JPH04356769A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH04356769A JPH04356769A JP40720890A JP40720890A JPH04356769A JP H04356769 A JPH04356769 A JP H04356769A JP 40720890 A JP40720890 A JP 40720890A JP 40720890 A JP40720890 A JP 40720890A JP H04356769 A JPH04356769 A JP H04356769A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不使用時においてハブ
の不要の回転をロックするブレーキ部材を備えたテープ
カセットに関するものである。
の不要の回転をロックするブレーキ部材を備えたテープ
カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオ信号やPCM信号等の高密
度記録を行なうテープカセットにおいては、不使用時(
保存時)に磁気テープの弛みを防止するため、ハブを回
転不能にロックするブレーキ部材を内蔵したものが各種
実用化されている(例えば、1/2 インチビデオテー
プカセットや8ミリビデオテープカセット等)。これら
のブレーキ部材は、テープカセットの不使用時にはバネ
の偏倚力によってハブに圧接する方向に付勢されてハブ
を回転不能にロックし、またテープカセットの使用時に
はカセット筺体の外部から挿入されるロック解除ピンに
よってブレーキ部材がハブから離隔される方向へ移動さ
れてハブのロックが解除されるように動作する。
度記録を行なうテープカセットにおいては、不使用時(
保存時)に磁気テープの弛みを防止するため、ハブを回
転不能にロックするブレーキ部材を内蔵したものが各種
実用化されている(例えば、1/2 インチビデオテー
プカセットや8ミリビデオテープカセット等)。これら
のブレーキ部材は、テープカセットの不使用時にはバネ
の偏倚力によってハブに圧接する方向に付勢されてハブ
を回転不能にロックし、またテープカセットの使用時に
はカセット筺体の外部から挿入されるロック解除ピンに
よってブレーキ部材がハブから離隔される方向へ移動さ
れてハブのロックが解除されるように動作する。
【0003】図7、図8はこのようなブレーキ部材の動
作を説明するものであり図7(a),図8(a)は平面
方向からみた動作状態、図7(b),図8(b)は側面
方向からみた動作状態をそれぞれ示している。図中61
はブレーキ部材、62はリールハブ、一点鎖線による6
3はテープカセット筺体部分、Tはリールハブ62に巻
回されている磁気テープを示す。
作を説明するものであり図7(a),図8(a)は平面
方向からみた動作状態、図7(b),図8(b)は側面
方向からみた動作状態をそれぞれ示している。図中61
はブレーキ部材、62はリールハブ、一点鎖線による6
3はテープカセット筺体部分、Tはリールハブ62に巻
回されている磁気テープを示す。
【0004】ブレーキ部材61にはリールハブ62に形
成された歯車状の被係止部62aと当接してリールハブ
62の回転をロックすることのできる係止爪61aが設
けられており、通常時(不使用時)は、バネ固定部61
bに固定された例えばステンレス線によるブレーキバネ
61cがカセット筺体内の圧接部64と圧接しているこ
とによって得られる付勢力によって図7に示すように係
止爪61aと被係止部62aが係合してハブロック状態
とされている。
成された歯車状の被係止部62aと当接してリールハブ
62の回転をロックすることのできる係止爪61aが設
けられており、通常時(不使用時)は、バネ固定部61
bに固定された例えばステンレス線によるブレーキバネ
61cがカセット筺体内の圧接部64と圧接しているこ
とによって得られる付勢力によって図7に示すように係
止爪61aと被係止部62aが係合してハブロック状態
とされている。
【0005】ところが、当該テープカセットが記録再生
装置に装填されると、記録再生装置側に設けられている
解除ピン65が図8(b)に示すようにテープカセット
筺体63に設けられた挿入孔63aから挿入される。す
るとブレーキ部材61において挿入孔63a位置に対応
して設けられた傾斜カム部61dに解除ピン65が当接
し、ブレーキ部材61をブレーキバネ61cによる付勢
力に逆らって押し上げることになり、図8(a)に示す
ように係止爪61aと被係止部62aの係合が解除され
、リールハブ62は回転可能状態とされるものである。
装置に装填されると、記録再生装置側に設けられている
解除ピン65が図8(b)に示すようにテープカセット
筺体63に設けられた挿入孔63aから挿入される。す
るとブレーキ部材61において挿入孔63a位置に対応
して設けられた傾斜カム部61dに解除ピン65が当接
し、ブレーキ部材61をブレーキバネ61cによる付勢
力に逆らって押し上げることになり、図8(a)に示す
ように係止爪61aと被係止部62aの係合が解除され
、リールハブ62は回転可能状態とされるものである。
【0006】なお、一点鎖線で示す63bはテープカセ
ット筺体63を形成する両ハーフにおいてそれぞれ透明
樹脂により成形される窓部であり、この窓部63bによ
って磁気テープTの残量確認ができるようになされてい
る。この際、ブレーキ部材61が位置する面の窓部63
bからでも磁気テープTの残量確認ができるように、ブ
レーキ部材61には窓部63bに対応した位置に孔部6
1eが形成されている。また、61fはハブロック状態
からロック解除状態までのスライド移動を案内するため
のガイド孔であり、カセット筺体63内に固定されたガ
イドピン66が挿通されている。
ット筺体63を形成する両ハーフにおいてそれぞれ透明
樹脂により成形される窓部であり、この窓部63bによ
って磁気テープTの残量確認ができるようになされてい
る。この際、ブレーキ部材61が位置する面の窓部63
bからでも磁気テープTの残量確認ができるように、ブ
レーキ部材61には窓部63bに対応した位置に孔部6
1eが形成されている。また、61fはハブロック状態
からロック解除状態までのスライド移動を案内するため
のガイド孔であり、カセット筺体63内に固定されたガ
イドピン66が挿通されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カセット筺
体の窓部のサイズ等によってはブレーキ部材61の孔部
61eもより大きくしなければならない場合があり、こ
の場合、ガイド孔61fを設けるための十分なスペース
がとれなくなるため、例えば図9に示すように孔部61
eに連続した、つまり一端部が開放されたガイド溝61
f’が形成され、このガイド溝61f’にガイドピン6
6が挿通することになる。
体の窓部のサイズ等によってはブレーキ部材61の孔部
61eもより大きくしなければならない場合があり、こ
の場合、ガイド孔61fを設けるための十分なスペース
がとれなくなるため、例えば図9に示すように孔部61
eに連続した、つまり一端部が開放されたガイド溝61
f’が形成され、このガイド溝61f’にガイドピン6
6が挿通することになる。
【0008】ここで、ガイドピン66はハブロック時に
はガイド溝61f’に対して66aの位置にあり、一方
ハブロックが解除された状態では66bの地点に位置す
ることになる。つまり、ロック解除時ではガイドピン6
6はガイド溝61f’から離脱しているため、再度ハブ
ロックされる際にはガイドピン66はガイド溝61f’
内に正確に導入される必要がある。
はガイド溝61f’に対して66aの位置にあり、一方
ハブロックが解除された状態では66bの地点に位置す
ることになる。つまり、ロック解除時ではガイドピン6
6はガイド溝61f’から離脱しているため、再度ハブ
ロックされる際にはガイドピン66はガイド溝61f’
内に正確に導入される必要がある。
【0009】ところが、ロック解除時にブレーキ部材6
1の位置が多少でもずれたりすれば、ロック時のブレー
キ部材61のスライド移動でガイドピン66が円滑にガ
イド溝61f’内に導入されるとは期待できず、多くの
場合、ガイド溝61f’の開放部分の周辺にガイドピン
がぶつかってしまい、ブレーキ部材61のスライド動作
が阻害されることになるという問題がある。このような
場合は当然適正なハブロック作用は発揮されない。
1の位置が多少でもずれたりすれば、ロック時のブレー
キ部材61のスライド移動でガイドピン66が円滑にガ
イド溝61f’内に導入されるとは期待できず、多くの
場合、ガイド溝61f’の開放部分の周辺にガイドピン
がぶつかってしまい、ブレーキ部材61のスライド動作
が阻害されることになるという問題がある。このような
場合は当然適正なハブロック作用は発揮されない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、カセット筺体に形成さ
れたガイドピンが、一端部が開放されたガイド溝に挿通
していることによって案内されて、磁気テープが巻回さ
れる一対のハブの周面に対し接離する方向にスライド移
動ができるように配されハブロック及びハブロック解除
がなされるようにされたブレーキ部材が設けられたテー
プカセットにおいて、スライド移動動作時に、ガイド溝
から離脱しているガイドピンをガイド溝内に円滑に導入
することができるように、ガイド溝の開放された一端部
をテーパー状に広がる形状に形成する。
点にかんがみてなされたもので、カセット筺体に形成さ
れたガイドピンが、一端部が開放されたガイド溝に挿通
していることによって案内されて、磁気テープが巻回さ
れる一対のハブの周面に対し接離する方向にスライド移
動ができるように配されハブロック及びハブロック解除
がなされるようにされたブレーキ部材が設けられたテー
プカセットにおいて、スライド移動動作時に、ガイド溝
から離脱しているガイドピンをガイド溝内に円滑に導入
することができるように、ガイド溝の開放された一端部
をテーパー状に広がる形状に形成する。
【0011】
【作用】ロック解除位置からロック位置までブレーキ部
材がスライド移動する際に、ガイドピンがガイド溝の開
放部分からガイド溝内に侵入してスライド移動の案内を
行なう構成の場合でも、ガイド溝の開放部分がテーパー
状とされていることにより、ガイドピンはテーパー部に
案内されて円滑にガイド溝内に侵入でき、ブレーキ部材
のスライド移動の案内を良好に行なうことができる。
材がスライド移動する際に、ガイドピンがガイド溝の開
放部分からガイド溝内に侵入してスライド移動の案内を
行なう構成の場合でも、ガイド溝の開放部分がテーパー
状とされていることにより、ガイドピンはテーパー部に
案内されて円滑にガイド溝内に侵入でき、ブレーキ部材
のスライド移動の案内を良好に行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のテープカセットの一実施例を
図1〜図6を参照して説明する。なお、本例のテープカ
セットは超小型に構成されるものである。図3〜図6に
おいて、1は例えばPCM信号を記録・再生する磁気テ
ープを収納するテープカセットの筺体を全体として示し
、このカセット筺体1は上ハーフ2と下ハーフ3とを対
向させてネジ4により締め付けて合体し、この両ハーフ
2,3の前面側に形成される開口部5を開閉するリッド
6を回動自在に軸支することにより構成される。
図1〜図6を参照して説明する。なお、本例のテープカ
セットは超小型に構成されるものである。図3〜図6に
おいて、1は例えばPCM信号を記録・再生する磁気テ
ープを収納するテープカセットの筺体を全体として示し
、このカセット筺体1は上ハーフ2と下ハーフ3とを対
向させてネジ4により締め付けて合体し、この両ハーフ
2,3の前面側に形成される開口部5を開閉するリッド
6を回動自在に軸支することにより構成される。
【0013】このカセット筺体1内、即ち上下ハーフ2
,3間には、図3、図4に示すように、ハブ駆動軸の挿
通孔2a,2b(及び3a,3b)に対応して配される
一対の両ハブ7,8間に磁気テープTが巻装された状態
で収納され、その磁気テープTの一部分が、前面側開口
部5の両側に回転自在に軸支されるガイドローラを兼ね
るピンチローラ9,10を介して架張状態で、前面側開
口部5に表出されるようになされている。
,3間には、図3、図4に示すように、ハブ駆動軸の挿
通孔2a,2b(及び3a,3b)に対応して配される
一対の両ハブ7,8間に磁気テープTが巻装された状態
で収納され、その磁気テープTの一部分が、前面側開口
部5の両側に回転自在に軸支されるガイドローラを兼ね
るピンチローラ9,10を介して架張状態で、前面側開
口部5に表出されるようになされている。
【0014】カセット筺体1の上下面側には、後部両側
各部に位置して上下両ハーフ2,3に連通する誤消去防
止機構12,13が配設されるとともに中心前後方向の
前後部及び後部横方向の両側部に位置決め基準孔14,
15及び16,17が設けられ、さらに、後縁部横方向
に複数の所要検出孔18,19が形成され、さらに両側
面の後部にはグリップ部20,21が形成されている。 また、カセット筺体1の前面側開口部5を開閉するリッ
ド6には横方向のガイド溝22に沿ってチェンジャ用係
合部23が設けられている。さらに、上下両ハーフ2,
3の平面中央部分には透明樹脂で成形された窓部2c,
3cが設けられ、カセット筺体1の外部から磁気テープ
Tの残量確認ができるようになされている。
各部に位置して上下両ハーフ2,3に連通する誤消去防
止機構12,13が配設されるとともに中心前後方向の
前後部及び後部横方向の両側部に位置決め基準孔14,
15及び16,17が設けられ、さらに、後縁部横方向
に複数の所要検出孔18,19が形成され、さらに両側
面の後部にはグリップ部20,21が形成されている。 また、カセット筺体1の前面側開口部5を開閉するリッ
ド6には横方向のガイド溝22に沿ってチェンジャ用係
合部23が設けられている。さらに、上下両ハーフ2,
3の平面中央部分には透明樹脂で成形された窓部2c,
3cが設けられ、カセット筺体1の外部から磁気テープ
Tの残量確認ができるようになされている。
【0015】また、図4において示されているように、
このカセット筺体1内には両ハブ7,8に対して不使用
時においてブレーキ動作するブレーキ部材11が備えら
れており、このブレーキ部材11は、記録再生装置に装
填された際に、位置決め基準孔15から挿入される位置
決めピンがブレーキ解除ピンの機能を兼ねることにより
、ロック解除方向に摺動され、ハブ7,8が回転可能状
態とされるものである。
このカセット筺体1内には両ハブ7,8に対して不使用
時においてブレーキ動作するブレーキ部材11が備えら
れており、このブレーキ部材11は、記録再生装置に装
填された際に、位置決め基準孔15から挿入される位置
決めピンがブレーキ解除ピンの機能を兼ねることにより
、ロック解除方向に摺動され、ハブ7,8が回転可能状
態とされるものである。
【0016】すなわち、不使用時にあっては、バネ固定
部11bに固定された例えばステンレス線によるブレー
キバネ11cがカセット筺体1内の圧接部3dと圧接し
ていることによって得られる付勢力によって係止爪11
aがハブ7,8に設けられた歯車状の被係止部(内ハブ
)7a,8aと当接しており、ハブロック状態とされる
が、当該テープカセットが記録再生装置に装填されると
きに位置決め基準孔15から挿入される位置決めピンが
ブレーキ解除ピンとして、ブレーキ部材11の傾斜カム
部11dに当接する。傾斜カム部11dは上下ハーフ2
,3の基準孔15の貫通方向の両方向に向かって傾斜す
る断面V字状のカム面を有しているため、位置決めピン
が当接されるとブレーキ部材11はブレーキバネ11c
による付勢力に逆らって、ガイド溝11fに挿通するガ
イドピン3eに案内されてスライド移動する。従って係
止爪11aと被係止部7a,8aの係合が解除されてハ
ブ7,8が回転可能状態とされるものである。
部11bに固定された例えばステンレス線によるブレー
キバネ11cがカセット筺体1内の圧接部3dと圧接し
ていることによって得られる付勢力によって係止爪11
aがハブ7,8に設けられた歯車状の被係止部(内ハブ
)7a,8aと当接しており、ハブロック状態とされる
が、当該テープカセットが記録再生装置に装填されると
きに位置決め基準孔15から挿入される位置決めピンが
ブレーキ解除ピンとして、ブレーキ部材11の傾斜カム
部11dに当接する。傾斜カム部11dは上下ハーフ2
,3の基準孔15の貫通方向の両方向に向かって傾斜す
る断面V字状のカム面を有しているため、位置決めピン
が当接されるとブレーキ部材11はブレーキバネ11c
による付勢力に逆らって、ガイド溝11fに挿通するガ
イドピン3eに案内されてスライド移動する。従って係
止爪11aと被係止部7a,8aの係合が解除されてハ
ブ7,8が回転可能状態とされるものである。
【0017】なお、本テープカセットは両面記録再生可
能なタイプであるため、いづれの面を上にして記録再生
装置に装填してもハブブレーキが解除されるようにカム
面が断面V字状にされているものであるが、1ウエイ型
の記録フォーマットによるテープカセットにおいては、
カム面を断面V字状にする必要はない。
能なタイプであるため、いづれの面を上にして記録再生
装置に装填してもハブブレーキが解除されるようにカム
面が断面V字状にされているものであるが、1ウエイ型
の記録フォーマットによるテープカセットにおいては、
カム面を断面V字状にする必要はない。
【0018】また、ブレーキ部材11の中央部分には上
下ハーフ2,3に形成される窓部2c,3cの位置に対
応して孔部11eが設けられており、この孔部11eは
、ブレーキ部材11がいづれの摺動位置にあっても窓部
2c,3cを覆うことのない大きさとされている。また
、孔部11eが形成されることによりガイド溝11fは
一端部が孔部11eと連続したものとなっている。
下ハーフ2,3に形成される窓部2c,3cの位置に対
応して孔部11eが設けられており、この孔部11eは
、ブレーキ部材11がいづれの摺動位置にあっても窓部
2c,3cを覆うことのない大きさとされている。また
、孔部11eが形成されることによりガイド溝11fは
一端部が孔部11eと連続したものとなっている。
【0019】このように構成されるテープカセットにお
いては、カセット筺体1内に収納される磁気テープTは
回転ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録・再生が
行なわれるようになされている。すなわち、図5に示す
ように、回転ヘッド41はヘッドドラム42に対して所
要角度で傾斜して回転されるようになされており、ヘッ
ドドラム42はカセット筺体1のリッド6を上方又は下
方へ回動することによって開放される前面側開口部5に
部分的に挿入されて、この開口部5を横切るように架張
される磁気テープTがヘッドドラム42の挿入側周面に
巻き付くように摺動され、回転ヘッド41が回転すると
磁気テープTを斜めに横切る傾斜したトラックが形成さ
れることになる。
いては、カセット筺体1内に収納される磁気テープTは
回転ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録・再生が
行なわれるようになされている。すなわち、図5に示す
ように、回転ヘッド41はヘッドドラム42に対して所
要角度で傾斜して回転されるようになされており、ヘッ
ドドラム42はカセット筺体1のリッド6を上方又は下
方へ回動することによって開放される前面側開口部5に
部分的に挿入されて、この開口部5を横切るように架張
される磁気テープTがヘッドドラム42の挿入側周面に
巻き付くように摺動され、回転ヘッド41が回転すると
磁気テープTを斜めに横切る傾斜したトラックが形成さ
れることになる。
【0020】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるように、本実施例にお
いては、カセット筺体1の開口部5のヘッドドラム42
の挿入部にはガイド部材が互いに逆方向の傾斜となって
いる一対のテープガイド部材24,25をガイドローラ
9,10の内側に位置して、対向して揺動及び横方向に
移動可能に配設してある。従って、図6に示すようにヘ
ッドドラム42を開口部5に挿入することにより、テー
プガイド部材24,25がヘッドドラム42の周面に当
接する状態となり、つまり、ヘッドドラム42の周面と
の間において磁気テープTを挟んだ状態でガイドするよ
うになされている。
が確実にヘリカル状に摺接されるように、本実施例にお
いては、カセット筺体1の開口部5のヘッドドラム42
の挿入部にはガイド部材が互いに逆方向の傾斜となって
いる一対のテープガイド部材24,25をガイドローラ
9,10の内側に位置して、対向して揺動及び横方向に
移動可能に配設してある。従って、図6に示すようにヘ
ッドドラム42を開口部5に挿入することにより、テー
プガイド部材24,25がヘッドドラム42の周面に当
接する状態となり、つまり、ヘッドドラム42の周面と
の間において磁気テープTを挟んだ状態でガイドするよ
うになされている。
【0021】また、ヘッドドラム42の両側部にはカセ
ット筺体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウイングガイド43,44が備えられており、この
両ウイングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着され、磁気テープTをテープガイド部材2
4,25に圧接するようにしている。この両ウイングガ
イド43,44はカセット筺体1の開口部5にその内側
よりの支持片26,27と、この支持片26,27とピ
ンチローラ9,10との間に位置するテープはみ出し防
止用のガイド突起28,29との間において挿入される
ようになされている。
ット筺体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウイングガイド43,44が備えられており、この
両ウイングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着され、磁気テープTをテープガイド部材2
4,25に圧接するようにしている。この両ウイングガ
イド43,44はカセット筺体1の開口部5にその内側
よりの支持片26,27と、この支持片26,27とピ
ンチローラ9,10との間に位置するテープはみ出し防
止用のガイド突起28,29との間において挿入される
ようになされている。
【0022】つづいて、以上のように構成されるテープ
カセットにおいて、カセット筺体1内に配設されている
ブレーキ部材11の構成について説明する。図1(a)
(b)(c)(d)はブレーキ部材11の正面図、B−
B断面図、背面図、及び底面図を示すものである。
カセットにおいて、カセット筺体1内に配設されている
ブレーキ部材11の構成について説明する。図1(a)
(b)(c)(d)はブレーキ部材11の正面図、B−
B断面図、背面図、及び底面図を示すものである。
【0023】本実施例におけるブレーキ部材11は、図
1(b)からわかるようにカセット筺体1の厚み方向に
対して断面V字状に傾斜するカム面を有する傾斜カム部
11dは樹脂成形されており、またブレーキバネ11c
はステンレス線によるが、その他の部分は、0.1mm
程度の薄肉の板金部(例えばSUS;非磁性材)とされ
、傾斜カム部11dとはインサート成形により固定され
ている。そして、またバネ固定部11bは折り曲げられ
てブレーキバネ11cを固定するようにしている。なお
、ブレーキバネ11cの固定はスポット溶接によっても
よい。さらに、板金部分にはビード加工部11hを形成
して剛性を向上させるとともに、ビード加工部11hの
凸部頂点部11htがカセット筺体1内面に対する摺動
面とされている。
1(b)からわかるようにカセット筺体1の厚み方向に
対して断面V字状に傾斜するカム面を有する傾斜カム部
11dは樹脂成形されており、またブレーキバネ11c
はステンレス線によるが、その他の部分は、0.1mm
程度の薄肉の板金部(例えばSUS;非磁性材)とされ
、傾斜カム部11dとはインサート成形により固定され
ている。そして、またバネ固定部11bは折り曲げられ
てブレーキバネ11cを固定するようにしている。なお
、ブレーキバネ11cの固定はスポット溶接によっても
よい。さらに、板金部分にはビード加工部11hを形成
して剛性を向上させるとともに、ビード加工部11hの
凸部頂点部11htがカセット筺体1内面に対する摺動
面とされている。
【0024】そして、上述したようにガイド溝11fは
孔部11eと連続したものとなっており、その連続部分
、すなわちガイド溝11fの開放部分はハ字状にテーパ
ー部11ftが形成されている。従って、図2(a)に
示すハブロックの位置状態から、図2(b)のロック解
除位置までブレーキ部材11がスライドすると、ガイド
ピン3eは図示するようにガイド溝11fから離脱して
孔部3e内に位置することになるが、再びハブロックの
位置までブレーキ部材11がスライドする際にはガイド
ピン3eはテーパー部11ftに案内されて円滑にガイ
ド溝11fに侵入することになる。
孔部11eと連続したものとなっており、その連続部分
、すなわちガイド溝11fの開放部分はハ字状にテーパ
ー部11ftが形成されている。従って、図2(a)に
示すハブロックの位置状態から、図2(b)のロック解
除位置までブレーキ部材11がスライドすると、ガイド
ピン3eは図示するようにガイド溝11fから離脱して
孔部3e内に位置することになるが、再びハブロックの
位置までブレーキ部材11がスライドする際にはガイド
ピン3eはテーパー部11ftに案内されて円滑にガイ
ド溝11fに侵入することになる。
【0025】つまり、ハブロック解除状態の時やスライ
ド時に多少ブレーキ部材11の位置がずれたりしてもガ
イドピン3eがガイド溝11fに侵入できなくなるとい
った事態は発生しないため、本実施例においてはブレー
キ部材11によるハブロック機能は常に円滑に作用する
。
ド時に多少ブレーキ部材11の位置がずれたりしてもガ
イドピン3eがガイド溝11fに侵入できなくなるとい
った事態は発生しないため、本実施例においてはブレー
キ部材11によるハブロック機能は常に円滑に作用する
。
【0026】なお、本実施例においては、ブレーキ部材
11本体が樹脂部と板金部によって複合構成され、特に
バネ固定部11bを板金により成形することにより、樹
脂成形される場合に比べて厚さ方向の寸法に余裕を持つ
ことができ、図示するように折り曲げ加工により、或は
スポット溶接により、ブレーキバネ11cを固定するこ
とができ、ブレーキバネ11cの固定が容易確実となっ
ている。
11本体が樹脂部と板金部によって複合構成され、特に
バネ固定部11bを板金により成形することにより、樹
脂成形される場合に比べて厚さ方向の寸法に余裕を持つ
ことができ、図示するように折り曲げ加工により、或は
スポット溶接により、ブレーキバネ11cを固定するこ
とができ、ブレーキバネ11cの固定が容易確実となっ
ている。
【0027】また、傾斜カム部11dは樹脂成形される
ため、位置決め基準孔15から挿入される位置決めピン
(ブレーキ解除ピン)に対する耐摩耗性も適当である。 そして、ビード加工部11hの凸部頂点部11htがカ
セット筺体1の内面と線接触して摺動面とされることに
より、摺動動作の円滑性も損なわれない。
ため、位置決め基準孔15から挿入される位置決めピン
(ブレーキ解除ピン)に対する耐摩耗性も適当である。 そして、ビード加工部11hの凸部頂点部11htがカ
セット筺体1の内面と線接触して摺動面とされることに
より、摺動動作の円滑性も損なわれない。
【0028】さらに、本実施例ではカセット筺体1に設
けられる窓部2c,3cからの磁気テープ残量確認の妨
げとならないようにブレーキ部材11の本体中央部に孔
部11eが設けられるため、ブレーキ部材11の本体中
央部は側部11g,11gのみで構成されることになる
が、側部11gも板金成形されていることにより、しか
も側部11g部分にもビード加工が施されていることに
より、十分な剛性が得られる。従って、スライド時にた
わむことはなく、円滑なロック及びロック解除動作が実
現でき、またテープ走行の妨げとならない。
けられる窓部2c,3cからの磁気テープ残量確認の妨
げとならないようにブレーキ部材11の本体中央部に孔
部11eが設けられるため、ブレーキ部材11の本体中
央部は側部11g,11gのみで構成されることになる
が、側部11gも板金成形されていることにより、しか
も側部11g部分にもビード加工が施されていることに
より、十分な剛性が得られる。従って、スライド時にた
わむことはなく、円滑なロック及びロック解除動作が実
現でき、またテープ走行の妨げとならない。
【0029】なお、本発明におけるブレーキ部材の形状
及び材質構成は上記のものに限られるものではなく、本
発明が適用されるテープカセットのサイズ、用途、形状
等に応じて変更されるべきものである。
及び材質構成は上記のものに限られるものではなく、本
発明が適用されるテープカセットのサイズ、用途、形状
等に応じて変更されるべきものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープカセ
ットは、一端が開放されているガイド溝を有するブレー
キ部材において、その開放部分はガイド溝から離脱して
いるガイドピンが円滑にガイド溝内に導入されるように
テーパー状に広がる形状とされているため、ハブロック
解除状態の時やスライド時に多少ブレーキ部材の位置が
ずれたりしてもガイドピンがガイド溝に侵入できなくな
るといった事態は発生せず、常に安定したブレーキ部材
によるハブロック機能が得られるという効果がある。
ットは、一端が開放されているガイド溝を有するブレー
キ部材において、その開放部分はガイド溝から離脱して
いるガイドピンが円滑にガイド溝内に導入されるように
テーパー状に広がる形状とされているため、ハブロック
解除状態の時やスライド時に多少ブレーキ部材の位置が
ずれたりしてもガイドピンがガイド溝に侵入できなくな
るといった事態は発生せず、常に安定したブレーキ部材
によるハブロック機能が得られるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例におけるブレーキ部材の平面
図、B−B断面図、背面図、及び底面図である。
図、B−B断面図、背面図、及び底面図である。
【図2】本実施例の動作説明図である。
【図3】本実施例のテープカセットの斜視図である。
【図4】本実施例のテープカセットにおけるブレーキ部
材の取付状態の説明図である。
材の取付状態の説明図である。
【図5】本実施例のテープカセットとヘッドドラムの関
係図である。
係図である。
【図6】本実施例のテープカセットにヘッドドラムを挿
入した状態の平面図である。
入した状態の平面図である。
【図7】ハブブレーキ機構の説明図である。
【図8】ハブブレーキ機構の説明図である。
【図9】従来のブレーキ部材のガイド溝の説明図である
。
。
3d 当接部
7a 被係止部
8a 被係止部
11 ブレーキ部材
11a 係止爪
11b バネ固定部
11c ブレーキバネ
11d 傾斜カム部
11e 孔部
11f ガイド溝
11ft テーパー部
Claims (1)
- 【請求項1】 カセット筺体に形成されたガイドピン
が一端部が開放されたガイド溝に挿通していることによ
って案内されて、磁気テープが巻回される一対のハブの
周面に対し接離する方向にスライド移動ができるように
配され、ハブロック及びハブロック解除がなされるよう
にされたブレーキ部材が設けられたテープカセットにお
いて、スライド移動動作時に、前記ガイド溝から離脱し
ている前記ガイドピンを前記ガイド溝内に導入すること
ができるように前記ガイド溝の開放された一端部はテー
パー状に広がる形状とされていることを特徴とするテー
プカセット。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40720890A JPH04356769A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | テープカセット |
US07/802,405 US5267114A (en) | 1990-12-10 | 1991-12-04 | Tape cassette with spring-biased hub brake |
EP91311422A EP0490610B1 (en) | 1990-12-10 | 1991-12-09 | Tape cassette |
DE69125693T DE69125693T2 (de) | 1990-12-10 | 1991-12-09 | Bandkassette |
KR1019910022565A KR100272808B1 (ko) | 1990-12-10 | 1991-12-10 | 테이프 카세트 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40720890A JPH04356769A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04356769A true JPH04356769A (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=18516826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40720890A Pending JPH04356769A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04356769A (ja) |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40720890A patent/JPH04356769A/ja active Pending
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