JPH0435540Y2 - - Google Patents

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JPH0435540Y2
JPH0435540Y2 JP1985199926U JP19992685U JPH0435540Y2 JP H0435540 Y2 JPH0435540 Y2 JP H0435540Y2 JP 1985199926 U JP1985199926 U JP 1985199926U JP 19992685 U JP19992685 U JP 19992685U JP H0435540 Y2 JPH0435540 Y2 JP H0435540Y2
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JP
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valve
arm
actuator
operating rod
point
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JP1985199926U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、開弁機構を備えたエンジン制御弁装
置に関する。
(従来技術) 例えば、本出願人が先に特願昭59−161980号と
して出願した明細書に記載されているようなツイ
ンスクロール型タービンを有するターボ過給機付
エンジンにおけるスクロール切換弁、あるいはタ
ーボ過給機のウエストゲートバルブ、排気バイパ
ス切換弁、可変吸気切替弁等のスイング式制御
弁、および軸が偏心位置に取付けられている吸気
通路切替用バタフライ弁等においては、弁が閉位
置にある場合、この弁の前後の気圧差が大きく、
弁に対し閉方向にかなりの圧力が作用しているの
が普通である。したがつてこの弁を開弁する場
合、開弁初期においては、開弁のために大きな力
を必要とする。
ところで、上記のような制御弁を開かせる場
合、スプリング力または圧力を作動源とするダイ
ヤフラム式の切替アクチユエータによつて行なわ
れる。したがつて、開弁のための力を増大させる
には、上記スプリング力を強化するか、あるいは
アクチユエータが作用するレバーのレバー長を長
くすればよいと考えられる。しかしながら、スプ
リング力を強くすると、作動圧力が高くなり、作
動圧力を同一にするためにはアクチユエータの径
を大きくする必要がある。さらに、上記レバー長
を長くすると、レバーの先端の移動距離が長くな
るためアクチユエータの作動ストロークを長くし
なければならず、いずれの方法であつても、アク
チユエータの設計を困難にする問題があつた。
(考案の目的) そこで本考案は、上述のようなスプリング力の
強化あるいはアクチユエータの設計変更を伴うこ
となしに開弁初期において大きなモーメントを発
生することができるエンジンの制御弁装置を提供
することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、その開弁機構
が、弁を保持して揺動自在に軸支され、かつその
揺動中心に対して半径方向に延びるアームを備え
た揺動部材と、一端がアクチユエータに連結され
てこのアクチユエータにより駆動されて長さ方向
に移動する作動杆と、この作動杆と前記揺動部材
のアームとの間に連結されたリンク部材と備えて
いることである。そして前記作動杆は、その移動
に伴つてその他端が、弁の開弁初期において前記
アームの第1の作用点に作用して前記揺動部材を
揺動させるように構成され、前記リンク部材は、
前記アーム上において、前記第1の作用点よりも
揺動部材の揺動中心寄りの位置に設定された第2
の作用点と前記作動杆の途中位置との間に所定の
遊びをもつて連結され、この遊びにより弁の開弁
動作の途中から前記アームの第2の作用点に作用
して前記揺動部材を揺動させるように構成されて
いる。
(考案の効果) 本考案によれば、開弁初期にはアクチユエータ
の駆動力が作動杆を介してアームの先端側(揺動
部材の揺動中心から遠い側)の第1の作用点に作
用するから、大きな力を必要とする開弁初期に、
スプリング力を強化した大型アクチユエータを用
いることなしに揺動部材を大きな回転モーメント
をもつて揺動させることができる。また、前記ア
ーム上において、前記第1の作用点よりも揺動部
材の揺動中心寄りに設定された第2の作用点と作
動杆の途中位置との間に前記リンク部材が所定の
遊びをもつて連結されていることにより、開弁動
作の途中からはアクチユエータの駆動力が作動杆
およびリンク部材を介してアーム上の前記第2の
作用点に作用することになる。すなわち、揺動部
材が開弁初期よりも小さい回転モーメントをもつ
て揺動されることになる。しかしながら、この時
点では、弁に作用する圧力は小さいものであるか
ら、小さい回転モーメントをもつても充分弁を開
くことができるものであり、その分アクチユエー
タの作動ストローク長を短かくすることができ
る。
(実施例) 以下図面を参照して、本考案の一実施例につい
て詳細に説明する。
第1図において、エンジン1の各気筒の吸気ポ
ート2には吸気通路3が連通しており、また排気
ポート4には排気通路5が連通している。そして
吸気通路3と排気通路5とにまたがつてターボ過
給機6が設置されており、排気通路5を流れる排
気ガスによつてタービン7が駆動されると、軸9
によつてタービン7に連結されているコンプレツ
サ8が駆動され、コンプレツサ8によつて加圧さ
れた吸気がエンジン1に供給される。
タービン7のケース10は仕切壁11によつて
ツインスクロール型に構成され、高速用排気ガス
通路12と低速用排気ガス通路13とを有する。
低速用排気ガス通路13には、タービン7をバイ
パスしてタービン7下流の排気通路5に排気ガス
の一部をバイパスさせるウエストゲート通路14
が開口しており、この通路14の入口にウエスト
ゲートバルブ15が設けられている。16は、こ
のウエストゲートバルブ15を開閉するためのダ
イヤフラム17を有するアクチユエータで、18
はその作動杆である。このアクチユエータ16
は、吸気圧導入通路19を通じて吸気通路3から
供給される過給圧によつて作動されて、ウエスト
ゲートバルブ15を開閉し、過給圧が所定の値を
超えないように制御している。
一方、高速用排気ガス通路12の上流端には、
スクロール切替弁20が設けられている。この切
替弁20は、第2図に示すように、互いにほぼ直
角なアーム21a,21bによつてL字状に形成
されかつ軸22を中心にして揺動自在に設けられ
た揺動部材21の一方のアーム21aの先端に取
付けられている。23は、スクロール切替弁20
を作動するアクチユエータで、ダイヤフラム24
を備えており、このアクチユエータ23の一方の
圧力室が吸気圧導入通路25を通じてスロツトル
バルブ33下流の吸気通路3に連通している。ま
た、通路25の途中には、マイクロコンピユータ
よりなる制御回路Uによつて開閉が制御されるコ
ントロールバルブ26が設けられている。27
は、一端がダイヤフラム24に取付けられ、他端
が揺動部材21のアーム21bの先端に作用する
作動杆で、この作動杆27の途中部分とアーム2
1bの途中部分との間を連結してリンク部材28
が設けられ、これら揺動部材21、作動杆27お
よびリンク部材28によつて非線形リンク機構3
2が構成されている。
第2図にさらに詳細に示すように、スクロール
切替弁20は高速用排気ガス通路12の上流端に
おいて、排気ガス流に対してほぼ直交する態様で
通路12を閉塞し、かつ、その閉方向に排圧が作
用している。揺動部材21のアーム21bは作動
杆27に対してほぼ直交する状態にある。31
は、作動杆27の先端との間の間隙を調整するた
めにアーム21bの先端に螺着された調整用ねじ
である。リンク部材28の一端はピン29によつ
て揺動部材21のアーム21bの中途部分に枢着
され、リンク部材28の他端には、このリンク部
材28の長手方向に長い長穴33が形成され、こ
の長穴33にピン30が遊嵌されていることによ
り、リンク部材28の他端は、若干の長手方向の
摺動が可能な状態でピン30によつて作動杆27
に枢着されている。すなわち、リンク部材28
は、アーム21bと作動杆27の途中位置との間
に所定の遊びを介して連結されていることにな
る。
以上のような構成において、作動杆27がダイ
ヤフラム24によつて作動されて第2図の左方向
に向つて移動し、作動杆27の先端が揺動部材2
1のアーム21bに設けられた第1の作用点とし
ての調整用ネジ31に当接することにより揺動部
材21は、スクロール切替弁20に作用している
圧力に抗して時計方向に揺動され、切替弁20は
開弁を開始する。この場合、第2図から明らかな
ように、この開弁初期における作動杆27から揺
動部材21に作用する回転モーメントのアーム長
は、軸22と調整用ねじ31との間の距離l2であ
り、揺動部材21は大きな回転モーメントをもつ
て揺動される。そしてこの開弁初期状態が終了す
ると、作動杆27の力は、リンク部材28を介し
てアーム21bのピン29の設けられた部位を第
2の作用点として作用するとともに、作動杆27
とアーム21bとの相対角度の変化から作動杆2
7の先端は第1の作用点である調整用ねじ31か
ら離れることになり、その場合のアーム長は第2
図のl1に短縮され、揺動部材21は開弁初期より
も小さい回転モーメントをもつて揺動されること
になる。しかしながら、作動杆27の力がリンク
部材28を介してアーム21bに作用するときに
は、スクロール切替弁20に作用する圧力は小さ
いものであるから、小さい回転モーメントをもつ
ても充分切替弁20を開くことができるものであ
り、作動杆27のストロークも短かくてすむ。
次に第3図に示すものは、第2図の変形であつ
て、第2図においては、そのスクロール切替弁2
0が作動杆27の移動方向とほぼ平行な状態で高
速用排気通路12を閉じていて、揺動部材21が
L字状に形成されていたのに対し、第3図の場合
は、スクロール切替弁20が作動杆27の移動方
向にほぼ直交する状態で高速用排気通路12を閉
じている。このため揺動部材21′のアーム21
a′,21b′がI字状に形成されていることを除い
ては、第2図と同様の構成を有するので、対応部
分に同一符号を付してこれ以上の詳細な説明は省
略する。
次に第4図は、吸気通路切換用バタフライ弁2
0′の開弁機構を示し、この弁20′はその揺動中
心軸22′が弁20′に対して距離lだけ偏心した
位置に取付けられている。この場合、弁20′に
関して図の右方をエンジン側とすると、弁20′
の右側の圧力P2は負圧となり、弁20′の左側の
圧力P1の方がP2よりも大きいので、弁20′に対
し閉方向に圧力が作用している。そして軸22′
に揺動部材21″が取付けられ、この揺動部材2
1″の先端にアクチユエータ23の作動杆27が
作用するように構成されており、さらに、前述し
た実施例と同様のリンク部材28が、ピン29,
30によつて揺動部材21″の中途部分と作動杆
27の中途部分とを連結している。本実施例の場
合も、弁20′の開弁初期において揺動部材2
1″に作用する回転モーメントのアーム長はl2
あり、開弁に伴つてリンク部材28が機能する
と、揺動部材21″に作用する回転モーメントの
アーム長がl2より短いl1となることは明らかであ
る。
本考案は、閉方向に圧力が作用していて、開弁
初期には上記圧力に対抗するために開弁に大きな
力を要するように構成されたエンジンの制御弁の
開弁機構を、きわめて簡単な構成によつて、しか
もスプリング力の強化あるいはアクチユエータの
作動ストロークの増大を伴うことなしに得ること
ができ、その実用上の効果は大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による制御弁装置を備
えたエンジンの構成図、第2図はその制御弁装置
の説明図、第3図および第4図は他の実施例の説
明図である。 20……スクスール切替弁、20′……吸気通
路切替用バタフライ弁、21,21′,21″……
揺動部材、22……軸、23……アクチユエー
タ、24……ダイヤフラム、27……作動杆、2
8……リンク部材、29,30……ピン、31…
…調整用ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アクチユエータにより駆動されて、閉方向に圧
    力が作用している状態で閉位置に保持されている
    弁を前記圧力に抗して開くように構成された開弁
    機構を備えたエンジンの制御弁装置において、前
    記開弁機構が、 前記弁を保持して揺動自在に軸支され、かつそ
    の揺動中心に対して半径方向に延びるアームを備
    えた揺動部材と、 一端が前記アクチユエータに連結され、該アク
    チユエータにより駆動されて長さ方向に移動し、
    この移動に伴つて、その他端が前記弁の開弁初期
    において前記アームの第1の作用点に作用して前
    記揺動部材を揺動させる作動杆と、 前記アーム上において、前記第1の作用点より
    も前記揺動部材の揺動中心寄りの位置に設定され
    た第2の作用点と前記作動杆の途中位置との間に
    所定の遊びを介して連結され、この遊びにより、
    前記弁の開弁動作の途中から前記アームの第2の
    作用点に作用して前記揺動部材を揺動させるリン
    ク部材とを備えてなることを特徴とするエンジン
    の制御弁装置。
JP1985199926U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0435540Y2 (ja)

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JPS62111941U JPS62111941U (ja) 1987-07-16
JPH0435540Y2 true JPH0435540Y2 (ja) 1992-08-24

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