JPH04370166A - 水性記録用インク及び記録方法 - Google Patents

水性記録用インク及び記録方法

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Publication number
JPH04370166A
JPH04370166A JP3147368A JP14736891A JPH04370166A JP H04370166 A JPH04370166 A JP H04370166A JP 3147368 A JP3147368 A JP 3147368A JP 14736891 A JP14736891 A JP 14736891A JP H04370166 A JPH04370166 A JP H04370166A
Authority
JP
Japan
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ink
wax
pigment
recording
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP3147368A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Shimizu
清水 純子
Michiya Tsukahara
塚原 道也
Noriyuki Yanase
柳瀬 宣幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性記録用インクの組
成及びこれを用いる記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インク記録方法は、種々のインク吐出方
法により、インク滴を飛翔させ、そのインク滴によって
、被記録物に記録するものである。
【0003】これらのインク記録方式に使用するインク
としては、染料、顔料を水性媒体中に溶解または分散し
たもの等が挙げられ、記録ヘッドとの関係を含めて以下
に示す特性が一般的に要求されている。
【0004】 (1)印字物の品質が高いこと (2)インクの保存安定性が高いこと (3)印字物の保存性(耐光性及び耐水性)が高いこと
(4)安全性が高いこと (5)インクが被記録物で速やかに乾燥すること(6)
印字中もしくは印字中断後の再起動時でノズルの目詰ま
りが生じないこと等。
【0005】上記特性を満足するため、従来の着色剤と
して主であった染料に代わって、カーボンブラック、ア
ニリンブラック等の顔料を用いたインクが考案され、特
開昭61−283875号公報、特開昭64−6074
号公報、特開平1−31881号公報等に示されている
【0006】顔料インクは、顔料の分散性、定着性、湿
潤性を向上させるために、水溶性樹脂やグリセリン等の
高沸点溶剤や湿潤剤等が用いられている。しかし、水溶
性樹脂の添加量を増加させることによって、分散性、定
着性は向上する一方、樹脂の固化や増粘が起こるために
、インクがノズルより安定して吐出しないという問題が
生じ、さらに目詰まり対策として高沸点溶剤を添加量を
増加させることによって、被記録物上でのインク乾燥性
に悪影響を与える、また、湿潤剤の添加は、顔料分散剤
との相互作用によって、顔料の凝集が生じる等、上記特
性を完全に満足するには至っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はこの
ような問題点を解決するもので、その第1の目的は、目
詰まり防止と速乾性を両立する水性記録用インク及びこ
れを用いたインク記録方法を提供することにある。第2
の目的は、顔料分散インクの分散安定性及び保存安定性
を確保する水性記録用インクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の水性記録用インクは、少なくとも顔料と平
均分子量10,000以上のポリビニルピロリドンと融
点または軟化点が80℃以下の樹脂及び/またはワック
スであることを特徴とするものである。さらに本発明の
記録方法は、印字前、印字後、印字中の単独または複数
の組合せの状態に、該樹脂及び/またはワックスの融点
以上の温度で加熱することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明を更に詳細に説明すると、本発明の水性
記録用インクは、少なくとも着色剤としての顔料とそれ
を分散するための水性媒体中に分子量10,000以上
のポリビニルピロリドンと融点または軟化点が80℃以
下の樹脂及び/またはワックスを含むことを特徴として
いる。ポリビニルピロリドンは、顔料の分散安定性及び
保存安定性及び定着性に効果があることを知見したもの
である。しかし、添加量の増加は、インクの増粘等によ
り吐出安定性が損なわれるため、融点または軟化点をも
つ樹脂及びワックスを用いている。これにより、プリン
タ動作温度域に相当する融点または軟化点以下の温度で
は、ノズル近傍での固着等が生じないために、目詰まり
せずにインクが吐出できる。更には、インク的の被記録
物への付着時に熱エネルギーを加えることによって、イ
ンク乾燥性、定着性、耐水性の向上が可能となる。これ
により、インクの分散安定性及び保存安定性を保ちつつ
、目詰まり性と速乾性が両立できる。
【0010】
【実施例】本発明を実施例1〜9、および比較例1〜3
のインク組成を以下に示して説明するが、本例が本発明
を限定するものではない。
【0011】(実施例1)本実施例は、顔料と平均分子
量10,000以上のポリビニルピロリドンと融点80
℃以下のワックスエマルジョンを含むものである。
【0012】 ・CB分散液の作成 組成                       
      重量%CB              
                   20分散剤(
ノニオン界面活性剤)        0.1水   
                         
    79.9インク作成は以下の手順で行ったが、
これに限定されるものではない。まずカーボンブラック
と分散剤と水をペイントシェイカーを用いて30分以上
攪袢混合し、粒径が約1μm以下のカーボンブラック分
散液を得た。
【0013】 ・インク作成       組成                 
             重量%    CB分散液
                         
    6    PVP−K30(東京化成工業製)
       3(平均分子量40,000)    
パラフィンワックスエマルジョン(ジョンソンポリマー
社製)(融点35℃)                          
                 3.5     
グリセリン                    
          8    1ープロパノール  
                      6  
  水                      
              73.5  上記CB分
散液にPVP−K30を添加してペイントシェイカーに
て30分以上攪はん混合して、PVP−K30を完全に
融解させる。その後、ワックスエマルジョンと水、グリ
セリン、1−プロパノールを徐々に添加攪はん後、5μ
mのメンブレンフィルターを用いて濾過することで、ゴ
ミ及び粗大粒子を除去して、平均粒径0.06μmの記
録用インクを得た。
【0014】以下の実施例は上記とほぼ同様な手順にて
作成した。
【0015】(実施例2)本実施例は、顔料と平均分子
量10,000以上のポリビニルピロリドンと融点80
℃以下のワックスエマルジョンを含むものである。
【0016】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%    CB   
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)         0.1    水       
                         
 79.9・インク作成       組成                 
             重量%    CB分散液
                         
   5    PVP−K30          
              2(平均分子量40,0
00)    カルナバワックスエマルジョン    
      3(80℃)     グリセリン   
                        1
8    エタノール               
             8    水      
                         
    64  (実施例3)本実施例は、顔料と平均
分子量10,000以上のポリビニルピロリドンと融点
80℃以下のワックスエマルジョンを含むものである。
【0017】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)          0.1     水     
                         
   79.9・インク作成       組成                 
             重量%    CB分散液
                         
    5    PVP−K15(東京化成工業製)
       3(平均分子量10,000)    
ステアリン酸ジエタノールアミド      3.5(
融点46℃)    グリセリン          
                   2    エ
タノール                     
        5    水           
                        8
1.5  (実施例4)本実施例は、顔料と平均分子量
10,000以上のポリビニルピロリドンと融点80℃
以下の樹脂及びワックスエマルジョンを含むものである
【0018】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(アクリル系高分子界
面活性剤)0.1     水           
                      79.
9・インク作成       組成                 
             重量%    CB分散液
                         
    5    PVP−K30(東京化成工業製)
       1(平均分子量40,000)    
ポリスチレン系エマルジョン           1
.5    パラフィンワックス          
           2(融点65℃)    ジエ
チレングリコール                 
  2    エタノール             
                5    水   
                         
       83.5  (実施例5)本実施例は、
顔料と平均分子量10,000以上のポリビニルピロリ
ドンと融点80℃以下のワックスエマルジョンを含むも
のである。
【0019】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)          0.1     水     
                         
   79.9・インク作成       組成                 
             重量%    CB分散液
                         
    5    PVP−K15(東京化成工業製)
       3(平均分子量10,000)    
ラノリン                     
       3.5(融点38℃)    グリセリ
ン                        
     2    エタノール          
                   5    水
                         
          81.5  (実施例6)本実施
例は、カラー顔料と平均分子量10,000以上のポリ
ビニルピロリドンと融点80℃以下のワックスエマルジ
ョンを含むものである。
【0020】 ・顔料分散液の作成       組成                 
             重量%    顔料(KE
TRed309)             20  
  分散剤(ノニオン界面活性剤)         
 0.1     水               
                  79.9  本
例で用いた顔料は大日本インキ化学工業社製カラートナ
ー用有機顔料である。
【0021】 ・インク作成       組成                 
             重量%    顔料分散液
                         
     6    PVP−K30        
                  1(平均分子量
40,000)    12ーヒドロキシステアリン酸
            3(融点50℃)    グ
リセリン                     
         2    エタノール      
                        5
    水                    
                83  (実施例7
)本実施例は、カラー顔料と平均分子量10,000以
上のポリビニルピロリドンと融点80℃以下のワックス
エマルジョンを含むものである。
【0022】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)          0.1     水     
                         
   79.9・インク作成       組成                 
             重量%    CB分散液
                         
    5    PVP−K30         
                1(平均分子量40
,000)     ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル       2(融点42℃)    ジエチレン
グリコール                   2
    エタノール                
             5    水      
                         
    85以下実施例1と同様に比較例を示す。
【0023】(比較例1)本実施例は、顔料と平均分子
量10,000以上のポリビニルピロリドンと融点80
℃<のワックスエマルジョンを含むものである。
【0024】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)          0.1     水     
                         
   79.9・インク作成       組成                 
             重量%     CB分散
液                        
     5     PVP−K30       
                  3(平均分子量
40,000)     マイクロワックス     
                  2(融点93℃
)     グリセリン              
               2     エタノー
ル                        
     8     水             
                      80 
 (比較例2)本実施例は、顔料と平均分子量10,0
00以上のポリビニルピロリドンと融点80℃<のワッ
クスエマルジョンを含むものである。
【0025】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)          0.1     水     
                         
   79.9・インク作成       組成                 
             重量%     CB分散
液                        
     5     PVP−K15       
                  4(平均分子量
10,000)     ポリエチレンワックスエマル
ジョン       3(軟化点113℃)     
ジエチレングリコール               
    2     エタノール          
                   8     
水                        
           78  (比較例3)本実施例
は、顔料と平均分子量10,000以上のポリビニルピ
ロリドンと融点80℃<のワックスエマルジョンを含む
ものである。
【0026】 ・CB分散液の作成       組成                 
             重量%     CB  
                         
      20    分散剤(ノニオン界面活性剤
)          0.1     水     
                         
   79.9・インク作成       組成                 
             重量%     CB分散
液                        
     5     PVP−K30       
                  3(平均分子量
40,000)     ヘキストワックス     
                  2(融点88℃
)     グリセリン              
               2     エタノー
ル                        
     8     水             
                      80 
 上記の水性記録インクを用いて以下の評価を行った。
【0027】評価1  分散安定性:初期粒径の顕微鏡
観察を行った。
【0028】・凝集及び析出なし・・・・◎・凝集及び
析出あり・・・・× 評価2  保存安定性:放置後、初期粒径及び外観の観
察を行った。
【0029】・すべての温度域で凝集、析出、固化、造
膜なし・・・◎(良好) ・−30℃のみ固化、析出あり・・・○(良)・凝集、
析出、固化、造膜あり・・× また、上記の記録インクを用いて、a:乾燥装置を具備
した本発明の記録方法 b:比較記録を用いて以下の評価を行った。
【0030】a:(記録方法の実施例1)本発明のイン
ク記録方法を図1乃至4に従い説明する。 本実施例は、印字前、印字後、印字中、印字前後及び印
字中の中から単独または複数の組合せの状態に融点また
は軟化点以上の温度で被記録物を加熱する記録方法であ
る。
【0031】図1は、本発明のインク記録方法の実施例
1を示す説明図である。キャビティ3の壁面に平板状の
圧電素子2が接着され、ノズル1の近傍に背面ヒータ4
が設けられている構造を持つ。本発明の記録方法として
は、加電圧により圧電素子2がたわむことによってキャ
ビティ内のインクを加圧し、ノズル面にできたメニスカ
ス面による差異からインク5が供給される。インク吐出
後に背面ヒータ4より110℃の熱風が放出されること
によって、インクが紙8上で固着される。以下、記録方
法の実施例で説明する構造及び吐出原理は、主としてこ
れに準じるものであるが、これに限定されるものではな
い。
【0032】本発明のインクを前記ヘッド及び/または
インク記録方法と組み合わせることによって、目詰まり
防止に効果的である。また、小ドット化、飛翔スピード
の向上を確認した。
【0033】上記ヘッドは以下の条件で駆動できる。吐
出ノズル径50μm、圧電素子駆動電圧120V、駆動
周波数5kHz、解像度200ドット/インチ、送風1
10℃/cm3の試作9ノズル評価機である。
【0034】(記録方法の実施例2)本発明のインク記
録方法を図2に従い説明する。
【0035】図2は、本発明のインク記録方法の実施例
2を示す説明図である。インクの印字前にハロゲンラン
プ6で紙8を加熱するものである。
【0036】上記ヘッドは以下の条件で駆動できる。吐
出ノズル径50μm、圧電素子駆動電圧120V、駆動
周波数5kHz、解像度200ドット/インチ、加熱温
度120℃/cm3の試作9ノズル評価機である。
【0037】(記録方法の実施例3)図3は、本発明の
インク記録方法の実施例3を示す説明図である。インク
の印字中にプラテン10をニップローラ11により加熱
するものである。
【0038】上記ヘッドは以下の条件で駆動できる。吐
出ノズル径50μm、圧電素子駆動電圧120V、駆動
周波数5kHz、解像度200ドット/インチ、加熱温
度100℃/cm3の試作9ノズル評価機である。
【0039】(記録方法の実施例4)図4は、本発明の
インク記録方法の実施例4を示す説明図である。キャビ
ティ3の壁面に圧電素子2が接着され、ノズル1の近傍
に背面ヒータ4が設けられている構造を持つ。本例は実
施例1〜3がノズル数とインク供給部が対応しているの
に対し、インク供給部が全ノズル数に対して一つである
という構造をもつ。本発明の記録方法としては、実施例
1〜3と同様、加電圧により圧電素子2がたわむことに
よってキャビティ内のインクを加圧し、ノズル面にでき
たメニスカス面による差異からインク5が供給される。 インク吐出後に背面ヒータ4より110℃の熱風が放出
されることによって、インクが紙8上で固着される。
【0040】上記ヘッドは以下の条件で駆動できる。吐
出ノズル径50μm、圧電素子駆動電圧120V、駆動
周波数5kHz、解像度200ドット/インチ、加熱温
度100℃/cm3の試作9ノズル評価機である。
【0041】以上述べた、上記インク記録方式は特に限
定されたものではなく、静電吸引方式、バブルジェット
方式でも連続方式等が使用できる。また、ノズル1はフ
ェイスタイプでもエッジタイプ等でも良く、加熱手段と
しては、セラミックヒータ、遠赤外線ヒータ、面状ヒー
タ(ニクロム線)マイクロエーブ等が挙げられ、これら
を単独または複数を組み合わせて使用できる。
【0042】b:記録方法の比較例1 比較例として、実施例1の記録方法において、乾燥装置
4を具備しないインク記録を行う。吐出ノズル径50μ
m、圧電素子駆動電圧120V、駆動周波数5kHz、
解像度200ドット/インチの試作9ノズルの評価機で
記録する。
【0043】上記のインク記録方法を用いて以下の評価
を行った。
【0044】評価3  目詰まり性:12時間連続印字
中のドット抜けの有無を調査する。
【0045】         ・不吐出、印字3000ラインでドッ
ト抜けなし。      ・・・◎        ・
印字5ドット/3000ライン以内のドット抜けあり。 ・・・○        ・連続印字が不可能    
                         
   ・・・・×評価4  速乾性:Xerox−Pの
表面にベタ印字後、大昭和製紙の表面を印字面にあてる
。さらに、その上から、288g/cmのおもりをのせ
、インクの裏移りしなくなる時間を調査した。
【0046】         ・印字後15秒以内でインクの裏移り
なし。  ・・・・◎        ・印字後30秒
以内でインクの裏移りなし。  ・・・・○     
   ・印字後30秒以内でインクの裏移りがする。・
・・・×  以上の評価に従って試験を行った結果を表
1に記載する。
【0047】
【表1】
【0048】上記組成は限定されたものでなく以下に一
例を示す。
【0049】本発明に用いられるワックスは、水溶性で
も難溶性でも使用ができ、水溶性のものとしては、水酸
基、カルボキシル基、エチレンオキサイド基、アミン基
等の親水基を有すワックス、難溶性のものは、主として
、ワックスエマルジョンとして使用することが好ましい
。具体的には、カルナバワックス、キャンデリワックス
、みつろう、ライスワックス、ラノリン等の植物、動物
系ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレン
ワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス、モンタン
ワックス、オゾケライト等の鉱物系ワックス、カーボン
ワックス、ヘキストワックス、ポリエチレンワックス、
ステアリン酸アミド等の合成ワックス類、αオレフィン
・無水マレイン酸共重合体等の天然・合成ワックスエマ
ルジョンや配合ワックス等が単独または複数種を混合し
て使用できる。又その他のラテックス、コロイド溶液、
懸濁液等も挙げられる。
【0050】本発明の用いられる樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアリレー
ト、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリサルホン、メタクリル、ポリサルホン、エチレン−
塩ビ共重合体、フッ素樹脂、ブタジエン樹脂等が使用で
き、中でも低分子樹脂がより好ましい。
【0051】また、顔料は特に限定されたものではなく
、主溶媒である水との親和性が良いものであれば使用で
き、例えば、モノクロ用としては、ファーネスブラック
、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブ
ラック等のカーボンブラック類、または、銅、鉄等の金
属単体、オルトニトロアニリンブラック等が使用できる
。更にカラー用としては、ファーストイエロー10G、
ジスアゾエローAAMX、ジスアゾエローAAOT、ジ
スアゾエローAAOA、黄色酸化鉄、ジスアゾエローH
R、オルトニトロアニリンオレンジ、ジニトロアニリン
オレンジ、バルカンオレンジ、トルイジンレッド、塩素
化パラレッド、ブリリアントファーストスカーレット、
ナフトールレッド23、ピラゾロンレッド、バリウムレ
ッド2B、カルシウムレッド2B、ストロンチウムレッ
ド2B、マンガンレッド2B、バリウムリソームレッド
、ピグメントスカーレッド3Bレーキ、レーキボルドー
10B、アンソシン3Bレーキ、アンソシン5Bレーキ
、ローダミン6Gレーキ、エオシンレーキ、べんがら、
ファフトールレッドFGR、ローダミンBレーキ、メチ
ルバイオレッドレーキ、ジオキサジンバイオレッド、ベ
ーシックブルー5Bレーキ、ベーシックブルー6Gレー
キ、ファストスカイブルー、アルカリブルーRトナー、
ピーコックブルーレーキ、紺青、群青、レフレックスブ
ルー2G、レフレックスブルーR、ブリリアントグリー
ンレーキ、ダイアモンドグリーンチオフラビンレーキ、
フタロシアニングリーンG、グリーンゴールド、フタロ
シアニングリーンY、酸化鉄粉、さびこ、亜鉛華、酸化
チタン、炭酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム、アル
ミナホワイト、アルミニウム粉、ブロンズ粉、昼光けい
光顔料、パール顔料、ナフトールカーミンFB、ナフト
ールレッドM、パーマネントカーミンFB、ファストエ
ロG、ジスアゾエローAAA、ジスアゾオレンジPMP
、レーキレッドC、ブリリアントカーミン6B、フタロ
シアニンブルー、キナクリドンレッド、ジオキサンバイ
オレッド、ビクトリアピュアブルー、アルカリブルーG
トナー等、その他顔料表面を樹脂等で処理したグラフト
カーボン等の加工顔料等が使用できる。 その添加量は、1〜30重合%が好ましいが、さらには
3〜12重合%が好ましい。粒経は25μm以下から顔
料を用いるが、さらには0.1μm以下の粒子からなる
顔料を用いることが好ましい。
【0052】分散剤としては、通常アニオン系、ノニオ
ン系界面活性剤、または高分子分散剤等を使用したもの
でも、ソープフリーでも構わない。例えば、アクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸等、及びこれらの塩、アク
リル酸エステル類、スチレンまたはその誘導体、ビニル
エーテル類、ビニルエステル類等のエチレン性不飽和単
量体等を単独、また2種類以上を混合及び重合させて用
いることが出来る。
【0053】水溶性樹脂は、本発明水性記録インク中の
ポリビニルピロリドンの他に、例えばゼラチン、カゼイ
ン等のタンパク質、アラビアゴム等の天然ゴム、サボニ
ン等のグルコキシド、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセル
ロース誘導体、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天
然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共
重合物塩、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合物塩、
スチレン−マレイン酸共重合物塩、ビニルナフタレン−
マレイン酸共重合物塩、β−ナフタレンスルホン酸ホリ
マリン縮合物のナトリウム塩、ポリリン酸等の陰イオン
性高分子、、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリエチレングリコール等の非イオン性高分子等
の内1種または2種類以上を混合して用いることができ
る。
【0054】水溶性有機溶剤としては、アルコール類、
グリコール類が挙げられる。例えば、メチルアルコール
、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類、モノエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、グリセリン、ポリエチレングリコー
ル等のグリコール類が挙げられるが、これらに限定する
ものではない。
【0055】さらに、必要に応じて造膜助剤、防カビ剤
、防錆剤、消泡剤、粘度調整剤、浸透剤、PH調整剤、
ノズル乾燥防止剤用として、尿素、チオ尿素、エチレン
尿素等を添加することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、少なく
とも顔料と平均分子量10,000以上のポリビニルピ
ロリドンと融点または軟化点が80℃以下の樹脂及び/
またはワックスを含むインクを用いて、融点または軟化
点以上の温度でインク吐出後40秒以内にヒータ乾燥す
ることによって、分散安定性、保存安定性を保ちつつ、
目詰まり防止と速乾性を両立する水性記録用インクが得
られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水性記録用インクの記録方法を示した
説明図である。
【図2】本発明の水性記録用インクの記録方法を示した
説明図である。
【図3】本発明の水性記録用インクの記録方法を示した
説明図である。
【図4】本発明の水性記録用インクの記録方法を示した
説明図である。
【符号の説明】
1  ノズル 2  圧電素子 3  キャビテイ 4  背面ヒータ 5  インク 6  ハロゲンランプ 7  紙送り機構 8  紙 A  紙の移動する方向 10  プラテン 11  ニップローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  顔料と平均分子量10,000以上の
    ポリビニルピロリドンと融点または軟化点が80℃以下
    である樹脂及び/またはワックスを含むことを特徴とす
    る水性記録用インク。
  2. 【請求項2】  前記樹脂及び/またはワックスが水溶
    性またはエマルジョンであることを特徴とする請求項1
    記載の水性記録用インク。
  3. 【請求項3】  印字前、印字後、印字中、印字前後及
    び印字中の中から単独または複数の組合せの状態に融点
    または軟化点以上の温度で被記録物を加熱することを特
    徴とする請求項1記載の水性記録用インクを用いた記録
    方法。
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