JP2731548B2 - リニア・パルス・モーター次鉄心磁極歯位置決め方法 - Google Patents
リニア・パルス・モーター次鉄心磁極歯位置決め方法Info
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- JP2731548B2 JP2731548B2 JP63265654A JP26565488A JP2731548B2 JP 2731548 B2 JP2731548 B2 JP 2731548B2 JP 63265654 A JP63265654 A JP 63265654A JP 26565488 A JP26565488 A JP 26565488A JP 2731548 B2 JP2731548 B2 JP 2731548B2
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- pole tooth
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リニア・モータに関し特にリニア・パルス
・モータの一次鉄心組立製造方法に関する。
・モータの一次鉄心組立製造方法に関する。
従来、この種のリニア・パルス・モータの一次鉄心の
磁極歯の位置決めは磁極歯板の外形から部分相互の位置
関係を金型に掘り込み部の形状によって決定し樹脂によ
り一体成形する方法が採られている。
磁極歯の位置決めは磁極歯板の外形から部分相互の位置
関係を金型に掘り込み部の形状によって決定し樹脂によ
り一体成形する方法が採られている。
上述した従来のリニア・パルス・モータの一次鉄心の
磁極歯は磁極歯群の外形から部品相互の位置関係をだす
ため、エッチングによる外形の寸法のばらつき及び金型
掘り込み部寸法のバラツキ等を考慮した嵌合余裕のた
め、高精度の磁極歯の位置関係がでないという欠点があ
る。また、従来技術では、金型と磁極歯板との位置合わ
せのための穴が、磁極歯板にエッチングにより形成され
る。しかしながら、この穴を精度良く作成することは、
以下の理由により、必ずしも容易ではない。この穴の形
成の際には、エッチング液は、磁極歯板の片面もしくは
両面から磁極歯板の材料を溶かして行くこととならざる
をえない。しかしながら、エッチングにより小穴を作成
する場合には、材料表面からエッチング液が材料を溶か
していくため、材料の表面部と内面とで、。穴径が異な
ってくるので、この穴を精度良く作るのは必ずしも容易
ではなく、またこのようにして形成された穴を用いて正
確な位置合わせを行うことも必ずしも容易ではない。さ
らに、この表面部と内面との穴径の不揃いは、磁極歯板
の変形・破損や、金型の破損の原因ともなる。このよう
な問題を解決するには、このエッチングにより形成され
た穴に後工程としてスキーマ処理を施せばよいが、この
後工程の追加は、量産性を低下させる。
磁極歯は磁極歯群の外形から部品相互の位置関係をだす
ため、エッチングによる外形の寸法のばらつき及び金型
掘り込み部寸法のバラツキ等を考慮した嵌合余裕のた
め、高精度の磁極歯の位置関係がでないという欠点があ
る。また、従来技術では、金型と磁極歯板との位置合わ
せのための穴が、磁極歯板にエッチングにより形成され
る。しかしながら、この穴を精度良く作成することは、
以下の理由により、必ずしも容易ではない。この穴の形
成の際には、エッチング液は、磁極歯板の片面もしくは
両面から磁極歯板の材料を溶かして行くこととならざる
をえない。しかしながら、エッチングにより小穴を作成
する場合には、材料表面からエッチング液が材料を溶か
していくため、材料の表面部と内面とで、。穴径が異な
ってくるので、この穴を精度良く作るのは必ずしも容易
ではなく、またこのようにして形成された穴を用いて正
確な位置合わせを行うことも必ずしも容易ではない。さ
らに、この表面部と内面との穴径の不揃いは、磁極歯板
の変形・破損や、金型の破損の原因ともなる。このよう
な問題を解決するには、このエッチングにより形成され
た穴に後工程としてスキーマ処理を施せばよいが、この
後工程の追加は、量産性を低下させる。
本発明による位置決め方法は、樹脂により一体的に成
形して成るリニア・パルス・モータの一次鉄心組立にお
いて、エッチングによって形成される複数個の磁極歯群
の相隣接する磁極歯群を少なくとも2ケ所の架橋部によ
って継ぐと共に前記架橋部の外周側架橋部の少くとも1
本の中間部を湾曲させて形成した円周部の円中心角を少
くとも180℃以上360℃未満とすると共に相対向する外周
側架橋部を平行部分を有するコの字形として一次鉄心組
立成形金型より突出した2本のピンを前記円周部と前記
コの次部分にそれぞれ嵌合させて前記磁極歯板の位置決
めを行う。
形して成るリニア・パルス・モータの一次鉄心組立にお
いて、エッチングによって形成される複数個の磁極歯群
の相隣接する磁極歯群を少なくとも2ケ所の架橋部によ
って継ぐと共に前記架橋部の外周側架橋部の少くとも1
本の中間部を湾曲させて形成した円周部の円中心角を少
くとも180℃以上360℃未満とすると共に相対向する外周
側架橋部を平行部分を有するコの字形として一次鉄心組
立成形金型より突出した2本のピンを前記円周部と前記
コの次部分にそれぞれ嵌合させて前記磁極歯板の位置決
めを行う。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明のエッチングにより形成した複数個の
磁極歯群を有する磁極歯板の平面図、第2図は樹脂によ
り一体成形した一次鉄心の外観斜視図である。第3図は
成形樹脂部を除いた構成部品の展開図である。第4図は
金型のピンによって位置決めの関係を示す断面図であ
る。固定子鉄心6はバイアス・マグネット5を挾持して
凸極部6−aに駆動巻線7をそれぞれに巻回した後磁性
材料より成る磁極歯板8を前記凸極部6−aの上面に密
着させ磁極歯板の円周部とコの字形部で一次鉄心組立成
形金型より突き出した2本のピンにより磁極歯の位置決
めを行ない樹脂4によって一体に成形する。
磁極歯群を有する磁極歯板の平面図、第2図は樹脂によ
り一体成形した一次鉄心の外観斜視図である。第3図は
成形樹脂部を除いた構成部品の展開図である。第4図は
金型のピンによって位置決めの関係を示す断面図であ
る。固定子鉄心6はバイアス・マグネット5を挾持して
凸極部6−aに駆動巻線7をそれぞれに巻回した後磁性
材料より成る磁極歯板8を前記凸極部6−aの上面に密
着させ磁極歯板の円周部とコの字形部で一次鉄心組立成
形金型より突き出した2本のピンにより磁極歯の位置決
めを行ない樹脂4によって一体に成形する。
ここで、円周部1は第1図の上下方向のガタを防止
し、この円周部に対向するコの字形部は第1図の横方向
のガタを防止し、両者相まって、上下左右方向のガタを
防止している。
し、この円周部に対向するコの字形部は第1図の横方向
のガタを防止し、両者相まって、上下左右方向のガタを
防止している。
以上説明したように、一方の架橋部を円周部とし、相
対向する架橋部をコの字形としたので、これら架橋部を
エッチングにより作成する際には、エッチング液は、磁
極歯板材料の表面のみからのみならず、架橋部の側面か
らも磁極歯板材料を溶かすので、これら架橋部の内部形
状を表面と同一にできる。その結果、エッチング工程の
みで位置決め用の穴を精度良く作成できる。したがっ
て、本発明は寸法のバラツキの大きい外形で従来の方法
に比較して位置決め精度も向上するだけでなく金型堀込
み部との不整合による磁極歯板の変形破損等もなくな
り、それらのトラブルから来る金型の破損も皆無となり
従って作業能率の向上にもなる極めて量産性に富む。
対向する架橋部をコの字形としたので、これら架橋部を
エッチングにより作成する際には、エッチング液は、磁
極歯板材料の表面のみからのみならず、架橋部の側面か
らも磁極歯板材料を溶かすので、これら架橋部の内部形
状を表面と同一にできる。その結果、エッチング工程の
みで位置決め用の穴を精度良く作成できる。したがっ
て、本発明は寸法のバラツキの大きい外形で従来の方法
に比較して位置決め精度も向上するだけでなく金型堀込
み部との不整合による磁極歯板の変形破損等もなくな
り、それらのトラブルから来る金型の破損も皆無となり
従って作業能率の向上にもなる極めて量産性に富む。
第1図は本発明の位置決めのための円周部とコの字形部
を有する磁極歯板の平面図、第2図は一次鉄心の組立の
外観斜視図、第3図は本発明の部品構成を示す樹脂成形
部を除く展開図、第4図は金型のピンによって位置決め
の関係を示す断面図である。 1……円周部、2……コの字形部、3……磁極歯群、4
……樹脂、5……バイアス・マグネット、6……鉄心、
6−a……凸極部、7……巻線、8……磁極歯板、9…
…磁極歯、10……ピン。
を有する磁極歯板の平面図、第2図は一次鉄心の組立の
外観斜視図、第3図は本発明の部品構成を示す樹脂成形
部を除く展開図、第4図は金型のピンによって位置決め
の関係を示す断面図である。 1……円周部、2……コの字形部、3……磁極歯群、4
……樹脂、5……バイアス・マグネット、6……鉄心、
6−a……凸極部、7……巻線、8……磁極歯板、9…
…磁極歯、10……ピン。
Claims (1)
- 【請求項1】エッチングによって形成される複数個の磁
極歯群の相隣接する磁極歯群を少なくとも2ヶ所の架橋
部によって継ぐと共に、前記架橋部の外周側架橋部の少
なくとも1本の中間部を湾曲させて形成した円周部の円
中心角を少なくとも180度以上360度未満とすると共に、
相対向する外周側架橋部を平行部分を有するコの字形と
し、一次鉄心組立整形金型より突出した2本のピンを前
記円周部と前記コの次部分にそれぞれ嵌合させることを
特徴とするリニアパルス・モータ一次鉄心磁極歯位置合
わせ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63265654A JP2731548B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | リニア・パルス・モーター次鉄心磁極歯位置決め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63265654A JP2731548B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | リニア・パルス・モーター次鉄心磁極歯位置決め方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02114850A JPH02114850A (ja) | 1990-04-26 |
JP2731548B2 true JP2731548B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=17420138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63265654A Expired - Fee Related JP2731548B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | リニア・パルス・モーター次鉄心磁極歯位置決め方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2731548B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186362A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リニアモ−タ |
JPS62147948A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-07-01 | Fujitsu Ltd | リニアパルスモ−タの磁極作製法 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP63265654A patent/JP2731548B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02114850A (ja) | 1990-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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