JPH04356675A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH04356675A
JPH04356675A JP13121191A JP13121191A JPH04356675A JP H04356675 A JPH04356675 A JP H04356675A JP 13121191 A JP13121191 A JP 13121191A JP 13121191 A JP13121191 A JP 13121191A JP H04356675 A JPH04356675 A JP H04356675A
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evaporator
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hot gas
low pressure
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Akitoshi Ueno
明敏 上野
Yuuji Fujimoto
遊二 藤本
Seiji Sakai
誠治 酒井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低圧側の圧力低下を防止
するためのホットガスバイパス運転を行うことが可能な
中温用エアコン等の冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍装置で庫内を+10℃付近の中温度
域に温度制御するエアコンの場合には、外気温度が低い
とき、高圧圧力が低下し、そのためにキャピラリチュー
ブ等膨張手段以降の低圧側圧力が低下して、蒸発器の温
度が低くなるために、蒸発器に着霜しやすくなることは
周知である。この種のエアコンでたとえば椎茸栽培の冷
蔵室を冷却する装置の場合、従来は蒸発器の冷媒出口温
度を検出して、この温度がたとえば0℃未満になると圧
縮機を止めて蒸発器に設けられるファンを回して送風運
転を続け、蒸発器に付着している霜を取るようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように圧縮機を止
め送風運転を続けることによってデフロストは可能であ
るが、除霜に時間を費やすのと、デフロスト運転中に庫
内の温度が上昇し変動幅が大きくなって栽培中の椎茸な
どの品質低下を招く問題は避けられない。
【0004】このような点に鑑みて、蒸発温度を検出し
て所定値よりも温度低下すると、圧縮機のホットガスの
一部を低圧側にバイパスして低圧側の圧力低下を抑える
ことにより、着霜を防止するようにした冷凍装置が提案
されているが、これは、周期的にデフロストを行う装置
と比較して、着霜を防止してデフロスト運転を少なくす
る点で庫内の温度変動を小さくし得るなどの利点を有す
るが、蒸発器では偏流が生じる等によって局部的に過熱
がつき、検知場所の選定が困難となる問題がある。一方
、蒸発温度に代わって蒸発圧力の低下を低圧圧力スイッ
チで検出してホットガスバイパスを行わせる方式も考え
られるが、これでは運転開始時に低圧が瞬時的に下がる
ために誤検出して不必要にホットガスバイパスを実行す
ることが難点である。
【0005】しかもホットガスバイパス動作領域に斜線
を施して表す図8に示されるごとく、最初に温度点TA
着霜を防止すべくホットガスバイパス運転をしていると
きに、冷蔵庫の扉を開くなどによって、温度点TBにな
った場合、本来ならばホットガスバイパスを停止すべき
であるにもかかわらず、蒸発器圧力は低圧圧力スイッチ
のオフ作動点までは上昇しないために、ホットガスバイ
パスを続けたままとなり、室内温度がさらに上昇してし
まうという問題もしばしば生じ、したがってホットガス
バイパスの発停制御が適切に行われ難いのが実状である
。なお、室外温度20℃で、外ファンの風量制御を行っ
ているので、20℃以下で、ホットガスバイパス領域を
狭くしている。
【0006】本発明の目的は、ホットガスバイパス制御
における利点を活かしながら、運転開始時の低圧圧力誤
検知ならびに室温急上昇時の際の応答性の悪い点を改善
することによって、着霜をできるだけ抑えてしかも庫内
温度の変動幅を小さくすることによって、安定した冷凍
運転の実現を果たさせる冷凍装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機1、凝
縮器2、膨張手段3および蒸発器4を含み形成される冷
凍回路と、蒸発器4の着霜限界蒸発圧力に近い値への圧
力低下を検出してオン信号を出力し、着霜限界蒸発圧力
以上の予め定める圧力値への圧力上昇を検出してオフ信
号を出力するディファレンシャル動作を有する低圧圧力
スイッチ9と、冷却運転開始に応動し、蒸発器4の冷媒
出口の圧力が安定するまでの過渡現象の時間中は、蒸発
器4の冷媒入口側の圧力を低圧圧力スイッチ9に与え、
前記過渡現象の時間経過後は、蒸発器4の冷媒出口側の
圧力を前記低圧圧力スッチ9に切換えて与える切換手段
10と、前記低圧圧力スイッチ9が出力するオン信号を
受けて圧縮機1出口のホットガスの一部を該圧縮機1の
入口側にバイパスし、このバイパスを低圧圧力スイッチ
9が出力するオフ信号を受けて停止するホットガスバイ
パス手段6とを含み、低圧圧力スイッチ9の予め定める
オン圧力値は、前記過渡現象の時間経過時点における蒸
発器4の冷媒出口圧力の前記着霜限界蒸発圧力に近い値
であり、またオフ圧力値は、前記過渡現象の時間経過時
点における蒸発器4の冷媒出口圧力が前記着霜限界蒸発
圧力に比し高い場合には蒸発器4の冷媒入口側圧力より
も低く、かつ、前記冷媒出口圧力が前記着霜限界蒸発圧
力に比し低くてホットガスバイパスが行われた場合の蒸
発器4の冷媒出口側圧力よりも高い値に設定されている
ことを特徴とする冷凍装置である。
【0008】本発明はまた、圧縮機1、凝縮器2、膨張
手段3および蒸発器4を含み形成される冷凍回路と、蒸
発器4の着霜限界蒸発圧力に近い値への圧力低下を検出
してオン信号を出力し、着霜限界蒸発圧力以上の予め定
める圧力値への圧力上昇を検出してオフ信号を出力する
ディファレンシャル動作を有する低圧圧力スイッチ9と
、冷却運転中に蒸発器4の冷媒出口の圧力が前記着霜限
界蒸発圧力未満に低下すると、低圧圧力スイッチ9の予
め定める前記圧力値以上にならない時間を計測して、こ
の計測時間が予め設定する時間以上になったときにタイ
ムアップ信号を出力する計時手段12と、この計時手段
12のタイムアップ信号によって動作し、冷却運転開始
から蒸発器4の冷媒出口の圧力が安定するまでの過渡現
象の時間中は、蒸発器4の冷媒入口側の圧力を低圧圧力
スイッチ9に与え、前記過渡現象の時間経過後は、蒸発
器4の冷媒出口側の圧力を前記低圧圧力スイッチ9に切
換えて与える切換手段10と、前記低圧圧力スイッチ9
が出力するオン信号を受けて圧縮機1出口のホットガス
の一部を該圧縮機1の入口側にバイパスし、このバイパ
スを低圧圧力スイッチ9が出力するオフ信号を受けて停
止するホットガスバイパス手段6とを含み、低圧圧力ス
イッチ9の予め定めるオン圧力値は、前記過渡現象の時
間経過時点における蒸発器4の冷媒出口圧力の前記着霜
限界蒸発圧力に近い値であり、またオフ圧力値は、前記
過渡現象の時間経過時点における蒸発器4の冷媒出口圧
力が前記着霜限界蒸発圧力に比し高い場合には蒸発器4
の冷媒入口側圧力よりも低く、かつ、前記冷媒出口圧力
が前記着霜限界蒸発圧力に比し低くてホットガスバイパ
スが行われた場合の蒸発器4の冷媒出口側圧力よりも高
い値に設定されていることを特徴とする冷凍装置である
【0009】
【作用】本発明に従えば、蒸発器4の着霜限界蒸発圧力
に近い値、たとえばフロン冷媒R−22を使用する場合
において3.6kg/cm2 ・Gに圧力が低下すると
オン信号を出力し、それ以上の予め定める圧力値、たと
えば同条件の場合において4.6kg/cm2 ・Gに
圧力が低下するとオフ信号を出力するディファレンシャ
ル動作を有する機械式の低圧圧力スイッチ9と、前記切
換手段10および前記ホットガスバイパス手段6とを含
む。 運転開始後の過渡現象が残る時間中、たとえば5分間に
、蒸発器4冷媒出口の圧力だけを検出していたとすると
、運転開始直後の低圧圧力の瞬時低下によって低圧圧力
スイッチ9がオン信号を出力し、ホットガスバイパスが
行われ、しかも5分経過後にもオフ信号を出力する復帰
点の4.6kg/cm2 ・G以上にならないのでホッ
トガスバイパスが続けられることになる。この状態は低
圧圧力スイッチ9のディファレンシャル動作を決めるた
めの圧力推移が示される図7において実線A曲線の状態
で表されるとおりである。本発明においては、図7の破
線A曲線状態で表されるように、蒸発器4冷媒入口側の
低圧圧力(中間圧力)を低圧圧力スイッチ9が検出する
ので、安定した状態で低圧を検出することが可能となる
。最初の5分間において瞬時的な低圧圧力の低下が生じ
ても検出点の圧力は3.6kg/cm・G以下にならな
いので、ホットガスバイパスが行われることは防止され
る。5分経過後に蒸発器4冷媒出口側の圧力が3.6k
g/cm2 ・G以下に低下する(曲線Bの場合)とホ
ットガスバイパスが行われて冷凍装置の見掛け上の能力
が低下し、したがって蒸発器4に行く冷媒の量が少なく
なり、蒸発能力が下がることとなり、蒸発器4の吸込空
気と吹出空気の温度差がなくなって蒸発温度が上昇する
。その結果、蒸発器4のフィン表面を氷点温度時または
その近辺に保たせることによって、ほとんど着霜しなく
、実用上問題がなくなる。
【0010】このように圧縮機1に対し機械的なアンロ
ード機構を備える必要はなくて能力の調整が可能である
【0011】また本発明に従えば、低圧圧力スイッチ9
が3.6kg/cm2 ・G未満になったことを検出し
てから計時手段12を動作させて4.6kg/cm2 
・G以上にならない時間を計測し、その計測時間が予め
設定する時間、たとえば3時間に達するかを検出する。 そして3時間を検出した時点で切換手段10を動作させ
て、蒸発器4の入口側圧力である中間圧を低圧圧力スイ
ッチ9に与える。この中間圧が4.6kg/cm2 ・
G以上のときは低圧圧力スイッチ9がオフ信号を出力す
るので、今まで行われていたホットガスバイパスは停止
される。過渡現象相当時間の5分間が経過すると、切換
手段10を切換動作させて、蒸発器4の出力側圧力を低
圧圧力スイッチ9に与える。
【0012】一方、中間圧が4.6kg/cm2 ・G
未満であると、低圧圧力スイッチ9はオン信号を出力し
たままであるので、ホットガスバイパスを続け、5分経
過すると同様に切換手段10を切換動作させて、蒸発器
4の出口側圧力を低圧圧力スイッチ9に与える。5分間
経過後の切換手段10が切換動作した後は、蒸発器4の
出口側圧力が3.6kg/cm2 ・G未満であればホ
ットガスバイパスを行わせ、3.6kg/cm2 ・G
以上であればホットガスバイパスをしなく、このように
定期的に中間圧を加えることによって、低圧圧力スイッ
チ9をリセットさせている。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の係る冷凍装置回路
図である。圧縮機1の吐出側と凝縮器2の冷媒入口側と
が高圧ガス管によって接続される。凝縮器2の冷媒出口
側とキャピラリチューブで実現される膨張手段3の入口
側とが高圧液管L1によって接続される。キャピラリチ
ューブ3の出口側と蒸発器4の冷媒入口側における分流
器とが低圧液管L2によって接続される。蒸発器4の冷
媒出口側とアキュムレータ5の入口とが低圧ガス管L3
によって接続される。アキュムレータ5の出口と圧縮機
1の吸入側とが低圧ガス管L4によって接続される。凝
縮器2には凝縮器ファン13が設けられ、蒸発器4には
蒸発器ファン14が設けられる。
【0014】このように構成される冷凍回路にはフロン
冷媒R−22が所定量充填されて、圧縮機1の運転によ
って、凝縮器2では室外への放熱が成され、蒸発器4で
は庫内サーモからの温度信号による圧縮機1の発停によ
って庫内からの吸熱が成される。
【0015】圧縮機1の吐出側とアキュムレータ5の入
口側との間に亘らせてホットガスバイパス手段6が接続
される。このホットガスバイパス手段6はホットガス用
電磁弁7とキャピラリチューブ8とを直列に接続する冷
媒回路によって形成される。一方、蒸発器4の冷媒入口
側と冷媒出口側との間に亘らせて切換手段10が接続さ
れる。この切換手段10は三方電磁弁10によるもので
あって、一方の流入ポートが冷媒入口側に、他方の流入
ポートが冷媒出口側にそれぞれ接続され、そして流出ポ
ートに対して低圧圧力スイッチ9が接続される。この三
方電磁弁10はソレノイドの励磁によって、実線の矢示
線のように一方の流入ポートと流出ポートとが連通し、
非励磁によって破線の矢示線のように他方の流入ポート
と流出ポートとが連通する。
【0016】前記低圧圧力スイッチ9はディファレンシ
ャル動作を有する周知の機械式圧力スイッチであって、
圧力検知部が三方電磁弁9の流出ポートに接続され、蒸
発器4の着霜が生じるときの圧力である着霜限界蒸発圧
力に近い値、3.6kg/cm2 ・G未満でスイッチ
ングオフ状態からスイッチングオン状態に変化してオン
信号を出力し、それ以上の予め定める圧力値、4.6k
g/cm・G以上でスイッチング状態がスイッチングオ
フ状態に変化してオフ信号を出力する。
【0017】上記低圧圧力スイッチ9の着霜限界蒸発圧
力以上の予め定める圧力値は、図を参照して明らかなよ
うに、冷凍装置が運転開始してから過渡現象が残る時間
、たとえば5分を経過した時点で蒸発器4の出口側l3
圧力が3.6kg/cm2・G以上であれば、そのとき
の蒸発器4の入口側l2圧力がこの予め定める圧力値以
上の値となり、かつ、5分経過時間で蒸発器4の出口側
l3圧力が3.6kg/cm2 ・G未満であって、ホ
ットガスバイパス手段6が作動することによって、低圧
側にホットガスの一部がバイパスした際、蒸発器4の出
口側l3圧力がこの予め定める圧力値未満の値となるこ
との条件が満足される範囲の圧力に設定される。このこ
とから3.6kg/cm2・Gに対して4.6kg/c
m2・Gが適切な値である。
【0018】図2は本発明の一実施例に係る運転制御の
ための処理部11のブロック図である。処理部11には
タイマ回路11A、アウトプットポート11Bおよび中
央処理ユニット(略称「CPU」)11Cが設けられ、
インプットポート11Dには低圧圧力スイッチ9および
庫内温度サーモ15が接続される。オン・オフ出力がC
PU11Cから与えられるアウトプットポート11Dに
は、圧縮機1、凝縮器ファン13および蒸発器ファン1
4の各モータと、ホットガス用電磁弁7および三方電磁
弁10の各ソレノイドが接続される。
【0019】図3は本発明の一実施例に係る動作内容を
示すタイムチャート、図4は前記処理部11の動作を説
明するフローチャートである。運転開始指令によってス
テップA1で圧縮機1が運転開始すると、直ちにステッ
プA2に移って三方電磁弁10が励磁作動する。これに
よって低圧圧力スイッチ9は蒸発器4の冷媒入口圧力を
検出する。続いてステップA3に移行して、タイマ回路
11Aによって運転開始時からの時間を計測し、過渡期
間tの5分と比較して5分未満では三方電磁弁10を励
磁したままとし、5分に達するとステップA4に移行し
て三方電磁弁10が非励磁に切換わる。その結果、低圧
圧力スイッチ9は蒸発器4の冷媒出口圧力を検出する。 この過渡期間中は低圧圧力が瞬時的に低下することがあ
っても蒸発器4の冷媒入口側の中間圧が3.6kg/c
m2 ・G未満にはならないので、ホットガスバイパス
が動作することはない。5分経過時点でステップA5に
移って低圧圧力スイッチ9で検出した蒸発器4出口側圧
力が3.6kg/cm2 ・G以上である間は、ステッ
プA7に移ってホットガス用電磁弁7が閉弁したままで
あり、一方3.6kg/cm2 ・G未満に圧力低下し
たことを検出すると、ステップA6に移行して前記電磁
弁7が開弁し、ホットガスの一部が低圧側にバイパスす
る結果、蒸発圧力の低下を防止することができる。この
圧力検出は冷凍運転を行っている間続けられ、圧縮機1
は庫内温度サーモ15の温度信号を受けて発停運転する
。圧縮機1の発停および三方電磁弁10の切換作動の経
過は図3に示されるとおりであり、このようにして運転
開始時の過渡期間(5分間)中の蒸発圧力の誤検知によ
りホットガスバイパスが不必要に行われるのを防止でき
る。
【0020】図5は本発明の他実施例に係る運転制御の
ための処理部11のブロック図である。図5において図
2図示処理部に類似し、対応する部分には同じ参照符を
付す。この処理部11において注目すべきは、タイマ回
路11Aに予め設定した時間、たとえば3時間を低圧圧
力の低下時に計測するための計時手段12が設けられて
いることである。この計時手段12はバックアップ用の
デフロストタイマに兼用されていて、冷却運転中に蒸発
器4の冷媒出口圧力が3.6kg/cm2 ・G未満に
低下する時点から計測開始して4.6kg/cm2・G
以上にならない時間を計測し、これが3時間に達すると
タイムアップ信号を出力する。
【0021】図6は図5図示処理部11の動作を説明す
るフローチャートである。ステップB1で冷却運転が開
始され、ステップB2において計時手段12によって計
時が行われる。この例はデフロストタイマに兼用されて
いるので低圧圧力の変化に関係なく、デフロスト周期t
1の3時間との比較が成される。3時間経過すると次の
ステップB3に移って、デフロストの要否が蒸発器4に
設けられる着霜検知器によって成される。
【0022】デフロスト運転が必要であればステップB
4に移行して、オフサイクルによるデフロスト運転が行
われる。このデフロスト運転が予め設定した時間t2、
たとえば15分間行われるが、この計時は次のステップ
B6によって成される。一方、デフロスト運転が不必要
であれば、ステップB5に移行してデフロスト運転相当
時間t2、15分間は計時が冷却運転に並行して成され
る。15分が経過すると、次のステップA2からステッ
プA7に順次移行して、三方電磁弁10の切換作動およ
びホットガスバイパス手段6の発停が成される。このス
テップA2及至ステップA7の動作は図4図示の内容と
同じであるので説明を省略する。
【0023】以上のごとく、低圧圧力スイッチ9に対し
て冷却運転中定期的に中間圧を加えることによって低圧
圧力スイッチ9のリセットを行わせ、室内負荷が上昇し
ているにもかかわらず、ホットガスバイパスが継続する
状態が起こらないようにすることが可能である。また、
室外の凝縮器ファン13の能力を室外温度に応じて、図
8と同様に切換えるようにしてもよいことは勿論である
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明に従えば、着霜
を防ぐために行うホットガスバイパスの要否を、蒸発器
4の出口における低圧圧力を検出して判断するようにし
ているので、着霜の有無を正確に検出して信頼性の高い
ホットガスバイパス制御が可能である。また、冷凍運転
開始直後の過渡現象が残る時間中は切換手段10によっ
て、低圧圧力スイッチ9に中間圧を検知させるようにし
ているので、過渡期に生じ易い瞬時的な圧力低下により
ホットガスバイパスが行われる誤作動を避けることがで
きて、ホットガスバイパス制御を確実かつ安定して行え
る。
【0025】さらに、冷凍運転中にホットガスバイパス
運転をしているときに3時間等の予め設定した時間の経
過によって、低圧圧力スイッチ9に対し中間圧を加える
ことによって該スイッチ9を強制的にリセットさせるよ
うにしているので、不必要なホットガスバイパスを排除
して冷凍負荷に応じた冷却運転が可能である。本発明は
、普及形の機械式圧力スイッチを使用して着霜が少なく
精度の良い冷凍運転制御を確実に行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷凍装置回路図である
【図2】本発明の一実施例に係る運転制御のための処理
11のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る動作内容を示すタイム
チャートである。
【図4】図2図示処理部11の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】本発明の他実施例に係る運転制御のための処理
部11のブロック図である。
【図6】図5図示処理部11の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図7】低圧圧力スイッチ9のディファレンシャル動作
を決めるための圧力推移線図である。
【図8】室内温度と室外温度との関係で定まるホットガ
スバイパス動作領域を示す図である。
【符号の説明】
1  圧縮機 2  凝縮機 3  膨張手段 4  蒸発器 6  ホットガスバイパス 7  ホットガス用電磁弁 8  キャピラリチューブ 9  低圧圧力スイッチ 10  切換手段 12  計時手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧縮機1、凝縮器2、膨張手段3およ
    び蒸発器4を含み形成される冷凍回路と、蒸発器4の着
    霜限界蒸発圧力に近い値への圧力低下を検出してオン信
    号を出力し、着霜限界蒸発圧力以上の予め定める圧力値
    への圧力上昇を検出してオフ信号を出力するディファレ
    ンシャル動作を有する低圧圧力スイッチ9と、冷却運転
    開始に応動し、蒸発器4の冷媒出口の圧力が安定するま
    での過渡現象の時間中は、蒸発器4の冷媒入口側の圧力
    を低圧圧力スイッチ9に与え、前記過渡現象の時間経過
    後は、蒸発器4の冷媒出口側の圧力を前記低圧圧力スイ
    ッチ9に切換えて与える切換手段10と、前記低圧圧力
    スイッチ9が出力するオン信号を受けて圧縮機1出口の
    ホットガスの一部を該圧縮機1の入口側にバイパスし、
    このバイパスを低圧圧力スイッチ9が出力するオフ信号
    を受けて停止するホットガスバイパス手段6とを含み、
    低圧圧力スイッチ9の予め定めるオン圧力値は、前記過
    渡現象の時間経過時点における蒸発器4の冷媒出口圧力
    の前記着霜限界蒸発圧力に近い値であり、またオフ圧力
    値は、前記過渡現象の時間経過時点における蒸発器4の
    冷媒出口圧力が前記着霜限界蒸発圧力に比し高い場合に
    は蒸発器4の冷媒入口側圧力よりも低く、かつ、前記冷
    媒出口圧力が前記着霜限界蒸発圧力に比し低くてホット
    ガスバイパスが行われた場合の蒸発器4の冷媒出口側圧
    力よりも高い値に設定されていることを特徴とする冷凍
    装置。
  2. 【請求項2】  圧縮機1、凝縮器2、膨張手段3およ
    び蒸発器4を含み形成される冷凍回路と、蒸発器4の着
    霜限界蒸発圧力に近い値への圧力低下を検出してオン信
    号を出力し、着霜限界蒸発圧力以上の予め定める圧力値
    への圧力上昇を検出してオフ信号を出力するディファレ
    ンシャル動作を有する低圧圧力スイッチ9と、冷却運転
    中に蒸発器4の冷媒出口の圧力が前記着霜限界蒸発圧力
    未満に低下すると、低圧圧力スイッチ9の予め定める前
    記圧力値以上にならない時間を計測して、この計測時間
    が予め設定する時間以上になったときにタイムアップ信
    号を出力する計時手段12と、この計時手段12のタイ
    ムアップ信号によって動作し、冷却運転開始から蒸発器
    4の冷媒出口の圧力が安定するまでの過渡現象の時間中
    は、蒸発器4の冷媒入口側の圧力を低圧圧力スイッチ9
    に与え、前記過渡現象の時間経過後は、蒸発器4の冷媒
    出口側の圧力を前記低圧圧力スイッチ9に切換えて与え
    る切換手段10と、前記低圧圧力スイッチ9が出力する
    オン信号を受けて圧縮機1出口のホットガスの一部を該
    圧縮機1の入口側にバイパスし、このバイパスを低圧圧
    力スイッチ9が出力するオフ信号を受けて停止するホッ
    トガスバイパス手段6とを含み、低圧圧力スイッチ9の
    予め定めるオン圧力値は、前記過渡現象の時間経過時点
    における蒸発器4の冷媒出口圧力の前記着霜限界蒸発圧
    力に近い値であり、またオフ圧力値は、前記過渡現象の
    時間経過時点における蒸発器4の冷媒出口圧力が前記着
    霜限界蒸発圧力に比し高い場合には蒸発器4の冷媒入口
    側圧力よりも低く、かつ、前記冷媒出口圧力が前記着霜
    限界蒸発圧力に比し低くてホットガスバイパスが行われ
    た場合の蒸発器4の冷媒出口側圧力よりも高い値に設定
    されていることを特徴とする冷凍装置。
JP13121191A 1991-06-03 1991-06-03 冷凍装置 Expired - Lifetime JP2792265B2 (ja)

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