JPH0436984A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温度センサを備え被加熱物の温度を制御する機
能を備えた加熱調理器に関する。

従来の技術 近年、誘導加熱調理器は、鍋の温度制御精度を向上して
調理のでき上りをよ（することが求められている。

従来の温度センサを備えた誘導加熱調理器は第３図に示
すような構成が一般的であった。以下、その構成につい
て説明する。

図に示すように、加熱コイル１に高周波電流を流し鍋底
に渦電流を発生させ、そのときの渦電流損により鍋自身
を発熱させ、温度センサ２は通常、鍋３と加熱コイル１
との間に設けられた鍋載置台４に圧接して取り付けられ
、鍋３からの伝導熱を検知することによってｆＪ１３の
温度を推定している。そして温度センサ２には安価なザ
ーミスタが多用されている。なお、本体内にはインバー
タ回路５と、制御回路６が内蔵されている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の誘導加熱調理器では、温度センサ２は
鍋載置台４という介在物を介し、鍋３の温度をその介在
物の熱伝導で検知するため、鍋底のそり形状や、鍋３の
材質による熱伝導率の違いがあるため、温度検知ばらつ
きの幅が大きかった。この対策として、温度センサを鍋
底に圧接させ直接温度を検知する場合には、加熱コイル
１に流れる高周波電流による鍋底の渦電流損の影響を受
け、温度検知精度が悪いものであった。

本発明は上記問題を解決するもので、精度よく温度検知
することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は」二記目的を達成するために、誘導加熱により
被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高
周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ
回路に起動および停止信号を供給する制御回路と、前記
被加熱物の温度を直接検知する温度センサとを備え、前
記制御回路は前記被加熱物の温度を検知するとき、前記
加熱コイルに高周波電流の供給を−・時的に停止し、そ
の後読み込みを行うようにしたことを課題解決手段とし
ている。

作用 本発明は」１記した課題解決手段により、インバータ回
路が停止している間は加熱コイルに高周波電流が供給さ
れず、そのため、鍋底の渦電流損も消滅する。その結果
、鍋底に圧接された温度センサは、鍋そのものの持つ温
度を検知することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図を参照しながら
説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を
付して説明を省略する。

図に示すように、制御回路６は鍋底に圧接して鍋３の底
の温度を直接測定する温度センサ２と抵抗７とにより電
源電圧Ｖ。０の分圧電圧を形成し、そのアナログ信号か
らデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路８、鍋３の温
度を設定する温度設定手段９、インバータ回路５内の半
導体スイッチング素子（図示せず）を駆動さぜる駆動回
路１０、さらに前記Ａ／Ｄ変換回路８、温度設定手段９
の各入力信号に基づき駆動回路］Ｏへ適時出力信号を伝
送するマイクロコンピュータ１１とから構成している。

インバータ回路５は、内蔵した半導体スイッチング素子
のオン、オフ動作により、加熱コイル１に高周波電流が
供給され、鍋３に渦電流損を発生させｆｉｋ３を加熱す
る。

上記構成において、その動作を第２図のマイクロコンピ
ュータ１１の動作フローチャート図を用いて説明する。

まず、駆動回路１０を停止状態にしてから、温度設定手
段９て設定された鍋３の設定温度（ｔ、１）を記憶する
。そして、鍋底に発生した渦電流損による熱が鍋全体お
よび鍋内の調理物にその熱が伝わり、略均−化する一定
時間（Ｔｏ）待機し、その後温度センサ２で検知された
検知温度（ｔ２）をＡ／Ｄ変換回路８を介して読み込み
を行う。

つぎに、設定温度（ｔｌ）と検知温度（ｔ２）の比較を
行い、ｔｌ＞ｔ２のときは鍋３の温度が設定温度にまだ
到達していないので、駆動回路１０に起動信号を出力し
、加熱コイル１に高周波電流を供給してその後表示ラン
プなどの他の処理を行いにいく。また、ｔ１≦ｔ２のと
きは、すでに鍋３の温度は設定温度に到達しているので
駆動回路１０を起動させず他の処理を行いにいく。

なお、」二連の一定時間（Ｔｏ）の設定は、水分の多い
鍋料理や、あるいは水分の少ない鉄板焼き料理など料理
内容や、鍋材質による熱伝導率等の違いによって決定さ
れるものである。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、制御
回路は被加熱物の温度を検知するとき加熱コイルに高周
波電流の供給を一時的に停止し、その後読み込みを行う
ようにしたから、発熱が鍋全体に馴染んだ時点で温度を
検知でき、その後再び加熱を行うことによって、渦電流
損によって発生した熱に影響されることなく鍋の温度を
検知でき、しかも鍋の温度を直接検知でき、高精度の温
度制御ができる誘導加熱調理器を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の誘導加熱調理器のブロック
図、第２図は同誘導加熱調理器の動作フローチャート、
第３図は従来の誘導加熱調理器の断面図である。 １・・・・・・加熱コイル、２・・・・・・温度センサ
、３・・・・・・鍋（被加熱物）、５・・・・・・イン
バータ回路、６・・・・・・制御回路。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 誘導加熱により被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記
   加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
   前記インバータ回路に起動および停止信号を供給する制
   御回路と、前記被加熱物の温度を直接検知する温度セン
   サとを備え、前記制御回路は前記被加熱物の温度を検知
   するとき、前記加熱コイルに高周波電流の供給を一時的
   に停止し、その後読み込みを行うようにしてなる誘導加
   熱調理器。