JPH04361518A - 電解コンデンサ用電極材料の製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ用電極材料の製造方法

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Publication number
JPH04361518A
JPH04361518A JP3137954A JP13795491A JPH04361518A JP H04361518 A JPH04361518 A JP H04361518A JP 3137954 A JP3137954 A JP 3137954A JP 13795491 A JP13795491 A JP 13795491A JP H04361518 A JPH04361518 A JP H04361518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive metal
electrode
electrode material
film
electrolytic capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3137954A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nishizaki
西崎 武
Kozo Arai
新井 浩三
Yutaka Kato
豊 加藤
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電解コンデンサの陽
極あるいは陰極に用いられる電極材料の製造方法、とく
にアルミニウム箔等からなる電極基材の表面に、チタン
、タンタル等の導電性金属の皮膜を形成した電極材料の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】電解コンデンサの小型化、高性能
化を達成するためには、その陽極材料についてはもとよ
り、陰極材料についても、それらの静電容量を一層高め
ることが必要である。
【0003】従来、このような電極材料の高静電容量化
を図るための1つの手段として、アルミニウム箔等から
なる電極基材の表面に、その実効表面積の拡大をはかる
とともに、陽極材料として用いる場合に高性能な誘電体
皮膜を形成せしめ得るものとするために、チタン、タン
タル、ニオブ等の導電性金属による皮膜を形成せしめる
ものとすることが注目されている。
【0004】本出願人もまた、かかる金属皮膜の形成技
術に関して、先に、特公昭63−53688号、特公平
2−63284号、特公平2−60048号、特開昭6
1−180420号等を提案した。
【0005】これらの従来提案の技術によって提供され
る電極材料は、それ自体静電容量の点では優れた特性を
示し、ほぼ満足できるものであった。
【0006】しかしながら、上記従来技術のよる金属皮
膜の形成は、いずれも  、蒸着法に代表される乾式め
っき法によって行うものであり、この表面処理方法によ
るときは、設備費が高くつき、また処理時間も比較的長
くかかるため、結果的にコスト高となり、生産性も悪い
という問題があった。
【0007】この発明は、皮膜形成技術を改善して、か
かる問題点の解消をはかることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、本
発明者らは種々検討の結果、チタン、タンタル、ニオブ
等の本来的に水溶液中から電析させることが困難な金属
にあっても、それらの溶融塩浴を用いれば簡易な湿式め
っき法を採用して電極基材表面に該金属を皮膜状態に析
出させることが可能であることを見出すに至り、本発明
を完成したものである。
【0009】従って、この発明は、電極基材を導電性金
属の溶融塩浴中で浸漬めっきすることにより、該基材表
面に導電性金属皮膜を析出形成せしめることを特徴とす
る電解コンデンサ用電極材料の製造方法、を要旨とする
【0010】
【手段の具体的な説明】電極基材には、アルミニウム箔
を用いるのが一般的であるが、従来のアルミニウム単独
電極箔のように必ずしも高純度アルミニウム箔を用いる
必要はなく、低純度アルミニウム箔ないしアルミニウム
合金箔を用いても良い。従って、この明細書において以
下アルミニウム箔というのは、アルミニウム合金箔を含
むものとする。また、アルミニウム箔以外に、例えば鉄
箔、銅箔等の金属箔を用いても良い。
【0011】電極基材の表面は、導電性金属皮膜を形成
する前に、予め粗面化し、それ自体の表面積を拡大せし
めておくことが望ましい。この粗面化は、その凹凸効果
を基材表面に形成される金属皮膜の表面に波及せしめて
、皮膜の拡面率の向上を助長させ、電極材料の静電容量
を向上させるのに有効であり、かつ金属皮膜との密着性
を向上させうる点でも好ましい。粗面化の方法としては
、サンドブラスト加工、あるいはヘアライン加工などの
機械的な研磨のほか、化学的あるいは電気化学的にエッ
チングを施すことによって行っても良い。
【0012】電極基材表面に皮膜を形成する導電性金属
としては、特に陽極として用いる場合の誘電体皮膜の形
成に適した金属を選択使用するのが好ましい。更に具体
的には、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(
Nb)、ジルコニウム(Zr)、及びケイ素(Si)を
均等物として、それらのうちの任意の1種またはそれら
の合金を好適金属として挙示しうる。なかでも最も一般
的にはチタンが用いられる。上記の好適な例示金属以外
に、例えばクロム(Cr)、銀(Ag)、コバルト(C
o)、銅(Cu)、鉄(Fe)等を用いることもできる
【0013】上記導電性金属による皮膜を電極基材の表
面に形成する手段として、この発明においては特に、該
金属の溶融塩浴を用いた湿式めっき法、即ち、電気めっ
きまたは化学めっきによる浸漬めっき法が採用される。
【0014】上記溶融塩浴は、任意に選択された前記導
電性金属の塩化物(例えば塩化チタン、塩化タンタル等
)あるいはフッ化物(例えば、フッ化タンタル、フッ化
チタン等)を主体とする溶融塩であり、更に具体的には
上記塩化物あるいはフッ化物と、アルカリ金属塩または
有機塩化物との好ましくは共晶組成領域での混合溶融塩
である。
【0015】アルカリ金属塩としては、KCl、NaC
l、LiCl等を挙げることができる。また、有機塩化
物としては、イオン結合性塩化物が望ましい。
【0016】浸漬めっきによって基材表面に形成する導
電性金属皮膜の厚さは、0.1〜20μmの範囲とすべ
きである。即ち、0.1μm未満では、電極材料の静電
容量の向上効果において不十分なものとなる。逆に20
μmを越えて厚いものとしても、上記効果は格別増大せ
ず、むしろコストアップを招く不利益の方が大きい。最
も好適には1〜3μm程度である。
【0017】なお、この発明による電極材料は、電解コ
ンデンサの陽極および陰極のいずれの材料としても使用
しうるものである。もちろん陽極材料としては、予め化
成処理を施し、金属皮膜表面に誘電体皮膜を形成して実
用に供されるものである。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、処理操作の極めて簡
単な湿式めっき法により、電極基材表面にチタン、タン
タル等の導電性皮膜を自由な膜厚のコントロール下に形
成せしめることができる。従って、従来の蒸着法によっ
て金属皮膜を形成する場合にに較べ、静電容量の点では
同等の優れた特性を有する電極材料を、一層高能率かつ
低コストに生産することができる。
【0019】
【実施例】厚さ0.1mm、純度99.8%のアルミニ
ウム箔を電解エッチングにより粗面化し、該アルミニウ
ム箔基材の表面拡大率を約30倍とした。
【0020】次に、TiCl2 −KCl−NaCl系
混合溶融塩を電解液として用い、電気めっきを施すこと
により、上記エッチング箔からなる基材表面に厚さ1.
0μmの均一なチタン皮膜を形成した。
【0021】上記により得られた電極材料につき、その
静電容量を調べたところ、陰極材料としては、10wt
%ホウ酸アンモニウム溶液中の測定で約1150μF/
cm2 CFを、また5Vに化成後の陽極材料としては
約250μF/cm2 CFの値を示した。これらの静
電容量は、従来の蒸発法によってエッチング箔基材表面
にチタン皮膜を形成した電極材料とほぼ同等程度であり
、従って、本発明によれば、静電容量の点で従来法によ
るものに較べ同等の性能をもつ製品を、生産性及びコス
ト面で一層優位に提供することができることを確認し得
た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電極基材を導電性金属の溶融塩浴中で
    浸漬めっきすることにより、該基材表面に導電性金属皮
    膜を析出形成せしめることを特徴とする電解コンデンサ
    用電極材料の製造方法。
  2. 【請求項2】  電極基材として、アルミニウム箔が用
    いられる請求項1に記載の電解コンデンサ用電極材料の
    製造方法。
  3. 【請求項3】  導電性金属としてチタン、タンタル、
    ニオブ、ジルコニウム、およびケイ素のうちの1種また
    はそれらの合金が用いられる請求項1または2に記載の
    電解コンデンサ用電極材料の製造方法。
  4. 【請求項4】  導電性金属の溶融塩は、導電性金属の
    塩化物またはフッ化物と、アルカリ金属塩または有機系
    塩化物との混合溶融塩からなる請求項1ないし3のいず
    れか1に記載の電解コンデンサ用電極材料の製造方法。
JP3137954A 1991-06-10 1991-06-10 電解コンデンサ用電極材料の製造方法 Pending JPH04361518A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096872A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Panasonic Corp 電極箔とその製造方法およびこの電極箔を用いたコンデンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011096872A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Panasonic Corp 電極箔とその製造方法およびこの電極箔を用いたコンデンサ

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