JPS6322053B2 - - Google Patents
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- JPS6322053B2 JPS6322053B2 JP8378880A JP8378880A JPS6322053B2 JP S6322053 B2 JPS6322053 B2 JP S6322053B2 JP 8378880 A JP8378880 A JP 8378880A JP 8378880 A JP8378880 A JP 8378880A JP S6322053 B2 JPS6322053 B2 JP S6322053B2
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- Japan
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- weight
- foil
- etching
- capacitance
- aluminum
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- Expired
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
本発明は電解コンデンサ用アルミニウム合金箔
に関するものである。 電解コンデンサ用電極箔の静電容量を高めるた
めに様々なアルミニウム箔およびエツチング方法
が開発されてきたが、エツチングの理論モデルの
静電容量にはまだ至つていないのが現状である。
電解コンデンサ電極箔の静電容量の増大は電解コ
ンデンサの小形化の根本をなすものであり、省資
源に直接関係のあるもので、その技術的要求が高
まつている。 エツチング箔において高い静電容量を得るため
には細かく均一な孔数と適切な孔径、さらには深
さ方向に対してもある程度の均一性が必要であ
る。 表面でいくら細かく均一な孔数と孔径が得られ
たとしても、それが深さ方向に進行しなくては静
電容量には良好な結果をもたらさない。 従来、アルミニウム箔をエツチングすると、表
面付近ではほぼ理想的なエツチングモデルにはな
るが、深さ方向に進行するに従い、エツチング孔
数およびエツチング孔径共に減少し、箔の芯層部
分では静電容量に寄与する価値がきわめて低くな
つている。また強引に芯層部付近の孔径を拡げる
ための処理を行なうと、とりわけ表面部付近で無
駄な溶解が発生し、箔強度を著しく低下させてい
た。 そこで本発明者は上記の問題点を吟味し、アル
ミニウム合金に関し静電容量増大のために種々の
実験ならびに検討を加えた結果、アルミニウム箔
を外層部分と芯層部分からなる3層構造を形成
し、外層部分と芯層部分のアルミニウム、銅合金
の含有量を変えることにより、エツチングした際
静電容量が著しく増大することを見出した。 すなわち、99.99重量%以上のアルミニウムに
0.01〜0.5重量%の銅を添加したものを芯層とし、
99.99重量%以上のアルミニウムに0.001〜0.009重
量%の銅を添加したものを外層とする3層構造か
らなる電解コンデンサ用アルミニウム合金箔であ
る。 上記の3層構造からなるアルミニウム合金箔を
用いてエツチングを行なうと、特に深さ方向に対
してその進行性が著しく改善され、エツチング条
件を種々変更して行なうと芯層部のエツチング形
態はトンネルエツチングタイプになつたり、また
層状エツチングタイプになつたりすることが明ら
かになつた。 その結果、各種コンデンサの用途において、そ
れぞれのエツチングを行なうことにより静電容量
と強度との関係を自由にコントロールできるよう
になり、またエツチングも従来の箔に比べ無駄な
溶解が少ないため、同一静電容量に対する強度も
増し、またエツチングに消費される電気量も少な
くなつた。 次に本発明によるアルミニウム合金箔と従来の
アルミニウム箔を使用したエツチング比較実験の
実施例を示す。 実施例 (エツチング条件) 電解液……6重量%塩酸 液温……80℃ 電源……直流 電流密度……0.18A/cm2 時間……5分間(従来箔) 2分間(本発明箔) (化成条件) 化成液……ホウ酸15g/+ホウ酸アンモニウ
ム20g/ 液温……40℃ 化成電圧……200V (アルミニウム箔) 厚み90μm (イ) 本発明箔−Aの場合 外層部分……A:99.99重量% Cu:0.005重量%(添加量) 厚みは表裏各々20μmずつ 芯層部分……A:99.992重量%にCu:0.20重
量%分添加したもの 厚みは50μm トータル厚みで90μm (ロ) 本発明箔−Bの場合 外層部分……A:99.992重量% Cu:0.004重量%(添加量) 厚みは表裏30μmずつ 芯層部分……A:99.990%にCu:0.5%分添
加したもの 厚みは30μm トータル厚みで90μm (ハ) 従来箔 A:99.992重量% Cu:0.005重量%(添加量)、厚み90μm 以上の結果を表に示す。
に関するものである。 電解コンデンサ用電極箔の静電容量を高めるた
めに様々なアルミニウム箔およびエツチング方法
が開発されてきたが、エツチングの理論モデルの
静電容量にはまだ至つていないのが現状である。
電解コンデンサ電極箔の静電容量の増大は電解コ
ンデンサの小形化の根本をなすものであり、省資
源に直接関係のあるもので、その技術的要求が高
まつている。 エツチング箔において高い静電容量を得るため
には細かく均一な孔数と適切な孔径、さらには深
さ方向に対してもある程度の均一性が必要であ
る。 表面でいくら細かく均一な孔数と孔径が得られ
たとしても、それが深さ方向に進行しなくては静
電容量には良好な結果をもたらさない。 従来、アルミニウム箔をエツチングすると、表
面付近ではほぼ理想的なエツチングモデルにはな
るが、深さ方向に進行するに従い、エツチング孔
数およびエツチング孔径共に減少し、箔の芯層部
分では静電容量に寄与する価値がきわめて低くな
つている。また強引に芯層部付近の孔径を拡げる
ための処理を行なうと、とりわけ表面部付近で無
駄な溶解が発生し、箔強度を著しく低下させてい
た。 そこで本発明者は上記の問題点を吟味し、アル
ミニウム合金に関し静電容量増大のために種々の
実験ならびに検討を加えた結果、アルミニウム箔
を外層部分と芯層部分からなる3層構造を形成
し、外層部分と芯層部分のアルミニウム、銅合金
の含有量を変えることにより、エツチングした際
静電容量が著しく増大することを見出した。 すなわち、99.99重量%以上のアルミニウムに
0.01〜0.5重量%の銅を添加したものを芯層とし、
99.99重量%以上のアルミニウムに0.001〜0.009重
量%の銅を添加したものを外層とする3層構造か
らなる電解コンデンサ用アルミニウム合金箔であ
る。 上記の3層構造からなるアルミニウム合金箔を
用いてエツチングを行なうと、特に深さ方向に対
してその進行性が著しく改善され、エツチング条
件を種々変更して行なうと芯層部のエツチング形
態はトンネルエツチングタイプになつたり、また
層状エツチングタイプになつたりすることが明ら
かになつた。 その結果、各種コンデンサの用途において、そ
れぞれのエツチングを行なうことにより静電容量
と強度との関係を自由にコントロールできるよう
になり、またエツチングも従来の箔に比べ無駄な
溶解が少ないため、同一静電容量に対する強度も
増し、またエツチングに消費される電気量も少な
くなつた。 次に本発明によるアルミニウム合金箔と従来の
アルミニウム箔を使用したエツチング比較実験の
実施例を示す。 実施例 (エツチング条件) 電解液……6重量%塩酸 液温……80℃ 電源……直流 電流密度……0.18A/cm2 時間……5分間(従来箔) 2分間(本発明箔) (化成条件) 化成液……ホウ酸15g/+ホウ酸アンモニウ
ム20g/ 液温……40℃ 化成電圧……200V (アルミニウム箔) 厚み90μm (イ) 本発明箔−Aの場合 外層部分……A:99.99重量% Cu:0.005重量%(添加量) 厚みは表裏各々20μmずつ 芯層部分……A:99.992重量%にCu:0.20重
量%分添加したもの 厚みは50μm トータル厚みで90μm (ロ) 本発明箔−Bの場合 外層部分……A:99.992重量% Cu:0.004重量%(添加量) 厚みは表裏30μmずつ 芯層部分……A:99.990%にCu:0.5%分添
加したもの 厚みは30μm トータル厚みで90μm (ハ) 従来箔 A:99.992重量% Cu:0.005重量%(添加量)、厚み90μm 以上の結果を表に示す。
【表】
曲げこれを1サイクルとする。
表から明らかのように本発明のアルミニウム合
金箔を用いてエツチングした箔は、従来品に比し
静電容量は大幅に増加し、折曲強度も優れている
ことが実証された。 なお、銅の添加量が芯層部分で0.01〜0.5重量
%、外層部分で0.001〜0.009重量%の範囲内にあ
るものについてそれぞれ組み合わせても同様な結
果が得られた。しかし銅の添加量が芯層部分で
0.01重量%未満では静電容量の増加がみられず、
0.5重量%を超える添加量では未化成箔の折曲強
度が著しく低下する。また銅の添加量が外層部分
で0.001重量%未満では静電容量の増加がみられ
ず、0.009重量%を超える量では引張り強度が著
しく低下する。 叙上のように本発明の電解コンデンサ用アルミ
ニウム合金箔は電解コンデンサの小形化、製造電
力量の削減に寄与するところ多く、工業的ならび
に実用的価値の大なるものである。
表から明らかのように本発明のアルミニウム合
金箔を用いてエツチングした箔は、従来品に比し
静電容量は大幅に増加し、折曲強度も優れている
ことが実証された。 なお、銅の添加量が芯層部分で0.01〜0.5重量
%、外層部分で0.001〜0.009重量%の範囲内にあ
るものについてそれぞれ組み合わせても同様な結
果が得られた。しかし銅の添加量が芯層部分で
0.01重量%未満では静電容量の増加がみられず、
0.5重量%を超える添加量では未化成箔の折曲強
度が著しく低下する。また銅の添加量が外層部分
で0.001重量%未満では静電容量の増加がみられ
ず、0.009重量%を超える量では引張り強度が著
しく低下する。 叙上のように本発明の電解コンデンサ用アルミ
ニウム合金箔は電解コンデンサの小形化、製造電
力量の削減に寄与するところ多く、工業的ならび
に実用的価値の大なるものである。
Claims (1)
- 1 99.99重量%以上のアルミニウムに0.01〜0.5
重量%の銅を添加したものを芯層とし、99.99重
量%以上のアルミニウムに0.001〜0.009重量%の
銅を添加したものを外層とする3層構造からなる
電解コンデンサ用アルミニウム合金箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8378880A JPS5710218A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Aluminum alloy foil for electrolytic condenser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8378880A JPS5710218A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Aluminum alloy foil for electrolytic condenser |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5710218A JPS5710218A (en) | 1982-01-19 |
JPS6322053B2 true JPS6322053B2 (ja) | 1988-05-10 |
Family
ID=13812376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8378880A Granted JPS5710218A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Aluminum alloy foil for electrolytic condenser |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5710218A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62179109A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-06 | 株式会社神戸製鋼所 | 電解コンデンサ陰極用a1クラツド箔 |
JPH02269840A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-05 | Three D Konpo Res:Kk | 繊維機械における糸張力付与装置 |
JP2008175459A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Sanyo Electric Co Ltd | 床置き式空気調和機 |
-
1980
- 1980-06-19 JP JP8378880A patent/JPS5710218A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5710218A (en) | 1982-01-19 |
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