JPH04365454A - 釣り餌用又は養殖魚用餌料 - Google Patents

釣り餌用又は養殖魚用餌料

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JPH04365454A
JPH04365454A JP3179900A JP17990091A JPH04365454A JP H04365454 A JPH04365454 A JP H04365454A JP 3179900 A JP3179900 A JP 3179900A JP 17990091 A JP17990091 A JP 17990091A JP H04365454 A JPH04365454 A JP H04365454A
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JP
Japan
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feed
raw material
main raw
fishing bait
binder
Prior art date
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Pending
Application number
JP3179900A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinichi Endo
遠藤 金一
Takeyoshi Horinouchi
武義 堀之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruha Nichiro Corp
Original Assignee
Taiyo Fishery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り餌用又は養殖魚用
餌料に関し、詳しくは、沖あみ又は魚介類を主原料とし
て、これに増粘剤、保水剤、結着剤を添加した釣り餌用
又は養殖魚用餌料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今の釣り餌は、人工練り餌や、沖あみ
等のまき餌(魚を呼び寄せるために用いられる)が一般
的に多く利用されている。このようなまき餌としては、
穀粉類を主体に油脂かす、糖類、魚粉等に沖あみの加工
粉末を添加して機械的に加熱、加圧処理をして乾燥粉末
化する製造方法(特開昭53−62699号)により得
られたもの等が主体である。
【0003】また、通常の釣り餌として、生餌、練り餌
等が市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
人工練り餌や沖あみ等のまき餌は、上記のような利用状
況から、海洋や河川の汚染の原因になっており、周辺の
住民や漁民から苦情が続出してトラブルが起きている。 また、生餌、練り餌等の通常の釣り餌は、保存性が悪く
、生餌はせいぜい1週間位、練り餌は1日、良くても2
日位の保存が限度であるのが現状である。これらの通常
の釣り餌は、 (イ)手にべと付いて扱いにくい。
【0005】(ロ)水中ですぐに溶解して釣り針からは
ずれてしまう。 等の諸問題が多く、釣りが好まれない原因になっている
。従って、本発明の目的は、溶解しにくく、扱いやすく
、釣り餌に用いた場合には、釣り針からはずれにくく、
しかも保存性に優れた釣り餌用又は養殖魚用餌料を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
した結果、沖あみを主原料にして結着剤、保水剤、増粘
剤等の添加物を加えて加熱攪拌することにより上記目的
が達成されることを知見した。本発明は、上記知見に基
づいてなされたもので、ミンチ状に細断した沖あみ又は
魚介類を主原料とし、これに増粘剤、保水剤及び結着剤
を添加した組成物からなり、少なくとも上記主原料、上
記増粘剤及び上記保水剤が、60〜90℃、30〜60
分間加熱されていることを特徴とする釣り餌用又は養殖
魚用餌料を提供するものである。
【0007】以下、本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料
について詳述する。本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料
の主原料となる沖あみは、特に制限はなく、個体全体を
用いても、ラウンド、殻等の部分のみを用いても良い。 同様に、本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料の主原料と
なる魚介類も特に制限はなく、個体全体を用いても、頭
、内臓、皮、殻等の部分のみを用いてもよい。
【0008】本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料は、上
述のように、沖あみ又は魚介類の、食品として不必要な
部分である、頭、内臓、皮、殻等を用いることができ、
これらを有効に利用できる利点を有する。尚、上記沖あ
み又は魚介類は、2種以上を混合して主原料としても良
い。上記沖あみ又は魚介類は、ミンチ状に細断して用い
られ、好ましくは、細断物が、沖あみの場合には、最大
径0.5〜1.0mmの大きさ、又は0.027〜0.
729mm3 、魚介類の場合には、最大径0.3mm
〜0.7mmの大きさ、又は0.027〜0.343m
m3 のものとして用いられる。
【0009】本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料に用い
られる増粘剤としては、アルギン酸プロピレン、グリコ
ールエステル、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム、トリエチレングリコール
、グリセリン、ホウ酸、ジプロピレングリコール、メチ
ロール化メラミン、グリオキザール、メチルセルロース
、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ハ
イドロキシエチルセルロース、ハイドロキシプロピルエ
チルセルロース、アセチルセルロース、カルボキシメチ
ル澱粉、カルボキシエチル澱粉、ハイドロキシメチル澱
粉、アセチル澱粉、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル、カルボキシメチルアルコール等が挙げられ、特に
、カルボキシメチルアルコール及びポリビニールアルコ
ールが好ましく、これらの増粘剤は、適宜、1種又は2
種以上を混合して用いられる。
【0010】上記増粘剤の添加量は、上記主原料100
重量部に対し、好ましくは、4〜10重量部である。本
発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料に用いられる保水剤と
しては、トラガントガム、アラビアガム、アルギン酸ソ
ーダ、カゼイン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキ
ストリン、ヘキサメタリン酸ソーダ、フノリ、大豆カゼ
イン、レシチン、コンニャク粉、ゼラチン等が挙げられ
、特に、アラビアガム、アルギン酸ソーダ、デキストリ
ン、カゼイン及びゼラチンが好ましく、これらの保水剤
は、適宜、1種又は2種以上を混合して用いられる。
【0011】上記保水剤の添加量は、上記主原料100
重量部に対し、好ましくは、1〜5重量部である。本発
明の釣り餌用又は養殖魚用餌料に用いられる結着剤とし
ては、ポリリン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム、グ
リオキザール、硼砂、硼酸、メタリン酸ナトリウム、メ
タリン酸カリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、トリエチレングリコール、グリ
セリン、ジプロピレングリコール、メチロール化メラミ
ン等が挙げられ、特に、ポリリン酸カリウム及びグリセ
リンが好ましく、これらの結着剤は、適宜、1種又は2
種以上を混合して用いられる。
【0012】上記結着剤の添加量は、上記主原料100
重量部に対し、好ましくは、0.2〜1重量部である。 また、本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料は、必要に応
じ、魚誘引性物質、保存剤(防腐剤)等を添加すること
ができる。上記魚誘引性物質としては、魚油、ニンニク
等が挙げられ、保存剤としては、エリソルビン酸、エチ
レンジアミン四酢酸カルシウム二ナトリウム、グアヤク
脂、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニ
ソール等が挙げられる。
【0013】上記魚誘引物質の添加量は、上記主原料1
00重量部に対し、好ましくは、0.5〜1.0重量部
、上記保存剤の添加量は、上記主原料100重量部に対
し、好ましくは、0.001〜0.05重量部である。 更に、本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料は、本発明の
趣旨に反しない範囲で、ゲル化剤等の上記以外の添加剤
を添加することもできる。
【0014】次に、本発明の釣り餌用又は養殖魚用餌料
の好ましい一製造態様を説明する。まず、上記主原料に
、上記増粘剤と上記保水剤とを上記割合で添加し、加熱
しながら攪拌混合する。加熱は、温度60〜90℃で、
30〜60分間行なう。上記温度が60℃未満であると
、上記増粘剤及び上記保水剤が良く溶解せず、90℃超
であると、主原料が熱変性を起こして色が変わり、艶が
なくなる。また、加熱混合時間が30分未満であると、
上記増粘剤及び保水剤が主原料と良く混合しない。
【0015】上記主原料に、上記増粘剤と上記保水剤と
を混合した後、結着剤を添加して、5〜10分間攪拌混
合する。結着剤を添加した後は、余熱のみで攪拌混合す
れば良い。結着剤を後から添加するのは、結着剤を入れ
てから、上記増粘剤及び上記保水剤を添加すると主原料
と上記増粘剤及び上記保水剤が良く混合しないためであ
る。
【0016】更に、保存剤等を添加する場合は、結着剤
を混合した後に添加し、5〜10分間程度混合すれば良
い。混合終了後、常温まで冷却すれば、本発明の釣り餌
用又は養殖魚用餌料が得られる。尚、本発明の釣り餌用
又は養殖魚用餌料の粘度は、増粘剤、保水剤、結着剤の
量を増減することにより、調整することができる。
【0017】以下、実施例により本発明を更に詳しく説
明する。
【0018】
【実施例】
実施例1 間接加熱装置の付いている混合機中で、沖あみの殻(0
.5m/mにミンチされたもの)1000部に、増粘剤
(カルボキシメチルアルコール50部、ポリビニルアル
コール20部)70部と保水剤(アラビアガム7部、ア
ルギン酸ソーダ4部、カゼイン4部)15部との混合物
を加え、加温しながらゆっくり攪拌(70rpm)して
80℃まで上昇させ、80℃を維持しながら更に60分
間攪拌した。
【0019】次に結着剤(グリセリン3部、ポリリン酸
カリウム3部)6部を添加して7分間攪拌混合した(結
着剤添加後は、余熱だけで攪拌混合した)。更に、保存
剤(ブチルヒドロキシアニソール)0.5部を添加して
7分間攪拌混合してから冷却して本発明の釣り餌用又は
養殖魚用餌料(本発明品)を得た。冷却温度は約20℃
とした。
【0020】得られた上記本発明品は、適度な粘度を有
していた。 試験例1 上記実施例1で製造された本発明品を、養殖しているマ
ダイ(1.3〜2.0kg/尾)に5〜10m/m位の
小粒にして投与したところ、活発な補食動作(マダイが
餌料に寄って来て食いつく動作)が観察された。
【0021】また、上記の養殖しているマダイに、冷凍
沖あみだけを単独で投与した場合では、本発明品に比べ
て補食動作は少なかった。魚粉に沖あみ加工粉末を添加
しただけの従来品に比べて、上記本発明品は、高粘度で
あるにもかかわらず、手や他のものにべとつかず、引き
伸ばすと薄い皮膜を張ることや、一度切り離してもまた
同一にすると元の状態に戻る復元性があり、しかも水に
溶解しにくく水中で長持ちし、釣り餌用又は養殖魚用の
餌料として好都合なものであった。
【0022】また、上記本発明品は、冷蔵(0〜−5℃
)で約6ヶ月、常温(10〜20℃)で60〜90日間
の保存が可能であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の釣り餌用又は養殖魚用の餌料は
、溶解しにくく、扱いやすく、釣り餌に用いた場合には
、釣り針からはずれにくく、しかも保存性に優れたもの
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ミンチ状に細断した沖あみ又は魚介類
    を主原料とし、これに増粘剤、保水剤及び結着剤を添加
    した組成物からなり、少なくとも上記主原料、上記増粘
    剤及び上記保水剤が、60〜90℃、30〜60分間加
    熱されていることを特徴とする釣り餌用又は養殖魚用餌
    料。
  2. 【請求項2】  上記組成物が、上記主原料100重量
    部、上記増粘剤4〜10重量部、上記保水剤1〜5重量
    部、上記結着剤0.2〜1重量部からなる請求項1記載
    の釣り餌用又は養殖魚用餌料。
  3. 【請求項3】  上記増粘剤が、カルボキシメチルアル
    コール及び(又は)ポリビニルアルコールである請求項
    1記載の釣り餌用又は養殖魚用餌料。
  4. 【請求項4】  上記保水剤が、アラビアガム、アルギ
    ン酸ソーダ、デキストリン、カゼイン及びゼラチンから
    なる群から選択された1種以上である請求項1記載の釣
    り餌用又は養殖魚用餌料。
  5. 【請求項5】  上記結着剤が、ポリリン酸カリウム及
    び(又は)グリセリンである請求項1記載の釣り餌用又
    は養殖魚用餌料。
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JP20095990 1990-07-27
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177157A (ja) * 2010-03-04 2011-09-15 Hokkaido Research Organization えびかご漁業用の人工蝟集餌料及びその製造方法
US8535773B2 (en) 2010-06-02 2013-09-17 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Hose for transporting refrigerant
US8642149B2 (en) 2010-04-27 2014-02-04 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Hose for transporting refrigerant
US8715801B2 (en) 2010-09-24 2014-05-06 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Hose for transporting refrigerant
CN105052854A (zh) * 2015-08-04 2015-11-18 安徽宏飞钓具有限公司 高韧性仿生鱼饵制备方法
JP2020150859A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社ダイセル 魚類の養殖方法

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