JPH04356069A - 記録装置の制御方式 - Google Patents

記録装置の制御方式

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JPH04356069A
JPH04356069A JP3038956A JP3895691A JPH04356069A JP H04356069 A JPH04356069 A JP H04356069A JP 3038956 A JP3038956 A JP 3038956A JP 3895691 A JP3895691 A JP 3895691A JP H04356069 A JPH04356069 A JP H04356069A
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Junichi Yamaguchi
淳一 山口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の記録装置の制御方式に係り、特に1枚目原
稿の要処理時間を短縮させかつ確実にプリント動作を行
わせるのに好適な記録装置の制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、記録装置は高精度化、高速化、小
型化等の開発が進められる中で、1原稿から多量の部数
を処理したり、あるいは枚数の多い原稿を処理する場合
の要処理時間を短縮するための様々な工夫が行われてい
る。記録装置としての複写機は、ベースマシンに自動原
稿送り装置,ソータ等の付属装置が取付けられており、
このベースマシンはコンソールパネルによって設定され
たジョブに応じて付属装置を含む機構部を制御し、自動
原稿送り装置で送られた原稿から読み取った画像情報を
基にトレイから供給される指定サイズの用紙に対して画
像処理を施した後、排紙処理を実行すると共に、ソート
モードを選択していればソータで用紙の仕分けを行うよ
うに構成されている。
【0003】この複写機の基本的な制御は、ユーザが通
常使用する標準的なジョブに対応するために装置のパワ
ーオン後に自動的に設定される初期モード(デフォルト
情報)と使用時に初期モードを変更して実行させる仕様
設定モードにより実行される。仕様設定モードでは、コ
ントロールパネル上のハードキーやLCD上のタッチキ
ーにより入力されたモード情報をマシンのコントロール
部(LLM)に送信し、このコントロール部の管理の基
で自動原稿送り装置を動作させるためのADFスタート
信号、用紙トレイを制御する画像記録装置コントローラ
(IOT)に出力する原稿の敷き込みタイミングに合わ
せて用紙の供給を開始させるためのフィード信号、およ
び光学系を動作させて原稿画像を読み取るためのスキャ
ンスタート信号等の制御信号が各リモートに送信され、
設定されたプリント動作が実行される。一般に、入力モ
ード情報はスタートボタンONされた後にシリアル通信
によって送られているため、データ量が多いモードでは
通信時間も当然長くなりスタートするまでに時間が掛か
る。またスキャン動作を開始させるためのコピースター
ト信号や用紙の供給動作を開始させるためのフィード信
号等の制御信号は、原稿交換信号による原稿引き込みタ
イミングに合わせてホットラインで出力されるように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなデータ通信
方式においては、変更されたモード情報の総てが送信完
了しないとプリント動作が開始されない。しかし、最初
のコピースタート信号やフィード信号をホットラインで
送ると、通信完了前にコピー動作が開始される場合が生
じ、誤ったモード情報での用紙の供給、画像処理が行わ
れ、コピーの信頼性が失われる。このような誤ったジョ
ブの実行を防止するため、LLM側のデータ受信時間、
すなわち待ち時間が必要になってくる。ところで、処理
速度が毎分30枚を超える中速以上の装置では動作開始
後の性能が満足されていれば、言い換えると全体の要処
理時間が短ければ、初めの待ち時間が多少長くても問題
にはならない。しかし、単一(一枚)のコピーをとる場
合は、上記待ち時間ができる限り短いこと、すなわち入
力モードが設定されると同時に、コピー動作が開始され
ることが望まれている。本発明の目的は、モード情報設
定後の1枚目原稿の要処理時間を短縮した記録装置の制
御方式を提供することである。また他の目的は、1枚目
原稿のプリント動作を確実にするためのデータ通信とし
た記録装置の制御方式を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の記録装置の制御方式は初期設定モードを
変更するモード情報の設定毎にコピーモードの変更の矛
盾を判断し、矛盾がないとき当該コピーモードを用紙搬
送制御および現像プロセス制御を管理する画像記録装置
に送出すると共に、上記コピーモードに変更矛盾がない
こととトレイ情報を基にプリント開始条件の適否を判定
し、次いでプリント開始条件の適合を条件にスタートボ
タンONの受付け行うよう構成されたものである。また
他のものは1枚目用紙の供給を行わせるためのフィード
信号をシリアル通信で行うと共に、2枚目用紙以降の供
給を行わせるためのフィード信号をホットラインで送信
することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】必要な情報がスタートボタンのON状態になる
前に画像記録装置に送られることにより、スタートボタ
ンONからフィード信号までの通信が簡素化され、スタ
ートボタンONからプリント動作の開始されるまでの時
間が短縮される。また1枚目用紙のフィード信号をシリ
アル通信で送ることにより、変更されたモード情報の送
信途中にスタートボタンONによるフィード信号が出さ
れることがなく、正規のプリント動作が行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図5は複写機のハードウェア構成が示されて
いる。ユーザインタフェース(UI)10は、コンソー
ルパネルにあるボタン操作による設定/入力されたデー
タ処理を実行し、本機システムを管理する主電気回路基
板(MAIN系)に入力データを送ると共に、各種のユ
ーザ情報を液晶ディスプレイ(LCD)による表示を行
う。両面自動原稿送り装置(DADF)コントローラ1
1は、原稿の両面または片面から画情報を読み取るため
に、この読み取りタイミングに合わせて原稿トレイから
引き込まれた原稿をプラテンガラス上の定位置への敷き
込み(レジストレーション)、原稿交換信号により次原
稿の引き込みと同時に処理済みの排出原稿を原稿排出ト
レイに排出等の各種設定モードに対する原稿の搬送およ
びレジストレーション制御を行う。
【0008】光学的読取り装置(OPT)コントローラ
13は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。例えば
、両面コピーモードのとき、DADFは原稿の一方の面
がプラテンガラスに向き合うような状態で原稿をレジス
トレーションし、このタイミングに合わせてOPTを動
作させて1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光
終了後の原稿を装置内に設けられた反転(デュプレック
ス)搬送路を通してその表裏を逆転させる。これにより
この原稿が再度敷き込まれた場合には先の露光面と逆の
面が露光されるように原稿送り機構部および光学系の制
御を行う。ベースマシンでは両面コピーの指令により用
紙の搬送制御および両面トレイの駆動制御が行われる。
【0009】帯電除去装置(ISIL)コントローラ1
4は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。画像記録装置
(IOT)コントローラ15は、原稿から読み取られた
画情報を基に画像処理を実行する際に、用紙搬送制御,
紙づまり検知およびZero回りである現像プロセス制
御を管理する。特定トレイ(DDM/TRAY[X])
コントローラ16は、IOTからの両面画像処理に関す
る指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用
紙を反転させて背面に画像処理を施すために、次のZe
roタイミングまで一時待機させるように両面トレイを
制御したり、またIOTからの特別トレイ動作指令によ
り、用紙パスの関係から制御上、他のトレイとは別に取
り扱われる特定トレイ[X]の制御を行う。
【0010】ビンソータコントローラ17は、例えば2
0ビンソータをIOTからの仕分け指令により駆動し、
ベースマシンから搬出される画像処理後の用紙を指定さ
れたビンに貯えるための制御を行う。スティプルソータ
コントローラ18は、IOTからの綴じ込み仕分け指令
によりビンに貯えられた用紙を丁合した後にスティプル
で綴じるための制御を行う。ライトレンズマネジャー(
LLM)19は、システムの全体を統括管理しており、
主に原稿の画像処理と用紙の搬送を時間的に一致させる
ためのシステムタイミング制御やユーザが設定するコピ
ーモードなどのジョブ管理を行う。
【0011】シリアルデータ通信プロセッサ(SCP)
20は、UI,DADF,OPTおよびISILとのデ
ータの送受をシリアル通信で行うと共に、LLMとの間
のデータをパラレル通信によりやり取りするためのデー
タ処理を行う。特にSCPとLLMとのデータのやり取
りは、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを
通して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマ
ップ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライ
トし、このRAMをSCPがリード/ライトすることで
情報の伝達を行っている。上記のハードウェアは各機能
ごとに独立したCPUを備え、このCPUと周辺LSI
により電気回路基板が構成されている。ここで、LLM
,SCPおよびIOTはベースマシンの制御系の中枢を
成すもので、各機能を分担するCPUと周辺LSIによ
り主制御回路基板(MAIN系)を構成している。
【0012】次に原稿の処理について説明する。なお、
本発明は1枚目原稿のスタートボタンONから用紙排出
までの要処理時間に関するものなので、1枚目原稿の処
理についてのみ詳細に述べる。ここでは本発明を理解し
易くするため、複写機のシンプレックスモードにより説
明する。シンプレックスモードとは、サイズの異ならな
い原稿の片面のみを画像処理するための搬送モードで、
処理済みの原稿を排出完了しない前に次原稿のレジスト
レーション位置への搬送を行う。図1は本発明の基本構
成のブロックを、また図2はシンプレックスモードのI
OTシーケンスフローが示されている。
【0013】コピーモード変更制御手段1は、パワーオ
ン後にデフォルト情報による初期設定が行われているた
め、この初期設定モードを他のモードに変更してジョブ
を行わせるときに図4に示す変更モードの入力ごとに逐
一シリアル通信で送られてくるエディタパッドやUIか
らのコピーモード選択あるいはプラテンまたはDADF
のモード選択、ソータのモータ選択等のモード選択情報
をパワーオン信号の入力を条件に判定し、本装置に適用
できるコピーモードであればセットし、当該モード信号
(COPY MODE)をLLMからIOTに出力する
と共に、コピー開始条件制御手段2に変更矛盾検査結果
として矛盾なし信号を出力する。
【0014】コピー開始条件制御手段2は、コピーモー
ド変更制御手段1からの矛盾なし信号とIOTからのト
レイ状態情報により設定モードでの指定トレイが使用可
能であると判定されたときにコピーを開始させるための
制御信号(PRNT IDL,PRNT CYCLE)
をチャージ時間決定・フィード送出制御手段3に出力す
る。
【0015】チャージ時間決定・フィード送出制御手段
3は、上記制御信号とUIからのスタートボタン信号の
アンド条件を基に計算されたチャージ時間(CC ON
 TIME)および用紙を供給するためのフィード信号
(FEED PAP)をLLMからIOTに出力すると
共に、プリント動作が開始されたことをUIに知らせる
。ここで出されるフィード信号はシリアル通信によって
送信される。UIではプリント開始情報を基にRUN画
面を表示し、この画面にプリント中である旨のメッセー
ジや設定枚数が表示される。IOTではチャージ時間の
タイミングをとってフィードモータを駆動し、所定のト
レイから用紙を給送する。このフィードモータが駆動さ
れると、このON状態信号(MAINMOT)およびト
レイからの用紙供給が完了したことのペーパーレディー
信号(PAPER READY)がIOTからLLMに
送られる。その後LLMからIOTへスキャン開始と用
紙を感光ドラムに送るためのレジゲート開放のタイミン
グをとるためにペーパイネーブル信号が送られる。次い
でレジゲートが開放されると、そのフィードゲート信号
(FEED GATE)がIOTからLLMへ送られ、
用紙への画像処理が行われる。
【0016】コピー継続/終了条件制御手段4は、用紙
排出カウントから設定枚数が処理されたか否かを判定し
、その結果から処理の継続または終了を制御する。すな
わち、処理を継続すべき状態にあるときは、次の用紙を
感光ドラムへ送るためのページイネーブル信号およびト
レイから用紙を供給するためのフィード信号がホットラ
インを使ってIOTに出力される。そして処理が終了状
態になると、コピー終了指示情報がチャージ時間決定・
フィード送出制御手段3に出力され、ここからプリント
終了指令(PRNT DWN)がIOTおよびその情報
がUIに同時に出力される。UIではプリント終了情報
からコピー終了のメッセージを出してオペレータに知ら
せる。そして新たなジョブの受付が可能である旨のメッ
セージを表示する。IOTではコピーカウントアップ信
号によりメインモータを停止させ、次のプリント動作の
受け入れが完了していることのスタンバイ信号(STB
YREADY)を出力する。
【0017】次に上記構成の作用を説明する。図3はパ
ワーオン後の最初のコピー動作が示されている。パワー
オン後に、まず初期設定コピーモードとしてデフォルト
情報が送出(ステップ100)され、モード変更なしに
よるコピー動作の開始に備える。次いでコピーモードを
ユーザまたはオート(User/Auto)で変更され
たか否かが判断(ステップ101)され、コピーモード
の変更がないときはコピーの開始条件が判定(ステップ
102)される。またコピーモードの変更があるときは
コピーモード送出サブルーチンが起動される。コピーモ
ード送出サブルーチンは、図4に示すように、コンソー
ルパネルにより入力されるコピーモード情報を設定(ス
テップ200)毎にIOTにシリアル通信により送出(
ステップ201)する。設定されたコピーモードを基に
コピー開始条件が判断(ステップ102)される。ステ
ップ102において、コピー開始条件が予め定められた
装置の適応条件を満足していればプリント動作を許可す
るスタンバイ(STBY)状態になる。しかしコピー開
始条件が整っていないときはステップ101に戻り、上
記の処理が行われる。次いでスタートボタンが押された
かを判定(ステップ103)し、ON状態にあれば計算
されたチャージ時間および用紙フィード情報がシリアル
通信で送出される(ステップ104)。
【0018】フィードセンサにより用紙の通過が検出(
ステップ105)されると、レジゲートを開くためのベ
ージイネーブル信号およびOPTを動作させるためのス
キャン開始信号をホットラインによって送り(ステップ
106)、プリント動作を行う。このプリント動作の回
数、すなわちプリント枚数を設定枚数により判定(ステ
ップ107)し、達したら終了する。また設定枚数以下
の場合にはプリント動作中に次のフィード信号により用
紙を供給(ステップ108)し、ステップ105に戻っ
て上記同様の処理が行われる。
【0019】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、変更さ
れたモード情報はスタートボタンが押される前にIOT
に送信されるので、スタートボタンONからフィード信
号が出されるまでの通信が簡素化されることにより、最
初の1枚目原稿の要処理時間が短縮でき、生産性が向上
される。また1枚目用紙を供給するためのフィード信号
のみシリアル通信で送るように構成したので、変更され
たモード情報を設定毎に送信する方式においても必要情
報の通信が完了する前にプリント動作が開始されること
がなく、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の制御方式のブロック図であ
る。
【図2】複写機のシンプレックスモードのIOTシーケ
ンスフローである。
【図3】パワーオン後のプリント動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】仕様設定によるコピーモードを送出するための
サブルーチンを示す図である。
【図5】複写機のハードウェア構成図である。
【符号の説明】
1  コピーモード変更制御手段 2  コピー開始条件制御手段 3  チャージ時間決定・フィード送出制御手段4  
コピー継続/終了条件制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  初期設定モードを変更するモード情報
    の設定毎に前記モードの変更の矛盾を判断し、矛盾がな
    いとき当該モードを用紙搬送制御および現像プロセス制
    御を管理する画像記録装置に送出すると共に、上記モー
    ドに変更矛盾がないこととトレイ情報を基にプリント開
    始条件の適否を判定し、次いでプリント開始条件の適合
    を条件にスタートボタンONを受付け、プリント動作を
    開始させることを特徴とする記録装置の制御方式。
  2. 【請求項2】  1枚目用紙の供給を行わせるためのフ
    ィード信号をシリアル通信で行うと共に、2枚目用紙以
    降の供給を行わせるためのフィード信号をホットライン
    で送信することを特徴とする記録装置の制御方式。
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