JPH04352891A - 脱墨方法 - Google Patents

脱墨方法

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JPH04352891A
JPH04352891A JP3129508A JP12950891A JPH04352891A JP H04352891 A JPH04352891 A JP H04352891A JP 3129508 A JP3129508 A JP 3129508A JP 12950891 A JP12950891 A JP 12950891A JP H04352891 A JPH04352891 A JP H04352891A
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光野 良直
Yoshitaka Miyauchi
芳孝 宮内
Takanobu Shiroishi
城石 高伸
広通 ▲高▼橋
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    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雑誌、OA古紙、電話帳
等の古紙再生時に用いられる脱墨方法に関する。更に詳
しくは雑誌、OA古紙、電話帳等をフロテーション法、
洗浄法及びそれらの折衷法で脱墨処理を行うに際し、高
白色度で、粒径が30μm 以上の粗大インキと未離解
物の少ない脱墨パルプを得ることができる脱墨方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】新聞、
雑誌等の再生利用は古くから行われてきているが、特に
最近は、パルプ資源の不足やその価格の高騰から古紙の
有効利用は重要性を増してきており、更に、脱墨パルプ
の用途も高度利用へと拡大してきている。一方、最近の
古紙は印刷技術、印刷方式の変化、印刷インキ成分の変
化、さらには従来回収利用されなかった古紙の利用等脱
墨という点からみれば一層険しい状況になりつつあり、
より脱墨を促進させるため装置へも改良が加えられてき
ている。古紙からインキその他の不純物を分離除去する
ため従来から用いられてきた薬剤としては、苛性ソーダ
、炭酸ソーダ、リン酸ソーダ等のアルカリ剤、過酸化水
素、次亜硫酸塩、次亜塩素酸塩等の漂白剤、EDTA、
DTPA等の金属イオン封鎖剤と共に、脱墨剤として、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エ
ステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルス
ルホサクシネート等の陰イオン活性剤、高級アルコール
、アルキルフェノール及び脂肪酸のエチレンオキサイド
付加物、アルカノールアマイド類等の非イオン活性剤が
単独又は2種以上配合されて使用されてきた。しかし、
これらの脱墨剤ではフロテーション処理に於ける起泡性
は大きいもののインキ捕集能が小さく、また、洗浄法で
はその洗浄力が弱いうえ、高起泡性のため排水処理での
泡トラブルを引き起こし、結果として低グレードの脱墨
パルプしか得られなかった。特にPPC(プレーンペー
パーコピー)、CPO(コンピュータープリントアウト
プット)に代表されるOA古紙は、その印刷インキ(ト
ナー)が新聞用印刷インキバインダーとは異なるスチレ
ン/アクリル系バインダーやポリエステル系バインダー
が使用されているため、上記の脱墨剤を用いて通常の脱
墨処理をした後は、粒径30μm 以上の粗大インキが
十分除去されず多量に残存する。また、電話帳のように
湿潤した時にもその強度を保つために紙力増強剤が多く
使われているものは、上記の脱墨剤を用いて脱墨処理を
しても未離解物が多量に残る。そのため、これらOA古
紙、雑誌、あるいは電話帳を脱墨する際には剪断力エネ
ルギーを多量にかけたり、アルカリ類を多量に使用しな
ければならない。ところが、アルカリ類を多量に使用す
るとスティッキー(粘着物)の増加、排水負荷の増大か
つパルプの脆化が生じるという欠点を有しており、OA
古紙、雑誌、電話帳及びその配合品の脱墨には有効な手
段がないというのが現状であった。
【0003】本発明者は先に天然油脂と1価あるいは多
価アルコールの混合物にアルキレンオキサイドを付加し
て得られる反応生成物を脱墨剤とすることを提案した(
特開平2−139486号公報、特開平2−29348
3号公報、特開平2−293484号公報、特開平2−
293485号公報、特開平3−881 号公報)。
【0004】ところが、これらの脱墨剤を用いて詳細に
脱墨工程での挙動を検討すると、確かに新聞古紙の脱墨
の場合には、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ドの付加割合がエチレンオキサイド/プロピレンオキサ
イド=1.8 〜2.2 の範囲の化合物は優れた脱墨
性を示すが、OA古紙、雑誌、電話帳あるいは新聞古紙
にそれらが配合された場合には、30μm 以上の粗大
インキ、あるいは未離解物が多量に残存するといった欠
点を有していることが判った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等はフロテーシ
ョン法、洗浄法及びそれらの折衷法において優れたイン
キ除去能を示し(高b値)、発泡トラブルもなく、しか
も各種古紙を用いた場合、高白色度の脱墨パルプを得る
ことができ、特にOA古紙、雑誌、電話帳又はこれらを
含む古紙を用いた場合に多量の剪断エネルギーを使用す
ることなく、粒径30μm 以上の粗大インキ、及び未
離解物の低減効果を有する脱墨剤及び脱墨方法を開発す
べく鋭意研究を行った結果、驚くべきことに、油脂又は
該油脂を予めグリセリンと反応させた生成物と、1価〜
14価のアルコールとの混合物にエチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドを特定比率で付加させたエステル
混合物を必須成分として含有する脱墨剤を、特にパルピ
ング工程に添加するか、あるいは、パルピング工程とパ
ルピング工程以後の工程へ分割添加する脱墨方法が上記
欠点を克服できることを見出し、本発明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、油脂又は該油脂を予めグ
リセリンと反応させた生成物と、1価〜14価のアルコ
ールとの混合物に、エチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドをエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド
= 0.5〜1.7 未満(モル比)の割合で、且つエ
チレンオキサイド付加モル数が10〜200 モルとな
るように付加させたエステル混合物を有効成分とする脱
墨剤をオフィス(OA)古紙、雑誌、電話帳、又はこれ
らを含む古紙の脱墨に用いることを特徴とする脱墨方法
を提供するものである。
【0007】本発明において用いられる油脂としては、
椰子油、パーム油、オリーブ油、大豆油、菜種油、アマ
ニ油、ヒマシ油、ヒマワリ油等の植物油、豚脂、牛脂、
骨脂等の陸産動物油、イワシ油、ニシン油等の水産動物
油及びこれらの硬化油、半硬化油、更にはこれら油脂の
精製工程で得られる回収油等が挙げられる。
【0008】また、これらの油脂とグリセリンを予め反
応させる場合の割合は油脂/グリセリン=1/0.05
〜1/1が好ましい。
【0009】本発明に於いて用いられる1価アルコール
としては、炭素数1〜24のアルコール−1、アルコー
ル−2、不飽和アルコール、環状アルコールを挙げるこ
とができるが、具体的には、オクタノール、ノナノール
、デカノール、ウンデカノール、ラウリルアルコール、
ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリル
アルコール、エイコサノール、オレイルアルコール、エ
ライジルアルコール、リノレイルアルコール等の脂肪族
アルコール、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、2−エチ
ルヘキサノール、ヘキサン−2−オール、2−ヘキサノ
ール、シクロノナノール、シクロデカノール等の合成ア
ルコール等を挙げることができ、2価アルコールとして
は、炭素数2〜32のα、ω−グリコール、1,2 −
ジオール、対称α−グリコール、環状1,2−ジオール
を挙げることが出来るが、具体的には、ヘキサン−1,
2 −ジオール、オクタデカン−1,2 −ジオール、
エイコサン−1,2 −ジオール、エチレングリコール
、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジ
オール、シクロノナン−1,2−ジオール、ブタノイル
−α−グリコール、ヘキサノイル−α−グリコール等を
挙げることができる。
【0010】また、3価以上のアルコールとしては、炭
素数3〜24までのいずれかよりなるものを挙げること
ができるが、具体的には、グリセリン、エリトロース、
エリトルロース、エリトリトール、トレオース、ペンタ
エリスリトール、ジグリセリン、アラビノース、キシロ
ース、キシルロース、デオキシリボース、リキソース、
リブロース、リボース、アラビトール、リビトール、ア
ルトロース、アロース、ガラクトース、グロース、マン
ノース、グリシトール、イノシトール、マンニトール、
ソルビトール、テトラグリセリン、ヘプトース、ヘプツ
トロース、オクチトール、オクツロース、ノヌロース、
アガロビオース、セロビオース、マルトース、ラクトー
ス、ゲンチアノース、スタキオース、セロトリオース等
を挙げることができる。
【0011】前記油脂又は油脂とグリセリンの反応生成
物(a) と上記のアルコール(b) の混合割合は 
(a)/(b) =1/0.05〜1/1(モル比)が
好ましい。
【0012】また、油脂又は該油脂を予めグリセリンと
反応させた生成物と1価〜14価までのいずれかのアル
コールとの混合物に付加するアルキレンオキサイドはエ
チレンオキサイド(以下EOと略記する)、プロピレン
オキサイド(以下POと略記する)の混合である。アル
キレンオキサイドの付加方法はランダム付加、ブロック
付加のいずれの付加方法でも構わないが、特に抄紙工程
、排水処理工程での発泡トラブルを考慮するとランダム
付加が好ましい。
【0013】EOとPOの付加割合はEO/PO= 0
.5〜1.7 未満(モル比)である。特に好ましくは
EO/PO= 0.8〜1.2 (モル比)である。且
つ、EO付加モル数は10〜200 、好ましくは50
〜100 である。EOとPOのモル比が上記の範囲か
ら外れると、OA古紙、雑誌あるいは電話帳からのイン
キ剥離性が低下する。更にフロテーション処理時の場合
、粒径が30μm 以上の粗大インキが多量に残存する
。また、モル比が上記範囲のエステル化合物は、未離解
物の低減に効果がある。よって、OA古紙、雑誌、電話
帳またはその配合品を脱墨する際、高白色度でかつ粗大
インキと未離解物の少ない脱墨パルプは上記条件を満足
するエステル化合物を用いなければ得られない。従って
、本発明に係わるEOとPOに関するモル比等の数値規
定は臨界的であって、これに類似する化合物であっても
、本発明の規定に該当しないものはOA古紙、雑誌、電
話帳又はその配合品の脱墨に顕著な効果は得られない。 従って、本発明の脱墨剤中のEO/PO比率の限定等の
数値の限定は極めて重要である。後記の実施例及び比較
例により明らかにされるが、EO/PO比率が 1.7
以上であると、新聞古紙の脱墨には効果があるが、OA
古紙、雑誌、電話帳又はその配合品を脱墨する際には粗
大インキや未離解物が多量に残存し、見栄えの良い脱墨
パルプを得ることができない。また、EOの付加モル数
が10〜200 の範囲から外れると、未剥離インキが
多量残存し、高b値で見栄えの良い脱墨パルプを得るこ
とが困難になる。また、EOの付加モル数が200 を
越えるとインキが分散してしまう。
【0014】本発明に於いて、EOとPOの付加反応方
法は特に限定されるものではなく、一般に行われている
活性水素を有する化合物へのアルキレンオキサイド付加
反応の条件下で行うことができる。即ち、上記油脂(ト
リグリセリド)、又は油脂を予めグリセリンと反応させ
た反応生成物と、1価〜14価までのいずれかのアルコ
ールとの混合物に触媒量のアルカリ性物質を加え、これ
に約 100〜200 ℃、1〜3kg/cm2 (ゲ
ージ)でEO、POを数時間反応させることによってな
し得る。
【0015】尚、本発明の脱墨剤は公知の脱墨剤、例え
ば、高級アルコール硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、高級アルコール及びアルキルフェノールのエチレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸及びその塩、脂肪酸アルキ
レンオキサイド付加物、油脂アルキレンオキサイド付加
物、モノステアリルグリセライドアルキレンオキサイド
付加物、多価アルコール部分エステル又は完全エステル
アルキレンオキサイド付加物等と併用した場合も優れた
脱墨性能を発現する。本発明の脱墨剤と従来公知の脱墨
剤とを併用する場合、その併用比率は、本発明品/従来
品=90/10〜10/90(重量比率)が好ましいが
、特に好ましくは20/80〜60/40(重量比率)
である。
【0016】一般に、脱墨剤はパルピング工程、ニーテ
ィング工程、ディスパージング工程、ケミカルミキシン
グ工程、リファイニング工程からなるミキシング工程と
、フロテーション工程のいずれか、あるいは両方に添加
される。本発明の脱墨方法もこれに準じて行うことがで
きるが、特に、本発明に係わる前述の脱墨剤をミキシン
グ工程中のパルピング工程に一括添加するか、あるいは
パルピング工程とパルピング工程以降の工程に分割添加
することにより、粗大インキを低減化し得るので好まし
い。
【0017】本発明の脱墨剤をパルピング工程とパルピ
ング工程以降のミキシング工程とに分割添加するときの
比率は、パルピング工程(前工程)とパルピング工程以
降のミキシング工程(後工程)で前/後=10/90〜
90/10(重量比)、特に好ましくは30/70〜7
0/30である。
【0018】本発明の脱墨剤の添加量は、操業性を損な
わずかつ経済的な範囲が望ましいが、原料古紙に対し、
0.03〜1.0 重量%が好ましい。
【0019】
【実施例】
実施例1 本実施例は脱墨剤のパルピング工程一括添加の例である
。印刷インキのバインダーがスチレンアクリル系であり
、印刷インキ量が 2.4g/m2のPPC古紙(10
0 %)を2×5cmに細断後、その一定量を卓上離解
機に入れ、その中に水及び苛性ソーダ (対原料)0.
5%、珪酸ソーダ3号(対原料)1.0%、30%過酸
化水素 (対原料)1.0%、表1に示す脱墨剤 (対
原料)0.2%を加え、パルプ濃度5%、45℃で20
分離解した後、45℃にて60分間熟成処理を行った。 その後、高速脱水機で22%まで脱水し、回転速度20
0rpmの2軸型ラボニーダーでニーディング処理を行
った。その後、水を加えてパルプ濃度を4%まで希釈し
、卓上離解機で再度30秒離解する。そのスラリーを8
0メッシュワイヤーで20%濃度まで濃縮後、水を加え
て1%濃度に希釈し、タッピースタンダード抄紙機にて
パルプシートを作製した。得られたパルプシートを測色
色差計にて白色度を測定し、画像解析装置(×100 
倍)にて粒径30μm 以上のインキ個数を測定した。 結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2 本実施例は脱墨剤のパルピング工程とニーディング工程
分割添加の例である。印刷インキのバインダーがスチレ
ンアクリル系であり、印刷インキ量が 2.4g/m2
のPPC古紙(100 %)を2×5cmに細断後、そ
の一定量を卓上離解機に入れ、その中に水及び苛性ソー
ダ(対原料) 0.3%、実施例1で用いた表1に示す
脱墨剤(対原料)0.1 %を加え、パルプ濃度5%、
45℃で20分離解した後、45℃にて60分間熟成処
理を行った。その後、高速脱水機で22%まで脱水し、
苛性ソーダ(対原料)0.2 %、珪酸ソーダ3号(対
原料) 1.0%、30%過酸化水素(対原料) 1.
0%、実施例1で用いた表1に示す脱墨剤(対原料) 
0.1%を添加し、回転速度200rpmの2軸型ラボ
ニーダーでニーディング処理を行った。その後、水を加
えて4%まで希釈し、卓上離解機で再度30秒離解する
。そのスラリーを水で1%に希釈した後、30℃にて1
0分間フロテーション処理を施した。フロテーション後
のパルプスラリーを80メッシュワイヤーで4%濃度ま
で濃縮後、水を加えて1%濃度に希釈し、タッピースタ
ンダード抄紙機にてパルプシートを作製した。
【0022】得られたパルプシートを測色色差計にて白
色度を測定し、画像解析装置(×100 倍)にて粒径
30μm 以上のインキ個数を測定した。結果を表2に
示す。
【0023】
【表2】
【0024】実施例3 本実施例は脱墨剤のパルピング工程一括添加の例である
。印刷インキのバインダーがポリエステル系であり、印
刷インキ量が 3.0g/m2のCPO古紙(100 
%)を2×5cmに細断後、その一定量を卓上離解機に
入れ、その中に水及び苛性ソーダ(対原料) 1.0%
、珪酸ソーダ3号(対原料)1.0 %、30%過酸化
水素(対原料) 1.5%、実施例1で用いた表1に示
す脱墨剤(対原料) 0.2%を加え、パルプ濃度15
%、45℃で20分間離解した後、55℃にて 120
分間熟成処理を行った。その後、高速脱水機で22%ま
で脱水し、回転速度300rpmのラボデスパーザーで
ディスパージング処理を行った。その後、水を加えて4
%まで希釈し、卓上離解機で再度30秒離解する。その
スラリーを水で1%に希釈した後、30℃にて10分間
フロテーション処理を施した。フロテーション後のパル
プスラリーを80メッシュワイヤーで4%濃度まで濃縮
後、水を加えて1%濃度に希釈し、タッピースタンダー
ド抄紙機にてパルプシートを作製した。得られたパルプ
シートを測色色差計にて白色度を測定し、画像解析装置
(×100 倍)にて粒径30μm 以上のインキ個数
を測定した。 結果を表3に示す。
【0025】
【表3】
【0026】実施例4 本実施例は脱墨剤のパルピング工程とディスパージング
工程分割添加の例である。印刷インキのバインダーがポ
リエステル系であり、印刷インキ量が 3.0g/m2
のCPO古紙(100 %)を2×5cmに細断後、そ
の一定量を卓上離解機に入れ、その中に水及び苛性ソー
ダ(対原料) 0.3%、実施例1で用いた表1に示す
脱墨剤(対原料)0.1 %を加え、パルプ濃度15%
、45℃で20分離解した後、55℃にて120分間熟
成処理を行った。その後、高速脱水機で22%まで脱水
し、苛性ソーダ(対原料)0.7 %、珪酸ソーダ3号
 (対原料)1.0%、30%過酸化水素(対原料)1
.5%、実施例1で用いた表1に示す脱墨剤(対原料)
 0.1%を添加した後、回転速度300rpmのラボ
デスパーザーでデスパージング処理を行った。その後、
水を加えて4%まで希釈し、卓上離解機で再度30秒離
解する。そのスラリーを水で1%に希釈した後、30℃
にて10分間フロテーション処理を施した。フロテーシ
ョン後のパルプスラリーを80メッシュワイヤーで4%
濃度まで濃縮後、水を加えて1%濃度に希釈し、タッピ
ースタンダード抄紙機にてパルプシートを作製した。
【0027】得られたパルプシートを測色色差計にて白
色度を測定し、画像解析装置(×100 倍)にて粒径
30μm 以上のインキ個数を測定した。結果を表4に
示す。
【0028】
【表4】
【0029】実施例5 本実施例は脱墨剤のパルピング工程一括添加の例である
。市中回収雑誌を2×5cmに細断後、その一定量を卓
上離解機に入れ、その中に水及び苛性ソーダ(対原料)
 1.0%、珪酸ソーダ3号(対原料)1.0 %、3
0%過酸化水素(対原料) 1.5%、実施例1で用い
た表1に示す脱墨剤(対原料) 0.2%を加え、パル
プ濃度15%、45℃で20分間離解した後、55℃に
て 120分間熟成処理を行った。その後、高速脱水機
でパルプ濃度22%まで脱水し、回転速度300rpm
のラボディスパーザーでディスパージング処理を行った
。その後、水を加えて4%まで希釈し、卓上離解機で再
度30秒離解する。そのスラリーを水で1%に希釈後、
30℃にて10分間フロテーション処理を施した。フロ
テーション後のパルプスラリーを80メッシュワイヤー
で4%濃度まで濃縮後、水を加えて1%濃度に希釈し、
タッピースタンダード抄紙機にてパルプシートを作製し
た。
【0030】得られたパルプシートを測色色差計にて白
色度を測定し、画像解析装置(×100 倍)にて粒径
30μm 以上のインキ個数を測定した。結果を表5に
示す。
【0031】
【表5】
【0032】実施例6 本実施例は脱墨剤のパルピング工程一括添加の例である
。電話帳(黄色ページ/白色ページ=50/50)を2
×5cmに細断後、その一定量を卓上離解機に入れ、そ
の中に水及び苛性ソーダ(対原料) 1.0%、珪酸ソ
ーダ3号(対原料)1.0 %、30%過酸化水素(対
原料) 1.5%、実施例1で用いた表1に示す脱墨剤
、又は表7に示す脱墨剤(対原料) 0.2%を加え、
パルプ濃度5%、45℃で10分間離解した後、55℃
にて 120分間熟成処理を行った。尚、表7に示す脱
墨剤は油脂として牛脂をアルコールとしてグリセリンを
用いた。熟成処理後のパルプスラリーの一部に以下の操
作を施し、未離解物量を測定した。スラリーに水を加え
て0.025 %とし、そのスラリーを16メッシュワ
イヤー上に移し、全量24000ml の水で洗浄した
。洗浄後ワイヤー上に残った未離解物の量を量り、未離
解物の残渣率を測定した。パルプスラリーを水で1%に
希釈後、30℃にて10分間フロテーション処理を施し
た。フロテーション後のパルプスラリーを80メッシュ
ワイヤーで4%濃度まで濃縮後、水を加えて1%濃度に
希釈し、タッピースタンダード抄紙機にてパルプシート
を作製した。得られたパルプシートを測色色差計にて白
色度を測定し、画像解析装置(×100 倍)にて粒径
30μm 以上のインキ個数を測定した。結果を表6及
び表7に示す。
【0033】
【表6】
【0034】
【表7】
【0035】実施例7 本実施例は脱墨剤のパルピング工程一括添加の例である
。市中回収新聞/雑誌(70/30,重量%)或いは新
聞を2×5cmに細断後、その一定量を卓上離解機に入
れ、その中に水及び苛性ソーダ(対原料) 1.0%、
珪酸ソーダ3号(対原料)1.0 %、30%過酸化水
素(対原料)1.5%、表8及び表9に示す脱墨剤(対
原料) 0.3%を加え、パルプ濃度5%、45℃で1
0分間離解した後、55℃にて 120分間熟成処理を
行った。尚、表8及び表9に示す脱墨剤は油脂として牛
脂をアルコールとしてグリセリンを用いた。また、脱墨
剤のうち、No.26〜50は表7中の脱墨剤と対応し
ている。パルプスラリーを水で1%に希釈後、30℃に
て10分間フロテーション処理を施した。フロテーショ
ン後のパルプスラリーを80メッシュワイヤーで4%濃
度まで濃縮後、水を加えて1%濃度に希釈し、タッピー
スタンダード抄紙機にてパルプシートを作製した。得ら
れたパルプシートを測色色差計にて白色度を測定し、画
像解析装置(×100 倍)にて粒径30μm 以上の
インキ個数を測定した。結果を表8(新聞/雑誌)及び
表9(新聞)に示す。
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】
【化10】
【0039】
【化11】
【0040】
【化12】
【0041】
【化13】
【0042】実施例8 本実施例は脱墨剤のパルピング工程一括添加の例である
。市中回収Ledger/PPC古紙(70/30,重
量%)を2×5cmに細断後、その一定量を卓上離解機
に入れ、その中に水及び苛性ソーダ(対原料) 1.0
%、珪酸ソーダ3号(対原料)1.0 %、30%過酸
化水素(対原料) 1.5%、実施例7で用いた表8に
示す脱墨剤(対原料) 0.3%を加え、パルプ濃度1
5%、45℃で20分間離解した後、55℃にて 12
0分間熟成処理を行った。その後、高速脱水機でパルプ
濃度22%まで脱水し、回転速度300rpmのラボデ
ィスパーザーでディスパージング処理を行った。その後
、水を加えて4%まで希釈し、卓上離解機で再度30秒
離解する。そのスラリーを水で1%に希釈後、30℃に
て10分間フロテーション処理を施した。フロテーショ
ン後のパルプスラリーを80メッシュワイヤーで4%濃
度まで濃縮後、水を加えて1%濃度に希釈し、タッピー
スタンダード抄紙機にてパルプシートを作製した。
【0043】得られたパルプシートを測色色差計にて白
色度を測定し、画像解析装置(×100 倍)にて粒径
30μm 以上のインキ個数を測定した。結果を表10
に示す。
【0044】
【表14】
【0045】
【化15】
【0046】
【化16】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  油脂又は該油脂を予めグリセリンと反
    応させた生成物と、1価〜14価のアルコールとの混合
    物に、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドをエ
    チレンオキサイド/プロピレンオキサイド= 0.5〜
    1.7 未満(モル比)の割合で、且つエチレンオキサ
    イド付加モル数が10〜200 モルとなるように付加
    させたエステル混合物を有効成分とする脱墨剤をオフィ
    ス(OA)古紙、雑誌、電話帳、又はこれらを含む古紙
    の脱墨に用いることを特徴とする脱墨方法。
  2. 【請求項2】  脱墨剤をパルピング工程に添加するか
    、又はパルピング工程とパルピング工程以降の工程で分
    割して添加する請求項1記載の脱墨方法。
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