JPH04358853A - サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法 - Google Patents
サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法Info
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- JPH04358853A JPH04358853A JP13430791A JP13430791A JPH04358853A JP H04358853 A JPH04358853 A JP H04358853A JP 13430791 A JP13430791 A JP 13430791A JP 13430791 A JP13430791 A JP 13430791A JP H04358853 A JPH04358853 A JP H04358853A
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
〔目 次〕
産業上の利用分野
従来の技術(図5)
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1)
作用
実施例(図2〜図4)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドの制御
装置及びその制御方法に関するものであり、更に詳しく
言えば、サーマルヘッドの印字濃度を制御する装置及び
方法に関するものである。
装置及びその制御方法に関するものであり、更に詳しく
言えば、サーマルヘッドの印字濃度を制御する装置及び
方法に関するものである。
【0003】近年、ユーザの使用態様により、車載用途
,ハンディターミナル等のポータブルなサーマルプリン
タの要求があり、例えば、物品の流通過程において、商
品や荷物に種類別コード等のバーコードを印刷するライ
ンドットプリンタが用いられている。
,ハンディターミナル等のポータブルなサーマルプリン
タの要求があり、例えば、物品の流通過程において、商
品や荷物に種類別コード等のバーコードを印刷するライ
ンドットプリンタが用いられている。
【0004】これによれば、バッテリー電源により駆動
されるサーマルヘッド印字濃度制御装置では、該サーマ
ルヘッドの各発熱抵抗体を制御する電圧補正データや温
度補正データがバッテリー電源の変動を考慮してハード
的に発生されている。
されるサーマルヘッド印字濃度制御装置では、該サーマ
ルヘッドの各発熱抵抗体を制御する電圧補正データや温
度補正データがバッテリー電源の変動を考慮してハード
的に発生されている。
【0005】このため、サーマルヘッドの同時に通電す
る発熱体数が多くなると、ヘッド駆動電圧が許容値を下
回ったり、また、それが最も多く続く高温時において、
回路設定素子のバラツキ等によりサーマルヘッドの温度
制御特性の精度が落ちることがある。さらに、各種の感
熱紙に均一に印字処理をするという要求があった場合に
は、使用感熱紙毎にサーマルヘッドのハード的な制御設
定条件を変更しなくてはならない。
る発熱体数が多くなると、ヘッド駆動電圧が許容値を下
回ったり、また、それが最も多く続く高温時において、
回路設定素子のバラツキ等によりサーマルヘッドの温度
制御特性の精度が落ちることがある。さらに、各種の感
熱紙に均一に印字処理をするという要求があった場合に
は、使用感熱紙毎にサーマルヘッドのハード的な制御設
定条件を変更しなくてはならない。
【0006】そこで、電圧補正データや温度補正データ
に基づいてハード的にのみサーマルヘッドを制御するこ
となく、バッテリー電源の電圧変動,ヘッド温度,同時
通電発熱体数を情報パラメータにして、それをソフト的
に制御をし、印字率や感熱紙が異なった場合であっても
、最適なヘッド印字濃度制御をすることができる装置及
びその方法が望まれている。
に基づいてハード的にのみサーマルヘッドを制御するこ
となく、バッテリー電源の電圧変動,ヘッド温度,同時
通電発熱体数を情報パラメータにして、それをソフト的
に制御をし、印字率や感熱紙が異なった場合であっても
、最適なヘッド印字濃度制御をすることができる装置及
びその方法が望まれている。
【0007】
【従来の技術】図5は、従来例に係るサーマルヘッドの
制御装置の構成図である。図5において、例えば、本発
明の特許出願人が先に特許出願(特願平1−21889
7号)をしたサーマルヘッド印字濃度制御装置は、電圧
補正回路1,温度補正回路2,スイッチ情報出力回路3
,スイッチング回路4,サーマルヘッド5及びサーミス
タ6等から成る。
制御装置の構成図である。図5において、例えば、本発
明の特許出願人が先に特許出願(特願平1−21889
7号)をしたサーマルヘッド印字濃度制御装置は、電圧
補正回路1,温度補正回路2,スイッチ情報出力回路3
,スイッチング回路4,サーマルヘッド5及びサーミス
タ6等から成る。
【0008】当該装置の機能は、まず、電圧制御発振器
等より出力される電圧制御信号VFが電圧補正回路1に
より補正され、その電圧補正データD11がスイッチ情
報出力回路3に出力される。一方、上位の制御ユニット
から出力されたトリガ信号TRやサーマルヘッド5に設
けられたサーミスタ6から出力される温度検出信号St
hが温度補正回路2により補正され、その温度補正デー
タD21がスイッチ情報出力回路3に出力される。
等より出力される電圧制御信号VFが電圧補正回路1に
より補正され、その電圧補正データD11がスイッチ情
報出力回路3に出力される。一方、上位の制御ユニット
から出力されたトリガ信号TRやサーマルヘッド5に設
けられたサーミスタ6から出力される温度検出信号St
hが温度補正回路2により補正され、その温度補正デー
タD21がスイッチ情報出力回路3に出力される。
【0009】また、スイッチ情報出力回路3では電圧補
正データD11と、温度補正データD21と、上位の制
御ユニットから出力された外部制御データD3とに基づ
いて発生されたスイッチングデータD4がスイッチング
回路4に出力される。これにより、スイッチング回路4
では、例えば、バッテリー電源EBに接続されたサーマ
ルヘッド5の各発熱抵抗体に供給する電流Ithの通電
期間がハード的に制御されている。
正データD11と、温度補正データD21と、上位の制
御ユニットから出力された外部制御データD3とに基づ
いて発生されたスイッチングデータD4がスイッチング
回路4に出力される。これにより、スイッチング回路4
では、例えば、バッテリー電源EBに接続されたサーマ
ルヘッド5の各発熱抵抗体に供給する電流Ithの通電
期間がハード的に制御されている。
【0010】なお、当該サーマルヘッド印字濃度制御装
置は、主としてNiCd(ニッケルカドニウム)電池や
鉛蓄電池等のバッテリー電源により駆動されるものであ
り、該サーマルヘッド5の各発熱抵抗体は、商用電源に
より駆動される装置に比べて、駆動電圧が低いため、そ
の抵抗値を低く設計し、その供給電流Ithが大きくな
るように設計されている。
置は、主としてNiCd(ニッケルカドニウム)電池や
鉛蓄電池等のバッテリー電源により駆動されるものであ
り、該サーマルヘッド5の各発熱抵抗体は、商用電源に
より駆動される装置に比べて、駆動電圧が低いため、そ
の抵抗値を低く設計し、その供給電流Ithが大きくな
るように設計されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のバ
ッテリー電源により駆動されるサーマルヘッド印字濃度
制御装置によれば、サーマルヘッド5の各発熱抵抗体を
制御する電圧補正データD11や温度補正データD21
がバッテリー電源EBの変動を考慮してハード的に発生
されている。
ッテリー電源により駆動されるサーマルヘッド印字濃度
制御装置によれば、サーマルヘッド5の各発熱抵抗体を
制御する電圧補正データD11や温度補正データD21
がバッテリー電源EBの変動を考慮してハード的に発生
されている。
【0012】すなわち、電圧補正データD11は、バッ
テリー電源EBの変動を考慮して、電圧制御発振器等よ
り出力された電圧制御信号VFを電圧補正回路1により
補正することにより得ている。また、温度補正データD
21は、上位の制御ユニットから出力されたトリガ信号
TRや温度補正回路2のワンショットマルチバイブレー
タの外付け抵抗RやコンデンサCにより一義的に設定さ
れた温度検出信号Sthを温度補正回路2により補正す
ることにより得ている。
テリー電源EBの変動を考慮して、電圧制御発振器等よ
り出力された電圧制御信号VFを電圧補正回路1により
補正することにより得ている。また、温度補正データD
21は、上位の制御ユニットから出力されたトリガ信号
TRや温度補正回路2のワンショットマルチバイブレー
タの外付け抵抗RやコンデンサCにより一義的に設定さ
れた温度検出信号Sthを温度補正回路2により補正す
ることにより得ている。
【0013】このため、次のような問題を招くことがあ
る。
る。
【0014】■ サーマルヘッド5の同時に通電する
発熱体数が多くなると、該発熱体に印加する電圧が許容
値を下回ることがある。これは、サーマルヘッド5内部
の電源パターン抵抗や配線抵抗を小さくしたり、駆動I
C(半導体集積回路装置)の内部抵抗を極力小さくして
、発熱抵抗体に比較して電圧降下を無視できるようにし
ているのにも係わらず、電圧制御発振器等より出力され
た電圧制御信号VFが電圧補正回路1において、その電
圧補正範囲を越えた結果、電圧補正値を逸脱したものと
考えられる。
発熱体数が多くなると、該発熱体に印加する電圧が許容
値を下回ることがある。これは、サーマルヘッド5内部
の電源パターン抵抗や配線抵抗を小さくしたり、駆動I
C(半導体集積回路装置)の内部抵抗を極力小さくして
、発熱抵抗体に比較して電圧降下を無視できるようにし
ているのにも係わらず、電圧制御発振器等より出力され
た電圧制御信号VFが電圧補正回路1において、その電
圧補正範囲を越えた結果、電圧補正値を逸脱したものと
考えられる。
【0015】これにより、同時通電発熱体数が最も多く
なる印字率(黒印字ドット数/黒印字ドット数+無色印
字数) 100〔%〕の印字処理の際に、他の印字ライ
ンに比べて印字抜けや印字むらを生じることがある。
なる印字率(黒印字ドット数/黒印字ドット数+無色印
字数) 100〔%〕の印字処理の際に、他の印字ライ
ンに比べて印字抜けや印字むらを生じることがある。
【0016】■ また、サーミスタ6が指数関数的に
変化をする負性抵抗特性であるため、特に、同時通電発
熱体数が最も多く続く高温時において、ワンショットマ
ルチバイブレータの外付けコンデンサCのバラツキ等に
よりサーマルヘッドの温度制御特性の精度が落ちること
がある。
変化をする負性抵抗特性であるため、特に、同時通電発
熱体数が最も多く続く高温時において、ワンショットマ
ルチバイブレータの外付けコンデンサCのバラツキ等に
よりサーマルヘッドの温度制御特性の精度が落ちること
がある。
【0017】■ さらに、使用感熱紙に応じて発色に
必要な飽和熱エネルギーが異なるにも係わらず、ワンシ
ョットマルチバイブレータの外付けCRが一義的に設定
されているため、かかる制御条件の中で、バッテリー電
源EBの変動を考慮して電圧補正データD11や温度補
正データD21に基づいてサーマルヘッドの制御をしな
くてはならない。
必要な飽和熱エネルギーが異なるにも係わらず、ワンシ
ョットマルチバイブレータの外付けCRが一義的に設定
されているため、かかる制御条件の中で、バッテリー電
源EBの変動を考慮して電圧補正データD11や温度補
正データD21に基づいてサーマルヘッドの制御をしな
くてはならない。
【0018】このため、使用感熱紙を変更する毎に、ワ
ンショットマルチバイブレータの外付けCRを変更する
必要が生じ、一つの制御基板にて様々の感熱紙を使用す
ることが困難となる。
ンショットマルチバイブレータの外付けCRを変更する
必要が生じ、一つの制御基板にて様々の感熱紙を使用す
ることが困難となる。
【0019】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、サーマルヘッドを電圧補正データ
や温度補正データに基づいてハード的にのみ制御するこ
となく、バッテリー電源の電圧変動,ヘッド温度,同時
通電発熱体数を情報パラメータにして、それをソフト的
に制御をし、印字率や感熱紙が異なった場合であっても
、最適なヘッド印字濃度制御をすることが可能となるサ
ーマルヘッドの制御装置及びその制御方法の提供を目的
とする。
作されたものであり、サーマルヘッドを電圧補正データ
や温度補正データに基づいてハード的にのみ制御するこ
となく、バッテリー電源の電圧変動,ヘッド温度,同時
通電発熱体数を情報パラメータにして、それをソフト的
に制御をし、印字率や感熱紙が異なった場合であっても
、最適なヘッド印字濃度制御をすることが可能となるサ
ーマルヘッドの制御装置及びその制御方法の提供を目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係るサーマルヘッドの制御装置及びその制御方
法の原理図である。本発明のサーマルヘッドの制御装置
は図1(a)に示すように、サーマルヘッド15の通電
制御データD1を記憶する記憶手段11と、前記サーマ
ルヘッド15の印加電圧を検出して電圧検出データD2
を出力する電圧検出手段12と、前記サーマルヘッド1
5の温度を検出して温度検出データD3を出力する温度
検出手段13と、前記通電制御データD1,電圧検出デ
ータD2及び温度検出データD3に基づいてサーマルヘ
ッドを出力制御する制御手段14とを具備し、前記制御
手段14が外部制御データDINに基づいて印字データ
D4及び印字制御信号WEを出力することを特徴とする
。
本発明に係るサーマルヘッドの制御装置及びその制御方
法の原理図である。本発明のサーマルヘッドの制御装置
は図1(a)に示すように、サーマルヘッド15の通電
制御データD1を記憶する記憶手段11と、前記サーマ
ルヘッド15の印加電圧を検出して電圧検出データD2
を出力する電圧検出手段12と、前記サーマルヘッド1
5の温度を検出して温度検出データD3を出力する温度
検出手段13と、前記通電制御データD1,電圧検出デ
ータD2及び温度検出データD3に基づいてサーマルヘ
ッドを出力制御する制御手段14とを具備し、前記制御
手段14が外部制御データDINに基づいて印字データ
D4及び印字制御信号WEを出力することを特徴とする
。
【0021】なお、前記サーマルヘッドの制御装置にお
いて、前記制御手段14に同時通電可能な発熱体数を決
定する補助制御手段14Aが設けられることを特徴とす
る。
いて、前記制御手段14に同時通電可能な発熱体数を決
定する補助制御手段14Aが設けられることを特徴とす
る。
【0022】また、本発明に係るサーマルヘッドの制御
方法は、図1(b)に示すように、感熱紙16の性質に
応じたサーマルヘッド15の通電制御データD1と、前
記サーマルヘッド15の印加電圧の検出処理に基づいて
得られた電圧検出データD2と、前記サーマルヘッド1
5の温度の検出処理に基づいて得られた温度検出データ
D3とに基づいて前記サーマルヘッド15の印字制御信
号WEの通電期間Tの立ち下がりを制御することを特徴
とする。
方法は、図1(b)に示すように、感熱紙16の性質に
応じたサーマルヘッド15の通電制御データD1と、前
記サーマルヘッド15の印加電圧の検出処理に基づいて
得られた電圧検出データD2と、前記サーマルヘッド1
5の温度の検出処理に基づいて得られた温度検出データ
D3とに基づいて前記サーマルヘッド15の印字制御信
号WEの通電期間Tの立ち下がりを制御することを特徴
とする。
【0023】なお、前記サーマルヘッドの制御方法にお
いて、前記サーマルヘッド15の同時通電可能な発熱体
数の決定処理に基づいてヘッド分割制御をすることを特
徴とし、上記目的を達成する。
いて、前記サーマルヘッド15の同時通電可能な発熱体
数の決定処理に基づいてヘッド分割制御をすることを特
徴とし、上記目的を達成する。
【0024】
【作 用】本発明のサーマルヘッドの制御装置によれ
ば、図1(a)に示すように記憶手段11,電圧検出手
段12,温度検出手段13及び制御手段14が具備され
、該制御手段14が外部制御データDINに基づいて印
字データD4及び印字制御信号WEをサーマルヘッド1
5に出力している。
ば、図1(a)に示すように記憶手段11,電圧検出手
段12,温度検出手段13及び制御手段14が具備され
、該制御手段14が外部制御データDINに基づいて印
字データD4及び印字制御信号WEをサーマルヘッド1
5に出力している。
【0025】例えば、感熱紙16の印字条件を示す外部
制御データDINが制御手段14に入力されると、まず
、感熱紙16の最適な印字条件を満たすサーマルヘッド
15の通電制御データD1が記憶手段11から読み出さ
れる。また、該制御手段14に設けられた補助制御手段
14Aにより、外部制御データDINに基づいて同時通
電可能な発熱体数が決定される。
制御データDINが制御手段14に入力されると、まず
、感熱紙16の最適な印字条件を満たすサーマルヘッド
15の通電制御データD1が記憶手段11から読み出さ
れる。また、該制御手段14に設けられた補助制御手段
14Aにより、外部制御データDINに基づいて同時通
電可能な発熱体数が決定される。
【0026】一方、サーマルヘッド15の印加電圧が電
圧検出手段12により検出され、その電圧検出データD
2が電圧検出手段12から制御手段14に出力される。 また、サーマルヘッド15の温度が温度検出手段13に
より検出され、その温度検出データD3が温度検出手段
13から制御手段14に出力される。
圧検出手段12により検出され、その電圧検出データD
2が電圧検出手段12から制御手段14に出力される。 また、サーマルヘッド15の温度が温度検出手段13に
より検出され、その温度検出データD3が温度検出手段
13から制御手段14に出力される。
【0027】このため、通電制御データD1,電圧検出
データD2及び温度検出データD3に基づいて同時通電
可能なサーマルヘッド15の発熱体に、印字データD4
及び最適な通電周期Tの印字制御信号WEを出力するこ
とが可能となる。このことで、当該制御装置をバッテリ
ー電源により駆動した場合であっても、従来例のように
サーマルヘッド15を電圧補正データや温度補正データ
に基づいてハード的にのみ制御することなく、該バッテ
リー電源の電圧変動,ヘッド温度,同時通電発熱体数及
び用紙感熱特性を情報パラメータにして、それをソフト
的に制御をすることが可能となる。
データD2及び温度検出データD3に基づいて同時通電
可能なサーマルヘッド15の発熱体に、印字データD4
及び最適な通電周期Tの印字制御信号WEを出力するこ
とが可能となる。このことで、当該制御装置をバッテリ
ー電源により駆動した場合であっても、従来例のように
サーマルヘッド15を電圧補正データや温度補正データ
に基づいてハード的にのみ制御することなく、該バッテ
リー電源の電圧変動,ヘッド温度,同時通電発熱体数及
び用紙感熱特性を情報パラメータにして、それをソフト
的に制御をすることが可能となる。
【0028】これにより、サーマルヘッド15の印字率
や感熱紙16が異なった場合であっても、最適なヘッド
印字濃度制御をすることが可能となる。
や感熱紙16が異なった場合であっても、最適なヘッド
印字濃度制御をすることが可能となる。
【0029】また、本発明に係るサーマルヘッドの制御
方法によれば、通電制御データD1,電圧検出データD
2及び温度検出データD3に基づいて、図1(b)に示
すようなサーマルヘッド15の印字制御信号WEの通電
周期Tの立ち下がりを制御している。
方法によれば、通電制御データD1,電圧検出データD
2及び温度検出データD3に基づいて、図1(b)に示
すようなサーマルヘッド15の印字制御信号WEの通電
周期Tの立ち下がりを制御している。
【0030】例えば、バッテリー電源により駆動される
サーマルヘッド15において、同時通電可能な発熱体数
が決定処理に基づいてヘッド分割制御を行う場合であっ
ても、感熱紙16の性質に応じたサーマルヘッド15の
通電制御データD1と、サーマルヘッド15の印加電圧
の検出処理に基づいて得られた電圧検出データD2と、
サーマルヘッド15の温度の検出処理に基づいて得られ
た温度検出データD3とに基づいてサーマルヘッド15
の通電期間Tの立ち下がりが制御されている。
サーマルヘッド15において、同時通電可能な発熱体数
が決定処理に基づいてヘッド分割制御を行う場合であっ
ても、感熱紙16の性質に応じたサーマルヘッド15の
通電制御データD1と、サーマルヘッド15の印加電圧
の検出処理に基づいて得られた電圧検出データD2と、
サーマルヘッド15の温度の検出処理に基づいて得られ
た温度検出データD3とに基づいてサーマルヘッド15
の通電期間Tの立ち下がりが制御されている。
【0031】このため、サーマルヘッド15の同時に通
電する発熱体数が多くなった場合であっても、該ヘッド
15の通電期間Tの立ち下がりが最適に制御されること
により、該ヘッド15の発熱体の印字エネルギー許容値
を確保することが可能となる。このことで、同時通電発
熱体数が最も多くなる印字率(黒印字ドット数/黒印字
ドット数+無色印字数) 100〔%〕の印字処理の際
にも、他の印字ラインに比べて印字抜けや印字むらが極
力抑制される。
電する発熱体数が多くなった場合であっても、該ヘッド
15の通電期間Tの立ち下がりが最適に制御されること
により、該ヘッド15の発熱体の印字エネルギー許容値
を確保することが可能となる。このことで、同時通電発
熱体数が最も多くなる印字率(黒印字ドット数/黒印字
ドット数+無色印字数) 100〔%〕の印字処理の際
にも、他の印字ラインに比べて印字抜けや印字むらが極
力抑制される。
【0032】また、温度検出手段13の温度検出特性に
左右されることなく、特に、同時通電発熱体数が最も多
く続く高温時においても、サーマルヘッド15の通電期
間Tの立ち下がりが最適に制御されることにより、該ヘ
ッド15の印字濃度特性の向上を図ることが可能となる
。
左右されることなく、特に、同時通電発熱体数が最も多
く続く高温時においても、サーマルヘッド15の通電期
間Tの立ち下がりが最適に制御されることにより、該ヘ
ッド15の印字濃度特性の向上を図ることが可能となる
。
【0033】さらに、使用感熱紙16に応じて発色に必
要な飽和熱エネルギーが異なった場合であっても、温度
検出手段13の温度検出特性に左右されることなく、バ
ッテリー電源の変動を検出した電圧検出データD2やサ
ーマルヘッド15の通電期間Tの立ち下がりが制御され
ることにより、使用感熱紙16に応じたヘッド分割制御
等の最適なヘッド駆動制御をすることが可能となる。
要な飽和熱エネルギーが異なった場合であっても、温度
検出手段13の温度検出特性に左右されることなく、バ
ッテリー電源の変動を検出した電圧検出データD2やサ
ーマルヘッド15の通電期間Tの立ち下がりが制御され
ることにより、使用感熱紙16に応じたヘッド分割制御
等の最適なヘッド駆動制御をすることが可能となる。
【0034】これにより、高印字品質の携帯用サーマル
プリンタを製造することが可能となる。
プリンタを製造することが可能となる。
【0035】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図2〜図4は、本発明の実施例に係るサ
ーマルヘッドの制御装置及びその制御方法を説明する図
であり、図2は、本発明の実施例に係るサーマルヘッド
の制御装置の構成図を示している。
て説明をする。図2〜図4は、本発明の実施例に係るサ
ーマルヘッドの制御装置及びその制御方法を説明する図
であり、図2は、本発明の実施例に係るサーマルヘッド
の制御装置の構成図を示している。
【0036】図2において、例えば、車載用途,ハンデ
ィターミナル等の携帯用サーマルプリンタに適用可能な
サーマルヘッドの制御装置は、RAM(随時読出し書込
み可能メモリ)21A,ROM(読出し専用メモリ)2
1B,電圧測定部22A,A/D変換器22B,サーミ
スタ23A,温度測定部23B,ヘッド印字濃度制御シ
ステム24,ラインサーマルヘッド25及びバッテリー
電源EBから成る。
ィターミナル等の携帯用サーマルプリンタに適用可能な
サーマルヘッドの制御装置は、RAM(随時読出し書込
み可能メモリ)21A,ROM(読出し専用メモリ)2
1B,電圧測定部22A,A/D変換器22B,サーミ
スタ23A,温度測定部23B,ヘッド印字濃度制御シ
ステム24,ラインサーマルヘッド25及びバッテリー
電源EBから成る。
【0037】すなわち、RAM21A,ROM21Bは
記憶手段11の一実施例を構成するものであり、RAM
21Aはラインサーマルヘッド25の印字データD4等
を一時格納するものである。また、ROM21Bは感熱
紙16に応じたサーマルヘッド25の最適な通電制御デ
ータD1を記憶するものである。
記憶手段11の一実施例を構成するものであり、RAM
21Aはラインサーマルヘッド25の印字データD4等
を一時格納するものである。また、ROM21Bは感熱
紙16に応じたサーマルヘッド25の最適な通電制御デ
ータD1を記憶するものである。
【0038】電圧測定部22A,A/D変換器22Bは
電圧検出手段12の一実施例を構成するものであり、電
圧測定部22Aはサーマルヘッド25に印加するヘッド
印加電圧Vを検出するものである。また、A/D変換器
22Bは電圧VをA/D変換をして、その電圧検出デー
タD2をヘッド印字濃度制御システム24に出力するも
のである。なお、ヘッド印加電圧Vと印字制御信号WE
との関係については、図3において説明をする。
電圧検出手段12の一実施例を構成するものであり、電
圧測定部22Aはサーマルヘッド25に印加するヘッド
印加電圧Vを検出するものである。また、A/D変換器
22Bは電圧VをA/D変換をして、その電圧検出デー
タD2をヘッド印字濃度制御システム24に出力するも
のである。なお、ヘッド印加電圧Vと印字制御信号WE
との関係については、図3において説明をする。
【0039】サーミスタ23A,温度測定部23Bは温
度検出手段13の一実施例を構成するものであり、サー
ミスタ23Aは該サーマルヘッド25に取付けられ、そ
の温度を検出するものである。また、温度測定部23B
はヘッド25の温度検出信号を,例えば、A/D変換を
して、その温度検出データD3をヘッド印字濃度制御シ
ステム24に出力するものである。
度検出手段13の一実施例を構成するものであり、サー
ミスタ23Aは該サーマルヘッド25に取付けられ、そ
の温度を検出するものである。また、温度測定部23B
はヘッド25の温度検出信号を,例えば、A/D変換を
して、その温度検出データD3をヘッド印字濃度制御シ
ステム24に出力するものである。
【0040】ヘッド印字濃度制御システム24は制御手
段14の一実施例であり、インターフェース回路24A
,主MPU(マイクロプロセッサユニット)24B及び
サブMPU24Cから成る。
段14の一実施例であり、インターフェース回路24A
,主MPU(マイクロプロセッサユニット)24B及び
サブMPU24Cから成る。
【0041】インターフェース回路24Aは外部制御デ
ータDINの入力をして、該データDINを主MPU2
4Bに転送するものである。また、主MPU24Bは外
部制御データDINに基づいて印字データD4や通電制
御データD1をRAM21Aに、書込み/読出し制御を
したり、また、ROM21Bから該通電制御データD1
の読出し制御をするものである。
ータDINの入力をして、該データDINを主MPU2
4Bに転送するものである。また、主MPU24Bは外
部制御データDINに基づいて印字データD4や通電制
御データD1をRAM21Aに、書込み/読出し制御を
したり、また、ROM21Bから該通電制御データD1
の読出し制御をするものである。
【0042】サブMPU24Cは補助制御手段14Aの
一実施例であり、通電制御データD1,電圧検出データ
D2及び温度検出データD3に基づいてサーマルヘッド
25の出力制御をするものである。なお、サブMPU2
4C内にカウンタ24Dが設けられ、印字データD4の
中の発色ドット数が計数され、該サーマルヘッド25の
同時通電可能な発熱体数が決定される。
一実施例であり、通電制御データD1,電圧検出データ
D2及び温度検出データD3に基づいてサーマルヘッド
25の出力制御をするものである。なお、サブMPU2
4C内にカウンタ24Dが設けられ、印字データD4の
中の発色ドット数が計数され、該サーマルヘッド25の
同時通電可能な発熱体数が決定される。
【0043】サブMPU24Cは,例えば、サーマルヘ
ッド25の分割制御をする場合、印字データD4の中の
発色ドット数に応じて、該ヘッド25の発熱体を印字ブ
ロックに分割するものである。この際に、サブMPU2
4Cからヘッド25にラッチ信号S1,印字データD4
と、印字制御信号WEの一例となるブロック制御信号S
2とが出力され、感熱紙16に分割印字処理される。な
お、サーマルヘッド25の分割制御処理については、本
発明の特許出願人が先に特許出願(特願平02−407
782号)をしたサーマルヘッドの駆動制御装置を参照
されたい。
ッド25の分割制御をする場合、印字データD4の中の
発色ドット数に応じて、該ヘッド25の発熱体を印字ブ
ロックに分割するものである。この際に、サブMPU2
4Cからヘッド25にラッチ信号S1,印字データD4
と、印字制御信号WEの一例となるブロック制御信号S
2とが出力され、感熱紙16に分割印字処理される。な
お、サーマルヘッド25の分割制御処理については、本
発明の特許出願人が先に特許出願(特願平02−407
782号)をしたサーマルヘッドの駆動制御装置を参照
されたい。
【0044】ラインサーマルヘッド25はサーマルヘッ
ド15の一実施例であり、例えば、512〔ドット〕の
発熱抵抗体がライン状に配置され、それがバッテリー電
源容量に応じて4ブロック前後に分割される。また、発
熱抵抗体は商用電源により駆動するタイプに比べて低抵
抗値に設定される。
ド15の一実施例であり、例えば、512〔ドット〕の
発熱抵抗体がライン状に配置され、それがバッテリー電
源容量に応じて4ブロック前後に分割される。また、発
熱抵抗体は商用電源により駆動するタイプに比べて低抵
抗値に設定される。
【0045】バッテリー電源EBは、出力電圧5〜12
〔V〕程度のNiCd電池や鉛蓄電池等であり、該ヘッ
ド25や他の電子回路にヘッド供給電流Ithやその他
の動作電流を供給するものである。
〔V〕程度のNiCd電池や鉛蓄電池等であり、該ヘッ
ド25や他の電子回路にヘッド供給電流Ithやその他
の動作電流を供給するものである。
【0046】図3(a),(b)は本発明の実施例に係
るサーマルヘッドの制御装置の補足説明図であり、図3
(a)は、ヘッド印加電圧の波形図を示している。
るサーマルヘッドの制御装置の補足説明図であり、図3
(a)は、ヘッド印加電圧の波形図を示している。
【0047】図3(a)において、横軸は時間tであり
、A1は電圧降下能動領域を示している。電圧降下能動
領域A1は、同時通電可能な発熱体数に応じてヘッド印
加電圧Vが過渡的(指数関数的)に下がる部分であり、
同時に通電される発熱体数が多くなるほど、電圧安定領
域A2に達する時間が短くなる。これは、該ヘッド25
の発熱抵抗体が並列接続され、その合成抵抗が少なくな
り、バッテリー電源EBから見た時定数が小さくなるた
めである。
、A1は電圧降下能動領域を示している。電圧降下能動
領域A1は、同時通電可能な発熱体数に応じてヘッド印
加電圧Vが過渡的(指数関数的)に下がる部分であり、
同時に通電される発熱体数が多くなるほど、電圧安定領
域A2に達する時間が短くなる。これは、該ヘッド25
の発熱抵抗体が並列接続され、その合成抵抗が少なくな
り、バッテリー電源EBから見た時定数が小さくなるた
めである。
【0048】A2は電圧安定領域であり、発熱体数に同
時に供給されたヘッド供給電流Ithが安定し、そのヘ
ッド印加電圧Vが安定した部分である。
時に供給されたヘッド供給電流Ithが安定し、そのヘ
ッド印加電圧Vが安定した部分である。
【0049】従って、最適な印字濃度制御をするために
は、電圧安定領域A2を基準にして、印字制御信号WE
の通電周期Tを制御しなければならない。本発明の実施
例では、電圧安定領域A2を基準にして、ブロック制御
信号S2の通電周期Tの立ち下がりが制御される。
は、電圧安定領域A2を基準にして、印字制御信号WE
の通電周期Tを制御しなければならない。本発明の実施
例では、電圧安定領域A2を基準にして、ブロック制御
信号S2の通電周期Tの立ち下がりが制御される。
【0050】図3(b)は、ブロック制御信号波形図を
示している。図3(b)において、横軸は時間tであり
、S2はブロック制御信号を示している。t1は割り込
みタイマ値であり、ブロック制御信号S2の通電周期T
の立ち上がりの起動時刻■から通電バイアス時間を加え
た時間である。また、t0は最適パルス幅であり、ブロ
ック制御信号S2の通電周期Tの立ち上がりの起動時刻
■とその立ち下がり時刻■との間の期間である。この際
の立ち下がり時刻■が通電制御データD1,電圧検出デ
ータD2及び温度検出データD3により制御されるもの
である。
示している。図3(b)において、横軸は時間tであり
、S2はブロック制御信号を示している。t1は割り込
みタイマ値であり、ブロック制御信号S2の通電周期T
の立ち上がりの起動時刻■から通電バイアス時間を加え
た時間である。また、t0は最適パルス幅であり、ブロ
ック制御信号S2の通電周期Tの立ち上がりの起動時刻
■とその立ち下がり時刻■との間の期間である。この際
の立ち下がり時刻■が通電制御データD1,電圧検出デ
ータD2及び温度検出データD3により制御されるもの
である。
【0051】例えば、感熱紙16の性質やヘッド温度等
により、実駆動パルス幅t0−t1が可変制御される。
により、実駆動パルス幅t0−t1が可変制御される。
【0052】このようにして、本発明の実施例に係るサ
ーマルヘッドの制御装置によれば、図2に示すようにR
AM21A,ROM21B,電圧測定部22A,A/D
変換器22B,サーミスタ23A,温度測定部23B,
ヘッド印字濃度制御システム24,ラインサーマルヘッ
ド25及びバッテリー電源EBが具備され、該ヘッド印
字濃度制御システム24のサブMPU24Cが外部制御
データDINに基づく通電制御データD1,電圧検出デ
ータD2及び温度検出データD3により、印字データD
4及びブロック制御信号S2をサーマルヘッド25に出
力している。
ーマルヘッドの制御装置によれば、図2に示すようにR
AM21A,ROM21B,電圧測定部22A,A/D
変換器22B,サーミスタ23A,温度測定部23B,
ヘッド印字濃度制御システム24,ラインサーマルヘッ
ド25及びバッテリー電源EBが具備され、該ヘッド印
字濃度制御システム24のサブMPU24Cが外部制御
データDINに基づく通電制御データD1,電圧検出デ
ータD2及び温度検出データD3により、印字データD
4及びブロック制御信号S2をサーマルヘッド25に出
力している。
【0053】例えば、感熱紙16の印字条件を示す外部
制御データDINが主MPU24Aに入力されると、ま
ず、感熱紙16の最適な印字条件を満たすサーマルヘッ
ド25の通電制御データD1がROM21Bから読み出
される。また、サブMPU24Cに設けられたカウンタ
24Dにより、外部制御データDINに基づいて同時通
電可能な発熱体数が決定される。
制御データDINが主MPU24Aに入力されると、ま
ず、感熱紙16の最適な印字条件を満たすサーマルヘッ
ド25の通電制御データD1がROM21Bから読み出
される。また、サブMPU24Cに設けられたカウンタ
24Dにより、外部制御データDINに基づいて同時通
電可能な発熱体数が決定される。
【0054】一方、図3(a)に示すように、サーマル
ヘッド25の印加電圧Vが電圧検出部22A及びA/D
変換器23Bにより検出され、その電圧検出データD2
が電圧検出部22AからサブMPU24Cに出力される
。この際に、同時通電可能な発熱体数に応じてヘッド印
加電圧Vが下がって、電圧降下能動領域A1が長くなる
場合には、それが安定した電圧安定領域A2に達した際
に、ブロック制御信号S2の通電周期Tの立ち下がりが
制御される。
ヘッド25の印加電圧Vが電圧検出部22A及びA/D
変換器23Bにより検出され、その電圧検出データD2
が電圧検出部22AからサブMPU24Cに出力される
。この際に、同時通電可能な発熱体数に応じてヘッド印
加電圧Vが下がって、電圧降下能動領域A1が長くなる
場合には、それが安定した電圧安定領域A2に達した際
に、ブロック制御信号S2の通電周期Tの立ち下がりが
制御される。
【0055】また、サーマルヘッド25の温度がサーミ
スタ23A及び温度検出部23Bにより検出され、その
温度検出データD3が該温度検出部23BからサブMP
U24Cに出力される。
スタ23A及び温度検出部23Bにより検出され、その
温度検出データD3が該温度検出部23BからサブMP
U24Cに出力される。
【0056】このため、通電制御データD1,電圧検出
データD2及び温度検出データD3に基づいて同時通電
可能なサーマルヘッド25の発熱体に、印字データD4
及び最適な通電周期Tの印字制御信号WEを出力するこ
とが可能となる。例えば、図3(b)に示すような、最
適パルス幅のt0のブロック制御信号S2によりサーマ
ルヘッド25の発熱体のヘッド供給電流Ithが制御さ
れる。
データD2及び温度検出データD3に基づいて同時通電
可能なサーマルヘッド25の発熱体に、印字データD4
及び最適な通電周期Tの印字制御信号WEを出力するこ
とが可能となる。例えば、図3(b)に示すような、最
適パルス幅のt0のブロック制御信号S2によりサーマ
ルヘッド25の発熱体のヘッド供給電流Ithが制御さ
れる。
【0057】このことで、当該制御装置をバッテリー電
源により駆動した場合であっても、従来例のようにサー
マルヘッド25を電圧補正データや温度補正データに基
づいてハード的にのみ制御することなく、該バッテリー
電源の電圧変動,ヘッド温度,同時通電発熱体数をパラ
メータにして、それをソフト的に制御をすることが可能
となる。
源により駆動した場合であっても、従来例のようにサー
マルヘッド25を電圧補正データや温度補正データに基
づいてハード的にのみ制御することなく、該バッテリー
電源の電圧変動,ヘッド温度,同時通電発熱体数をパラ
メータにして、それをソフト的に制御をすることが可能
となる。
【0058】これにより、サーマルヘッド25の印字率
や感熱紙16が異なった場合であっても、最適なヘッド
印字濃度制御をすることが可能となる。
や感熱紙16が異なった場合であっても、最適なヘッド
印字濃度制御をすることが可能となる。
【0059】次に、本発明に係るサーマルヘッドの制御
方法について、当該装置の動作を補足しながら説明をす
る。
方法について、当該装置の動作を補足しながら説明をす
る。
【0060】図4は、本発明の実施例に係るサーマルヘ
ッドの駆動制御フローチャートを示している。
ッドの駆動制御フローチャートを示している。
【0061】例えば、バッテリー電源により駆動される
サーマルヘッド25において、その同時通電可能な発熱
体数の決定処理に基づいてヘッド分割制御をする場合、
図4において、まず、ステップP1で感熱紙16の性質
に応じたサーマルヘッド25の通電制御データD1の読
出し処理をする。この際に、ユーザは使用感熱紙16の
種類を設定するため、インターフェース回路24Aを介
して制御コマンド信号を外部制御データDIN等にして
主MPU24Bに入力する。これにより、主MPU24
Bでは外部制御データDINに含まれる制御パラメータ
に基づいて、現在使用される感熱紙16の種類を認識す
ると共に、該感熱紙16の性質に最適な印字エネルギー
に係る通電制御データD1がROM21Bから読出され
る。該通電制御データD1がRAM21Aに一時格納さ
れる。
サーマルヘッド25において、その同時通電可能な発熱
体数の決定処理に基づいてヘッド分割制御をする場合、
図4において、まず、ステップP1で感熱紙16の性質
に応じたサーマルヘッド25の通電制御データD1の読
出し処理をする。この際に、ユーザは使用感熱紙16の
種類を設定するため、インターフェース回路24Aを介
して制御コマンド信号を外部制御データDIN等にして
主MPU24Bに入力する。これにより、主MPU24
Bでは外部制御データDINに含まれる制御パラメータ
に基づいて、現在使用される感熱紙16の種類を認識す
ると共に、該感熱紙16の性質に最適な印字エネルギー
に係る通電制御データD1がROM21Bから読出され
る。該通電制御データD1がRAM21Aに一時格納さ
れる。
【0062】次に、ステップP2で1ドットライン分の
データ入力の有無の確認をする。この際に、1ドットラ
イン分の印字データDINを入力した場合(YES)に
は、ステップP3に移行する。また、それが入力されな
い場合(NO)には、ステップP2を継続する。ここで
、1ライン分の印字データDINは、ホストコンピュー
タから送出される印字指令等に基づいて主MPU24B
により、一旦RAM21Aに展開される。例えば、該印
字データDINがRAM21Aの印字データバッファ領
域に書き込まれる。
データ入力の有無の確認をする。この際に、1ドットラ
イン分の印字データDINを入力した場合(YES)に
は、ステップP3に移行する。また、それが入力されな
い場合(NO)には、ステップP2を継続する。ここで
、1ライン分の印字データDINは、ホストコンピュー
タから送出される印字指令等に基づいて主MPU24B
により、一旦RAM21Aに展開される。例えば、該印
字データDINがRAM21Aの印字データバッファ領
域に書き込まれる。
【0063】従って、1ライン分の印字データDINが
書き込まれた場合(YES)には、ステップP3でライ
ンサーマルヘッド25の同時通電可能な発熱体数の決定
処理をする。この際に、サブMPU24Cでは印字デー
タバッファ領域に書き込まれた印字データDINを読出
し、それをサーマルヘッド25内のドットラインレジス
タに転送すると共に、カウンタ24Dにより該データD
INに含まれる通電ドット数(発熱体数)を発熱ブロッ
ク毎に計数する。また、通電ドット数は一時RAM21
Aに退避される。さらに、先に、ドットラインレジスタ
に転送されている1ライン分の印字データDINが転送
終了した際に、サブMPU24Cではヘッド25の各発
熱体に同時通電を開始する。
書き込まれた場合(YES)には、ステップP3でライ
ンサーマルヘッド25の同時通電可能な発熱体数の決定
処理をする。この際に、サブMPU24Cでは印字デー
タバッファ領域に書き込まれた印字データDINを読出
し、それをサーマルヘッド25内のドットラインレジス
タに転送すると共に、カウンタ24Dにより該データD
INに含まれる通電ドット数(発熱体数)を発熱ブロッ
ク毎に計数する。また、通電ドット数は一時RAM21
Aに退避される。さらに、先に、ドットラインレジスタ
に転送されている1ライン分の印字データDINが転送
終了した際に、サブMPU24Cではヘッド25の各発
熱体に同時通電を開始する。
【0064】その後、ステップP4でヘッド印加電圧V
の検出処理をする。この際に、電圧測定部22AのA/
D変換器22Bを動作させるため割り込みタイマを起動
する。また、電圧測定部22Aによりサーマルヘッド2
5に印加されるヘッド印加電圧Vが検出される。さらに
、該電圧VがA/D変換器22BによりA/D変換され
て、その電圧検出データD2がヘッド印字濃度制御シス
テム24に出力される。ここで、図3(a)に示すよう
に、ヘッド印加電圧Vが同時通電可能な発熱体数に応じ
て指数関数的に下がるため、通電バイアスを加えた割り
込みタイマ値t1後に、ブロック制御信号S2の立ち下
がりを制御する。
の検出処理をする。この際に、電圧測定部22AのA/
D変換器22Bを動作させるため割り込みタイマを起動
する。また、電圧測定部22Aによりサーマルヘッド2
5に印加されるヘッド印加電圧Vが検出される。さらに
、該電圧VがA/D変換器22BによりA/D変換され
て、その電圧検出データD2がヘッド印字濃度制御シス
テム24に出力される。ここで、図3(a)に示すよう
に、ヘッド印加電圧Vが同時通電可能な発熱体数に応じ
て指数関数的に下がるため、通電バイアスを加えた割り
込みタイマ値t1後に、ブロック制御信号S2の立ち下
がりを制御する。
【0065】併せて、ステップP5でヘッド25の温度
Tの検出処理をする。この際に、サーミスタ23Aによ
り、サーマルヘッド25の温度が検出され、また、温度
測定部23Bにより該ヘッド25の温度検出信号が,例
えば、A/D変換されて、その温度検出データD3がヘ
ッド印字濃度制御システム24に出力される。
Tの検出処理をする。この際に、サーミスタ23Aによ
り、サーマルヘッド25の温度が検出され、また、温度
測定部23Bにより該ヘッド25の温度検出信号が,例
えば、A/D変換されて、その温度検出データD3がヘ
ッド印字濃度制御システム24に出力される。
【0066】さらに、ステップP6でヘッド25の分割
通電制御処理をする。この際に、ヘッド印字濃度制御シ
ステム24のサブMPU24Cにより、感熱紙16の性
質に応じたサーマルヘッド25の通電制御データD1と
、その印加電圧Vの検出処理に基づいて得られた電圧検
出データD2と、その温度の検出処理に基づいて得られ
た温度検出データD3とにより、該MPU24Cは現在
ヘッド25の発熱抵抗体が発生している熱仕事を求め、
該ヘッド25の通電期間Tの立ち下がりを図3(b)に
示すような最適パルス幅t0に制御する。
通電制御処理をする。この際に、ヘッド印字濃度制御シ
ステム24のサブMPU24Cにより、感熱紙16の性
質に応じたサーマルヘッド25の通電制御データD1と
、その印加電圧Vの検出処理に基づいて得られた電圧検
出データD2と、その温度の検出処理に基づいて得られ
た温度検出データD3とにより、該MPU24Cは現在
ヘッド25の発熱抵抗体が発生している熱仕事を求め、
該ヘッド25の通電期間Tの立ち下がりを図3(b)に
示すような最適パルス幅t0に制御する。
【0067】なお、熱仕事及びパルス幅t0の決定処理
については、サブMPU24Cの処理能力に応じて、計
算式により直接演算をしたり、また、各データD1〜D
3(情報パラメータ)をある一定のアルゴリズムにして
1バイトないし数バイト程度のオフセットデータとして
、それを正規化し、それに基づいて予めROM21Bに
格納された最適データを読出しても良い。
については、サブMPU24Cの処理能力に応じて、計
算式により直接演算をしたり、また、各データD1〜D
3(情報パラメータ)をある一定のアルゴリズムにして
1バイトないし数バイト程度のオフセットデータとして
、それを正規化し、それに基づいて予めROM21Bに
格納された最適データを読出しても良い。
【0068】その後、ステップP7で印字処理の終了の
有無の確認をする。この際に、印字処理を終了しない場
合(NO)には、ステップP2に戻って、ステップP2
〜P6の処理を繰り返す。また、印字処理の終了(YE
S)により、サーマルヘッド25の駆動制御を終了する
。
有無の確認をする。この際に、印字処理を終了しない場
合(NO)には、ステップP2に戻って、ステップP2
〜P6の処理を繰り返す。また、印字処理の終了(YE
S)により、サーマルヘッド25の駆動制御を終了する
。
【0069】このようにして、本発明の実施例に係るサ
ーマルヘッドの制御方法によれば、通電制御データD1
,電圧検出データD2及び温度検出データD3に基づい
て、図3(b)に示すようなサーマルヘッド25のブロ
ック制御信号S2の通電周期Tの立ち下がりを制御して
いる。
ーマルヘッドの制御方法によれば、通電制御データD1
,電圧検出データD2及び温度検出データD3に基づい
て、図3(b)に示すようなサーマルヘッド25のブロ
ック制御信号S2の通電周期Tの立ち下がりを制御して
いる。
【0070】例えば、ステップP6でバッテリー電源に
より駆動されるサーマルヘッド25において、同時通電
可能な発熱体数が決定処理に基づいてヘッド分割制御を
行う場合であっても、感熱紙16の性質に応じたサーマ
ルヘッド25の通電制御データD1と、その印加電圧の
検出処理に基づいて得られた電圧検出データD2と、そ
の温度の検出処理に基づいて得られた温度検出データD
3とに基づいてサーマルヘッド25の通電期間Tの立ち
下がりが制御されている。
より駆動されるサーマルヘッド25において、同時通電
可能な発熱体数が決定処理に基づいてヘッド分割制御を
行う場合であっても、感熱紙16の性質に応じたサーマ
ルヘッド25の通電制御データD1と、その印加電圧の
検出処理に基づいて得られた電圧検出データD2と、そ
の温度の検出処理に基づいて得られた温度検出データD
3とに基づいてサーマルヘッド25の通電期間Tの立ち
下がりが制御されている。
【0071】このため、サーマルヘッド25の同時に通
電する発熱体数が多くなった場合であっても、図3(b
)に示すように該ヘッド25の通電期間Tの立ち下がり
が最適パルス幅t0に制御されることにより、該ヘッド
25の発熱体から発生される印字エネルギー許容値を確
保することが可能となる。このことから同時通電発熱体
数が最も多くなる印字率(黒印字ドット数/黒印字ドッ
ト数+無色印字数) 100〔%〕の印字処理の際にも
、例えば、通電周期を長くすることで、他の印字ライン
に比べて印字抜けや印字むらが極力抑制される。
電する発熱体数が多くなった場合であっても、図3(b
)に示すように該ヘッド25の通電期間Tの立ち下がり
が最適パルス幅t0に制御されることにより、該ヘッド
25の発熱体から発生される印字エネルギー許容値を確
保することが可能となる。このことから同時通電発熱体
数が最も多くなる印字率(黒印字ドット数/黒印字ドッ
ト数+無色印字数) 100〔%〕の印字処理の際にも
、例えば、通電周期を長くすることで、他の印字ライン
に比べて印字抜けや印字むらが極力抑制される。
【0072】また、サーミスタ23Aや温度検出部23
Bの温度検出特性に左右されることなく、特に、同時通
電発熱体数が最も多く続く高温時においても、サーマル
ヘッド25の通電期間Tの立ち下がりが最適に制御され
ることにより、該ヘッドの印字濃度特性の向上を図るこ
とが可能となる。
Bの温度検出特性に左右されることなく、特に、同時通
電発熱体数が最も多く続く高温時においても、サーマル
ヘッド25の通電期間Tの立ち下がりが最適に制御され
ることにより、該ヘッドの印字濃度特性の向上を図るこ
とが可能となる。
【0073】さらに、使用感熱紙16に応じて発色に必
要な飽和熱エネルギーが異なった場合であっても、サー
ミスタ23Aや温度検出部23B等の温度検出特性に左
右されることなく、バッテリー電源の変動を検出した電
圧検出データD2やサーマルヘッド25の通電期間Tの
立ち下がりが制御されることにより、使用感熱紙16に
応じたヘッド分割制御等の最適なヘッド駆動制御をする
ことが可能となる。
要な飽和熱エネルギーが異なった場合であっても、サー
ミスタ23Aや温度検出部23B等の温度検出特性に左
右されることなく、バッテリー電源の変動を検出した電
圧検出データD2やサーマルヘッド25の通電期間Tの
立ち下がりが制御されることにより、使用感熱紙16に
応じたヘッド分割制御等の最適なヘッド駆動制御をする
ことが可能となる。
【0074】これにより、高印字品質の携帯用サーマル
プリンタを製造することが可能となる。
プリンタを製造することが可能となる。
【0075】なお、本発明の実施例によれば、ヘッド印
字濃度制御システム等の構成要素を独立させているが、
その一部又は全部を一つの制御LSI(半導体集積回路
装置)化しても良い。
字濃度制御システム等の構成要素を独立させているが、
その一部又は全部を一つの制御LSI(半導体集積回路
装置)化しても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーマル
ヘッドの制御装置によれば記憶手段,電圧検出手段,温
度検出手段及び制御手段が具備され、該制御手段が外部
制御データに基づいて印字データ及び印字制御信号をサ
ーマルヘッドに出力している。
ヘッドの制御装置によれば記憶手段,電圧検出手段,温
度検出手段及び制御手段が具備され、該制御手段が外部
制御データに基づいて印字データ及び印字制御信号をサ
ーマルヘッドに出力している。
【0077】このため、各手段から出力される通電制御
データ,電圧検出データ及び温度検出データに基づいて
同時通電可能なサーマルヘッドの発熱体に、印字データ
及び最適な通電周期の印字制御信号を出力することが可
能となる。このことで、当該制御装置をバッテリー電源
により駆動した場合であっても、従来例のようにサーマ
ルヘッドを電圧補正データや温度補正データに基づいて
ハード的にのみ制御することなく、該バッテリー電源の
電圧変動,ヘッド温度,同時通電発熱体数を情報パラメ
ータにして、それをソフト的に制御をすることが可能と
なる。
データ,電圧検出データ及び温度検出データに基づいて
同時通電可能なサーマルヘッドの発熱体に、印字データ
及び最適な通電周期の印字制御信号を出力することが可
能となる。このことで、当該制御装置をバッテリー電源
により駆動した場合であっても、従来例のようにサーマ
ルヘッドを電圧補正データや温度補正データに基づいて
ハード的にのみ制御することなく、該バッテリー電源の
電圧変動,ヘッド温度,同時通電発熱体数を情報パラメ
ータにして、それをソフト的に制御をすることが可能と
なる。
【0078】また、本発明に係るサーマルヘッドの制御
方法によれば、通電制御データ,電圧検出データ及び温
度検出データに基づいて、サーマルヘッドの印字制御信
号の通電周期の立ち下がりを制御している。
方法によれば、通電制御データ,電圧検出データ及び温
度検出データに基づいて、サーマルヘッドの印字制御信
号の通電周期の立ち下がりを制御している。
【0079】このため、サーマルヘッドの同時に通電す
る発熱体数が多くなった場合であっても、該ヘッドの通
電期間の立ち下がりが最適に制御されることにより、該
ヘッド発熱体の印字エネルギー許容値を確保することが
可能となる。このことで、同時通電発熱体数が変化した
場合にも、熱エネルギーの均一化が図られ、感熱紙の印
字濃度の平均化を達成することが可能となる。
る発熱体数が多くなった場合であっても、該ヘッドの通
電期間の立ち下がりが最適に制御されることにより、該
ヘッド発熱体の印字エネルギー許容値を確保することが
可能となる。このことで、同時通電発熱体数が変化した
場合にも、熱エネルギーの均一化が図られ、感熱紙の印
字濃度の平均化を達成することが可能となる。
【0080】これにより、サーマルヘッドの印字率や感
熱紙が異なった場合であっても、最適なヘッド印字濃度
制御をすることが可能となる。このことで、単一の制御
基板により様々な用紙選択可能な高印字品質の携帯用サ
ーマルプリンタの製造に寄与するところが大きい。
熱紙が異なった場合であっても、最適なヘッド印字濃度
制御をすることが可能となる。このことで、単一の制御
基板により様々な用紙選択可能な高印字品質の携帯用サ
ーマルプリンタの製造に寄与するところが大きい。
【図1】本発明に係るサーマルヘッドの制御装置及びそ
の制御方法の原理図である。
の制御方法の原理図である。
【図2】本発明の実施例に係るサーマルヘッドの制御装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図3】本発明の実施例に係るサーマルヘッドの制御装
置の補足説明図である。
置の補足説明図である。
【図4】本発明の実施例に係るサーマルヘッドの駆動制
御のフローチャートである。
御のフローチャートである。
【図5】従来例に係るサーマルヘッドの制御装置の構成
図である。
図である。
11…記憶手段、
12…電圧検出手段、
13…温度検出手段、
14…制御手段、
14A…補助制御手段、
15…サーマルヘッド、
D1…通電制御データ、
D2…電圧検出データ、
D3…温度検出データ、
D4…印字データ、
WE…印字制御信号、
V…ヘッド印加電圧、
DIN…外部制御データ。
Claims (4)
- 【請求項1】 サーマルヘッド(15)の通電制御デ
ータ(D1)を記憶する記憶手段(11)と、前記サー
マルヘッド(15)の印加電圧を検出して電圧検出デー
タ(D2)を出力する電圧検出手段(12)と、前記サ
ーマルヘッド(15)の温度を検出して温度検出データ
(D3)を出力する温度検出手段(13)と、前記通電
制御データ(D1),電圧検出データ(D2)及び温度
検出データ(D3)に基づいてサーマルヘッドを出力制
御する制御手段(14)とを具備し、前記制御手段(1
4)が外部制御データ(DIN)に基づいて印字データ
(D4)及び印字制御信号(WE)を出力することを特
徴とするサーマルヘッドの制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のサーマルヘッドの制御
装置において、前記制御手段(14)に同時通電可能な
発熱体数を決定する補助制御手段(14A)が設けられ
ることを特徴とするサーマルヘッドの制御装置。 - 【請求項3】 感熱紙(16)の性質に応じたサーマ
ルヘッド(15)の通電制御データ(D1)と、前記サ
ーマルヘッド(15)の印加電圧の検出処理に基づいて
得られた電圧検出データ(D2)と、前記サーマルヘッ
ド(15)の温度の検出処理に基づいて得られた温度検
出データ(D3)とに基づいて前記サーマルヘッド(1
5)の印字制御信号(WE)の通電期間(T)の立ち下
がりを制御することを特徴とするサーマルヘッドの制御
方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のサーマルヘッドの制御
方法において、前記サーマルヘッド(15)の同時通電
可能な発熱体数の決定処理に基づいてヘッド分割制御を
することを特徴とするサーマルヘッドの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13430791A JPH04358853A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13430791A JPH04358853A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358853A true JPH04358853A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15125236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13430791A Pending JPH04358853A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04358853A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6784908B2 (en) * | 2000-11-16 | 2004-08-31 | Olympus Corporation | Printer |
US7746367B2 (en) | 2006-03-01 | 2010-06-29 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Thermal printer |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP13430791A patent/JPH04358853A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6784908B2 (en) * | 2000-11-16 | 2004-08-31 | Olympus Corporation | Printer |
US7746367B2 (en) | 2006-03-01 | 2010-06-29 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Thermal printer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010220 |