JPH04351455A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH04351455A
JPH04351455A JP16173491A JP16173491A JPH04351455A JP H04351455 A JPH04351455 A JP H04351455A JP 16173491 A JP16173491 A JP 16173491A JP 16173491 A JP16173491 A JP 16173491A JP H04351455 A JPH04351455 A JP H04351455A
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Takashi Yamamoto
隆 山本
Tetsuo Matsubara
松原 哲雄
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータに関し
、更に詳細にはその巻線の固定部分のカバー部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先にこのようなステップモー
タに関し、図16乃至図18に示す巻線148a,15
0aの端部処理として、実願平2−42698号の願書
に添付された明細書及び図面により実用新案登録出願し
た。同図において2個の巻枠148,150の対向面に
は3本の突部148b,150bが設けられ、その突部
148b,150bが互い違いに重なるようにように配
置されている。各突部148b,150bには端子ピン
154が立設し、前記巻線148a,150aの端部は
上記端子ピンに半田付けされる。
【0003】これらの巻枠148,150には図16及
び図18に示すように多数のくし歯状の磁極136a乃
至142aを有するコア136乃至142が装着された
後同軸に並べられ、硬質樹脂により一体化される。そし
てその端子ピン154には、汎用コネクタ122が半田
付けされる。この汎用コネクタ122はモータの低面位
置を覆うフレームに固定されている。
【0004】この様なステップモータの側面を覆う側面
フレームは、一枚の金属板を湾曲させて断面C字状に加
工したものであるが、その軸方向に延びる溝状の空隙部
の一端からは前記コネクタ122が突出する。
【0005】この様な構成を有するステップモータのコ
ネクタ122は端子部カバーがかぶせられる。この端子
部カバーは、コネクタ部を覆うコネクタ収納部と、他端
側の溝部を覆う溝部カバーを有する。そしてこの端子部
カバーは接着により前記側面フレームに取り付けられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様に端子部カバーを接着により取り付けた場合、十分な
強度が得られないことがその後の研究で判明した。特に
溝部カバーの位置を強く押すと、てこの原理によりコネ
クタカバーの位置が浮き上がる方向に強い応力を発生す
る。
【0007】また上記のように接着によりコネクタカバ
ーを取り付けた場合には、その取り付け工程を機械化す
ることが困難で、製造コストを低く抑えることができな
いといった問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は十分な強度を持ち、且つ製造コ
ストを低く抑えることが可能なモータの構成を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のモータは、巻枠に対して相対的不動に取り付
けられた端子保持部と、帯状の空隙部が形成され、前記
巻枠の側面を覆うモータカバーとを有し、前記端子保持
部を前記帯状の空隙部の一端より突出させたモータであ
って、前記端子保持部の突出部を覆うとともに、該保持
部よりの浮き上がりを防止するべく該保持部に係合する
第1係合爪が形成された保持部収納部と、前記空隙部の
他端側を覆うとともに前記モータカバーの端部と係合す
る第2係合爪を備えた溝部カバーを備えた保持部カバー
を有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明のモータにおいて、
巻枠に巻かれた巻線は端子保持部に取り付けられる。こ
の端子保持部は巻枠に対して相対的に不動に固定される
。そして前記巻枠の周囲をモータカバーが取り付けられ
る。このモータカバーは帯状の空隙部が形成されている
がこの空隙部の一端には、前記端子保持部が突設する。 そしてこの端子保持部及び空隙部を覆う保持部カバーが
取り付けらる。この保持部カバーは第1係合爪により前
記端子保持部と係合するため端子保持部より浮き上がる
ことはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0012】図2乃至図4において、モータケース10
は、平帯状の板材がC字筒状に折曲されてなるフレーム
12と、このフレーム12の筒部の両端開口部にスポッ
ト溶接によって固着された両端板14,16とにより中
空状に形成されている。
【0013】後方の端板16の内側には軸受部20を保
持するためのメタルプレート18が取り付けられ、その
メタルプレート18には保持部18aと円盤部18bが
一体に樹脂成形されている。図5にその正面図を示す。 前記保持部18aは後述するハウジングコネクタ22と
同一周形の筒状をなし、このハウジングコネクタ22を
嵌入可能である。また前記円盤部18bには、4カ所に
位置決めようの孔18cが設けられ、中央に軸受部20
を有している。上記メタルプレート18は、軸受部20
を成形型にはめた状態でのインサート成形等の処理によ
り容易に一工程で作成し得る。
【0014】また前方の端板14の内側には、図2に示
すように後述する固定子26を一体固定するための硬質
樹脂(PBT:ポリブチレンテレフタレート等)が中央
側に延出して構成されるスペーサ24が介在されている
。このスペーサ24の中央部には軸受25が固定されて
いる。このスペーサ24及び前記メタルプレート18に
より固定子26におけるコア36,42及び回転子28
は前記端板14,16より電気的に離間している。上記
モータケース10の組み立て時に、図6にしめすように
両端板14,16に電極29が接続された状態で両端板
14,16が加圧される。この加圧によりフレーム12
に設けられた小突起12aが両端板に押しつけられ電気
的に導通する。この加圧力は上記小突起12aが3分の
2ほど潰される程度とする。そして両電極間に電圧が印
加され大電流が流れ、フレーム12に設けられた小突起
12aの位置においてスポット溶接がなされる。このた
め前記端板14,16と前記フレーム12とをスポット
溶接する際に、端板14,16と固定子26或いは回転
子28が不用意に接触し、電流が分流して必要な熱量が
得られずに溶接不良となることが防止される。また同時
にスポット溶接時に飛散する金属粉が固定子26と回転
子28との間に入り込むことも防ぐことができる。
【0015】両端板14,16の中心部には軸受25,
20を介してモータ軸30が回転可能に支持されている
。このモータ軸30の軸回りには、両軸受20,25の
間において、永久磁石32よりなる回転子28がモータ
軸30と硬質樹脂34により一体に固定されている。
【0016】この回転子28にはモータ軸30の回りに
多数の磁極を有する円環状の永久磁石32が配置され、
その間に硬質樹脂34が充填されている。永久磁石32
には図2に示すように、その両端面に同心の溝32aが
彫られ、前記硬質樹脂34はその溝部32aに及んでい
る。このため上記硬質樹脂34の成形直後における収縮
により生じる前記モータ軸30と回転子28外周面との
軸心のずれが最小限に抑えられる。このため回転子28
と固定子26の接触等の弊害の発生が抑えられる。
【0017】前記モータケース10内には、その回転子
28の外周に沿って多数個のくし歯状の磁極46を交互
に備えた二対のコア36乃至42がモータ軸30の軸線
方向に固定状態で配設されている。この磁極46の作用
については公知(例えば特開昭63−39443号公報
の図2)であるのでその詳細な作用の説明を省く。この
コア36乃至42の外周にはV字溝44が形成されてい
る(図7にコア36,38についてのみ示す)。各コア
36乃至42は、このV字溝44の位置を合わせた状態
において、そのくし歯状の磁極46の位置が適正な位置
となるように予め形成されている。このくし歯状の磁極
46の先端外側は図8に示すように段差46aが形成さ
れている。この段差46aは例えばくし歯状の磁極46
の厚さが1.0mm程度である場合には奥行き0.3m
m程度でくし歯状の磁極46の先端より0.5mm乃至
0.8mm程度低くなるようにプレス加工等により加工
してある。
【0018】各一対をなすコア36,38及び40,4
2の間には、図7に示すように巻枠48,50がそれぞ
れ配設されている。これら2個の巻枠48,50は断面
がU字形をなし、かつそのU字形における開放端が外方
へ向くように環状に形成されている。そしてこの巻枠4
8,50のフランジ部には前記コアのV字溝と同一形状
のV字溝48a(巻枠50のV字溝については図示せず
)が2箇所において形成されている。各巻枠48,50
にはそれぞれ2本のエナメル線よりなる巻線48c,5
0cが巻装されている。
【0019】この各巻枠48,50には、フレーム12
内に装着された状態において互いに隣接する側壁に端子
ホルダ52が形成される。この端子ホルダ52の構成を
図14及び図9に示す。この図面に示すように、この端
子ホルダ52はそれぞれの巻枠48,50の対向面に設
けられた3本の突部48b,50bにより構成されてい
る。この突部48bにおける下より上側に突設するもの
50bに対しては右側に、また上より下側に突設するも
の48bは左側にそれぞれ爪cがもうけられている。こ
の爪cは互いに他方の巻枠48,50に設けられた端子
ホルダ52の爪cと係合可能である。
【0020】上記端子ホルダ52の位置は前記2箇所の
V字溝48aの中間の位相に設けられている。このため
各巻枠48,50は個別の型を用いて樹脂成形される必
要はなく、同一型で形成されたものの一方を反転するこ
とにより一組の巻枠の対をなす。両端子ホルダ52が互
いに向いあう向きに巻枠48,50を重ねた後、両端子
ホルダ52を互いに押圧する向きに力を加えることによ
り爪cが弾性変形して係合固定される。各端子ホルダ5
2の各突部48b,50bには、3本の端子ピン54が
立設する。この端子ピン54の立設位置は、前記爪cの
延長線(図9中に一点鎖線で示す)上となっている。こ
のため両爪cの係合位置においてすべての端子ピン54
が一直線上に並べられる。このため後に詳述する硬質樹
脂(前記スペーサとなる)24による一体化の工程時に
これらの組が上下方向より押圧された状態で各爪cが互
いに引っかかる方向に巻枠が変形した際、各端子ピン5
4が一直線上に並んで固定される。この端子ピン54の
立設間隔は、前記ハウジングコネクタ22のコネクタピ
ン間隔と等しく構成される。
【0021】このように組み込まれたコア36乃至42
及び巻枠48,50の隙間には硬質樹脂(前記スペーサ
として働く)24が流し込まれ、一体固定されている。 この工程を以下に説明する。図10及び図11において
、まず射出成形装置にコア36乃至42及び巻枠48,
50の組をセットする。この時コア36乃至42及び巻
枠48,50の軸心の位置合わせは射出成形装置に形成
されたコア36乃至42の内形と等しい円柱状部58a
(下側の型58に立設する)にコア36乃至42及び巻
枠48,50及び軸受25の組をセットすることにより
なされる。また円周方向の位置合わせは、図11に示す
ように前記コア36乃至42及び巻枠48,50の円周
上に予め切られた前記V字溝44,48aに位置決めよ
うスライド62を押しつけた状態で保持することにより
なされる。
【0022】このV字溝44,48aはこの位置決めよ
うのスライド62を押し当てた時に無理なく嵌合して各
コア36乃至42が僅かに回動してその円周方向位置が
補正されるよう、その角度が設定されている。またこの
スライド62は普段は内側に向かってバネにより付勢状
態にあるが、この組をセットする段階ではソレノイドに
よりわずかに(0.1mm乃至0.2mm程度)後退す
る。つまりこのスライド62に合わせてコアと巻枠の組
をセットすることにより仮位置決めがなされ、つぎにス
ライド62を付勢状態とすることによりよコア36乃至
42及び巻枠48,50が個別に回動し本位置決めがな
されることになる。そしてその状態により更に上下方向
より型58,64を押し当て、上下方向より圧縮された
状態とする。
【0023】上側の型64は下側58の型と一体に成形
されたストッパ58bに当接するまで下降し、その状態
で溶解した硬質樹脂(前記スペーサとなる)24が射出
孔64aより流し込まれる。このストッパ58bは上記
のように下側の型58と一体構造とされているため、そ
の位置精度は充分に高くすることが可能である。つまり
上記ストッパ58bに上側の型64が当接した状態で固
定することにより、上下方向の寸法精度を高くすること
が可能となる。上記圧縮によりコア36乃至42及び型
58,64間の隙間が潰され、シール手段が形成される
。この圧縮により巻枠48,50のフランジ部が弾性変
形する。このとき巻枠48,50における巻線の巻装部
と巻装されていない部分との不均一性により、爪cが互
いに係合する方向に端子ホルダ52に付勢力が働く。 従って端子ピンは一直線上に並んだ状態となる。
【0024】射出孔64aより流し込まれた硬質樹脂(
前記スペーサとなる)24は各部材の隙間に流れ込むが
、このシール手段に阻止され、巻枠48,50の外側に
溢れることはない。この硬質樹脂24が固まることによ
り各部材が一体化される。このとき固定子26は上記端
子ピン54が一直線上に並んだ状態において固められる
ため、硬質樹脂24の固化後についても、上記状態が保
持される。また下型には前記メタルプレートの孔18c
と係合する突部を形成するための凹部が形成されており
、一体化された固定子26には、前記孔18cと係合す
る突部24aが形成される。この突部18aが図12(
a)に示すように前記メタルプレート18の孔18aと
係合することにより、両者の位置が合わせられる。
【0025】この突部24aはその内側に傾斜部が設け
られ、上記孔18cに挿入し易いように配慮されている
。このため突部24a及び孔18cのそれぞれ外側の辺
が互いに接触して位置合わせがなされるように構成され
、内側の辺は僅かに隙間が設けられている。上記孔18
cを貫通してメタルプレート18の図12(a)におけ
る右側に突出した部分は、前記端版16をスポット溶接
する際に、図12(b)に示すように該端版16により
圧力がかけられ押しつぶされる。そのためスポット溶接
した後においても、上記メタルプレート18と固定子2
6は強固に固定される。
【0026】前記くし歯状の磁極46に段差46aが形
成されていない場合は、成形後に衝撃等の外力が加わっ
たときに図13に示すようにくし歯状の磁極46に内側
に向かう反りが生じることがある。一般に回転子28と
固定子26との隙間が0.1mm乃至0.2mm程度で
あるので、上記反りにより両者が接触し、回転不良とな
る可能性があった。しかし本実施例の構成では、くし歯
状の磁極46先端に設けられた前記段差46aに対して
も硬質樹脂24が内側より回り込み、その硬質樹脂24
がくし歯状の磁極46を内側から押え込むため、くし歯
状の磁極46の内側に向かう反りが防止される。
【0027】前記ハウジングコネクタ22は、汎用の形
状のものを用いる。このハウジングコネクタ22は接合
面と逆の面に6本のコネクタピン22aが突出している
。これらのコネクタピン22aは図2に示すように一方
向に対してほぼ直角に屈曲加工されている。
【0028】そしてこのハウジングコネクタ22は、前
記保持部18aの図2における矢印Bの方向より前記コ
ネクタピン22aの折曲方向をモータの半径方向外側に
して挿入される。そしてコネクタピン22aが前記端子
ピン54と対向、好ましくは接触した状態で保持される
。前記保持部18aはこの状態でハウジングコネクタ2
2に対し図中の上下方向並びに紙面法線方向に対して移
動を規制する。このようにハウジングコネクタ22の移
動が規制された状態において、前記対向あるいは接触す
るコネクタピン22a及び端子ピン54が半田付けされ
る。このとき両者は相対的に固定されている。またこの
とき前述のように本発明の構成を採用しているので、上
記端子ピン54は一直線上に並んでいる。このために流
し半田等の手法で専用機械あるいは汎用の工作ロボット
により容易になし得る。
【0029】その半田付けした部分は蓋部68により覆
われている。この蓋部68の形状を図1を参照して説明
する。図1において円弧状部70は前記断面C字状のフ
レーム12とほぼ同径の円弧状をなし、このフレーム1
2開口部の図2における左側を覆う。この円弧上部70
の図1(b)下側には、その両端より僅かに内側に下方
に延びる突起72,74が形成され、その突起72,7
4先端には外側に向かう爪72a,74aが形成されて
いる。またこの円弧状部70の図1(a)における右側
には内部に前記ハウジンコネクタ22を収納するととも
に、その右側が開放された矩形部76が形成されている
【0030】この矩形部76の図1(a)における左右
下には、内側に向かう爪76a,76bが設けられてい
る。この矩形部76内形はほぼハウジングコネクタ22
外形と同一で、上記爪部76a,76bはその上側にハ
ウジングコネクタ22を保持可能である。これらの爪部
76a,76bは、該ハウジングコネクタ22の図2に
おけるメタルプレート18の左端より突出した部分下部
22bを係止可能となるように位置を設定されている。 またこの矩形部76の図1(a)における右端は、その
装着時に前記メタルプレート18の保持部18a左端と
接触し、このメタルプレート18の保持部18aと協働
してほぼ開口部全域を覆う。
【0031】この蓋部68は、前記フレーム12の開口
部外側に押し当てられる。すると各爪72a,74a,
76a,76bが弾性変形して爪76a,76bがハウ
ジングコネクタ22の下部22aを係止し、爪72a,
74aがフレーム12の所定位置12bを係止した状態
で固定される。これらの爪72a,74a,76a,7
6bがフレーム12及びハウジングコネクタ22を係止
するため強固に保持される。特に爪75a,76bは円
弧状部70を押さえたときに蓋部全体68が弾性変形し
て前記矩形部76が浮き上がることを防止する。この様
に構成することにより、前記開口部に外側より前記蓋部
68を押し当てるのみで取り付けれるため、機械化が容
易である。
【0032】外部電極に接続されるリード線78は前記
ハウジングコネクタ22と結合可能な形状を有するポス
トコネクタ80に接続される。この装置において異なる
長さのリード線78を備えたポストコネクタ80を多数
用意することにより、異なる複数の用途に対して同一の
モータを利用できる。つまりこの実施例のモータでは、
用途に応じてリード線部分のみを別工程で製造し、本体
部分は共通のものを利用できる。
【0033】上記構成を有する本ステップモータにおい
て、上記ハウジングコネクタに接続されたポストコネク
タのリード線に適宜駆動パルスを与えることにより、巻
線に電流が流れ、磁力が発生する。この磁力の作用によ
り、回転子の永久磁石に駆動力が働き回転子が回転する
【0034】また上記実施例では、リード線78部分を
利用者に製造あるいは既製のものより選択してもらうこ
とを前提としたが、工場出荷前に取り付けてもよい。ま
たこの場合両コネクタ22,80を結合した状態で接着
したとしても本発明の技術的思想の範疇である。この場
合ではリード線の組み付け工程を最終工程とすることが
できるので、他の工程時にリード線が邪魔になることが
ないといった効果もある。
【0035】また上記実施例においては、固定子を硬質
樹脂により一体化した例を示したが、本発明はこの構成
に限定されるものでもない。例えば図15に示すように
固定子の周りを覆うカバーを設け、そのカバーにより各
部材の位置決めを行なうことも可能である。このとき同
図に示すように前記カバーに前記V字溝と係合する突条
を形成しておけば、円周方向の位置決めも容易となる。 このとき前記爪部cが互いに係合する方向に付勢されて
いることが望ましく、そのためコアがネジ等の手段によ
り上下方向より押圧される構成とする必要がある。この
ようにすれば、巻枠の巻線が巻かれた部分と他の部分と
の付均一性により、巻枠が弾性変形し、上記方向に付勢
力が働く。
【0036】また上記実施例では固定子26における樹
脂突部24aを端板16により押し潰す場合について説
明したが、予め押し潰して固定子26にメタルプレート
18を固着した後に溶接してもよい。この場合工程数は
増えるが、寸法誤差が有った場合においても上記固着が
確実に行えるといった効果がある。
【0037】その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のモータにおいては、保持部カバーを接着する必要
が無いので、この取り付けの工程を容易に機械化できる
とともに、第1係合爪の作用により保持部収納部が強固
に端子保持部に固定されるため、十分な強度を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は蓋部の形状を示す正面図である。 (b)はその側面図である。
【図2】本実施例のステップモータの断面図である。
【図3】本実施例のステップモータの正面図である。
【図4】固定子及び回転子の形状を示す一部破断斜視図
である。
【図5】メタルプレートの形状を示す正面図ある。
【図6】フレームと両端板のスポット溶接の様子を説明
する説明図である。
【図7】巻枠及びコアの組み付けの様子を示す分解斜視
図である。
【図8】くし歯状の磁極の先端に設けられた段差の形状
を示す説明図である。
【図9】端子ホルダの突部の形状を説明する説明図であ
る。
【図10】コア,巻枠及び軸受を一体に固定する工程を
示す説明図である。
【図11】コア及び巻枠の円周方向の位置合わせをする
工程を示す説明図である。
【図12】メタルプレートの固定の様子を示す断面図で
ある。
【図13】くし歯状の磁極に段差を設けなかった場合の
上記磁極の反りの様子を示す一部破断斜視図である。
【図14】端子ホルダにおける突部の爪が係合した状態
を説明する説明図である。
【図15】硬質樹脂による回転子の一体化を行なわない
場合の例を示す斜視図である。
【図16】従来のステップモータの固定子の構成を示す
分解斜視図である。
【図17】巻枠及び巻線の様子を示す断面図である。
【図18】従来のステップモータの正面図である。
【符号の説明】
12          フレーム(モータフレーム)
22          ハウジングコネクタ(端子保
持部)48          巻枠 50          巻枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  巻枠に対して相対的不動に取り付けら
    れた端子保持部と、帯状の空隙部が形成され、前記巻枠
    の側面を覆うモータカバーとを有し、前記端子保持部を
    前記帯状の空隙部の一端より突出させたモータであって
    、前記端子保持部の突出部を覆うとともに、該端子保持
    部よりの浮き上がりを防止するべく該端子保持部に係合
    する第1係合爪が形成された保持部収納部と、前記空隙
    部の他端側を覆うとともに前記モータカバーの端部と係
    合する第2係合爪を備えた溝部カバーを備えた保持部カ
    バーを有することを特徴とするモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60175779A (ja) * 1984-02-21 1985-09-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 液体加圧送出装置
JPH0197159A (ja) * 1987-10-05 1989-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステッピングモータ

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