JP2005076836A - ゲートバルブ並びに真空処理容器および真空処理容器のゲート開閉方法 - Google Patents
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Abstract
ゲートバルブに作用する大気雰囲気圧力の作用方向の考慮することによって小さな駆動源であっても充分にゲート開閉できるゲートバルブ、並びに真空処理容器および真空処理容器のゲート開閉方法を提供する。
【解決手段】
弁箱1の開口部7をシリンダ駆動装置21によって駆動され、かつ傾動する弁棒16に設けられた弁体15によって開閉するようにしたゲートバルブは、開口部7に、離間して相対峙する一対の弁座8(8a、8b)を形成しており、更に一対の弁座8a、8bの間を無摺動で移動して挿入出されるようにして弁体15が設けられて、弁棒16に、ガイドプレート30に設けた溝39に沿って走行するローラ28を備えたステム受け27を設け、かつカム体42を双方向に揺動させるカム孔41に収納した構成を有し、カム体42をカム孔41内の中途位置に停止させる停止装置を備える。
【選択図】 図2
Description
また、このようなゲートバルブを備える真空搬送容器および真空搬送容器の開閉方法を提供することができ、被搬送物の搬送を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2において、ゲートバルブ100は、弁箱を備え、弁箱下蓋4には外箱3が連結してある。弁箱1は、開口部7を備える。開口部7は、離間して設置される相対峙する一対の開口部品7a、7bからなり、一対の開口部品7a、7bには一対の相対峙する弁座8(8a、8b)が形成され、これらの弁座8a、8bとの間には空間9Aが形成される。
図に示す例にあっては、一対の弁座8(8a、8b)は、それぞれ弁箱1の外側から嵌め込み方式によって嵌め込まれて固定されているが、弁箱1の内壁に取付けて固定してもよい。両方式を選択できる構成とすることができる。
弁座8、弁体15および弁棒16、並びに弁棒16を駆動する駆動装置は、複数個、図に示す例にあっては左右2個設けられており、これらの構成は同一のものとされるので、図にあっては右半分の構成が表示してある。以下、この右半分の構成を中心にして説明を行う。左側の構成の説明は右半分の構成についての説明が準用される。図に示すように弁棒16は弁箱下蓋4のシール部17を貫通して外箱3内に延在する。
シリンダ駆動装置21(21a、21b)は、駆動用シリンダ22(22a、22b)から伸びるそれぞれ3本のロッド24(24a、24b)を有している。それぞれのロッド24は連結材25(25a、25b)を介して連結子26に連結される。この連結子26には左側のシリンダ駆動装置のロッドにも連結されており、平行上下動して曲げを発生させないようにして弁棒16の駆動を行う。
弁棒16には、これを包囲するようにしてステム受け27が設けられ、その上端部には外方に向けてローラ28が設けてある。
ステム受け27およびベローズ29の外側には弁箱下蓋4に固着された2枚の平行板であるガイドプレート30(30a、30b)が弁棒16に沿って配設してあり、弁棒16方向に向けて、すなわち内側面に弁棒16に沿って溝39が形成してある。
弁棒16の下端にはスプリング33がカムベース34との間に設けてある。また、弁棒16の下端部において弁棒16に密着するステム受け27にはカム装置40が設置されている。カムベース34は連結子26に連結してある。
カム装置40は、カムベース34に固着されて上方に伸びるカム板43を有し、左右のカム板43は、ステム受け27にねじ44によって接続してある。
尚、ストッパシリンダは複数個使用することもあり、また駆動用シリンダ22と直列に配置されてもよい。
この動作に当たっては、シリンダ装置60の作用によって作動中のストッパ64のストッパ機能を解除することを行う。ストッパ機能の解除によってストッパ64は上方に持ち上げ得、これによってスプリング33は更に圧縮されることが可能になり、駆動用シリンダの推力によって図4(c)に示すような位置までカム体42はカム孔41内を移動することができる。
前記停止装置は、ストッパ64を備えたシリンダ装置60からなり、かつ停止解除によってカム体42はカム孔41内を他方側に揺動可能とされる。
Claims (8)
- 弁箱の開口部を、シリンダ駆動装置によって駆動され、かつ傾動する弁棒に設けられた弁体によって開閉するようにしたゲートバルブにおいて、前記開口部に、離間して相対峙する一対の弁座を形成し、該一対の弁座の間を無摺動で移動して挿入出されるようにして前記弁体を設け、前記弁棒を一方に傾動させて前記弁体の1側を一方の弁座に密着させ、更に前記弁棒を他方に傾動させて前記弁体の他側を他方の弁座に密着させる傾動装置を設けたことを特徴とするゲートバルブ。
- 弁箱の開口部を、シリンダ駆動装置によって駆動され、かつ傾動する弁棒に設けられた弁体によって開閉するようにしたゲートバルブにおいて、前記開口部に、離間して相対峙する一対の弁座を形成し、該一対の弁座の間を無摺動で移動して挿入出されるようにして前記弁体を設けて、前記弁棒に、ガイドプレートに設けた溝に沿って走行するローラを備えたステム受けを設け、かつカム体を双方向に揺動させるカム孔に収納した構成を有し、前記カム孔内の一方側の揺動によって前記対峙する一対の弁座の一方向に弁棒を傾動させ、前記カム体のカム孔内の他方側への揺動によって弁座の他方側に弁棒を傾動させる傾動装置を設けたことを特徴とするゲートバルブ。
- 請求項1から2において、前記停止装置は、ストッパを備えたシリンダ装置からなり、かつ停止解除によってカム体はカム孔内を他方側に揺動可能とされることを特徴とするゲートバルブ。
- 弁箱の開口部を、シリンダ駆動装置によって駆動され、かつ傾動する弁棒に設けられた弁体によって開閉するようにしたゲートバルブにおいて、前記開口部に、離間して相対峙する一対の弁座を形成し、該一対の弁座の間を無摺動で移動して挿入出されるようにして前記弁体を設け、かつ前記弁棒の軸方向駆動を阻止させる阻止装置を設けて阻止点で前記弁棒を相対峙する一対の弁座の双方に移動させるように作動し、前記弁棒の所定の該傾動に伴って前記弁体の1側を一方の弁座に密着させ、更に他の所定の傾動に伴って前記弁体の他側を他方の弁座に密着させる傾動装置を設けたことを特徴とするゲートバルブ。
- 弁箱の開口部を、シリンダ駆動装置によって駆動され、かつ双方向に駆動される弁棒に設けられた弁体によって開閉するようにしたゲートバルブにおいて、前記開口部に、離間して相対峙する一対の弁座を形成し、該一対の弁座の間を無摺動で移動して挿入出されるようにして前記弁体を設け、かつ前記弁棒の軸方向駆動を阻止させる阻止装置を設けて阻止点で前記弁棒を相対峙する一対の弁座の双方向に移動させるよう作動し、前記弁棒の一方向の移動に伴って前記弁体の他側を他方の弁座に密着させる弁棒移動装置を設けたことを特徴とするゲートバルブ。
- 請求項1から5のいずれかにおいて、前記一対の弁座は、それぞれ前記弁箱の外側から嵌め込み方式によって嵌め込まれて固定され、または前記弁箱の内壁に取り付けられることを特徴とするゲートバルブ。
- 被搬送物を真空状態で搬送あるいは処理するための容器(以下、真空処理容器という。)であり、前記被搬送物を挿入、挿出するゲートバルブを設けたものにおいて、該ゲートバルブは、離間して相対峙する一対の弁座を有し、いずれかの弁座を弁棒に連結されて該弁座の間に無摺動で挿入出された弁体によって、前記弁棒の傾動によって選択的に開閉されることを特徴とする真空処理容器。
- 真空処理容器にゲートバルブを設けて前記被搬送物を挿入、挿出する被搬送物の搬送方法において、前記ゲートバルブには離間して相対峙して一対の弁座が設けられ、いずれかの弁座を弁体によって選択的に開閉するに当たって、真空処理容器内の被搬送物の搬送に当たっては当該真空処理容器側の弁座を弁体で閉鎖し、当該真空処理容器のメンテナンス時に当たっては他側の弁座を閉鎖するようにしたことを特徴とする真空処理容器のゲート開閉方法。
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