JPH04370475A - ダイレクトマウント型ゲートバルブ - Google Patents

ダイレクトマウント型ゲートバルブ

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JPH04370475A
JPH04370475A JP14747291A JP14747291A JPH04370475A JP H04370475 A JPH04370475 A JP H04370475A JP 14747291 A JP14747291 A JP 14747291A JP 14747291 A JP14747291 A JP 14747291A JP H04370475 A JPH04370475 A JP H04370475A
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JP
Japan
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valve body
valve
opening
operating rod
container
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Pending
Application number
JP14747291A
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English (en)
Inventor
Norikimi Irie
入江 則公
Yuzo Hayashi
雄造 林
Toshiro Katagiri
片桐 俊郎
Toshio Sawa
澤 敏雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Irie Koken Co Ltd
Original Assignee
Irie Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイレクトマウント型
ゲートバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造装置のマルチチャン
バーにおいては、添付図面の図5に示すように、各種の
チャンバーR1〜R6がクリーンルーム内に設置される
ようになっており、また、各チャンバーR1〜R6は搬
送室Cの回りに、ほぼ放射状に配置され、各チャンバー
R1〜R6の開口部を搬送室Tに向けて配置し、大部分
の開口部には、ゲートバルブGを設け、それを気密に閉
鎖することにより、必要なチャンバー内を所望の環境、
例えば、高真空に維持し、その内部においてウェハーな
どの半製品に、それぞれ、所定の処理を施した後、ゲー
トバルブGを開放し、一つのチャンバー内の半製品を、
搬送室Cに設置された搬送装置Tを介して他のチャンバ
ー内に搬送し、再びゲートバルブGを閉塞した後、次ぎ
の処理を施し、このようにして、全部のチャンバーR1
〜R6を所定の順序で通過させることにより、最終製品
が製造されるようにしてある。
【0003】この場合、各チャンバーR1〜R6は、ク
リーンルーム内に設置されるので、各チャンバーは、出
来るだけ小型で軽量であることが要求されている。その
ために、チャンバーの材質としてアルミニゥムを使用す
るなどの対策が採られている。しかしながら、ゲートバ
ルブGとして、従来の構造のものが採用される時には、
ゲートバルブ自体の重量及び容積が、比較的大きなもの
であるので、ウェハーの搬送距離が長くなり、これに伴
い、搬送室Cが大きくなってしまうなどの問題点が生ず
る。
【0004】また、このゲートバルブGとしては、クリ
ーンルーム内に設置され、半導体ウエーハ等に精細な加
工を行う環境で使用されるものであるので、その開閉作
動において、微細な粒子(異材質の粒子)などの発生の
恐れの無いものを使用することが、必要とされている。 このために、ゲートバルブとして、既に、無しゅう動ゲ
ートバルブが、提案されている。例えば、特開平2−1
90691号公報には、「真空バルブ」の発明が記載さ
れている。すなわち、この発明は、バルブの開閉操作に
おいて、弁体と弁座との当接によりダストが発生するこ
との無い真空バルブを提供することを目的とし、また、
この目的を達成するために、弁箱と、弁箱の側壁の開口
部に設けた弁座に着座する弁体と、この弁体を一端部に
取り付け、他端部を弁箱外に延ばした弁棒と、弁棒の他
端部と移動自在に結合した連接棒と、連結棒に取り付け
た弁棒上下移動用駆動機と、弁箱に固定された第一の軸
受支持体に取り付けられ、弁棒を軸支する第一の球面滑
り軸受と、第一の球面滑り軸受及び弁箱内の雰囲気を遮
断するように、弁棒に固着されたベローズ固定用上板と
、弁箱に固着されたベローズ固定用下板との間に設けら
れた伸縮ベローズと、弁箱に固定されていない弁箱外の
第二の軸受支持体に取り付けられ、弁棒を軸支する第二
の球面滑り軸受と、第二の球面滑り軸受を動かすために
、第二の軸受支持体に取り付けられた弁棒回動用駆動機
とから構成されている。
【0005】その他、本出願人により特願平2−424
号として特許出願されている発明「無しゅう動真空ゲー
トバルブ」もあるが、この発明によるゲートバルブは、
上に説明をした本出願前に公知となっている「真空バル
ブ」と実質的に同一の目的は有しているが、その目的を
達成するために、それとは別個の構成が、採用されてい
る。なお、この「無しゅう動真空ゲートバルブ」の構成
の詳細については、後に説明をする、本発明の実施例の
説明から明らかとなるので、ここでは、その説明を省略
する。
【0006】更に、ゲートバルブ自体の重量及び容積が
大きいと言う問題を解決するために、いわゆる、ダイレ
クトマウント型ゲートバルブが、既に、公知となってい
る。すなわち、図6は、その1例を略図により示すもの
であるが、図に示すように、チャンバーRの開口部Oを
形成した隔壁R0に、弁座VSを取り付け、この弁座V
Sに協同をする弁体VBは、チャンバーRの外部に取り
付けられた作動機構ACを介して矢印Yの方向に作動を
されるようになっており、その作動により、弁体VBが
、弁座VSを閉鎖したり、開放したりすることが出来る
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上に説
明をしたような、従来公知の発明ないしは本出願人によ
り提案されている発明による「真空バルブ」ないしは「
無しゅう動真空ゲートバルブ」は、いずれも、その全体
の重量及び容積が比較的大きなものであるので、これを
クリーンルーム内に設置すると、ウェハーなどの半製品
の搬送距離が長くなり、これに伴い、搬送室が大きくな
ってしまうなどの問題点が生ずる。また、このことを解
決するために既に提案されている、同様に、上に説明を
した、いわゆる、ダイレクトマウント型のゲートバルブ
においては、弁箱が無く、弁体が、チヤンバーの隔壁に
取り付けられた弁座と協同をするようになっているので
、隔壁の部分における弁体の容積を小さくすることは出
来るが、この弁体と協同をする特殊な弁座を必要とする
ので、その設置が繁雑であると言う問題点がある。そこ
で、本発明は、全体の重量及び容積を小さなものとする
ことが出来る「ダイレクトマウント型ゲートバルブ」を
得ることを、その主な課題とするものである。
【0008】更に、本発明は、弁体の開閉作動において
、何らの微細な粒子などの発生も生ずることの無い「ダ
イレクトマウント型ゲートバルブ」を得ることをも、そ
の課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、これら
の課題は、容器などの隔壁に空けられた開口部を開閉す
るためのゲートバルブにおいて、開口部の開閉を行う弁
体と、弁体に1端部において取り付けられている弁体操
作棒と、容器などに取り付けられるようにされると共に
弁体操作棒の他端部に連結されている弁体駆動機構部と
から成り立っており、弁体は弁体駆動機構部から容器な
どの内部に突出していると共に弁体駆動機構部の作動に
より、弁体操作棒を介して隔壁に空けられた開口部に対
する開閉運動を行うようになっていることを特徴とする
ダイレクトマウント型ゲートバルブにより解決される。
【0010】一層詳細には、本発明によるゲートバルブ
は、隔壁を有し、隔壁には外部環境と連通可能な開口部
を空けられている容器などにおいて、隔壁に空けられた
開口部を開閉するために、容器などに取り付けられるよ
うにされると共にその隔壁に空けられた開口部に対応す
る弁開口を設けられている側壁を有している中空箱状の
弁箱と、弁開口を包囲するように形成されている弁座と
、弁座の開閉を行うために弁箱内にこれと協同作用をす
るように配置された弁体と、弁体に1端部において取り
付けられている弁体操作棒と、弁体操作棒の他端部に連
結されると共に弁箱の外部に設置された弁体駆動機構部
とから成り立っている基本構成を有しているゲートバル
ブを主体とするものであるが、弁箱を省略すると共に弁
体と協同作用をする弁座を、容器などの隔壁に空けられ
た開口部の周辺に直接的に形成し、この弁座と協同作用
をする弁体を、容器などに適宜に固着された弁体駆動機
構部により、弁体操作棒を介して作動させるようにする
ことを、特徴とするものである。
【0011】この場合、ゲートバルブとしては、任意の
基本構成を有するものが使用可能であるが、この基本構
成を有するものとして、先に本出願人により提案されて
いる「無しゅう動真空ゲートバルブ」を採用することに
より、弁体駆動機構部は、弁体の開閉作動を、弁体を弁
座の面に対してほぼ垂直な方向に動かす運動と、弁体を
この弁座から間隔を置かれた状態において、この方向に
対してほぼ垂直な方向に動かす運動とを連続して行わせ
ることが出来るので、弁体の開閉作動の際に、弁体と弁
座との間に、相対的なしゅう動運動の生ずること無しに
行わせることが出来、従って、弁体の開閉作動において
、それらの間に摩擦運動がある場合に起こるような、微
細な粒子(異材質の粒子)の発生することを防止するこ
とが出来る。従って、この基本構成を主体とした本発明
によるゲートバルブは、真空環境の下に作動される半導
体の製造設備用として使用する時には、特に、有利とな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す添付図面に
基づいて、詳細に説明をする。まず、図1及び2には、
本発明によるゲートバルブの1実施例50が、真空容器
60のために設置されているものとして示されている。 このゲートバルブ50は、真空室60の頂壁61の上に
直立して設置されている弁体駆動機構部51と、これに
より開閉作動をされる弁体52とから成り立っているが
、弁体52は、例えば、長方形状の盤状の輪郭を有して
おり、真空容器60の内部に置かれており、この弁体5
2は、真空容器60の頂壁61に空けられた開口62を
緩く貫通して真空容器60の内部まで延びている弁体駆
動機構部51の弁体操作棒53に連結されている。なお
、この弁体52は、弁体駆動機構部51の作動により、
弁体操作棒53を介して、真空容器60の垂直な隔壁6
3に沿って、これからわずかな間隔を置かれた状態にお
いて、垂直方向に移動可能となっている他、隔壁63の
面に対してほぼ垂直な方向にも、移動可能となっている
【0013】また、真空容器60の隔壁63には、その
上方部分に、弁体52の輪郭に対応する、例えば、長方
形状の輪郭を有している開口部64が空けられており、
更に、隔壁63においては、この開口部64の周辺部が
、弁体52と協同作用をする弁座65として役立つよう
になっている。このようにして、弁体52は、図1に示
す状態においては、隔壁63に空けられた開口部64を
開放している状態にあるが、この弁体52を、弁体駆動
機構部51の作動により弁体操作棒53を介して隔壁6
3に沿って、それとの間にわずかな間隔を置いたまま垂
直に下降させ、ほぼ、図2に示すように、隔壁63に空
けられた開口部64に対向する位置にまで下降された時
に、弁体駆動機構部51の作動により、弁体操作棒53
を介して弁体52を、隔壁63に対してほぼ垂直方向に
移動させると、弁体52は、隔壁63に空けられて開口
部64の周辺部の弁座65に押圧され、図2に示すよう
に、弁開口64をシールして閉塞するようになる。
【0014】また、図2に示すような、弁体52による
開口部64の閉塞状態から、弁体52を開放状態に持ち
来すためには、弁体駆動機構部51を、弁体52の開放
操作と逆の作動を行わせるようにすれば良い。すなわち
、まず、弁体52を、隔壁63に対してほぼ垂直方向に
弁座65から離れるように作動をさせ、次いで、弁体5
2を弁体操作棒53を介して、隔壁63に沿って且つこ
れからわずかな間隔を有して、垂直上方に移動させるこ
とにより、これを行うことが出来る(図1参照)。
【0015】本発明によるゲートバルブの1実施例は、
上に概略を説明をしたような構成及び作用を有するもの
であり、従来のゲートバルブとは、従来のゲートバルブ
が、その基本構成において必須とされていた弁箱及びそ
れに設けられた弁座を必要としない点において、根本的
に相違するものである。
【0016】次ぎに、本発明によるゲートバルブの構成
の詳細を説明をするが、その基本構成となってゲートバ
ルブが、先に、本出願人により提案されてえいる「無し
ゅう動真空ゲートバルブ」であるものとして、まず、こ
のゲートバルブの構成を、図3及び4に基づいて、簡単
に説明をする。図3及び4に示すように、このゲートバ
ルブは、横断面が長方形状の中空箱状の弁箱1を有して
おり、この弁箱1が、頂壁10、側壁11,12及び底
壁13から成り立っているものとして示されている。
【0017】図3及び4に示すように、弁箱1の側壁1
1の一つの下部には、弁箱1の垂直中心線X−Xに対し
て対称的に、長方形状の弁開口2が、その長い辺21,
22を底壁13に対して平行であると共にその短い辺2
3を底壁13に対して垂直に空けられており、この弁開
口2の周辺には、弁座3が形成されている。また、弁箱
1の頂壁10の上面には、弁箱1の垂直中心線X−Xに
対して対称的に各1組の垂直な支持架台5が配置されて
いるが、各支持架台5は、1対の間隔を置かれた、先端
部近くに幅の狭い部分を形成された、ほぼ長方形状の板
状の支持体51,52から成り立っており、これらの支
持体51,52は、それぞれ、弁箱1の短い側壁12に
対して平行となるように間隔を置かれて、その下端部に
おいて、弁箱1の頂壁10に垂直に固着されている。
【0018】更に、弁箱1の内部には、その弁座3と協
同して弁開口2を開閉自在に閉鎖するために、長方形状
の盤状の弁体10が、その一つの平らな面が、弁座3に
対して、ほぼ平行となるように配置されており、その弁
座3に対向する面には、弁開口2の周辺において弁座3
に接触をするように、Oリング11が取り付けられてい
る。なお、図4には、弁体10は、弁座3から間隔を置
かれて離れている、弁開口2の開放状態において示され
ている。また、この弁体10は、図3,4から分かるよ
うに、その弁座3と反対側の平らな面から、ある深さに
、平面輪郭が、弁体10の平面輪郭と相似であるが、や
や小さなものであるくぼみ101が形成されており、こ
のくぼみ101の中には、このくぼみ101の平面輪郭
に相似であるが、これよりも、やや小さな平面輪郭を有
している長方形状の、ある厚さを有している、ほぼ板状
の弁体押圧部材12が、その外周辺を、くぼみ101の
内周辺から、あるすきまを有すると共にくぼみ101の
底面からも、ある間隔を置かれて配置されている。なお
、弁体押圧部材12の弁体10の、くぼみ101の平面
輪郭よりも小さな平面輪郭を有する長方形状の、ある高
さの段部121が形成されると共にその中心部からは、
半球状の突起122が突出しており、その頂部が、くぼ
み10の底面と接触するようにしてある。更に、弁体1
0と、弁体押圧部材12とは、弁体10のくぼみ101
の内周辺と、弁体押圧部材12の段部121の外周辺と
を、数個のコイルばね13を介して、適宜な手段により
相互に連結することにより、弁体10を弁体押圧部材1
2に対して弾性的に連結してある。
【0019】また、弁箱1の内部には、その頂壁10に
、弁箱1の垂直中心線X−Xを中心として空けられた円
筒状の開口14を緩く貫通して、同様に、弁箱1の垂直
中心線X−X内に軸心を有している丸棒状の弁体操作棒
15が、弁箱1の外部から挿入されており、その下端部
には、弁体押圧部材12が、その外面の中心部において
固着されている。更に、この弁体操作棒15は、その弁
箱1の頂壁10の中心に空けられた円筒状の開口14を
緩く貫通して延長され、その上端部の近くにおいて、弁
箱1の頂壁10の長手方向に延びている旋回枠20の水
平な腕部材201の中央部に空けられた円筒状の開口を
、緩く貫通するようにされている。なお、この旋回枠2
0は、この水平な腕部材201と、その各端部に垂直に
垂下するように固着された1対の脚部材202とから構
成されているが、各脚部材202は、各支持架台5を構
成している垂直な1対の支持体51及び52と平行に且
つこれらの間の間隔の垂直中心線の上に中心線を置かれ
ており、このようにして、旋回枠20は、水平な腕部材
201と、1対の垂直な脚部材202とから成り立って
いる縦断面がコの字状の板部材から形成されている。 また、この旋回枠20は、その垂直な脚部材202の下
端部を、弁箱1の頂壁10から間隔を置かれると共にそ
の下端部近くにおいて、各支持架台5を構成している各
1対の垂直な支持体51及び52の下端部近くに、弁箱
1の頂壁10の横方向に対して平行に取り付けられた各
1本のピン25が緩く貫通することにより、このピン2
5を介して、支持架台5に旋回自在に連結されている。
【0020】更に、この旋回枠20の水平な腕部材20
1には、弁箱1の垂直中心線X−Xと同一の軸心を有し
ている空気シリンダ35が、そのシリンダ頂端部におい
て、上方に向けて垂直に固着されており、そのピストン
は、弁体操作棒15の上端部に固着されている。なお、
弁箱1の頂壁10に空けられた円筒状の開口14と、弁
体操作棒15との間のすきまを弁箱1に対してシールす
るために、弁箱1の頂壁10の外面と、弁箱1の外部の
弁体操作棒15との間には、弁体操作棒15を緩く包囲
してベローズ38が配置されており、その各端部は、そ
れぞれ、頂壁10及び弁体操作棒15に固着されており
、弁箱1の内部を気密に保持するようにしてある。
【0021】また、各支持架台5の上端部近くには、同
一水平線の上に、それぞれ、1個の空気シリンダ40が
、その基端部において固定してあり、その他端部の中心
部をピストン棒41が貫通しており、その端部には、半
球状の形状を有する押圧部材42が固着されており、こ
の押圧部材42の頂部は、旋回枠20の水平な腕部材2
01と、垂直な脚部材202との、それぞれの中心部線
の交差部において、旋回枠20に接触するようになされ
ている。
【0022】この無しゅう動真空ゲートバルブは、上記
のような構成を有しているが、その作動は、次ぎのよう
である。まず、図3及び4は、弁体10が、弁座3から
離れており、弁箱1に空けられた弁開口2を開放してい
る開放の第一段階の終了ないしは閉鎖の第二段階の開始
の状態において示されており、この状態においては、弁
体10は、弁座3から間隔を置かれて水平方向に相互に
重なり合っている。また、この状態においては、空気シ
リンダ35のピストン棒及び空気シリンダ40のピスト
ン棒41は、それぞれ、最大延伸行程及び引き込み行程
状態にあるが、この状態から、開放の第二段階として、
空気シリンダ35の作動により、そのピストン棒を引き
込ませ、これらの図で見て、上方に引き上げると、この
ピストン棒は、それに固着された弁体操作棒15が、弁
体押圧部材12及びコイルばね13を介して、弁体10
を上昇させ、その弁体10が、弁箱1の弁開口2に干渉
しない位置まで上昇され、完全開放状態となる。
【0023】逆に、このようにして、完全開放状態にあ
る弁体10を、弁箱1に空けられた弁開口2を閉鎖する
ために、弁座3を閉塞するために作動をさせるには、ま
ず、閉鎖の第一段階として、空気シリンダ35の作動に
より、そのピストン棒及び弁体操作棒15,弁体押圧部
材12及びコイルばね13を介して弁体10を図3及び
4に示す状態に持ち来すようにする。この状態において
は、空気シリンダ35のピストン棒は、最大延伸行程状
態にあり、また、旋回枠20の垂直な脚部材202の外
縁は、支持架台5を構成している支持体51及び52に
取り付けているピン25の中心を通る垂直面に対して、
ほぼ平行となっており、また、各空気シリンダ40のピ
ストン棒41は、その引き込み行程の状態にある。そこ
で、閉鎖の第二段階として、空気シリンダ40を、その
ピストン棒41が、その最大延伸行程の端部に向かって
移動するように作動させると、各ピストン棒41は、押
圧部材42を介して、旋回枠20を構成している水平な
腕部材201と、脚部材202との交差部分を押圧し、
旋回枠20をピン25の回りに、図4で見て、反時計方
向に旋回させるようにする。
【0024】従って、旋回枠20の水平な腕部材201
は、これに取り付けられた空気シリンダ35のピストン
に連結されて弁体操作棒15を空気シリンダ35と一緒
に、図4で見て、反対時計方向に旋回させる。これによ
り、弁体操作棒15の下端部に、中心部において固着さ
れている弁体押圧部材12は、その段部121の面の中
心部に形成された半球状の突起122の頂面により、弁
体10に形成されたくぼみ101の底面を、その中心部
において押圧するので、弁体10は、弁座3に対して押
圧され、弁体10に設置されたOリング11を弁座3に
対して強大な力により押圧し、弁体10と、弁座3との
間における完全なシールを行うようになり、弁箱に空け
られた弁開口2を完全に閉塞する。なお、この場合、弁
体10は、弁体押圧部材12に数組のコイルばね13を
介して連結されているので、弁体10の弁座3に対する
押圧力は、両部材3,10の間の接触面に均等に分布さ
れることが、確実とされる。
【0025】逆に、この閉鎖状態にある弁体10を弁座
3から開放させるには、まず、開放の第一段階として、
空気シリンダ40を作動させ、そのピストン棒41を引
き込ませると、旋回枠20は、それを構成している脚部
材202と、弁箱1の頂壁10との間に、適宜な手段に
より配置されている戻しコイルばね45の作用により、
ピン25の回りに、図4で見て時計方向に旋回され、図
3及び4に示す状態に持ち来され、その水平な腕部材2
01と一体となっている空気シリンダ35,従って、そ
のピストンに連結されている弁体操作棒15を、同図に
示すような状態とし、弁体10を弁座3から引き離す。 そこで、開放の第二段階として、空気シリンダ35の作
動により、そのピストン棒を引き込ませ、これにより、
弁体10を垂直に上方へ移動させれば良い。
【0026】このように、この無摺動ゲートバルブにお
いては、弁箱1に設けられた弁開口2の開閉を行うため
には、弁体10に、2種類の運動を与えることが必要と
されている。すなわち、第一の運動は、弁体10を、そ
れが弁開口2を閉鎖している状態から、図4に示す弁開
口2と、弁体10とが間隔を置いて重なり合っている位
置へ弁開口2から動かし、又は、この図4に示す位置か
ら、弁開口2まで動かす運動であり、また、他の運動は
、この図4に示す位置から、弁体10が弁開口2から完
全に間隔を置かれた状態となるまで、又は、図4に示す
状態となるまで、上方、又は、下方に移動させる運動で
ある。そして、これらの2種類の運動は、いすれも、弁
箱1の外部に設置された弁体開閉機構、すなわち、旋回
枠20,空気シリンダ35及び空気シリンダ40などの
各種の部材により行われ、また、これらの2種類の運動
の間において、どのような摩擦運動も生ずることが一切
無く、従って、弁箱1内は、常に、清浄に維持されるこ
ととなる。
【0027】また、このような構成及び作用を有してい
る無しゅう動ゲートバルブは、従来は、図1及び2に示
されるような容器など60の頂壁61に、弁箱1の外部
輪郭に対応する開口62を空け、この開口62を経て室
など60の中に、弁箱1の側壁11の外面を、容器など
60の隔壁63の内面に沿って垂直に挿入し、弁箱1の
側壁11に形成された弁開口2が、容器など63の隔壁
63に空けられた開口64と一致するように挿入した後
、弁箱1の頂壁10を、容器など60の頂壁61に気密
の固着することにより、使用するようにするものである
【0028】ここで、前に、図1及び2に基づいて、1
実施例の概略を説明をした本発明によるダイレクトマウ
ント型ゲートバルブ50を、図3及び4に基づいて、1
実施例を詳細に説明をした、先に本出願人により提案さ
れている「無しゅう動真空ゲートバルブ」と比較する時
は、前者においては、後者における弁箱1の側壁11,
12及び底壁13が省かれ、その頂壁10が、弁体駆動
機構部50の、平面輪郭がほぼ長方形の板状を有してい
る基台を形成しており、弁体駆動機構部50は、この基
台の上に組み立てられており、また、後者の弁開口2が
、前者の容器など60の隔壁63に空けられた開口部6
4により直接的に形成され、更に、後者の弁座3の代わ
りに、前者の隔壁63に空けられた開口部64の周辺部
が、弁座65として役立つものであることが、分かると
ころである。なお、前者における弁体駆動機構部51は
、後者における旋回枠20,空気シリンダ35及び空気
シリンダ40などから成り立っている弁体開閉機構と同
一の構成を有しており、また、前者における弁体52が
、後者における弁体操作棒15に対応する弁体操作棒5
3を介して、弁体駆動機構部51により、後者における
2種類の運動を行うものであることも、容易に理解する
ことが出来るところである。
【0029】このようにして、本発明によるゲートバル
ブ50においては、図1及び2から分かるように、容器
など60に設置された場合には、弁体駆動部51が、容
器など50の頂壁61に固着され、弁体52が、容器な
ど60の内部に配置され、この弁体52が、弁体駆動機
構部51の作動により、弁体操作棒53を介して、容器
など60の隔壁63に空けられた開口部64を、その周
辺に直接的に形成された弁座65と協同作用を行って、
開閉するものである。また、弁体52の開閉動作が、容
器など60の隔壁63の内面に対してほぼ直角な方向及
び隔壁63の内面に対してほぼ平行な方向の2方向の運
動から構成されるので、弁体52の開閉動作の際に、何
らの微細な粒子などの異材質の粒子を発生することが無
く、従って、いわゆる、クリーンルーム内に設置するの
に適しているものである。
【0030】
【発明の効果】本発明によるゲートバルブは、上記のよ
うな構成及び作用を有しており、クリーン室などのに設
置する場合には、その内部に弁体自体だけを配置すれば
良く、従来のように、その内部に、弁座を形成された弁
箱などを配置する必要が無いので、クリーン室などの容
器などの内部に配置される部材を極めて小さなものとす
ることが出来、また、弁体と協同する弁座は、容器など
の隔壁自体に形成されるので、容器などの内部に特殊な
加工を施す必要が無く、これらのことから、容器などの
内部における被処理部品の搬送距離を著しく短縮するこ
とが可能となる。また、この場合に、ゲートバルブとし
て、先に本出願人により提案されている「無しゅう動真
空ゲートバルブ」を基本構成とする時は、弁体の開閉動
作には、何らの異材質の微粒子の発生も伴うことが無い
ので、例えば、半導体製造装置に使用した場合に、要求
される清浄な環境及び身直な搬送距離という要望に、容
易に応答することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を弁体の開放状態において示
す略縦断面図である。
【図2】同じく、弁体の閉塞状態において示す略縦断面
図である。
【図3】先に本出願人により提案されている「無しゅう
動真空ゲートバルブ」の1実施例を、左半分には正面図
で、右半分には縦断面図で示す図である。
【図4】その1部分を、同図のIII−III線により
切断して示した一部縦断面図である。
【図5】半導体製造装置のマルチチャンバーの配列の1
例を示す平面図である。
【図6】従来公知のダイレクトマウント型ゲートバルブ
の1例を示す略断面図である。
【符号の説明】
50  ゲートバルブ 51  弁体駆動機構部 52  弁体 53  弁体操作棒 60  容器など 61  頂壁 62  開口 63  隔壁 64  開口部 65  弁座

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  容器などの隔壁に空けられた開口部を
    開閉するためのゲートバルブにおいて、開口部の開閉を
    行う弁体と、弁体に1端部において取り付けられている
    弁体操作棒と、容器などに取り付けられるようにされる
    と共に弁体操作棒の他端部に連結されている弁体駆動機
    構部とから成り立っており、弁体は弁体駆動機構部から
    容器などの内部に突出していると共に弁体駆動機構部の
    作動により、弁体操作棒を介して、隔壁に空けられた開
    口部に対する開閉運動を行うようになっていることを特
    徴とするダイレクトマウント型ゲートバルブ。
  2. 【請求項2】  弁体駆動機構部が、弁体に、弁体操作
    棒を介して、弁体操作棒の方向とほぼ平行な方向の運動
    と、この方向に対してほぼ垂直な方向の運動との2種類
    の運動を逐次与えることが可能となっている請求項1の
    ダイレクトマウント型ゲートバルブ。
  3. 【請求項3】  弁体が容器などの隔壁に空けられた開
    口部の開閉運動を行う際に、容器などの隔壁に空けられ
    た開口部それ自体の周辺部を弁座として、これと協同作
    用をするようになっている請求項1又は2のゲートバル
    ブ。
  4. 【請求項4】  弁体駆動機構が、容器などに固着され
    るようにされたほぼ長方形状の平面輪郭を有している板
    部材から成り立っている基台と、基台の中心部を板面に
    対して垂直に緩く貫通している弁体操作棒と、基台の上
    方において弁体操作棒に中央部を固着された水平な腕部
    材及びその各端部からそれと一体に垂直に垂下された1
    対の脚部材から成る旋回枠と、旋回枠の水平な腕部材の
    上に、弁体操作棒と同軸受心に取り付けられ且つピスト
    ン棒を弁体操作棒に連結された液圧シリンダと、基台に
    固着され且つ弁体操作棒の延長方向に対して平行に延長
    されている1対の支持架台と、各支持架台に取り付けら
    れると共に旋回枠の各脚部材の下方部分を支持架台の下
    方部分に旋回自在に連結しているピン部材とから成り立
    っている請求項1,2又は3のゲートバルブ。
JP14747291A 1991-06-19 1991-06-19 ダイレクトマウント型ゲートバルブ Pending JPH04370475A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010163A1 (ja) * 2015-07-13 2017-01-19 株式会社島津製作所 シャッター
CN113090776A (zh) * 2021-03-30 2021-07-09 浙江理工大学 一种可伸缩式闸阀

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CN113090776B (zh) * 2021-03-30 2022-11-15 浙江理工大学 一种可伸缩式闸阀

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