JPH04370613A - 電気接点材料とその製造方法 - Google Patents
電気接点材料とその製造方法Info
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- JPH04370613A JPH04370613A JP14573891A JP14573891A JPH04370613A JP H04370613 A JPH04370613 A JP H04370613A JP 14573891 A JP14573891 A JP 14573891A JP 14573891 A JP14573891 A JP 14573891A JP H04370613 A JPH04370613 A JP H04370613A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気接点材料とその製造
方法に関し、更に詳しくは、耐摩耗性,耐食性,加工性
が優れている電気接点材料とそれを極めて安価に製造す
る方法に関する。
方法に関し、更に詳しくは、耐摩耗性,耐食性,加工性
が優れている電気接点材料とそれを極めて安価に製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種金属線条の表面をAgまたはAg合
金で被覆して成る材料は、その基材である金属線条が具
備する特性に加えて、AgまたはAg合金が備えている
耐食性,半田付け性,電気接続性などの特性も発現する
ので、従来から各種の用途に用いられている。
金で被覆して成る材料は、その基材である金属線条が具
備する特性に加えて、AgまたはAg合金が備えている
耐食性,半田付け性,電気接続性などの特性も発現する
ので、従来から各種の用途に用いられている。
【0003】例えば、Cu合金条の表面を厚み0.5〜
20μmのAg層で被覆して成る材料は、Cu合金の優
れた機械的特性に加えて、Agが有する優れた耐食性,
半田付け性,電気接続性等も同時に発現する経済的な高
性能導体として知られており、電気・電子機器分野にお
ける接触部品やリードの材料として広く用いられている
。 ところで、これら材料のうち、例えばスイッチは固
定接点と可動接点を組合せて構成されているが、これら
両接点の材料には、いずれも、上記したAgまたはAg
合金で基材を被覆した材料が通常用いられている。
20μmのAg層で被覆して成る材料は、Cu合金の優
れた機械的特性に加えて、Agが有する優れた耐食性,
半田付け性,電気接続性等も同時に発現する経済的な高
性能導体として知られており、電気・電子機器分野にお
ける接触部品やリードの材料として広く用いられている
。 ところで、これら材料のうち、例えばスイッチは固
定接点と可動接点を組合せて構成されているが、これら
両接点の材料には、いずれも、上記したAgまたはAg
合金で基材を被覆した材料が通常用いられている。
【0004】この場合、Ag層の厚みが0.2〜5.0
μmのときは、通常、基材にAgを電気めっきしたもの
が用いられ、またAg層の厚みが5μm以上の厚みのと
きは、基材とAg箔をクラッドしたものが用いられてい
る。そして、Ag合金層で表面層が構成されている接点
の場合は、通常、Ag合金箔と基材とをクラッドして製
造した材料が用いられている。
μmのときは、通常、基材にAgを電気めっきしたもの
が用いられ、またAg層の厚みが5μm以上の厚みのと
きは、基材とAg箔をクラッドしたものが用いられてい
る。そして、Ag合金層で表面層が構成されている接点
の場合は、通常、Ag合金箔と基材とをクラッドして製
造した材料が用いられている。
【0005】ところで、上記した接点材料のうち、表面
層がAg合金層のものは、Ag層のものに比べて、耐摩
耗性と耐アーク性に優れている。しかし、層の厚みは5
μm以上であるため高価なAg合金の使用量は多くなり
、しかもめっき法で層を成膜することが困難であるため
クラッド法を適用せざるを得ず、結果として製造コスト
が大幅に上昇するという欠点がある。
層がAg合金層のものは、Ag層のものに比べて、耐摩
耗性と耐アーク性に優れている。しかし、層の厚みは5
μm以上であるため高価なAg合金の使用量は多くなり
、しかもめっき法で層を成膜することが困難であるため
クラッド法を適用せざるを得ず、結果として製造コスト
が大幅に上昇するという欠点がある。
【0006】表面層がAg合金層から成る電気接点とし
ては、例えば、特公昭54−13215号公報に次のよ
うなものが開示されている。すなわち、この接点は、C
uまたはCu合金から成る基材の上に直接Agめっき層
を成膜し、更にその上にSnめっき層を成膜したのち全
体に拡散処理を施すことにより前記Agめっき層とSn
めっき層を合金化して、上記公報記載の第2図によれば
、基材−Ag層−Ag−Sn合金層の構成にしたもので
ある。そして、このAg−Sn合金層におけるSn濃度
は10〜30重量%とされている。
ては、例えば、特公昭54−13215号公報に次のよ
うなものが開示されている。すなわち、この接点は、C
uまたはCu合金から成る基材の上に直接Agめっき層
を成膜し、更にその上にSnめっき層を成膜したのち全
体に拡散処理を施すことにより前記Agめっき層とSn
めっき層を合金化して、上記公報記載の第2図によれば
、基材−Ag層−Ag−Sn合金層の構成にしたもので
ある。そして、このAg−Sn合金層におけるSn濃度
は10〜30重量%とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した接点材料は、
クラッド法で製造する従来の材料に比べて安価になると
いう利点を備えているが、その反面、Ag−Sn合金層
におけるSn濃度が高すぎるため、その合金層は硬くて
脆性であり、例えば曲げ加工を施したときにクラックな
どが生じやすく、また、耐硫化性もAg単独の場合に比
べて劣化するという問題がある。
クラッド法で製造する従来の材料に比べて安価になると
いう利点を備えているが、その反面、Ag−Sn合金層
におけるSn濃度が高すぎるため、その合金層は硬くて
脆性であり、例えば曲げ加工を施したときにクラックな
どが生じやすく、また、耐硫化性もAg単独の場合に比
べて劣化するという問題がある。
【0008】更に、このAg−Sn合金層を5μm以下
の薄層とする場合には、拡散処理時に、このAg−Sn
合金層が基材成分であるCuまたはCu合金の拡散によ
って汚染され、その結果、Ag−Sn合金層の接触抵抗
の増大が引き起こされてしまう。本発明は表面がAg合
金で構成されている上記電気接点材料における上記した
問題を解決し、クラッド法で製造する接点材料に比べて
極めて安価に製造することができ、耐磨耗性,耐食性,
加工性が優れた電気接点材料と、その製造方法の提供を
目的とする。
の薄層とする場合には、拡散処理時に、このAg−Sn
合金層が基材成分であるCuまたはCu合金の拡散によ
って汚染され、その結果、Ag−Sn合金層の接触抵抗
の増大が引き起こされてしまう。本発明は表面がAg合
金で構成されている上記電気接点材料における上記した
問題を解決し、クラッド法で製造する接点材料に比べて
極めて安価に製造することができ、耐磨耗性,耐食性,
加工性が優れた電気接点材料と、その製造方法の提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用】上記した目的を達
成するために、本発明においては、接点基材と、前記接
点基材の表面に形成されたNiもしくはCoまたは両者
の合金から成る下地層と、前記下地層の表面に形成され
たAg−Sn合金層とを備え、前記Ag−Sn合金層に
おけるSnの平均濃度は10重量%未満であり、かつ前
記Ag−Sn合金層におけるSnの濃度は前記下地層と
の界面から前記Ag−Sn合金層の表層部にかけて増大
する濃度勾配で変化していることを特徴とする電気接点
材料が提供され、また、接点基材の表面に、めっき法で
、NiもしくはCoまたは両者の合金からなる下地めっ
き層を成膜する工程(以下、第1工程という);前記下
地めっき層の表面にめっき法で、Agめっき層を成膜す
る工程(以下、第2工程という);前記Agめっき層の
表面に、めっき法で、Snめっき層を成膜する工程(以
下、第3工程という);および、非酸化性雰囲気中で加
熱して、前記Agめっき層と前記Snめっき層に拡散処
理を施してAg−Sn合金層にする工程(以下、第4工
程という);を備えていることを特徴とする前記電気接
点材料の製造方法が提供される。
成するために、本発明においては、接点基材と、前記接
点基材の表面に形成されたNiもしくはCoまたは両者
の合金から成る下地層と、前記下地層の表面に形成され
たAg−Sn合金層とを備え、前記Ag−Sn合金層に
おけるSnの平均濃度は10重量%未満であり、かつ前
記Ag−Sn合金層におけるSnの濃度は前記下地層と
の界面から前記Ag−Sn合金層の表層部にかけて増大
する濃度勾配で変化していることを特徴とする電気接点
材料が提供され、また、接点基材の表面に、めっき法で
、NiもしくはCoまたは両者の合金からなる下地めっ
き層を成膜する工程(以下、第1工程という);前記下
地めっき層の表面にめっき法で、Agめっき層を成膜す
る工程(以下、第2工程という);前記Agめっき層の
表面に、めっき法で、Snめっき層を成膜する工程(以
下、第3工程という);および、非酸化性雰囲気中で加
熱して、前記Agめっき層と前記Snめっき層に拡散処
理を施してAg−Sn合金層にする工程(以下、第4工
程という);を備えていることを特徴とする前記電気接
点材料の製造方法が提供される。
【0010】まず、本発明における接点基材の材料とし
ては、例えば、Cuや各種のCu合金;鋼材,アルミニ
ウム材のような材料の表面をCuまたはCu合金で被覆
して成る複合材料;またはNiやFe,もしくはこれら
の合金;などをあげることができる。接点基材の形状は
、格別限定されるものではなく、例えば、線材,条材,
棒材,管材などをあげることができる。
ては、例えば、Cuや各種のCu合金;鋼材,アルミニ
ウム材のような材料の表面をCuまたはCu合金で被覆
して成る複合材料;またはNiやFe,もしくはこれら
の合金;などをあげることができる。接点基材の形状は
、格別限定されるものではなく、例えば、線材,条材,
棒材,管材などをあげることができる。
【0011】本発明の電気接点材料の製造方法において
、まず、第1工程は、接点基材の表面にめっき法でNi
,Coまたは両者の合金から成る下地めっき層を成膜す
る工程である。この下地めっき層は、後述する第4工程
の拡散処理時に、下地めっき層の下に位置する接点基材
の構成元素が、この下地めっき層の上に成膜されている
Agめっき層およびSnめっき層に拡散することを防止
するためのバリア層として機能する。
、まず、第1工程は、接点基材の表面にめっき法でNi
,Coまたは両者の合金から成る下地めっき層を成膜す
る工程である。この下地めっき層は、後述する第4工程
の拡散処理時に、下地めっき層の下に位置する接点基材
の構成元素が、この下地めっき層の上に成膜されている
Agめっき層およびSnめっき層に拡散することを防止
するためのバリア層として機能する。
【0012】この下地層は、電気めっき法や無電解めっ
き法などによって形成される。コストの点からすると、
電気めっき法が好適である。下地層は、後述する第4工
程において接点基材の構成元素が目的とするAg−Sn
合金層に拡散することを防止するための拡散バリアとし
て機能する。したがって、その厚みは、この機能を達成
できる程度の厚みであればよく、具体的には0.1μm
以上、好ましくは0.5μm以上であればよい。しかし
、あまり厚くしても無意味であり、しかも材料コストを
高めるので、とくに好ましくは0.5〜2.0μm程度
である。
き法などによって形成される。コストの点からすると、
電気めっき法が好適である。下地層は、後述する第4工
程において接点基材の構成元素が目的とするAg−Sn
合金層に拡散することを防止するための拡散バリアとし
て機能する。したがって、その厚みは、この機能を達成
できる程度の厚みであればよく、具体的には0.1μm
以上、好ましくは0.5μm以上であればよい。しかし
、あまり厚くしても無意味であり、しかも材料コストを
高めるので、とくに好ましくは0.5〜2.0μm程度
である。
【0013】第2工程は、第1工程と同じくめっき法に
よって、上記下地めっき層の表面にAgめっき層を形成
する工程である。その厚みは格別限定されないが、0.
2μm以上であることが好ましい。また、接点としての
特性低下を招かず、また、材料コストとの関係からする
と0.5〜3.0μm程度であることがとくに好ましい
。第3工程は、第2工程で成膜したAgめっき層の表面
に同じくめっき法で、Snめっき層を形成する工程であ
る。
よって、上記下地めっき層の表面にAgめっき層を形成
する工程である。その厚みは格別限定されないが、0.
2μm以上であることが好ましい。また、接点としての
特性低下を招かず、また、材料コストとの関係からする
と0.5〜3.0μm程度であることがとくに好ましい
。第3工程は、第2工程で成膜したAgめっき層の表面
に同じくめっき法で、Snめっき層を形成する工程であ
る。
【0014】このSnめっき層は、前記したAgめっき
層と一緒になって、後述する第4工程における拡散処理
を受けることにより、既に第2工程で成膜されていたA
gめっき層に拡散して、下地層側にいくほどSn濃度が
低くなるSnの濃度勾配を有するAg−Sn合金層、逆
にいえば、下地層側にいくほどAg濃度が高くなるAg
の濃度勾配を有するAg−Sn合金層を形成する。
層と一緒になって、後述する第4工程における拡散処理
を受けることにより、既に第2工程で成膜されていたA
gめっき層に拡散して、下地層側にいくほどSn濃度が
低くなるSnの濃度勾配を有するAg−Sn合金層、逆
にいえば、下地層側にいくほどAg濃度が高くなるAg
の濃度勾配を有するAg−Sn合金層を形成する。
【0015】このSnめっき層の厚みは、その下に位置
するAgめっき層と合金化してAg−Sn合金層になっ
たときに、そのAg−Sn合金層におけるSnの平均濃
度が10重量%未満となるような厚みに設定される。S
nの平均濃度が10重量%以上となるような厚みの場合
は、後述の第4工程で、得られたAg−Sn合金層にA
g3 Snのような金属間化合物が生成するようになり
、Ag−Sn合金層が硬くて脆性になってその加工性が
著しく劣化する。また、Snの平均濃度が10重量%以
上のAg−Sn合金層は、それを硫化雰囲気に曝すと、
AgとSnの間で局部電池が形成され、Agより卑な電
位のSnがアノードになって酸化が著しく進行してしま
うからである。
するAgめっき層と合金化してAg−Sn合金層になっ
たときに、そのAg−Sn合金層におけるSnの平均濃
度が10重量%未満となるような厚みに設定される。S
nの平均濃度が10重量%以上となるような厚みの場合
は、後述の第4工程で、得られたAg−Sn合金層にA
g3 Snのような金属間化合物が生成するようになり
、Ag−Sn合金層が硬くて脆性になってその加工性が
著しく劣化する。また、Snの平均濃度が10重量%以
上のAg−Sn合金層は、それを硫化雰囲気に曝すと、
AgとSnの間で局部電池が形成され、Agより卑な電
位のSnがアノードになって酸化が著しく進行してしま
うからである。
【0016】具体的には、Agめっき層の厚み1μmに
対し、Snめっき層の厚みを0.14μm以下とするこ
とが好ましい。第4工程は前記したSnめっき層とAg
めっき層に拡散処理を施して、両者をAg−Sn合金層
にする工程である。拡散処理は、接点材料の酸化を防止
するために、窒素,アルゴン,水素のような非酸化性雰
囲気中で行われる。
対し、Snめっき層の厚みを0.14μm以下とするこ
とが好ましい。第4工程は前記したSnめっき層とAg
めっき層に拡散処理を施して、両者をAg−Sn合金層
にする工程である。拡散処理は、接点材料の酸化を防止
するために、窒素,アルゴン,水素のような非酸化性雰
囲気中で行われる。
【0017】この拡散処理時の温度と時間は、Snめっ
き層とAgめっき層との厚み、基材の材質、断面積によ
って適宜に選定されるが、概ね、処理温度は300℃以
上,処理時間は10秒以上であればよい。Snめっき層
やAgめっき層が前記した仕様のめっき層である場合に
は、上記処理条件の拡散処理によって、形成されたAg
−Sn合金層は、下地層側にいくほどSn濃度が低くな
るSnの濃度勾配を有する層にすることができる。
き層とAgめっき層との厚み、基材の材質、断面積によ
って適宜に選定されるが、概ね、処理温度は300℃以
上,処理時間は10秒以上であればよい。Snめっき層
やAgめっき層が前記した仕様のめっき層である場合に
は、上記処理条件の拡散処理によって、形成されたAg
−Sn合金層は、下地層側にいくほどSn濃度が低くな
るSnの濃度勾配を有する層にすることができる。
【0018】このときのSnの濃度勾配は、Ag−Sn
合金層と下地層との界面におけるSn濃度(任意単位)
を1としたときに、Ag−Sn合金層の表層部における
Sn濃度が1.1〜5となっているような濃度勾配であ
ることが好ましい。この濃度勾配が5/1を超える場合
は、Ag−Sn合金層の表層部と前記下地層との界面間
における接点特性に差異が生ずるようになるとともに、
表層部におけるSn濃度が高くなることはAg−Sn合
金層の耐食性と加工性の劣化を引き起こすからである。 また、濃度勾配が1.1/1未満の場合は、Ag−Sn
合金層と下地層との界面におけるSn濃度が相対的に高
くなっているので、そのSnが下地層のNi,Coまた
は両者の合金と合金化するようになり、加工性の劣化を
招くからである。
合金層と下地層との界面におけるSn濃度(任意単位)
を1としたときに、Ag−Sn合金層の表層部における
Sn濃度が1.1〜5となっているような濃度勾配であ
ることが好ましい。この濃度勾配が5/1を超える場合
は、Ag−Sn合金層の表層部と前記下地層との界面間
における接点特性に差異が生ずるようになるとともに、
表層部におけるSn濃度が高くなることはAg−Sn合
金層の耐食性と加工性の劣化を引き起こすからである。 また、濃度勾配が1.1/1未満の場合は、Ag−Sn
合金層と下地層との界面におけるSn濃度が相対的に高
くなっているので、そのSnが下地層のNi,Coまた
は両者の合金と合金化するようになり、加工性の劣化を
招くからである。
【0019】なお、上記した第4工程の終了後、得られ
た接点材料に、更に圧延加工を施すと、Ag−Sn合金
層の硬度が増大してその耐磨耗性の向上が実現されるの
で有用である。本発明の製造方法においては、下地層用
のめっき槽,Agめっき層用のめっき槽,Snめっき層
用のめっき槽をシリーズに配列し、ここに接点基材の条
や線を連続的に走行させることにより、接点基材の表面
に、下地めっき層,Agめっき層,Snめっき層を順次
連続的に成膜し、更にSnめっき層用のめっき槽につづ
けて熱処理ラインや必要に応じて圧延加工ラインをシリ
ーズに接続して、ここにめっき処理が終了した接点基材
を連続的に走行させることによって拡散処理や圧延を行
えば、一貫した生産ラインの下での連続生産が可能にな
る。
た接点材料に、更に圧延加工を施すと、Ag−Sn合金
層の硬度が増大してその耐磨耗性の向上が実現されるの
で有用である。本発明の製造方法においては、下地層用
のめっき槽,Agめっき層用のめっき槽,Snめっき層
用のめっき槽をシリーズに配列し、ここに接点基材の条
や線を連続的に走行させることにより、接点基材の表面
に、下地めっき層,Agめっき層,Snめっき層を順次
連続的に成膜し、更にSnめっき層用のめっき槽につづ
けて熱処理ラインや必要に応じて圧延加工ラインをシリ
ーズに接続して、ここにめっき処理が終了した接点基材
を連続的に走行させることによって拡散処理や圧延を行
えば、一貫した生産ラインの下での連続生産が可能にな
る。
【0020】このようにして得られた電気接点材料は、
接点基材の表面にNi,Coまたはその合金から成る層
が配置され、この層の上に、Ag(Sn)の濃度勾配を
有するAg−Sn合金層が形成されている。
接点基材の表面にNi,Coまたはその合金から成る層
が配置され、この層の上に、Ag(Sn)の濃度勾配を
有するAg−Sn合金層が形成されている。
【0021】
【実施例】下地めっき層用のめっき槽,Agめっき層用
のめっき槽,Snめっき層用のめっき槽および窒素ガス
雰囲気焼鈍炉を直列に配置した生産ラインに、表面に前
処理を施した純銅条(幅30mm,厚み0.3mm)を
連続的に走行させて、表1で示したような各めっき層を
成膜したのち、表1の条件で拡散処理を行った。
のめっき槽,Snめっき層用のめっき槽および窒素ガス
雰囲気焼鈍炉を直列に配置した生産ラインに、表面に前
処理を施した純銅条(幅30mm,厚み0.3mm)を
連続的に走行させて、表1で示したような各めっき層を
成膜したのち、表1の条件で拡散処理を行った。
【0022】拡散処理後の合金層の表層部および下地層
との界面におけるSnの存在量(重量%)を測定して拡
散状態を調査した。その結果を表1に示した。また、こ
れらの各接点材料につき、下記の仕様で耐摩耗性,曲げ
加工性,耐食性の評価を行なった。その結果も表1に併
記した。耐摩耗性(動摩擦係数):ヘッド頭部半径5m
mのAg棒、荷重10g、摺動距離10mm、摺動回数
200回。
との界面におけるSnの存在量(重量%)を測定して拡
散状態を調査した。その結果を表1に示した。また、こ
れらの各接点材料につき、下記の仕様で耐摩耗性,曲げ
加工性,耐食性の評価を行なった。その結果も表1に併
記した。耐摩耗性(動摩擦係数):ヘッド頭部半径5m
mのAg棒、荷重10g、摺動距離10mm、摺動回数
200回。
【0023】曲げ加工性:Vブロック法、内側半径0.
3R、倍率100倍の実体顕微鏡で割れの状態を観察。 耐食性(硫化試験):H2 S 3ppm、温度40
℃の雰囲気に2時間放置したのち、10g,10mAで
接触抵抗(mΩ)を測定。
3R、倍率100倍の実体顕微鏡で割れの状態を観察。 耐食性(硫化試験):H2 S 3ppm、温度40
℃の雰囲気に2時間放置したのち、10g,10mAで
接触抵抗(mΩ)を測定。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
電気接点材料は、耐摩耗性,耐食性(耐硫化性),加工
性が優れている。また、本発明の電気接点材料は、接点
表面のAg−Sn合金層が低廉なコストで行なえるめっ
き法で成膜した薄いめっき層を拡散熱処理することによ
って製造することができるので、Agの使用量を節約で
き、また工程数が少ない一貫した生産ラインで製造する
ことができるので、その製造コストの大幅な低下が可能
になる。
電気接点材料は、耐摩耗性,耐食性(耐硫化性),加工
性が優れている。また、本発明の電気接点材料は、接点
表面のAg−Sn合金層が低廉なコストで行なえるめっ
き法で成膜した薄いめっき層を拡散熱処理することによ
って製造することができるので、Agの使用量を節約で
き、また工程数が少ない一貫した生産ラインで製造する
ことができるので、その製造コストの大幅な低下が可能
になる。
Claims (4)
- 【請求項1】 接点基材と、前記接点基材の表面に形
成されたNiもしくはCoまたは両者の合金から成る下
地層と、前記下地層の表面に形成されたAg−Sn合金
層とを備え、前記Ag−Sn合金層におけるSnの平均
濃度は10重量%未満であり、かつ前記Ag−Sn合金
層におけるSnの濃度は前記下地層との界面から前記A
g−Sn合金層の表層部にかけて増大する濃度勾配で変
化していることを特徴とする電気接点材料。 - 【請求項2】 前記下地層との界面におけるSnの濃
度を1としたとき、前記Ag−Sn合金層の表層部にお
けるSnの濃度が1.1〜5になっている請求項1の電
気接点材料。 - 【請求項3】 接点基材の表面に、めっき法で、Ni
もしくはCoまたは両者の合金からなる下地めっき層を
成膜する工程;前記下地めっき層の表面にめっき法で、
Agめっき層を成膜する工程;前記Agめっき層の表面
に、めっき法で、Snめっき層を成膜する工程;および
、非酸化性雰囲気中で加熱して、前記Agめっき層と前
記Snめっき層に拡散処理を施してAg−Sn合金層に
する工程;を備えていることを特徴とする請求項1の電
気接点材料の製造方法。 - 【請求項4】 前記拡散処理を施したのち、更に圧延
加工を施す請求項3の電気接点材料の製造方法。
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JP2959872B2 JP2959872B2 (ja) | 1999-10-06 |
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1991
- 1991-06-18 JP JP14573891A patent/JP2959872B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2013140850A1 (ja) | 2012-03-23 | 2013-09-26 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 電子部品用金属材料、それを用いたコネクタ端子、コネクタ及び電子部品 |
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WO2014003147A1 (ja) | 2012-06-27 | 2014-01-03 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 電子部品用金属材料及びその製造方法、それを用いたコネクタ端子、コネクタ及び電子部品 |
KR20150053263A (ko) | 2012-06-27 | 2015-05-15 | 제이엑스 닛코 닛세키 킨조쿠 가부시키가이샤 | 전자 부품용 금속 재료 및 그 제조 방법, 그것을 사용한 커넥터 단자, 커넥터 및 전자 부품 |
WO2014003145A1 (ja) | 2012-06-27 | 2014-01-03 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 電子部品用金属材料及びその製造方法、それを用いたコネクタ端子、コネクタ及び電子部品 |
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EP2868772A4 (en) * | 2012-06-27 | 2016-05-25 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | METAL MATERIAL FOR AN ELECTRONIC COMPONENT, METHOD OF MANUFACTURING THEREOF AND CONNECTING END, CONNECTOR AND ELECTRONIC COMPONENT WITH THE METAL MATERIAL FOR AN ELECTRONIC COMPONENT |
EP2868773A4 (en) * | 2012-06-27 | 2016-05-25 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | ELECTRONIC COMPONENT METALLIC MATERIAL AND MANUFACTURING METHOD THEREOF, AND CONNECTOR TERMINAL, CONNECTOR, AND ELECTRONIC COMPONENT USING SAID METALLIC ELECTRONIC COMPONENT MATERIAL |
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WO2014003144A1 (ja) | 2012-06-27 | 2014-01-03 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 電子部品用金属材料及びその製造方法、それを用いたコネクタ端子、コネクタ及び電子部品 |
KR20150053264A (ko) | 2012-06-27 | 2015-05-15 | 제이엑스 닛코 닛세키 킨조쿠 가부시키가이샤 | 전자 부품용 금속 재료 및 그 제조 방법, 그것을 사용한 커넥터 단자, 커넥터 및 전자 부품 |
US10530084B2 (en) | 2012-06-27 | 2020-01-07 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Metallic material for electronic components and method for producing same, and connector terminals, connectors and electronic components using same |
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KR20150028344A (ko) | 2012-07-25 | 2015-03-13 | 제이엑스 닛코 닛세키 킨조쿠 가부시키가이샤 | 전자 부품용 금속 재료 및 그 제조 방법, 그것을 사용한 커넥터 단자, 커넥터 및 전자 부품 |
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US10361501B2 (en) | 2016-03-09 | 2019-07-23 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Ni-plated copper or copper alloy material, connector terminal, connector and electronic component using the same |
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