JP2002303372A - ゲートバルブ並びに真空処理装置および方法 - Google Patents

ゲートバルブ並びに真空処理装置および方法

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JP2002303372A JP2001106366A JP2001106366A JP2002303372A JP 2002303372 A JP2002303372 A JP 2002303372A JP 2001106366 A JP2001106366 A JP 2001106366A JP 2001106366 A JP2001106366 A JP 2001106366A JP 2002303372 A JP2002303372 A JP 2002303372A
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rod
seat
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁デスク表面、特にOリング表面に腐食性ガス
が接触する面積,時間を小さくしてコンタミの付着を小
さなものとし、プラズマアタックの影響を小さくしてシ
ール時におけるシール性の確保を行うことのできるゲー
トバルブを提供する。 【解決手段】前記連結装置のストローク途中で連結装置
のストローク動作を止めるストッパと、該ストッパを移
動させてストローク動作止めを行わせる第2の移動装置
とを設け、前記ストッパは前記弁デスクが前記弁座に対
向しないストローク位置に移動したときに前記第2の移
動装置によって移動されて前記連結装置のストローク動
作を止め、この状態下で、前記第1の移動装置は前記弁
デスクを傾動させ、前記弁デスクが前記弁座に押圧され
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートバルブ、特
に半導体ウエハ(以下、ウエハという)の処理を行う真
空処理装置に使用されるゲートバルブに関し、更には真
空処理装置および真空処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、先に特願平7−2194
67号(特願平5−342760号の分割)および特願
平6−288720号の特許出願を行い、それらはそれ
ぞれ特許第2649662号および特許第265777
8号として成立した。
【0003】前者には、弁箱内に設けた弁座に対接され
るよう上記弁箱内に配置した弁デスクと、この弁デスク
に連結した、上記弁箱内から弁箱外にベローズを介して
上下動及び傾動自在に気密に突出する弁ロッドと、この
弁ロッドを介して上記弁デスクを上記弁座に対向する位
置と対向しない位置に移動自在ならしめ、上記弁デスク
が上記弁座にこれから離間して対向する位置となった
後、上記弁ロッドを傾動して上記弁デスクが上記弁座に
押圧されるようにした、弁箱外部に設けた移動手段とよ
り成り、上記移動手段が、ピストンシリンダと、このピ
ストンシリンダのピストンロッドに連結されたヨーク
と、上記弁ロッドの上部に連結されたブロックと、この
ブロックの上面に形成した段部と、この段部と対向する
よう上記ヨークの下面に形成した段部と、上記両段部間
に傾斜して配置した断面菱形の板状カムと、上記ヨーク
及びブロックを軸方向の相対移動を抑制するよう互いに
連結するばねと、上記ブロックを上下動及び傾動自在に
ガイドするため上記ピストンシリンダの側面に形成した
ガイドとより成り、上記ヨークを上記ブロックに対して
接近するよう押圧した際、上記板状カムが水平状となっ
て上記弁ロッドが上記ブロックを中心として傾斜し、上
記弁デスクが上記弁座に押圧されるようになるゲートバ
ルブが記載されている。
【0004】また、後者には、弁箱内に設けた弁座に対
接されるよう上記弁箱内に配置した弁デスクと、この弁
デスクに連結した、上記弁箱内から弁箱外にベローズを
介して上下動及び傾動自在に気密に突出する弁ロッド
と、この弁ロッドを介して上記弁デスクを上記弁座に対
向する位置と対向しない位置に移動自在ならしめ、上記
弁デスクが上記弁座にこれから離間して対向する位置と
なった後、上記弁ロッドを傾動して上記弁デスクが上記
弁座に押圧されるようにした、弁箱外部に設けた移動手
段とより成り、上記移動手段が、ピストンシリンダ装置
と、このピストンシリンダ装置のピストンロッドと上記
弁ロッドを互いに連結するためこれらの一方及び他方に
夫々設けたローラ及びこのローラに係合する傾斜長孔
と、上記ピストンロッド及び弁ロッドを軸方向に互いに
離間するように抑制するばねと、上記弁ロッドを上下動
及び傾動自在に案内するため上記ピストンシリンダ装置
のシリンダに形成したガイドとより成り、上記ピストン
シリンダ装置によって上記ピストンロッドを上記弁ロッ
ドに対して接近するように押圧した際、上記ローラ及び
傾斜長孔を介して上記弁ロッドが傾斜し、上記弁デスク
が上記弁座に押圧されるようになるゲートバルブが記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来品のゲートバルブ
にあっては、ゲートバルブ開放時における弁座面へ着座
していない状態では、弁デスクと本体もしくはチャンバ
の内壁との間に隙間があり、プロセスガス等の腐食性ガ
スが弁デスクに回り込み、弁デスク表面、特に弁デスク
に設けたOリング表面にコンタミが付着したり、プラズ
マアタックを受けてバルブのシール性が低下してしまう
おそれがあった。この対策として装置を止めて弁デスク
表面の清掃、特に弁座Oリングの交換を相当の頻度で実
施することが必要とされ、装置の稼働率の低下を招くお
それがあった。
【0006】本発明は、弁デスク表面、特にOリング表
面に腐食性ガスが接触する面積,時間を小さくしてコン
タミの付着を小さなものとし、プラズマアタックの影響
を小さくしてシール時におけるシール性の確保を行うこ
とのできるゲートバルブを提供することを目的とする。
【0007】更に、本発明は、ウエハを搬送する時に弁
デスク表面にコンタミが付着しないようにした状態下で
ウエハ搬送を行うようにしてウエハにコンタミが蒸発な
どによって再付着することが極力なくなるようにした真
空処理装置および真空処理方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンの上
下動作を操作部に設けたガイド、例えばガイド用溝を連
結装置であるローラにより案内して、そのストロークエ
ンドを支点にして弁ロッドを回転動作させて弁デスクを
傾動動作をさせるようにしたことに加え、例えばガイド
の任意の位置に連結装置であるローラの移動を止めるた
めのストッパを取り付けることにより、その任意の位置
にてもバルブの回転動作をさせることで、弁デスクを本
体もしくはチャンバの内壁に任意の位置で密着させるこ
とにより、例えば、弁デスクが弁座に対向しない位置に
移動した時にも弁デスクを弁座に押圧して弁デスクを保
護することが出来るようにした。
【0009】本発明は、具体的には、弁座に対接される
ように配置した弁デスクと、この弁デスクに連結した、
上下動および傾動する弁ロッドと、この弁ロッドを介し
て前記弁デスクを前記弁座に対向する位置と対向しない
位置に移動自在ならしめ、前記弁デスクが前記弁座にこ
れから離間して対向する位置となったとき、前記弁ロッ
ドを傾動させて前記弁デスクが前記弁座に押圧されるよ
うにした、第1の移動装置とより成り、かつ弁デスクを
弁座方向に傾動させる連結装置を備え、前記連結装置の
ストロークエンドを支点として前記弁ロッドが傾動し、
前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようになるゲート
バルブにおいて、前記連結装置のストローク途中(スト
ローク他エンドを含む)で連結装置のストローク動作を
止めるストッパと、該ストッパを移動させてストローク
動作止めを行わせる第2の移動装置とを設け、前記スト
ッパは前記弁デスクが前記弁座に対向しないストローク
位置に移動したときに前記第2の移動装置によって移動
されて前記連結装置のストローク動作を止め、この状態
下で、前記第1の移動装置は前記弁デスクを傾動させ、
前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようになるゲート
バルブを提供する。
【0010】本発明は、更には、弁座に対接されるよう
に配置した弁デスクと、この弁デスクに連結した、上下
動および傾動する弁ロッドと、この弁ロッドを介して前
記弁デスクを前記弁座に対向する位置と対向しない位置
に移動自在ならしめ、前記弁デスクが前記弁座にこれか
ら離間して対向する位置となったとき、前記弁ロッドを
傾動させて前記弁デスクが前記弁座に押圧されるように
した、第1の移動装置とより成り、前記第1の移動装置
が、ピストンシリンダ装置と、このピストンシリンダ装
置のピストンロッドと前記弁ロッドを互いに連結し、か
つ弁デスクを弁座方向に傾動させる連結装置と、前記ピ
ストンロッドおよび弁ロッドを軸方向に互いに離間する
ように抑制するばねと、前記弁ロッドを上下動および傾
動自在に案内するガイドとより成り、前記ピストンシリ
ンダ装置によって前記ピストンロッドを前記弁ロッドに
対し移動操作したとき、前記連結装置のストロークエン
ドを支点として前記弁ロッドが傾動し、前記弁デスクが
前記弁座に押圧されるようになるゲートバルブにおい
て、前記連結装置のストローク途中で連結装置のストロ
ーク動作を止めるストッパと、該ストッパを移動させて
ストローク動作止めを行わせる第2の移動装置とを設
け、前記ストッパは前記弁デスクが前記弁座に対向しな
いストローク位置に移動したときに前記第2の移動装置
によって移動されて前記連結装置のストローク動作を止
め、この状態下で、前記第1の移動装置は前記弁デスク
を傾動させ、前記弁デスクが前記弁座に押圧されるよう
になるゲートバルブを提供する。
【0011】また、これらのゲートバルブを真空処理装
置に適用した例を提供する。
【0012】ピストンロッドと弁ロッドとを連結する連
結装置は、上下動し、そのストロークの2点で(少なく
とも1点はストロークエンドで)、ストローク動作を停
止せしめられて停止点を支点として弁ロッドを回転動作
させる構成を有し、具体的には、ローラとこのローラに
係合する傾斜長孔が設けられた部材によって形成され、
あるいは弁ロッドに連結されたブロックと、このブロッ
クの面に形成した段部と、この段部と対向するようにし
て他の部材であるヨークの面に形成した段部と、両段部
間に傾斜して配置した断面菱形の板状カムによって形成
される。このように、連結装置は、回動支点を有し、回
動支点を中心にして回動したときに弁座あるいはチャン
バ内壁に向かって弁デスクを傾動させる傾動部分が形成
された部材を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施例を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図5において、1は弁箱本体または
真空搬送室もしくは真空処理室(後述)のチャンバの内
壁、2はこのチャンバ内壁1に設けた矩形状の弁座、3
はこの弁座2に対接されるように配置した矩形板状の弁
デスク、4は本体30の上部に設けたピストンシリンダ
装置、5はそのピストン、6はピストン5の中央部下面
から突出して設けたピストンロッド、7はシリンダ、8
は弁デスク3に一体化された第1のステム21,第2の
ステム22を介して連結された弁ロッドを示す。
【0015】本体30は蓋部31を有し、蓋部31に設
けた孔32を弁ロッド8は貫通する。
【0016】弁ロッド8の上部付近には弁ロッド受けで
あるブロック10が設けられる。蓋部31とブロック1
0によって形成される空間35には、蓋部31とブロッ
ク10とに連結された筒状ベローズ9が設けられる。
【0017】このように、弁ロッド8の上部に、筒状ベ
ローズ9を被さるようにブロック10が設けられ、この
ブロック10の両側に枢軸11を、弁座2に対する弁デ
スク3の押圧方向と直角の方向に伸びるように突設して
ある。この枢軸11にはローラ26が設けられる。
【0018】この枢軸11を案内する所定長さのストロ
ークを有するガイド溝12が形成されたガイド23が円
筒ガイド部材24に形成される。ガイド溝12はピスト
ンシリンダ装置4のシリンダ7の内側面に夫々設けるよ
うにすることもできる。ピストンシリンダ装置4を付勢
してピストンロッド6を下降させれば、後述する連結手
段13(あるいは連結装置)を介して枢軸11がガイド
溝12によって案内されて下降し、図6および図7に示
すように、ガイド溝12の下端であるストロークエンド
位置で、枢軸11が支持されている状態でブロック10
を矢印A方向に押圧すれば枢軸11を中心として、すな
わちストロークエンド位置を中心として弁ロッド8が傾
動し、この弁ロッド8の下端に連結された弁デスク3が
矢印B方向に移動し、弁座2に押圧される。弁座2には
その表面にOリング40が設けてあり、気密性のある封
止がなされることになる。
【0019】連結手段13は、ピストン5の中央部下面
から垂下せしめたピストンロッドによって構成すること
ができ、ピストンロッド6は図4に示すようにT字状を
なした部材であり、ピストンロッド6が挿入されるよう
弁ロッド8の上端部に形成した二叉部14と、この二叉
部14によって枢支軸15を介して回動自在に枢支した
ローラ16と、このローラ16が係合するようピストン
ロッド6に貫通して設けた傾斜長孔17と、ピストン5
と弁ロッド8を軸方向に互いに離間するよう抑制するた
め両者間に介挿された伸長ばね18とにより構成する。
【0020】このような構成を有するゲートバルブ10
0は、弁を閉じるときは、ピストンシリンダ装置4を付
勢して図1および図2に示す位置からピストンロッド6
を下降せしめれば同時に伸長ばね18を介して弁ロッド
8が一体に下降し、その結果図6および図7に示すよう
に弁デスク3が弁座2に対向する位置に下降し、この位
置で枢軸11のローラ26がガイド溝12の下端である
ストロークエンド位置に接して位置決めされるようにな
る。
【0021】この状態では弁ロッド8はそれ以上下降し
ないが、ピストンロッド6は伸長スプリング18を圧縮
しながら更に下降を続け、ローラ16が傾斜長孔17に
沿って次第に左方に移動され、この移動により弁ロッド
8が枢軸11を中心として、すなわちストロークエンド
位置を中心として矢印A方向に傾動し、この結果、弁ロ
ッド8の下端に連結された弁デスク3が矢印B方向に移
動して弁座2に強く押圧されることになる。
【0022】なお、この状態でピストンシリンダ装置4
によるピストンロッド6の下降を停止すれば、弁デスク
3は弁座2に押圧された状態に維持される。
【0023】弁を開く場合には、ピストンシリンダ装置
4を付勢してピストンロッド6を上昇せしめる。この場
合、弁ロッド8は、弁座2と弁デスク3間の摩擦力が大
きいため直ちに上昇することはなく、一方ピストンロッ
ド6は伸長ばね18の作用により弁ロッド8から離間す
る方向に抑制されているから直ちに上昇し、上記ローラ
16が傾斜長孔17に沿って右方に移動し、その結果、
弁ロッド8の傾斜が解除され、弁デスク3が上記矢印B
方向と反対方向に移動して弁座2から離れる。
【0024】その後更にピストンロッド6が上昇すれば
ローラ16の枢支軸15を介して弁ロッド8が弁デスク
3と共に上昇し、図1及び図2に示すように弁が開くよ
うになる。
【0025】なお、実施例においては上記ガイド溝12
及び枢軸11が弁デスク3に対向する弁座2の面に対応
する線上またはその近傍に位置せしめるようにするのが
好ましい。
【0026】このようにすれば、弁デスク3が上記弁座
2に接する位置で弁デスク3の移動の軌跡が弁座2の面
に対し略垂直となり、片当たりがないようになる。円筒
ガイド部材24(シリンダ7を延長してシリンダ7を使
用してもよい)の背面に接して、第2のピストンシリン
ダ装置41となる移動装置(あるいは移動手段)を設置
する支持体42が設けられる。このピストンシリンダ装
置41は、ストッパシリンダを備え、これに圧縮空気
(圧空)が投入される。この支持体42および円筒ガイ
ド部材24には、水平方向に、すなわち弁ロッド8に向
けて孔43が設けられる。
【0027】この孔43内にはストッパ44が設けら
れ、このストッパ44は、ピストンシリンダ装置41の
ピストン45に連結され、ストッパシリンダに投入され
た圧空によってガイド溝12内に突出移動可能され、ま
たストッパシリンダ内部のバネ49により元の位置に戻
される。これらの動作はピストンシリンダ装置41に対
する制御装置であるコンピュータによってコンピュータ
コントロールされる。
【0028】ストッパ44の設けられる位置は、ガイド
溝12のストロークの途中であり、枢軸11、すなわち
連結装置13のストローク途中で連結装置13の上下動
作の内、ストローク動作を止めることになる。
【0029】第2の移動装置であるピストンシリンダ装
置41は、ストッパ44を突出移動させてストローク動
作止めを行わせることになる。
【0030】ストッパ44は、弁デスク3が弁座2に対
向しないストローク位置に移動したときに第2の移動装
置によって移動されて連結手段13の枢軸11のストロ
ーク動作を止め、この状態下で、第1の移動装置である
ピストンシリンダ装置4はピストンロッド6に設けたロ
ーラ16が傾斜長孔17に沿って左方に移動し、その結
果、この移動により弁ロッド8が枢軸11を中心とし
て、ストローク途中のストッパ点で矢印A方向に傾動さ
れ、弁ロッド8の下端に連結された弁デスク3が矢印B
方向に移動して弁座2に強く押圧されることになる。
【0031】弁の開放は前述した方法によって行えばよ
い。
【0032】以上のように、本実施例によれば、ガイド
23に突出するストッパ44と、該ストッパ44を突出
移動させる他のピストンシリンダ装置41が設けられ、
ストッパ44は、前記弁デスクが前記弁座に対向しない
位置に移動したとき、他のピストンシリンダ装置41に
よってガイド23のガイド溝12に突出移動され、第1
の移動手段によって、ローラ16および傾斜長孔17を
介して弁ロッド8を傾動せしめ、弁デスク3が前記弁座
に押圧されるようになる。
【0033】図8は、傾動手段についての他の実施例を
示し、この例においては上記ローラ16及び傾斜長孔1
7を用いる代わりに上記弁ロッド8の二叉部14と上記
ピストンロッド6に夫々その端部を回動自在に枢支した
傾斜リンク19を用いている。即ち、この実施例では、
二叉部14の内側と、この二叉部14に挿入されている
ピストンロッド6の対向面間に夫々傾斜リンク19が配
置されており、この傾斜リンク19の一端は二叉部14
の内側面の前端部(図8において下部)に回動自在に枢
支され、他端は二叉部14の内側面の後端部(図8にお
いて上部)に回動自在に枢支されている。従ってピスト
ンロッド6が弁ロッド8に相対的に押し下げられると、
傾斜リンク19が傾斜し、ピストンロッド6の上部が二
叉部14に相対的に後方に(図8において上方)に移動
され、ピストンロッド6の下部は枢支軸15を中心とし
て前方(図8において下方)に移動されるようになる。
【0034】この例にあっても、ストッパ44および他
のピストンシリンダ装置41を設けてストローク途中に
おいて連結手段13のストローク動作を止め、ピストン
ロッド6が弁ロッド8に相対的に押し下げられると、傾
斜リンク19が傾斜し、ピストンロッド6の上部が二叉
部14に相対的に後方に移動され、ピストンロッド6の
下部は枢支軸15を中心として前方に移動されるように
なる。
【0035】他の構成は、特にストッパ44およびピス
トンシリンダ装置41を設けることについては、先に説
明した実施例と同様である。
【0036】他の実施例について図面に基づいて説明す
る。
【0037】図9〜図13において、51は弁箱または
真空搬送室もしくは真空処理室(後述)のチャンバ内
壁、52はこのチャンバ内壁51に設けた矩形状の弁
座、53はこの弁座52に対接されるように配置した矩
形板の弁デスク、54は本体80の上部に設けたピスト
ンシリンダ、56はピストンロッド、57はこのピスト
ンロッド56の上部に連結したヨーク、58は弁デスク
53に第1のステム71,第2のステム72を介して連
結した弁ロッドを示す。
【0038】本体80は箱部もしくは蓋部81を有し、
蓋部81に設けた孔82を弁ロッド58が貫通する。
【0039】弁ロッド58の上部付近には弁ロッド受け
であるブロック60が設けられる。ブロック60と蓋部
81によって形成される空間85には、ステム案内部材
83とブロック60とに連結された筒状ベローズ59が
設けられる。
【0040】弁ロッド58の上部にブロック60を連結
し、このブロック60の両側中心線上に枢軸61を、弁
座52に対する弁デスク53の押圧方向と直角の方向に
延びるよう突設し、この枢軸61をガイドする所定長さ
のガイド溝62を左右2つのピストンシリンダ54の側
面中心線上に夫々設け、ピストンシリンダ54の側面に
形成したガイド溝62の下端によって枢軸61が支持さ
れている状態でブロック60を図9に示す矢印A方向に
押せば枢軸61を中心として弁ロッド58が傾動し、こ
の弁ロッド58の下端に連結された弁デスク53が図9
の矢印B方向に移動し弁座52に押圧されるようにす
る。
【0041】更に、ブロック60に溝63を形成し、こ
の溝63内に引張ばね65を配置すると共に、ヨーク5
7の弁座52側の側面に垂下部分64を設け、この垂下
部分64に引張ばね65の一端を取り付け、他端をブロ
ック60に固定する。
【0042】また、ブロック60の上面及びヨーク57
の下面に夫々対向する段部66a,66bを形成し、両
者間に断面が菱形の板状カム67を傾斜して配置せし
め、ピストンシリンダ54のピストンロッド56によっ
てヨーク57を下降せしめた場合、ブロック60と共に
下降し、ブロック60の枢軸61がピストンシリンダ5
4の側面に形成したガイド溝62の下端に接するように
なった状態で、更にヨーク57をブロック60に向かっ
て押し下げた場合、上記傾斜した板状カム67が略水平
となりその結果ブロック60が枢軸61を中心として引
張ばね65のばね力に抗して矢印A方向に移動されるよ
うにする。
【0043】なお、板状カム67と引張ばね65の配置
関係は、図9に示すように常時ハの字形を形成するよう
に定めるのが好ましい。
【0044】ゲートバルブ100は上記のような構成で
あるから、弁を閉じるときは、ピストンシリンダ装置5
4を操作してヨーク57を下降せしめれば同時にブロッ
ク60が引張ばね65によってヨーク57の垂下部分6
4に摩擦結合されたまま一体に下降し、その結果図9,
図10に示すように弁デスク53が弁座52に対向する
位置に下降し、この位置で枢軸61が上記ガイド溝62
の下端に接して位置決めされるようになる。
【0045】この状態ではブロック60はそれ以上下降
しないが、ヨーク57は更に下降を続け、ヨーク57が
ブロック60に対して押し下げられ、傾斜している板状
カム67が略水平となり、これに伴ってブロック60が
引張ばね65のばね力に抗して水平方向に移動され、こ
の移動によりブロック60が枢軸61を中心として引張
ばね65のばね力に抗して矢印A方向に傾動し、この結
果、弁ロッド58の下端に連結された弁デスク53が矢
印B方向に移動して弁座52に強く押圧されるようにな
る。
【0046】なお、この状態でピストンシリンダ装置5
4によるヨーク57の下降を停止すれば、弁デスク53
は弁座52に押圧された状態に維持される。
【0047】弁を開く場合には、ピストンシリンダ装置
54を操作してヨーク57を上昇せしめる。この場合、
ブロック60は、弁座52と弁デスク53間の摩擦力が
大きいため直ちに上昇することはなく、一方ブロック6
0の側面はヨーク57の垂下部分14から離間して両者
は摩擦結合されていないためヨーク57のみがブロック
60に相対的に上方に引き離されるようになり、この結
果引張ばね65の作用により板状カム67が再び傾斜
し、同時に弁ロッド58の傾斜が解除され、弁デスク5
3が矢印B方向と反対方向に移動して弁座52から離
れ、続いてヨーク57と共にブロック60が弁デスク5
3と共に上昇し、図12に示すように弁が開くようにな
る。
【0048】ピストンシリンダ装置54の背面に接し
て、第2のピストンシリンダ装置141となる移動装置
(移動手段)を設置され、ピストンシリンダ装置54の
シリンダ142には、水平方向に、すなわち弁ロッド5
8に向けて孔143が設けられる。
【0049】この孔143内にはストッパ144が設け
られ、このストッパ144は、ピストンシリンダ装置1
41のピストン145に連結され、一体化され、ガイド
溝62内に突出移動可能になる。また、ストッパシリン
ダ内部のバネ49により元の位置に戻される。これらの
動作はピストンシリンダ装置141に対する制御装置で
あるコンピュータによってコンピュータコントロールさ
れる。
【0050】ストッパ144の設けられる位置は、スト
ロークの途中であり、枢軸61、すなわち連結装置63
のストローク途中で連結装置63の上下動作の内、スト
ローク動作を止めることになる。
【0051】第2の移動装置であるピストンシリンダ装
置141は、ストッパ144を突出移動させてストロー
ク動作止めを行わせることになる。146はピストンシ
リンダ装置141のシリンダである。
【0052】ストッパ144は、弁デスク58が弁座5
2に対向しないストローク位置に移動したときに第2の
移動装置によって移動されて連結装置63の枢動61の
ストローク動作を止め、この状態下で、第1の移動装置
であるピストンシリンダ装置54はピストンロッド56
に設けた板状カム67を水平に移動せしめ、その結果、
この移動により弁ロッド58が枢軸61を中心として、
ストローク途中のストッパ点で矢印A方向に傾動し、弁
ロッド58の下端に連結された弁デスク53が矢印B方
向に移動して弁座52に強く押圧されることになる。
【0053】弁の開放は前述した方法によって行えばよ
い。
【0054】図14は、図1〜図5に示すゲートバルブ
100の動作ステップを示す図である。図14に(i)
〜(iv)に示す1サイクル動作は次のようになされ
る。
【0055】図14(i) ゲートバルブの閉動作 1)ピストンシリンダ装置41のシリンダ閉側に圧空投
入 2)ゲートバルブ100の閉動作 3)弁座2に弁デスク3(弁体)着座 シリンダ閉側に圧空投入することにより、ガイド23の
ガイド溝12に沿ってローラ26が上昇し、ローラ26
がストロークエンド位置(終点)に着くと、ブロック1
0,弁ロッド8,ステム22,21が回転動作して、弁
座2に弁デスク3を着座させる。
【0056】図14(ii) ゲートバルブの開動作 4)シリンダ開側に圧空投入 5)ゲートバルブ100の開動作 シリンダ閉側への圧空投入を止め、シリンダ開側に圧空
を投入することによりブロック10,弁ロッド8,ステ
ム22,21の回動動作が戻って弁ロッド8は垂直にな
りゲートバルブ100は開放される。
【0057】図14(iii) ゲートバルブストローク
移動 6)シリンダ開側への圧空投入継続 弁ロッド8,弁デスク3が上昇する(図10の場合)。 (逆方向に設置すれば下降する。通常、図とは逆方向に
放置される。)
【0058】図14(iv) 移動位置における着座 7)ストッパシリンダに圧空投入 8)ストッパ突出移動 9)ゲートバルブ閉動作 10)内壁に弁デスク3が着座 ストッパシリンダに圧空を投入することによりストッパ
44がガイド23のガイド溝12内に突出移動する。こ
の状態下で、シリンダ閉側に圧空を投入することにより
ガイド溝12の終点がストッパ44の位置に移行し、そ
の位置にてブロック10,弁ロッド8,ステム22,2
1が回転動作して、弁デスク3が内壁1に着座状態とな
る。この状態では弁デスク3の表面に設けたOリングが
内壁1に押圧されて密着する。
【0059】図14(iii) ゲードバルブ着座開放 11)ゲートバルブ着座開放 12)ストッパシリンダの圧空開放 シリンダ閉側への圧空を止めてシリンダ開側への圧空を
投入することにより、ブロック10,弁ロッド8,ステ
ム22,21の回転動作が戻って垂直になり、弁デスク
3が内壁1の着座面から離れる。その後、ストッパシリ
ンダへの圧空を止めると、ストッパシリンダ内部のバネ
によってストッパ44が引き込まれ、ガイド溝12の外
に位置に戻される。
【0060】以上のように、ゲートバルブ100の弁デ
スク3は弁座2への着座と共に、内壁1に着座が可能に
なる。これによって弁デスク3とチャンバの内壁1との
間に隙間をなくすことができるようになり、プロセスの
ガス等の腐食性ガスの弁デスク3への回り込みを防止す
ることが可能になる。
【0061】図15および図16は、前述したゲートバ
ルブ100を半導体の真空処理装置200に適用した例
を示すブロック図である。
【0062】半導体処理装置200は、真空搬送室91
に1つもしくは複数の真空処理室92が隣接して設けら
れ、この間の開口部93にゲートバルブ100が設けら
れる構成であることがよく知られている。
【0063】本発明の実施例である真空処理装置200
は、開口部93を形成する内壁1、該内壁1に形成され
た弁座2、該弁座2に対接されるように配置された弁デ
スク3,開口部93を選択的に開閉するゲートバルブ1
00を備える。94はロードロック室である。また、ロ
ードロック室の入口部、出口部にもゲートバルブ100
が設けられる。
【0064】ゲートバルブ100は、前述したように弁
ロッド8を介して弁デスク3を弁座2に対向する位置と
対向しない位置に移動自在ならしめられる。弁デスク3
が弁座2から離して対向する位置になったとき、弁ロッ
ド8を傾動させて弁デスク3が、すなわちOリング40
が、弁座2に押圧されるようにされる。また、図16の
状態からゲートバルブが内壁1に沿って移動されて弁デ
スク3が弁座2に対向しない位置になったとき、ストッ
パ44を突出移動させることによって、弁ロッド8,弁
デスク3を傾動させて弁デスク3が弁座2に図14に示
すようにして押圧されるようにされる。弁デスク3が弁
座2に押圧されている状態下で、真空搬送室91内に設
けた搬送ロボット95によって真空搬送物91と真空処
理室92との間でウエハの搬送授受を行う。
【0065】このようにウエハの搬送授受を行う時に、
弁デスク3を本体もしくはチャンバ内壁1に任意の位置
で密着させることにより弁デスク3をウエハの搬送に伴
うコンタミから保護することができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁デスク
が弁座に対向しない位置において弁デスクは内壁に着座
することが可能になるので、弁デスクの表面、特にOリ
ング表面に腐食性ガスが接触する面積,時間が小さくな
り、コンタミの付着が小さなものとすることができる。
これによって、プラズマアタックの影響を小さくしてシ
ール時におけるシール性を確保できるゲートバルブを提
供できる。
【0067】また、本発明によれば、このようなゲート
バルブをウエハ処理時に採用することによって、弁デス
ク表面にコンタミが付着しないようにした状態下で、ウ
エハ搬送を行うようにしてウエハにコンタミが蒸発など
によって再付着することが極力なくなるようにした真空
処理装置および真空処理方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁が開いた状態における本発明のゲートバルブ
の縦断側面図である。
【図2】弁が開いた状態における本発明のゲートバルブ
の側面図である。
【図3】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲート
バルブの縦断正面図である。
【図4】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲート
バルブの正面図である。
【図5】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲート
バルブの斜視図である。
【図6】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲート
バルブの縦断側面図である。
【図7】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲート
バルブの側面図である。
【図8】本発明のゲートバルブの他の実施例におけるピ
ストンロッド部の横断平面図である。
【図9】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲート
バルブの縦断側面図である。
【図10】弁が閉じる直前の状態における本発明のゲー
トバルブの縦断正面図である。
【図11】弁を開いた状態における本発明のゲートバル
ブの正面図である。
【図12】本発明のゲートバルブのピストンシリンダ部
分の斜視図である。
【図13】本発明のゲートバルブのブロック部分の斜視
図である。
【図14】ゲードバルブ動作ステップ図である。
【図15】真空処理装置の概要を示す構成ブロック図で
ある。
【図16】図15のゲート部分の拡大図である。
【符号の説明】 1、51…内壁、2…弁座、3…デスク、4…ピストン
シリンダ装置、5…ピストン、6…ピストンロッド、7
…シリンダ、8…弁ロッド、9…筒状ベローズ、10…
ブロック、11…枢軸、12…ガイド溝、13…連結手
段、14…二叉部、15…枢支軸、16、26…ロー
ラ、17…傾斜長孔、18…伸長ばね、19…傾斜リン
ク、21,22…ステム、23…ガイド、24…円筒ガ
イド部材、40…Oリング、41…第2のピストンシリ
ンダ装置、44…ストッパ、91…真空搬送物、92…
真空処理室、93…開口部、100…ゲートバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H053 AA02 AA31 BA22 CA06 DA09 3H056 AA05 BB22 BB41 CD04 CE03 GG14 3H066 AA03 BA19 BA38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁座に対接されるように配置した弁デスク
    と、この弁デスクに連結した、上下動および傾動する弁
    ロッドと、この弁ロッドを介して前記弁デスクを前記弁
    座に対向する位置と対向しない位置に移動自在ならし
    め、前記弁デスクが前記弁座にこれから離間して対向す
    る位置となったとき、前記弁ロッドを傾動させて前記弁
    デスクが前記弁座に押圧されるようにした、第1の移動
    装置とより成り、かつ弁デスクを弁座方向に傾動させる
    連結装置を備え、前記連結装置のストロークエンドを支
    点として前記弁ロッドが傾動し、前記弁デスクが前記弁
    座に押圧されるようになるゲートバルブにおいて、 前記連結装置のストローク途中で連結装置のストローク
    動作を止めるストッパと、該ストッパを移動させてスト
    ローク動作止めを行わせる第2の移動装置とを設け、 前記ストッパは前記弁デスクが前記弁座に対向しないス
    トローク位置に移動したときに前記第2の移動装置によ
    って移動されて前記連結装置のストローク動作を止め、
    この状態下で、前記第1の移動装置は前記弁デスクを傾
    動させ、前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようにな
    ることを特徴とするゲートバルブ。
  2. 【請求項2】弁座に対接されるように配置した弁デスク
    と、この弁デスクに連結した、上下動および傾動する弁
    ロッドと、この弁ロッドを介して前記弁デスクを前記弁
    座に対向する位置と対向しない位置に移動自在ならし
    め、前記弁デスクが前記弁座にこれから離間して対向す
    る位置となったとき、前記弁ロッドを傾動させて前記弁
    デスクが前記弁座に押圧されるようにした、第1の移動
    装置とより成り、前記第1の移動装置が、ピストンシリ
    ンダ装置と、このピストンシリンダ装置のピストンロッ
    ドと前記弁ロッドを互いに連結し、かつ弁デスクを弁座
    方向に傾動させる連結装置と、前記ピストンロッドおよ
    び弁ロッドを軸方向に互いに離間するように抑制するば
    ねなどの抑制手段と、前記弁ロッドを上下動および傾動
    自在に案内するガイドとより成り、前記ピストンシリン
    ダ装置によって前記ピストンロッドを前記弁ロッドに対
    し移動操作したとき、前記連結装置のストロークエンド
    を支点として前記弁ロッドが傾動し、前記弁デスクが前
    記弁座に押圧されるようになるゲートバルブにおいて、 前記連結装置のストローク途中で連結装置のストローク
    動作を止めるストッパと、該ストッパを移動させてスト
    ローク動作止めを行わせる第2の移動装置とを設け、 前記ストッパは前記弁デスクが前記弁座に対向しないス
    トローク位置に移動したときに前記第2の移動装置によ
    って移動されて前記連結装置のストローク動作を止め、
    この状態下で、前記第1の移動装置は前記弁デスクを傾
    動させ、前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようにな
    ることを特徴とするゲートバルブ。
  3. 【請求項3】弁座に対接されるように配置した弁デスク
    と、この弁デスクに連結した、上下動および傾動する弁
    ロッドと、この弁ロッドを介して前記弁デスクを前記弁
    座に対向する位置と対向しない位置に移動自在ならし
    め、前記弁デスクが前記弁座にこれから離間して対向す
    る位置となったとき、前記弁ロッドを傾動させて前記弁
    デスクが前記弁座に押圧されるようにした、移動手段と
    より成り、前記移動手段が、ピストンシリンダ装置と、
    このピストンシリンダ装置のピストンロッドと前記弁ロ
    ッドを互いに連結するためこれらの一方および他方に夫
    々設けたローラおよびこのローラに係合する傾斜長孔
    と、前記ピストンロッドおよび弁ロッドを軸方向に互い
    に離間するように抑制するばねと、前記弁ロッドを上下
    動および傾動自在に案内するためのガイドとよりなり、
    前記ピストンシリンダ装置によって前記ピストンロッド
    を前記弁ロッドに対して接近するように押圧した際、前
    記ローラおよび傾斜長孔を介して前記弁ロッドが傾動
    し、前記弁デスクが前記弁座に押圧されるゲートバルブ
    において、 前記ガイドに突出するストッパと、該ストッパを突出移
    動させる他のピストンシリンダとを設け、 前記ストッパは、前記弁デスクが前記弁座に対向しない
    位置に移動したとき、前記他のピストンシリンダによっ
    て前記ガイドに突出移動され、前記移動手段によって、
    前記ローラおよび傾斜長孔を介して前記弁ロッドを傾動
    せしめ、前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようにな
    ることを特徴とするゲートバルブ。
  4. 【請求項4】弁座に対接されるように配置した弁デスク
    と、この弁デスクに連結した、上下動および傾動する弁
    ロッドと、この弁ロッドを介して前記弁デスクを前記弁
    座に対向する位置と対向しない位置に移動自在ならし
    め、前記弁デスクが前記弁座にこれから離間して対向す
    る位置となったとき、前記弁ロッドを傾動させて前記弁
    デスクが前記弁座に押圧されるようにした、移動手段と
    より成り、前記移動手段が、ピストンシリンダと、この
    ピストンシリンダのピストンロッドに連結されたヨーク
    と、前記弁ロッドの上部に連結されたブロックと、この
    ブロックの上面に形成した段部と、この段部と対向する
    よう前記ヨークの下面に形成した段部と、前記両段部間
    に傾斜して配置した断面菱形の板状カムと、前記ヨーク
    およびブロックを軸方向の相対移動を抑制するよう互い
    に連結するばねと、前記ブロックを上下動および傾動自
    在に案内するためのガイドとによりなり、前記ヨークを
    上記ブロックに対して接近するよう押圧した際、前記板
    状カムが水平状となって前記ロッドが前記ブロックを中
    心として傾動し、前記弁デスクが前記弁座に押圧される
    ゲートバルブにおいて、 前記ガイドに突出するストッパと、該ストッパを突出移
    動させる他のピストンシリンダとを設け、 前記ストッパは、前記デスクが前記弁座に対向しない位
    置に移動したとき、前記他のピストンシリンダによって
    前記ガイドに突出移動され、前記移動手段によって、上
    記板状カムが水平状になって前記弁ロッドが前記ブロッ
    ク中心として傾動し、前記デスクが前記弁座に押圧され
    るようになることを特徴とするゲートバルブ。
  5. 【請求項5】ウエハを搬送する真空搬送室と、この真空
    搬送室に隣接した1つもしくは複数の真空処理室とを有
    し、真空搬送室と真空処理室とを分離するとともに連通
    させる開口部を形成した内壁と、該内壁に形成された弁
    座、該弁座に対接されるように配置された弁デスク、該
    弁デスクに連結した上下動および傾動する弁ロッドを備
    え、前記開口部を選択的に開閉するゲートバルブとを有
    する真空処理装置において、 前記ゲートバルブは前記弁ロッドを介して前記弁デスク
    を前記弁座に対向する位置と対向しない位置に移動自在
    ならしめ、前記弁デスクが前記弁座にこれから離間して
    対向する位置となったとき、前記弁ロッドを傾動させて
    前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようにしたもので
    あって、かつ前記弁デスクが前記弁座に対向しない位置
    になったとき、弁デスクを傾動させて前記弁デスクが前
    記弁座に押圧されるようにされるものであり、前記弁デ
    スクが前記弁座に押圧されている状態下で、前記真空搬
    送物と前記真空処理室との間でウエハの搬送授受を行う
    搬送ロボットを前記真空搬送室内に設けたことを特徴と
    する真空処理装置。
  6. 【請求項6】ウエハを搬送する真空搬送室と、この真空
    搬送室に隣接した1つもしくは複数の真空処理室とを有
    し、真空搬送室と真空処理室とを分離するとともに連通
    させる開口部を形成し内壁と、該内壁に形成された弁
    座、該弁座に対接されるように配置された弁デスク、該
    弁デスクに連結した上下動および傾動する弁ロッドを備
    え、前記開口部を選択的に開閉するゲートバルブとを有
    する真空処理装置を使用した真空処理方法において、 前記弁ロッドを介して前記弁デスクを前記弁座に対向す
    る位置と対向しない位置に移動自在ならしめ、前記弁デ
    スクが前記弁座にこれから離間して対向する位置となっ
    たとき、前記弁ロッドを傾動させて前記弁デスクが前記
    弁座に押圧されるようになし、かつ前記弁デスクが前記
    弁座に対向しない位置になったとき、弁デスクを傾動さ
    せて前記弁デスクが前記弁座に押圧されるようになし、
    前記弁デスクが前記弁座に押圧されている状態下で、前
    記真空搬送物と前記真空処理室との間でウエハの搬送授
    受を行うことを特徴とする真空処理方法。
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