JPH04365035A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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JPH04365035A
JPH04365035A JP23676291A JP23676291A JPH04365035A JP H04365035 A JPH04365035 A JP H04365035A JP 23676291 A JP23676291 A JP 23676291A JP 23676291 A JP23676291 A JP 23676291A JP H04365035 A JPH04365035 A JP H04365035A
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JP23676291A
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Shigeru Nakamura
茂 中村
Nobuo Watanabe
信夫 渡辺
Tetsuo Kojima
哲郎 小島
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料の処理方法に関するものであり、更に詳しくは
処理後の残色の無く、処理変動の少ないハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料の処理方法および処理組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀カラー写真感光材料
の処理はカラー発色現像過程と銀除去過程からなる。銀
除去過程では、発色現像過程で生じた現像銀が酸化作用
を有する漂白剤により銀塩に酸化(漂白)され、さらに
未使用のハロゲン化銀とともに可溶性銀を形成する定着
剤によって感光層より除去される。(定着)漂白と定着
はそれぞれ独立した漂白工程と定着工程として行われる
場合と、漂白定着工程として同時に行われる場合とがあ
る。これらの処理工程の詳細は、ジェームス著「ザ  
セオリー  オブ  フォトグラフィック  プロセス
」第4版(James,“The  Theory  
of  Photographic  Process
”4’th  edition)(1977年)に記載
されている。上記の処理工程は、自動現像機により行わ
れるのが一般的である。特に近年ではミニラボと呼ばれ
る小型の自動現像機が店頭に設置され、顧客に対して迅
速な処理サービスが広まっている。
【0003】一方では、高い写真感度と粒状性の良い、
高品位の写真に対する要求も強く、これに答える感光材
料として、近年、平板粒子から成る感光層を有するカラ
ー感光材料が提供されている。こうした平板状粒子を利
用する技術は米国特許第4,439,520号、第4,
425,425号等に記載されている。  この感光材
料は、処理時間の長い、従来の処理方法で処理される限
りにおいては、高い品質の仕上がりがえられるものの、
前記のミニラボで行われている迅速な処理や更に報道用
に用いられる超迅速な処理においては新たな問題がある
ことが判った。
【0004】その一つは、処理後に残留する増感色秦に
起因するステインの増加である。特に全処理時間が10
分以下の処理において著しく、更に、定着能を有する液
に含まれる臭素イオンの濃度が0.4モル/L以上の時
に更に著しく、これを解決する手段の開発が強く望まれ
ていた。また一つの問題は、小型の自動現像機に於ける
、処理の不安定性である、これらの現像機において、特
に各浴槽間のクロスオーパー時間が15秒以下の処理機
においては別浴の液による汚染が発生し易く、特に定着
能を有する液が現像液に混入した場合には著しい写真性
能の変動が起きる。特に現像工程に引続き漂白定着工程
を行う処理方法の場合この問題が大きい。こうした写真
性の変動は、高感度で高画質な感光材料のために平板粒
子を用いた感光材料において、更に重大な問題であるこ
とが判った。従って、高感度で、高画質な写真を迅速に
、且つ安定に処理したいという要求を実現するために、
こうした問題を解決した新たな処理方法が強く望まれて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は高い画質の高感度感材を安定に処理出来る処理方法を
提供する事である。さらに詳しくは、処理後の残色の増
加による写真性の劣化の無い処理方法を提供することで
あり、又、処理液間の汚染で性能が劣化する危険が大幅
に減少した処理方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、支持体上に
、平均アスベクト比3以上の平板粒子を含む、少なくと
も一層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラ
ー感光材料を下記一般式(A)、(B)または(C)の
少なくとも一つの化合物を含有する定着能を有する液に
て処理することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感
光材料の処理方法によって達成された。 一般式(A)
【0007】
【化3】
【0008】式中、Q201は5または6員の複素環を
形成するのに必要な原子群を表わす。またこの複素環は
炭素芳香環または複素芳香環と縮合していてもよい。R
201はカルボン酸もしくはその塩、スルホン酸もしく
はその塩、ホスホン酸もしくはその塩、アミノ基または
アンモニウム塩の少なくとも1つで置換されたアルキル
基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ
環基または単結合を表わす。qは1〜3の整数を表わし
、M201はカチオン基を表わす。 一般式(B)
【0009】
【化4】
【0010】式中Q301は、炭素原子、窒素原子、酸
素原子、硫黄原子またはセレン原子により構成される5
または6員のメソイオン環を表わし、X301−は−O
−、−S−または−N−R301を表わす。R301は
アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、アラルキル基、アリール基またはヘテロ環基を
表わす。
【0011】一般式(C)               L401−(A401−
L402)r−A402−L403式中、L401及び
L403は同一でも異なっていてもよく各々アルキル基
、アリール基、アラルキル基、アルケニル基、またはヘ
テロ環基を表し、L402はアルキレン基、アリーレン
基、アラルキレン基、ヘテロ環連結基またはそれらを組
み合わせた連結基を表す。A401及びA402は同一
でも異なっていてもよく各々−S−、−O−、−NR4
20−、−CO−、−CS−、−SO2−またはそれら
を任意に組み合わせた基を表す。 rは1〜10の整数を表す。ただし、L401及びL4
03の少なくとも1つは−SO3M401、−PO3M
402M403、−NR401(R402)、−N+R
403(R404)(R405)・X401−、−SO
2NR406(R407)、−NR408SO2R40
9、−CONR410(R411)、−NR412CO
R413、−SO2R414、−PO(−NR415(
R416))2、−NR417CONR418(R41
9)、−COOM404またはヘテロ環基で置換されて
いるものとする。M401、M402、M403及びM
404は同一でも異なっていてもよく各々水素原子また
は対カチオンを表す。M401〜M420は同一でも異
なってもよく各々水素原子、アルキル基、アリール基、
アラルキル基またはアルケニル基を表し、X401−は
対アニオンを表す。ただしA401及びA402の少な
くとも1つは−S−を表す。本発明の目的は、上記の定
着能を有する液が漂白定着液である場合に更に有効に達
成された。また特に、臭化物イオン濃度が1モル/リッ
トル以上の漂白定着液において有効に達成された。
【0012】本発明発明で用いられる平板粒子はハロゲ
ン化銀粒子の製法としては当業界で知られた方法を適宜
、組合せることにより成し得る。平板状ハロゲン化銀乳
剤は、クナック(Cugnac)およびシャトー(Ch
ateau)「物理的熟成時の臭化銀結晶の形態学の進
展(イボルーション・オブ・ザ・モルフォルジー・オブ
・シルバー・プロマイド・クリスタルズ・デュアリング
・フィジカル・ライプニング)」サイエンス・エ・イン
ダストリエ・フォトグラフィー、33巻、No.(19
62)pp.121−125、ダフィン(Duffin
)著「フォトグラフィク・エマルジョン・ケミストリー
(Photographicemulsion  Ch
emistry)」フォーカル・プレス(Focal 
 Press)、ニューヨーク、1966年、p.66
〜p.72、A.P.H.トリベリ(Trivelli
)、W.F.スミス(Smith)フォトグラフィク・
ジャーナル(Photographic  Journ
a1)、80巻、285頁(1940年)等に記載され
ているが特開昭58−127,921号、特開昭58−
113,927号、特開昭58−113,928号、米
国特許第4439520号に記載された方法を参照すれ
ば容易に調製できる。本発明の平板状乳剤の投影面積直
径は0.3〜2.0μm、特に0.5〜1.4μmであ
ることが好ましい。また平行平面間距離(粒子の厚み)
としては0.05μm〜0.3μm、特に0.1〜0.
25μmのものが好ましく、アスベクト比としては、3
以上20未満、特に4以上8未満のものが好ましい。本
発明の平板状ハロゲン化銀乳剤中には、アスベクト比が
3以上のハロゲン化銀粒子が全粒子の70%(投影面積
)以上、特に80%以上存在し、その平板粒子の平均ア
スベクト比は4〜8であることが好ましい。平板状ハロ
ゲン化銀粒子の中でも単分散六角平板粒子はとりわけ有
用な粒子である。本発明でいう単分散六角平板粒子の構
造および構造法の詳細は特開昭63−151618号に
記載に従う。
【0013】ハロゲン化銀カラー写真感光材料が、カラ
ーネガフィルム又はカラー反転フィルムの場合には、そ
の写真乳剤層に含有される好ましいハロゲン化銀は約3
0モル%以下の沃化銀を含む、沃臭化銀、沃塩化銀、も
しくは沃塩臭化銀である。特に好ましいのは約2モル%
から約25モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀もしくは
沃塩臭化銀である。本発明の実施に際して乳剤として単
分散性乳剤をもちいる場合、該単分散性乳剤の調製にあ
たってはハロゲン化銀粒子の成長にともなって硝酸銀水
溶液と水溶性ハロゲン化物の添加速度を速めることがで
きる。添加速度を速めることによって、より粒子径分布
を単分散化しうるし、また添加時間が短縮され工業生産
に有利である。さらにハロゲン化銀粒子内部に構造欠陥
の形成される機会が減少するという点でも好ましい。
【0014】本発明の乳剤はセレン増感されているのも
好ましい。ここでセレン増感とは、従来公知の方法にて
実施される。すなわち、通常、不安定型セレン化合物お
よび/または非不安定型セレン化合物を添加して、高温
、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間撹拌すること
により行なわれる。特公昭44−15748号に記載の
不安定セレン増感剤を用いるセレン増感が好ましく用い
られる。具体的な不安定セレン増感剤としては、アリル
イソセレノシアネートの如き脂肪族イソセレノシアネー
ト類、セレノ尿素類、セレノケトン類、セレノアミド類
、セレノカルボン酸類およびエステル類、セレノフォス
フェート類がある。      特公昭46−4553
号、特公昭52−34492号および特公昭52−34
491号に記載の非不安定型セレン増感剤を用いるセレ
ン増感も用いられる。非不安定型セレン化合物には例え
ば亜セレン酸、セレノシアン化カリ、セレナゾール類、
セレナソール類の4級アンモニウム塩、ジアリールセレ
ニド、ジアリールジセレニド、2−チオセレナゾリジン
ジオン、2−セレノオキゾリジンチオンおよびこれらの
誘導体等が含まれる。特公昭52−38408号に記載
の非不安定型セレン増感剤、チオセレナゾリジンジオン
化合物も有効である。
【0015】セレン増感剤の添加量は、用いるセレン増
感剤の活性度、ハロゲン化銀の種類や大きさ、熟成の温
度および時間などにより異なるが、好ましくはハロゲン
化銀1モル当り1×10−8モル以上である。より好ま
しくは1×10−7モル以上1×10−5モル以下であ
る。セレン増感剤を用いた場合の化学熟成の温度は好ま
しくは45℃以上である。より好ましは50℃以上、8
0℃以下である。pAgおよびpHは任意である。
【0016】本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、化学増
感において金増感を併用することによりさらに高感度、
低かぶりを達成することができる。必要によりさらにイ
オウ増感を併用することが好ましい。上記の金増感の金
増感剤としては金の酸化数が+1価でも+3価でもよく
、金増感剤として通常用いられる金化合物を用いること
ができる。代表的な例としては塩化金酸塩、カリウムク
ロロオーレート、オーリックトリクロライド、カリウム
オーリックチオシアネート、カリウムヨードオーレート
、テトラシアノオーリックアシド、アンモニウムオーロ
チオシアネート、ピリジルトリクロロゴールドなどが挙
げられる。金増感剤の添加量は種々の条件により異なる
が、目安としてはハロゲン化銀1モル当り1×10−7
モル以上5×10−5モル以下が好ましい。
【0017】化学熟成に際して、ハロゲン化銀溶剤およ
びセレン増感剤またはセレン増感剤と併用する金増感剤
等の添加の時期および順位については特に制限を設ける
必要はなく、例えば化学熟成の初期(好ましは)または
化学熟成進行中に上記化合物を同時に、あるいは添加時
点を異にして添加することができる。また添加に際して
は、上記の化合物を水または水と混合し得る有機溶媒、
例えばメタノール、エタノール、アセトン等の単液ある
いは混合液に溶解せしめて添加させればよい。
【0018】増感色素として、シアニン色素、メロシア
ニン色素、コンプレッスクシアニン色秦、コンプレック
スメロシアニン色素、ホロホーラーシアニン色素、スチ
リル色素、ヘミシアニン色素、オキソノール色素、ヘミ
オキソノール色素等を用いることができる。本発明に使
用される有用な増感色素は例えば米国特許3,522,
052号、同3,619,197号、同3,713,8
28号、同3,615,643号、同3,615,63
2号、同3,617,293号、同3,628,964
号、同3,703,377号、同3,666,480号
、同3,667,960号、同3,679,428号、
同3,672,897号、同3,769,026号、同
3,556,800号、同3,615,613号、同3
,615,638号、同3,615,635号、同3,
705,809号、同3,632,349号、同3,6
77,765号、同3,770,449号、同3,77
0,440号、同3,769,025号、同3,745
,014号、同3,713,828号、同3,567,
458号、同3,625,698号、同2,526,6
32号、同2,503,776号、特開昭48−765
25号、ベルギー特許第691,807号などに記載さ
れている。増感色素の添加量はハロゲン化銀1モルあた
り300mg以上2000mg未満、好ましくは400
mg以上1000mg未満がよい。以下に本発明で有効
な増感色素の具体例を示す。
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】次に本発明で用いられる一般式(A)、(
B)および(C)について詳細に説明する。一般式(A
)中、Q201は好ましくは炭素原子、窒素原子、酸素
原子、硫黄原子及びセレン原子の少なくとも一種の原子
から構成される5又は6員の複素環を形成するのに必要
な原子群を表わす。またこの複素環は炭素芳香環または
複素芳香環で縮合していてもよい。複素環としては例え
ばテトラゾール類、トリアゾール類、イミダゾール類、
チアジアゾール類、オキサジアゾール類、セレナジアゾ
ール類、オキサゾール類、チアゾール類、ベンズオキサ
ゾール類、ベンズチアゾール類、ベンズイミダゾール類
、ピリミジン類、トリアザインデン類、テトラアザイン
デン類、ペンタアザインデン類等があげられる。
【0023】R201はカルボン酸またはその塩(例え
ばナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシ
ウム塩)、スルホン酸またはその塩(例えばナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩、カ
ルシウム塩)、ホスホン酸またはその塩(例えばナトリ
ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩)、置換もしくは
無置換のアミノ基(例えば無置換アミノ基、ジメチルア
ミノ基、ジエチルアミノ基、メチルアミノ基、ビスメト
キシエチルアミノ基)、置換もしくは無置換のアンモニ
ウム基(例えばトリメチルアンモニウム基、トリエチル
アンモニウム基、ジメチルベンジルアンモニウム基)か
ら選ばれる少なくとも1つで置換された炭素数1〜10
のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基、イソプロピル基、2−ヒドロキシプロピル
基、ヘキシル基、オクチル基)、炭素数2〜10のアル
ケニル基(例えばビニル基、プロペニル基、ブテニル基
)、炭素数7〜12のアラルキル基(例えばベンジル基
、フェネチル基)、炭素数6〜12のアリール基(例え
ばフェニル基、2−クロロフェニル基、3−メトキシフ
ェニル基、ナフチル基)、炭素数1〜10のヘテロ環基
(例えばピリジル基、チエニル基、フリル基、トリアゾ
リル基、イミダゾリル基)または、単結合を表わす。 またR201は前記のアルキル基、アルケニル基、アラ
ルキル基、アリール基およびヘテロ環基を任意に組合せ
た基(例えばヘテロ環置換されたアルキル基)であって
もよいし、−CO−、−CS−、−SO2−、−NR2
02−、−O−または−S−を任意に組合せた連結基を
含んでいてもよい。ここでR202は水素原子、炭素数
1〜6のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、ブチ
ル基、ヘキシル基)、炭素数7〜10のアラルキル基(
例えばベンジル基、フェネチル基)、炭素数6〜10の
アリール基(例えばフェニル基、4−メチルフェニル基
)を表わす。
【0024】M201はカチオン基(例えば水素原子、
ナトリウム原子、カリウム原子のようなアルカリ金属原
子、マグネシウム原子、カルシウム原子のようなアルカ
リ土類金属原子、アンモニウム基、トリエチルアンモニ
ウム基のようなアンモニウム基)を表わす。
【0025】また一般式(A)で表わされる複素環およ
びR201はニトロ基、ハロゲン原子(例えば塩素原子
、臭素原子)、メルカプト基、シアノ基、それぞれ置換
もしくは無置換のアルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、t−ブチル基、シアノエチル基)、
アリール基(例えばフェニル基、4−メタンスルホンア
ミドフェニル基、4−メチルフェニル基、3,4−ジク
ロルフェニル基、ナフチル基)、アルケニル基(例えば
アリル基)、アラルキル基(例えばベンジル基、4−メ
チルベンジル基、フェネチル基)、スルホニル基(例え
ばメタンスルホニル基、エタンスルホニル基、p−トル
エンスルホニル基)、カルバモイル基(例えば無置換カ
ルバモイル基、メチルカルバモイル基、フェニルカルバ
モイル基)、スルファモイル基(例えば無置換スルファ
モイル基、メチルスルファモイル基、フェニルスルファ
モイル基)、カルボンアミド基(例えばアセトアミド基
、ベンズアミド基)、スルホンアミド基(例えばメタン
スルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基、p−ト
ルエンスルホンアミド基)、アシルオキシ基(例えばア
セチルオキシ基、ベンゾイルオキシ基)、スルホニルオ
キシ基(例えばメタンスルホニルオキシ基)、ウレイド
基(例えば無置換ウレイド基、メチルウレイド基、エチ
ルウレイド基、フェニルウレイド基)、チオウレイド基
(例えば無置換のチオウレイド基、メチルチオウレイド
基)、アシル基(例えばアセチル基、ベンゾイル基)、
オキシカルボニル基(例えばメチキシカルボニル基、フ
ェノキシカルボニル基)、オキシカルボニルアミノ基(
例えばメトキシカルボニルアミノ基、フェノキシカルボ
ニルアミノ基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルア
ミノ基)、ヒドロキシル基などで置換されていてもよい
【0026】qは1〜3の整数を表わすが、qが2また
は3を表わすときは各々のR201は同じであっても異
っていてもよい。
【0027】一般式(A)中、好ましくはQ201はテ
トラゾール類、トリアゾール類、イミダゾール類、オキ
サジアゾール類、トリアザインデン類、テトラアザイン
デン類、ベンタアザインデン類を表わし、R201はカ
ルボン酸またはその塩、スルホン酸またはその塩から選
ばれる基の1つまたは2つで置換された炭素数1〜6の
アルキル基を表わし、qは1または2を表わす。一般式
(A)中、より好ましい化合物としては一般式(D)が
あげられる。 一般式(D)
【0028】
【化8】
【0029】式中、M201およびR201は前記一般
式(A)のそれぞれと同意義を表わす。TおよびUはC
−R202またはNを表わし、R202は水素原子、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基、ア
ルケニル基、アラルキル基、アリール基、カルボンアミ
ド基、スルホンアミド基、ウレイド基、チオウレイド基
またはR201を表わす。ただしR202がR201を
表わすときは一般式(A)のR201と同じであっても
異っていてもよい。
【0030】次に一般式(D)について詳細に説明する
。T及びUはC−R202またはNを表わし、R202
は水素原子、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子
、等)、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基(例えば
メチル基、エチル基、メトキシエチル基、n−ブチル基
、2−エチルヘキシル基、等)、アルケニル基(例えば
アリル基、等)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、
4−メチルベンジル基、フェネチル基、4−メトキシベ
ンジル基、等)、アリール基(例えば、フェニル基、ナ
フチル基、4−メタンスルホンアミドフェニル基、4−
メチルフェニル基、等)、カルボンアミド基(例えば、
アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、メトキシプロ
ピオニルアミノ基、等)、スルホンアミド基(例えば、
メタンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基、
p−トルエンスルホンアミド基、等)、ウレイド基(例
えば、無置換のウレイド基、メチルウレイド基、フェニ
ルウレイド基、等)、チオウレイド基(例えば、無置換
のチオウレイド基、メチルチオウレイド基、メトキシエ
チルチオウレイド基、フェニルチオウレイド基、等)
【0031】またはR201を表わす。ただしR202
がR201を表わすときは、一般式(A)のR201と
同じであっても異っていてもよい。一般式(D)中、好
ましくはT=U=NまたはT=U=C−R202を表わ
し、R202は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基を
表わし、R201はカルボン酸またはその塩、スルホン
酸またはその塩から選ばれる基の1つまたは2つで置換
された炭素数1〜4のアルキル基を表わす。以下に本発
明の一般式(A)の化合物の具体例を示すが本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0032】
【化9】
【0033】
【化10】
【0034】
【化11】
【0035】次に一般式(B)について詳細に説明する
。一般式(B)中、Q301は、炭素原子、窒素原子、
酸素原子、硫黄原子またはセレン原子により構成される
5または6員のメソイオン環を表わし、X301−は−
O−、−S−または−N−R301を表わす。R301
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、アラルキル基、アリール基またはヘテロ環基
を表わす。
【0036】本発明の一般式(B)で表わされるメソイ
オン化合物とはW.BakerとW.D.011isが
クオータリー・レビュー(0uart.Rev.)11
、15(1957)、アドバンシイズ・イン・ヘテロサ
イクリック・ケミストリー(Advances  in
  Heterocyclic  Chemistry
)19、1(1976)で定義している化合物群であり
「5または6員の複素環状化合物で、一つの共有結合構
造式または極性構造式では満足に表示することができず
、また環を構成するすべての原子に関連したπ電子の六
偶子を有する化合物で環は部分的正電荷を帯び、環外原
子または原子団上の等しい負電荷とつり合いをたもって
いる」ものを表わす。
【0037】Q301で表わされるメソイオン環として
はイミダゾリウム類、ピラゾリウム類、オキサゾリウム
類、チアゾリウム類、トリアゾリウム類、テトラゾリウ
ム類、チアジアゾリウム類、オキサジアゾリウム類、チ
アトリアゾリウム類、オキサトリアゾリウム類などがあ
げられる。
【0038】R301は置換もしくは無置換のアルキル
基(例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル
、イソプロピル、n−オクチル、カルボキシメチル、ジ
メチルアミノエチル)、置換もしくは無置換のシクロア
ルキル基(例えばシクロヘキシル基、4−メチルシクロ
ヘキシル基、シクロペンチル基、等)、置換もしくは無
置換のアルケニル基(例えばプロペニル基、2−メチル
プロペニル基、等)、置換もしくは無置換のアルキニル
基(例えばプロパルギル基、ブチニル基、1−メチルプ
ロパルギル基、等)、置換もしくは無置換のアラルキル
基(例えばベンジル基、4−メトキシベンジル基、等)
、置換もしくは無置換のアリール基(例えばフェニル基
、ナフチル基、4−メチルフェニル基、3−メトキシフ
ェニル基、4−エトキシカルボニルフェニル基、等)、
置換又は無置換のヘテロ環基(例えばピリジル基、イミ
ダゾリル基、モルホリノ基、トリアゾリル基、テトラゾ
リル基、チエニル基、等)を表わす。また、Mで表わさ
れるメソイオン環は一般式(A)で説明した置換基で置
換されていてもよい。さらに一般式(B)で表わされる
化合物は、塩(例えば酢酸塩、硝酸塩、サリチル酸塩、
塩酸塩、ヨウ素酸塩、臭素酸塩)を形成してもよい。
【0039】一般式(B)中好ましくはX301−は−
S−を表わす。本発明で用いられる一般式(B)のメソ
イオン化合物の中でより好ましくは以下の一般式(E)
があげられる。 一般式(E)
【0040】
【化12】
【0041】式中、X301はNまたはC−R303を
表わし、Y301はO、S、NまたはN−R304を表
わし、Z301はN、N−R305またはC−R306
を表わす。R302、R303、R304、R305お
よびR306はアルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基、ヘ
テロ環基、アミノ基、アシルアミノ基、スルホンアミド
基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アシル基、
チオアシル基、カルバモイル基またはチオカルバモイル
基を表わす。ただし、R303およびR306は水素原
子であってもよい。また、R302とR303、R30
2とR305、R302とR306、R304とR30
5およびR304とR306は環を形成してもよい。
【0042】上記一般式(E)で示される化合物につい
て詳細に説明する。R302、R303、R304、R
305およびR306は置換もしくは無置換のアルキル
基(例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、t−
ブチル基、メトキシエチル基、カルボキシエチル基、カ
ルボキシメチル基、ジメチルアミノエチル基、スルホエ
チル基、スルホメチル基、スルホプロピル基、アミノエ
チル基、メチルチオメチル基、トリメチルアンモニオエ
チル基、ホスホノメチル基、ホスホノエチル基)、置換
もしくは無置換のシクロアルキル基(例えば、シクロヘ
キシル基、シクロベンチル基、2−メチルシクロヘキシ
ル基)、置換もしくは無置換のアルケニル基(例えばア
リル基、2−メチルアリル基)置換もしくは無置換のア
ルキニル基(例えばプロパルギル基)置換もしくは無置
換のアラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基
、4−スルホベンジル基)、アリール基(例えばフェニ
ル基、ナフチル基、4−メチルフェニル基、4−メトキ
シフェニル基、4−カルボキシフェニル基、4−スルホ
フェニル基、3,4−ジスルホフェニル基)、または置
換もしくは無置換のヘテロ環基(例えば、2−ピリジル
基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基
、1−ピラゾリル基、1−イミダゾリル基、2−テトラ
ヒドロフリル基)、置換もしくは無置換のアミノ基(例
えば無置換アミノ基、ジメチルアミノ基、メチルアミノ
基、カルボキシメチルアミノ基)、アシルアミノ基(例
えばアセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、メトキシ
プロピオニルアミノ基)、スルホンアミド基(例えばメ
タンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基、4
−トルエンスルホンアミド基)、ウレイド基(例えば、
無置換ウレイド基、3−メチルウレイド基)、スルファ
モイルアミノ基(例えば無置換スルファモイルアミノ基
、3−メチルスルファモイルアミノ基)、アシル基(例
えばアセチル基、ベンゾイル基)、チオアシル基(例え
ばチオアセチル基)、カルバモイル基(例えば無置換カ
ルバモイル基、ジメチルカルバモイル基)、またはチオ
カルバモイル基(例えばジメチルチオカルバモイル基)
を表わす。ただしR303およびR306は水素原子で
あってもよい。
【0043】一般式(E)中好ましくはX301はN、
C−R303を表わし、Y301はN−R304または
S、Oを表わし、Z301はNまたはC−R306を表
わし、R302、R303またはR305は置換もしく
は無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニ
ル基、置換もしくは無置換のアルキニル基または置換も
しくは無置換のヘテロ環基を表わす。ただしR303お
よびR306は、水素原子であってもよい。R304は
、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置
換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基
、置換もしくは無置換のヘテロ環基、置換もしくは無置
換のアミノ基、置換もしくは無置換のチオアシル基、置
換もしくは無置換のチオカルバモイル基が好ましい。
【0044】一般式(E)中、より好ましくはX301
はNを表わし、Y301はN−R304を表わし、Z3
01はC−R306を表わす。R302およびR304
は炭素数1〜6のアルキル基を表わし、R306は水素
原子または炭素数1〜6のアルキル基を表わす。 ただしR302、R304およびR306のうち少なく
とも1つのアルキル基は少なくとも1つのカルボン酸基
、スルホン酸基、アミノ基、ホスホノ基で置換されてい
るものがより好ましい。以下に本発明の一般式(B)の
化合物の具体例を示すが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0045】
【化13】
【0046】
【化14】
【0047】
【化15】
【0048】本発明の前記一般式(B)または(E)で
表わされる化合物はジャーナル・オブ・ヘテロサイクリ
ック・ケミストリー(J.Heterocyclic 
 Chem.)2、105(1965)、ジャーナル・
オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Ch
em.)32、2245(1967)、ジャーナル・オ
ブ・ケミカル・ソサイアティ(J.Chem.Soc.
)3799(1969)、ジャーナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサイアティ(J.Am.Chem.S
oc.)80、1895(1958)、ケミカル・コミ
ュニケーション(Chem.Commun.)1222
(1971)、テトラヘドロン・レタース(Tetra
hedron  Lett.)2939(1972)、
特開昭60−87322号、ベリヒテ・デア・ドイツチ
ェソ・ヘミッシェン・ゲゼルシャフト(Bericht
e  der  Deutschen  Chemis
chen  Gesellschaft)38、404
9(1905)、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイ
アティ・ケミカル・コミュニケーション(J,Chem
.Soc.Chem.Commun.)1224(19
71)、特開昭60−122936号、特開昭60−1
17240号、アドバンジイズ・イン・ヘテロサイクリ
ック・ケミストリー(Advances  in  H
eterocyclic  Chemistry)19
、1(1976)、テトラヘドロン・レターズ(Tet
rahedron  Letters)5881(19
68)、ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・ケミ
ストリー(J.HeterocyclicChem.)
5、277(1968)、ジャーナル・オブ・ケミカル
・ソサイアティ・パーキン・トランザクションI(J.
Chem.Soc.,PerkinTrans.I)6
27(1974)、テトラヘドロン・レタース(Tet
rahedron  Letters)1809(19
67)、同1578(1971)、ジャーナル・オブ・
ケミカル・ソサイアティ(J.Chem.Soc.)8
99(1935)、同2865(1959)、ジャーナ
ル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.
Chem.)30、567(1965)等に記載の方法
で合成できる。
【0049】次に一般式(C)について詳細に説明する
。L401及びL403は置換もしくは無置換の炭累数
1〜10のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、
ブロピル基、ヘキシル基、イソブロピル基、カルボキシ
エチル基、等)、置換もしくは無置換の炭素数6〜12
のアリール基(例えば、フェニル基、4−メチルフェニ
ル基、3−メトキシフェニル基、等)、置換もしくは無
置換の炭素数7〜12のアラルキル基(例えば、ベンジ
ル基、フェネチル基、等)または置換もしくは無置換の
炭素数2〜10のアルケニル基、(例えば、ビニル基、
プロペニル基、1−メチルビニル基、等)または置換も
しくは無置換の炭素数1〜10のヘテロ環基(例えば、
ピリジル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、
等)を表わし、L402は置換もしくは無置換の炭素数
1〜10のアルキレン基(例えば、メチレン基、エチレ
ン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチ
レン基、ヘキサメチレン基、1−メチルエチレン基、1
−ヒドロキシトリメチレン基、等)、置換もしくは無置
換の炭素数6〜12のアリーレン基(例えば、フェニレ
ン基、ナフチレン基、等)、置換もしくは無置換の炭素
数7〜12のアラルキレン基(例えば1,2−キシリレ
ン基、等)、置換もしくは無置換の炭素数1〜10のヘ
テロ環連結基(例えば
【0050】
【化16】
【0051】A401及びB401は−S−、−O−、
−NR420−、−CO−、−CS−、−SO2−また
はそれらを任意に組合せた基を表わし、任意に組合せた
基としては例えば−CONR421−、−NR422C
O−、−NR429CONR424−、−COO−、−
OCO−、−SO2NR425−、−NR426SO2
−、−CSNR427−、−NR428CS−、−NR
429CONR430−等があげられる。
【0052】rは1〜10の整数を表わす。ただし、L
401及びL403の少なくとも1つは−SO3M40
1、−PO3M402M403、−NR401(R40
2)(塩酸塩、酢酸塩などの塩の形でもよく、例えば無
置換アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、N
−メチル−N−ヒドロキシエチルアミノ基、N−エチル
−N−カルボキシエチルアミノ基、等)、−N+R40
3(R404)(R405)・X401−(例えば、ト
リメチルアンモニオクロリド基、等)、−SO2NR4
06(R407)(例えば、無置換スルファモイル基、
ジメチルスルファモイル基、等)、−NR408SO2
R409(例えば、メタンスルホンアミド基、ベンゼン
スルホンアミド基、等)、−CONR410(R411
)(例えば、無置換カルバモイル基、N−メチルカルバ
モイル基、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)カルバモ
イル基、等)、−NR412COR413(例えば、ホ
ルムアミド基、アセトアミド基、4−メチルベンゾイル
アミノ基、等)、−SO2R14(例えば、メタンスル
ホニル基、4−クロルフェニルスルホニル基、等)、−
PO(−NR415(R416)2(例えば、無置換ホ
スホンアミド基、テトラメチルホスホンアミド基、等)
、−NR417CONR418(R419)(例えば、
無置換ウレイド基、N,N−ジメチルウレイド基、等)
、ヘテロ環基(例えば、ピリジル基、イミダゾリル基、
チエニル基、テトラヒドロフラニル基、等)−COOM
404で置換されているものとする。
【0053】M401、M402、M403及びM40
4は水素原子または対カチオン(例えば、ナトリウム原
子、カリウム原子のようなアルカリ金属原子、マグネシ
ウム原子、カルシウム原子のようなアルカリ土類金属原
子、アンモニウム、トリエチルアンモニウムのようなア
ンモニウム基、等)を表わす。
【0054】R401〜R430は水素原子、置換もし
くは無置換の炭素数1〜10のアルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基、イソプロ
ピル基、等)、置換もしくは無置換の炭素数6〜12の
アリール基(例えば、フェニル基、4−メチルフェニル
基、3−メトキシフェニル基、等)、置換もしくは無置
換の炭素数7〜12のアラルキル基(例えば、ベンジル
基、フェネチル基、等)または置換もしくは無置換の炭
素数2〜10のアルケニル基(例えば、ビニル基、プロ
ペニル基、1−メチルビニル基、等)を表わし、X−は
対アニオン(例えば、塩素イオン、臭素イオンのような
ハロゲンイオン、硝酸イオン、硫酸イオン、酢酸イオン
、p−トルエンスルホン酸イオン、等)を表わす。
【0055】L401、L402、L403、R401
〜R430の各基が置換基を有する場合、その置換基と
しては炭素数1〜4の低級アルキル基(例えばメチル基
、エチル基、等)、炭素数6〜10のアリール基(例え
ば、フェニル、4−メチルフェニル基、等)、炭素数7
〜10のアラルキル基(例えばベンジル基、等)、炭素
数2〜4のアルケニル基(例えば、プロペニル基、等)
、炭素数1〜4のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、
エトキシ基、等)、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、
臭素原子、等)、シアノ基、ニトロ基、カルボン酸基(
塩の形でもよい)、ヒドロキシ基等があげられる。 ただしrが2以上の時は、A401及びL402は先に
あげた基の任意の組合せでよい。また、A401、B4
01の少なくとも1つは−S−を表わす。
【0056】一般式(C)中好ましくはL401及びL
403の少なくとも一方は−SO3M401、−PO3
M402M403、−NR401(R402)、−N+
R403(R404)(R405)・X401−、ヘテ
ロ環基−COOM404で置換された炭素数1〜6のア
ルキル基を表わし、L402は炭素数1〜6のアルキレ
ン基を表わす。A401及びB401は−S−  −O
−または−NR420−を表わし、R401、R402
、R403、R404、R405及びR420は水素原
子または炭素数1〜6のアルキル基を表わし、rは1〜
6の整数を表わす。一般式(C)中、より好ましくはL
401及びL403は−SO3M401、−PO3M4
02M403−COOM404で置換された炭素数1〜
4のアルキル基であり、A401及びB401は−S−
を表わし、rは1〜3の整数を表わす。以下に本発明の
化合物の具体例を示すが本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0057】
【化17】
【0058】
【化18】
【0059】
【化19】
【0060】
【化20】
【0061】本発明発明の一般式(A),(B),(C
)で表される化合物はいずれも有効であるが、特に一般
式(A)及び(B)で表される化合物がより好ましい。
【0062】本発明の一般式(A)、(E)および(C
)の化合物は定着能を有する液に用いられるが、具体的
には定着液、あるいは漂白定着液を挙げることができる
。本発明の一般式(A)、(E)および(C)の化合物
が定着浴または漂白定着浴で使用される量は1×10−
5〜10モル/リットルが適当であり、1×10−3〜
3モル/リットルが好ましく、最も好ましくは0.3モ
ル/リットル〜1.8モル/リットルである。
【0063】本発明の定着能を有する液は、pH3〜p
H11の広い範囲で用いることができるが、pH4〜p
H10で用いるのがより好ましい。漂白定着液として用
いる場合には,pH3〜pH7の範囲で用いるのが更に
好ましく、最も好ましくは、pH3〜5の範囲である。 漂白定着液のpHが高いと漂白カブリによる最低G濃度
の増加が起こるが、pHを上記の範囲にすることで、こ
れを防止することが出来る。本発明の漂白定着液には臭
化アンモニウムや塩化アンモニウムのような再ハロゲン
化剤や硝酸アンモニウムなどのpH緩衝剤、硫酸アンモ
ニウムなどの金属腐食防止剤など公知の添加剤を添加す
ることができる。
【0064】漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には
、必要に応じて漂白促進剤を使用することができる。 有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書に記載されて
いる。米国特許第3,893,858号、西独特許第1
,290,812号、RDNo.17129号(197
8年7月)などに記載のメルカプト基またはジスルフィ
ド基を有する化合物;特開昭50−140129号に記
載のチアゾリジン誘導体;米国特許第3,706,56
1号に記載のチオ尿素誘導体;特開昭58−16,23
5号に記載の沃化物塩;西独特許第2,748,430
号に記載のポリオキシエチレン化合物類;特公昭45−
8836号記載のポリアミン化合物;臭化物イオン等が
使用できる。なかでもメルカプト基またはジスルフィド
基を有する化合物が促進効果が大きい観点で好ましく、
特に米国特許第3,893,858号、西独特許第1,
290,812号、特開昭53−95630号に記載の
化合物が好ましい。更に、米国特許第4,552,83
4号に記載の化合物も好ましい。これらの漂白促進剤は
感材中に添加してもよい。撮影用のカラー感光材料を漂
白定着するときにこれらの漂白促進剤は特に有効である
。漂白促進剤を漂白液または漂白定着液に使用する時の
添加量は1×10−3〜1モル/リットルが適当であり
、1×10−2〜0.2モル/リットルが好ましい。
【0065】本発明の定着能を有する液が漂白定着液の
場合に、公知の任意の漂白剤と組合わせて用いられるが
  本発明では取い扱い上の安全性、金属の腐食性等の
点からアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩を使用するのが
好ましい。以下に、本発明におけるアミノポリカルボン
酸第二鉄錯塩の具体例を挙げるが、これらに限定される
ものではない。併せて、酸化還元電位を記す。 No.      化合物             
                         
    酸化還元電位               
                         
(mV  vs.NHE,pH=6)1.N−(2−ア
セトアミド)イミノ二酢酸第二鉄錯塩        
  1802.メチルイミノ二酢酸第二鉄錯塩    
                        2
003.  イミノ二酢酸第二鉄錯塩        
                         
 2104.  1,4−ブチレンジアミン四酢酸第二
鉄錯塩                2305. 
 ジエチレンチオエーテルジアミン四酢酸第二鉄錯塩 
         2306.グリコールエーテルジア
ミン四酢酸第二鉄錯塩              2
407.  1,3−プロピレンジアミン四酢酸第二鉄
錯塩              2508.  エチ
レンジアミン四酢酸第二鉄錯塩           
             1109.  ジエチレン
トリアミン五酢酸第二鉄錯塩            
          8010.トランス−1,2−シ
クロヘキサンジアミン四酢酸第二鉄酸塩  80
【00
66】上記における漂白剤の酸化還元電位は、トランス
アクションズ・オブ・ザ・フアラデイ・ソサイエテイ(
Transactions  of  theFara
day  Society)、55巻(1959年)、
1312〜13130に記載してある方法によつて測定
して得られる酸化還元電位で定義される。本発明におい
て、迅速処理の観点及び本発明の効果を有効に発揮する
観点から酸化還元電位が150mV以上の漂白剤が好ま
しく、より好ましくは酸化還元電位が180mV、最も
好ましくは200mV以上の漂白剤である。酸化還元電
位が高すぎると漂白カブリを生じることから上限として
は700mV以下、好ましくは500mV以下である。
【0067】これらの浴を用いた処理工程としては漂白
→定着、漂白定着、漂白→漂白定着、定着→漂白定着、
漂白→漂白定着→定着などの種々の工程を取ることがで
きる。
【0068】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、支持体上に青感色性層、緑感色性層、赤感色性層の
ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が設けられていれ
ばよく、ハロゲン化銀乳剤層及び非感光性の層数及び層
順に特に制限はない。典型的な例としては、支持体上に
、実質的に感色性は同じであるが感光度の異なる複数の
ハロゲン化銀乳剤層から成る感光性層を少なくとも1つ
有するハロゲン化銀写真感光材料であり、該感光性層は
青色光、緑色光及び赤色光の何れかに感色性を有する単
位感光性層であり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材
料においては、一般に単位感光性層の配列が、支持体側
から順に赤感色性層、緑感色性層、青感色性層の順に配
置される。しかし、目的に応じて上記設置順が逆であっ
ても、また同一感色性層中に異なる感光性層が挟まれた
ような設置順をもとりえる。上記、ハロゲン化銀感光性
層の間及び最上層、最下層には各種の中間層等の非感光
性層を設けてもよい。該中間層には、カブラー、DIR
化合物等が含まれていてもよく、通常用いられるように
混色防止剤を含んでいてもよい。
【0069】各単位感光性層を構成する複数のハロゲン
化銀乳剤層は、西独特許第1,121,470号あるい
は英国特許第923,045号に記載されるように高感
度乳剤層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いるこ
とができる。通常は、支持体に向かって順次感光度が低
くなる様に配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤
層の間には非感光性層が設けられていてもよい。また、
特開昭57−112751号、同62−200350号
、同62−206541号、同62−206543号等
に記載されているように支持体より離れた側に低感度乳
剤層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよい
。具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感
光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑
感光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度
赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、
またはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、また
はBH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設置す
ることができる。
【0070】また特公昭55−34932号公報に記載
されているように、支持体から最も遠い側から青感光性
層/GH/RH/GL/RLの順に配列することもでき
る。また特開昭56−25738号、同62−6393
6号明細書に記載されているように、支持体から最も遠
い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順に配
列することもできる。また特公昭49−15495号公
報に記載されているように上層を最も感光度の高いハロ
ゲン化銀乳剤層、中層をそれよりも低い感光度のハロゲ
ン化銀乳剤層、下層を中層よりも更に感光度の低いハロ
ゲン化銀乳剤層を配置し、支持体に向かって感光度が順
次低められた感光度の異なる3層から構成される配列が
挙げられる。このような感光度の異なる3層から構成さ
れる場合でも、特開昭59−202464号明細書に記
載されているように、同一感色性層中において支持体よ
り離れた側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳
剤層の順に配置されてもよい。
【0071】本発明に使用できる公知の写真用添加剤は
下記の2つのRDに記載されており、下記の表に関連す
る記載箇所を示した。
【0072】本発明には種々のカラーカプラーを使用す
ることができ、その具体例は前出のRDNo.1764
3、VII−C〜Gに記載された特許に記載されている
。イエローカプラーとしては、例えば米国特許第3,9
33,501号、同4,022,620号、同4,32
6,024号、同4,401,752号、同4,248
,961号、特公昭58−10739号、英国特許第1
,425,020号、同1,476,760号、米国特
許第3,973,968号、同4,314,023号、
同4,511,649号、欧州特許第249,473A
号等に記載のものが好ましい。
【0073】マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン
系及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特
許第4,310,619号、同4,351,897号、
欧州特許第73,636号、米国特許第3,061,4
32号、同3,725,064号、RDNo.2422
0(1984年6月)、特開昭60−33552号、R
DNo.24230(1984年6月)、特開昭60−
43659号、同61−72238号、同60−357
30号、同55−118034号、同60−18595
1号、米国特許第4,500,630号、同4,540
,654号、同4,556,630号、WO(PCT)
88/04795号等に記載のものが特に好ましい。
【0074】シアンカプラーとしては、フェノール系及
びナフトール系カプラーが挙げられ、米国特許第4,0
52,212号、同4,146,396号、同4,22
8,233号、同4,296,200号、同2,369
,929号、同2,801,171号、同2,772,
162号、同2,895,826号、同3,772,0
02号、同3,758,308号、同4,334,01
1号、同4,327,173号、西独特許公開第3,3
29,729号、欧州特許第121,365A号、同2
49,453A号、米国特許第3,446,622号、
同4,333,999号、同4,753,871号、同
4,451,559号、同4,427,767号、同4
,690,889号、同4,254,212号、同4,
296,199号、特開昭61−42658号等に記載
のものが好ましい。
【0075】発色色素の不要吸収を補正するためのカラ
ード・カプラーは、RDNo.17643のVII−G
項、米国特許第4,163,670号、特公昭57−3
9413号、米国特許第4,004,929号、同4,
138,258号、英国特許第1,146,368号に
記載のものが好ましい。また、米国特許第4,774,
181号に記載のカップリング時に放出された蛍光色素
により発色色素の不要吸収を補正するカプラーや、米国
特許第4,777,120号に記載の現像主薬と反応し
て色素を形成しうる色素プレカーサー基を離脱基として
有するカプラーを用いることが好ましい。発色色素が適
度な拡散性を有するカプラーとしては、米国特許第4,
366,237号、英国特許第2,125,570号、
欧州特許第96,570号、西独特許(公開)第3,2
34,533号に記載のものが好ましい。
【0076】ポリマー化された色素形成カプラーの典型
例は、米国特許第3,451,820号、同4,080
,211号、同4,367,282号、同4,409,
320号、同4,576,910号、英国特許2,10
2,173号等に記載されている。カップリングに伴っ
て写真的に有用な残基を放出するカプラーもまた本発明
で好ましく使用できる。現像抑制剤を放出するDIRカ
プラーは、前述のRD17643、VII〜F項に記載
された特許、特開昭57−151944号、同57−1
54234号、同60−184248号、同63−37
346号、米国特許4,248,962号、同4,78
2,012号に記載されたものが好ましい。現像時に画
像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出するカプラーと
しては、英国特許第2,097,140号、同2,13
1,188号、特開昭59−157638号、同59−
170840号に記載のものが好ましい。
【0077】その他、本発明の感光材料に用いることの
できるカプラーとしては、米国特許第4,130,42
7号等に記載の競争カプラー、米国特許第4,283,
472号、同4,338,393号、同4,310,6
18号等に記載の多当量カプラー、特開昭60−185
950号、特開昭62−24252号等に記載のDIR
レドックス化合物放出カプラー、DIRカプラー放出カ
プラー、DIRカプラー放出レドックス化合物もしくは
DIRレドックス放出レドックス化合物、欧州特許第1
73,302A号に記載の離脱後復色する色素を放出す
るカプラー、RDNo.11449、同24241、特
開昭61−201247号等に記載の漂白促進剤放出カ
プラー、米国特許第4,553,477号等に記載のリ
ガンド放出カプラー、特開昭63−75747号に記載
のロイコ色素を放出するカプラー、米国特許第4,77
4,181号に記載の蛍光色素を放出するカプラー等が
挙げられる。
【0078】本発明は種々のカラー感光材料に適用する
ことができる。一般用もしくは映画用のカラーネガフィ
ルム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィル
ム、カラーペーパー、直接ポジカラー感光材料、カラー
ポジフィルム及びカラー反転ペーパーなどを代表例とし
て挙げることができる。本発明に使用できる適当な支持
体は、例えば、前述のRD.No.17643の28頁
、及び同No.18716の647頁右欄から648頁
左欄に記載されている。
【0079】本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の
全親水性コロイド層の膜厚の総和が25μm以下、好ま
しくは20μm以下であり、かつ膜膨潤速度T1/2が
30秒以下(好ましくは15秒以下)が好ましい。膜厚
は、25℃相対湿度55%調湿下(2日)で測定した膜
厚を意味し、膜膨潤速度T1/2は、当該技術分野にお
いて公知の手法に従って測定することができる。例えば
、エー・グリーン(A.Green)らによりフォトグ
ラフィック・サイエンス・アンド・エンジニアリング(
Photogr.Sci.Eng.)、19巻、2号、
124〜129頁に記載の型のスエロメーター(膨澗計
)を使用することで測定でき、T1/2は発色現像液で
30℃、3分15秒処理した時に到達する最大膨潤膜厚
の90%を飽和膜厚とし、この1/2の膜厚に到達する
までの時間と定義する。膜膨澗速度T1/2は、バイン
ダーとしてのゼラチンに硬膜剤を加えること、あるいは
塗布後の経時条件を変えることによって調整することが
できる。また、膨潤率は150〜400%が好ましい。 膨潤率とは、さきに述べた条件下での最大膨潤膜厚から
、式:(最大膨潤膜厚−膜厚)/膜厚に従って計算でき
る。
【0080】前述のカラー写真感光材料は、前述のRD
No.17643の28〜29頁、及び同No.187
16の615左欄〜右欄に記載された通常の方法によっ
て現像処理することができる。感光材料の現像処理に用
いる発色現像液は、好ましくは芳香族第一級アミン系発
色現像主薬を主成分とするアルカリ性水溶液である。こ
の発色現像主薬としては、アミノフェノール系化合物も
有用であるが、p−フェニレンジアミン系化合物が好ま
しく使用され、その代表例としては3−メチル−4−ア
ミノ−N,Nジエチルアニリン、3−メチル−4−アミ
ノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、
3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタン
スルホンアミドエチルアニリン、3−メチル−4−アミ
ノ−N−エチル−β−メトキシエチルアニリン及びこれ
らの硫酸塩、塩酸塩もしくはp−トルエンスルホン酸塩
などが挙げられる。これらの化合物は目的に応じ2種以
上併用することもできる。
【0081】発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホ
ウ酸塩もしくはリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩
、沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール
類もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤または
カブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に
応じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルア
ミン、亜硫酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド
類、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸類、
トリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ〔2,
2,2〕オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレングリ
コール、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベン
ジルアルコール、ポリエチレングリコール、四級アンモ
ニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素形成カプ
ラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドの
ようなカブラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドンの
ような補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン
酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホス
ホノカルボン酸に代表されるような各種キレート剤(例
えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエ
チレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢
酸、ヒドロキシエチルイミ/ジ酢酸、1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N,N,
N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−N,
N,N,N−テトラメチレンホスホン酸、エチレンジア
ミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの
塩)、4,4′−ジアミノ−2,2′−ジスルホスチル
ベン系化合物のような蛍光増白剤、アルキルスルホン酸
、アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カル
ボン酸等の各種界面活性剤などを添加してもよい。又、
反転処理の第一現像で用いる黒白現像液には、ハイドロ
キノンなどのジヒドロキシベンゼン類、1−フェニル−
3−ピラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−
メチル−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール
類など公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせ
て用いることができる。
【0082】これらの発色現像液及び黒白現像液のpH
は9〜12であることが一般的である。またこれらの現
像液の補充量は、処理するカラー写真感光材料にもよる
が、一般に感光材料1平方メートル当たり3リットル以
下であり、補充液中の臭化物イオン濃度を低減させてお
くことにより500ml以下にすることもできる。補充
量を低減する場合には処理槽の空気との接触面積を小さ
くすることによって液の蒸発、空気酸化を防止すること
が好ましい。また現像液中の臭化物イオンの蓄積を抑え
る手段を用いることにより補充量を低減することもでき
る。本発明の発色現像液の処理温度は、20〜50℃で
好ましくは30〜45℃である。処理時間は、20秒〜
5分で、好ましくは30秒〜3分であるが、高温高pH
とし、かつ発色現像主薬を高濃度に使用することにより
、更に処理時間の短縮を図ることもできる。本発明の定
着能を有する浴には本発明の化合物以外に、既知の定着
剤を併用してもよい。定着剤としてはチオ硫酸塩、チオ
シアン酸塩、チオ尿素類多量の沃化物塩等をあげること
ができる。本発明で用いられる定着液のpHは2〜10
であり、4〜9が好ましい。脱銀工程における各処理液
の攪拌はできるだけ強化されていることが、脱銀処理時
間矩縮の点から好ましい。攪拌手段としては、特開昭6
2−183460号や同62−183461号に記載の
ような方法などが挙げられ、噴流を衝突させる手段の場
合には、衝突までの時間は感光材料が処理液に導入され
てから15秒以内に行うのが好ましい。本発明において
発色現像液から漂白定着液へのクロスオーバー時間(感
光材料がカラー現像液から出て、漂白液に入るまでの空
中時間)は、漂白カブリや感光材料表面の汚れ付着を改
良する点で15秒以内が好ましく特に5秒以下が更に好
ましい。
【0083】本発明に用いられるハロゲン化銀カラー写
真感光材料は、脱銀処理後、水洗及び/又は安定工程を
経るのが一般的である。水洗工程での水洗水量は、感光
材料の特性(例えばカプラー等使用素材による)、用途
、更には水洗水温、水洗タンクの数(段数)、向流、順
流等の補充方式、その他種々の条件によって広範囲に設
定し得る。このうち、多段向流方式における水洗タンク
数と水量の関係は、Journa1  of  the
  Society  of  MotionPict
ure  and  Television  Eng
ineers第64巻、P.248〜253(1955
年5月号)に記載の方法で、求めることができる。
【0084】上記水洗及び/又は安定液の補充量は、感
光材料単位面積当たり前浴からの持ち込み量の1〜20
倍、好ましくは2〜10倍、より好ましくは2〜5倍で
ある。この補充に伴うオーバーフロー液は脱銀工程他の
工程において再利用することもできる。以下に実施例を
もって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0085】実施例1 (平板乳剤の調整)水1リットル中にゼラチン20g、
臭化カリウム5g、チオエーテルHO(CH2)2S(
CH2)2S(CH2)2OHの5%水溶液3ccを添
加し75℃に保った水溶液中へ、攪拌しながら硝酸銀8
.35gの水溶液と臭化カリウム3gと、沃化カリウム
0.4gを含む水溶液をダブルジェット法により45秒
で添加した。続いて臭化カリウム2gを添加した後硝酸
銀5gを含む水溶液を10分掛けて添加した。引き続き
硝酸銀135gの水溶液と臭化カリウムの水溶液を、電
位をpAg8.3に保ちながらコントロールダブルジェ
ット法で25分間で添加した。このときの流量は添加終
了時の流量が、添加開始時の流量の10倍となるよう加
速した。添加終了後2Nチオシアン酸カリウム溶液を1
5cc添加した。このあと温度を35℃に下げ沈降法に
より可溶性塩類を除去した後、40℃に温度を上げてゼ
ラチン35gとフェノキシエタノール2.5g、並びに
増粘剤を添加して、苛性ソーダと臭化カリウム、硝酸銀
水溶液にてpH6.1、pAg8.3に調整した。温度
を56℃に昇温したあと、表A記載の構造の各増感色素
を添加した。10分後にチオシアン酸カリ110mg、
塩化金酸2.6mgを添加し60分間熟成した。この後
急冷し固化させた。  このようにして、赤感性、緑感
性、青感性の各乳剤A〜Cを調製した。
【0086】
【表1】
【0087】得られた乳剤は、いずれも平均アスペクト
比7、変動係数18%球相当直径1.4ミクロン、、厚
みの平均は、0.2ミクロンであった。同様にして、球
相当直径0.9ミクロン、アスペクト比8の同様に分光
増感された乳剤D〜F、球相当直径0.5ミクロン、ア
スペクト比5の同様に分光増感された乳剤G〜Iを調製
した。比較用として、常法により、単分散八面体乳剤で
球相当直径1.0ミクロンの分光増感された乳剤J〜L
を、球相当直径0.6ミクロンの分光増感された乳剤M
〜Oを、また球相当直径0.4ミクロンの分光増感され
た乳剤P〜Rを調製した。
【0088】下塗りした三酢酸セルロースフィルム支持
体上に下記に示す組成の各局からなる多層カラー感光材
料である試料101を作成した。 (感光層の組成)塗布量はハロゲン化銀およびコロイド
銀についてはg/m2単位で表した銀の量を、またカプ
ラー、添加剤およびゼラチンについてはg/m2単位で
表した量を、
【0089】 第1層:ハレーション防止層   黒色コロイド銀                
                  銀塗布量   
   0.20  ゼラチン            
                         
                 2.20  UV
−1                       
                         
      0.11  UV−2         
                         
                    0.20 
 Cpd−1                   
                         
  4.0×10−2   Cpd−2                  
                         
   1.9×10−2   Solv−1                 
                         
        0.30  Solv−2     
                         
              1.2×10−2 第2層:中間層   微粒子沃臭化銀(AgI  1.0モル%  球相
当径0.07μm)                
                         
         銀塗布量      0.15  
ゼラチン                     
                         
        1.00  ExC−4      
                         
               6.0×10−2   Cpd−3                  
                         
   2.0×10−2
【0090】 第3層:第1赤感乳剤層   赤感性乳剤G                 
                   銀塗布量  
    0.82  ゼラチン           
                         
                  1.90  E
xC−1                     
                         
      0.65  ExC−3        
                         
             1.0×10−2   ExC−4                  
                         
   2.3×10−2   Solv−1                 
                         
        0.32第4履:第2赤感乳剤層   赤感性乳剤D                 
               銀塗布量      
    0.85  ゼラチン           
                         
                  0.91  E
xC−1                     
                         
      0.13  ExC−2        
                         
             6.2×10−2   ExC−4                  
                         
   4.0×10−2   So1v−1                 
                         
        0.10第5眉:第3赤感乳剤層   赤感性乳剤A                 
               銀塗布量      
    1.50  ゼラチン           
                         
                  1.20  E
xC−2                     
                         
8.5×10−2   ExC−5                  
                         
   7.3×10−2   So1v−1                 
                         
        0.12  So1v−2     
                         
                    0.12第
6層:中間層   ゼラチン                   
                         
          1.00     Cpd−4                  
                         
   8.0×10−2   So1v−1                 
                         
  8.0×10−2
【0091】 第7層:第1緑感乳剤層   緑感性乳剤H                 
               銀塗布量      
    0.44  ゼラチン           
                         
                  1.20  E
xM−1                     
                         
      0.50  ExM−2        
                         
                   0.10  
ExM−5                    
                         
 3.5×10−2   Solv−1                 
                         
        0.20  Solv−3     
                         
              3.0×10−2 第8層:第2緑感乳剤層   緑感性乳剤E                 
               銀塗布量      
    0.57  ゼラチン           
                         
                  0.45  E
xM−1                     
                         
      0.12  ExM−2        
                         
             7.1×10−3   ExM−3                  
                         
   3・5×10−2   Solv−1                 
                         
        0.15  Solv−3     
                         
              1.0×10−2   第9層:中間層   ゼラチン                   
                         
          0.50  Solv−1   
                         
                2.0×10−2 第10層:第3緑感乳剤層   緑感性乳剤B                 
               銀塗布量      
    1.30  ゼラチン           
                         
                  1.20  E
xM−4                     
                         
4.5×10−2   ExM−6                  
                         
   1.0×10−2   ExC−2                  
                         
   4.5×10−3   Cpd−5                  
                         
   1.0×10−2   Solv−1                 
                         
  0.25
【0092】 第11層:イエローフィルター層   ゼラチン                   
                         
          0.50  Cpd−6    
                         
                 5.2×10−2   Solv−1                 
                         
        0.12第12層:中間層   ゼラチン                   
                         
          0.45  Cpd−3    
                         
                       0.
10
【0093】 第13層:第1青感乳剤層   青感性乳剤1                 
                 銀塗布量    
    0.20  ゼラチン           
                         
                  1.00  E
xY−1                     
                         
      0.60  ExY−2        
                         
             2.3×10−2   Solv−1                 
                         
        0.15第14層:第2青感乳剤層   青感性乳剤F                 
               銀塗布量      
    0.19  ゼラチン           
                         
                  0.35  E
xY−1                     
                         
      0.22  Solv−1       
                         
            7.0×10−2 第15層:第3青感乳剤層   青感性乳剤C                 
               銀塗布量      
    1.55  ゼラチン           
                         
                  1.00  E
xY−1                     
                         
      0.21  Solv−1       
                         
            7.0×10−2
【0094】 第16層:第1保護層   ゼラチン                   
                         
          1.80  UV−1     
                         
                        0
.13  UV−2                
                         
             0.21  Solv−1
                         
                   1.0×10
−2   Solv−2                 
                         
  1.0×10−2 第17層:第2保護層   微粒子塩化銀(球相当径  0.07μm)   
                         
                  銀塗布量   
       0.36  ゼラチン        
                         
                     0.70
  B−1(直径  1.5μm)         
                     2.0×
10−2   B−2(直径  1.5μm)         
                         
  0.15  B−3              
                         
           3.0×10−2   W−1                    
                         
     2.0×10−2   H−1                    
                         
           0.35  Cpd−7   
                         
                        1
.00
【0095】こうして作成した試料には、上記の
他に、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(ゼラ
チンに対して平均200ppm)、n−ブチル−P−ヒ
ドロキシベンゾエート(同約1,000ppm)、およ
び2−フェノキシエタノール(同約10,000ppm
)が添加された。さらにB−4、B−5、W−2、W−
3、F−1、F−2、F−3、F−4、F−5、F−6
、F−7、F−8、F−9、F−10、F−11、F−
12、F−13および鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリ
ジウム塩、ロジウム塩が含有されている。以下に上記で
使用した化合物について列記する。
【0096】
【化21】
【0097】
【化22】
【0098】
【化23】
【0099】
【化24】
【0100】
【化25】
【0101】
【化26】
【0102】
【化27】
【0103】
【化28】
【0104】
【化29】
【0105】
【化30】
【0106】
【化31】
【0107】
【化32】
【0108】
【化33】
【0109】比較用として、上記の感光材料の乳剤A〜
Iを比較用の乳剤J〜Rに置き換えた他は同じ感光材料
102を調製した。上記の様にして作製した試料に一様
な露光を与え、小型の自動現像機を用いて、漂白定着液
の補充量が、タンク容量の二倍になるまで連続処理(ラ
ンニング処理)を行った。
【0110】 漂白定着液は■から■への、また安定液は■から■への
向流方式である。また、現像液の漂白定着工程への持ち
込み量、漂白定着液■の水洗工程への持ち込み量は感光
材料1m2当たりそれぞれ65ml,50mlであった
。また、クロスオーバーの時間はいづれも5秒であり、
この時間は前工程の処理時間に包含される。以下に処理
液の組成を示す。
【0111】
【0112】
【0113】〔残色の評価〕ランニング・スタート時と
ランニング終了時に未露光の試料を処理した。処理後の
試料の濃度をX−ライト濃度計にて測定し、新液に対し
ランニングでの最小濃度値の変化を調べた。
【0114】〔残銀量の評価」ランニング・スタート時
、及びランニング終了時に階段状の露光を施した試料を
処理し、螢光X線により残留銀量の測定を行った。
【0115】
【表2】
【0116】表Bから判るように、従来のハロゲン化銀
粒子を用いた感光材料に比べて、平板粒子を用いた感光
材料においてはランニングにより最小濃度の増加が著し
いこと、これは特に漂白定着液の臭化アンモン量が多い
場合に顕著になる。しかるに臭化アンモンの濃度を低く
すると、この残色は良化するものの最高濃度部における
未漂白銀が増加し、結果としてB濃度の増加を招き、写
真性の色バランスがくずれることとなった。これに対し
、本発明になる定着剤をもちいて成る漂白定着液に於い
ては、ランニングによっても、また特に再ハロゲン化剤
である臭化アンモンの濃度を高めた場合においても、チ
オ硫酸塩を定着剤を用いた漂白定着液において発生した
、前記の問題は起こらず、良好な結果が得られることが
判る。
【0117】実施例2 実施例1と同じ感光材料を、超小型の自動現像機を用い
て以下の処理を行った。
【0118】 発色現像液   ジエチレントリアミン五酢酸          
                    2.0  
g  1−ヒドロキシエチリデン−1、1−ジホスホン
酸          3.0  g  亜硫酸ナトリ
ウム                       
                 3.9  g  
炭酸カリウム                   
                       40
.0  g  臭化カリウム            
                         
       1.0  g  ヒドロキシルアミン硫
酸塩                       
         2.4  g  2−メチル−4−
〔N−エチル−N−(b−ヒドロ  キシエチル)アミ
ノ〕アニリン硫酸塩                
    13.2  g  水を加えて       
                         
            1000ml  pH(25
°C)                      
                  10.15
【0
119】 漂白定着液   定着剤(表Cに記載)             
                 表Cにモル数で記
載  亜硫酸アンモニウム             
                         
40  g      (定着剤がチオ硫酸アンモニウ
ムの場合のみ使用)  1、3−ジアミノプロパン四酢
酸二アンモニウム塩          0.35モル
  臭化アンモニウム               
                         
80  g  酢酸                
                         
           40  ml  水を加えて 
                         
                  1000ml 
 pH(25°C)                
                        3
.6
【0120】 安定液   p−トルエンスルフィン酸ナトリウム      
                0.10  g  
ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニルエーテル
      0.20  g    (平均重合度  
10)   エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩     
               0.05  g  ホ
ルマリン                     
                         
1.0  ml  ピラゾール           
                         
          6.0    g  水を加えて
                         
                   1000ml
【0121】液の汚染による写真性能の変動を調べるた
めに、新液で処理した後、強制的に各定着液の0.2m
lを発色現像液タンクに添加して処理を行い、写真性の
変動を調べた。表Cに示されるように、従来のチオ硫酸
アンモニウム定着剤においては、著し
【0122】
【表3】
【0123】いカブリの増加が起こった。これは、新液
での処理において、従来の乳剤を用いた感光材料101
よりも、感度、粒状性に優れた性能を示した感光材料1
02でより顕著であった。しかるに、本発明になる漂白
定着液で処理した場合には、このような汚染によるカブ
リの増加も少なく、安定した性能が得られることが判る
。即ち、平板粒子から成る感光材料を、本発明になる漂
白定着液で処理する処理方法によれば、高品質の写真を
安定に処理することが出来る。
【0124】実施例3 実施例1の処理工程のうち、漂白定着工程を以下の様に
、漂白工程と定着工程に分けた処理を行った。
【0125】
【0126】
【0127】発色現像液、及び安定液は実施例1に同じ
ものを使用した。得られた結果を表Dに示す。平板粒子
を用いた感光材料102では、ランニングでの最低G濃
度の増加が大きいが、本発明になる定着剤をもちいた処
理の場合にはこのような変動がなく、ランニングでも安
定した写真性が得られることが判る。
【0128】
【表4】
【0129】実施例4 実施例2において漂白定着液のpHを表Eの様に変化さ
せて処理を行った。新液で処理した試料につき、最低濃
度部のG濃度を測定したところ、条件により大きな漂白
カブリによるGステインがみられた。
【0130】
【表5】
【0131】又、新液での処理の後3日間、液をタンク
に入れたまま放置し、再度処理を行った。新液での処理
においてはいずれも銀の除去は十分であったものの、こ
の経時後の処理においては、試料により、大きな脱銀不
良が起こった。これらの結果を表Eに示す。ここから判
るように、従来の定着剤を用いた場合、pH5以下の漂
白定着液では、経時で著しい液濁りを生じ、また処理後
にフイルムの残留銀量が増加した。pHを6以上とする
ことでこれらの問題は無くなるものの、今度はGステイ
ンの増加という問題が生じた。これに対し、本発明の定
着液は広範囲のpHにおいて経時されても液濁り等の問
題が発生しないことが判る。特にpHを5以下とするこ
とで、Gステインの増加も無く、良好な処理性能が得ら
れた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、平均アスベクト比3以上の平
    板粒子を含む、少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層を
    有するハロゲン化銀カラー感光材料を下記一般式(A)
    、(B)または(C)の少なくとも一つの化合物を含有
    する定着能を有する液にて処理することを特徴とするハ
    ロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。 −般式(A) 【化1】 式中、Q201は5または6員の複素環を形成するのに
    必要な原子群を表わす。またこの複素環は炭素芳香環ま
    たは複素芳香環と縮合していてもよい。R201はカル
    ボン酸もしくはその塩、スルホン酸もしくはその塩、ホ
    スホン酸もしくはその塩、アミノ基またはアンモニウム
    塩の少なくとも1つで置換されたアルキル基、アルケニ
    ル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基または単
    結合を表わす。qは1〜3の整数を表わし、M201は
    カチオン基を表わす。 一般式(B) 【化2】 式中Q301は、炭素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄
    原子またはセレン原子により構成される5または6員の
    メソイオン環を表わし、X301−は−O−、−S−ま
    たは−N−R301を表わす。R301はアルキル基、
    シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラ
    ルキル基、アリール基またはヘテロ環基を表わす。 一般式(C) L401−(A401−L402)r−A402−L4
    03   式中、L401及びL403は同一でも異なってい
    てもよく各々アルキル基、アリール基、アラルキル基、
    アルケニル基、またはヘテロ環基を表し、L402はア
    ルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基、ヘテロ環
    連結基またはそれらを組み合わせた連結基を表す。A4
    01及びA402は同一でも異なっていてもよく各々−
    S−、−O−、−NR420−、−CO−、−CS−、
    −SO2−またはそれらを任意に組み合わせた基を表す
    。rは1〜10の整数を表す。ただし、L401及びL
    403の少なくとも1つは−SO3M401、−PO3
    M402M403、−NR401(R402)、−N+
    R403(R404)(R405)・X401−、−S
    O2NR406(R407)、−NR408SO2R4
    09、−CONR410(R411)、−NR412C
    OR413、−SO2R414、−PO(−NR415
    (R416))2、−NR417CONR418(R4
    19)、−COOM404またはヘテロ環基で置換され
    ているものとする。M401、M402、M403及び
    M404は同一でも異なっていてもよく各々水素原子ま
    たは対カチオンを表す。M401〜M420は同一でも
    異なってもよく各々水素原子、アルキル基、アリール基
    、アラルキル基またはアルケニル基を表し、X401−
    は対アニオンを表す。ただしA401及びA402の少
    なくとも1つは−S−を表す。
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JP23676291A Pending JPH04365035A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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JP (1) JPH04365035A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5401621A (en) * 1989-12-04 1995-03-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of fixing and bleach-fixing a silver halide photographic material using mesoionic compounds

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US5401621A (en) * 1989-12-04 1995-03-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of fixing and bleach-fixing a silver halide photographic material using mesoionic compounds

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