JP2792265B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2792265B2
JP2792265B2 JP13121191A JP13121191A JP2792265B2 JP 2792265 B2 JP2792265 B2 JP 2792265B2 JP 13121191 A JP13121191 A JP 13121191A JP 13121191 A JP13121191 A JP 13121191A JP 2792265 B2 JP2792265 B2 JP 2792265B2
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明敏 上野
遊二 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低圧側の圧力低下を防止
するためのホットガスバイパス運転を行うことが可能な
中温用エアコン等の冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍装置で庫内を+10℃付近の中温度
域に温度制御するエアコンの場合には、外気温度が低い
とき、高圧圧力が低下し、そのためにキャピラリチュー
ブ等膨張手段以降の低圧側圧力が低下して、蒸発器の温
度が低くなるために、蒸発器に着霜しやすくなることは
周知である。この種のエアコンでたとえば椎茸栽培の冷
蔵室を冷却する装置の場合、従来は蒸発器の冷媒出口温
度を検出して、この温度がたとえば0℃未満になると圧
縮機を止めて蒸発器に設けられるファンを回して送風運
転を続け、蒸発器に付着している霜を取るようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように圧縮機を止
め送風運転を続けることによってデフロストは可能であ
るが、除霜に時間を費やすのと、デフロスト運転中に庫
内の温度が上昇し変動幅が大きくなって栽培中の椎茸な
どの品質低下を招く問題は避けられない。
【0004】このような点に鑑みて、蒸発温度を検出し
て所定値よりも温度低下すると、圧縮機のホットガスの
一部を低圧側にバイパスして低圧側の圧力低下を抑える
ことにより、着霜を防止するようにした冷凍装置が提案
されているが、これは、周期的にデフロストを行う装置
と比較して、着霜を防止してデフロスト運転を少なくす
る点で庫内の温度変動を小さくし得るなどの利点を有す
るが、蒸発器では偏流が生じる等によって局部的に過熱
され、検知場所の選定が困難となる問題がある。一方、
蒸発温度に代わって蒸発圧力の低下を低圧圧力スイッチ
で検出してホットガスバイパスを行わせる方式も考えら
れるが、これでは運転開始時に蒸発圧力が瞬時的に下が
るために誤検出して不必要にホットガスバイパスを実行
することが難点である。
【0005】しかもホットガスバイパス動作領域に斜線
を施して表す図8に示されるごとく、最初に温度点TA
着霜を防止すべくホットガスバイパス運転をしていると
きに、冷蔵庫の扉を開くなどによって、温度点TBにな
った場合、本来ならばホットガスバイパスを停止すべき
であるにもかかわらず、蒸発器圧力は低圧圧力スイッチ
のオフ作動点までは上昇しないために、ホットガスバイ
パスを続けたままとなり、室内温度がさらに上昇してし
まうという問題もしばしば生じ、したがってホットガス
バイパスの発停制御が適切に行われ難いのが実状であ
る。なお、室外温度20℃で、外ファンの風量制御を行
っているので、20℃以下で、ホットガスバイパス領域
を狭くしている。
【0006】本発明の目的は、ホットガスバイパス制御
における利点を活かしながら、運転開始時の低圧圧力誤
検知ならびに室温急上昇時の際の応答性の悪い点を改善
することによって、着霜をできるだけ抑えてしかも庫内
温度の変動幅を小さくすることによって、安定した冷凍
運転の実現を果たさせる冷凍装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機1、凝
縮器2、膨張手段3および蒸発器4を含み形成される冷
凍回路と、検出される圧力が、蒸発器4の冷媒出口側に
おける着霜限界蒸発圧力値未満に低下したときにオン信
号を出力し、前記着霜限界蒸発圧力値以上の予め定める
圧力値以上に上昇したときにオフ信号を出力する低圧圧
力スイッチ9と、冷却運転開始から、蒸発器4の冷媒出
口の圧力が安定するまでの過渡現象の時間中は、蒸発器
4の冷媒入口側の圧力を低圧圧力スイッチ9に与え、前
記過渡現象の時間経過後は、蒸発器4の冷媒出口側の圧
力を前記低圧圧力スイッチ9に切換えて与える切換手段
10と、前記低圧圧力スイッチ9が出力するオン信号を
受けて圧縮機1出口のホットガスの一部を該圧縮機1の
入口側にバイパスし、このバイパスを低圧圧力スイッチ
9が出力するオフ信号を受けて停止するホットガスバイ
パス手段6とを備えたことを特徴とする冷凍装置であ
る。
【0008】また本発明は、圧縮機1、凝縮器2、膨張
手段3および蒸発器4を含み形成される冷凍回路と、検
出される圧力が、蒸発器4の冷媒出口側における着霜限
界蒸発圧力値未満に低下したときにオン信号を出力し、
前記着霜限界蒸発圧力値以上の予め定める圧力値以上に
上昇したときにオフ信号を出力する低圧圧力スイッチ9
と、冷却運転中に蒸発器4の冷媒出口の圧力が、前記着
霜限界蒸発圧力値未満に低下したときから、前記着霜限
界蒸発圧力値以上の予め定める前記圧力値以上にならな
い時間を計測して、この計測時間が予め設定する時間以
上になったときにタイムアップ信号を出力する計時手段
12と、計時手段12のタイムアップ信号の受信から所
定時間中は、蒸発器4の冷媒入口側の圧力を低圧圧力ス
イッチ9に与え、前記所定時間経過後は、蒸発器4の冷
媒出口側の圧力を前記低圧圧力スイッチ9に切換えて与
える切換手段10と、前記低圧圧力スイッチ9が出力す
るオン信号を受けて圧縮機1出口のホットガスの一部を
該圧縮機1の入口側にバイパスし、このバイパスを低圧
圧力スイッチ9が出力するオフ信号を受けて停止するホ
ットガスバイパス手段6とを備えたことを特徴とする冷
凍装置である。
【0009】
【作用】本願の請求項1に記載の発明に従えば、検出圧
力が蒸発器4の出口側における着霜限界蒸発圧力値、た
とえばフロン冷媒R−22を使用する場合において3.
6kg/cm2・G未満に低下するとオン信号を出力
し、それ以上の予め定める圧力値、たとえば同条件の場
合において4.6kg/cm2・G以上に圧力が上昇す
るとオフ信号を出力する機械式の低圧圧力スイッチ9
と、前記切換手段10および前記ホットガスバイパス手
段6とを含む。以下、図7を用いて切換手段10がある
本発明と、これがない従来技術とを比較して説明する。
運転開始後の蒸発器4の冷媒出口圧力(低圧圧力)は、
たとえば実線Aで示される状態となる。従来技術では、
運転開始直後の過渡現象によって、低圧圧力は3.6k
g/cm2・G未満となり、低圧圧力スイッチ9がオン
信号を出力し、ホットガスバイパスが行われ、しかも過
渡現象が残る時間、たとえば5分経過後にもオフ信号を
出力する復帰点の4.6kg/cm2・G以上にならな
いので、ホットガスバイパスが続けられることになる。
この場合、復帰点の圧力を低く、たとえば3.8kg/
cm2・Gとすることも考えられるが、ホットガスバイ
パス手段が、ON−OFFを繰返し好ましくない。本願
の請求項1に記載の発明においては、運転開始後の過渡
現象が残る5分間切換手段10によって、破線Aで示さ
れる蒸発器4の冷媒入口圧力(中間圧力)を低圧圧力ス
イッチ9で検出されるので、その圧力は3.6kg/c
2・G未満に下がらずホットガスバイパスは行われな
い。5分経過後、切換手段10によって、低圧圧力が低
圧圧力スイッチ9で検出されるが、このときは低圧圧力
が実線Aで示すように3.6kg/cm2・G以上あ
り、ホットガスバイパスが行われない。低圧圧力および
中間圧力がさらに低く、実線Bおよび破線Bで示される
場合でも過渡現象が残る5分間には中間圧力が3.6k
g/cm2・G未満にならず、ホットガスバイバスが行
われないのは、前記と同じであるが、5分経過後、低圧
圧力が3.6kg/cm2・G未満であるため、この時
点でホットガスバイバスが行われ、実際の低圧圧力は実
線B′で示すように上昇するが、4.6kg/cm2
G以上にならず、中間圧力もこれに応じて破線B′に上
昇する。この場合、蒸発器4に行く冷媒の量が少なくな
り、蒸発能力が下がることとなり、蒸発器4の吸込空気
と吹出空気の温度差がなくなって蒸発温度が上昇する。
その結果、蒸発器4のフィン表面を着霜限界温度または
その近辺に保たせることによって、ほとんど着霜せず、
実用上問題がなくなる。
【0010】このように圧縮機1に対し機械的なアンロ
ード機構を備える必要はなくて能力の調整が可能であ
る。
【0011】また本願の請求項2に記載の発明に従え
ば、低圧圧力スイッチ9が運転中に3.6kg/cm2
・G未満になったことを検出してから計時手段12を動
作させて4.6kg/cm2・G以上にならない時間を
計測し、その計測時間が予め設定する時間、たとえば3
時間に達するかを検出する。そして3時間を検出した時
点で切換手段10を動作させて、蒸発器4の入口側圧力
である中間圧を低圧圧力スイッチ9に与える。この中間
圧が4.6kg/cm2・G以上のときは低圧圧力スイ
ッチ9がオフ信号を出力するので、今まで行われていた
ホットガスバイパスは停止される。この切換手段10が
中間圧を低圧圧力スイッチに与える所定時間は、たとえ
ば5分であり、この5分間が経過すると、切換手段10
を切換動作させて、蒸発器4の出口側圧力を低圧圧力ス
イッチ9に与える。
【0012】一方、中間圧が4.6kg/cm2・G未
満であると、切換手段10によって中間圧が接続されて
も低圧圧力スイッチ9はオン信号を出力したままである
ので、ホットガスバイパスを続ける。5分経過すると切
換手段10が切換動作されて、蒸発器4の出口側圧力を
低圧圧力スイッチ9に与える。このように定期的に低圧
圧力スイッチ9に中間圧を加えることによって、中間圧
が4.6kg/cm2・G以上のときは低圧圧力スイッ
チ9をリセットさせて、不必要にホットガスバイパスを
させない。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の係る冷凍装置回路
図である。圧縮機1の吐出側と凝縮器2の冷媒入口側と
が高圧ガス管によって接続される。凝縮器2の冷媒出口
側とキャピラリチューブで実現される膨張手段3の入口
側とが高圧液管L1によって接続される。キャピラリチ
ューブ3の出口側と蒸発器4の冷媒入口側における分流
器とが低圧液管L2によって接続される。蒸発器4の冷
媒出口側とアキュムレータ5の入口とが低圧ガス管L3
によって接続される。アキュムレータ5の出口と圧縮機
1の吸入側とが低圧ガス管L4によって接続される。凝
縮器2には凝縮器ファン13が設けられ、蒸発器4には
蒸発器ファン14が設けられる。
【0014】このように構成される冷凍回路にはフロン
冷媒R−22が所定量充填されて、圧縮機1の運転によ
って、凝縮器2では室外への放熱が成され、蒸発器4で
は庫内サーモからの温度信号による圧縮機1の発停によ
って庫内からの吸熱が成される。
【0015】圧縮機1の吐出側とアキュムレータ5の入
口側との間に亘らせてホットガスバイパス手段6が接続
される。このホットガスバイパス手段6はホットガス用
電磁弁7とキャピラリチューブ8とを直列に接続する冷
媒回路によって形成される。一方、蒸発器4の冷媒入口
側と冷媒出口側との間に亘らせて切換手段10が接続さ
れる。この切換手段10は三方電磁弁10によるもので
あって、一方の流入ポートが冷媒入口側に、他方の流入
ポートが冷媒出口側にそれぞれ接続され、そして流出ポ
ートに対して低圧圧力スイッチ9が接続される。この三
方電磁弁10はソレノイドの励磁によって、実線の矢示
線のように一方の流入ポートと流出ポートとが連通し、
非励磁によって破線の矢示線のように他方の流入ポート
と流出ポートとが連通する。
【0016】前記低圧圧力スイッチ9はディファレンシ
ャル動作を有する周知の機械式圧力スイッチであって、
圧力検知部が三方電磁弁10の流出ポートに接続され、
蒸発器4の着霜が生じるときの圧力である着霜限界蒸発
圧力に近い値、3.6kg/cm2 ・G未満でスイッチ
ングオフ状態からスイッチングオン状態に変化してオン
信号を出力し、それ以上の予め定める圧力値、4.6k
g/cm・G以上でスイッチング状態がスイッチングオ
フ状態に変化してオフ信号を出力する。
【0017】上記低圧圧力スイッチ9の着霜限界蒸発圧
力以上の予め定める圧力値は、図7を参照して明らかな
ように、冷凍装置が運転開始してから過渡現象が残る時
間、たとえば5分を経過した時点で蒸発器4の出口側L
3圧力が3.6kg/cm2 ・G以上であれば、そのと
きの蒸発器4の入口側L2圧力がこの予め定める圧力値
以上の値となり、かつ、5分経過時間で蒸発器4の出口
側L3圧力が3.6kg/cm2 ・G未満であって、ホ
ットガスバイパス手段6が作動することによって、低圧
側にホットガスの一部がバイパスした際、蒸発器4の出
口側L3圧力がこの予め定める圧力値未満の値となるこ
との条件が満足される範囲の圧力に設定される。このこ
とから3.6kg/cm2・Gに対して4.6kg/c
2・Gが適切な値である。
【0018】図2は本発明の一実施例に係る運転制御の
ための処理部11のブロック図である。処理部11には
タイマ回路11A、アウトプットポート11Bおよび中
央処理ユニット(略称「CPU」)11Cが設けられ、
インプットポート11Dには低圧圧力スイッチ9および
庫内温度サーモ15が接続される。オン・オフ出力がC
PU11Cから与えられるアウトプットポート11Dに
は、圧縮機1、凝縮器ファン13および蒸発器ファン1
4の各モータと、ホットガス用電磁弁7および三方電磁
弁10の各ソレノイドが接続される。
【0019】図3は本発明の一実施例に係る動作内容を
示すタイムチャート、図4は前記処理部11の動作を説
明するフローチャートである。運転開始指令によってス
テップA1で圧縮機1が運転開始すると、直ちにステッ
プA2に移って三方電磁弁10が励磁作動する。これに
よって低圧圧力スイッチ9は蒸発器4の冷媒入口圧力を
検出する。続いてステップA3に移行して、タイマ回路
11Aによって運転開始時からの時間を計測し、過渡期
間tの5分と比較して5分未満では三方電磁弁10を励
磁したままとし、5分に達するとステップA4に移行し
て三方電磁弁10が非励磁に切換わる。その結果、低圧
圧力スイッチ9は蒸発器4の冷媒出口圧力を検出する。
この過渡期間中は低圧圧力が瞬時的に低下することがあ
っても蒸発器4の冷媒入口側の中間圧が3.6kg/c
2 ・G未満にはならないので、ホットガスバイパスが
動作することはない。5分経過時点でステップA5に移
って低圧圧力スイッチ9で検出した蒸発器4出口側圧力
が3.6kg/cm2 ・G以上である間は、ステップA
7に移ってホットガス用電磁弁7が閉弁したままであ
り、一方3.6kg/cm2 ・G未満に圧力低下したこ
とを検出すると、ステップA6に移行して前記電磁弁7
が開弁し、ホットガスの一部が低圧側にバイパスする結
果、蒸発圧力の低下を防止することができる。この圧力
検出は冷凍運転を行っている間続けられ、圧縮機1は庫
内温度サーモ15の温度信号を受けて発停運転する。圧
縮機1の発停および三方電磁弁10の切換作動の経過は
図3に示されるとおりであり、このようにして運転開始
時の過渡期間(5分間)中の蒸発圧力の誤検知によりホ
ットガスバイパスが不必要に行われるのを防止できる。
【0020】図5は本発明の他実施例に係る運転制御の
ための処理部11のブロック図である。図5において図
2図示処理部に類似し、対応する部分には同じ参照符を
付す。この処理部11において注目すべきは、タイマ回
路11Aに予め設定した時間、たとえば3時間を低圧圧
力の低下時に計測するための計時手段12が設けられて
いることである。この計時手段12はバックアップ用の
デフロストタイマに兼用されていて、冷却運転中に蒸発
器4の冷媒出口圧力が3.6kg/cm2・G未満に低
下する時点から計測開始して4.6kg/cm2・G以
上にならない時間を計測し、これが3時間に達するとタ
イムアップ信号を出力する。そして計時手段12がタイ
ムアップ信号を出すと、三方電磁弁10によって5分間
だけ蒸発器4の入口側圧力が低圧圧力スイッチに接続さ
れる。蒸発器4の入口側圧力が4.6kg/cm2・G
以上であれば、ホットガスバイパス弁7が閉じる。また
蒸発器4の入口側圧力が4.6kg/cm2・G未満で
あれば、引続きホットガスバイパス弁7は開いたままと
なる。このようにホットガスバイパス弁7が不必要に長
時間開くことはない。
【0021】図6は、本発明のさらに他の実施例に係る
動作内容を説明するフローチャートである。ステップB
1で冷却運転が開始され、ステップB2において計時手
段12によって計時が行われる。この例はデフロストタ
イマに兼用されているので低圧圧力の変化に関係なく、
デフロスト周期t1の3時間との比較が成される。3時
間経過すると次のステップB3に移って、デフロストの
要否が蒸発器4に設けられる着霜検知器によって成され
る。
【0022】デフロスト運転が必要であればステップB
4に移行して、オフサイクルによるデフロスト運転が行
われる。このデフロスト運転が予め設定した時間t2、
たとえば15分間行われるが、この計時は次のステップ
B6によって成される。一方、デフロスト運転が不必要
であれば、ステップB5に移行してデフロスト運転相当
時間t2、15分間は計時が冷却運転に並行して成され
る。15分が経過すると、次のステップA2からステッ
プA7に順次移行して、三方電磁弁10の切換作動およ
びホットガスバイパス手段6の発停が成される。このス
テップA2及至ステップA7の動作は図4図示の内容と
同じであるので説明を省略する。
【0023】以上のごとく、低圧圧力スイッチ9に対し
て冷却運転中定期的に中間圧を加えることによって低圧
圧力スイッチ9のリセットを行わせ、室内負荷が上昇し
ているにもかかわらず、ホットガスバイパスが継続する
状態が起こらないようにすることが可能である。また、
室外の凝縮器ファン13の能力を室外温度に応じて、図
8と同様に切換えるようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本願の請求項1に記載
の発明によれば、着霜を防ぐために行うホットガスバイ
パスの要否を、蒸発器4の出口における低圧圧力を検出
して判断するようにしているので、着霜の有無を正確に
検出して信頼性の高いホットガスバイパス制御が可能で
ある。また、冷凍運転開始直後の過渡現象が残る時間中
は切換手段10によって、低圧圧力スイッチ9に中間圧
を検知させるようにしているので、過渡期に生じ易い瞬
時的な圧力低下によりホットガスバイパスが行われる誤
作動を避けることができて、ホットガスバイパス制御を
確実かつ安定して行える。
【0025】また、本願の請求項2に記載の発明によれ
ば、冷凍運転中にホットガスバイパス運転をしていると
きに3時間等の予め設定した時間の経過によって、低圧
圧力スイッチ9に対し中間圧を加えることによって中間
圧が着霜限界蒸発圧力値以上の予め定める圧力値より大
きい場合は、該スイッチ9をリセットさせるようにして
いるので、不必要なホットガスバイパスを排除して冷凍
負荷に応じた冷却運転が可能である。本発明は、普及形
の機械式圧力スイッチを使用して着霜が少なく精度の良
い冷凍運転制御を確実に行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷凍装置回路図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る運転制御のための処理
11のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る動作内容を示すタイム
チャートである。
【図4】図2図示処理部11の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】本発明の他実施例に係る運転制御のための処理
部11のブロック図である。
【図6】図5図示処理部11の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図7】低圧圧力スイッチ9のディファレンシャル動作
を決めるための圧力推移線図である。
【図8】室内温度と室外温度との関係で定まるホットガ
スバイパス動作領域を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮機 3 膨張手段 4 蒸発器 6 ホットガスバイパス 7 ホットガス用電磁弁 8 キャピラリチューブ 9 低圧圧力スイッチ 10 切換手段 12 計時手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−100243(JP,U) 実開 昭63−82166(JP,U) 実開 昭61−34062(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 47/02 570 F25B 1/00 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機1、凝縮器2、膨張手段3および
    蒸発器4を含み形成される冷凍回路と、 検出される圧力が、蒸発器4の冷媒出口側における着霜
    限界蒸発圧力値未満に低下したときにオン信号を出力
    し、前記着霜限界蒸発圧力値以上の予め定める圧力値以
    上に上昇したときにオフ信号を出力する低圧圧力スイッ
    チ9と、 冷却運転開始から、蒸発器4の冷媒出口の圧力が安定す
    るまでの過渡現象の時間中は、蒸発器4の冷媒入口側の
    圧力を低圧圧力スイッチ9に与え、前記過渡現象の時間
    経過後は、蒸発器4の冷媒出口側の圧力を前記低圧圧力
    スイッチ9に切換えて与える切換手段10と、 前記低圧圧力スイッチ9が出力するオン信号を受けて圧
    縮機1出口のホットガスの一部を該圧縮機1の入口側に
    バイパスし、このバイパスを低圧圧力スイッチ9が出力
    するオフ信号を受けて停止するホットガスバイパス手段
    6とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機1、凝縮器2、膨張手段3および
    蒸発器4を含み形成される冷凍回路と、 検出される圧力が、蒸発器4の冷媒出口側における着霜
    限界蒸発圧力値未満に低下したときにオン信号を出力
    し、前記着霜限界蒸発圧力値以上の予め定める圧力値以
    上に上昇したときにオフ信号を出力する低圧圧力スイッ
    チ9と、 冷却運転中に蒸発器4の冷媒出口の圧力が、前記着霜限
    界蒸発圧力値未満に低下したときから、前記着霜限界蒸
    発圧力値以上の予め定める前記圧力値以上にならない時
    間を計測して、この計測時間が予め設定する時間以上に
    なったときにタイムアップ信号を出力する計時手段12
    と、 計時手段12のタイムアップ信号の受信から所定時間中
    は、蒸発器4の冷媒入口側の圧力を低圧圧力スイッチ9
    に与え、前記所定時間経過後は、蒸発器4の冷媒出口側
    の圧力を前記低圧圧力スイッチ9に切換えて与える切換
    手段10と、 前記低圧圧力スイッチ9が出力するオン信号を受けて圧
    縮機1出口のホットガスの一部を該圧縮機1の入口側に
    バイパスし、このバイパスを低圧圧力スイッチ9が出力
    するオフ信号を受けて停止するホットガスバイパス手段
    6とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
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