JP2573739B2 - リニアパルスモータの固定子の絶縁板 - Google Patents
リニアパルスモータの固定子の絶縁板Info
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- JP2573739B2 JP2573739B2 JP29938890A JP29938890A JP2573739B2 JP 2573739 B2 JP2573739 B2 JP 2573739B2 JP 29938890 A JP29938890 A JP 29938890A JP 29938890 A JP29938890 A JP 29938890A JP 2573739 B2 JP2573739 B2 JP 2573739B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリニアパルスモータの固定子の絶縁板、特に
1次鉄心の磁極に絶縁板を介して駆動巻線を設け、この
磁極上に磁極歯板を重ねて樹脂により一体成形されるリ
ニアパルスモータの固定子の絶縁板に関する。
1次鉄心の磁極に絶縁板を介して駆動巻線を設け、この
磁極上に磁極歯板を重ねて樹脂により一体成形されるリ
ニアパルスモータの固定子の絶縁板に関する。
従来、この種のリニアパルスモータの固定子の絶縁板
は、第4図に代表的なリニアパルスモータの固定子の内
部の分解斜視図を示すように、バイアスマグネット1と
継鉄2との上に成形された絶縁板7が重ねられ、この絶
縁板7を介して駆動巻線4と磁極5とを挿入して内部機
構を組立てる部材として用いられている。なお組立てら
れた内部機構は樹脂成形時に、金型上で磁極歯板と合致
させて一体成形して固定子として完成させるようにして
いる。
は、第4図に代表的なリニアパルスモータの固定子の内
部の分解斜視図を示すように、バイアスマグネット1と
継鉄2との上に成形された絶縁板7が重ねられ、この絶
縁板7を介して駆動巻線4と磁極5とを挿入して内部機
構を組立てる部材として用いられている。なお組立てら
れた内部機構は樹脂成形時に、金型上で磁極歯板と合致
させて一体成形して固定子として完成させるようにして
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕 上述した従来のリニアパルスモータの固定子の絶縁板
は、固定子の内部機構を組立てるのみに用いられている
ので、固定子として完成させるには、金型成形時に成形
金型に磁極歯板を装着し、内部機構部を装着してから樹
脂による一体成形を行なうという工程になり、成形金型
に装着する部品点数が2点となっていて生産効率が悪い
という欠点がある。
は、固定子の内部機構を組立てるのみに用いられている
ので、固定子として完成させるには、金型成形時に成形
金型に磁極歯板を装着し、内部機構部を装着してから樹
脂による一体成形を行なうという工程になり、成形金型
に装着する部品点数が2点となっていて生産効率が悪い
という欠点がある。
本発明のリニアパルスモータの固定子の絶縁板は、バ
イアスマグネットとこのバイアスマグネットを挟持する
継鉄とこの継鉄に結合される磁極とからなる1次鉄心部
と、前記磁極に巻回される駆動巻線と、この駆動巻線と
前記1次鉄心部とを絶縁する絶縁板と、エッチングによ
り形成した磁極歯板とを積層して組立てた後に樹脂によ
り一体成形されるリニアパルスモータの固定子に用いら
れる前記絶縁板において、前記駆動巻線の対向面に装着
される前記磁極歯板の装着時の案内ピンとなり、樹脂成
形時の金型の前記磁極歯板の位置決めピンと合致し、前
記金型の対となる金型との型合せにより支持部が座折す
る円柱状案内ピンを有することにより構成される。
イアスマグネットとこのバイアスマグネットを挟持する
継鉄とこの継鉄に結合される磁極とからなる1次鉄心部
と、前記磁極に巻回される駆動巻線と、この駆動巻線と
前記1次鉄心部とを絶縁する絶縁板と、エッチングによ
り形成した磁極歯板とを積層して組立てた後に樹脂によ
り一体成形されるリニアパルスモータの固定子に用いら
れる前記絶縁板において、前記駆動巻線の対向面に装着
される前記磁極歯板の装着時の案内ピンとなり、樹脂成
形時の金型の前記磁極歯板の位置決めピンと合致し、前
記金型の対となる金型との型合せにより支持部が座折す
る円柱状案内ピンを有することにより構成される。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図(a),(b)および(c)は本発明の一実施
例のそれぞれ斜視図、平面図および第1図(b)のA−
A断面図である。第1図において絶縁板面上に組立時に
磁極歯板との間隔を定める支持台33の他に支持部32によ
って支えられた柱状の案内ピン31が設けられた構造とな
っている。
例のそれぞれ斜視図、平面図および第1図(b)のA−
A断面図である。第1図において絶縁板面上に組立時に
磁極歯板との間隔を定める支持台33の他に支持部32によ
って支えられた柱状の案内ピン31が設けられた構造とな
っている。
第2図は第1図の実施例による絶縁板3を用いたリニ
アモータの固定子の樹脂による一体成形前の分解斜視図
で、絶縁板3へのバイアスマグネット1と継鉄2と駆動
巻線4と磁極5との組込みは第4図の従来の場合と同じ
であるが、本実施例の絶縁板3には上記の組立に続い
て、案内ピン31を案内にして磁極歯板6が組込まれて一
体に組立てられることを示している。
アモータの固定子の樹脂による一体成形前の分解斜視図
で、絶縁板3へのバイアスマグネット1と継鉄2と駆動
巻線4と磁極5との組込みは第4図の従来の場合と同じ
であるが、本実施例の絶縁板3には上記の組立に続い
て、案内ピン31を案内にして磁極歯板6が組込まれて一
体に組立てられることを示している。
第3図は第2図に示したように組立てられた固定子を
樹脂により一体成形するために金型に型入れする過程を
示した断面図で、第3図(a)は組立られた固定子を下
側金型8上に載置した状態を示し、絶縁板3の案内ピン
31が磁極歯板6の案内孔から僅に突出して、磁極歯板の
位置が設定されていることを示している。第3図(b)
は第3図(a)の状態に続いて上側金型9が型合せされ
た状態を示していて、この状態では上側金型9に設けら
れた磁極歯板6を位置合せするための案内ピン91が絶縁
板3の案内ピン31に当接し、更に支持部32を座折して案
内ピン31を下方へ押込み、案内ピン91は磁極歯板6を正
確に位置合せしていることを示している。
樹脂により一体成形するために金型に型入れする過程を
示した断面図で、第3図(a)は組立られた固定子を下
側金型8上に載置した状態を示し、絶縁板3の案内ピン
31が磁極歯板6の案内孔から僅に突出して、磁極歯板の
位置が設定されていることを示している。第3図(b)
は第3図(a)の状態に続いて上側金型9が型合せされ
た状態を示していて、この状態では上側金型9に設けら
れた磁極歯板6を位置合せするための案内ピン91が絶縁
板3の案内ピン31に当接し、更に支持部32を座折して案
内ピン31を下方へ押込み、案内ピン91は磁極歯板6を正
確に位置合せしていることを示している。
以上説明したように本発明は、固定子を樹脂により一
体成形するために金型に載置する前に、構成部品の総て
を一体として組立てることができるので、金型への組込
みを1工程で済ませられ、樹脂成形の能率が向上すると
いう効果がある。
体成形するために金型に載置する前に、構成部品の総て
を一体として組立てることができるので、金型への組込
みを1工程で済ませられ、樹脂成形の能率が向上すると
いう効果がある。
第1図(a),(b)および(c)は本発明の一実施例
のそれぞれ外観斜視図、平面図および第1図(b)のA
−A断面図、第2図は第1図の実施例を用いた固定子の
分解斜視図、第3図(a)は第2図の固定子組立てを金
型に載置した状態の断面図、第3図(b)は第3図
(a)で型合せを行なった状態の断面図、第4図は従来
のリニアパルスモータの固定子の絶縁板を用いた固定子
の内部の分解斜視図である。 1……バイアスマグネット、2……継鉄、3,7……絶縁
板、4……駆動巻線、5……磁極、6……磁極歯板、8
……下側金型、9……上側金型、31,91……案内ピン、3
2……支持部、33……支持台。
のそれぞれ外観斜視図、平面図および第1図(b)のA
−A断面図、第2図は第1図の実施例を用いた固定子の
分解斜視図、第3図(a)は第2図の固定子組立てを金
型に載置した状態の断面図、第3図(b)は第3図
(a)で型合せを行なった状態の断面図、第4図は従来
のリニアパルスモータの固定子の絶縁板を用いた固定子
の内部の分解斜視図である。 1……バイアスマグネット、2……継鉄、3,7……絶縁
板、4……駆動巻線、5……磁極、6……磁極歯板、8
……下側金型、9……上側金型、31,91……案内ピン、3
2……支持部、33……支持台。
Claims (1)
- 【請求項1】バイアスマグネットとこのバイアスマグネ
ットを挟持する継鉄とこの継鉄に結合される磁極とから
なる1次鉄心部と、前記磁極に巻回される駆動巻線と、
この駆動巻線と前記1次鉄心部とを絶縁する絶縁板と、
エッチングにより形成した磁極歯板とを積層して組立て
た後に樹脂により一体成形されるリニアパルスモータの
固定子に用いられる前記絶縁板において、前記駆動巻線
の対向面に装着される前記磁極歯板の装着時の案内ピン
となり、樹脂成形時の金型の前記磁極歯板の位置決めピ
ンと合致し、前記金型の対となる金型との型合せにより
支持部が座折する円柱状案内ピンを有することを特徴と
するリニアパルスモータの固定子の絶縁板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29938890A JP2573739B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | リニアパルスモータの固定子の絶縁板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29938890A JP2573739B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | リニアパルスモータの固定子の絶縁板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04172960A JPH04172960A (ja) | 1992-06-19 |
JP2573739B2 true JP2573739B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=17871913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29938890A Expired - Fee Related JP2573739B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | リニアパルスモータの固定子の絶縁板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573739B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP29938890A patent/JP2573739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04172960A (ja) | 1992-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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