JPH04217754A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH04217754A
JPH04217754A JP40222990A JP40222990A JPH04217754A JP H04217754 A JPH04217754 A JP H04217754A JP 40222990 A JP40222990 A JP 40222990A JP 40222990 A JP40222990 A JP 40222990A JP H04217754 A JPH04217754 A JP H04217754A
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compressor
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air conditioner
accumulator
heat exchanger
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寛 竹中
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孝 佐野
Takeshi Endo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係り、特
にヒートポンプ式空気調和機における除霜を、室内の快
適性を損わず行い、また、圧縮機への液戻り運転を防止
するために好適なヒートポンプ式空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機では、特開昭60−1
37714号公報に記載のように、四方弁と圧縮機入口
を結ぶ配管にアキュムレータを具備し、かつアキュムレ
ータと並列に前記四方弁と圧縮機入口を結んで設けた第
2バイパス回路と該第2バイパス回路に介装された電磁
弁とにより、通常時は低圧のガス冷媒を第2バイパス回
路の電磁弁を開き主に第2バイパス回路を介して圧縮機
へ吸入させ、一方ホットガスバイパス時、室外熱交換器
で除霜を終え凝縮された液冷媒を圧縮機へもどす際、第
2バイパス回路の電磁弁を閉じ、アキュムレータに液冷
媒を溜め込み、圧縮機へ液冷媒が戻らないように、電磁
弁の開閉を調節するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、イン
バータ回路を介し駆動される圧縮機を搭載し、除霜時、
室外熱交換器の着霜状態を検出して除霜信号を出力する
温度検出回路と、除霜信号に基づいてインバータ回路へ
周波数の設定信号を出力する周波数制御回路とを備え、
前記温度検出回路から除霜信号が出力されたとき、圧縮
機を周波数制御回路で設定される周波数で回転させる一
方、圧縮機出口配管と室外熱交換器を結ぶ第1バイパス
回路に介装された第1電磁弁を開とし、高温のガス冷媒
を前記第1バイパス回路を通して室外熱交換器へ送り、
該室外熱交換器の除霜を行うものである。本従来技術に
おいては配管許容配管長分までの冷媒を封入し、サイク
ル中の冷媒量を一定とする余剰冷媒制御に対して配慮が
されておらず、除霜時、余剰冷媒が圧縮機へ液戻りする
という問題があった。
【0004】本発明の課題は、インバータ回路を介して
駆動される圧縮機を搭載し、前記温度検出回路および前
記周波数制御回路を備えた空気調和機に対し、前記余剰
冷媒制御機能を持たせ、かつ除霜時圧縮機への液戻りを
防止し圧縮機の信頼性を確保するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、冷媒蒸気を
吸入吐出する圧縮機と、該圧縮機の吸入口に圧縮機吸入
配管を介して接続されたアキュムレ−タと、該アキュム
レ−タの入り口側に接続されたアキュムレ−タ入り口配
管と、冷媒に外気の熱を与えて蒸発させる室外熱交換器
と、前記圧縮機の吐出する高温冷媒ガスを前記室外熱交
換器に供給して除霜する手段とを含んで形成されるヒー
トポンプ式冷凍サイクルを備えた空気調和機に、アキュ
ムレ−タから圧縮機に流入する冷媒量を制御する流量制
御手段を備えることによって達成される上記課題はまた
、流量制御手段が、圧縮機吸入配管に介装された電磁弁
である請求項1に記載の空気調和機によっても達成され
る。
【0006】上記課題はまた、流量制御手段が、圧縮機
吸入配管に介装された開度制御可能な膨張弁である請求
項1に記載の空気調和機によっても達成される。
【0007】上記課題はまた、流量制御手段が、アキュ
ムレ−タ入り口配管に介装された三方弁である請求項1
に記載の空気調和機によっても達成される。
【0008】上記課題はまた、流量制御手段及びアキュ
ムレ−タをバイパスしてアキュムレ−タ入り口配管と圧
縮機吸入口を接続するバイパス回路と、該バイパス回路
に介装された減圧手段とを有する請求項1または2に記
載の空気調和機によっても達成される。
【0009】上記課題はまた、三方弁の一方の出口と圧
縮機吸入口を接続するバイパス回路を備えた請求項5に
記載の空気調和機によっても達成される。
【0010】上記課題はまた、アキュムレ−タ入り口配
管に流入する冷媒の過熱度を検出する温度検出回路を備
え、流量制御手段は該温度検出回路の出力信号によって
制御されるものである請求項1乃至6の内のいずれかに
記載の空気調和機によっても達成される。
【0011】上記課題はまた、温度検出回路は、圧縮機
が吐出する冷媒蒸気の温度と、該冷媒蒸気の凝縮温度と
に基づいて過熱度を算出し、算出された該過熱度が小さ
いとき流量制御手段を通過する冷媒量を少なくするよう
に制御するものである請求項7に記載の空気調和機によ
っても達成される。
【0012】上記課題はさらに、流量制御手段は、圧縮
機の吐出する高温冷媒ガスを前記室外熱交換器に供給し
て除霜する手段を起動する信号によって制御されるもの
であることを特徴とする請求項1乃至6の内のいずれか
に記載の空気調和機によっても達成される。
【0013】
【作用】流量制御手段は、一時的に流入する液冷媒を該
アキュムレ−タに蓄え、液冷媒が圧縮機に流入するのを
防止する。圧縮機から吐出される高温の冷媒蒸気の一部
を除霜に使用することを指示する信号に従って流量制御
手段が流量制御動作を行うので、除霜に伴って一時的に
増加した冷媒が圧縮機に流入するのが防止され、液冷媒
が圧縮機に流入することがなくなる。
【0014】また、前記アキュムレ−タをバイパスする
減圧手段を備えたバイパス回路は、前記流量制御手段が
閉じられていても冷媒を減圧しつつ圧縮機に供給し、暖
房作用が中断するのを防止する。
【0015】また、温度検出回路により検出した冷媒の
過熱度に基づいて、流量制御手段が制御され、過熱度が
少なくなると圧縮機へ流入する冷媒量を少なくするよう
に制御されるから、ヒ−トポンプサイクル中に充填され
ている冷媒量が多くても余分の冷媒はアキュムレ−タに
蓄えられ、圧縮機入口への液戻りが防止される。
【0016】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1により説明
する。図は本実施例の空気調和機における冷凍サイクル
並びに電気回路の構成図を示している。図に示す空気調
和機は、圧縮機1と、該圧縮機1の吐出配管14に装着
された四方弁2と、該四方弁の出口の一つに一端Aを接
続して配置された室内熱交換器3と、前記四方弁2の他
の出口に一端Cを接続された室外熱交換器4と、前記室
内熱交換器3の他端Bに配管22を介して接続された開
度調整可能な電子膨張弁5と、該電子膨張弁5と室外熱
交換器4の他端Dを連通する配管21と、前記吐出配管
14と前記配管21とを連通する第1バイパス回路11
に介装された第1電磁弁9と、前記四方弁2の出口の一
つにアキュムレ−タ入り口配管15A(以下配管15A
という)を介して接続されたアキュムレータ8と、該ア
キュムレータ8の出口と前記圧縮機1の吸入口を流量制
御手段である第2電磁弁10を介して連通する圧縮機吸
入配管(以下吸入配管という)15Bと、前記配管15
Aと吸入配管15Bとを減圧手段であるキャピラリ13
を介して接続する第2バイパス回路12と、を含んでヒ
ートポンプ式冷凍サイクルを形成している。前記四方弁
2は、暖房時には、圧縮機1の吐出配管14と室内熱交
換器3のA端、配管15Aと室外熱交換器4のC端をそ
れぞれ連通し、冷房時には、圧縮機1の吐出配管14と
室外熱交換器4のC端、配管15Aと室内熱交換器3の
A端をそれぞれ連通するように構成されている。
【0017】上記ヒートポンプ式冷凍サイクルは、四方
弁2の弁路切換えにより、冷房運転と暖房運転とで冷媒
の流れ方向を逆転させる構成となっている。すなわち冷
房運転時には、冷媒は実線矢印のように圧縮機1、四方
弁2、室外熱交換器4、電子膨張弁5、室内熱交換器3
、四方弁2、アキュムレータ8、圧縮機1の順路で流れ
、暖房運転時には、冷媒は破線矢印のように、圧縮機1
、四方弁2、室内熱交換器3、電子膨張弁5、室外熱交
換器4、四方弁2、アキュムレータ8、圧縮機1の順路
で流れる。
【0018】また、このヒートポンプ式冷凍サイクルに
は、圧縮機1を駆動する(図示されていない)三相モー
タに接続されたインバータ回路16と、該インバ−タ回
路16に接続された周波数制御回路17と、該周波数制
御回路17に接続された温度検出回路18が設けられ、
該温度検出回路18には後で述べる温度検出用のサ−ミ
スタが接続されている。
【0019】インバータ回路16に接続された周波数制
御回路17は、入力される信号に基づいて周波数設定信
号をインバータ回路16へ出力する。インバータ回路1
6は前述のように、圧縮機1を駆動する三相モータに接
続されていて、入力される前記周波数設定信号に基づい
て発生周波数、発生電圧を変化させることにより、圧縮
機1の回転数を変化させ、その結果圧縮機1による冷凍
サイクル内の冷媒循環量を変化させている。温度検出回
路18には、凝縮温度サ−ミスタ6,吐出ガス温度サ−
ミスタ7,室外熱交換器表面温度検出サ−ミスタ19及
び外気温度検出サ−ミスタ20が接続され、これらのサ
−ミスタから入力される温度信号を処理して前記周波数
制御回路17,前記第1電磁弁9,第2電磁弁10,電
子膨張弁5に所要の制御信号を出力する。第1電磁弁9
は、通常の冷暖房運転時には閉じていて、前記除霜信号
を受けたときのみ開くようになっている。また第2電磁
弁10は、通常の冷暖房運転時には開いていて、前記除
霜信号を受けたときのみ閉じるようになっている。
【0020】凝縮温度サ−ミスタ6は、吐出配管14に
設けられた分岐管の先端部に装着されている。該分岐管
の密閉された先端部は配管15Aの外表面に接して配置
され、凝縮温度サ−ミスタ6は、分岐管先端部内部の温
度を検知する。吐出ガス温度サ−ミスタ7は、吐出配管
14に装着され、吐出ガスの温度を検出する。室外熱交
換器表面温度検出サ−ミスタ19は、前記室外熱交換器
のC端側パイプ表面に装着され、暖房運転時、室外熱交
換器4で蒸発した冷媒の温度を検出する。外気温度検出
サ−ミスタ20は、室外熱交換器4に装着され、外気温
度を検出する。
【0021】温度検出回路18は、サーミスタ19,2
0で検出される温度の差およびサーミスタ19で検出さ
れる温度により室外熱交換器4の着霜状態を演算し、必
要があれば除霜信号を周波数制御回路17および、前記
第1電磁弁9、第2電磁弁10に出力する。周波数制御
回路17は、入力された除霜信号に基づいて最高回転数
を指示する周波数設定信号をインバータ回路16へ出力
する。インバータ回路16は前記周波数設定信号に基づ
いて、圧縮機1を最高回転数で回転させる周波数を発生
させる。
【0022】なお、通常、空気調和機は出荷される前に
、冷媒配管の長さを例えば10mに想定し、その配管長
に見合った量の冷媒を充填されている。つまり、空気調
和機が据え付けられた状態で配管長がいくらになるかは
、出荷時点では不明確であるため特定の配管長を想定し
、その配管長までは出荷時点で充填された冷媒量で運転
可能としてある。この想定された配管長を配管許容最大
配管長という。上記構成の空気調和機には、配管許容最
大配管長分の冷媒を封入し、現地で施工される任意の配
管長(配管許容最大配管長より短い配管長)で運転した
とき、アキュムレータに冷凍サイクル内で余った冷媒を
保有することができる余剰冷媒制御機能があるため、冷
凍サイクル内に常に適正量の冷媒を循環させることがで
きる。また吐出ガス温度サーミスタ7、凝縮温度サーミ
スタ6により検知した温度差より吐出ガス過熱度を常に
0以上に保つことができるため、電子膨張弁5の開度を
前記吐出ガス過熱度により適当に制御することが可能で
ある。
【0023】上記構成の空気調和機の暖房運転時には、
冷媒は前述のように、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換
器3、電子膨張弁5、室外熱交換器4、四方弁2、アキ
ュムレータ8、圧縮機1の順路で流れる。冷媒は室外熱
交換器4で外部の熱を奪って蒸発し、この熱が暖房に用
いられるが、この過程で該熱交換器4の表面が冷却され
ることになる。室外熱交換器4のC端のパイプ表面温度
はサーミスタ19で、外気温度はサーミスタ20でそれ
ぞれ検知され、検知された温度信号は温度検出回路18
に取り込まれる。温度検出回路18は取り込まれた温度
信号に基づいて着霜状態を演算し、室外熱交換器4が着
霜と判断されると、除霜信号を周波数制御回路17へ出
力する。周波数制御回路17は入力した除霜信号に基づ
き、インバータ回路16に最高回転数を指示する周波数
設定信号を出力し、インバータ回路16は入力した周波
数設定信号に基づき、圧縮機1を最高周波数、すなわち
最高回転数で回転させる。これにより圧縮機1からの吐
出冷媒量が最大となる。
【0024】また、温度検出回路18は除霜信号を第1
電磁弁9及び第2電磁弁10に出力し、第1電磁弁9が
開き、第2電磁弁10が閉じる。これにより前述の手順
で増加した、圧縮機1から吐出される高温ガス冷媒の一
部が第1バイパス回路11を通り室外熱交換器4に送ら
れ、熱交換器表面の除霜が行われる。除霜を終え室外熱
交換器4で凝縮された液冷媒すなわち暖房のためではな
く、熱交換器表面の除霜のために用いられた余分の冷媒
は、四方弁2、配管15Aを経てアキュムレータ8に取
り込まれる。第2電磁弁10は閉じているため、アキュ
ムレータに溜った余剰冷媒およびアキュムレータに取り
込まれた液冷媒が圧縮機1に戻ることはない。圧縮機1
には、第2バイパス回路12により適量の冷媒をキャピ
ラリ13で減圧しつつ圧縮機が液圧縮を起こさないよう
に戻すことができる。本実施例では、減圧手段としてキ
ャピラリ13を用いたが、他の減圧手段例えばオリフィ
ス、ノズル等としてもよい。
【0025】上記第1の実施例では、温度検出回路18
が出力する除霜信号により、第1電磁弁9が開き、第2
電磁弁10が閉じられるが、次にのべるように、第2電
磁弁10の閉動作を別の信号によって行わせてもよい。 室外熱交換器4が着霜したとき、サ−ミスタ19,20
からの温度信号に基づいて温度検出回路18が除霜信号
を周波数制御回路17及び第1電磁弁に出力し、圧縮機
1を最高回転数で回転させて冷媒吐出量を最大にし、同
時にそれまで閉じていた第1電磁弁を開くのは前述の実
施例と同様であるが、第2電磁弁10はそのまま開いた
状態にしておく。室外熱交換器4を除霜し凝縮された液
冷媒は、四方弁2,配管15Aを経てアキュムレ−タ8
に戻る。圧縮機1には、第2バイパス回路12のキャピ
ラリ13を経て冷媒が吸入される。
【0026】アキュムレータ8に容量以上の液冷媒が蓄
えられてそれ以上余剰冷媒を保有できなくなり、圧縮機
1への液戻りを生じたとき、凝縮温度サーミスタ6、吐
出ガスサーミスタ7で検知した温度から求めた吐出ガス
過熱度が液戻りが多くなるに従い小さくなる。前記過熱
度が所定値よりも小さくなったとき、温度検出回路18
は、圧縮機1への液戻りを遮断すべく、制御信号を出力
して第2電磁弁10を閉じる。
【0027】従って本制御により、除霜時以外の、液戻
りを生じやすい低温運転およびサーモON/OFF運転
に対しても圧縮機1への液戻りを防止することができる
【0028】次に図2を参照して本発明の第2の実施例
を説明する。第2の実施例は、第2バイパス回路12が
なく、第2電磁弁10に代えて電子膨張弁5が流量制御
手段として吸入配管15Bが設けられている点が前記第
1の実施例と相違し、他の構成は前記第1の実施例と同
一であるので該他の構成については同一の符号を付し、
説明は省略する。第2の実施例においては、室外熱交換
器4が着霜したとき、サーミスタ19,20からの温度
信号により温度検出回路18が除霜信号を出力し、圧縮
機1を最高回転数で回転させ吐出量を最大にし、第1電
磁弁9を開き、室外熱交換器4の除霜を行う。室外熱交
換器4で凝縮された液冷媒が四方弁2,配管15Aを経
てアキュムレータ8に戻り、アキュムレータ8が余剰冷
媒を保有できなくなって、圧縮機1への液戻りを生じた
とき凝縮温度サーミスタ6、吐出ガス温度サーミスタ7
で検知した温度から求めた過熱度が液戻りが多くなるに
従い小さくなる。温度検出回路18は前記過熱度の大き
さに従い、該過熱度が小さくなるにつれて圧縮機1とア
キュムレータ8の間の電子膨張弁5の開度を小さくし、
液戻り量が適量となるよう弁開度の大きさを変え、常に
圧縮機への冷媒戻り量が一定となるよう調整する。従っ
て、除霜に必要なだけの冷媒を室外熱交換器4に供給し
ても、圧縮機への冷媒戻り量を適量となるように調整可
能である。
【0029】図3に第3の実施例を示す。本実施例は前
記第1の実施例に対し、第2電磁弁10及びキャピラリ
13がなく、第2バイパス回路12と配管15Aの分岐
部に温度検出回路18が出力する信号で動作する三方弁
110が流量制御手段として設けられている点と、暖房
時の冷媒蒸発温度検出サ−ミスタ19Aが室外熱交換器
4のD端に装着されている点とで相違し、その他の構成
は同一である。該同一の構成要素については、前記第1
の実施例と同一の符号を付して説明は省略する。前記三
方弁110は、その入り口を四方弁2に接続され、一方
の出口をアキュムレ−タ8に、他方の出口を第2バイパ
ス回路12にそれぞれ接続されている。
【0030】本実施例の動作を以下に説明する。三方弁
110は冷・暖房運転中は四方弁2とアキュムレ−タ8
とを連通させており、該アキュムレータ8は、室内熱交
換器3と室外熱交換器4を接続する連絡配管長の変化や
冷媒循環量の変化などにより、冷媒サイクル内に必要と
される冷媒量が変化した場合に、該アキュムレ−タ8に
貯えられる液冷媒量を変化させることにより、余剰冷媒
制御を行って冷凍サイクルを適正に保ち、安定した冷凍
サイクルを提供している。
【0031】一方、温度検出回路18は、前記サーミス
タ19A,20の温度信号により室外熱交換器4の着霜
状態を演算して除霜の必要有無を判断し、必要があれば
除霜信号を第1電磁弁9、三方弁110、周波数制御回
路17に出力する。周波数制御回路17は除霜信号によ
り、周波数設定を高くして、インバータ回路16により
、圧縮機1を最大回転数で運転する。また第1電磁弁9
は前記除霜信号で開かれ、吐出配管14と配管21は第
1バイパス回路11を介して連通される。圧縮機1が吐
出する高温高圧のホットガスの一部が第1バイパス回路
を経て室外熱交換器4に送られ、暖房運転中に室外熱交
換器4についた霜が該ホットガスが持つ熱量により除霜
される。
【0032】さらに上記除霜信号が温度検出回路18よ
り出力された場合は、三方弁110は、四方弁2と第2
バイパス回路12を連通して前記アキュムレ−タ8をバ
イパスする回路を形成する。従って除霜運転中はアキュ
ムレータ8に冷媒が流入しなくなり、除霜運転時急激に
増大する冷媒循環量の影響を受けることは少ない。本回
路切換により、暖房時余剰冷媒として保有されたアキュ
ムレータ8中の液冷媒は除霜中もアキュムレータ8中に
保有され、圧縮機中へ戻ることは無く、循環冷媒量が除
霜によって増加するのが避けられる。
【0033】従って、最大配管長分の冷媒を封入し、短
い配管長で運転し、最大の回転数で運転するホットガス
バイパス除霜を行っても、余分の冷媒はアキュムレータ
8中に蓄えられ、圧縮機信頼性を損うことなく運転可能
となる。
【0034】また、上記各実施例においては、除霜信号
はすべて温度検出回路18から出力されているが、必ず
しも温度検出回路18からだけでなく、別に例えば霜取
り用スイッチ等の入力手段を設け、その入力手段から直
接あるいは温度検出回路18を介して除霜信号を電磁弁
、周波数制御回路、三方弁等に出力してもよい。
【0035】上記各実施例によれば、暖房時、室外熱交
換器の除霜が圧縮機吐出ガスの該室外熱交換器へのバイ
パスにより行われ、四方弁の切換えによる逆サイクル運
転は行われないため、室内への冷風の吹き出しがなく、
快適性を損うことがない。
【0036】また、配管許容最大長分の冷媒を封入した
まま、任意の配管長での施工が可能となるため、現地で
の冷媒追加封入作業が不要となる。
【0037】さらに除霜時および圧縮機に液戻りを生じ
やすい低温運転およびサーモON/OFF運転時、余剰
冷媒をアキュムレータに溜め込み、圧縮機への液戻りを
防止するため圧縮機の信頼性を向上させることができる
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、余剰冷媒がアキュムレ
ータに溜め込まれ、圧縮機への液戻りが防止されるため
、配管許容最大長分の冷媒を封入したまま、任意の配管
長での施工が可能となり、現地での冷媒追加封入作業が
不要となる。
【0039】さらに除霜時および圧縮機に液戻りを生じ
やすい低温運転およびサーモON/OFF運転時にも、
余剰冷媒がアキュムレータに溜め込まれ、圧縮機への液
戻りが防止されるため圧縮機の信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例を示す系統図であ
る。
【図2】図2は本発明の第2の実施例を示す系統図であ
る。
【図3】図3は本発明の第3の実施例を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
1  圧縮機、 2  四方弁、 3  室内熱交換器、 4  室外熱交換器、 5  電子膨張弁(流量制御手段)、 8  アキュムレータ、 9  第1電磁弁、 10  第2電磁弁(流量制御手段)、11  第1バ
イパス回路、 12  第2バイパス回路、 13  減圧手段(キャピラリ)、 14  吐出配管、 15A  アキュムレ−タ入り口配管、15B  圧縮
機吸入配管、 16  インバータ回路、 17  周波数制御回路、 18  温度検出回路、 110  三方弁(流量制御手段)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷媒蒸気を吸入吐出する圧縮機と、該
    圧縮機の吸入口に圧縮機吸入配管を介して接続されたア
    キュムレ−タと、該アキュムレ−タの入り口側に接続さ
    れたアキュムレ−タ入り口配管と、冷媒に外気の熱を与
    えて蒸発させる室外熱交換器と、前記圧縮機の吐出する
    高温冷媒ガスを前記室外熱交換器に供給して除霜する手
    段とを含んで形成されるヒートポンプ式冷凍サイクルを
    備えた空気調和機において、アキュムレ−タから圧縮機
    に流入する冷媒量を制御する流量制御手段を備えたこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】  流量制御手段が、圧縮機吸入配管に介
    装された電磁弁であることを特徴とする請求項1に記載
    の空気調和機。
  3. 【請求項3】  流量制御手段が、圧縮機吸入配管に介
    装された開度制御可能な膨張弁であることを特徴とする
    請求項1に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】  流量制御手段が、アキュムレ−タ入り
    口配管に介装された三方弁であることを特徴とする請求
    項1に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】  流量制御手段及びアキュムレ−タをバ
    イパスしてアキュムレ−タ入り口配管と圧縮機吸入口を
    接続するバイパス回路と、該バイパス回路に介装された
    減圧手段とを有することを特徴とする請求項1または2
    に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】  三方弁の一方の出口と圧縮機吸入口を
    接続するバイパス回路を備えたことを特徴とする請求項
    5に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】  アキュムレ−タ入り口配管に流入する
    冷媒の過熱度を検出する温度検出回路を備え、流量制御
    手段は該温度検出回路の出力信号によって制御されるも
    のであることを特徴とする請求項1乃至6の内のいずれ
    かに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】  温度検出回路は、圧縮機が吐出する冷
    媒蒸気の温度と、該冷媒蒸気の凝縮温度とに基づいて過
    熱度を算出し、算出された該過熱度が小さいとき流量制
    御手段を通過する冷媒量を少なくするように制御するも
    のであることを特徴とする請求項7に記載の空気調和機
  9. 【請求項9】  流量制御手段は、圧縮機の吐出する高
    温冷媒ガスを前記室外熱交換器に供給して除霜する手段
    を起動する信号によって制御されるものであることを特
    徴とする請求項1乃至6の内のいずれかに記載の空気調
    和機。
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