JPH04358850A - サーマルプリンタ及びその印字処理方法 - Google Patents

サーマルプリンタ及びその印字処理方法

Info

Publication number
JPH04358850A
JPH04358850A JP3134309A JP13430991A JPH04358850A JP H04358850 A JPH04358850 A JP H04358850A JP 3134309 A JP3134309 A JP 3134309A JP 13430991 A JP13430991 A JP 13430991A JP H04358850 A JPH04358850 A JP H04358850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal
head
data
printing
printing speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3134309A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Maeda
克広 前田
Sumio Watanabe
渡辺 寿美男
Hideyuki Yamaji
秀幸 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3134309A priority Critical patent/JPH04358850A/ja
Publication of JPH04358850A publication Critical patent/JPH04358850A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目  次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1, 図2)作用 実施例(図3〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタ及び
その印字処理方法に関するものであり、更に詳しく言え
ば、サーマルヘッドの温度に応じて感熱紙の移動速度を
可変制御をするプリンタ及び方法に関するものである。
【0003】近年、情報処理装置の端末印刷機器に、印
刷情報をプリントアウトをする据え置き型のラインドッ
トプリンタやハンディターミナル等のポータブルなサー
マルプリンタが用いられている。
【0004】これによれば、該プリンタの印字連続処理
中に、サーマルヘッドの使用温度が限界値を越えた場合
に、ヘッド保護方式ではヘッド使用温度が限界値を下回
るまで、その駆動制御処理を停止している。このため、
感熱紙の印字連続性が損なわれ、その印字品質が低下を
招くことがある。
【0005】また、印字優先方式では、印字周期がほぼ
一定に制御され、発熱抵抗体の通電期間のみが,ある程
度の印字ネエルギーが確保される期間まで短く制御され
ている。このため、ヘッドの使用温度の限界値を越えて
駆動制御される場合が生じ、該ヘッドの寿命が著しく低
下をすることがある。
【0006】そこで、被印字対象の印字周期に無関係に
ヘッド駆動制御をすることなく、該ヘッドの温度変化に
基づいて、その印字周期及び通電オフ時間の自動制御を
して、該被印字対象の印字連続性を維持し、その印字品
質や信頼性の向上を図ることができるプリンタ及び方法
が望まれている。
【0007】
【従来の技術】図6は、従来例に係るサーマルプリンタ
の構成図を示している。図6において、例えば、サーマ
ルヘッド1の温度を検出し、熱印字エネルギーの制御を
しながら印字処理をするサーマルプリンタは、サーマル
ヘッド1,サーミスタ2,信号処理回路3,モータ駆動
制御回路4,モータ5,MPU(マイクロプロセッサユ
ニット)6及びヘッド駆動制御装置7から成る。
【0008】当該プリンタの機能は、例えば、外部から
入力された外部制御信号SINに基づいてMPU6から
モータ駆動制御回路4にモータ制御信号S1が出力され
、また、ヘッド駆動制御装置7にヘッド制御信号S1が
出力されると、サーマルヘッド1とプラテンとの間に挿
入された感熱紙8がモータ5を介して、ほぼ一定の速度
で順次送り込まれる。これにより、ヘッド駆動制御装置
7からサーマルヘッド1に出力された印字制御信号WE
と印字データDINとに基づいて感熱紙8が熱印字され
る。
【0009】この際に、サーマルヘッド1に設けられた
サーミスタ2から出力される温度検出信号Sthが信号
処理回路3により信号処理され、その温度検出データD
がMPU6に出力される。
【0010】また、MPU6ではサーマルヘッド1の温
度検出データDに基づいて、熱印字エネルギーが制御さ
れ、感熱紙8に熱印字処理される。例えば、被印字ライ
ンの発色ドット数〔黒率〕が多くなった場合には、該ヘ
ッド1の使用温度が高くなってくることから、発熱抵抗
体に供給するヘッド駆動電流の「H」レベルを短くする
ために、印字制御信号WEの通電期間Tが短く制御され
る。
【0011】これにより、該ヘッド1の使用温度上昇を
抑制している。なお、ヘッド使用温度が許容値を越えた
場合には、上位の制御系等に印字警報信号S3が出力さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば、印字連続処理中に、MPU6が管理するサーマル
ヘッド1の使用温度が限界値を越えた場合に、ヘッド保
護方式ではモータ制御信号S1及びヘッド制御信号S2
を,例えば、「H」(ハイ)レベルにして、ヘッド使用
温度が限界値を下回るまで、ヘッド駆動制御処理が停止
されている。
【0013】このため、印字処理途中で、感熱紙8の移
動供給処理やヘッド通電処理が中断されることから感熱
紙8に熱印字された文字等の印字連続性が損なわれ、そ
の印字品質が低下をするという問題がある。
【0014】また、感熱紙(以下被印字対象ともいう)
8の印字連続性を重視する印字優先方式では、サーマル
ヘッド1の使用温度が限界値を越えるような場合に、モ
ータ制御信号S1が以前と変わることなく、ほぼ一定に
制御され、発熱抵抗体を制御する印字制御信号WEの通
電期間Tのみが最低の印字ネエルギーが確保される期間
まで短く制御される。
【0015】このため、ヘッド1の使用温度の限界値を
越えて駆動制御される場合が生じ、該ヘッド1の寿命が
著しく低下をするという問題がある。これは、被印字ラ
インの発色ドット数が異なるのにも係わらず印字周期が
ほぼ一定に制御されることから、サーマルヘッド1の全
体の発熱量が多くなった場合に、発熱抵抗体やその周辺
器材の放熱量とのバランスが崩れ、蓄熱量が多くなって
くる結果、ヘッド過熱等の劣化を招くものと考えられる
【0016】これにより、ヘッド保護方式では印字連続
性が損なわれ、印字優先方式では、ヘッド寿命の低下が
余儀無くされ、サーマルプリンタの印字品質やその信頼
性の向上の妨げとなる。
【0017】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑みて
創作されたものであり、被印字対象の印字周期に無関係
にヘッド駆動制御をすることなく、該ヘッドの温度変化
に基づいて、その印字周期及び通電オフ時間の自動制御
をして、該被印字対象の印字連続性を維持し、その印字
品質や信頼性の向上を図ることが可能となるサーマルプ
リンタ及び印字処理方法の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係るサ
ーマルプリンタの原理図であり、図2(a),(b)は
、本発明に係るサーマルプリンタの印字処理方法の原理
図をそれぞれ示している。
【0019】本発明のサーマルプリンタは図1に示すよ
うに、感熱紙16に熱印字をするサーマルヘッド11と
、前記サーマルヘッド11の温度を検出して温度検出デ
ータD1を出力する温度検出手段12と、前記サーマル
ヘッド11の印字速度データD2を記憶する記憶手段1
3と、前記温度検出データD1及び印字速度データD2
に基づいてヘッド通電制御データD3及び移動制御デー
タD4を出力する制御手段14と、前記移動制御データ
D4に基づいて感熱紙16の移動供給をする移動手段1
5とを具備し、前記制御手段14が温度検出データD1
,印字速度データD2及び外部制御信号SINに基づい
て補正した移動制御データD4を移動手段15に出力す
ることを特徴とする。
【0020】なお、前記サーマルプリンタにおいて、前
記サーマルヘッド11の使用温度TGに応じた基準印字
速度データD2i,i=1,2…nが前記記憶手段13
に記憶されることを特徴とする。
【0021】また、本発明のサーマルプリンタの印字処
理方法は、図2(b)のフローチャートに示すように、
まず、ステップP1でサーマルヘッド11の基準使用温
度TGと感熱紙16の印字速度Vとの印字速度条件を規
定する規定処理をし、その後、ステップP2で前記サー
マルヘッド11の実際の使用温度TRと前記印字速度条
件とに基づいて印字速度Vの補正処理をし、次に、ステ
ップP3で前記補正処理に基づいて感熱紙16に熱印字
処理をすることを特徴とする。
【0022】なお、前記サーマルプリンタの印字処理方
法において、図2(a)に示すように、予め、サーマル
ヘッド11の使用温度TGと印字速度Vとの関係特性を
規定した基準印字速度データD2iの記憶処理をし、前
記サーマルヘッド11の温度検出処理に基づいて得られ
た温度検出データD1と、前記サーマルヘッド11の温
度検出処理により読み出された基準印字速度データD2
iとに基づいてヘッド通電制御データD3及び移動制御
データD4の補正処理をし、前記補正処理されたヘッド
通電制御データD3及び移動制御データD4に基づいて
感熱紙16に熱印字処理をすることを特徴とし、上記目
的を達成する。
【0023】
【作  用】本発明のサーマルプリンタによれば、図1
に示すようにサーマルヘッド11,温度検出手段12,
記憶手段13,制御手段14及び移動手段15が具備さ
れ、該制御手段14が温度検出データD1,印字速度デ
ータD2及び外部制御信号SINに基づいて補正した移
動制御データD4を移動手段15に出力する。
【0024】例えば、サーマルヘッド11の温度が検出
され、その温度検出データD2が温度検出手段13から
制御手段14に出力されると、外部制御信号SINに基
づいてサーマルヘッド11の印字速度データD2が記憶
手段12から制御手段14に読み出される。この際に、
サーマルヘッド11の使用温度TGに応じた基準印字速
度データD2i,i=1,2…nが記憶手段13から読
み出される。
【0025】これにより、温度検出データD1及び基準
印字速度データD2iに基づいて、制御手段14で補正
されたヘッド通電制御データD3が該制御手段14から
サーマルヘッド11に出力され、また、同様に補正され
た移動制御データD4が移動手段15に出力される。
【0026】このため、補正された移動制御データD4
に基づいて移動手段15により感熱紙16が移動供給さ
れ、補正されたヘッド通電制御データD3により、サー
マルヘッド11が発熱処理を実行する。このことで、感
熱紙16の被印字ラインの発色ドット数が刻々変化をし
て、サーマルヘッド11の使用温度が上昇傾向を示した
場合であっても、常に、該ヘッド11の温度検出データ
D1が制御手段14に帰還されることから、該温度検出
データD1に基づいて移動制御データD4の自動制御処
理をすることが可能となる。
【0027】これにより、従来例のように印字連続処理
中に、ヘッド駆動制御処理を停止したり、サーマルヘッ
ド11の使用温度が限界値を越えるような駆動処理が極
力回避され、該ヘッド11の寿命を長く維持することが
可能となる。
【0028】また、本発明のサーマルプリンタの印字処
理方法によれば、図2(b)のフローチャートに示すよ
うに、ステップP2でサーマルヘッド11の実際の使用
温度TRと印字速度条件とに基づいて印字速度Vの補正
処理をしている。
【0029】例えば、サーマルヘッド11の温度検出処
理により得られた温度検出データD2に基づいて、予め
、ROM(読出し専用メモリ)等に記憶処理されたサー
マルヘッド11の基準使用温度TGと印字速度Vとの関
係特性を規定した基準印字速度データD2iが読み出さ
れ、それが該ヘッド11の実際の使用温度TRに対する
印字処理条件に適合した最適な印字速度(移動制御デー
タD4)Vや最適な通電期間(通電制御データD3)に
補正される。このことで、ステップP3で補正処理され
た該ヘッド11の実際の使用温度TRに応じた最適な印
字速度Vや最適な通電期間に基づいて感熱紙16に熱印
字処理をすることが可能となる。
【0030】このため、被印字ラインの発色ドット数が
変化して、ヘッド使用温度が変化した場合であっても、
該使用温度に応じて印字周期が自動可変制御されること
から、サーマルヘッド11の全体の発熱量と、発熱抵抗
体やその周辺器材の放熱量とのバランスが維持される。 このことで、該ヘッド11の蓄熱量が最適に制御され、
ヘッド過熱等の発生が極力抑制される。
【0031】これにより、感熱紙16の移動供給処理や
ヘッド通電処理が維持されることから感熱紙16に熱印
字された文字等の印字連続性が維持され、その印字品質
の向上を図ることが可能となる。
【0032】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図3〜図5は、本発明の実施例に係るサ
ーマルプリンタ及びその印字処理方法を説明する図であ
り、図3は、本発明の実施例に係るサーマルプリンタの
構成図を示している。
【0033】図3において、例えば、ラインサーマルヘ
ッド21の温度を検出し、熱印字エネルギーと印字周期
との制御をしながら印字処理をするサーマルプリンタは
、ラインサーマルヘッド21,温度検出システム22,
ROM(読出し専用メモリ)23,印字周期制御システ
ム24,感熱紙移動システム25及びホストコンピュー
タ26から成る。
【0034】すなわち、ラインサーマルヘッド21はサ
ーマルヘッド11の一実施例であり、感熱紙16に熱印
字をするものである。例えば、ラインサーマルヘッド2
1は印字データDINと、印字制御信号及びラッチ信号
Latch等のヘッド通電制御データD3とに基づいて
発熱をする複数の発熱抵抗体から成る。
【0035】温度検出システム22は温度検出手段12
の一実施例であり、サーミスタ22A,分圧回路22B
及びA/D変換器22Cから成る。サーミスタ22Aは
サーマルヘッド21の温度を検出して抵抗値に変換する
のである。分圧回路22Bは、その抵抗値変化を電圧値
に変換し、それを温度検出信号S1としてA/D変換器
22Cに出力するものである。A/D変換器22Cは温
度検出信号S1をA/D変換して、その温度検出データ
D1をMPU(マイクロプロセッサユニット)24Cに
出力するものである。
【0036】ROM23は記憶手段13の一実施例であ
り、サーマルヘッド21の印字速度データD2を記憶す
るものである。例えば、サーマルヘッド21の使用温度
TGに応じた基準印字速度データD2i,i=1,2…
nを記憶するものである(図4参照)。
【0037】印字周期制御システム24は制御手段14
の一実施例であり、インターフェース回路24A,受信
バッファ24B及びMPU24Cから成る。インターフ
ェース回路24Aは、入出力制御信号S3に基づいて上
位のホストコンピュータ26から出力された印字データ
DINを受信バッファ24Bに転送したり、その外部制
御信号SINをMPU24Cを転送するものである。ま
た、受信バッファ24Bは印字データDINを一時格納
するものである。
【0038】MPU24Cは、温度検出データD1及び
印字速度データD2に基づいてヘッド通電制御データD
3及び移動制御データD4を出力するものである。例え
ば、MPU24Cは温度検出データD1,印字速度デー
タD2及び外部制御信号SINに基づいて補正した移動
制御データD4をモータ駆動制御回路25Aに出力する
【0039】感熱紙移動システム25は移動手段15の
一実施例であり、モータ駆動制御回路25A及びモータ
25Bから成る。モータ駆動制御回路25Aは移動制御
データD4に基づいてモータ25Bにモータ制御信号S
4を出力するものである。モータ25Bはモータ制御信
号S4に基づいて感熱紙16の移動供給をするものであ
る。
【0040】ホストコンピュータ26は、入出力制御信
号S3に基づいて印字周期制御システム24に印字デー
タDINや外部制御信号SINを転送するものである。
【0041】図4(a),(b)は、本発明の実施例に
係るサーマルプリンタの補足説明図であり、図4(a)
は、その印字速度特性図を示している。
【0042】図4(a)において、縦軸は発色ドット数
(黒率)Nと最適な使用温度TGとを示している。また
、横軸は印字速度Vであり、予め、当該プリンタに使用
するサーマルヘッド21の発色ドット数(黒率)Nと印
字速度Vとの関係特性〔N対V〕や最適な使用温度TG
と印字速度Vとの関係特性〔TG対V〕をシミュレーシ
ョン等により求める。これは、サーマルヘッド21の基
準使用温度TGと感熱紙16の印字速度Vとの印字速度
条件を規定するためである。
【0043】例えば、発色ドット数(黒率)Nが多くな
る場合には、該ヘッド21の蓄熱量が多くなることから
印字速度Vを長く制御するようなデータ内容にし、逆に
、発色ドット数(黒率)Nが少なくなる場合には、該ヘ
ッド21の蓄熱量が少なくなることから印字速度Vを早
く制御するようなデータ内容にする。
【0044】すなわち、ヘッド21の最適な使用温度T
Gと印字速度Vとの関係は、該ヘッド21の実際の使用
温度TRが高くなる傾向の場合には、ヘッド21の放熱
量に余裕が無くなることから印字速度Vを低くするよう
なデータ内容にし、逆に、その実際の使用温度TRが低
くなる傾向の場合には、該ヘッド21の放熱量に余裕が
出てくることから印字速度Vを早く制御するようなデー
タ内容にする。
【0045】図4(b)は、ROM23のデータ内容テ
ーブルの一例を示している。図4(b)において、AD
D1〜ADDnは最適な使用温度TGに係るアドレスで
あり、例えば、温度検出データD1が該当する。また、
D21〜D2nは基準印字速度データであり、該ヘッド
21の実際の使用温度TRに基づいて指定されるn個の
印字速度データD2を示している。
【0046】さらに、D31〜D3nは通電制御データ
であり、該ヘッド21の実際の使用温度TRに基づいて
指定されるn個の印字速度データD2に対応する発熱抵
抗体の通電時間内容を示している。
【0047】なお、本発明の実施例ではサーマルヘッド
21の使用温度TGと印字速度Vとの関係特性を規定し
た基準印字速度データD21〜D2nと、通電制御デー
タD31〜D3nとがEPROM(電気的に消去可能な
読出し専用不揮発メモリ)等に予め記憶処理される。
【0048】このようにして、本発明の実施例に係るサ
ーマルプリンタによれば、図3に示すようにラインサー
マルヘッド21,温度検出システム22,ROM23,
印字周期制御システム24,感熱紙移動システム25及
びホストコンピュータ26が具備され、該印字周期制御
システム24が温度検出データD1,印字速度データD
2及び外部制御信号SINに基づいて補正した移動制御
データD4を感熱紙移動システム25に出力している。
【0049】このため、サーマルヘッド21の実際の使
用温度TRがサーミスタ22Aにより検出され、分圧回
路22Bによりこれが電圧値に変換され、その温度検出
信号S1がA/D変換器22CによりA/D変換される
と、その温度検出データD2が温度検出システム23か
らMPU24Cに出力される。また、外部制御信号SI
Nに基づいてサーマルヘッド21の印字速度データD2
がROM23からMPU24Cに読み出される。この際
に、サーマルヘッド21の最適な使用温度TGに応じた
基準印字速度データD2i,i=1,2…nがEPRO
M等から読み出される。
【0050】これにより、温度検出データD1及び基準
印字速度データD2iに基づいて、MPU24Cで補正
されたヘッド通電制御データD3が該MPU24Cから
サーマルヘッド21に出力され、また、同様に補正され
た移動制御データD4が感熱紙移動システム25に出力
される。
【0051】このため、補正された移動制御データD4
に基づいてモータ25Bにより感熱紙16が移動供給さ
れ、補正されたヘッド通電制御データD3により、サー
マルヘッド21が発熱処理を実行する。このことで、感
熱紙16の被印字ラインの発色ドット数が刻々変化をし
て、サーマルヘッド21の使用温度が上昇傾向を示した
場合であっても、常に、該ヘッド21の温度検出データ
D1がMPU24Cに帰還されることから、該温度検出
データD1に基づいて移動制御データD4の自動制御処
理をすることが可能となる。
【0052】これにより、従来例のように印字連続処理
中に、ヘッド駆動制御処理を停止したり、サーマルヘッ
ド21の使用温度が限界値を越えるような駆動制御が極
力回避され、該ヘッド21の寿命を長く維持することが
可能となる。
【0053】次に、本発明の実施例に係るサーマルプリ
ンタの印字処理方法について当該プリンタの動作を補足
しながら説明をする。
【0054】図5は、本発明の実施例に係るサーマルプ
リンタの印字処理フローチャートを示している。
【0055】例えば、ラインサーマルヘッド21の温度
を検出して熱印字エネルギーと印字周期との制御をしな
がら印字処理をする場合、図5において、ステップP1
〜P3でヘッド通電制御処理をし、並行してステップP
4〜P8で印字速度Vの自動可変制御処理をする。
【0056】すなわち、ステップP1で、まず、印字デ
ータDINの入力処理をする。この際に、当該被印字ラ
インに係る印字データDINや外部制御信号SINがホ
ストコンピュータ26から入出力制御信号S3に基づい
て受信バッファ24Bに入力される。該データDINが
MPU24CのRAM等に展開される。また、該データ
DINがサーマルヘッド21に転送される。
【0057】次に、ステップP2で印字エネルギーの演
算処理をする。この際に、サーマルヘッド21の実際の
使用温度TRと印字速度条件とに基づいて印字速度Vの
補正処理をする。例えば、サーマルヘッド21の温度検
出処理に基づいて得られた温度検出データD1と、該デ
ータD1をアドレスADDxにして読み出された基準印
字速度データD2iとに基づいてヘッド通電制御データ
D3及び移動制御データD4の補正処理をする。
【0058】また、印字エネルギーの演算処理は、例え
ば、発色ドット数(黒率)Nが多くなる場合には、該ヘ
ッド21の蓄熱量が多くなることから通電周期を短く制
御するような内容のデータに補正処理をし、逆に、発色
ドット数(黒率)Nが少なくなる場合には、該ヘッド2
1の蓄熱量が少なくなることから通電周期を長く制御す
るような内容のデータに補正処理をする。
【0059】その後、ステップP3でサーマルヘッド2
1の通電処理をする。この際に、補正処理されたヘッド
通電制御データD3及び移動制御データD4に基づいて
感熱紙16に熱印字処理をする。
【0060】なお、ステップP1〜P3に並行して、ス
テップP4で温度検出データD1の取得処理をする。こ
の際に、サーマルヘッド21に取付けられたサーミスタ
22Aにより、該ヘッド21の基板温度等が実際の使用
温度TRとして検出され、その検出値(抵抗値)が分圧
回路22Bに出力される。
【0061】分圧回路22Bでは、この抵抗値変化を電
圧値に変換し、それが温度検出信号S1としてA/D変
換器22Cに出力される。また、A/D変換器22Cに
より温度検出信号S1がA/D変換されて、その温度検
出データD1がMPU24Cに出力される。
【0062】その後、ステップP5でサーマルヘッド1
の実際の使用温度TRに変化があるかを認識する。この
際に、MPU24Cは、該ヘッド21の使用温度TRに
変化がない場合(NO)には、ステップP5を継続する
。 また、該ヘッド21の使用温度TRに変化があった場合
(YES)には、ステップP6に移行して、MPU24
Cは、その高低を認識する。
【0063】すなわち、ステップP6で該ヘッド21の
使用温度TRが当該制御値に比較して高くなった場合(
YES)には、ステップP7に移行する。また、該ヘッ
ド21の使用温度TRが当該制御値に比較して低くなっ
た場合(NO)には、ステップP8に移行する。
【0064】従って、ステップP7では印字速度Vを低
くするように制御する。この際に、MPU24Cにより
、ROM23のメモリテーブル内容において、当該制御
値となっている基準印字速度データD2iよりも低い基
準印字速度データD2i−1が該データD1をアドレス
ADDxにして読み出される(図4(b)参照)。
【0065】これにより読み出された基準印字速度デー
タD2i−1及び外部制御信号SINに基づいて補正し
た移動制御データD4がMPU24Cからモータ駆動制
御回路25Aに出力される。
【0066】また、ステップP8では印字速度Vを高く
するように制御する。なお、この際には、MPU24C
により、ROM23のメモリテーブル内容において、当
該制御値となっている基準印字速度データD2iよりも
高い基準印字速度データD2i+1が該データD1をア
ドレスADDxにして読み出される(図4(b)参照)
【0067】これにより読み出された基準印字速度デー
タD2i+1及び外部制御信号SINに基づいて補正し
た移動制御データD4がMPU24Cからモータ駆動制
御回路25Aに出力される。
【0068】なお、ステップP9で当該ラインの印字処
理が終了か否かを判断する。この際に、当該ラインの印
字処理が終了しない場合(NO)には、ステップP3に
戻ってヘッド通電処理を継続する。この間に、モータ駆
動制御回路25Aからモータ25Bに移動制御データD
4に基づくモータ制御信号S4が出力される。また、モ
ータ制御信号S4に基づいてモータ25Bにより感熱紙
16が移動供給される。
【0069】なお、当該ラインの印字処理が終了した場
合(YES)には、ステップP10に移行して、当該感
熱紙16の印字制御処理が終了か否かを判断する。この
際に、当該感熱紙16の印字制御処理が終了しない場合
(NO)には、ステップP1に戻ってヘッド通電制御処
理や印字速度Vの自動可変制御処理を継続する。また、
当該感熱紙16の印字処理の終了(YES)により制御
処理を終了する。
【0070】このようにして、本発明の実施例に係るサ
ーマルプリンタの印字処理方法によれば、図5のフロー
チャートに示すように、ステップP7,P8でサーマル
ヘッド21の実際の使用温度TRと印字速度条件とに基
づいて印字速度Vの補正処理をしている。
【0071】このため、サーマルヘッド21の温度検出
処理により得られた温度検出データD2に基づいて、予
め、EPROM等に記憶処理された該ヘッド21の基準
使用温度TGと印字速度Vとの関係特性を規定した基準
印字速度データD2iが読み出され、それが該ヘッド2
1の実際の使用温度TRに対する印字処理条件に適合し
た最適な印字速度(移動制御データD4)Vや最適な通
電期間(通電制御データD3)に補正される。このこと
で、ステップP9で該ヘッド21の実際の使用温度TR
に応じた最適な印字速度Vや最適な通電期間に基づいて
感熱紙16に熱印字処理をすることが可能となる。
【0072】これにより、被印字ラインの発色ドット数
が変化して、ヘッド使用温度が変化した場合であっても
、該使用温度TRに応じて印字周期が自動可変制御され
ることから、サーマルヘッド21の全体の発熱量と、発
熱抵抗体やその周辺器材の放熱量とのバランスが維持さ
れる。このことで、該ヘッド21の蓄熱量が最適に制御
され、ヘッド過熱等の発生が極力抑制される。
【0073】このことから、感熱紙16の移動供給処理
やヘッド通電処理を従来例のように停止することなく、
その連続制御が維持されるため、感熱紙16に熱印字さ
れた文字等の印字連続性が維持され、その印字品質の向
上を図ることが可能となる。
【0074】なお、本発明の実施例ではサーミスタ22
Aの温度検出に基づく抵抗値変化を分圧回路22Bによ
り、電圧値に変換し、その温度検出信号S1をA/D変
換器22Cによりデジタル信号に変換する場合について
述べたが、それをサーミスタ22A,抵抗やコンデンサ
を時定数回路とするワンショットタイマ回路等により、
温度変化を時間に変換し、この時間に基づき印字速度及
び通電時間を決定しても同様な効果が得られる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーマル
プリンタによればサーマルヘッド,温度検出手段,記憶
手段,制御手段及び移動手段が具備され、該制御手段が
温度検出データ,印字速度データ及び外部制御データに
基づいて補正した移動制御データを移動手段に出力して
いる。
【0076】このため、補正された移動制御データに基
づいて移動手段により感熱紙が移動供給され、補正され
たヘッド通電制御データにより、サーマルヘッドが発熱
処理を実行する。このことで、感熱紙の被印字ラインの
発色ドット数が刻々変化をして、該ヘッドの使用温度が
上昇傾向を示した場合であっても、常に、該ヘッドの温
度検出データが制御手段に帰還されることから、該温度
検出データに基づいて移動制御データの自動制御処理を
することが可能となる。
【0077】また、本発明のサーマルプリンタの印字処
理方法によれば、サーマルヘッドの実際の使用温度と印
字速度条件とに基づいて印字速度の補正処理をしている
【0078】このため、被印字ラインの発色ドット数が
変化して、ヘッド使用温度が変化した場合であっても、
該使用温度に応じて印字周期が自動可変制御されること
から、サーマルヘッドの全体の発熱量と、発熱抵抗体や
その周辺器材の放熱量とのバランスが維持される。この
ことで、該ヘッドの蓄熱量が最適に制御され、ヘッド過
熱等の発生が極力抑制される。
【0079】これにより、該ヘッドの寿命を長く維持す
ることが可能となる。また、感熱紙の移動供給処理やヘ
ッド通電処理が維持されることから、その印字連続性が
維持され、その印字品質の向上を図ることが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタの原理図である
【図2】本発明に係るサーマルプリンタの印字処理方法
の原理図である。
【図3】本発明の実施例に係るサーマルプリンタの構成
図である。
【図4】本発明の実施例に係るサーマルプリンタの補足
説明図である。
【図5】本発明の実施例に係るサーマルプリンタの印字
処理フローチャートである。
【図6】従来例に係るサーマルプリンタの構成図である
【符号の説明】
11…サーマルヘッド、 12…温度検出手段、 13…記憶手段、 14…制御手段、 15…移動手段、 D1…温度検出データ、 D2,D2i…印字速度データ,基準印字速度データ、
D3…ヘッド通電制御データ、 D4…移動制御データ、 SIN…外部制御信号、 V…印字速度、 TR…実際の使用温度、 TG…基準使用温度。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感熱紙(16)に熱印字をするサーマ
    ルヘッド(11)と、前記サーマルヘッド(11)の温
    度を検出して温度検出データ(D1)を出力する温度検
    出手段(12)と、前記サーマルヘッド(11)の印字
    速度データ(D1)を記憶する記憶手段(13)と、前
    記温度検出データ(D1)及び印字速度データ(D2)
    に基づいてヘッド通電制御データ(D3)及び移動制御
    データ(D4)を出力する制御手段(14)と、前記移
    動制御データ(D4)に基づいて感熱紙(16)の移動
    供給をする移動手段(15)とを具備し、前記制御手段
    (14)が温度検出データ(D1),印字速度データ(
    D2)及び外部制御信号(SIN)に基づいて補正した
    移動制御データ(D4)を移動手段(15)に出力する
    ことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のサーマルプリンタにお
    いて、前記サーマルヘッド(11)の使用温度(TG)
    に応じた基準印字速度データ(D2i,i=1,2…n
    )が前記記憶手段(13)に記憶されることを特徴とす
    るサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】  サーマルヘッド(11)の基準使用温
    度(TG)と感熱紙(16)の印字速度(V)との印字
    速度条件を規定する規定処理をし、前記サーマルヘッド
    (11)の実際の使用温度(TR)と前記印字速度条件
    とに基づいて印字速度(V)の補正処理をし、前記補正
    処理に基づいて感熱紙(16)に熱印字処理をすること
    を特徴とするサーマルプリンタの印字処理方法。
  4. 【請求項4】  請求項3記載のサーマルプリンタの印
    字処理方法において、予め、サーマルヘッド(11)の
    使用温度(TG)と印字速度(V)との関係特性を規定
    した基準印字速度データ(D2i)の記憶処理をし、前
    記サーマルヘッド(11)の温度検出処理に基づいて得
    られた温度検出データ(D1)と、前記サーマルヘッド
    (11)の温度検出処理により読み出された基準印字速
    度データ(D2i)とに基づいてヘッド通電制御データ
    (D3)及び移動制御データ(D4)の補正処理をし、
    前記補正処理されたヘッド通電制御データ(D3)及び
    移動制御データ(D4)に基づいて感熱紙(16)に熱
    印字処理をすることを特徴とするサーマルプリンタの印
    字処理方法。
JP3134309A 1991-06-05 1991-06-05 サーマルプリンタ及びその印字処理方法 Withdrawn JPH04358850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3134309A JPH04358850A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 サーマルプリンタ及びその印字処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3134309A JPH04358850A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 サーマルプリンタ及びその印字処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04358850A true JPH04358850A (ja) 1992-12-11

Family

ID=15125286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3134309A Withdrawn JPH04358850A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 サーマルプリンタ及びその印字処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04358850A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013638A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 ブラザー工業株式会社 印刷物作成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013638A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 ブラザー工業株式会社 印刷物作成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4496824A (en) Method for controlling temperature of heat generating element of thermal printing head and circuit for practising same
JPH04505894A (ja) 感熱プリントヘッドの温度制御
JPH04358850A (ja) サーマルプリンタ及びその印字処理方法
JP2010228259A (ja) ラベルプリンタ、ラベルプリンタの印刷速度制御方法及びプログラム
JPS60201971A (ja) サ−マルドツト式印字装置
JPH0776115A (ja) 熱転写プリンタ
JPH0550638A (ja) サーマルプリンタ
JP2585476Y2 (ja) 感熱式記録装置
JP3876683B2 (ja) プリンタおよびプリンタの予熱制御方法
JP2897709B2 (ja) サーマルプリンタの印字濃度制御装置
JPH0985978A (ja) サーマルプリンタ及びその制御方法
JPH0655760A (ja) 印字ヘッド制御装置,ヘッド制御方法及びプリンタ
JP2912645B2 (ja) 記録装置
KR0159485B1 (ko) 서멀 프린트 헤드의 주변 온도 제어 장치
JP3284452B2 (ja) インパクトプリンタ
JPS61173961A (ja) 熱記録ヘッドの制御方法
JPH06320779A (ja) サーマルプリンタ
JPH04329153A (ja) サーマルヘッドの通電制御方法
JPH10129029A (ja) サーマルプリンタの印加制御方式
JPH04310760A (ja) サーマルプリンタとその駆動方法
JPH04358853A (ja) サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法
JPH03211061A (ja) サーマルヘッドの制御装置
KR0150162B1 (ko) 승화형 열전사 프린터의 화질열화 보상장치
JPH01154775A (ja) 印字制御方式
JPS6398475A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903