JPS5966844A - 養魚用生餌飼料組成物 - Google Patents

養魚用生餌飼料組成物

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JPS5966844A
JPS5966844A JP57178867A JP17886782A JPS5966844A JP S5966844 A JPS5966844 A JP S5966844A JP 57178867 A JP57178867 A JP 57178867A JP 17886782 A JP17886782 A JP 17886782A JP S5966844 A JPS5966844 A JP S5966844A
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小柳 哲夫
Satoshi Asai
浅井 悟司
Hideo Tamura
秀雄 田村
Chiyotoki Yashima
八嶋 千代祝
Ryogo Uehara
上原 良吾
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Riken Vitamin Oil Co Ltd
Riken Vitamin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は養魚用生餌飼料組成物に関する。
さらに詳しくは養魚用生餌中にチアミン又はチアミン塩
類に対し1/3〜1倍量の融点50〜80℃の油脂およ
びレシチンまたは融点50〜80℃の油脂、レシチンお
よびポリグリセロール重合脂肪酸エステルからなる被覆
剤によって被覆されたチアミンまたはチアミン塩類を含
有せしめた養魚用生餌飼料組成物に関する。
わが国の魚類の海面養殖はその発展に伴い、各種の配合
材料が開発されてているが、まだほとんどは生餌が使用
されている。殊に海面養殖生産の大部分を占めるハマチ
においては人工配合飼料の使用は軽微で、それも生餌の
準備が困難な時や病気治療の時など極く限られた場合の
みである。従って、海面養殖業者にとって生餌の確保、
保管は重大な関心事である。
現在ハマチ、マダイなどの養殖に使用されている生餌は
鮮魚、または冷凍魚であり、その種類はイカナゴ、カタ
クチイワシ、アジ、サバ、サンマ、マイワシなどである
。生餌は鮮度が低下し易い。鮮度の悪い生餌を与えると
魚に悪影響があるのは当然であるが、冷凍技術の発達し
た今日ではさほど心配する必要はない。カタクチイワシ
を連続投与した際、ハマチの稚魚が大量に斃死した事件
を契機に原因究明のための各種の試験研究が行われ、チ
アミンの欠乏症が原因であることが判明した。このチア
ミン欠乏は生餌を保存あるいはミンチにかけることによ
り生体組織内のチアミナーゼにより、カタクチイワシ体
内のチアミンが分解したためひき起されたものである。
チアミンは魚類においても必須のものであり、チアミン
欠乏飼料を投与すると各養殖魚ともそれぞれ欠乏症が現
われる。その症状は魚種により差異があり、ハマチの場
合は食欲減退、黒変、平衡感覚の喪失などの症状が発生
し斃死する。チアミンの欠乏によりひき起されるハマチ
の大量斃死はハマチ養殖業者の経済的基盤を危くするも
のであり、ハマチ養殖業者にとっては死活問題である。
魚体中にチアミナーゼを保有する魚はカタクチイワシだ
けではない。第1表に海水魚中のチアミナーゼの分布を
示す。比較的漁獲量が安定していて養殖の生餌として利
用されているカタクチイワシ、サンマに非常に強いチア
ミナーゼが、またイカナゴにも強いチアミナーゼが存在
している。ハマチ養殖の生餌はカタクチイワシ、イカナ
ゴ、サンマを抜きにしては現在他に代るべき魚種は見あ
たらない。
第1表 海水魚中のチアミナーゼの分布(保田)(注)
(魚類の栄養と飼料 255ページ,荻野珍吉編、恒星
社厚生閣)ハマチをカタクチイワシあるいはサンマで飼
育した場合、チアミン欠乏症の防止のためにはチアミン
の硝酸塩で魚体重1Kgあたり一日5■の投与が安全で
あるとされている。しかしチアミナーゼを保有する生餌
にチアミンを添加、投与するとしても、チアミナーゼに
よりチアミンは速かに分解されるため極めて大過剰の投
与が必要となり、ハマチ養殖業者の経済的負担を増すこ
とになる。また調餌後、投与まで長時間かがる場合は添
加したチアミンが全く残っていないこともあり得る。
このような問題を解決する方策として特公昭50−13
192号公報記載の方法が提案されている。
上記公報記載の発明は養魚用生餌中に1〜10倍量の高
級脂肪酸またはグリセリン脂肪酸エステルによって被覆
された粒子径100〜1000μのチアミンまたはチア
ミン塩類を含有することを特徴とするものであって、こ
の発明によれば魚肉ミンチ中においてもチアミンまたは
その塩類が溶出しないので、生餌中でチアミン欠乏が生
ずることが防止されると記載されている。この発明のチ
アミンまたはチアミン塩類の被覆粒を得るための方法と
してはたとえはチアミン塩酸塩粉末に60〜70℃前後
で溶融した牛脂硬化油をチアミン塩酸塩に対し、1〜1
0倍、好ましくは約4倍量加え、ホモジナイザーで混合
し混合物を回転円盤型噴霧装置により30℃以下に調整
された室内に噴霧し、粒径100〜1000μの粉末製
剤を得るという方法が記載されている。この場合、チア
ミン塩酸塩は1〜10μ程度に粉砕されていることが好
ましいとされており、また被覆剤のチアミンに対する割
合は1より少い場合は充分に被覆できずたとえば被覆剤
:チアミン塩酸塩が0.8:1.0の場合は平均粒子径
200μのものを作ってもほとんど被覆効果はみられず
、このものをカタクチイワシのミンチにチアミンとして
10mg/100gの比率に混合し30℃で1時間保温
したのち残存量を測定すると残存率はわずかに4.5%
であったことが指摘されている。
市販されている一般のチアミンまたはチアミン塩類の平
均粒径は約50μのものが多く上記公報の要望する粒度
よりはるかに大きなものである。約50μのものを1〜
10μ程度に微粉砕することはなかなか容易な仕事では
なく、市販チアミンまたはチアミン塩類をそのまま使用
して被覆粒としたいところである。しかし上記公報の条
件に従い未粉砕チアミン塩類を用いて試作した被覆粒は
1〜10μに粉砕したチアミン塩類の被梼粒に比較し、
魚肉ミンチ中の残存量は著しく悪い成績であった。まだ
1〜10倍量の被覆剤により調製されたチアミン塩類被
覆粒の含量はチアミン塩類として50〜9.09%とい
うことになる。被覆粒の加工費、魚類の消化吸収時の負
担を考えると被覆剤に用いる牛脂硬化油の量はできるだ
け少い方がよいことは説明するまでもないことである。
本発明は上記の要望を満足するチアミンまたはチアミン
塩類の被覆粒を提供することを目的とするものであり、
より具体的に述べるならば平均粒径50μのチアミンま
たはチアミン塩類の一般的な市販品またはその微粉砕品
(平均粒径5μ)を用いて、含量として50%以上、で
きるだけ高含量のチアミンまたはチアミン塩類の被覆粒
を提供することを目的とするものであり、養魚用生餌中
に1倍量以下、1/3倍量以上の融点50〜80℃の油
脂類およびレシチンまたはレシチンとポリグリセロール
重合脂肪酸エステルのある特定比率の組合せより成る被
覆剤により被覆されたチアミンまたはチアミン塩類を含
有することを特徴とする養魚用生餌飼料組成物に係わる
ものである。
本発明で言うチアミン塩類とはチアミンの硝酸塩、塩酸
塩、チオシアン酸塩などを指す。
本発明の目的に適合する被覆剤組成物に用いられる融点
50〜80℃の油脂類としてはロウ、ワックス、硬化油
、高級脂肪酸などを用いることができるが硬化油が特に
適している。硬化油としては、たとえば牛脂硬化油、豚
脂硬化油、鶏脂硬化油、鯨油硬化油、魚油硬化油などの
動物性油脂の硬化油と、大豆硬化油、ナタネ硬化油、パ
ーム硬化油、ヤシ硬化油などの植物性油脂の硬化油があ
げられる。これらは1種もしくは2種以上を混合して用
いることができる。
被覆剤組成物の具備すべき性質のうち必須のものとして
は目標とするチアミンまたはチアミン塩類の含量が50
%以上と高いため、芯物質となるチアミンまたはチアミ
ン塩酸塩と被覆剤組成物の溶融混合物が回転円盤型噴霧
装置あるいはスプレーノズルなど適当な噴霧装置により
均一、効果的に噴霧、分散される位の粘度となることで
ある。この粘度を達成するのに上記硬化油の使用のみで
は不可能であり、この目的のためにレシチンまたはレシ
チンとポリグリセロール重合脂肪酸エステルの組合せよ
り成る乳化剤が硬化油に添加使用されるわけである。
硬化油とチアミンまたはチアミン塩類の溶融混合物の粘
度低下に著効のある乳化剤を検索する目的で行った試験
例−1を示し、本発明の有用性について説明する。
試験例−1 チアミン塩類として、チアミン硝酸塩(平均粒子径4μ
の粉砕品)、硬化油として牛脂硬化油(融点59.5℃
)および各種乳化剤の単体を用いて加熱溶融懸濁液を調
製し、75℃における各懸濁液の粘度を(株)東京計器
製造所製のB型粘度計を使用して測定した。懸濁液の組
成はチアミン硝酸塩粉末60部、牛脂硬化油40部、各
種乳化剤の量は2部とした。得られた結果を第2表に示
す。
第2表(B型粘度計のローターはNo.3使用)・PG
PR ポリグリセリンポリリシノレート 理研ビタミン
・スパーン65 花王アトラス ・S−370 菱糖 ・レシチン 味の素 ・その他の乳化剤は全て理研ビタミン(株)結果よりわ
かるとおり、懸濁液の粘度低下に明らかに寄与している
乳化剤はレシチンとポリグリセリンポリリシノレート(
以下PGPRと略す)であるがこれら乳化剤の単独使用
では、懸濁液の粘度はまだかなり高く、チアミン硝酸塩
の含量を更に高める目的のためには必ずしも適合してい
ない。
次に試験例−1で効果のあったレシチンとPGPRを組
合せた場合の効果をみた結果を試験例−2に示す。
試験例−2 試験条件は試験例−1と同様である。懸濁液の組成はチ
アミン硝酸塩粉末60部、牛脂硬化油40部でレシチン
、PGPRの添加量及び結果を第3表に示す。
第3表 結果が示すとおりチアミン硝酸塩60部、硬化牛脂40
部の系の場合、PGPR1部あるいは2部に対し、レシ
チンをPGPRの1/10量ないし、1/2量の範囲内
で併用すると懸濁液の粘度は急激に低下している。
この理由は現在のところ判明していないが、PGPRま
たはレシチンの単独使用ではこのような粘度低下は達成
していないので、併用による何らかの相乗効果が発揮さ
れているようである。
本発明は上記知見を活用することにより完成されたもの
で、本発明によると特公鞘0−13192号公報による
方法ではとうてい不可能であった高含量のチアミンまた
はチアミン塩類の被覆粒が容易に製造できることになる
本発明で用いるレシチンは大豆油生成時に副生される大
豆リン脂質がコスト、性能よりみて適当であるが卵黄よ
り分離、生成した卵黄レシチンも使用可能である。
本発明でいうポリグリセロール中重合脂肪酸エステルと
は平均重合度2〜5のポリグリセリンと平均重合度3〜
8の脂肪酸重合物とのエステルであり、ここにいう脂肪
酸とはリシノール酸、モノまたはジヒドロキシステアリ
ン酸またはこれらの脂肪酸を含有するヒマシ油脂肪酸が
好ましい。これらのポリグリセロール重合脂肪酸エステ
ルはいずれも高粘稠液体で水、エタノ−ルに不溶、油脂
、エーテルに可溶である。
被覆剤として用いる油脂およびレシチンまたは油脂、レ
シチンおよびポリグリセロール重合脂肪酸エステルの組
合せより成る組成物におけるレシチンおよびポリグリセ
ロール重合脂肪酸エステルの量は油脂の融点により限定
される。レシチン、ポリグリセロール重合脂肪酸エステ
ルとも常温で固体状をなさず、これらの添加量が著しく
多い場合は被覆膜の強度が弱くなり好ましくない。
油脂として牛脂硬化油(融点59.6℃)を用いる場合
はレシチンのみを使用するならばその量は牛脂硬化油1
00部に対し2.5〜25部、好ましくは5〜10部で
ある。またポリグリセロール重合脂肪酸エステルとレシ
チンを併用使用するならば、ポリグリセロール重合脂肪
酸エステルの量は牛脂硬化油100部に対し1.0〜1
5部、好ましくは2.5〜10部であり、その際のレシ
チンの釦はポリグリセロール重合脂肪酸エステルの1/
20〜1倍量が適当である。
本発明の被覆剤でチアミンまたはチアミン塩類粉末を被
覆する方法としては、例えば次の方法があるが、本発明
はこれに限定されるものではない。
28.5部の牛脂硬化油およびポリグリセロール重合脂
肪酸エステル1部、レシチン0.5部を65〜75℃前
後で溶融したものの中にチアミン硝酸塩微粉末(平均粒
径5μ)70部を徐々に添加、混合する。
懸濁液の品温を65〜75℃前後に維持しつつチアミン
硝酸塩微粉末を全量冷冷却し、均一に混合したものを回
転円盤型噴霧装置ににより30℃以下に調整された室内
に噴霧し、粒径100〜1000μのチアミン硝酸塩の
被覆粒子が得られる。懸濁液の回転円盤型噴霧装置への
供給に際してはもし必要なら適当な圧力で懸濁液を圧送
することも可能である。
被覆粒の粒子径を100μ以下にすることは懸濁液の粘
度よりみて非常な困難を伴うことであり、また1,00
0部以上にすることは被覆粒製造上の支障はないが、粒
子径が大きすぎてミンチ中に混合する場合、均−な分散
が難しく効果にバラツキが生じやすい。
このような観点よりチアミンまたはチアミン塩類のこの
ような観点よりチアミン又はチアミン塩類の被覆粒の粒
子径は100〜1,000μが適当であると言える。
本発明の方法によれば、被覆剤のチアミンまたはチアミ
ン塩類に対する割合が1よりはるかに少い場合でも良好
な被覆効果が得られ、この点特公昭50−13192号
による方法と効果が大きく異なるものである。例えば特
公昭50−13192号では被覆剤:チアミン塩酸塩が
0.8:1.0の場合は平均粒径200μのものをつく
ってもほとんど扱覆効果がみられず、このものをカタク
チイワシのミンチにチアミンとして10mg/100g
の比率で混合して30℃で1時間保温したのち残存量を
測定すると残存率はわずかに4.5%であったとの記載
があり、また本発明者らが芯物質とじてチアミン硝酸塩
を、被覆剤として牛脂硬化油を用い、被覆剤:チアミン
硝酸塩が0.8:1.0で特公昭50−13192号の
方法と全く同様に処理した品のサンマミンチ中のチアミ
ン残存率を測定しまたところ、その結果は47.3チで
あった。
これに対し本発明の被覆剤で、被覆剤:チアミン硝酸塩
(平均粒径50μ)が0.43:1.00の場合、上記
と同様の条件下でのチアミンの残存量は77.8%であ
り、チアミンに対する被覆剤の比率か約1/2に減少し
ているにもかかわらず、むしろ被覆効果は改善されてい
ることになる。
次に被覆粒をチアミナーゼを有する魚のミンチ中に添加
、混合した際のチアミン残存率に芯物質として用いられ
るチアミンまたはチアミン塩類の粒子径が大きな影響を
及ぼしている具体例として試験例−3を示す。
試験例−3 28.5部の鶏脂硬化油(融点60℃)と1部のPGP
R0.5部のレシチンより成る被覆剤を用い平均粒子径
50μの市販チアミン硝酸塩粉末(武田薬品工業(株)
ビタミンB1)あるいは平均粒子径4μのその微粉末各
70部を用いて芯物質の粒度の異なるチアミン硝酸塩被
覆粒2品(各々チアミン硝酸塩含量として70%、平均
粒子径300μ)を製造したサンマのミンチ中でのチア
ミンの経時的分分解率を調べるため、上記の2品の被覆
粒と市販のチアミン硝酸塩粉末を各々サンマミンチ中に
チアミンとして10mg/100gになるように添加し
、30℃の条件下に放置しチアミンの残存率を測定した
。その結果を第4表に示す。
第4表 ※被覆粒(A)−チアミン硝酸塩平均粒子径 50μ※
※被覆粒(B)−〃 4μ この結果から被覆しないチアミン硝酸塩はサンマミンチ
中では速やかに分解されるのに対し、本発明の被覆剤で
被覆したものは分解が著しく防止され、特に平均粒子径
5μに微粉砕した、チアミン硝酸塩を被覆したものは良
好な結果を示した。牛脂硬化油30部に対し、チアミン
硝酸塩70部を添加、混合し、品温を65〜75℃に保
持した場合、チアミン硝酸塩の平均粒子径が50μでは
流動性が悪く、また平均粒子径が5μでは流動性が極端
に悪くなり均一な噴霧状態はとうてい望めない。それに
対し本発明の被覆剤では平均粒子径が5μのチアミン硝
酸塩の場合でも75℃における懸濁液の粘度は2,80
0CPであり、回転円盤型噴霧装置により均一な噴霧状
態が得られ、被覆粒の製造において何ら支障は認められ
なかった。
本発明の有効性につき以下に実施例にて詳述する。
実施例−1 魚体重平均100gのハマチを25尾づつ、2群に分け
各群を2ton容角型コンクリート水槽に収容し水温2
2〜24℃で飼育した。水槽内の海水は1日に10〜1
2回換水できる程度の量を注水し、それに見合う量の海
水を水槽底部より抜きだした。
本実験に入る前に1週間マアジを主体として予備飼育し
た後、試験区には牛脂硬化油28.5部、PGPR1部
、レシチン0.5部の比率より成る被覆剤組成物で70
部のチアミン硝酸塩粉末(平均粒子径50μ)を被覆し
た粒子径300〜500μのチアミン硝酸塩被榎粒(チ
アミン硝酸塩として70%含有)をカタクチイワシのミ
ンチ100gに対しチアミン硝酸塩として10mgの割
合に混合したものを午前10時頃と午後3時頃の1日2
回、1回当り325gづつ計650g投餌した。対照区
はチアミン硝酸塩を含まないカタクチイワシのミンチを
投餌した。試験は4週間継続してカタクチイワシを投餌
し、各区の魚体重、斃死数を測定、血中のピルビン酸量
の測定と肝臓の変化(任意の10尾について)全観察し
た。結果を第5表に記す。
第5表 以上のように魚体重、斃死数、血液中のピルビン酸量、
緑肝の発生数において試験区は対照区より優れた成績を
示した。また、対照区のハマチは飼育中に異常な行動を
示すものが多く観察された。これらのことから本発明の
有効性が認められた。
実施例−2 魚体重平均620g(任意の10尾の平均)のハマチを
200尾づつ2群に分け、各群を小割生す中にて水温2
4〜26℃で養殖した。試験前までの飼料はマアジ、イ
カナゴを主体に投餌し、試験期間中はカタクチイワシを
使用した。
試験区には大豆硬化油(融点64℃)38部、レシチン
2部の比率より成る被覆剤組成物で60部のチアミン硝
酸塩微粉末(平均粒子径5μ)を被覆した粒子径300
〜500μのチアミン硝酸塩被覆粒(チアミン硝酸塩と
して60%含有)をカタクチイワシミンチ100gに対
し、チアミン硝酸塩として7.5mgの割合に混合した
ものを1日に2回、1回当り6Kqづつ計12Kg投餌
した。対照区はチアミン硝酸塩を含まないカタクチイワ
シのミンチを投餌した試験は4週間継続した。
試験終了後の試験区の魚体重平均は814g(任意の1
0尾の平均)であり、試験期間中の斃死数は10尾であ
った。それに対し対照区の魚体重平均は780gであり
試験期間中の斃死数は26尾であった。魚体重の増加、
斃死数とも本発明品を添加することにより改善が認めら
れた。
代理人 弁理士 箕浦 清

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 養魚用生餌中にチアミンまたはチアミン塩類に対し1/
    3〜1倍量の融点50〜80℃の油脂およびレシチンま
    たは融点50〜80℃の油脂、レシチンおよびポリグリ
    セロール重合脂肪酸エステルからなる被覆剤によって被
    覆されたチアミンまたはチアミン塩類を含有せしめたこ
    とを特徴とする養魚用生餌飼料組成物。
JP57178867A 1982-10-12 1982-10-12 養魚用生餌飼料組成物 Granted JPS5966844A (ja)

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