JPH04367324A - 細径金属管の曲げ加工法と曲げ加工装置 - Google Patents

細径金属管の曲げ加工法と曲げ加工装置

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JPH04367324A
JPH04367324A JP3208665A JP20866591A JPH04367324A JP H04367324 A JPH04367324 A JP H04367324A JP 3208665 A JP3208665 A JP 3208665A JP 20866591 A JP20866591 A JP 20866591A JP H04367324 A JPH04367324 A JP H04367324A
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Shigeru Saegusa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は細径金属管の曲げ加工法
と曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来細径金属管の曲げ加工は、主として
手動操作される治具を用いて手動加工により行なわれて
いた。一方で特定形状の曲げ加工を自動的に行なうパワ
ーベンダーと呼ばれる曲げ加工装置や、各種の曲げ加工
を自動的に行なうNCベンダーと呼ばれる曲げ加工装置
も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】細径金属管の曲げ加工
を手動で行なうと、充分な加工精度が得られず、加工能
率も悪い。パワーベンダーは設備コストが比較的安く、
且つ加工精度と加工能率上の問題を解決するが、特定形
状の曲げ加工しかできず、形状変更に対応しにくい。
【0004】また、パワーベンダーは、細径金属管に複
雑な加工を短時間で施すことができるが、構造が複雑で
設備費上でも問題があり、保守も煩雜である。また、加
工条件を変化させるためのセットも複雑で時間がかかる
【0005】本発明は、前述したような細径金属管の曲
げ加工の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は
簡単に精度のよい曲げ加工を被加工細径金属管に施すこ
とのできる細径金属管の曲げ加工法と曲げ加工装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の曲げ加工法は、被加工細径金属管の軸芯方
向に設定したn箇所の被加工位置に対して、それぞれ設
定された加工方向にそれぞれ設定された曲げ加工を施す
細径金属管の曲げ加工法において、前記n箇所の被加工
位置に対応して並設されたn個の単位曲げユニットのう
ちn=1の単位曲げユニットへ、その一端側をチャック
され、軸芯を中心に回転されて第n=1の加工方向が設
定された前記被加工細径金属管を移動する位置設定工程
と、この単位曲げユニットで前記第n=1の被加工位置
に所定角度の曲げ加工を施す曲げ加工工程と、次の単位
曲げユニットに被加工細径金属管を移送する工程とより
なり、n=2・・・・nに対して順次移送して前記位置
設定工程と前記曲げ加工工程を繰り返すことにより、前
記被加工細径金属管に対して軸芯方向のn箇所で曲げ加
工を施す。
【0007】また、前記目的を達成するために、本発明
の曲げ加工装置は被加工細径金属管の軸芯方向に設定し
たn箇所の被加工位置に対して、それぞれ設定された加
工方向にそれぞれ設定された曲げ加工を施す細径金属管
の曲げ加工装置において、前記被加工細径金属管の一端
側をチャックし、前記被加工細径金属管を軸芯を中心に
回転して所定の加工方向を設定し、且つ前記被加工細径
金属管を軸芯方向に移動して所定の被加工位置に設定す
るチャック手段と、前記被加工細径金属管を挟持して所
定角度回動し、前記被加工細径金属管に曲げ加工を施す
曲げ加工手段と、前記チャック手段及び前記曲げ加工手
段の動作の制御をする制御手段とを有し、前記制御手段
は前記チャック手段と曲げ加工手段とで構成されかつ並
設されたn個の単位曲げユニットを制御し、n本の被加
工細径金属管がそれぞれ異なる曲げ加工を行なう単位曲
げユニット間を順次移送されて、n箇所の被加工位置に
曲げ加工が施されるものである。
【0008】
【作用】本発明の曲げ加工法では、n個の単位曲げユニ
ットを並設しておく。次に位置設定工程で被加工細径金
属管の一端側をチャックし、前記被加工細径金属管を、
軸芯を中心に回転して第n=1の加工方向を設定し、且
つ前記被加工細径金属管の前記第n=1の被加工位置を
、曲げ加工位置まで移動して位置の設定を行なう。次い
で曲げ加工工程で、n=1の単位曲げユニットにおいて
第n=1の被加工位置を第n=1の受ローラと第n=1
の曲げローラで挟持し、第n=1の受ローラの周面に被
加工細径金属管を介して対接させた第n=1の曲げロー
ラを、第n=1の受ローラを中心に所定角度回動して被
加工細径金属管に第n=1の曲げ加工を施してから、次
の単位曲げユニットに移送する。そして、n=2・・・
nについて順次移送して位置設定工程と曲げ加工工程を
繰り返して被加工細径金属管の軸芯方向のn箇所に曲げ
加工を施す。
【0009】また、本発明の曲げ加工装置では制御手段
によってn組からなるチャック手段と曲げ加工手段が制
御され、各チャック手段は前記被加工細径金属管の一端
側をチャックし、前記被加工細径金属管を軸芯を中心に
回転して所定の加工方向を設定し、且つ前記被加工細径
金属管を所定の軸芯方向へ移動して被加工位置に設定す
る。n組の受ローラ及び曲げローラよりなる曲げ加工手
段は、前記曲げ加工位置にセットされまたセットを解除
するように移動自在になっていて、被加工細径金属管を
各受ローラと曲げローラで挟持し、各受ローラの周面に
被加工細径金属管を介して対接させた各曲げローラが、
受ローラを中心に所定角度回動して、被加工細径金属管
に曲げ加工を施される。その後次の組のチャック手段と
曲げ加工手段に移送されて上記同様の曲げ加工が施され
順次これら工程が繰り返される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を曲げ加工装置に基づ
いて図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の曲げ加工装置の第1実施例
の単位ユニットの平面図、図2は図1の単位曲げユニッ
トの側面図、図3は図1の単位曲げユニットの正面図、
図4は三単位曲げユニットで構成された本発明の第1実
施例の平面図、図5は本発明の第1実施例の動作を示す
フローチャートである。
【0012】図1乃至図3に示すように、第1実施例の
単位曲げユニットは、基台1に対して被加工細径金属管
(以下実施例の説明では被加工管という)の軸芯に直角
な水平方向(図1矢印X方向)及び被加工管の軸芯方向
(図2及び図3の矢印Y方向) に移動自在なチャック
2を含むチャック手段、基台1に対して垂直方向(図2
及び図3の矢印Z方向)に移動自在な受ローラ3及び受
ローラ3の軸芯を中心に受ローラ3の周面と対接して回
動自在で且つ図3で軸C1を中心に矢印θ方向に回動自
在な曲げローラ4を含む曲げ手段、圧力型5を含む固定
保持手段及び制御手段で構成されている。
【0013】図4に示すように、第1実施例ではこのよ
うな構成の単位曲げユニットが三組、好ましくは互いに
等間隔に配列され、配列の一端側に、被加工管15をチ
ャック2に供給する供給器17が設けられている。また
、前記配列の他端側において、曲げ手段の近傍に加工済
の被加工管15を受け取る製品受け器18が設けられて
いる。
【0014】前記チャック手段のチャック2は、被加工
管15の一端をチャックし、チャックした被加工管15
をその軸芯を中心に所定角度回動し、曲げ平面を得る加
工方向を設定すると共に、被加工管15の軸芯方向及び
この軸芯方向に直角な略水平方向(横方向)に移動し、
所定の曲げ加工手段の受ローラ3と曲げローラ4間に挟
持させる機能を有している。
【0015】また曲げ手段の受ローラ3及び曲げローラ
4と、固定保持手段の圧力型5とは、垂直方向に移動す
ると共に、被加工管15を挟持し、曲げローラ4は被加
工管15を介して受ローラ3の周面と対接して回動して
、被加工管15の加工位置に所定の曲げ加工を施すよう
に構成されている。
【0016】図3に示すように、この第1実施例におい
ては、対応する受ローラ3と曲げローラ4とが、二組垂
直方向に選択自在に設けられていて、それぞれの組では
受ローラと曲げローラの径が異なり、異なる曲げ半径の
加工が選択的にできるようになっている。また、図4に
示すように、各単位曲げユニットを一定間隔に三組並設
してそれぞれのユニットの受ローラ3と曲げローラ4に
よってそれぞれ異なる曲げ加工が行なわれるように構成
され、被加工管15は一工程毎に水平方向(横方向)に
移動可能なチャック2によって順次次の単位曲げユニッ
トに移送される。
【0017】前記制御手段は、曲げ角度ストッパ8、曲
げ角度ストッパ移動シリンダ7、曲げ手段シリンダ6、
曲げ位置ストッパ9、位置決めシリンダ12a、曲げ位
置ストッパ13、パイプチャックシリンダ10、ひねり
ストッパ移動シリンダ12、ひねり角度ストッパ11、
押圧シリンダ23、横方向ストッパ22、横方向シリン
ダ20、シリンダ24、横移動シリンダ25、シリンダ
26を含んでおり、下記する動作の進行を制御する。
【0018】このような構成の第1実施例の動作を図5
のフローチャートを参照して説明する。
【0019】同図のステップS1で供給器17から被加
工管15が一本取り出され、曲げ加工装置に対して被加
工管の供給が開始され、第1の単位曲げユニットのチャ
ック2によりその一端がチャックされる。
【0020】ステップS2では、チャック2に挟持され
た被加工管15が、曲げ加工手段の曲げ加工位置まで移
送される。ステップS3では曲げ手段及び固定保持手段
が、垂直下方の退避位置から作業位置まで上昇し、ステ
ップS4において固定保持手段の圧力型5によって被加
工管15が固定保持される。
【0021】次いでステップS5に進んで曲げ手段の曲
げローラ4が前記軸C1を中心に回動し、受ローラ3と
曲げローラ4によって被加工管15が挟持される。ステ
ップS6において、曲げローラ4が、被加工管15を受
ローラ3の周面に押し付けながら受ローラ3の周面に沿
って回動し、第1の曲げ加工が施される。この第1の曲
げ加工によって被加工管15の第1の曲げ加工位置に、
受ローラ3の径と曲げローラ4の回動角度に対応した所
定の曲げ加工が施される。
【0022】次いでステップS7において最終工程であ
るかどうかの判定がなされる。この場合は最終工程では
ないのでNOと判定され次に進む。
【0023】ステップS8において、第2の単位曲げユ
ニットのチャック手段が被加工管15の水平方向で第1
の単位曲げユニット位置まで移動し、ステップS9で第
1の曲げ加工が施された被加工管15が、第2の単位曲
げユニットのチャック手段のチャック2によりチャック
される。ステップS10で曲げ手段及び固定保持手段が
開放され、被加工管15はチャック手段のチャック2の
みにチャックされた状態となる。
【0024】ステップS11で曲げ手段及び固定保持手
段が垂直下方の退避位置に下降し、ステップS12にお
いて、ひねりストッパ移動シリンダ12によって設定さ
れるひねり角度ストッパ11位置まで、チャック2が軸
芯を中心に回動し、被加工管15に対して、次に行なわ
れる第2の曲げ加工の曲げ方向が設定される。
【0025】次いでステップS13に進んで、第1の曲
げ加工が施された被加工管15は第2の単位曲げユニッ
トのチャック手段のチャック2に挟持されたまゝ、第2
の単位曲げユニットの曲げ手段及び固定保持手段領域ま
で移動する。
【0026】そして、ステップS2に戻ってすでに説明
したと同一の工程が、第2の単位曲げユニットにより行
なわれて、被加工管15の第2の加工位置に、第2の曲
げ加工が施される。さらに、第2の曲げ加工が施された
被加工管15に対して、第3の加工位置に第3の曲げ加
工が施される。
【0027】この第3の工程では、ステップS7の判定
がYESとなるのでステップS14以降に進んでチャッ
ク2が解放されて、製品受け器18に第1乃至第3の曲
げ加工が施された被加工管15が送り込まれる。
【0028】次に本発明の曲げ加工装置の第2実施例を
図6乃至図10を参照して説明するが、第2実施例では
構成部分に全て「100」が付されている。
【0029】図6は本発明の曲げ加工装置の第2実施例
の単位曲げユニットの平面図、図7は図6の単位曲げユ
ニットの側面図、図8は図6の単位ユニットの正面図、
図9は三単位曲げユニットで構成された本発明の実施例
の平面図、図10は本発明の第2実施例の動作を示すフ
ローチャートである。
【0030】図6乃至図8に示すように、第2実施例の
単位曲げユニットは、基台101に対して被加工管11
5の軸心に直角な水平方向(図6矢印X′方向)に移動
自在なチャック102を含むチャック手段、基台101
に対して被加工管の軸心方向(図7及び図8の矢印Y′
方向)及び垂直方向(図7及び図8の矢印Z′方向)に
移動自在な受ローラ103及び受ローラ103の軸心を
中心に受ローラ103の周面と対接して回動自在で且つ
図8で軸C′1を中心に矢印θ′方向に回動自在な曲げ
ローラ104を含む曲げ手段、圧力型105を含む固定
保持手段及び制御手段で構成されている。
【0031】図9に示すように、第2実施例ではこのよ
うな構成の単位曲げユニットが図4同様に三組、好まし
くは互いに等間隔に配列され、配列の一端側の圧力型1
05の近傍に、被加工管115をチャック102に供給
する供給器117が設けられている。また、前記配列の
他端側において、曲げ手段の受ローラ及び曲げローラ1
04の近傍に加工済の被加工管115を受け取る製品受
け器118が設けられている。
【0032】前記チャック手段のチャック102は、被
加工管115の一端をチャックし、チャックした被加工
管115をその軸心を中心に所定角度回動し、曲げ平面
を得る加工方向を設定すると共に、水平方向に移動して
被加工管115を所定の曲げ手段の受ローラ103と曲
げローラ104間に挾持させるように構成されている。
【0033】また曲げ手段の受ローラ103及び曲げロ
ーラ104と、固定保持手段の圧力型105とは、垂直
方向に移動すると共に、被加工管115を挾持し、曲げ
ローラ104は被加工管115を介して受ローラ103
の周面と対接して回動して、被加工管115の加工位置
に所定の曲げ加工を施すように構成されている。
【0034】図8に示すように、この第2実施例におい
ては、第1実施例同様に対応する受ローラ103と曲げ
ローラ104とが、二組垂直方向に選択自在に設けられ
ていて、それぞれの組では受ローラと曲げローラの径が
異なり、異なる曲げ半径の加工が選択的にできるように
なっている。また、図9に示すように、各単位曲げユニ
ットにおいて曲げ手段の受ローラ103と曲げローラ1
04の対向配設位置が、被加工管115の延長方向で少
しずつ異なっていて、各単位曲げユニットごとに被加工
管115の各加工位置が挾持されるようになっている。 この位置は、各単位曲げユニットごとに移動可能になっ
ていて、所望位置にセットできるようになっている。
【0035】前記制御手段は、曲げ角度ストッパ108
、曲げ角度ストッパ移動シリンダ107、曲げ手段シリ
ンダ106、曲げ位置ストッパ109、位置決めシリン
ダ112a、曲げ位置ストッパ113、パイプチャック
シリンダ110、ひねりストッパ移動シリンダ112、
ひねり角度ストッパ111、押し圧シリンダ123、横
方向ストッパ122、横方向シリンダ120、シリンダ
124、横移動シリンダ125、シリンダ126を含ん
でいる。
【0036】このような構成の第2実施例の動作を図1
0のフローチャートを参照して説明する。
【0037】同図のステップS′1で供給器117から
被加工管115が一本取り出され、曲げ加工装置に対し
て被加工管の供給が開始され、第1の単位曲げユニット
のチャック102によりその一端がチャックされる。ス
テップS′2では曲げ手段及び固定保持手段が、垂直下
方の退避位置から作業位置まで上昇し、ステップS′3
において固定保持手段の圧力型105によって被加工管
115が固定保持される。
【0038】次いでステップS′4に進んで曲げ手段の
曲げローラ104が前記軸C′1を中心に回動し、受ロ
ーラ103と曲げローラ104によって被加工管115
が挾持される。ステップS′5において、曲げローラ1
04が、被加工管115を受ローラ103の周面に押し
付けながら受ローラ103の周面に沿って回動し、第1
の曲げ加工が施される。この第1の曲げ加工によって被
加工管115の第1の加工位置に、受ローラ103の径
と曲げローラ104の回動角度に対応した所定の曲げ加
工が施される。
【0039】次いでステップS′6において最終工程で
あるかどうかの判定がなされる。この場合は最終工程で
はないのでNO判定され次に進む。
【0040】ステップS′7において、第2の単位曲げ
ユニットのチャック手段が被加工管115の水平方向で
第1の単位曲げユニット位置まで移動し、ステップS′
8で第1の曲げ加工が施された被加工管115が、第2
の単位曲げユニットのチャック手段のチャック102に
よりチャックさる。ステップS′9で曲げ手段及び固定
保持手段が開放され、被加工管115はチャック手段の
チャック102のみにチャックされた状態となる。
【0041】ステップS′10で曲げ手段及び固定保持
手段が垂直下方の退避位置に下降し、ステップS′11
において、ひねりストッパ移動シリンダ112によって
設定されるひねり角度ストッパ111位置まで、チャッ
ク102が軸心を中心に回動し、被加工管115に対し
て、次に行われる第2の曲げ加工の曲げ方向が設定され
る。
【0042】次いでステップS′12に進んで、第1の
曲げ加工が施された被加工管115は第1の単位曲げユ
ニットのチャック手段のチャック102に挾持されたま
ゝ、第2の単位曲げユニットの曲げ手段及び固定保持手
段位置まで移動する。
【0043】そして、ステップS′2に戻ってすでに説
明したと同一の工程が、第2の単位曲げユニットにより
行われて、被加工管115の第2の加工位置に、第2の
曲げ加工が施される。さらに、第2の曲げ加工が施され
た被加工管115に対して、第3の加工位置に第3の曲
げ加工が施される。
【0044】この第3の工程では、ステップS′6の判
定がYESとなるのでステップS′13以降に進んでチ
ャック102が解放されて、製品受け器118に第1乃
至第3の曲げ加工が施された被加工管115が送り込ま
れる。
【0045】なお、上記各実施例において、供給器17
、117に被加工管15、115をチェックする装置を
設けてこの部分で第1の曲げ加工を施すこともできる。 この際には、順次曲げ加工の工程をずらすよう制御手段
をセットしておく。
【0046】以上では、一本の被加工管15、115に
ついてその曲げ加工を説明したが、供給器17、117
からは次々と被加工管15、115が供給される。そし
てこれらの被加工管15、115について順次曲げ加工
が施されて、次々に曲げ加工が完了した製品が製品受け
器18、118に送り込まれる。
【0047】各単位曲げユニットの曲げ手段には、この
実施例では二組の受ローラ及び曲げローラが設けられ、
従って径の異なる被加工管の曲げ加工や各工程で異なる
半径の曲げ加工を選択して行なうことができ、曲げ角度
ストッパ8、108を曲げ角度ストッパ移動シリンダ7
、107で所望位置にセットして、曲げ範囲を設定する
ことができる。また、各単位曲げユニットの位置決めシ
リンダ12、112によって、第1乃至第3の加工位置
は、予め所望位置を選択し、すでに述べたようにひねり
角度ストッパ11、111をひねりストッパ移動シリン
ダ12、112で移動させることにより、第1乃至第3
の曲げ加工の方向の設定は任意に行なわれる。
【0048】このように、実施例によるとチャック手段
が被加工管を挟持してその被加工位置を精度よく曲げ加
工手段の加工位置まで移送するので、曲げ加工手段の被
加工管の軸芯方向への移動機構が不要となり、構造が簡
単で被加工管に対して各種の加工条件を設定して高精度
の曲げ加工を能率的に行ない、製造コスト上でも有利な
細径金属管の曲げ加工法とその装置が提供される。
【0049】なお、実施例では単位曲げユニットを三組
設け、各単位曲げユニットに選択自在な二組の受ローラ
及び曲げローラを設けた構成のものを説明したが、本発
明はこれら実施例に限定されるものでなく、例えば単位
曲げユニットを五組設け、各単位曲げユニットに四組の
受ローラ及び曲げローラを設けたり、被加工位置以上の
単位曲げユニットを並設させて全ての曲げ加工が完了し
た後にはその後の単位曲げユニットでは曲げ加工を施す
ことなく単に移送のみさせたり、反対に単に移送のみさ
せた後曲げ加工するように構成することもできる。
【0050】また、図示実施例では曲げ加工の位置、方
向、角度の設定にストッパを使用しているが、NC制御
されたステッピングモータ、サーボモータ等によって設
定するよう構成することもできる。
【0051】更に曲げ工程がタクト化されているので、
細径金属管の切断端末処理をタクト化したトランスファ
ーマシン等と組合せることにより曲げ工程までを1本流
し化することも可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
るとチャック手段に挟持されて被加工細径金属管の被加
工位置が複数箇所の加工位置に精度よく移送され、加工
位置に移動してセットされる曲げ加工手段により曲げ加
工が行なわれるので、被加工細径金属管に各種の曲げ加
工を精度よく行なわせることができ、且つ各動作をタク
ト化して同期させ短時間に加工を行なうことが可能な細
径金属管の曲げ加工法と細径金属管の曲げ加工装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の単位曲げユニットの平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の単位曲げユニットの側面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の単位曲げユニットの正面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の全体構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の単位曲げユニットの平面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の単位曲げユニットの側面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の単位曲げユニットの正面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る細径金属管の曲げ加
工装置の全体構成を示す平面図である。
【図10】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1、101  基台 2、102  チャック 3、103  受ローラ 4、104  曲げローラ 5、105  圧力型 15、115  被加工細径金属管 17、117  供給器 18、118  製品受け器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被加工細径金属管の軸芯方向に設定し
    たn箇所の被加工位置に対して、それぞれ設定された加
    工方向にそれぞれ設定された曲げ加工を施す細径金属管
    の曲げ加工法において、前記n箇所の被加工位置に対応
    して並設されたn個の単位曲げユニットのうちn=1の
    単位曲げユニットへ、その一端側をチャックされ、軸芯
    を中心に回転されて第n=1の加工方向が設定された前
    記被加工細径金属管を移動する位置設定工程と、この単
    位曲げユニットで前記第n=1の被加工位置に所定角度
    の曲げ加工を施す曲げ加工工程と、次の単位曲げユニッ
    トに被加工細径金属管を移送する工程とよりなり、n=
    2・・・・nに対して順次移送して前記位置設定工程と
    前記曲げ加工工程を繰り返すことにより、前記被加工細
    径金属管に対して軸芯方向のn箇所で曲げ加工を施すこ
    とを特徴とする細径金属管の曲げ加工法。
  2. 【請求項2】  被加工細径金属管の一端をチャックし
    、一端をチャックした被加工細径金属管をその軸芯を中
    心に所定角度回動して加工方向を設定し、この被加工細
    径金属管の他端の先端側の第1の加工位置を受ローラと
    曲げローラで挾持し、受ローラの周面に前記被加工細径
    金属管を介して曲げローラを対接させて所定角度回動さ
    せ、前記被加工細径金属管に第1の曲げ加工を施し、次
    いで前記被加工細径金属管をその軸芯と直角な略水平方
    向に移動し、その一端を再度チャックして該被加工細径
    金属管の他端側から第2の加工位置に前記同様の第2の
    曲げ加工を施し、順次このような曲げ加工を前記他端の
    先端側より前記一端に向けて施すことを特徴とする細径
    金属管の曲げ加工法。
  3. 【請求項3】  被加工細径金属管の軸芯方向に設定し
    たn箇所の被加工位置に対して、それぞれ設定された加
    工方向にそれぞれ設定された曲げ加工を施す細径金属管
    の曲げ加工装置において、前記被加工細径金属管の一端
    側をチャックし、前記被加工細径金属管を軸芯を中心に
    回転して所定の加工方向を設定し、且つ前記被加工細径
    金属管を軸芯方向に移動して所定の被加工位置に設定す
    るチャック手段と、前記被加工細径金属管を挟持し、前
    記被加工細径金属管に曲げ加工を施す曲げ加工手段と、
    前記チャック手段及び前記曲げ加工手段の動作の制御を
    する制御手段とを有し、前記制御手段は前記チャック手
    段と曲げ加工手段とで構成されかつ並設された単位曲げ
    ユニットを制御し、n本の被加工細径金属管がそれぞれ
    異なる曲げ加工を行なう単位曲げユニット間を順次移送
    されて、n箇所の被加工位置に曲げ加工が施されること
    を特徴とする細径金属管の曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】  被加工細径金属管の軸心と直角な略水
    平方向に移動自在で、該被加工細径金属管の一端をチャ
    ックし、この被加工細径金属管をその軸心を中心に所定
    角度回動自在なチャック手段と、前記被加工細径金属管
    の軸心方向に移動自在で、被加工位置決めが可能で、か
    つ垂直方向に移動自在で前記被加工細径金属管の加工位
    置を支持する受ローラ及びこの受ローラの周面に前記被
    加工細径金属管を押圧しながら、この被加工細径金属管
    を介して前記周面上を所定角度回動し、前記被加工細径
    金属管を曲げ加工する曲げローラからなる曲げ手段と、
    前記チャック手段の水平方向の移動、前記チャック手段
    による前記被加工細径金属管のチャック及び所定角度の
    回動、前記曲げ手段の水平方向及び垂直方向の移動並び
    に前記曲げ手段による前記被加工細径金属管の曲げ加工
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする細径金
    属管の曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】  チャック手段とこのチャック手段に対
    応する曲げ手段とが複数組設けられ、該チャック手段が
    隣接する曲げ手段位置へ移動可能であることを特徴とす
    る請求項4記載の細径金属管の曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】  複数組のチャック手段及び曲げ手段に
    より、被加工細径金属管の異なる被加工位置に異なる曲
    げ加工が逐次施されるように制御手段による制御が行わ
    れることを特徴とする請求項4記載の細径金属管の曲げ
    加工装置。
  7. 【請求項7】  曲げ手段が垂直方向に複数組選択自在
    に設けられていることを特徴とする請求項4記載の細径
    金属管の曲げ加工装置。
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