JP2010105228A - インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置 - Google Patents
インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010105228A JP2010105228A JP2008277811A JP2008277811A JP2010105228A JP 2010105228 A JP2010105228 A JP 2010105228A JP 2008277811 A JP2008277811 A JP 2008277811A JP 2008277811 A JP2008277811 A JP 2008277811A JP 2010105228 A JP2010105228 A JP 2010105228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- resin
- water
- color
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0011—Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0023—Digital printing methods characterised by the inks used
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M7/00—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0041—Digital printing on surfaces other than ordinary paper
- B41M5/0047—Digital printing on surfaces other than ordinary paper by ink-jet printing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0041—Digital printing on surfaces other than ordinary paper
- B41M5/0064—Digital printing on surfaces other than ordinary paper on plastics, horn, rubber, or other organic polymers
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【解決手段】本実施形態は、インク非吸収性および低吸収性の記録媒体に、インクジェット記録方式により画像を形成する印刷方法であって、水性インクセットは、着色剤を含む色インクと、樹脂インクとを備え、樹脂インクは、水溶性樹脂溶剤と、樹脂成分として熱可塑性の樹脂粒子およびワックスを含み、熱可塑性樹脂粒子の含有率は樹脂インク中において4質量%12質量%以下であり、ワックスの含有率は樹脂インク中において0.5質量%以上6質量%以下であり、印刷工程は、色インクで記録する工程と、色インクで記録する工程の後に、樹脂インクで記録する工程とを含む。
【選択図】なし
Description
本実施形態では、印刷対象となる記録媒体は、インク非吸収性および低吸収性の記録媒体である。インク非吸収性および低吸収性の記録媒体とは、インクの吸収層を備えていない、あるいは、インクの吸収層が乏しい記録媒体をいう。より定量的には、インク非吸収性および低吸収性の記録媒体とは、印字面が、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m2以下である記録媒体を示す。このブリストー法は、短時間での液体吸収量の測定方法として最も普及している方法であり、日本紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)でも採用されている。試験方法の詳細は「JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法2000年版」の規格No.51「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」に述べられている。インク非吸収性の記録媒体として、例えば、インクジェット印刷用に表面処理をしていない(すなわち、インク吸収層を形成していない)プラスチックフィルム、紙等の基材上にプラスチックがコーティングされているものやプラスチックフィルムが接着されているもの等が挙げられる。ここでいうプラスチックとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。インク低吸収性の記録媒体として、アート紙、コート紙、マット紙等の印刷本紙等が挙げられる。
本実施形態に係る印刷方法に用いる水性インクセットは、着色剤を含む色インクと、着色剤を含まない樹脂インクを備える。色インクとは、記録媒体にカラー及びモノクロの画像を形成するためのインクである。さらに、樹脂インクとは、前述の色インクの印刷前、印刷中の同時、あるいは印刷後に印刷して、主に印刷物に耐擦性を付与する目的に使われる。以下、各インクについて説明する。
上述したように、色インクは、少なくとも水不溶性の着色剤、水溶性および/または非水溶性の樹脂成分、水溶性溶剤、界面活性剤を含んでいる。次に、色インクを構成する各成分について説明する。
水不溶性の着色剤は、水不溶性の染料または顔料が挙げられるが、顔料であることが好ましい。顔料を用いたインクで印刷した印刷物は、耐水性、耐ガス性、耐光性等の保存性に優れるからである。顔料として、公知の無機顔料、有機顔料およびカーボンブラックのいずれも用いることができる。これらの中でも、発色が良好であって、比重が小さいために分散時に沈降しにくい観点から、カーボンブラック、有機顔料が好ましい。
これらの顔料はブラックインク全量に対して、固形分量で0.5質量%〜12質量%、好ましくは2質量%〜8質量%の添加が好ましい。
樹脂成分として、上記の顔料を水性媒体中で分散させるための分散剤を含むことが好ましい。また、好ましい分散剤としては、顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を使用することができる。
分散剤の好ましい例としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸−アクリロニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体が挙げられ、好ましい分散剤としては、インク中に添加された溶剤等に容易に溶解し難いものが良く、例えば、親水基の末端がアクリル酸であるものより、エステル化された方が好ましい。
水溶性溶剤は、後述する界面活性剤と相乗して、記録媒体に対する色インクの濡れ性を高めて均一に濡らす作用を有する。そのため、色インクに水溶性溶剤を含有させることは、インクの印刷ムラや滲みを低減することができるため、好ましい。このような水溶性溶剤としては、1価アルコール、または多価アルコールおよびその誘導体が挙げられる。
界面活性剤は、上述した水溶性溶剤と相乗して、記録媒体に対する色インクの濡れ性を高めて均一に濡らす作用を有する。界面活性剤としては、シリコン系界面活性剤とアセチレングリコール系界面活性剤が好ましい。
水は、水性インクの主な媒体であり、好ましい水は、イオン性の不純物を極力低減することを目的として、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることができる。また、紫外線照射、又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、顔料分散液及びこれを用いた水性インクを長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができるので好適である。
さらに必要に応じて添加するものとして、水溶性樹脂溶剤、保湿剤、防腐剤・防かび剤、pH調整剤、溶解助剤、酸化防止剤、金属トラップ剤などがあげられる。水溶性樹脂溶剤については、樹脂インクの項で説明する。
樹脂インクは、水溶性樹脂溶剤と、樹脂成分として、水には不溶であるが前記水溶性樹脂溶剤には相溶する熱可塑性の樹脂粒子およびワックスを含んでいる。相溶とは、樹脂溶剤中に樹脂粒子を混ぜると溶解あるいは粒子が膨潤する組み合わせを指す。以下、各成分について説明する。
水溶性樹脂溶剤は、樹脂インクに同時に添加している樹脂粒子と相溶する水溶性溶剤から選ばれる。用いる樹脂によって最適な組み合わせはあるが、例えば、水溶性の複素環式化合物、水溶性のアルキレングリコールアルキルエーテル等が好ましく、具体的には、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン類、ジメチルスルホキシド、ε−カプロラクタム、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、1,4−ジオキサン等が好ましい。特に、樹脂インクの保存安定性、十分な乾燥速度、と樹脂粒子の皮膜化促進の点で、ピロリドン類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテル類が特に好ましい。
熱可塑性樹脂粒子は、水溶性樹脂溶剤と相溶することで、樹脂インクの乾燥後に強固な樹脂膜を形成することができ、かつ樹脂粒子の元々のガラス転移温度より低い温度で造膜することができる。水に不要な樹脂粒子を用いることで、樹脂インク中に十分な量の樹脂成分を添加しつつ、各インクの粘度を低く抑えることができ、高速印刷において吐出安定性を確保することができるため好ましい。
熱可塑性樹脂粒子は、通常の保存状態(室温)では、インク中で水溶性樹脂溶剤に溶解することなく、存在していると考えられる。すなわち、インク中の半分以上の主成分は水であり、水溶性樹脂溶剤の添加量は20質量%以下と薄い為、熱可塑性樹脂粒子と水溶性樹脂溶剤がインク中で共存しても、熱可塑性樹脂粒子が直ぐに溶解状態になることはない。しかしながら、インクが、記録媒体上にインクジェットヘッドから吐出され、乾燥されると、まずインク中の主成分である水が蒸発しはじめ、その結果インク中での水溶性樹脂溶剤が濃縮されることで、熱可塑性樹脂粒子が溶解状態となる。次に水が全て蒸発すると、次に蒸発しやすい、溶剤成分が蒸発し始め、溶解していた熱可塑性樹脂粒子(溶解している為、粒子ではなくなっている)が、水溶性樹脂溶剤が蒸発とともに、今度は強固な皮膜を形成して固化する。最終的に記録媒体上に固形分である着色成分とそれを覆うように皮膜化した熱可塑性樹脂粒子等の固形分のみが存在することとなる。
ワックスは、乾燥後のインク膜表面の摩擦抵抗を低減する特性を有する。このようなワックスを構成する成分としては、例えばカルナバワックス、キャンデリワックス、みつろう、ライスワックス、ラノリン等の植物・動物系ワックス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワックス;カーボンワックス、ヘキストワックス、ポリオレフィンワックス、ステアリン酸アミド等の合成ワックス類、α−オレフィン・無水マレイン酸共重合体等の天然・合成ワックスエマルジョンや配合ワックス等を単独あるいは複数種を混合して用いることができる。この中で好ましいワックスの種類としては、ポリオレフィンワックス、特にポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスであり、さらには、インク非吸収性又は低吸収性の記録媒体に対する耐擦性の観点から、ポリエチレンワックスがより好ましい。ワックスとしては市販品をそのまま利用することもでき、例えばノプコートPEM17(商品名、サンノプコ株式会社製)、ケミパールW4005(商品名、三井化学株式会社製)、AQUACER515(以上商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)等が挙げられる。
その他の成分として、樹脂インクは、必要に応じて、水溶性溶剤や、界面活性剤を含む。水溶性溶剤および界面活性剤の種類については、色インクで使用されるものと同様のものを用いることができる。ここで、樹脂インクについても、界面活性剤として、シリコン系界面活性剤と、HLB値が6以下のアセチレングリコール系界面活性剤とを含むことが好ましい。シリコン系界面活性剤とアセチレングリコール系界面活性剤を併用することで、非吸収性から低吸収性の幅広い記録媒体に対して同様にインクを濡らすことができ、印刷ムラ等の少ない印刷物を得ることができる。これらの各成分については、色インクで説明したものと同様の材料が採用される。これらの添加量は、記録媒体やインクの種類に応じて適宜調整できる。
本実施形態に係る印刷方法は、インクジェット記録方式を用いて、記録媒体に色インクと樹脂インクとを印字する工程を含んでなるものである。
なお、乾燥/加熱時間は、色インク及び樹脂インク中に存在する液媒体が蒸発し、かつ樹脂剤の皮膜を形成することができれば特に制限はなく、用いる液媒体種・樹脂種・印刷速度を加味して適宜設定することができる。
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
表1に示す配合量(色インクの全質量に対する各成分の質量%)で各構成成分を配合して、色インクセットA1を得た。
また、表2に示す配合量(樹脂インクの全質量に対する各成分の質量%)で各構成成分を配合して、樹脂インクB1〜B14を得た。
そして、表1に示す色インクセットA1と、表2に示す樹脂インクB1〜B13のいずれかを備えるインクセットを用意し、表3に示す条件(実施例1〜実施例11、比較例1〜比較例4)でインクジェット法にて印刷した。本実施例では、インク非吸収性の記録媒体として、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなるフィルムおよびポリ塩化ビニルからなるフィルムを用い、インク低吸収性の記録媒体として、紙ベースのものを用いた。この3種類の記録媒体に対して、紙案内部にヒーターを取り付けて40℃に調整したインクジェットプリンターPX−G930(商品名、セイコーエプソン株式会社製、ノズル解像度180dpi)を用い、表3に記載のインクセットを用いて印刷解像度360dpiにてパッチや画像を印刷した。印刷はまず、色インクのみの印刷データをプリンタに送信し、記録媒体に対してパッチや画像を印刷し、その後、樹脂インクの印刷データをプリンタに送信することで、色インクの印刷領域に対して樹脂インクをベタ印刷した。
次に、色インクセットA1で使用している熱可塑性樹脂粒子のみを「スチレン−アクリル酸共重合体(Tg=80℃,φ=50)」から、「スチレン−アクリル酸共重合体(Tg=60℃,φ=57)」に変更した色インクセットA2、スチレン−アクリル酸共重合体(Tg=40℃,φ=65)」に変更したものを色インクセットA3、「スチレン−アクリル酸共重合体(Tg=20℃,φ=68)」に変更したものを色インクセットA4と、表2に示す樹脂インクB14〜B16とを、表3に示す条件(実施例12、実施例13、比較例14、比較例15)を同様にインクジェット法にて印刷した。また、色インクと樹脂インクの樹脂粒子が異なるインクセット(実施例14)を同様にインクジェット法にて印刷した。
さらに、比較例6として、実施例1と全くおなじ色インクセットと樹脂インクを使用し印刷の順序のみ逆にした。すなわち、最初に、樹脂インクの印刷データをプリンタに送信して樹脂インクのベタ印刷した後、色インクの印刷データをプリンタに送信して色インクの印刷を実施し、比較例7として、同様に実施例1と全くおなじ色インクセットと樹脂インクを使用して色インクと樹脂インクを同時に印刷した。
乾燥後の印刷メディアを学振型摩耗堅牢度試験機AB−301(商品名、テスター産業株式会社製)にセットし、接触部に白綿布(JIS L 0803準拠)を取り付けた摩擦子(荷重;300g)にて50回擦ることで、耐摩耗性評価を実施した。以下の判断基準で評価した。
A:画像印刷メディアに摩擦による画像の乱れがなく、また白綿布にも記録画像から転写された汚れもない。
B:画像印刷メディアに摩擦による画像の乱れは確認できないが、白綿布には記録画像から転写した汚れが若干視認される。
C:画像印刷メディアの非印刷部分に若干の地汚れが視認され、白綿布にも記録画像から転写された汚れが視認できる。
D:画像印刷メディアの非印刷部分に明らかに地汚れ視認され、白綿布も記録画像との接触により汚れている。
※時汚れ:紙の非印刷部にインキがつくことで、耐摩擦性評価により、印刷部分がこすられてその表面が削られ、非印刷部分にこすりつけられることにより発生する。
インクジェットプリンターPX−G930(商品名、セイコーエプソン株式会社製、ノズル解像度180dpi)を用い、各インクを充填してすべてのノズルからインクが吐出可能であることを確認した。次に停電等の突発事故でプリンタが停止した状態を想定して、プリンタが動作している途中で電源コードを外し、インクジェットヘッドがヘッドキャップから外れた状態でプリンタを停止させ、40℃/20%Rhの環境で24時間放置した後、再度プリンタの電源を入れて、インクの吐出状況を確認評価した。評価基準は以下の通りである。
A:プリンタの電源を投入した初期動作後、問題なく全てのノズルからインクが吐出可能である。
B:プリンタの電源を投入した初期動作の直後は吐出しないノズルが存在する。数回のヘッドクリーニング動作により全てのノズルからインクが吐出可能となる。
C:プリンタの電源を投入した初期動作の直後は吐出しないノズルが存在する。数回から10回のクリーニング動作により全てのノズルからインクが吐出可能となる。
D:プリンタの電源を投入した初期動作の直後は吐出しないノズルが存在する。10回以上のクリーニング動作を実施しても全てのノズルからはインク吐出が不可。
E:プリンタの電源を投入した初期動作後、及び、10回以上のクリーニング動作を実施しても全くインクが吐出しない。
Claims (5)
- インク非吸収性および低吸収性の記録媒体に、水性インクセットを用いたインクジェット記録方式により画像を形成する印刷方法であって、
(1)前記水性インクセットは、着色剤を含む前記色インクと、着色剤を含まない樹脂インクとを備え、
(2)前記色インクは、水不溶性の前記着色剤と、樹脂成分と、水溶性溶剤と、界面活性剤とを含み、
(3)前記樹脂インクは、水溶性樹脂溶剤と、樹脂成分として、水には不溶であるが前記水溶性樹脂溶剤には相溶する熱可塑性の樹脂粒子と、ワックスとを含み、前記熱可塑性樹脂粒子の含有率は前記樹脂インク中において4質量%以上12質量%以下であり、前記ワックスの含有率は前記樹脂インク中において0.5質量%以上6質量%以下であり、
(4)印刷工程は、前記色インクで記録する工程と、前記色インクで記録する工程の後に、前記樹脂インクで記録する工程とを含み、
(5)印刷中および/または印刷後に乾燥工程を含む、
ことを特徴とするインクジェット記録方式の印刷方法。 - 前記熱可塑性樹脂粒子のガラス転移温度が、40℃以上であることを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
- 前記色インクは、前記樹脂インク中に含まれる熱可塑性樹脂粒子およびワックスと同じ熱可塑性樹脂粒子およびワックスを前記樹脂成分として含む、
請求項1または2に記載の印刷方法。 - 前記色インクが、プロセスカラーに加えて、さらにスペシャルカラーを含み、かつ、当該スペシャルカラーがオレンジとグリーンからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷方法。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の印刷方法を備えていることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008277811A JP5347430B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置 |
US12/603,846 US8454150B2 (en) | 2008-10-29 | 2009-10-22 | Printing method using ink jet recording and printing apparatus |
US12/603,847 US20100104758A1 (en) | 2008-10-29 | 2009-10-22 | Printing method using ink jet recording and printing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008277811A JP5347430B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010105228A true JP2010105228A (ja) | 2010-05-13 |
JP5347430B2 JP5347430B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=42117076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008277811A Active JP5347430B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US8454150B2 (ja) |
JP (1) | JP5347430B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010222420A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Fujifilm Corp | インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
JP2013230638A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び記録物 |
JP2014091772A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用のインク、インクジェット記録システム |
US8899719B2 (en) | 2013-01-07 | 2014-12-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method and image forming apparatus |
JP2015182347A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置および記録物 |
JP2015199967A (ja) * | 2015-06-10 | 2015-11-12 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用インクセット、記録装置および記録物 |
CN105400291A (zh) * | 2015-12-28 | 2016-03-16 | 北京赛腾标识系统股份公司 | 具有耐磨性及耐粘性的喷码打印油墨及其制备方法与应用 |
US10160876B2 (en) | 2014-01-06 | 2018-12-25 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method, ink jet recording apparatus, and recorded matter |
US10655028B2 (en) | 2015-04-21 | 2020-05-19 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method and ink set |
JP2020175665A (ja) * | 2020-07-02 | 2020-10-29 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8210672B2 (en) * | 2008-05-28 | 2012-07-03 | Seiko Epson Corporation | Printing method using inkjet recording method and printing apparatus |
JP2011194823A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方式の印刷方法 |
JP6711628B2 (ja) | 2016-01-22 | 2020-06-17 | キヤノン株式会社 | 画像記録方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04370166A (ja) * | 1991-06-19 | 1992-12-22 | Seiko Epson Corp | 水性記録用インク及び記録方法 |
JP2000044858A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-15 | E I Du Pont De Nemours & Co | ビニル上に印刷するための水性顔料インクジェット用インキ組成物 |
JP2004001446A (ja) * | 2002-03-28 | 2004-01-08 | Seiko Epson Corp | 画像保護シート、画像保護液、インクジェット記録物とその製造方法 |
JP2004250519A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Seiko Epson Corp | インクセット及び記録装置 |
JP2004314350A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法及び記録物 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4541340A (en) * | 1982-07-02 | 1985-09-17 | Markem Corporation | Process for forming permanent images using carrier supported inks containing sublimable dyes |
US5744226A (en) * | 1996-06-27 | 1998-04-28 | Ncr Corporation | Multilayerd thermal transfer medium for matte finish printing |
JP2000225695A (ja) | 1999-02-05 | 2000-08-15 | Seiko Epson Corp | 印刷画像の保護方法 |
US20020007765A1 (en) * | 2000-02-08 | 2002-01-24 | Seiko Epson Corporation | Ink composition and method of recording a recording medium using this |
JP3509013B2 (ja) | 2000-02-08 | 2004-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物 |
US6990287B2 (en) | 2001-10-23 | 2006-01-24 | Thomson Licensing | Fast motion trick mode using dummy bidirectional predictive pictures |
US7219989B2 (en) * | 2002-10-24 | 2007-05-22 | Eastman Kodak Company | Overcoat composition for image recording materials |
US7338988B2 (en) | 2002-11-12 | 2008-03-04 | Rohm And Haas Company | Aqueous inkjet ink composition |
JP2005081754A (ja) | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録方法及び記録物 |
US8440742B2 (en) * | 2004-02-05 | 2013-05-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Polymer colloid-containing ink-jet inks for printing on non-porous substrates |
EP2374850B1 (en) * | 2005-03-31 | 2014-08-27 | Seiko Epson Corporation | Ink composition, and method for ink-jet recording using same |
JP4656505B2 (ja) | 2005-03-31 | 2011-03-23 | セイコーエプソン株式会社 | プラスチックフィルム用処理液およびそれを用いたインクジェット記録方法 |
JP5088659B2 (ja) * | 2006-04-03 | 2012-12-05 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法 |
JP2008183843A (ja) | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Seiko Epson Corp | 画像形成方法及び記録物 |
-
2008
- 2008-10-29 JP JP2008277811A patent/JP5347430B2/ja active Active
-
2009
- 2009-10-22 US US12/603,846 patent/US8454150B2/en active Active
- 2009-10-22 US US12/603,847 patent/US20100104758A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04370166A (ja) * | 1991-06-19 | 1992-12-22 | Seiko Epson Corp | 水性記録用インク及び記録方法 |
JP2000044858A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-15 | E I Du Pont De Nemours & Co | ビニル上に印刷するための水性顔料インクジェット用インキ組成物 |
JP2004001446A (ja) * | 2002-03-28 | 2004-01-08 | Seiko Epson Corp | 画像保護シート、画像保護液、インクジェット記録物とその製造方法 |
JP2004250519A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Seiko Epson Corp | インクセット及び記録装置 |
JP2004314350A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法及び記録物 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010222420A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Fujifilm Corp | インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
JP4625133B2 (ja) * | 2009-03-19 | 2011-02-02 | 富士フイルム株式会社 | インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
JP2013230638A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び記録物 |
JP2014091772A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用のインク、インクジェット記録システム |
US8899719B2 (en) | 2013-01-07 | 2014-12-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method and image forming apparatus |
US10160876B2 (en) | 2014-01-06 | 2018-12-25 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method, ink jet recording apparatus, and recorded matter |
JP2015182347A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置および記録物 |
US10655028B2 (en) | 2015-04-21 | 2020-05-19 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method and ink set |
JP2015199967A (ja) * | 2015-06-10 | 2015-11-12 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用インクセット、記録装置および記録物 |
CN105400291A (zh) * | 2015-12-28 | 2016-03-16 | 北京赛腾标识系统股份公司 | 具有耐磨性及耐粘性的喷码打印油墨及其制备方法与应用 |
JP2020175665A (ja) * | 2020-07-02 | 2020-10-29 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5347430B2 (ja) | 2013-11-20 |
US20100103236A1 (en) | 2010-04-29 |
US20100104758A1 (en) | 2010-04-29 |
US8454150B2 (en) | 2013-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5347625B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP5347430B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置 | |
JP5552856B2 (ja) | インクジェット記録方法および記録物 | |
JP5861750B2 (ja) | 印刷方法 | |
JP5435194B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法および水性インク組成物 | |
JP5344137B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP5344133B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2011194823A (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2012206488A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP5533105B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP5347623B2 (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2010090271A (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP5703623B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP6772439B2 (ja) | 記録方法及びインクセット | |
JP2011195763A (ja) | 水性インク組成物及びこれを用いたインクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2012245721A (ja) | インクジェット記録方法および記録物 | |
JP2011194826A (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP7314675B2 (ja) | 記録方法および記録装置 | |
JP2012214650A (ja) | 水性インク組成物 | |
JP2011195762A (ja) | 水性インク組成物及びこれを用いたインクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2016221943A (ja) | 記録方法及び記録装置 | |
JP7139758B2 (ja) | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置およびインクジェットヘッド | |
JP2021017005A (ja) | 記録方法および記録装置 | |
JP5703624B2 (ja) | インクジェット記録方法および記録物 | |
JP5692491B2 (ja) | インクジェット記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130805 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5347430 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |