JPH043481Y2 - - Google Patents

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JPH043481Y2
JPH043481Y2 JP11985585U JP11985585U JPH043481Y2 JP H043481 Y2 JPH043481 Y2 JP H043481Y2 JP 11985585 U JP11985585 U JP 11985585U JP 11985585 U JP11985585 U JP 11985585U JP H043481 Y2 JPH043481 Y2 JP H043481Y2
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solder
external electrode
circuit board
outer peripheral
peripheral surface
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、貫通形コンデンサに関する。
(従来の技術) 従来、第4図示のように、下端部が小径に形成
された誘電体aの外周面に外部電極を貫通孔の壁
面に内部電極cをそれぞれ形成し、該貫通孔に挿
通したリード線dを内部電極cに接続し、外部電
極bの全面にデイツプにより半田eを被着した貫
通形のコンデンサが知られている。
この貫通形コンデンサを回路基板f(又はシヤ
ーシ)に取付けるには、誘電体aの小径部を回路
基板fの貫通孔に挿入し、加熱して外部電極b表
面を覆つていた半田eを溶かし、下部に流れた半
田e′により外部電極bと回路基板fを半田付けす
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようにして回路基板fに半田付けされた
従来の貫通形コンデンサを目視すると、誘電体a
の外周面に付着している半田の量が少ないものが
10000個中1個程度認められた。このような状態
の貫通形コンデンサを例えばテレビ受像機に組み
込んだ場合、受像中にその側面を叩くと画像がゆ
らぐという不都合があつた。
本考案は、このような不都合の無い貫通形コン
デンサを提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、下端部が小径に形成され、大径な上
端部と小径な下端部の間の段部が傾斜面に形成さ
れた筒形誘電体の外周面に、外部電極を形成し、
該筒形誘電体の一端面と他端面との間に形成した
貫通孔に内部電極を形成し、貫通孔に挿通したリ
ード線を内部電極に半田づけし、外周面の外部電
極にデイツプにより半田を被着した貫通形コンデ
ンサ於いて、該筒形誘電体の外周面に、デイツプ
したとき半田が充填される複数の凹部を形成した
ことを特徴とする。
(作用) 外部電極の凹部には半田が満たされ、外部電極
の周面には比較的多量の半田が保持されているの
で、回路基板等に貫通形コンデンサを固定する
時、加熱により外部電極の周面から従来のものよ
り多量の半田が外部電極と回路基板との間に供給
され、両者の接続を確実にする。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図A,B,Cは本考案の1実施例を示す。
同図において、筒形セラミツク誘電体1は、大
径部の外径が4.6mmφ、小径部の外径が3.0mmφ、
軸方向の長さが3.2mmの寸法を有し、外周面に0.5
mm幅で0.3mm深さの連続した凹部2を軸方向に沿
つてほぼ等間隔に14条形成し、更に該誘電体1の
外、内周面に、それぞれニツケル、銅及び半田の
メツキによつて外部電極3及び内部電極4を形成
した。該内部電極4で囲まれた貫通孔5にはスリ
ーブ9を嵌着したリード線7を挿入し、該誘電体
1を半田槽に浸漬し、リード線7を内部電極4に
半田付け8Aするとともに、外部電極3の全面に
半田8を被着し、該凹部2には半田8を充填し
た。この貫通形コンデンサAを50000個製作して
リフロー法により回路基板に固定し、そのときの
コンデンサAの外周面を目視したところ、すべて
のコンデンサAの外周面は半田で覆われ、外周面
に凹部2には半田が充填されていた。
第1図Cに示すように、この貫通形コンデンサ
Aを、その小径部を回路基板9の孔に嵌入して載
置し、加熱して外部電極3の凹部2を含めた全面
に被着形成されていた半田層8の半田10は溶融
して下部に流し、外部電極3と配線部11とを半
田付けをした。この回路基板9を組み込んだテレ
ビ受像機は、その側面を平手で数回叩いて衝撃を
与えても画像にゆらぎを生じなかつた。
第2図A,Bは、本考案の第2の実施例を示
す。
前記実施例に用いた誘電体1の外周面に幅0.3
mm、深さ0.3mmの凹部2Aを同心円状に且つほゞ
等間隔に複数個設けた。
この点以外は、第1の実施例と同一方法、条件
で製作した。この実施例についても第1の実施例
と同様の効果が得られた。
第3図A,Bは本考案の第3の実施例を示す。
第1、第2実施例に用いた誘電体1の大径部、
中間部及び小径部にそれぞれ深さ0.5mm、長さ0.8
mmのかまぼこ型の凹部2Bをほぼ等間隔に複数個
形成した。
この点以外は、第1の実施例と同一方法、条件
で製作した。この実施例についても、第1の実施
例と同様の効果が得られた。以上の3つの実施例
では、いずれも従来の貫通形コンデンサの外周面
に保持される半田の量より30〜50%多く保持され
た。凹部2,2A,2Bの幅は0.1mm以上で、そ
の深さは幅の1/2〜2倍程度が最も効果が大きか
つた。
尚、凹部2は、前記実施例以外では、例えば断
面V字状の溝でもよく、あるいは半球状、錐状体
の凹部でも所期の効果が得られる。
(考案の効果) 本考案によれば、貫通形コンデンサの外部電極
に付着させる半田量が誘電体の外周面に半田槽に
浸漬したとき(デイツプしたとき)半田が充填さ
れる凹部が形成されるため従来のものより増加
し、回路基板又はシヤーシ等に取付ける場合、該
外周面の全面を回路基板又はシヤーシ等に強固に
固定させることができ、例えばテレビ受像機に組
み込んだ場合、振動、衝撃等により画像のゆらぎ
を防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B及びCは、本考案の1実施例の斜
視図、その要部拡大断面図及び回路基板に固定し
た状態の断面図、第2図A及びBは、本考案の第
2の実施例の斜視図及び回路基板に固定した状態
の断面図、第3図A及びBは本考案の第2の実施
例の斜視図及び回路基板に固定した状態の断面
図、第4図A及びBは従来のコンデンサの斜視図
及び回路基板に固定した状態の断面図である。 1……筒形セラミツク誘電体、2,2A,2B
……凹部、3……外部電極、4……内部電極、5
……貫通孔、7……リード線、8……半田層、9
……回路基板、10……半田。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端部が小径に形成され、大径な上端部と小径
    な下端部の間の段部が傾斜面に形成された筒形誘
    電体の外周面に、外部電極を形成し、該筒形誘電
    体の一端面と他端面との間に形成した貫通孔に内
    部電極を形成し、貫通孔に挿通したリード線を内
    部電極に半田づけし、外周面の外部電極にデイツ
    プにより半田を被着した貫通形コンデンサに於い
    て、該筒形誘電体の外周面に、デイツプしたとき
    半田が充填される複数の凹部を形成したことを特
    徴とする貫通形コンデンサ。
JP11985585U 1985-08-06 1985-08-06 Expired JPH043481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11985585U JPH043481Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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JP11985585U JPH043481Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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JPS6228424U JPS6228424U (ja) 1987-02-20
JPH043481Y2 true JPH043481Y2 (ja) 1992-02-04

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