JPS62179109A - 電解コンデンサ陰極用a1クラツド箔 - Google Patents

電解コンデンサ陰極用a1クラツド箔

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JPS62179109A
JPS62179109A JP2105186A JP2105186A JPS62179109A JP S62179109 A JPS62179109 A JP S62179109A JP 2105186 A JP2105186 A JP 2105186A JP 2105186 A JP2105186 A JP 2105186A JP S62179109 A JPS62179109 A JP S62179109A
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JP
Japan
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foil
cathode
capacitance
content
electrolytic capacitor
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Pending
Application number
JP2105186A
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English (en)
Inventor
豊瀬 喜久郎
秀樹 中村
邦昭 松井
影山 政夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電解コンデンサ陰極用金属箔に関し、詳細には
静電容量1強度並びに接着強度の優れた電解コンデンサ
陰極用Alクラツド箔に関するものである。
[従来の技術] 電子機器類の発展にはめざましいものがあるが、これに
伴ない電子機器回路に使用される各種素子に対する小型
化、@量化並びに高信顆性の要求は一段ときびしいもの
がある。こうした状況は電子回路に組み込まれる容量素
子としての電解コンデンサについても同様であり、小型
化、軽量化並びに性能の向上を目ざして種々研究が重ね
られている。
第2図は電解コンデンサとして汎用されているAl電解
コンデンサの構造を示す一部破断展間斜視説明図で、電
解コンデンサ1は電解液を含浸した電解紙2を介して陽
極箔3と陰極箔4を対向させて巻込み、陽極箔3及び陰
極箔4に夫々端子5.6を取付けて構成されている。か
かるAl電解コンデンサの静電容量[C]は次式で表わ
される。
ここで一般に使用電圧以上の誘導体皮膜を生成させてな
る陽極箔の静電容量[Ca]は、自然酸化皮膜程度の非
常に薄い誘導体層しか存在しない陰極箔の静電容量[C
b]に比べてかなり小さく、即ちCa / Cbは平に
近い値となる為上式はC=Caとみなすことができる。
従ってCを大きくする為にはCaを大きくすることが不
可欠となる。そこでCaを大きくする為に陽極用Al箔
の材質やエツチング方法について検討が加えられ、Ca
値についてはほぼ限界に近いところまで開発が進んでい
る。しかるに電解コンデンサに対する性能改善の要求は
止まるところを知らず、Cをさらに大きくする為の研究
が重ねられ、Ca / Cb値を小さくする方向即ちC
bを大きくする方向で研究が続けられている。即ち上述
のCa値の向上によってCa / Cbは若干大きくな
り、その影響でCaを向上させたことの効果が減殺され
る様になってきたことからcb値を十分に大きくしてC
aの向上効果を十分に発揮させようと研究が重ねられ、
エツチング性の優れた陰極用Al合金箔が提案されてい
る(特公昭44−25016.特開昭57−2778等
)。
即ち上記提案に係るAl合金箔はエツチング性を改良し
て陰極表面積を増加させこれによって陰極静電容量cb
を大きくしたものであって、ベース金属であるAl中に
Cuを添加したものである。尚Cuの添加により陰極用
Al合金箔の強度を向上させるという効果も得ることが
できる。
[発明が解決しようとする問題点] しかるにCuの添加量を0.5%以上とするとエツチン
グ時に陰極箔表面が局部的に全面溶解する現象が起こる
ことからその効果も頭打ちの状態にある。一方製造工程
の改良によりCuを1.0%まで添加した陰極用Al合
金箔も提案されているが(特開昭56−133444)
未だ改良効果は満足し得るものではなく、しかもこの場
合はCu添加量が1.0%を超えると添加効果が飽和に
達するだけでなく、微量のFeやSi等と添加元素であ
るCuが金属間化合物を形成してエツチング状態が不均
一になることが指摘されている。またCu添加量が多く
なると局部的全面溶解によるスマット発生量が増大し、
陰極箔表面が汚染されて接着強度(テープ止め性)が劣
化する。
こうした状況から現状静電容量1強度並びに接着強度の
すべてにバランスのとれた陰極用Al合金箔としてはC
u添加量が0.3%程度のものが用いられているが、勿
論こうした特性が十分に満足することのできるものでな
いことは言う迄もない。
本発明はこうした事情に着目してなされたものであって
静電容量1強度および接着強度がバランス良くしかも優
れた値を示す様な電解コンデンサIP、極用Al合金箔
を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決する為の手段] しかして本発明のAl合金箔殊にAlクラッド箔は、C
u:O,1〜1.0%(重量%の意味、以下同じ)を含
む高純度Al箔を芯材とし、Cu含有量が0,5%以下
であり、且つ該Cu含有量が上記芯材のCu含有量より
少ない高純度Al箔クラッド材を、上記芯材の両面に接
合してなる点に要旨を有するものである。
「作1111 静電容量並びに強度の優れた陰極箔を与えるCu添加A
l合金箔において、Cu添加量が少ない場合にはエツチ
ング性がそれ程高くない為第1図(a) に示す様にこ
れをエツチングして得られる箔表面の凹凸は比較的浅く
表面積の大きな増加は達成で籾ない。一方Cu添加量が
過多であるAl合金箔においては、エツチング性が高い
為第1図(b)に示す様にこれをエツチングすると箔表
面に十分な深さの凹凸を得ることができるが、エツチン
グが進行し過ぎて屈部的全面溶解即ち浸食部分同士が一
体化した状態となり、結局表面積は却って小さなものと
なる。この様に従来のAl合金箔ではCu含有量を如何
に調整しても表面積の十分な増大が望めず、目標とする
静電容量をもった陰極用Al合金箔を得ることができな
かった。又Cu含有量を高くした場合には局部的全面溶
解によってスマット発生量が増大し、表面が汚染される
という欠点も生じた。
これらに対し、本発明のAlクラッド箔はCu含有量の
高いAl合金箔を芯材とし、その両面にCu含有量の少
ないAl合金箔若しくはCuを含まない純At箔をクラ
ッドしており、これをエツチングすると、第1図(C)
に示す様に表層の浸食は軽度であるが、エツチングが進
みエツチング液が芯材に到達すればこの時点から浸食が
大きく進行し粗面化が進行する。そして表層の非浸食部
分は依然として独立した状態で残存する為局部的な全面
溶解が生ずることもない。かくして比表面積の大きな即
ち静電容量の大きな陰極用Alクラッド箔を得ることが
できる。又本発明Atクラツド箔は少なくとも芯材がC
uを含有するAl合金層である為強度的にも優れたもの
が得られる。さらに局部的全面溶解が起こらないのでス
マットの発生も少なく高い接着強度を得ることができる
本発明において芯材としてはCuを0.1〜1.0%含
有するAl合金箔を使用する必要がある。
Cu含有量が0.1%未満ではCu添加による静電容量
及び強度改善効果が有為的に得られない。一方Cu含有
量が1,0%を超えると添加効果は飽和する。尚ctl
加の対象となるAlについては特に制限がある訳ではな
いが、陽極用Al箔の様に純度99.99%あるいは9
’1.98%といった高純度Alを使用する必要はなく
、純度99.7%以上程度の純Atで十分である。
一方表層についてはCu含有量が0.5%以下のAl合
金若しくはCuを積極的には含まない純Alであればよ
い。但し芯材との関係においてはCu含有量が少なくと
も芯材のCu含有量を超えるものであってはならない。
又Al合金の場合Cu含有量が0.5%を超えると局部
的全面溶解が発生して静電容量及び接着強度の低下を生
ずるのでクラツド材となるAl+合金のCu含有量は0
.5%以下としなければならない。尚接着強度を重視す
る場合にはクラツド材として純Alを使用すればよい。
次に芯材に対するクラツド材片面の割合(クラツド率)
は使用目的、エツチング条件により5〜40%の範囲で
設計することが望まれる。特に静電容量及び強度に重き
をおく場合にはクラツド率を小さくし、一方接着強度を
重視する場合にはクラツド率を大きく設計すればよい。
但しクラツド率が5%未満の場合にはエツチング後のク
ラッド層残存割合が十分でなく局部的全面溶解の発生す
る恐れがある。一方クラッド率が40%を超えると芯材
部分が少なくなりすぎて静電容量の改善が殆んど不可能
となる。
[実施例] 第1表に示す素材スラブを均熱化処理後直ちに所定の板
厚に熱間圧延した。次いで単一組成材の場合はそのまま
、クラツド材の場合には素材スラブを組合せた後、スラ
ブを再び加熱(510℃×1hr)L、圧延率20%以
上で圧延することにより3.5 mmの板材若しくはク
ラツド板材とした。その後冷間圧延により製品箔厚さく
50μm)に調製した。得られた箔の引張強度、静電容
量、接着強度を測定したところ第1表に示す結果が得ら
れた。
(評価方法) エツチング条件 エツチング液:塩 酸  7.5% しゅう酸 0.5% 純 水  残部 60 ± 1 ℃、  AC30Hz、   30  
八/dm’2sec 化成条件 化成処理液:85%りん酸 0.25m1(純水1f!
、中)りん酸第1アンモニウム1.4g 70±2.5℃、3V化成処理 静電容量測定法 測定用液: 硼酸    50g (純水IA中)クエン酸  50g アンモニア 50m1 30±5℃1周波数120Hz 万能ブリッジによる測定 接着強度 10+nm幅のセロテープを貼付後、80cm/min
の速さで引張りはがれたときの強度第1表に示す様に、
比較例(No、 1〜5)では引張強度、静電容量、接
着強度のいずれかが悪く、満足し得る特性を備えた陰極
箔を得ることができなかった。尚比較例の中ではN09
2が上記3つの特性を比較的バランス良く備えている。
これらに対しN016〜10の実施例では引張強度、静
電容量、接着強度のすべてに優れた特性を得ることがで
きた。具体的にはNo、 2と比較して静電容量につい
ては10〜20%1強度については5〜10%の改善効
果を得ることができ、殊にNo。
10では接着強度についても20%の改善効果を得るこ
とができた。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、以下要約する効果
を得ることができる。
(1)静電容量及び強度が高く、接着強度に優れた電解
コンデンサ陰極用Alクラッド箔を得ることができる。
(2)静電容量及び強度が高いことから箔の薄肉化が可
能となり、コンデンサの@量化及び小型化をはかること
ができる。
(3)高強度であることからエツチング時の箔切れが防
止でき、エツチング速度即ち生産性を向上させることが
できる。
(4)純度が99.7%以上程度のAlを原材料として
使用できるので、原材料コストが安価に済み、又スクラ
ップ時の価格低下も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はCu含有量の低いAl合金箔のエツチン
グ状態を示す説明図、第1図(b)はCu含有量の高い
Al合金箔の同説明図、第1図(C)は本発明に係るA
lクラッド箔の同説明図、第2図はAl電解コンデンサ
の構造を示す一部破断展開斜視説明図である。 1・・・電解コンデンサ   2・・・電解紙3・・・
陽極箔       4・・・陰極箔5.6・・・端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  Cu:0.1〜1.0%(重量%の意味、以下同じ)
    を含む高純度Al箔を芯材とし、Cu含有量が0.5%
    以下であり、且つ該Cu含有量が上記芯材のCu含有量
    より少ない高純度Al箔クラッド材を、上記芯材の両面
    に接合してなることを特徴とする電解コンデンサ陰極用
    Alクラッド箔。
JP2105186A 1986-01-31 1986-01-31 電解コンデンサ陰極用a1クラツド箔 Pending JPS62179109A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694725A (en) * 1979-12-28 1981-07-31 Showa Aluminium Co Ltd Aluminum alloy foil for electrolytic condenser cathode
JPS56115517A (en) * 1980-02-15 1981-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Aluminum alloy foil for cathode of aluminum electrolytic condenser
JPS5710218A (en) * 1980-06-19 1982-01-19 Nichicon Capacitor Ltd Aluminum alloy foil for electrolytic condenser

Patent Citations (3)

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