JPH04367336A - 金属管・複合管の受口部製造方法 - Google Patents
金属管・複合管の受口部製造方法Info
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- JPH04367336A JPH04367336A JP3140282A JP14028291A JPH04367336A JP H04367336 A JPH04367336 A JP H04367336A JP 3140282 A JP3140282 A JP 3140282A JP 14028291 A JP14028291 A JP 14028291A JP H04367336 A JPH04367336 A JP H04367336A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C57/00—Shaping of tube ends, e.g. flanging, belling or closing; Apparatus therefor, e.g. collapsible mandrels
- B29C57/02—Belling or enlarging, e.g. combined with forming a groove
- B29C57/04—Belling or enlarging, e.g. combined with forming a groove using mechanical means
- B29C57/06—Belling or enlarging, e.g. combined with forming a groove using mechanical means elastically deformable
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属管・複合管の受口部
製造方法、すなわち金属管や複合管の管端部をゴムバル
ジ成形法により拡径して受口部を製造する方法に関する
。
製造方法、すなわち金属管や複合管の管端部をゴムバル
ジ成形法により拡径して受口部を製造する方法に関する
。
【0002】
【従来の技術】例えば建築物の配管材として用いられる
金属管や、金属管内面に耐食性の合成樹脂を被覆してな
る複合管においては、その管端部に他管接続用の受口部
が形成される。この種の受口部は、金属管や複合管の管
端部を拡径することによって成形されるが、そのような
管端拡径法として、従来においては、例えば特開平2ー
11233号公報や特開平2ー130126号公報に示
されているようなゴムバルジ成形法が使用される。
金属管や、金属管内面に耐食性の合成樹脂を被覆してな
る複合管においては、その管端部に他管接続用の受口部
が形成される。この種の受口部は、金属管や複合管の管
端部を拡径することによって成形されるが、そのような
管端拡径法として、従来においては、例えば特開平2ー
11233号公報や特開平2ー130126号公報に示
されているようなゴムバルジ成形法が使用される。
【0003】これは、図6に示すように所定形状の内面
100aを有する金型100内に、その内面とは所定の
間隙を有する状態で管101の端部をセットして、その
管内にバルジ成形用ゴム102を嵌装し、その状態で押
圧部材103によりゴム102を軸方向の矢印a方向に
押圧・圧縮して径方向に膨張させることによって管端部
101aを拡径させるものである。
100aを有する金型100内に、その内面とは所定の
間隙を有する状態で管101の端部をセットして、その
管内にバルジ成形用ゴム102を嵌装し、その状態で押
圧部材103によりゴム102を軸方向の矢印a方向に
押圧・圧縮して径方向に膨張させることによって管端部
101aを拡径させるものである。
【0004】この場合において、金型100内における
管端101bの位置する側には、成形用ゴム102をガ
イドする内金型104を配置して、その内金型104内
にゴム102の一部を嵌合させた状態で該ゴム102を
圧縮させて径方向に膨張させた時に、その膨張したゴム
102が管端101bから管外周側に回り込んでしまわ
ないように、内金型104の端面104aに管端101
bを密接させ、その後にゴム102の圧縮作業を行って
いた。
管端101bの位置する側には、成形用ゴム102をガ
イドする内金型104を配置して、その内金型104内
にゴム102の一部を嵌合させた状態で該ゴム102を
圧縮させて径方向に膨張させた時に、その膨張したゴム
102が管端101bから管外周側に回り込んでしまわ
ないように、内金型104の端面104aに管端101
bを密接させ、その後にゴム102の圧縮作業を行って
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のゴムバルジ成形法においては、管端101
bに対向する端面104aが管軸方向に対して直交する
内金型104を用い、その直交面(端面104a)に管
端101bを密接させた状態で管端部101aを拡径さ
せていたため、次のような問題が生じていた。
ような従来のゴムバルジ成形法においては、管端101
bに対向する端面104aが管軸方向に対して直交する
内金型104を用い、その直交面(端面104a)に管
端101bを密接させた状態で管端部101aを拡径さ
せていたため、次のような問題が生じていた。
【0006】すなわち、上述のような方法で管端部10
1aを拡径させた場合、図7に示すように管端部101
aの外面は金型内面100aに沿うように拡径されるが
、この時、管101の平行部101cから拡径部101
aに至る部分101dを形成するのに管101の一部が
費やされ、その分だけ管端位置が当初よりも管平行部1
01c側に後退するため、拡径時及び拡径後において管
端101bと内金型104の端面(直交面)104aと
の間に隙間bができる。然るに、このような隙間bがあ
ると、その隙間b内にゴム102が入り込んで管端10
1b、特にその内周側の角部にゴム102が強く押し付
けられる結果、ゴム102に円周状に傷が入り、やがて
はその部分からリング状にゴム102の一部が剥離して
行き、必要とする外径まで拡径しなくなるのである。
1aを拡径させた場合、図7に示すように管端部101
aの外面は金型内面100aに沿うように拡径されるが
、この時、管101の平行部101cから拡径部101
aに至る部分101dを形成するのに管101の一部が
費やされ、その分だけ管端位置が当初よりも管平行部1
01c側に後退するため、拡径時及び拡径後において管
端101bと内金型104の端面(直交面)104aと
の間に隙間bができる。然るに、このような隙間bがあ
ると、その隙間b内にゴム102が入り込んで管端10
1b、特にその内周側の角部にゴム102が強く押し付
けられる結果、ゴム102に円周状に傷が入り、やがて
はその部分からリング状にゴム102の一部が剥離して
行き、必要とする外径まで拡径しなくなるのである。
【0007】本発明は、ゴムバルジ成形法により金属管
や複合管の端部に受口部を形成する場合における上記の
ような問題に対処するもので、管端部拡径時における長
さ方向の管端位置の後退分、つまり管端部の縮み分を吸
収できる金型を用いることにより、従来方法に比べてバ
ルジ成形用ゴムの傷付きを著しく軽減できる方法を提供
することを目的とする。
や複合管の端部に受口部を形成する場合における上記の
ような問題に対処するもので、管端部拡径時における長
さ方向の管端位置の後退分、つまり管端部の縮み分を吸
収できる金型を用いることにより、従来方法に比べてバ
ルジ成形用ゴムの傷付きを著しく軽減できる方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る金属管・複合管の受口部製造方法は、所定の
成形部を有する金型内に、金属管又は金属管内面に合成
樹脂を被覆してなる複合管を所定状態にセットして、そ
の管内にハルジ成形用ゴムを嵌装し、そのゴムを軸方向
に圧縮して径方向に膨張させることにより、金属管又は
複合管の管端部を拡径して受口部を製造する方法におい
て、次のような内金型を用いて管端部を拡径させること
を特徴とする。
発明に係る金属管・複合管の受口部製造方法は、所定の
成形部を有する金型内に、金属管又は金属管内面に合成
樹脂を被覆してなる複合管を所定状態にセットして、そ
の管内にハルジ成形用ゴムを嵌装し、そのゴムを軸方向
に圧縮して径方向に膨張させることにより、金属管又は
複合管の管端部を拡径して受口部を製造する方法におい
て、次のような内金型を用いて管端部を拡径させること
を特徴とする。
【0009】すなわち、上記金属管又は複合管の管端に
対向するように金型の一端側から該金型に嵌着可能とさ
れ且つその管端に対向する面部側に管端を密接させ得る
テーパ面が形成された内金型を用いる。そして、金型に
内金型を嵌着してそのテーパ面に管端を密接させた状態
で上記管内のバルジ成形用ゴムを軸方向に圧縮して径方
向に膨張させることにより、管端部を拡径させる。
対向するように金型の一端側から該金型に嵌着可能とさ
れ且つその管端に対向する面部側に管端を密接させ得る
テーパ面が形成された内金型を用いる。そして、金型に
内金型を嵌着してそのテーパ面に管端を密接させた状態
で上記管内のバルジ成形用ゴムを軸方向に圧縮して径方
向に膨張させることにより、管端部を拡径させる。
【0010】ここで、管軸と直交する面に対する上記テ
ーパ面の傾斜角度(以下、テーパ角度という)は、拡径
される管の材質及び拡径率によって異なるが、10°〜
70°の範囲であればよく、好ましくは20°〜60°
である。この角度が小さすぎると、テーパ面としたこと
の効果が少なく、大きすぎると、管端拡径時に管端が座
屈してしまい、拡径形状が安定しない可能性がある。
ーパ面の傾斜角度(以下、テーパ角度という)は、拡径
される管の材質及び拡径率によって異なるが、10°〜
70°の範囲であればよく、好ましくは20°〜60°
である。この角度が小さすぎると、テーパ面としたこと
の効果が少なく、大きすぎると、管端拡径時に管端が座
屈してしまい、拡径形状が安定しない可能性がある。
【0011】このような点を考慮して、拡径により管端
面が後退する寸法を材質別、拡径率ごとに予め計測して
おき、拡径加工する管に最適なテーパ角度を有する内金
型を使用すればよい。
面が後退する寸法を材質別、拡径率ごとに予め計測して
おき、拡径加工する管に最適なテーパ角度を有する内金
型を使用すればよい。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、金型に嵌着された内金型
のテーパ面に金属管又は複合管の管端が密接された状態
で、その管内のバルジ成形用ゴムが軸方向に圧縮されて
径方向に膨張されることにより、管端が内金型のテーパ
面に密接しつつ拡径される。従って、拡径に伴って管端
位置が管平行部側に後退しても、拡径中及び拡径後にお
いて管端とこれに対向する内金型との間に隙間が生じな
いので、そのような隙間があった場合に生じる成形用ゴ
ムの傷つきを未然に防止することができる。
のテーパ面に金属管又は複合管の管端が密接された状態
で、その管内のバルジ成形用ゴムが軸方向に圧縮されて
径方向に膨張されることにより、管端が内金型のテーパ
面に密接しつつ拡径される。従って、拡径に伴って管端
位置が管平行部側に後退しても、拡径中及び拡径後にお
いて管端とこれに対向する内金型との間に隙間が生じな
いので、そのような隙間があった場合に生じる成形用ゴ
ムの傷つきを未然に防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。この実施
例は、厚さ2.0mm、外径110mmの鋼管の端部を
拡径して、その管端部に外径が132mm(拡径率20
%)の受口部を製造する場合に関するものである。
例は、厚さ2.0mm、外径110mmの鋼管の端部を
拡径して、その管端部に外径が132mm(拡径率20
%)の受口部を製造する場合に関するものである。
【0014】先ず、この実施例で使用する金型及び内金
型について説明する。図1に示すように、金型1は、鋼
管2の管端部2aに受口部を形成する所定形状の内面1
aを有し、その一端側が内金型嵌着用の開口部1bとさ
れている。一方、内金型3は、図示のように金型嵌着方
向に向けて広口となるテーパ面3aが一端面3b側に形
成されており、更にそのテーパ面3aの小径端から奥の
方向には該小径端と同形のゴムガイド部3cが形成され
ている。そして、金型1に内金型3を嵌着した時にテー
パ面3aに拡径前の鋼管2の管端2bを密接させ得るよ
うになっている。尚、この実施例で使用した内金型3に
おけるテーパ角度(θ)は30°である。
型について説明する。図1に示すように、金型1は、鋼
管2の管端部2aに受口部を形成する所定形状の内面1
aを有し、その一端側が内金型嵌着用の開口部1bとさ
れている。一方、内金型3は、図示のように金型嵌着方
向に向けて広口となるテーパ面3aが一端面3b側に形
成されており、更にそのテーパ面3aの小径端から奥の
方向には該小径端と同形のゴムガイド部3cが形成され
ている。そして、金型1に内金型3を嵌着した時にテー
パ面3aに拡径前の鋼管2の管端2bを密接させ得るよ
うになっている。尚、この実施例で使用した内金型3に
おけるテーパ角度(θ)は30°である。
【0015】次に、このような金型1及び内金型3を用
いて行う本発明方法について説明する。先ず、金型1内
に、その内面1aとは所定の間隙を有する状態で鋼管2
の端部2aをセットし、その鋼管2の内部にバルジ成形
用ゴム(本実施例ではウレタンゴム)4を嵌装する。
いて行う本発明方法について説明する。先ず、金型1内
に、その内面1aとは所定の間隙を有する状態で鋼管2
の端部2aをセットし、その鋼管2の内部にバルジ成形
用ゴム(本実施例ではウレタンゴム)4を嵌装する。
【0016】次に、このゴム4の一端側を押圧部材5で
閉鎖する一方、金型1の開口部1bに内金型3を図示の
ように嵌着して、そのテーパ面3aに鋼管2の管端2b
を密接させる。そして、この状態で、図2に示すように
、鋼管2の中央部側から押圧部材5によりバルジ成形用
ゴム4を管端部2a側に向けて矢印A方向に所定量だけ
押圧・圧縮して径方向に膨張させることにより、上記拡
径率まで管端部2aを拡径させる。
閉鎖する一方、金型1の開口部1bに内金型3を図示の
ように嵌着して、そのテーパ面3aに鋼管2の管端2b
を密接させる。そして、この状態で、図2に示すように
、鋼管2の中央部側から押圧部材5によりバルジ成形用
ゴム4を管端部2a側に向けて矢印A方向に所定量だけ
押圧・圧縮して径方向に膨張させることにより、上記拡
径率まで管端部2aを拡径させる。
【0017】このような構成によれば、鋼管2内に嵌装
されたバルジ成形用ゴム4が押圧部材5によって軸方向
に圧縮されて径方向に膨張した時に、その膨張力によっ
て鋼管2の管端部2aが金型内面1aに密接するまで拡
径され、その結果、管端部2aに所定径の受口部が形成
される。その場合、拡径に伴って鋼管2の管端位置が管
平行部側に後退するが、その管端2bは、金型1に嵌着
された内金型3のテーパ面3aに密接されているから、
その密接状態でテーパ面3aに案内されつつ後退する。 つまり、鋼管2の管端部2aは、その管端2bを内金型
3のテーパ面3aに拡径中は常に密接させた状態となっ
ており、最終的に図2に示す所定状態まで拡径される。
されたバルジ成形用ゴム4が押圧部材5によって軸方向
に圧縮されて径方向に膨張した時に、その膨張力によっ
て鋼管2の管端部2aが金型内面1aに密接するまで拡
径され、その結果、管端部2aに所定径の受口部が形成
される。その場合、拡径に伴って鋼管2の管端位置が管
平行部側に後退するが、その管端2bは、金型1に嵌着
された内金型3のテーパ面3aに密接されているから、
その密接状態でテーパ面3aに案内されつつ後退する。 つまり、鋼管2の管端部2aは、その管端2bを内金型
3のテーパ面3aに拡径中は常に密接させた状態となっ
ており、最終的に図2に示す所定状態まで拡径される。
【0018】従って、鋼管端部2aの拡径に伴ってその
管端位置が管平行部側に後退しても、その後退分がテー
パ面3aによって吸収されるので、拡径中及び拡径後に
おいて管端2bとこれに対向する内金型3との間に従来
のように隙間が生じることはない。これにより、管端部
の拡径に伴って従来生じていた管端と内金型端面との間
の隙間の発生が防止され、そのような隙間に成形用ゴム
が入り込むことによる該ゴムの損傷が回避され或いは減
少されることになる。
管端位置が管平行部側に後退しても、その後退分がテー
パ面3aによって吸収されるので、拡径中及び拡径後に
おいて管端2bとこれに対向する内金型3との間に従来
のように隙間が生じることはない。これにより、管端部
の拡径に伴って従来生じていた管端と内金型端面との間
の隙間の発生が防止され、そのような隙間に成形用ゴム
が入り込むことによる該ゴムの損傷が回避され或いは減
少されることになる。
【0019】このような方法で鋼管2の管端部2aを拡
径して受口部を成形し、その数量が500個となった時
点で成形用ゴム4を調べたところ、そのゴム4の傷付き
の程度は極めて少なかった。これにより、本発明方法を
使用すると従来方法の場合に比べてバルジ成形用ゴム4
の耐久性が著しく向上されることが確認された。ここで
、図3〜図5に本発明で使用される内金型の他の例を示
す。このうち図3は、テーパ面13aとは反対側に位置
する部分13dが閉塞されている内金型13を示し、図
4は、テーパ面23aの小径端側が閉鎖されている内金
型23を示し、図5はテーパ面33aが円錐面状に形成
されている内金型33を示す。
径して受口部を成形し、その数量が500個となった時
点で成形用ゴム4を調べたところ、そのゴム4の傷付き
の程度は極めて少なかった。これにより、本発明方法を
使用すると従来方法の場合に比べてバルジ成形用ゴム4
の耐久性が著しく向上されることが確認された。ここで
、図3〜図5に本発明で使用される内金型の他の例を示
す。このうち図3は、テーパ面13aとは反対側に位置
する部分13dが閉塞されている内金型13を示し、図
4は、テーパ面23aの小径端側が閉鎖されている内金
型23を示し、図5はテーパ面33aが円錐面状に形成
されている内金型33を示す。
【0020】また、上記実施例は、鋼管の端部を拡径さ
せる場合に関するものであるが、複合管の場合であって
も上記実施例と同様にして本発明方法を適用できること
は勿論である。尚、比較例として、上記実施例の場合と
同じ材料でなる鋼管について、端面が管軸に対して直角
(θ=0°に相当する)となる内金型を用い、その管端
部を同拡径率まで拡径させて受口部を成形してみたとこ
ろ、成形数量が200個となった時点で成形用ゴムがち
ぎれていき、圧縮による管に対する拡径力が働かなくな
ってしまった。このため、それ以上の成形は不可能であ
った。
せる場合に関するものであるが、複合管の場合であって
も上記実施例と同様にして本発明方法を適用できること
は勿論である。尚、比較例として、上記実施例の場合と
同じ材料でなる鋼管について、端面が管軸に対して直角
(θ=0°に相当する)となる内金型を用い、その管端
部を同拡径率まで拡径させて受口部を成形してみたとこ
ろ、成形数量が200個となった時点で成形用ゴムがち
ぎれていき、圧縮による管に対する拡径力が働かなくな
ってしまった。このため、それ以上の成形は不可能であ
った。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属管や
複合管の管端部をゴムバルジ成形法により拡径して受口
部を製造する場合において、当該管の管端が内金型のテ
ーパ面に密接しつつ拡径されるので、拡径時に管端位置
が管平行部側に後退しても、管端とこれに対向する内金
型の端面との間に隙間が生じなくなる。換言すると、拡
径加工時における管の軸方向の縮み分が上記テーパ面に
よって吸収されることになる。これにより、バルジ成形
用ゴムの損傷を少なくすることができ、それだけ該ゴム
の長寿命化を図ることができる。
複合管の管端部をゴムバルジ成形法により拡径して受口
部を製造する場合において、当該管の管端が内金型のテ
ーパ面に密接しつつ拡径されるので、拡径時に管端位置
が管平行部側に後退しても、管端とこれに対向する内金
型の端面との間に隙間が生じなくなる。換言すると、拡
径加工時における管の軸方向の縮み分が上記テーパ面に
よって吸収されることになる。これにより、バルジ成形
用ゴムの損傷を少なくすることができ、それだけ該ゴム
の長寿命化を図ることができる。
【図1】本発明の実施例を示すもので、金型内に管(鋼
管)を所定の状態にセットして、その管端部を拡径させ
る直前の状態を示す管端部周辺の軸方向縦断面図である
。
管)を所定の状態にセットして、その管端部を拡径させ
る直前の状態を示す管端部周辺の軸方向縦断面図である
。
【図2】同実施例において管端部を拡径させた直後の状
態を示す同じく管端部周辺の軸方向縦断面図である。
態を示す同じく管端部周辺の軸方向縦断面図である。
【図3】本発明で使用される内金型の他の例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】本発明で使用される内金型の更に他の例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】本発明で使用される内金型の更に別の他の例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図6】従来の一般的なゴムバルジ成形法によって金属
管や複合管の受口部を製造する場合を例示する管端部周
辺の縦断面図である。
管や複合管の受口部を製造する場合を例示する管端部周
辺の縦断面図である。
【図7】従来方法の問題点を示すために使用した拡径加
工時における同じく管端部周辺の縦断面図である。
工時における同じく管端部周辺の縦断面図である。
1・・・金型、
1a・・・金型の内面、
2・・・管(鋼管)、
2a・・・管端部、
2b・・・管端、
3,13,23,33・・・内金型、
3a,13a,23a,33a・・・テーパ面、4・・
・バルジ成形用ゴム(ウレタンゴム)。
・バルジ成形用ゴム(ウレタンゴム)。
Claims (1)
- 【請求項1】 所定形状の内面を有する金型内に、金
属管又は金属管内面に合成樹脂を被覆してなる複合管を
所定状態にセットして、その管内にバルジ成形用ゴムを
嵌装し、そのゴムを軸方向に圧縮して径方向に膨張させ
ることにより、金属管又は複合管の管端部を拡径して受
口部を製造する方法において、上記金属管又は複合管の
管端に対向するように金型の一端側から該金型に嵌着可
能とされ且つその管端に対向する面部側に管端を密接さ
せ得るテーパ面が形成された内金型を用い、上記金型に
内金型を嵌着してそのテーパ面に管端を密接させた状態
で上記管内のバルジ成形用ゴムを軸方向に圧縮して径方
向に膨張させることにより、管端部を拡径することを特
徴とする金属管・複合管の受口部製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3140282A JP2940569B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 金属管・複合管の受口部製造方法 |
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JP3140282A JP2940569B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 金属管・複合管の受口部製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04367336A true JPH04367336A (ja) | 1992-12-18 |
JP2940569B2 JP2940569B2 (ja) | 1999-08-25 |
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ID=15265156
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JP3140282A Expired - Fee Related JP2940569B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 金属管・複合管の受口部製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2940569B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002062504A1 (de) * | 2001-02-08 | 2002-08-15 | Gustav Klauke Gmbh | Aufweitwerkzeug zum aufweiten von rohrenden sowie pressgerät mit einem aufweitwerkzeug |
CN103894501A (zh) * | 2012-12-27 | 2014-07-02 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 具有纤维强化高分子复合材料夹层的管件及其制造方法 |
CN109848315A (zh) * | 2019-03-01 | 2019-06-07 | 西格迈股份有限公司 | 异型贮液筒的分体式成型压模及成型方法 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP3140282A patent/JP2940569B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2002062504A1 (de) * | 2001-02-08 | 2002-08-15 | Gustav Klauke Gmbh | Aufweitwerkzeug zum aufweiten von rohrenden sowie pressgerät mit einem aufweitwerkzeug |
US7065995B2 (en) | 2001-02-08 | 2006-06-27 | Gustav Klauke Gmbh | Expansion tool for expanding tube ends and pressing device comprising such an expansion tool |
CN103894501A (zh) * | 2012-12-27 | 2014-07-02 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 具有纤维强化高分子复合材料夹层的管件及其制造方法 |
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