JP2668404B2 - 養魚用飼料の製造方法 - Google Patents

養魚用飼料の製造方法

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JP2668404B2 JP63195187A JP19518788A JP2668404B2 JP 2668404 B2 JP2668404 B2 JP 2668404B2 JP 63195187 A JP63195187 A JP 63195187A JP 19518788 A JP19518788 A JP 19518788A JP 2668404 B2 JP2668404 B2 JP 2668404B2
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    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ウナギ等の養魚用飼料の製造方法に関す
る。
(従来の技術) 例えば、食用ウナギの養殖は、ウナギの稚魚を飼育す
ることから始まるが、ウナギの稚魚には最初から配合飼
料を摂餌する習慣がない。そこで、一般にはウナギの稚
魚に摂餌習慣をつけるために強い嗜好性を示すイトミミ
ズを餌づけ飼料として用いていたが、現在では人工の餌
づけ用飼料が開発されている。
従来、シラスウナギの人工餌づけ用飼料として用いら
れる養魚用飼料として、例えば特開昭62−138149号公報
に記載されているように、イカを主成分として、これに
オキアミ、栄養補助材及び誘引補助材を配合して混合
し、この混合物をペースト状に形成し、更に保存性を高
めるために凍結乾燥(フリーズドライ)後粉末化したも
のがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した養魚用飼料においては、フリ
ーズドライした飼料に水を加えてペースト状に戻し、こ
れを使用時に水中に投餌した場合、ペースト状の飼料の
保形性が悪く溶出したり、バラケたりするために、餌持
ちが悪く、その結果養殖池や養殖槽の水質を悪化させた
り、ウナギの摂餌率が低下するという不都合がある。
本発明は養魚用飼料の摂餌率を向上すると共に、養殖
池や養殖槽の汚染を少なくすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、イカを主成分と
してオキアミ、栄養補助材及び誘引補助材を混合した混
合物をペースト状に形成し、このペースト状混合物に粘
結剤としてアルギン酸ナトリウムと活性グルテンとを添
加比1:0.5〜1:4でかつ合計添加量1〜5重量%の範囲内
で添加すると共に、変性防止剤としてサイクロデキスト
リンを添加量3〜8重量%の範囲内で添加し、乾燥後粉
末化する。
粘結剤としてのアルギン酸ナトリウム及び活性グルテ
ンを添加することにより、保形性と溶出防止効果を高め
ることができる。
これらのアルギン酸ナトリウム及び活性グルテンの合
成添加量が5重量%を越えると、飼料が固くなつて養魚
が喰い浸けなくなつたり、消化不良をおこしたりする。
また、合成添加量が1重量%未満であると、養魚槽や養
殖池に投入したときに飼料がバラケたりあるいは溶け出
して養魚槽や養殖池を汚染する。これらの粘結剤の合計
添加量は、好ましくは、2.5〜3.5重量%である。
また、アルギン酸ナトリウムと活性グルテンとの添加
比が、アルギン酸ナトリウム「1」に対して活性グルテ
ンが「0.5」未満であると、飼料がくずれ(バラケ)易
くなつて餌持ちが悪くなる。また、アルギン酸ナトリウ
ム「1」に対して活性グルテンが「4」を越えると、飼
料が餌状になつて喰いちぎれなくなる。アルギン酸ナト
リウムと活性グルテンとの添加比は、好ましく、アルギ
ン酸ナトリウム「1」に対して活性グルテンが「0.75〜
1.5」である。
これらのアルギン酸ナトリウムと活性グルテンの添加
量は、より好ましくは、アルギン酸ナトリウムが0.5〜
3.5重量%であり、活性グルテンが0.5〜4.0重量%であ
る。この場合、アルギン酸ナトリウムが0.5重量%未満
であると、飼料が溶け出し易くなり、3.5重量%を越え
ると、飼料が固くなる。また、活性グルテンの添加量が
0.5重量%未満であると飼料がバラケ(くずれ)易くな
り、4.0重量%を越えると、飼料が餌状になつて喰いち
ぎれなくなる。
更に、変性防止剤としてのサイクロデキストリンを添
加することにより、乾燥による変性を防止して、粘結性
を維持することができる。
このサイクロデキストリンの添加量が3重量%未満で
あると、保存期間が短くなり、また8重量%を越える
と、保存期間は長くなるが、消化不良をおこしたり、誘
引効果が低下する。このサイクロデキストリンの添加量
は、好ましくは、5〜8重量%である。
このように、粘結剤としてのアルギン酸ナトリウム及
び活性グルテンを上記添加量及び添加比で並びにサイク
ロデキストリンを上記添加量で添加することにより、乾
燥によつて生じる飼料の変性による粘結性の低下を防止
でき、その結果水中に投餌したときの保形性を維持して
溶出やバラケを防止することができるので、養魚の摂餌
に適した形と固さを有するペースト状の飼料が得られ、
摂餌率が向上すると共に、養魚槽や養殖池の汚染が少な
くなる。
また、ペースト状混合物を乾燥する方法としては、蛋
白質に変性を来たさない温度で乾燥する方法が好まし
く、例えば真空凍結乾燥、凍結乾燥等を挙げることがで
きる。
更に、本発明は、例えばシラスウナギの幼魚用の飼
料、シラスウナギの成魚の飼料及びその他の養魚の飼料
の製造に実施することができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を説明する。
実施例1〜29 冷凍イカをミートチヨツパによつて粉砕した後、マス
コロイダーによつて0.03〜0.06mmの大きさに摺り潰し、
またオキアミをマイクロイダーによつて0.03〜0.06mmの
大きさに擦り潰し、これらのイカ及びオキアミに栄養補
助材としての卵黄を加えて、誘引補助材イカオイルと共
にサイレントカツターに投入して、ペースト状の混合物
を製成した。
そして、このペースト状混合物に、粘結剤としてアル
ギン酸ナトリウム及び小麦高活性グルテンを、第1表及
び第2表(なお、各表中、「A」はアルギン酸ナトリウ
ム、「B」は小麦高活性グルテン、「A+B」は合計添
加量、「A:B」は添加比をそれぞれ示す。)に示すよう
な添加量及び添加比で添加すると共に、変性防止剤とし
てサイクロデキストリンを、第1表及び第2表(なお、
各表中、「C」はサイクロデキストリンを示す。)に示
すような添加量で添加して撹拌・混合した後、フリーズ
ドライ装置(東洋技研(株)製)を使用して真空凍結乾
燥して固形化した。このフリーズドライ装置は、盆状容
器上に均一厚みのペースト状飼料を載せ、約24時間かけ
て−30℃から+40℃まで真空凍結乾燥する。
その後、この固形物をスクリーニング径0.5m/mの高速
粉砕機(相互産業(株)製)を使用して50〜80メツシユ
中心に粉砕して粉末化し、粉末飼料を得た。そして、こ
の粉末飼料は、ポリエステル/アルミ/PEの三重構造の
フイルムからなる袋に所定量収納し、脱酸素剤を入れて
シールして保存した。
比較例1〜11 冷凍イカをミートチヨツパによつて粉砕した後、マス
コロイダーによつて0.03〜0.06mmの大きさに擦り潰し、
またオキアミをマスクロイダーによつて0.03〜0.06mmの
大きさに擦り潰し、これらのイカ及びオキアミに栄養補
助材としての卵黄を加えて、誘引補助材としてのイカオ
イルと共にサイレントカツターに投入して、実施例1〜
29と同様のペースト状の混合物を製成した。
そして、このペースト状混合物に対して、粘結剤とし
てアルギン酸ナトリウム及び小麦高活性グルテンを、第
3表(なお、同表中、「A」はアルギン酸ナトリウム、
「B」は小麦高活性グルテン、「A+B」は合計添加
量、「A:B」は添加比をそれぞれ示す。)に示すような
添加量及び添加比で添加すると共に、変性防止剤として
サイクロデキストリンを、第3表(なお、同表中、
「C」はサイクロデキストリンを示す。)に示すような
添加量で添加して撹拌・混合した後、前記フリーズドラ
イ装置(東洋技研(株)製)を使用して真空凍結乾燥し
て固形化した。
その後、この固形物を前記高速粉砕機(相互産業
(株)製)を使用して50〜80メツシユ中心に粉砕して粉
末化し、粉末飼料を得た。そして、この粉末飼料は、ポ
リエステル/アルミ/PEの三重構造のフイルムからなる
袋に所定量収容し、脱酸素剤を入れてシールして保存し
た。
上記実施例1〜29の飼料及び比較例1〜11の飼料につ
いて、次の試験1(餌の状態及び喰い付き状態試験)及
び試験2(保存性試験)の評価試験を行ない、両試験の
結果によつて飼料を総合評価した。これらの試験結果及
び総合評価を第1表乃至第3表に示している。
〔試験1:餌の状態及び喰い付き状態試験〕 上記のように保存した実施例1〜29の各飼料及び比較
例1〜11の各飼料について、重量比で約2〜3倍の水を
加えてペースト状に戻した後、シラスウナギの飼育槽内
に投入して、餌の状態及びシラスウナギの喰い付き状態
を試験した。
〔試験2:保存試験〕 上記のように保存した実施例1〜29の各飼料及び比較
例1〜11の各飼料を40℃恒温層に入れ、飼料が変質して
餌として適しなくなるまでの日数を計測した。
なお、第1表乃至第3表の試験1欄中、「◎」は餌の
溶け出しやバラケが少なく、餌が軟らかく、喰い付きが
良く飼料として極めて良好であることを、「○」は
「◎」に比べて若干餌の状態及び喰い付き状態が落ちる
が飼料としては良好であることを、「×」は餌の溶け出
しやバラケが多すぎたり、餌が固くて喰い付きが悪く飼
料として不良であることを意味している。
また、第1表乃至第3表の総合評価欄中、「◎」は餌
の状態及び喰い付き状態並びに保存性が良く飼料として
極めて良好であることを、「○」は「◎」に比べて餌の
状態及び喰い付き状態又は保存性が若干落ちるが飼料と
して良好であることを、「△」は消化不良が見られ飼料
として不良であることを、「×」は餌の状態及び喰い付
き状態又は保存性が悪く飼料として不良であることを意
味している。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、粘結剤として
アルギン酸ナトリウム及び活性グルテン並びに変性防止
剤としてサイクロデキストリンを添加したので、乾燥に
よる飼料の変性を防止して粘結性を維持することがで
き、その結果使用時に水中に投餌したときの飼料の保形
性を維持して溶出やバラケを防止することができて、養
魚の摂餌に適した形と固さを有するペースト状の飼料が
得られ、摂餌率ないし飼料効率が向上すると共に、養魚
槽や養殖池の汚染を少なくすることができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イカを主成分としてオキアミ、栄養補助材
    及び誘引補助材を混合した混合物をペースト状に形成
    し、このペースト状混合物に対してアルギン酸ナトリウ
    ムと活性グルテンとを添加比1:0.5〜1:4でかつ合計添加
    量1〜5重量%の範囲内で添加すると共に、サイクロデ
    キストリンを添加量3〜8重量%の範囲内で添加し、乾
    燥後粉末化することを特徴する養魚用飼料の製造方法。
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