JPH04355160A - 圧電型印字素子及び圧電プリンタ - Google Patents

圧電型印字素子及び圧電プリンタ

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JPH04355160A
JPH04355160A JP15768191A JP15768191A JPH04355160A JP H04355160 A JPH04355160 A JP H04355160A JP 15768191 A JP15768191 A JP 15768191A JP 15768191 A JP15768191 A JP 15768191A JP H04355160 A JPH04355160 A JP H04355160A
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JP15768191A
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Atsuo Sakaida
惇夫 坂井田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電型印字素子及びこ
れを利用した圧電プリンタに関し、特に、圧電素子とし
て電圧の印加により横滑り効果を発揮する圧電素子を印
字素子として利用したプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種プリンタは印字方式により
、ノンインパクト型プリンタとインパクト型プリンタと
に大別される。ノンインパクト型プリンタには、サーマ
ルプリンタ、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ
等がある。かかるプリンタは印字方式上騒音が少なく、
印字品質も良いが、ランニングコストが高かったり、ま
た、プリンタ自体のコストが高いので、今一歩コスト面
で問題を有していた。一方、インパクト型プリンタは、
コスト面でノンインパクト型プリンタよりも有利である
ことから汎用性が高いものであるが、従来では電磁石に
よる電磁力を利用してプリントワイヤを進退運動させ、
かかるプリントワイヤの衝撃力により印字リボンを介し
て印字用紙上に印字を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリントワイヤにより印字を行うプリンタでは、プ
リントワイヤを進退運動させるためにアーマチャ、コア
、巻線等が必要となり、これにより印字ヘッドの質量が
増加してしまい印字速度の低下を招来していた。また、
アーマチャ、コア、巻線等を印字ヘッド内に内設する必
要から、必然的に印字ヘッドの大型化を招いており、他
の内部機構との関係からプリンタ全体の大型化につなが
るものであった。更に、印字ワイヤを支持するアーマチ
ャとバックストッパとの衝突を避けれないという宿命か
ら印字時に発生する騒音が大きな問題となっていた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたものであり、汎用性の高いインパクト型プリ
ンタにおいて、印字時の騒音を極めて低く抑えることが
できるとともに、印字ヘッドの小型化を可能とし、もっ
て低コストで高い印字品質を維持しつつ高速印字ができ
る圧電型印字素子及びこれを利用した圧電プリンタを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係る圧電型印字素子は、先端が突状に形成さ
れるとともに、両面に電極が設けられた板状の圧電素子
を複数個積層し、各圧電素子の両電極間に交流もしくは
脈流電圧を印加することにより前記先端部を選択的に振
動させるようにした構成とされる。
【0006】また、本発明に係る圧電プリンタは、プラ
テンと、プラテンに装着された印字用紙と、印字用紙の
印字面に配置される印字リボンと、プラテンに沿って摺
動可能なキャリッジと、キャリッジ上に搭載されるとと
もに印字リボンに対向して配置された印字素子により印
字用紙上に印字を行う印字ヘッドとを備えたプリンタに
おいて、前記印字素子は先端が突状に形成されるととも
に、両面に電極が設けられた板状の圧電素子を複数個積
層し、各圧電素子の両電極間に交流もしくは脈流電圧を
印加することにより前記先端部を選択的に振動させるよ
うにした圧電型印字素子よりなる構成とされる。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明に係る圧電型印字素子
では、印字信号に対応して各圧電素子の両電極間に交流
もしくは脈流電圧を選択的に印加することにより、圧電
素子の横滑り効果に従って、各圧電素子の先端が選択的
に振動する。また、本発明に係る圧電プリンタでは、上
記のように各圧電素子の先端を選択的に振動させること
により、印字リボン上のインクを印字用紙上に打ちつけ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る圧電型印字素子及び圧電
プリンタを具体化した一実施例を図面を参照しつつ詳細
に説明する。図1は圧電素子を拡大して示す模式図であ
り、圧電素子1は幅約2mm、長さ約17mm、厚さ約
0.25mmの板状体からなる。また、圧電素子1の両
面には、電極2が公知の金属蒸着、化学メッキ等の方法
により形成されている。更に、圧電素子1の先端部3は
くさび形状にされ、突状に形成されており、その先端に
は図3に拡大して示すように硬質のチップ4が接着され
ている。このチップ4は図8に示すように半円柱形状で
ある。
【0009】ドット間隔(チップ4の間隔)を1/18
0インチ、スペーサの厚さを0.03mmとしたときに
、圧電素子の厚さは前記のように0.25mmとなる。 薄層圧電体1Cと電極とを交互に積層固着して約0.2
5mm厚に形成する。このように、薄層圧電体1Cを積
層して1個の圧電素子1を形成することにより低電圧で
高変位を得ることができる。尚、このとき圧電素子の分
極方向を一層毎に逆とし、また、電極に対しても一層毎
に逆極となるように接続する。
【0010】かかる圧電素子1は、両面に形成された電
極2間に所定の電圧を印加することにより、その横滑り
効果に基づき図中矢印X方向に伸張する。これにより、
圧電素子1の先端部3に接着されたチップ4が矢印X方
向に突出し、かつ、印加する電流の周波数に従って振動
する。このように構成された圧電素子1は従来のワイヤ
プリンタにおけるプリントワイヤと同等の作用を有する
ものである。
【0011】図2は図1に示す圧電素子1を複数個積層
した積層体を模式的に表した説明図である。図2におい
て、各圧電素子1は、間に絶縁スペーサ層5を介在させ
て公知の積層方法により12個積層される。これにより
、縦方向に12ドットで文字等を印字可能な圧電型印字
素子Pとしての積層体1Aが得られる。この積層体1A
の後方には、超音波領域の振動に対して極めて高い剛性
を有する結合部1Bが取付られている。この結合部1B
により個々の圧電素子1の変位が後方に逃げるのことを
防いでいる。
【0012】ここに、積層体1Aの厚さは約3mm程度
のものとなる。尚、各チップ4間の縦方向のピッチは軟
材料であるポリイミドフィルムによる絶縁スペーサ5の
層厚を適宜調整することにより変えることができる。こ
の絶縁スペーサ5は隣接する圧電素子1の電極間を絶縁
するとともに、個々の圧電素子の変位が隣接する圧電素
子に影響を与えることを防ぐ。
【0013】次に、図4を参照して圧電型印字素子Pを
利用した圧電プリンタについて説明する。図4は圧電プ
リンタ6の模式断面図を示す。図中、プリンタの側板間
に固設されたプラテン7には印字用紙8が装着されてお
り、印字用紙8は図示しない公知の用紙送り機構により
下方から上方に送られる。
【0014】また、印字用紙8を介してプラテン7と対
向する側には、キャリッジ9が配設されている。かかる
キャリッジ9には、前方(図中左方)にガイド孔10が
貫設されており、また、後方(図中右方)にスライド部
11が設けられている。ガイド孔10には、プリンタの
側板間に固設されたガイドバー12が挿嵌されるととも
に、スライド部11は、同じく側板間に固設されたスラ
イドバー13上に摺動可能に載置されている。これより
、キャリッジ9は図示しない公知のキャリッジ駆動機構
によりプラテン7に沿って摺動自在にされている。
【0015】また、キャリッジ9上には、圧電型印字素
子Pからなる印字ヘッド14が搭載されている。ここに
、文字等を12ドット構成で印字する場合には、図2に
示す圧電素子1の積層体1Aからなる圧電型印字素子P
が印字ヘッド14として使用され、また、文字等を24
ドット構成にて印字する場合には、図5に示すような積
層体1Aからなる圧電型印字素子Pを2個並設してなる
ものが印字ヘッド14として使用される。尚、図5にお
ける各圧電型印字素子Pは、各圧電素子1のチップ4が
相互に縦方向に半ピッチづつずらして配置されており、
いわゆる二列千鳥配列となるよう構成されている。
【0016】更に、印字ヘッド14は、キャリッジ9前
方に設けられた印字ヘッド摺動孔15に摺動自在に支持
されているとともに、印字ヘッド14の後端部14Aに
は、オモリ負荷16が固着され印字時における印字ヘッ
ド14のバランスが保持されている。また、印字ヘッド
14の後端面14Bとキャリッジ9の後部に立設された
後部壁17との間には、コイルばね18が介在されてお
り、かかるコイルばね18の作用により印字ヘッド14
を構成する各圧電素子1先端部に接着されたチップ4が
、印字用紙8との間に配置された印字リボン19に対し
所定の押圧力をもって付勢されている。この押圧により
、キャリッジ9移動時にチップ先端が印字リボン19上
を接触状態で移動するが、前記押圧力は極めて弱く非駆
動時には転写されることはない。
【0017】次に、上記装置の1個の圧電素子に対する
駆動回路を図6を参照して説明する。超音波領域(例え
ば、30KHz)で振動する正弦波を発生する発振器O
SCがアンプAmp1に接続され、その出力にはコンデ
ンサC、抵抗R1が接続される。そして、上記コンデン
サC及び抵抗R1を通過した出力には、抵抗R2、R3
で分圧された所定電流が加算され、脈流となる。この脈
流はスイッチング用のトランジスタTrにより、オン/
オフされる。
【0018】このトランジスタTrのベースには、印字
信号(通常時は5V、印字時は0V)が入力される。そ
して、このトランジスタTrによりオン/オフされた信
号は、直流信号を含む信号を増幅可能なパワーオペアン
プAmp2により増幅され、圧電素子pに印加される。 図7に印字信号と圧電素子pに印加される駆動信号との
対応を示す。
【0019】上記のように構成された圧電プリンタによ
って印字動作を行うには、印字信号に基づき印字制御装
置から送られるドツトマトリックス印字データに従って
、印字ヘッド14を構成する各圧電素子1両面の電極2
間に選択的に電圧を印加する。これにより、各圧電素子
1先端のチップ4が突出振動する。かかるチップ4の突
出振動により、印字リボン19のインクが印字用紙8の
印字面に打ち出される。
【0020】かかる印字動作中においても、印字ヘッド
は移動するため、そのスピードをv、印字信号のパルス
幅をTとすれば、1ドットの印字中にvTだけ移動する
ことになる。このため、その分チップの接触部形状を縦
長とすることによりドット形状の縦横比をそろえている
。このようにして、文字等が12ドット構成または24
ドット構成にて印字用紙8上に印字される。
【0021】以上詳細に説明した通り、本実施例に係る
圧電形印字素子Pは、従来のワイヤプリンタがプリント
ワイヤをプラテン上の印字用紙に打ちつけて衝撃的に印
字を行うのとは異なり、圧電素子1両面の電極2間に電
圧を印加することにより、横滑り効果と振動とを利用し
て圧電素子1先端のチップ4を突出振動させて印字を行
うので、印字時の騒音を極めて低く抑えることができる
。また、かかる素子1は通常可聴域以上の振動周期で動
作可能であるため、印字時の騒音を更に低下することが
できる。
【0022】更に、圧電素子1はそれ自体が極めて小さ
く構成でき、従って、これを積層してなる積層体1Aか
らなる圧電型印字素子Pも小さくし得、印字素子自体も
小型化することができる。また、このような圧電型印字
素子Pを利用した本実施例に係る圧電プリンタは、印字
ヘッド14として利用される積層体1Aからなる圧電型
印字素子Pの小型化ができることに伴い、印字ヘッド1
4の小型化を図ることができ、これにより印字ヘッド1
4の重量を軽量化して高速印字を行うことができる。
【0023】また、圧電素子1は低電力にて動作可能で
あるので、この結果として圧電プリンタ全体の消費電力
を低下させることができる。更に、コイルばね18によ
り常に印字ヘッド14を印字リボン19に対し、所定の
押圧力にて付勢しているので、連続的に横罫線を高品質
で印字できる。
【0024】尚、上記実施例では、圧電素子に脈流電圧
を印加する例を示したが、交流電圧を印加しても同様の
効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は汎用性の高
いインパクト型プリンタにおいて、印字時の騒音を極め
て低く抑えることができるとともに、印字ヘッドの小型
化を可能とし、もって低コストで高い印字品質を維持し
つつ高速印字ができる圧電型印字素子及びこれを利用し
た圧電プリンタを提供することができ、その産業上奏す
る効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電素子を拡大して示す模式図である。
【図2】圧電素子を複数個積層した積層体からなる圧電
型印字素子を模式的に表した説明図である。
【図3】圧電素子の先端部を拡大して示す説明図である
【図4】圧電プリンタの模式断面図である。
【図5】積層体からなる圧電型印字素子を千鳥配列した
状態を示す説明図である。
【図6】圧電素子の駆動回路の説明図である。
【図7】印字信号と圧電素子に印加される駆動信号との
対応を示す説明図である。
【図8】圧電素子のチップ部分を拡大して示す説明図で
ある。
【符号の説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  先端が突状に形成されるとともに、両
    面に電極が設けられた板状の圧電素子を複数個積層し、
    各圧電素子の両電極間に交流もしくは脈流電圧を印加す
    ることにより前記先端部を選択的に振動させるようにし
    たことを特徴とする圧電型印字素子。
  2. 【請求項2】  プラテンと、プラテンに装着された印
    字用紙と、印字用紙の印字面に配置される印字リボンと
    、プラテンに沿って摺動可能なキャリッジと、キャリッ
    ジ上に搭載されるとともに印字リボンに対向して配置さ
    れた印字素子により印字用紙上に印字を行う印字ヘッド
    とを備えたプリンタにおいて、前記印字素子は先端が突
    状に形成されるとともに、両面に電極が設けられた板状
    の圧電素子を複数個積層し、各圧電素子の両電極間に交
    流もしくは脈流電圧を印加することにより前記先端部を
    選択的に振動させるようにした圧電型印字素子よりなる
    ことを特徴とする圧電プリンタ。
JP15768191A 1991-05-31 1991-05-31 圧電型印字素子及び圧電プリンタ Pending JPH04355160A (ja)

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JP15768191A Pending JPH04355160A (ja) 1991-05-31 1991-05-31 圧電型印字素子及び圧電プリンタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894708B2 (en) 2003-04-23 2005-05-17 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method for frictionally reacting thermal paper

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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