JPH04349474A - カラー画像形成法及びトナー - Google Patents

カラー画像形成法及びトナー

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JPH04349474A
JPH04349474A JP3149322A JP14932291A JPH04349474A JP H04349474 A JPH04349474 A JP H04349474A JP 3149322 A JP3149322 A JP 3149322A JP 14932291 A JP14932291 A JP 14932291A JP H04349474 A JPH04349474 A JP H04349474A
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JP
Japan
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toner
color
dyes
image
color image
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Withdrawn
Application number
JP3149322A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Hagiwara
和義 萩原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録の
ようなカラー画像形成法において形成される画像を高画
質化するためのトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては米国特許第2
297691号明細書,特公昭42−23910号公報
及び特公昭43−24748号公報に記載されている如
く多数の方法が知られているが、一般には光導電性物質
を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形
成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必要に応
じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱ある
いは圧力などにより定着し複写物を得るものである。
【0003】また、電気的潜像をトナーを用いて可視化
する現像方法も種々知られている。
【0004】例えば米国特許第2874063号明細書
に記載されている磁気ブラシ法、同第2618552号
明細書に記載されているカスケード現像法及び特開昭6
2−63970号記載のジャンピング−ブラシ現像法、
液体現像法等多数の現像法が知られている。これらの現
像法などに用いられるトナーとしては、従来、天然或い
は合成樹脂中に染料、顔料を分散させた微粉末が使用さ
れている。更に、第3物質を種々の目的で添加した現像
微粉末を使用することも知られている。
【0005】近年、白−黒複写機からフルカラー複写機
への展開が急速になされつつあり、2色カラー複写機や
デジタル化したフルカラー複写機の発売も、市場では行
なわれはじめている。
【0006】フルカラー電子写真法によるカラー画像形
成は一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のカラートナー又はそれに黒色を加えた4色を用い
て全ての色の再現を行うものである。
【0007】その一般的方法は、まず原稿からの光をト
ナーの色と補色の関係にある色分解光透過フィルターを
通して光導電層上に静電潜像を形成する。次いで現像,
転写工程を経てトナーを支持体に保持させる。次いで前
述の工程を順次複数回行い、レジストレーションを合わ
せつつ、同一支持体上にトナーは重ね合せられ、その定
着によって最終のフルカラー画像が得られる。
【0008】これらの方法により得られるカラー画像に
おいては、白色は転写材そのものの色により表現してお
り、また、淡色部における彩度は、転写材の白色度も重
要である。
【0009】転写材としては一般に紙が使われ、現在、
複写機用に使用される紙としてはバージンパルプ製白色
紙が多く用いられる。バージンパルプ製の白色紙におけ
る白色度は、紙の種類によっても異なるが、高いものが
多く、カラー画像を形成するにあたって多くの場合、大
きな障害はない。
【0010】しかるに最近、環境保護の立場から、複写
機用転写紙として再生紙を使用するようになってきた。 再生紙の場合、バージンパルプ製の白色紙のように白色
度が高いものもあるが、それらは再生時に多くの処理を
行う必要がありコストが高いものとなってしまう。この
ため多くの場合、そこまでの処理を行わずに再生してお
り、製造される再生紙はやや黄ばむか、やや黒ずんだも
のとなる。
【0011】ところで、オフィスにおけるカラーコピー
の需要は、白黒画像の需要とともに増しており、白黒コ
ピーがとれるとともにフルカラーコピーとしても使用さ
れる機種が使用されるようになって来ている。
【0012】このような機種において再生紙を使用する
場合、フルカラーコピーをするときには、転写紙を白色
度の高い転写紙にいちいち変換するか、白色度、彩度の
低いカラー画像に甘んじなければならない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の如き問題点を解決した画像形成方法及びトナーに関す
る。
【0014】すなわち、本発明の目的はカラー画像を形
成するにあたり、転写材の白色度の向上及びカラー画像
の淡色部の彩度を向上するためのカラー画像形成法及び
そのためのトナーを提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、減色
混合法により色再現を行う、静電荷像現像法を用いたカ
ラー画像形成法において、転写材の全面あるいは画像の
淡色部を、蛍光増白染料を含有するトナーにより被覆し
、白色度を増加させて彩度を向上させる方法、および、
蛍光増白染料を含有することを特徴とするトナーに関す
る。
【0016】本発明のカラー画像形成法においては、イ
エロー、マゼンタ、シアンあるいはブラック等のトナー
における現像を行う前に、カラー画像を形成するのと同
じ静電荷像現像法により、転写紙上におけるカラー画像
を形成する範囲全面あるいはカラー画像淡色部相当部分
に、蛍光増白染料を含有するトナーによりベタ画像を形
成する。このベタ画像は、あらかじめ定着されているこ
とが好ましいが、定着されておらずカラー画像と共に定
着されてもよい。この蛍光増白染料を含有するトナーに
より形成されたベタ画像上に、イエロー、マゼンタ、シ
アン、あるいはブラック等のトナーにより現像を行い、
カラー画像を形成する。
【0017】本発明のカラー画像形成法においては、白
色度が低い転写紙を用いる場合に有効である。ここで言
う転写紙の白色度は、同じ転写紙を5枚以上重ねた状態
においてマクベス社製反射濃度測定器(RD918)の
値により、転写紙他の黒色性を評価するものである。転
写紙の濃度が低いものほど白色度は高く、濃度が高いも
のほど白色度は低い。本発明のカラー画像形成法は、上
記測定法により濃度が0.08〜0.20の白色度が低
い転写紙に対して有効であり、特にその濃度範囲内の再
生紙を用いる場合に有効である。
【0018】本発明の画像形成法により得られるカラー
画像は、転写紙の白色度が増加するために、白部におい
ては、くすみが取れ、白色度が高くなり、明るさが増加
する。また、淡色部においても、明るく、彩度の高い画
像が得られる。また、透光性が良いためにOHP用の透
明シートにも使用可能である。
【0019】また、カラー画像淡色部は、ベタ部に比較
し一般には定着性が劣る傾向がある。しかし、蛍光増白
染料を含有するトナーによりベタ画像が形成されている
ために、その上に形成されるカラー画像の定着性が優れ
るようになる。
【0020】本発明に用いられる蛍光増白染料としては
、トナー中に含有できる蛍光性の染料及び顔料ならば特
に問題ないが、液状のものより固体状のものがより好ま
しい。蛍光増白染料としては、ジアミノスチルベン−ジ
スルホン酸系の染料、α,β−ビス(ベンズオキサゾリ
ル)エチレン系、アルコキシナフタル酸、N−置換イミ
ド系、チアゾール系、ベンズイミダゾール系、ベンジジ
ン系、イミダゾローン系の各化合物を挙げることができ
る。
【0021】以下、さらに具体的に例示する。 (1)Blancophor  R(C.I.4060
0  Fluorescent  Brighteni
ng  Agent30) (2)Pontamine  White  2GT(
C.I.40605  FBA34) (3)Blancophor  B(C.I.4062
0  Fluorescent  Brighteni
ng  Agent32) (4)Fluorescent  Purple  2
G(C.I.36900  FBA5) (5)Tinopal  BV,BVA,BVS(C.
I.40630  FBA1)
【0022】
【化1】 蛍光増白染料をトナーに含有させる方法としては、トナ
ー内部に添加する方法がある。これらの染料の使用量は
、結着樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有
無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定され
るもので、一義的に限定されるものではないが、内添す
る場合は、好ましくは結着樹脂100重量部に対して0
.1〜10重量部、より好ましくは0.1〜5重量部の
範囲で用いられる。
【0023】また、本発明のトナー中には、アルキルサ
リチル酸錯塩、ホウ素化合物、スルホン酸ペンダント化
樹脂等の従来公知の無色の電荷制御剤を使用することも
できる。
【0024】また、本発明のトナーにおいては、トナー
にシリカ微粉体を外添して使用することができる。シリ
カ微粉体としては、乾式法及び湿式法で製造したシリカ
微粉体が使用できる。
【0025】ここで言う乾式法とは、ケイ素ハロゲン化
合物の蒸気相酸化により生成するシリカ微粉体の製造法
である。例えば、四塩化ケイ素ガスの酸素水素中におけ
る熱分解酸化反応を利用する方法で、基礎となる反応式
は次の様なものである。
【0026】 SiCl4+2H2+O2→SiO2+4HCl又、こ
の製造工程において例えば、塩化アルミニウム又は、塩
化チタンなど他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン
化合物と共に用いる事によってシリカと他の金属酸化物
の複合微粉体を得る事も可能であり、それらも包含する
【0027】一方、本発明に用いられるシリカ微粉体を
湿式法で製造する方法は、従来公知である種々の方法が
適用できる。例えば、ケイ酸ナトリウムの酸による分解
、一般反応式で示せば(以下反応式は略す)、    
Na2O・XSiO2+HCl+H2O→SiO2・n
H2O+NaClその他、ケイ酸ナトリウムのアンモニ
ア塩類又はアルカリ塩類による分解、ケイ酸ナトリウム
よりアルカリ土類金属ケイ酸塩を生成せしめた後、酸で
分解しケイ酸とする方法、ケイ酸ナトリウム溶液をイオ
ン交換樹脂によりケイ酸とする方法、天然ケイ酸又はケ
イ酸塩を利用する方法などがある。
【0028】ここでいうシリカ微粉体には、無水二酸化
ケイ素(シリカ)、その他、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、
ケイ酸亜鉛などのケイ酸塩をいずれも適用できる。
【0029】上記シリカ微粉体のうちで、BET法で測
定した窒素吸着による比表面積が30m2/g以上(特
に50〜400m2/g)の範囲内のものが良い。
【0030】又、本発明に用いられるシリカ微粉体は、
必要に応じてシランカップリング剤、疎水化の目的で有
機ケイ素化合物などの処理剤で処理されていても良く、
その方法も公知の方法が用いられ、シリカ微粉体と反応
或いは物理吸着する上記処理剤で処理される。その様な
処理剤としては、例えば、ヘキサメチルジシラザン、ト
リメチルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチル
エトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリ
クロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフ
ェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン
、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチ
ルトリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラ
ン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノ
シリルメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、
トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセ
トキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメ
チルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシ
ロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサ
ン、及び1分子当り2から12個のシロキサン単位を有
し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSiに結合し
た水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等がある。 これらは1種或いは2種以上の混合物で用いられる。
【0031】最終的に、処理されたシリカ微粉体の疎水
化度がメタノール滴定試験によって測定された疎水化度
として、30〜80の範囲の値を示す様に疎水化された
場合にこの様なシリカ微粉体を含有する現像剤の摩擦帯
電量がシャープで均一なる正荷電性を示す様になるので
好ましい。ここでメタノール滴定試験では疎水化された
表面を有するシリカ微粉体の疎水化度の程度が確認され
る。
【0032】処理されたシリカ微粉体に疎水化度を評価
するために本明細書において規定される“メタノール滴
定試験”は次の如く行う。供試シリカ微粉体0.2gを
容量250mlの三角フラスコ中の水50mlに添加す
る。メタノールをビューレットからシリカの全量が湿潤
されるまで滴定する。この際、フラスコ内の溶液はマグ
ネチックスターラーで常時撹拌する。その終点はシリカ
微粉体の全量が液体中に懸濁されることによって観察さ
れ、疎水化度は終点に達した際のメタノール及び水の液
状混合物中のメタノールの百分率として表わされる。
【0033】本発明に使用される樹脂としては、例えば
、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニ
ルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体;
スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビ
ニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共
重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−
クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、
スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−インデン共重合体などのス
チレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、
天然変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂
、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、
シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポ
リアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹
脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンイ
ンデン樹脂、石油系樹脂などが使用できる。
【0034】また、架橋されたスチレン系共重合体も好
ましい結着樹脂である。
【0035】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどの様な
二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体;
例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メ
チル、マレイン酸ジメチルなどの様な二重結合を有する
ジカルボン酸及びその置換体;例えば塩化ビニル、酢酸
ビニル、安息香酸ビニルなどの様なビニルエステル類;
例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなどの様なエチ
レン系オレフィン類;例えばビニルメチルケトン、ビニ
ルヘキシルケトンなどの様なビニルケトン類;例えばビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイ
ソブチルエーテルなどの様なビニルエーテル類;等のビ
ニル単量体が単独もしくは2つ以上用いられる。
【0036】ここで架橋剤としては、主として2個以上
の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどの様な
芳香族ジビニル化合物;例えばエチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1
,3−ブタンジオールジメタクリレートなどの様な二重
結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリ
ン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニル
スルホンなどのジビニル化合物;及び3個以上のビニル
基を有する化合物;が単独もしくは混合物として用いら
れる。
【0037】また、加圧定着方式を用いる場合には、圧
力定着トナー用結着樹脂の使用が可能であり、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポリウレ
タンエラストマー、エチレン−エチルアクリレート共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプ
レン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフィンなど
がある。
【0038】トナーの粒度分布は種々の方法によって測
定できるが、本発明においてはコールターカウンターを
用いて行うのが適当である。
【0039】すなわち、測定装置としてはコールターカ
ウンターTA−II型(コールター社製)を用い、個数
分布、体積分布を出力するインターフェイス(日科機製
)及びCX−1パーソナルコンピュータ(キヤノン製)
を接続し、電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて約1
%NaCl水溶液を調整する。例えば、ISOTONR
−II(コールターサイエンティフィックジャパン社製
)が使用できる。測定法としては前記電解水溶液100
〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくは
アルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、
さらに測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した
電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行な
い、前記コールターカウンターTA−II型により、ア
パチャーとして100μmアパチャーを用いて、個数を
基準として2〜40μmの粒子の粒度分布を測定、換算
して、トナーの粒度分布を求める。
【0040】さらに本発明のトナーは、キャリアと混合
して二成分トナーとして用いることもできる。本発明に
使用し得るキャリアとしては、公知のものが使用可能で
あり、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッケル粉の様な磁
性を有する粉体、ガラスビーズ等、及びこれらの表面を
樹脂等で処理したものが掲げられる。又、キャリア表面
を被覆する樹脂としては、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体
、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステル
共重合体、シリコーン樹脂、フッ素含有樹脂、ポリアミ
ド樹脂、アイオノマー樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂など或いは、これらの混合物を用いることができ
る。
【0041】本発明のトナーは、必要に応じて添加剤を
混合してもよい。添加剤としては、例えばステアリン酸
亜鉛の如き滑剤、或いは酸化セリウム、炭化ケイ素の如
き研磨剤或いは例えば酸化アルミニウムの如き流動性付
与剤、ケーキング防止剤、或いは例えば酸化スズ等の導
電性付与剤がある。
【0042】また、ポリビニリデンフルオライド微粉末
などの弗素含有重合体微粉末も流動性、研磨性、帯電安
定性などの点から好ましい添加剤である。
【0043】また、熱ロール定着時の離型性を良くする
目的で低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン
、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、
サゾールワックス、パラフィンワックス等のワックス状
物質を0.5〜5重量%程度トナーに加えることも本発
明の好ましい形態の一つである。
【0044】本発明に係るトナーを製造するにあたって
は、上述した様なトナー構成材料をボールミルその他の
混合機により充分混合した後、熱ロールニーダー、エク
ストルーダーの熱混練機を用いて良く混練し、冷却固化
後、機械的な粉砕、分級によってトナーを得る方法が好
ましい。他には、結着樹脂溶液中に構成材料を分散した
後、噴霧乾燥することによりトナーを得る方法;或いは
コア材、シェル材から成るいわゆるマイクロカプセルト
ナーにおいて、コア材或いはシェル材、或いはこれらの
両方に所定の材料を含有させる方法;等の方法が応用で
きる。
【0045】さらに、結着樹脂を構成すべき単量体に所
定材料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させてトナ
ーを得る重合法トナー製造法を応用できる。
【0046】さらに必要に応じ所望の添加剤をヘンシェ
ルミキサー等の混合機により充分に混合し、本発明に係
るトナーを製造することができる。
【0047】本発明の蛍光増白染料を含有したトナーは
、従来公知の手段で、電子写真、静電記録及び静電印刷
等における静電荷像を顕在化し、カラー画像を形成する
方法において全て使用可能である。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これは、本発明を何ら限定するものではない。 尚、以下の配合における部数は全て重量部である。
【0049】実施例1   ポリエステル樹脂               
                 100部  ジ−
tert−ブチルサリチル酸のクロム錯体      
    3部  化合物例(6)          
                         
   4部上記材料をブレンダーでよく混合した後、1
40℃に設定した2軸混練押出機にて混練した。得られ
た混練物を冷却し、カッターミルにて粗粉砕した後、ジ
ェット気流を用いた微粉砕機を用いて微粉砕し、得られ
た微粉砕粉を固定壁型風力分級機で分級した。
【0050】さらに、得られた分級粉をコアンダ効果を
利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジェット
分級機)で超微粉を同時に厳密に分級除去して重量平均
粒径8.3μmの微粉体を得た。
【0051】得られた微粉体100部にヘキサメチルジ
シラザンにより疎水化処理したシリカ微粉末(BET比
表面積300m2/g)0.6部を加え、ヘンシェルミ
キサーで混合してトナーとした。次いで平均粒径65μ
mのアクリルコートフェライトキャリア100部に対し
て得られたトナー5部を混合して現像剤とした。
【0052】この現像剤を市販のカラー電子写真複写機
CLC−1(キヤノン((株)製)を用い、転写紙とし
て、再生紙を用いてベタ画像を得た。このとき転写紙上
のトナー量は0.5mg/cm2であった。得られた白
色画像は再生紙に比べ明るく白色度が増していた。濃度
測定器(商品名RD918,マクベス社製)で濃度を測
定したところ、再生紙のみは平均で濃度0.13であっ
たが、得られた白色画像は平均濃度0.09であった。
【0053】次に、再生紙上にこのトナーでベタ画像を
形成後(未定着のまま)マゼンタトナーで淡色画像を形
成し、定着して画像を得た。さらに上記と同じ条件下に
て上記マゼンタトナーのみで再生紙とバージンパルプ製
白色紙を用い淡色画像を形成し、定着して画像を得、比
較を行った。その結果を表1に示す。再生紙を用いた場
合、濃度は高くなるが画像はくすんだ色となってしまっ
た。
【0054】次に定着ローラー温度を160℃に下げ、
再生紙を用い上記と同様にしてマゼンタトナーの淡色画
像の定着画像を得、定着性の評価を行った。定着性の評
価は、画像をシルボン紙で、往復10回、約100g荷
重でこすり、画像のはがれを反射濃度の低下率(%)で
評価した。結果は表2に示す。マゼンタトナーだけでは
定着性が悪いが、蛍光増白染料を含有するトナーととも
に定着することにより良好な定着性を示す。
【0055】実施例2   ポリエステル樹脂               
                 100部  ジ−
tert−ブチルサリチル酸のクロム錯体      
    3部  化合物例(7)          
                         
   4部上記材料を用いて実施例1と同様にして、重
量平均粒径8.4μmの微粉体(トナー)を得、更にシ
リカを外添して現像剤とした。
【0056】この現像剤をシアントナーとともに実施例
1と同様に評価した。転写紙上のトナー量を0.5mg
/cm2にしたとき、白色画像は0.09であった。
【0057】実施例3   スチレン/n−ブチルアクリレート       
         100部  ジ−tert−ブチル
サリチル酸のクロム錯体          3部  
化合物例(2)                  
                    4部上記材
料を用いて実施例1と同様にして、重量平均粒径8.4
μmの微粉体(トナー)を得、更にシリカを外添して現
像剤とした。
【0058】この現像剤をイエロートナーとともに実施
例1と同様に評価した。転写紙上のトナー量を0.5m
g/cm2にしたとき、白色画像は0.09であった。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【発明の効果】本発明のカラー画像形成法並びに蛍光増
白染料を含有するトナーを用いることにより、転写紙と
して、やや黄ばみ或いは黒ずんだ再生紙を使用する場合
においても白色度が高く、明るく、鮮やかなカラー画像
を提供することができる。さらに画像淡色部においても
色落ちのない定着性の優れたカラー画像を提供すること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  減色混合法により色再現を行う、静電
    荷像現像法を用いたカラー画像形成法において、転写材
    の全面あるいは画像の淡色部を、蛍光増白染料を含有す
    るトナーにより被覆し、白色度を増加させて彩度を向上
    させることを特徴とするカラー画像形成法。
  2. 【請求項2】  蛍光増白染料を含有することを特徴と
    するトナー。
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