JPH0435769A - 表面処理金属材料及びその製造方法 - Google Patents

表面処理金属材料及びその製造方法

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JPH0435769A
JPH0435769A JP13839890A JP13839890A JPH0435769A JP H0435769 A JPH0435769 A JP H0435769A JP 13839890 A JP13839890 A JP 13839890A JP 13839890 A JP13839890 A JP 13839890A JP H0435769 A JPH0435769 A JP H0435769A
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JP
Japan
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metal material
thin film
adhesion
metallic material
low
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JP13839890A
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English (en)
Inventor
Ryoji Nishioka
良二 西岡
Joji Oka
岡 襄二
Masaaki Nakano
中野 公明
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0435769A publication Critical patent/JPH0435769A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は化成処理を施してなる被膜上に有機薄膜を有し
、この有機薄膜表面の上から低温プラズマ処理してなる
表面処理金属材料に係わり、さらに詳しくは、優れた密
着性、耐食性、プレス加工性、スポット溶接性を有し、
たとえば自動車、建築、家具、タンク、家電製品など各
種用途に好適な表面処理金属材料に関する。
従来の技術 現在、金属材料は、建築、家具、タンク、自動車、家電
製品など、各種用途に用いられている。
金属材料は、通常その目的に応じて塗装され用いられる
たとえば、耐食性、成形加工性、スポット溶接性が要求
される自動車用鋼板として、鋼板を塗装前処理後、有機
薄膜を形成したものが提案されている(特開平1−20
9133号)。
これには、成形加工、スポット溶接による接合ののち、
そのまま使用されるものと、後塗装(電着、中塗り、上
塗り)したのち、使用されるものがある。
前者の場合、有機薄膜と化成処理の密着性が強固でなけ
ればならず、特に、湿潤、塩水噴霧環境下での密着性低
下(薄膜の剥離)が問題となる。
また、後者の場合、さらに塗装上塗り性が問題となる。
一方、下地塗膜表面を低温プラズマ処理したのち、この
下地塗膜表面上に上塗塗膜を塗布形成する居間密着性を
改善した多層塗膜の形成法が開示されている(特開昭f
33−44985号)。
ところが、この先行例では、その明細書に記載されてい
るように、低温プラズマ雰囲気の「ガス圧力は0.1〜
10Torrの範囲内であることが好ましく」、その理
由として、「ガス圧力が10Torrを超えると低温プ
ラズマ雰囲気が発生しに〈〈なり、また、発生したとし
ても不安定で高い処理効率を得ることはできない、ガス
圧力が0.1 Tart未満では低温プラズマ雰囲気に
よって発生する活性種の濃度が充分でないため、高い処
理効果が得られない傾向がある。」としている。
発明が解決しようとする課題 一般に、使用初期に塗膜の(−次)密着性が良くても、
熱や水等の環境による影響を受けて、経時的には劣化す
なわち剥離しやすい、従って、このような環境による塗
膜の「二次密着性」を評価するために、耐沸騰水浸漬試
験等が行なわれている。
しかしながら、低温プラズマ処理を前記先行例の特開昭
133−44985号に開示されている0、1〜10T
orrの減圧下で行ったとき、塩水噴霧試験や沸騰水浸
漬試験を行うと、この場合もやはり上塗塗膜が下塗塗膜
との界面から剥れてしまうという問題があった。
本発明は、このような欠点のない低温プラズマ処理方法
を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明は、 1、化成処理を施した金属材料の表面に、0.3〜3ル
mの有機薄膜を形成し、その上から低温プラズマ処理を
施してなる表面処理金属材料、2、化成処理を施した金
属材料の表面に、0.3〜3ルmの有機薄膜を形成し、
その上から雰囲気ガスの圧力10丁orr以下で、低温
プラズマ処理を施すことを特徴とする表面処理金属材料
の製造方法、3、化成処理を施した金属材料の表面に、
0.3〜3、inの有機薄膜を形成し、その上から雰囲
気ガスノ圧力0.001〜0.1 Torr、放電電力
100W以上で、低温プラズマ処理を施すことを特徴と
する表面処理金属材料の製造方法、である。
作用 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の表面処理金属材料すなわちプレコート金属材料
の基材となる金属材料として特に制約はないが、冷間あ
るいは熱間で圧延された鋼材、これらの上にめっきを旌
した鋼板、例えば、亜鉛めっき鋼板、亜鉛合金めっき鋼
板、鉛めっき鋼板、鉛合金めっき鋼板、アルミニウムめ
っき鋼板、アルミニウム合金めっき鋼板、ニッケルめっ
き鋼板、すずめつき鋼板、クロムめっき鋼板等、ステン
レス鋼材、アルミニウム又はアルミニウム合金材料、チ
タン又はチタン合金材料などが用いられる。
しかし、後で述べるように、プラズマ処理による影響部
は、これら金属材料に被覆された皮膜のご〈表層部に限
定されるため、これらのどの金属材料であっても、本発
明の効果には変わりない。
さらにこの上に、化成処理を施す、化成処理は、金属板
の耐食性及び塗覆装の密着性を向上させるために行われ
るもので、例えば、りん酸亜鉛処理、りん酸鉄処理ある
いはクロメート処理や複合酸化皮膜処理、重金属置換処
理、シランカフプリング処理等がある。
化成処理層の上に有機薄膜を形成する方法としては、塗
料をロールコーティング、カーテンフローコーティング
、スプレー、浸漬、静電塗装などの方法があるが、特に
限定するものではない。
有機薄膜塗料としては、ポリエステル系、アクリル系、
エポキシ系、ビニル系、アルキッド系、ウレタン系、フ
ッ素系、シリコン系、ポリエーテルスルフォン系、メラ
ミン系など通常使用される塗料が適用可能であるが、こ
れらに限定するものではない、これらの樹脂の中に、5
i02等の顔料が混ぜてあっても差支えない。
この有機薄膜は、乾燥塗膜厚が0.3〜3ル、好ましく
は0.3〜1ルとなるように塗布する。0.3終未満で
は耐食性が不十分であり、3IL超ではスポット溶接性
が低下する。
プラズマ処理方法としては、例えば、第1図に示したよ
うなプラズマ処理装置を用い、不活性ガス雰囲気下の場
合、例えばアルゴン(Ar) 、窒素(N2)、ヘリウ
ム(He)などから選ばれたもの1種、あるいはこれら
の2種以上の混合ガスであってもよい。
又、酸素分子含有ガス雰囲気としては、酸素(02)、
酸素と窒素との混合物、酸素とヘリウムとの混合物など
から選ばれる。
さらに、雰囲気としてアクリル酸(AA)、メチルメタ
アクリレート(MMA) 、  ヒドロキシエチルアク
リレート(HEA) 、  ヒドロキシエチルメタアク
リレート(HEMA)などのアクリル酸系の七ツマ−を
用いることもできる。
以上の使用するガス種に関係なく、プラズマ発生時に紫
外線が発生し、これにより、主に化成処理表面、又は化
成処理層と密着している有機薄膜層のごく表層が改質さ
れ、密着性が向上する。又プラズマ処理に用いられるガ
スにより有機薄膜の表面が改質される。なお、有機薄膜
の膜厚が3μmを超えると、紫外線は透過しにくくなり
化成処理表面の改質は期待できない。
ガス圧力は10Torr以下、好ましくは0.001〜
0.1 Torrで、これによって、良好な耐塩水又は
耐沸隠氷密着性すなわち二次密着性を与えることができ
る。又薄膜の耐汚染性も向上する。
しかしながら、ガス圧力が0.I Torr以下では、
一般に、低温プラズマ雰囲気によって発生する活性種の
濃度が充分でないため、高い処理効果が得られないが、
10〇−以上の高い電圧をかけると、この活性種の濃度
は低くても、効率よく、安定したプラズマが発生するた
め、処理効果の表われる時間も、たとえば10秒以内で
可能となる。
逆に短時間で処理する場合、0.1 丁orr超だと、
ガスの濃度が高すぎて、効率よくプラズマが発生しない
さらに、低圧で、高電圧を付与して処理する方が、表面
は活性化されるので、密着性が良くなり、特に、二次密
着性で、優れた性能を示す。
本発明品の製造に用いられるプラズマ処理装置としては
、例えば高真空度の内部電極型、誘導型、マイクロ波(
2450MHz)直接型などの放電方式のものが挙げら
れ、いずれの方式によっても構わない、第1図はその一
例で、塗装した金属材料表面へプラズマ処理するための
内部電極型装置の断面図を示す、ここで、lは電極板、
2はガラス型ペルジャー、3は処理するプレコート金属
材料。
4は絶縁体、5は金属台、6は金属ベース、7はニード
ルバルブ、8は真空系、9はマー2チングネットワ−9
,10は真空ポンプ、11は高周波電源である。
本発明のプレコート金属材料を製造するには、塗膜を表
層部に有する金属材料を処理装置の中に、例えば第1図
の3の位置に設置し、内部の圧力が少なくとも0.1T
orr未満、できれば0−001Torr以下になるま
で排気し、その後、ガスを導入して所定の圧力0.00
1〜0.1 Torrの雰囲気になるよう調整する。
そして、高周波(103〜10” Hz程度)電源によ
り、適当な放電電力(100〜400111程度)を電
極に印加し、低温プラズマ処理を行うと、−次密着性は
もちろん、二次密着性の著しく向上したプレコート金属
材料が得られる。
このプラズマ処理によって改質されるのは、化成処理層
及び塗膜の表層部であり、基材には影響を与えないので
、基材は前述したもののいずれでも同様の効果が得られ
る。
実施例 電気亜鉛めっき鋼板(めっき量20g/rn’)に、化
成処理及び有機薄膜塗布(115!厚t、OU)を施し
、焼付は後、第1図に示したプラズマ処理装置によって
低温プラズマ処理を行った。
処理条件は第1表〜第4表に示したが、周波数は13.
56MHz、電源出力は300111、処理時間は5秒
とした。
処理後、密着性及び耐汚染性のテストを行った。!着性
は、初期(−次)は基盤目試験によつて行い、沸騰水2
時間浸漬後(二次)は、7ms押出しの基盤目エリクセ
ン試験によって行った。
テスト後、テープ剥離を行い、100目マスのうち、残
っているマス目により、全部残っていれば0.50以下
であれば×で表した。
薄膜の耐汚染性は次の方法によって行った。
すなわち、赤マジックにて汚染し、24時間後にエタノ
ールで拭き取って、マジックの痕跡の度合いで評価した
。結果は、痕跡が全くなければ○、明確に痕跡が残って
いれば×とした。
試験結果によれば、ガス圧力がQ、l Torrを超え
たものについては、沸騰水密着性及び耐汚染性が悪い。
(以下余白) 発明の効果 本発明は、化成処理及び有機薄膜塗布を施した金属材料
において、塗膜表面を低温プラズマ処理してなるもので
あり、得られた表面処理金属材料は、密着性が著しく向
上している。特に0.001〜0.1 Torrの範囲
で高出力(電力)とすることにより、少ないガス消費量
で、短時間で、処理効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、塗装した金属材料表面をプラズマ処理するた
めの内部電極型装置の断面説明図である。 1・@−電極板、2・・・ガラス型ペルジャー3・・・
被処理物、4・・・絶縁体、5・・・金属台、6・・・
金属ベース、7・・・ニードルバルブ、8・・・真空系
、9・・・マツチングネットワーク、10・拳・真空ポ
ンプ、1111・・高周波電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化成処理を施した金属材料の表面に、0.3〜3μ
    mの有機薄膜を形成し、その上から低温プラズマ処理を
    施してなる表面処理金属材料。 2、化成処理を施した金属材料の表面に、0.3〜3μ
    mの有機薄膜を形成し、その上から雰囲気ガスの圧力1
    0Torr以下で、低温プラズマ処理を施すことを特徴
    とする表面処理金属材料の製造方法。 3、化成処理を施した金属材料の表面に、0.3〜3μ
    mの有機薄膜を形成し、その上から雰囲気ガスの圧力0
    .001〜0.1Torr、放電電力100W以上で、
    低温プラズマ処理を施すことを特徴とする表面処理金属
    材料の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007195536A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Daiwa Seiko Inc 釣竿

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049031A (ja) * 1983-08-29 1985-03-18 Japan Synthetic Rubber Co Ltd ポリアミツク酸溶液の製造方法
JPS6144549A (ja) * 1984-08-07 1986-03-04 Brother Ind Ltd 工作機械の工具交換装置
JPS63182076A (ja) * 1987-01-23 1988-07-27 Nippon Steel Corp 表面処理金属板

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