでもよく、くるみ粉砕物と金属粉の両方を含む化粧パネルの場合には、金属の風合いを有した模様が発現するので、非常に外観が優れた製品となる。
本考案において使用できる金属粉末6としては、銅粉、青銅粉、真鍮粉、スズ粉、アルミニウム粉等が挙げられ、これらの金属粉末6の平均粒度は適宜選択できるが、15〜30μm程度のものが好ましい。
前記コーティング層3中に、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5と金属粉末6の両方を含む場合、それぞれ重量割合は、コーティング層3がポリウレタン樹脂からなる層である場合、ポリウレタン塗料の主剤の固形分100重量部に対し、くるみ粉砕物40〜60重量部、金属粉末15〜25重量部であることが好ましい。前記コーティング層3中の、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5と金属粉末の重量割合はそれぞれ、合成樹脂(ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂)固形分100重量部に対して30〜50重量部(より好ましくは35〜45重量部)、5〜20重量部であることが好ましい。
本考案において使用できる金属粉末6としては、銅粉、青銅粉、真鍮粉、スズ粉、アルミニウム粉等が挙げられ、これらの金属粉末6の平均粒度は適宜選択できるが、15〜30μm程度のものが好ましい。
前記コーティング層3中に、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5と金属粉末6の両方を含む場合、それぞれ重量割合は、コーティング層3がポリウレタン樹脂からなる層である場合、ポリウレタン塗料の主剤の固形分100重量部に対し、くるみ粉砕物40〜60重量部、金属粉末15〜25重量部であることが好ましい。前記コーティング層3中の、粒径125μm以下のくるみ粉砕物5と金属粉末の重量割合はそれぞれ、合成樹脂(ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂)固形分100重量部に対して30〜50重量部(より好ましくは35〜45重量部)、5〜20重量部であることが好ましい。
実施例1:粉砕物の種類及び配合割合を変えた際の、作業性・仕上がり具合の評価実験
コーティング層を形成させるための塗料中に配合する粉砕物(植物性軟質粒)として、市販のくるみ粉砕物(くるみ核を粉砕して篩い分けしたもの)、あんず粉砕物(あんず核を粉砕して篩い分けしたもの)、桃粉砕物(桃核を粉砕して篩い分けしたもの)をそれぞれ準備し、2液型ポリウレタン塗料を用いた際の、主剤に対する配合割合及び粒径を変え、最適条件を調べた。
コーティング層を形成させるための塗料中に配合する粉砕物(植物性軟質粒)として、市販のくるみ粉砕物(くるみ核を粉砕して篩い分けしたもの)、あんず粉砕物(あんず核を粉砕して篩い分けしたもの)、桃粉砕物(桃核を粉砕して篩い分けしたもの)をそれぞれ準備し、2液型ポリウレタン塗料を用いた際の、主剤に対する配合割合及び粒径を変え、最適条件を調べた。
〔コーティング液の調製〕
コーティング層形成用の樹脂溶液の調製に用いた材料は、以下の通りである。
・主剤:ストロンTXL−2600NY クリヤー(カシュー株式会社製の2液型ウレタン系樹脂塗料、固形分濃度:59%)
・硬化剤:ストロン79 B液(カシュー株式会社製、固形分濃度:32%)
・薄め液:ピュアうすめ液 TU−79−P夏用(玄々化学工業株式会社製、主成分:酢酸ブチル、酢酸エチル)
・くるみ粉砕物:ソフトグリット(株式会社日本ウオルナット製)
F180(粒径125μm以下)及び、#80(粒径149〜210μm)
・あんず粉砕物:APグリットF180(株式会社日本ウオルナット製)
F180(粒径154μm以下)及び、#60(粒径151〜303μm)
・桃粉砕物:PSグリット(株式会社日本ウオルナット製)
F180(粒径154μm以下)及び、#60(粒径151〜303μm)
コーティング層形成用の樹脂溶液の調製に用いた材料は、以下の通りである。
・主剤:ストロンTXL−2600NY クリヤー(カシュー株式会社製の2液型ウレタン系樹脂塗料、固形分濃度:59%)
・硬化剤:ストロン79 B液(カシュー株式会社製、固形分濃度:32%)
・薄め液:ピュアうすめ液 TU−79−P夏用(玄々化学工業株式会社製、主成分:酢酸ブチル、酢酸エチル)
・くるみ粉砕物:ソフトグリット(株式会社日本ウオルナット製)
F180(粒径125μm以下)及び、#80(粒径149〜210μm)
・あんず粉砕物:APグリットF180(株式会社日本ウオルナット製)
F180(粒径154μm以下)及び、#60(粒径151〜303μm)
・桃粉砕物:PSグリット(株式会社日本ウオルナット製)
F180(粒径154μm以下)及び、#60(粒径151〜303μm)
上記の主剤と硬化剤と薄め液を2:1:1の重量比率にて混合し、この混合物中に、以下の表1〜3に記載される添加割合(主剤に対する重量比率)にて各粉砕物を添加し、粉砕物を均一な分散状態となるまで分散させて、各コーティング液を調製した。
上記のコーティング液を塗工する板状基材として、市販のMDF材(中質繊維板、厚さ5.5mm)を準備し、この基材の表面全体をサンドペーパー(#240)で研磨した後、ウレタン下地塗料(カシュー株式会社製、製品名:ストロンTXL−2600NY 黒)を用いて吹き付け塗装(下地黒塗装)し、乾燥を行った後に、基材全体をサンドペーパー(#320)で研磨した。
上記研磨後の板状基材の表面に、各コーティング液を、市販の鏝刷毛を用いて塗工し、鏝刷毛の移動方向に応じた模様を描き、左官仕上げの風合いを模した模様を形成させた。
それぞれのコーティング液についての作業性の評価と共に、得られた塗工後の表面外観について目視により評価を行った。
上記の評価基準は以下の通りであり、以下の表1〜3に結果が要約されている。
・作業合否
○:作業が安易に行える、×:作業が困難である
・仕上がり合否
○:非常に外観が良い、△:外観はまず良いが安定しない、×:外観が悪い
上記のコーティング液を塗工する板状基材として、市販のMDF材(中質繊維板、厚さ5.5mm)を準備し、この基材の表面全体をサンドペーパー(#240)で研磨した後、ウレタン下地塗料(カシュー株式会社製、製品名:ストロンTXL−2600NY 黒)を用いて吹き付け塗装(下地黒塗装)し、乾燥を行った後に、基材全体をサンドペーパー(#320)で研磨した。
上記研磨後の板状基材の表面に、各コーティング液を、市販の鏝刷毛を用いて塗工し、鏝刷毛の移動方向に応じた模様を描き、左官仕上げの風合いを模した模様を形成させた。
それぞれのコーティング液についての作業性の評価と共に、得られた塗工後の表面外観について目視により評価を行った。
上記の評価基準は以下の通りであり、以下の表1〜3に結果が要約されている。
・作業合否
○:作業が安易に行える、×:作業が困難である
・仕上がり合否
○:非常に外観が良い、△:外観はまず良いが安定しない、×:外観が悪い
上記の表1〜3の結果から、粒径125μm以下のくるみ粉砕物を、ポリウレタン塗料の主剤に対して30重量%(主剤の樹脂固形分100重量部に対して約50重量部)添加して分散させたコーティング液を用いた場合に、最も良好な仕上がり外観が得られることがわかった。
実施例2:金属の風合いを有する模様が形成された本考案の化粧パネルの製造例
コーティング層を形成させるための塗料中に配合する粉砕物として、上記のくるみ粉砕物(ソフトグリットF180)と、アルミニウム粉末含有ペースト材(カシュー株式会社製、製品名:アルミペースト630N、平均粒度:22μm、固形分70%)を準備した。
そして、前記主剤と硬化剤と薄め液を2:1:1の重量比率にて混合し、この混合物100重量部に、上記くるみ粉砕物15重量部、上記アルミニウム粉末含有ペースト材5〜10重量部を添加し、くるみ粉砕物とアルミニウム粉末が均一に分散な状態となるまで分散を行い、コーティング液を調製した。
前記実施例1で得たサンドペーパー研磨後の板状基材の表面に、くるみ粉砕物とアルミニウム粉末の両方を含む上記コーティング液を流し込むようにして載せ、基材上のコーティング液を、市販の鏝刷毛により、鏝刷毛の移動方向に応じた模様を描きながら塗り広げ、左官仕上げの風合いを模した模様を形成させた。
その後、常温で乾燥を行い、模様が形成されたコーティング層の表面に、市販のウレタン塗料クリヤー(カシュー株式会社製、商品名:ストロンTXL−2600NY クリヤー)を用いて吹き付け塗装を行い、透明クリヤー層を設けて、本考案の化粧パネルを製造した。
このようにして製造された本考案の化粧パネルは、コーティング層中に分散されたくるみ粉砕物とアルミニウム粉末により、金属の風合いが付与された外観を有する意匠性に優れたものであることが確認された。
コーティング層を形成させるための塗料中に配合する粉砕物として、上記のくるみ粉砕物(ソフトグリットF180)と、アルミニウム粉末含有ペースト材(カシュー株式会社製、製品名:アルミペースト630N、平均粒度:22μm、固形分70%)を準備した。
そして、前記主剤と硬化剤と薄め液を2:1:1の重量比率にて混合し、この混合物100重量部に、上記くるみ粉砕物15重量部、上記アルミニウム粉末含有ペースト材5〜10重量部を添加し、くるみ粉砕物とアルミニウム粉末が均一に分散な状態となるまで分散を行い、コーティング液を調製した。
前記実施例1で得たサンドペーパー研磨後の板状基材の表面に、くるみ粉砕物とアルミニウム粉末の両方を含む上記コーティング液を流し込むようにして載せ、基材上のコーティング液を、市販の鏝刷毛により、鏝刷毛の移動方向に応じた模様を描きながら塗り広げ、左官仕上げの風合いを模した模様を形成させた。
その後、常温で乾燥を行い、模様が形成されたコーティング層の表面に、市販のウレタン塗料クリヤー(カシュー株式会社製、商品名:ストロンTXL−2600NY クリヤー)を用いて吹き付け塗装を行い、透明クリヤー層を設けて、本考案の化粧パネルを製造した。
このようにして製造された本考案の化粧パネルは、コーティング層中に分散されたくるみ粉砕物とアルミニウム粉末により、金属の風合いが付与された外観を有する意匠性に優れたものであることが確認された。
A 化粧パネル
1 板状基材
2 不透明有色層
3 コーティング層
4 透明クリヤー層
5 くるみ粉砕物
6 金属粉末
1 板状基材
2 不透明有色層
3 コーティング層
4 透明クリヤー層
5 くるみ粉砕物
6 金属粉末
Claims (4)
- 板状基材の表面に、不透明有色層、表面凹凸を有するコーティング層及び、透明クリヤー層が順次積層された層構成を有し、前記コーティング層が、粒径125μm以下のくるみ粉砕物を少なくとも含む合成樹脂から成る層であり、当該コーティング層の表面側に表出したくるみ粉砕物によって凹凸模様が形成されていることを特徴とする装飾用パネル。
- 前記コーティング層が更に金属粉末を含むことを特徴とする請求項1に記載の装飾用パネル。
- 前記合成樹脂が、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂及びポリエステル樹脂からなるグループより選ばれたものであり、当該合成樹脂100重量部に対する前記くるみ粉砕物の重量割合が30〜50重量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾用パネル。
- 前記コーティング層の表面側に表出したくるみ粉砕物によって、左官仕上げの風合いを模した凹凸模様が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装飾用パネル。
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| JP2020004044 | 2020-09-18 | ||
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022060696A (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-15 | 有限会社明光物産 | 化粧パネル及びその製造方法 |
-
2020
- 2020-10-05 JP JP2020004297U patent/JP3229734U/ja active Active
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022060696A (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-15 | 有限会社明光物産 | 化粧パネル及びその製造方法 |
| JP7475044B2 (ja) | 2020-10-05 | 2024-04-26 | 有限会社明光物産 | 化粧パネル及びその製造方法 |
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