JPH04162707A - 電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法Info
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- JPH04162707A JPH04162707A JP2289076A JP28907690A JPH04162707A JP H04162707 A JPH04162707 A JP H04162707A JP 2289076 A JP2289076 A JP 2289076A JP 28907690 A JP28907690 A JP 28907690A JP H04162707 A JPH04162707 A JP H04162707A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ARwlから成る電極材料、特にその表面に
表面積拡大のための鵠またはAl合金粒を備えたAQ箔
から成る電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法
に関する。
表面積拡大のための鵠またはAl合金粒を備えたAQ箔
から成る電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法
に関する。
(従来の技術)
へQV5を電極材料として用いる電解コンデンサ(AQ
電解コンデンサと称する)は安価で高誘電率を有するこ
とから各種電源用途等に広く用いられている。なお、こ
のAQ電解コンデンサは陽極および陰極用材料にAQ箔
を用い両極の間に電解質を含浸させた電解紙を介在させ
て構成されている。
電解コンデンサと称する)は安価で高誘電率を有するこ
とから各種電源用途等に広く用いられている。なお、こ
のAQ電解コンデンサは陽極および陰極用材料にAQ箔
を用い両極の間に電解質を含浸させた電解紙を介在させ
て構成されている。
一般に、電解コンデンサには下記のような特性が要求さ
れる。
れる。
■静電容量の大きいこと。
■耐電圧の大きいこと。
■漏洩電流の小さいこと。
■電解質に対する化学的安定性に優れていること。
0周波数特性に優れていること。
特に、近年、電気、電子機器の小型化に伴い、それに用
いられる電解コンデンサも小型軽量化が強く求められて
いる。従って静電容量の増大は電解コンデンサの小型化
には必須条件となる。
いられる電解コンデンサも小型軽量化が強く求められて
いる。従って静電容量の増大は電解コンデンサの小型化
には必須条件となる。
電解コンデンサの静電容量は誘電体の誘電率と電極表面
積に正比例し、誘電体の厚みに反比例する。M電解コン
デンサは主として陽極表面に化成処理により生成させた
へQ20:l皮膜により誘電性を発揮するものである。
積に正比例し、誘電体の厚みに反比例する。M電解コン
デンサは主として陽極表面に化成処理により生成させた
へQ20:l皮膜により誘電性を発揮するものである。
従って、静電容量の増大には電極表面に生成するAQx
(h皮膜の持つ誘電特性の誘電率向上と電極表面積の拡
大が必要となる。
(h皮膜の持つ誘電特性の誘電率向上と電極表面積の拡
大が必要となる。
現在、誘電率の向上対策として、Tiが高誘電率を示す
という特性を利用する方法がある。例えば、An根板中
Tiを溶湯急冷法により分散させ、その後化成処理する
方法である(「軽金属]、36 (1986)p、63
3〜639)。その後の化成処理によりAQ z O3
中に高誘電率を有するTiO2を生成させるのである。
という特性を利用する方法がある。例えば、An根板中
Tiを溶湯急冷法により分散させ、その後化成処理する
方法である(「軽金属]、36 (1986)p、63
3〜639)。その後の化成処理によりAQ z O3
中に高誘電率を有するTiO2を生成させるのである。
また、AQ電極の上にTiを薄着で付着させる方法もあ
る。
る。
一方、表面積の拡大方法としては、陽極AQ箔の表面を
電解エツチングすることにより表面に深さ17j程度の
小孔を開ける方法がある。この方法は陽極用のAQ箔の
表面積拡大法として既に実用化されており、末エツチン
グ箔の30〜100倍の面積拡大が可能であることが知
られている。
電解エツチングすることにより表面に深さ17j程度の
小孔を開ける方法がある。この方法は陽極用のAQ箔の
表面積拡大法として既に実用化されており、末エツチン
グ箔の30〜100倍の面積拡大が可能であることが知
られている。
(発明が解決しようとする課題)
前記したA(1″m板中にTiを溶湯急冷法により分散
し、その後化成処理をする方法でも高誘電率が得られる
が、この方法は後述する面積拡大処理が不可能であるこ
とおよび広幅の電極箔ができない欠点がある。
し、その後化成処理をする方法でも高誘電率が得られる
が、この方法は後述する面積拡大処理が不可能であるこ
とおよび広幅の電極箔ができない欠点がある。
また、AQ電極の上にTiを革着で付着させる方法は高
誘電率を得られるものの、生産効率が悪く非常に高価に
なる欠点がある。
誘電率を得られるものの、生産効率が悪く非常に高価に
なる欠点がある。
さらに、電解エツチングによりAQ箔の表面に深さII
Ja程度の小孔を開ける方法での面積拡大は限界にまで
達しており、これ以上の誘電率向上は望めない。
Ja程度の小孔を開ける方法での面積拡大は限界にまで
達しており、これ以上の誘電率向上は望めない。
このように、AQ電解コンデンサの高性能化(小型軽量
化)のためには電極の誘電特性向上が必須である。しか
しながら、このために開発された溶湯定、冷法によるM
−Ti箔は面積拡大が不可能で充分な効果が得られず、
一方、Ti蒸着法は高価であり、実用化されているエツ
チングによる面積拡大法での誘電率向上では既に限界に
きている。
化)のためには電極の誘電特性向上が必須である。しか
しながら、このために開発された溶湯定、冷法によるM
−Ti箔は面積拡大が不可能で充分な効果が得られず、
一方、Ti蒸着法は高価であり、実用化されているエツ
チングによる面積拡大法での誘電率向上では既に限界に
きている。
かくして、本発明の目的は、従来技術におけるよりも著
しく高められた誘電率を有するAQ電解コンデンサ用電
極材料およびその安価な製造方法を提供することである
。
しく高められた誘電率を有するAQ電解コンデンサ用電
極材料およびその安価な製造方法を提供することである
。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明者らは種々研究を重ね
た結果、以下に述べるような知見を得て本発明を完成す
るに至った。
た結果、以下に述べるような知見を得て本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明者らは、■AQ電解コンデンサ用電極
材料として粒状の八QまたはAQ金合金りなる皮膜をA
f2箔上に生成させることでAQ電極の高誘電率化が図
れること、つまり粒状のAQまたは鵠合金よりなる皮膜
を生成させることでへQ箔の表面積は飛躍的に拡大する
こと、■へQ合金粒に含有される元素をTi、 Nb、
ZrおよびTaから選んだ少なくとも1種とすること
によりさらに誘電率を向上させることが可能であること
、および0粒状の八QまたはへQ合金の皮膜をM箔表面
に生成する方法はメッキによる方法が有効であることを
見い出し、本発明に至った。
材料として粒状の八QまたはAQ金合金りなる皮膜をA
f2箔上に生成させることでAQ電極の高誘電率化が図
れること、つまり粒状のAQまたは鵠合金よりなる皮膜
を生成させることでへQ箔の表面積は飛躍的に拡大する
こと、■へQ合金粒に含有される元素をTi、 Nb、
ZrおよびTaから選んだ少なくとも1種とすること
によりさらに誘電率を向上させることが可能であること
、および0粒状の八QまたはへQ合金の皮膜をM箔表面
に生成する方法はメッキによる方法が有効であることを
見い出し、本発明に至った。
ここに、本発明の要旨は、粒径300 /JI11以下
のAlまたはM合金粒より成る厚さ500−以下の皮膜
を備えたAQ箔から構成されることを特徴とする電解コ
ンデンサ用電極材料である。
のAlまたはM合金粒より成る厚さ500−以下の皮膜
を備えたAQ箔から構成されることを特徴とする電解コ
ンデンサ用電極材料である。
好ましくは、前記M合金粒の組成は、Ti、 Nb、Z
rおよびTaのうち1種以上を合計量で0.1重量%以
上、好ましくは0.1〜50重量%含有し、残部が実質
的にAQおよび不可避不純物よりなるものであってもよ
い。
rおよびTaのうち1種以上を合計量で0.1重量%以
上、好ましくは0.1〜50重量%含有し、残部が実質
的にAQおよび不可避不純物よりなるものであってもよ
い。
別の面からは、本発明はAQ箔をメッキ処理することに
より上述の鵠またはAQ合金粒より成る皮膜を生成させ
ることを特徴とする電解コンデンサ用電極材料の製造方
法である。
より上述の鵠またはAQ合金粒より成る皮膜を生成させ
ることを特徴とする電解コンデンサ用電極材料の製造方
法である。
(作用)
次に、本発明の構成および作用についてさらに詳細i説
明する。
明する。
まず、本発明による電極材料のを動性および有効範囲を
述べる。
述べる。
本発明によれば、粒状のAl1またはM合金粒をAQ箔
表面に付着または堆積させることでAQ箔の表面積は拡
大し、誘電率を上昇させる。粒径は表面積の拡大に大き
く影響し細粒はと表面積拡大効果が大きい。粒径が大き
くなると表面積拡大効果は小さくなる。有効な粒径の範
囲は最大300−である。
表面に付着または堆積させることでAQ箔の表面積は拡
大し、誘電率を上昇させる。粒径は表面積の拡大に大き
く影響し細粒はと表面積拡大効果が大きい。粒径が大き
くなると表面積拡大効果は小さくなる。有効な粒径の範
囲は最大300−である。
ここで、粒状とはいわゆる球形のみではなく多角形、棒
形状、デンドライト形状等を含むものとする。なお、粒
径は平均粒径である。
形状、デンドライト形状等を含むものとする。なお、粒
径は平均粒径である。
粒状AlまたはM合金の皮膜厚みを増加させることでも
へq箔の表面積は増加する。厚みを増していくとさらに
表面積は拡大するが、後で行う化成処理により生成する
誘電体厚み以上に厚くする必要はないのでその上限は5
00−とする。
へq箔の表面積は増加する。厚みを増していくとさらに
表面積は拡大するが、後で行う化成処理により生成する
誘電体厚み以上に厚くする必要はないのでその上限は5
00−とする。
表面のAt2合金粒は、本発明の好適態様によれば、M
2O,よりも高誘電率の酸化物を形成する合金元素、す
なわち、Ti、 Nb、 ZrおよびTaのうちいずれ
か1種またはそれ以上を含有していてもよく、そのよう
な構成を採ることにより、得られる電極用材料の一層の
高誘電率化が可能である。かかる合金元素の含有量は、
合計量で、いずれの合金元素も誘電率向上効果の発現す
る0、1%を下限とする。
2O,よりも高誘電率の酸化物を形成する合金元素、す
なわち、Ti、 Nb、 ZrおよびTaのうちいずれ
か1種またはそれ以上を含有していてもよく、そのよう
な構成を採ることにより、得られる電極用材料の一層の
高誘電率化が可能である。かかる合金元素の含有量は、
合計量で、いずれの合金元素も誘電率向上効果の発現す
る0、1%を下限とする。
含有量の増加に伴い誘電率は向上するので多い程望まし
いが、後述の面積拡大処理が困難となるため好ましくは
上限は合計量で50%とする。
いが、後述の面積拡大処理が困難となるため好ましくは
上限は合計量で50%とする。
さらにこの効果は、陽極、陰極両方ともに効果を発揮す
る。
る。
次に、本発明にかかる電解コンデンサ用電極材料の製造
方法について説明する。
方法について説明する。
本発明にかかる電極材料の製造方法は、基本工程として
、脱脂などの予備処理工程、必要によりエツチング処理
などの表面積拡大工程、メッキ処理工程そして化成処理
工程から構成される。
、脱脂などの予備処理工程、必要によりエツチング処理
などの表面積拡大工程、メッキ処理工程そして化成処理
工程から構成される。
本発明による皮膜形成に必要な基板箔にAQ箔を用いる
理由は、安価で加工性・機械的性質良好かつ表面積拡大
エツチングが可能であって箔の作製が容易であるためで
ある。
理由は、安価で加工性・機械的性質良好かつ表面積拡大
エツチングが可能であって箔の作製が容易であるためで
ある。
本発明に利用できるAf2箔は工業用純度のAi2純度
90%以上のAf2箔であれば十分効果を発揮し、必要
に応じ純度99.99%以上のAt2?iを用いてもか
まわない。通常、電極用のAQ箔には機械的または化学
的方法による面積拡大処理が施されている。主として陽
極用にはエツチングによるエッチビット形成により、陰
極には研磨による表面粗度調整により面積拡大処理を行
っている。
90%以上のAf2箔であれば十分効果を発揮し、必要
に応じ純度99.99%以上のAt2?iを用いてもか
まわない。通常、電極用のAQ箔には機械的または化学
的方法による面積拡大処理が施されている。主として陽
極用にはエツチングによるエッチビット形成により、陰
極には研磨による表面粗度調整により面積拡大処理を行
っている。
このとき利用できる面積拡大エツチング法は以下の条件
である。
である。
(面積拡大エツチング条件)
■浴組成: AQCt23: 50〜100g/ I
HC2:5〜10% HzSOa : 0.1〜1% Naa2 : 10〜20g#! ■浴 温:50〜90℃ ■電流密度:10〜30A/ds’ このようにして用意したAQ箔にメッキ処理するが、メ
ッキにはいずれの面積拡大処理を行ったAQ箔も用いる
ことが可能である。また、通常、工業的に用いられるA
Q箔でも十分利用可能である。面積拡大処理を行った箔
に本発明による皮膜を形成させるとさらに効果が認めら
れる。
HC2:5〜10% HzSOa : 0.1〜1% Naa2 : 10〜20g#! ■浴 温:50〜90℃ ■電流密度:10〜30A/ds’ このようにして用意したAQ箔にメッキ処理するが、メ
ッキにはいずれの面積拡大処理を行ったAQ箔も用いる
ことが可能である。また、通常、工業的に用いられるA
Q箔でも十分利用可能である。面積拡大処理を行った箔
に本発明による皮膜を形成させるとさらに効果が認めら
れる。
このように、本発明はメッキを行うことを特徴とする方
法であるが、その場合のメッキの方法は蒸着、スパッタ
リング、電気メッキ等のいずれで行っても良い。これま
での説明からも当業者には容易に理解されるように、表
面積が拡大された付着層が設けられる手段であればいず
れであってもよい。
法であるが、その場合のメッキの方法は蒸着、スパッタ
リング、電気メッキ等のいずれで行っても良い。これま
での説明からも当業者には容易に理解されるように、表
面積が拡大された付着層が設けられる手段であればいず
れであってもよい。
本発明によりAQ箔苗土粒状のAQまたはAQ金合金り
成る皮膜を生成させるためには、粒径および膜厚の制御
を比較的容易に行なえるとの観点から電気メッキを行な
うことが望ましい。しかし、本発明による合金系は全て
イオン化傾向の大きい金属であるので水溶液のメッキか
ら電析させることは不可能であるので電気メッキ浴は有
機溶媒や溶融塩を用いた非水溶媒浴から行なうのが良い
。特にAQ塩塩化茶系メッキ浴を使用すれば、M苗土へ
の粒状電析皮膜の生成に際し、粒径や皮膜厚みの制御が
容易である。電気メッキの通電条件は通常の直流通電の
ほかにパルスまたは交流電流による方法でも可能である
。
成る皮膜を生成させるためには、粒径および膜厚の制御
を比較的容易に行なえるとの観点から電気メッキを行な
うことが望ましい。しかし、本発明による合金系は全て
イオン化傾向の大きい金属であるので水溶液のメッキか
ら電析させることは不可能であるので電気メッキ浴は有
機溶媒や溶融塩を用いた非水溶媒浴から行なうのが良い
。特にAQ塩塩化茶系メッキ浴を使用すれば、M苗土へ
の粒状電析皮膜の生成に際し、粒径や皮膜厚みの制御が
容易である。電気メッキの通電条件は通常の直流通電の
ほかにパルスまたは交流電流による方法でも可能である
。
鵠塩化物浴を用いてメッキする場合の代表的メッキ条件
を以下に示す。
を以下に示す。
■浴組成 : AQCQ−:NaCQ:KCQ=60:
20:20■浴 温 :200〜220°C ■電流密度=5〜50A/d*” M合金粒を電析させる場合、八Qとの合金粒を形成させ
るための各合金元素の添加法は浴中へのTiCQ、等の
塩化物投入による方法が簡便な方法である。他に添加元
素単体または添加元素を含有する合金を陽極としてアノ
ード溶解により添加する方法やガス状の塩化物蒸気をA
r等のキャリアガスを介して添加する方法も用いること
ができる。
20:20■浴 温 :200〜220°C ■電流密度=5〜50A/d*” M合金粒を電析させる場合、八Qとの合金粒を形成させ
るための各合金元素の添加法は浴中へのTiCQ、等の
塩化物投入による方法が簡便な方法である。他に添加元
素単体または添加元素を含有する合金を陽極としてアノ
ード溶解により添加する方法やガス状の塩化物蒸気をA
r等のキャリアガスを介して添加する方法も用いること
ができる。
メッキにおける粒径制御、膜厚制御は、すでに慣用のメ
ッキ技術にあってよく知られていることであるので、こ
こでは特に詳しく言及しないが、粒径制御はたとえばパ
ルスメッキの電流ON −OFF時間制御によって行う
。もちろん膜厚は処理時間によって制御可能である。
ッキ技術にあってよく知られていることであるので、こ
こでは特に詳しく言及しないが、粒径制御はたとえばパ
ルスメッキの電流ON −OFF時間制御によって行う
。もちろん膜厚は処理時間によって制御可能である。
このようにしてメッキ処理されたM箔は次いで化成処理
工程において表面酸化処理を受はコンデンサ電極材料と
なる。このときの化成処理は、慣用のそれでよく、通常
はリン酸アンモニウム水溶液中で定電流化成および定電
圧化成を行う。
工程において表面酸化処理を受はコンデンサ電極材料と
なる。このときの化成処理は、慣用のそれでよく、通常
はリン酸アンモニウム水溶液中で定電流化成および定電
圧化成を行う。
このようにして製造されるコンデンサ電極材料は、本発
明によれば誘電率100μf/cd以上、一般には20
0 ttP/d以上と、従来のものと比較しては一倍近
い改善がみられる。
明によれば誘電率100μf/cd以上、一般には20
0 ttP/d以上と、従来のものと比較しては一倍近
い改善がみられる。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例
本例では、溶解→鍛造→熱間圧延→焼純→冷間圧延の通
常の工程により製造されたAQ箔(厚さ100−)を用
いて、以下に示す各製造方法でそれぞれ電極材料を作製
した。
常の工程により製造されたAQ箔(厚さ100−)を用
いて、以下に示す各製造方法でそれぞれ電極材料を作製
した。
方法A:
(M原酒)→(面積拡大エツチング)→(メッキ処理)
→(化成処理)→(誘電率の測定)方法B: (AQ原原酒→(メッキ処理)→(化成処理)→(誘電
率の測定) 方法C: (AQ原原酒→(メッキ処理)→(誘電率の測定)方法
D(従来法): (^Q原原酒→(面積拡大エツチング)→(化成処理)
→(誘電率の測定) 各工程の詳細条件は以下の通りであった。
→(化成処理)→(誘電率の測定)方法B: (AQ原原酒→(メッキ処理)→(化成処理)→(誘電
率の測定) 方法C: (AQ原原酒→(メッキ処理)→(誘電率の測定)方法
D(従来法): (^Q原原酒→(面積拡大エツチング)→(化成処理)
→(誘電率の測定) 各工程の詳細条件は以下の通りであった。
(1)面積拡大エツチング:
■浴組成: AQCt23 : 50〜100g/j!
■浴 温:60〜80°C ■電流密度: 25A/cow” (2)メッキ: ■浴組成: AQa21:NaCl2:KQ!=60:
20:20■浴 温:200〜220 ’C ■電流密度:5〜50A/dm” ■元素添加方法:塩化物投入法 (3)化成処理: ■浴組成jリン酸アンモニウム水溶液 (比抵抗4Ω343 K ) ■処 理: 定電流化成(10mA/cmt)で80V到達後、定電
圧化成を15分。さらに大気中で500℃、15分処理
後、定電圧化成を80Vで15分実施。
■浴 温:60〜80°C ■電流密度: 25A/cow” (2)メッキ: ■浴組成: AQa21:NaCl2:KQ!=60:
20:20■浴 温:200〜220 ’C ■電流密度:5〜50A/dm” ■元素添加方法:塩化物投入法 (3)化成処理: ■浴組成jリン酸アンモニウム水溶液 (比抵抗4Ω343 K ) ■処 理: 定電流化成(10mA/cmt)で80V到達後、定電
圧化成を15分。さらに大気中で500℃、15分処理
後、定電圧化成を80Vで15分実施。
(4)誘電率の測定:
測定液としてアジピン酸アンモニウム(50g/l)を
用い、周波数120Hzで測定した。
用い、周波数120Hzで測定した。
各方法により得られた電極材料の電析粒径、皮膜厚みと
誘電率測定の結果を第1表に示す。
誘電率測定の結果を第1表に示す。
第1表
(次頁につづ()
0い1表つづき)
(白 −:無添加
方法Aは面積拡大エツチング処理したAQ箔にメッキ処
理を加えてなる方法であり、面積拡大効果をさらに加え
た電極材料が得られる。粒状のAQから成る皮膜を形成
することで、従来方法(方法D)で作製した電極材料よ
り格段の誘電率向上効果が認められる。この方法Aで元
素添加によりA!!合金皮膜を生成させるとさらに誘電
率が向上していることが解る。この皮膜中の粒径が30
0−を超えると比較例から解るように誘電率向上効果は
みられない。
理を加えてなる方法であり、面積拡大効果をさらに加え
た電極材料が得られる。粒状のAQから成る皮膜を形成
することで、従来方法(方法D)で作製した電極材料よ
り格段の誘電率向上効果が認められる。この方法Aで元
素添加によりA!!合金皮膜を生成させるとさらに誘電
率が向上していることが解る。この皮膜中の粒径が30
0−を超えると比較例から解るように誘電率向上効果は
みられない。
方法Bは面積拡大エツチング処理を行っていないAQ箔
に本発明にかかるメッキ処理を行った場合で、上記同様
の効果が確認された。
に本発明にかかるメッキ処理を行った場合で、上記同様
の効果が確認された。
方法Cは陰極用材料として用いることを想定した化成処
理を行わない電極作製法の場合を示すもので、化成処理
皮膜を生成させなくとも誘電率向上が認められる。
理を行わない電極作製法の場合を示すもので、化成処理
皮膜を生成させなくとも誘電率向上が認められる。
(発明の効果)
本発明は、以上説明したように構成されたことにより粒
状へQまたはへQ合金皮膜をAQ箔上に生成させだAQ
箔は高誘電率を有し、小型・高性能電解コンデンサ電極
材料として利用可能であり産業上益するところ大である
。
状へQまたはへQ合金皮膜をAQ箔上に生成させだAQ
箔は高誘電率を有し、小型・高性能電解コンデンサ電極
材料として利用可能であり産業上益するところ大である
。
Claims (3)
- (1)粒径300μm以下のAlまたはAl合金粒より
成る厚さ500μm以下の皮膜を備えたAl箔から構成
されることを特徴とする電解コンデンサ用電極材料。 - (2)前記Al合金粒の組成がTi、Nb、Zrおよび
Taのうち1種以上を合計量で0.1重量%以上含有し
、残部が実質的にAlおよび不可避不純物よりなる請求
項1記載の電解コンデンサ用電極材料。 - (3)Al箔をメッキ処理することを特徴とする請求項
1または2記載の電解コンデンサ用電極材料の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289076A JPH04162707A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289076A JPH04162707A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04162707A true JPH04162707A (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=17738515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2289076A Pending JPH04162707A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 電解コンデンサ用電極材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04162707A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008258231A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電極材 |
JP2008258228A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電極材 |
JP2008258222A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP2289076A patent/JPH04162707A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008258231A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電極材 |
JP2008258228A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電極材 |
JP2008258222A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
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