JPH0436442A - 永久磁石合金およびその製造方法 - Google Patents

永久磁石合金およびその製造方法

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JPH0436442A
JPH0436442A JP2142372A JP14237290A JPH0436442A JP H0436442 A JPH0436442 A JP H0436442A JP 2142372 A JP2142372 A JP 2142372A JP 14237290 A JP14237290 A JP 14237290A JP H0436442 A JPH0436442 A JP H0436442A
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JP
Japan
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permanent magnet
heat treatment
rare earth
coercive force
ingot
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JP2142372A
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English (en)
Inventor
Minoru Endo
実 遠藤
Keisuke Nakamura
啓介 中村
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、VCM (ボイスコイルモータ)9回転機器
等に使用される高性能希土類永久磁石に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
Sm−Fe−Ti系は新しい永久磁石材料となる可能性
を有する組成系として注目を集めている。
)えば、特開昭62−241302では、Sm−Fe−
Ti系焼結磁石の磁気特性として1Hc=9.8kOe
、(BH)max=26.5MGOeが報告されている
。この組成系における主相はThMn12型の結晶構造
を有している。しかし、実際にはこの組成系で焼結磁石
が作製された例はなく、超急冷・メカニカルアロイング
による磁気特性が報告されている。
また、特開昭61−10209には、R−Fe系にTと
してTi、Zr、Hf、Nb、Ta、V、Cr、Mn、
Mo、WおよびGoから選ばれた少なくとも一種と、M
としてB、C,P、Si。
AlおよびGeから選ばれた少なくとも一種を添加する
ことにより、RFe5相を安定化させた焼結磁石の磁気
特性が報告されている。しかし、本特許に記載されてい
る磁石合金は実用化されておらず、また磁石化にも至っ
ていない。
このSmFe1lTi組成よりもSmの多いSm20F
 e70T i 10の組成において、超急冷・メカニ
カルアロイングにより50kOeを越える固有保磁力が
得られたと報告されている。 (K、 5chnizk
e、 L、 5chltz、 J、 WeCker a
nd M、 Katter、  Appl、 Phys
、 Lett、 56.587(1990)、 M、 
Katter、 J、 Wecker and L、 
5chultz、 Appl、 Phys、 Lett
、 56゜1377 (1990) )この磁石の主相
は非常に不安定で、結晶構造は明かになっていない。
またR−Fe−Ti−Co系でSi、A1等を添加して
2相分離させた希土類磁石の発明が知られている(特開
平1−298703号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記Sm20Fe70TilOの永久磁石は高い固有保
磁力が得られるものの、超急冷・メカニカルアロイング
でしか磁石化できないため、Brや(BH)maxが低
い。また、これらの製造方法ではボンド磁石しか得られ
ず、緻密化したバルク状の磁石は得られないという欠点
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はSm−Fe−Ti系において、硬質磁性化に寄
与する相を安定化させることを目的として、各種添加元
素を加えて検討した。その結果C0とAlもしくはSi
を複合添加することにより、インゴット、焼結体でも固
有保磁力が得られることを見いだした。また、保磁力は
550−1150℃での熱処理によって大きくなること
がわかった。本発明者は、前記特開平1−298703
号公報では知られてない新規な結晶構造を有する磁石の
開発に成功したものである。
即ち、本発明に関わる永久磁石合金は、RaFebCo
cTidADeMf (ここで、RはYを含む全ての希
土類元素、ADはA1もしくはSiのうち少なくとも1
種、MはB、V、Cr、Ni、Mn、Cu、Zn、Ga
、Ge、Zr、Nb。
Mo、Hf、Ta、Wのうち少なくとも一種で、10≦
a≦40at%、15≦b≦85at%、0≦c≦70
.0.1≦d≦20at%、0≦e≦15  at%)
の組成から成る永久磁石合金である。
本発明で希土類元素の量aは10at%以上、40at
%以下で、好ましくは14.5at%以上、25at%
以下がよい。14.5at%未満では保磁力(iHc)
が十分でないし、25at%を越えると飽和磁束密度(
M s )が低下する。
Feは磁気モーメントを増大するので15at%を越え
て添加することが好ましいが、85at%以上になると
、保磁力が低下する。
Goはキュリー温度の向上に効果があるが、70at%
を越えて添加すると飽和磁束密度を低下させ、かつ高価
であるから好ましくない。また、本発明においてCoは
耐食性の向上にも効果がある。
ADはA1とSiのうち少なくとも1種であり、保磁力
の増加と相の安定化に効果がある。添加量が0.fat
%以下では硬質磁性化に効果がなく、20at%を越え
て使用すると飽和磁束密度を低下させ、磁気特性に好ま
しくない相が生成する。
Mは保磁力の増加に効果があるが、15at%を越えて
添加すると飽和磁束密度とキュリー温度を低下させる。
本発明に係わる永久磁石合金は公知の製造方法、例えば
、溶解、鋳造、熱処理、または溶解、鋳造、粉砕、成形
、焼結、熱処理、または溶解、鋳造、超急冷、熱処理す
ることにより得られる。
本発明に係わる永久磁石合金は各種製造方法で得られた
バルクもしくはフレーク形状の試料を550−1150
℃で熱処理することにより、保磁力が著しく向上される
以下に本発明を実施例により説明する。
実施例 1 第1a表に示すSm、Co、Fe、Ti、B。
Al、Si、V、Cr、Cu、Ga、Ge、Zr、Nb
、Mo、Hf、Wの元素からなる組成の合金をアーク溶
解により作製した。得られたインゴットを850℃で6
時間、熱処理した。得られた磁気特性を第1b表に示す
(以下余白) 第1a表 第1b表 以上のように、GoとA1およびGoとSiを複合添加
した場合、熱処理後に最も高い保磁力が得られ、A1と
SiではA1添加の方が高い保磁力を示している。
実施例 2 第2a表に示すSm、Go、Fe、Ti、Alの元素か
らなる組成の合金をアーク溶解で作製し、得られたイン
ゴットを900℃で1時間、熱処理した後、急冷した。
得られた磁気特性を第2b表に示す。
(以下余白) 第2a表 かし、Ti量がゼロでは高保磁力は得られない。
第2b表 表から明かなようにTiが8at%の場合に最も高い保
磁力が得られたが、Ti量が4at%でも大きい保磁力
が得られた。COとA1の複合添加によりTi量を低下
することが可能と言える。し実施例 3 実施例 2におけるSm20Fe52co15Ti8A
15のインゴットについて、X線回折と熱磁気分析を行
った。第1図に本組成の熱処理前と熱処理後のX線回折
図を示す。熱処理前のインゴットにはSm (Fe、G
o、Ti)12とSm(Fe。
Co)2に相当する回折パターンが見られるが、熱処理
後のインゴットにはSm (Fe,Co,Ti)3と考
えられる結晶構造による回折パターンが見られる。熱処
理前のインゴットについて熱磁気分析を行ったところ、
Sm (Fe、Co、Ti)12に相当する334℃の
キュリー温度とSm(Fe、Co)2に相当する393
℃のキュリー温度が確認された。これに対して熱処理後
のインゴットは、332℃のキュリー温度と本組成の硬
質磁性化に寄与しているSm (Fe、 Go、 Ti
A1)、相と考えられる365℃のキュリー温度の相が
観測された。
第2図に熱処理前と熱処理後のSEM写真を示す。また
、各相の分析結果を第3表に示す。この結果から熱処理
前のインゴットにはSm、(Fe、Co、Ti、Al)
 、Sm (Fe、Co、Ti、Al)2、Sm (F
e、Go、Ti、Al)12(Fe、Go)、Ti相が
観測され、熱処理後のインゴットにはSm (Fe、 
Co、 Ti、 A1)2、Sm (Fe、Co、Ti
、Al)、、(Fe、Co)、Ti、Sm2 (Fe、
Go、Ti、A1)17の相が見られる。このような組
織変化が本組成の硬質磁性化に効果があることがわかっ
た。
(以下余、白) 第3表 熱処理後 本 本分析はスタンダードレス法による測定結果である
(以下jら) 実施例 4 第4a表に示すCe、Nd、Pr、Sm、G。
、Fe、Ti、Al、Siの元素からなる組成の合金を
アーク溶解で作製し、得られたインゴットを900℃で
1時間、熱処理した。このインゴットをディスクミルで
粗粉砕し、ジェットミルで微粉砕した。得られた微粉を
横磁場成形し、1170℃で焼結し、850℃で1時間
、熱処理した。
得られた磁気特性を第4b表に示す。
第4b表 第4a表 実施例 5 第5a表に示すSm、 Co、 Fe、 Ti、 Al
、Si、B、V、Cr+ Mn、Zr、Hf、Wの元素
からなる組成の合金をアーク溶解で作製し、超急冷した
。得られたフレークを850℃で1時間、熱処理し、ボ
ンド磁石にした。得られた磁気特性を第5b表に示す。
超急冷することにより非常に高い保磁力が得られている
、M=Bの場合に高い保磁力が得られた。
第5a表 第5b表 実施例 6 第6a表に示すSm、Go、Fe、Ti、Al、Siの
元素からなる組成の合金をアーク溶解で作製し、得られ
たインゴットを900℃で1時間、熱処理した。このイ
ンゴットをディスクミルで粗粉砕し、ジェットミルで微
粉砕した。得られた微粉を横磁場成形し、1180℃で
焼結した後、1130℃で4時間、溶体化処理した。試
料をさらに800℃で24時間熱処理し、1.  O℃
/minの冷却速度で室温まで冷却した。得られた磁気
特性を第6b表に示す。
(FX千床石) 第6a表 第6b表 聾1図 (廚 以上のように、Smが15at%の少ない量であっても
焼結後、溶体化処理し、時効処理することにより、高い
磁気特性と熱安定性が得られることを見いだした。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によればR−Fe−Ti系磁性材
料にCoとAlもしくはGoとSiを添加することによ
り、高い保磁力と熱安定性を有する永久磁石が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図はSm20Fe52Co15Ti8A15合金の
熱処理前と、熱処理後におけるCo−にα線によるX線
回折図、第2図はS m20F e52Co15T 1
8A15合金の熱処理前と熱処理後のSEM像を示す金
属組織写真である。 第21囚 紐未標釣 ゑ処理1t ′シへ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.R_aFe_bCo_cTi_dAD_eM_f(
    ここで、RはYを含む全ての希土類元素、ADはAlも
    しくはSiのうち少なくとも1種、MはB,V,Cr,
    Ni,Mn,Cu,Zn,Ga,Ge,Zr,Nb,M
    o,Hf,Ta,Wのうち少なくとも一種で、10≦a
    ≦40at%,15≦b≦85at%,0≦c≦70,
    0.1≦d≦20at%,0≦e≦15at%)の組成
    から成る永久磁石合金。
  2. 2.第1項記載の組成を有するインゴットを550−1
    150℃で熱処理することを特徴とする永久磁石合金の
    製造方法。
  3. 3.第1項記載の組成を有するインゴットを550−1
    150℃で熱処理し、粉砕、成形、焼結した後、溶体化
    処理し、再度550−1150℃で熱処理することを特
    徴とする永久磁石合金の製造方法。
  4. 4.R_aFe_bCo_cTi_dAD_eM_f(
    ここで、RはYを含む全ての希土類元素、ADはAlも
    しくはSiのうち少なくとも1種、MはB,V,Cr,
    Ni,Mn,Cu,Zn,Ga,Ge,Zr,Nb,M
    o,Hf,Ta,Wのうち少なくとも一種で、10≦a
    ≦40at%,15≦b≦85at%,0≦c≦70,
    0.1≦d≦20at%,0≦e≦15at%)の組成
    から成りSm(Fe,Co,Ti)_3相の結晶構造を
    有することを特徴とする永久磁石合金。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003100509A (ja) * 2001-09-27 2003-04-04 Nec Tokin Corp 磁気コア及びそれを用いたインダクタンス部品
CN105611466A (zh) * 2016-01-01 2016-05-25 苏州井利电子股份有限公司 一种用于扬声器的高寿命音圈线

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