JPH04348038A - Mos型電界効果トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

Mos型電界効果トランジスタおよびその製造方法

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JPH04348038A
JPH04348038A JP3177991A JP17799191A JPH04348038A JP H04348038 A JPH04348038 A JP H04348038A JP 3177991 A JP3177991 A JP 3177991A JP 17799191 A JP17799191 A JP 17799191A JP H04348038 A JPH04348038 A JP H04348038A
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JP
Japan
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gate electrode
insulating film
film
etching
conductivity type
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JP3177991A
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Kazumi Kurimoto
栗本 一実
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66568Lateral single gate silicon transistors
    • H01L29/66575Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate
    • H01L29/66583Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate with initial gate mask or masking layer complementary to the prospective gate location, e.g. with dummy source and drain contacts

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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高密度LSI技術分
野のMOS型電界効果トランジスタ装置、およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLDDMOSトランジスタ装置と
しては、例えばアイ・イ・イ・イ・トランザクション・
オン・エレクトロン・デバイス・ボリュームイディ27
・ナンバー8・1359−1367ペ−ジ・八月・19
80(IEEE  TRANZACTION  ON 
 ELECTRON  DEVICES,VOL.ED
−27,NO.8,AUGUST  1980,p.1
359−1367)に示されている。
【0003】従来のINVERSE−TMOSトランジ
スタ装置としては、例えばアイ・イ・ディ・エム・テク
ニカル・ダイジェスト・1986・742−745ペ−
ジ(IEDM  Tech.Dig.,1986,p.
742−745)に示されている。
【0004】図32、図33はそれぞれ従来のLDDと
INVERSE−TMOSトランジスタ装置の断面を示
すものであり、1はp型Si基板である。2はSiO2
絶縁膜、3はn型高濃度拡散層、4はn型低濃度拡散層
、5aはゲ−ト電極(例えばポリシリコン、金属材料)
である。
【0005】図32に示す従来のLDDMOSトランジ
スタでは、n型低濃度拡散層(n−層)4を有しn型高
濃度拡散層(n+層)3のソ−ス・ドレイン間に高電圧
がかかるとn型低濃度拡散層4に空乏層が広がり高電界
を和らげホットエレクトロンによるトランジスタ劣化を
緩和する。
【0006】図33に示す従来のINVERSE−TM
OSトランジスタでは、n型低濃度拡散層4の上にゲ−
ト電極5aを有しn型高濃度拡散層3のソ−ス・ドレイ
ン間に高電圧がかかるとn型低濃度拡散層4に空乏層が
広がり高電界を和らげると同時にゲート端で発生する高
電界も緩和しホットエレクトロンによるトランジスタ劣
化をLDDよりさらに緩和し、n型低濃度拡散層4の空
乏化による寄生抵抗の増加をゲ−ト電極5aで抑える。
【0007】以上のように構成された従来のLDDMO
SトランジスタおよびINVERSE−TMOSトラン
ジスタにおいてはゲ−ト電極5aに電圧を加えると、n
型高濃度拡散層3のソ−ス・ドレイン間に電流が流れ、
ゲ−ト電極5aに電圧を加えないと、n型高濃度拡散層
3のソ−ス・ドレイン間に電流が流れずMOSFETの
スイッチとして動作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図32の
ような従来のLDDMOSトランジスタでは、以下に示
す課題がある。 1)図34にLDDMOSトランジスタの構成図と、構
成図に対する基板表面電界を示す。表面電界図のように
n型低濃度拡散層4の上に酸化膜を介してゲート電極5
a端に接しているためn型高濃度拡散層3のソ−ス・ド
レイン間に高電圧がかかるとゲート電極5a端付近のn
型低濃度拡散層4で高電界が起こりホットエレクトロン
の発生を引き起こしていた。 2)高電界がゲート端で起こるため、発生したホットエ
レクトロンはすぐ近くの厚い側壁酸化膜にトラップされ
劣化の効果を増大させていた。 3)n型低濃度拡散層4では空乏化しやすく寄生抵抗の
増加の原因となっていた。
【0009】さらに図33のような従来のINVERS
E−TMOSトランジスタでは、以下に示す課題がある
。 1)図35に従来のINVERSE−TMOSトランジ
スタの構成図と、それに対する基板表面電位を示す。図
35のようにn型低濃度拡散層4の上に酸化膜を介して
ゲート電極5aが覆っているためゲート・ドレイン間の
寄生容量が大きく遅延時間の増大や消費電力の増加とい
う問題を有していた。 2)図35に示す表面電界図のようにゲート電極により
n型低濃度拡散層4の垂直電界は増加しゲートがオフの
時にドレインに高電圧を印可するとバンド間トンネルに
よるドレインリーク電流すなわちゲートダイオードリー
クが発生するという問題を有していた。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、ゲ−トとドレ
イン間の寄生容量が小さくしかもMOSFETのゲ−ト
ダイオ−ドリ−クの原因となる低濃度ドレイン付近の高
電界を弱め、さらにデバイス駆動力をおとさないMOS
型電界効果トランジスタおよびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段を講ずる。 (1)ゲ−ト電極が下に凸の構造を持ち、前記ゲ−ト電
極凸部の端部がゲ−ト絶縁膜を介して第一導電型半導体
基板の一主面に形成された低濃度第二導電型のソ−ス・
ドレイン拡散層に達することを特徴とするMOS型電界
効果トランジスタとする。 (2)ゲ−ト電極が下に凸の構造を持ち前記凸部ゲ−ト
電極の仕事関数が第一導電型半導体基板がP型のときは
前記凸部以外のゲ−ト電極の仕事関数より小さく、前記
第一導電型半導体基板がN型のときは、前記凸部以外の
ゲ−ト電極の仕事関数より小さくなるように構成したM
OS型電界効果トランジスタとする。 (3)第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、ゲート
電極となる導電性膜、第2の絶縁膜を順次堆積し多層膜
を形成する工程と、前記多層膜の所定の位置をフォトリ
ソグラフィおよび異方性エッチングにより前記第1の絶
縁膜が露出するまでエッチングする工程と、前記ゲート
電極となる導電性膜の側面を酸化させる工程と、前記ゲ
ート電極を有する領域上に酸素を通しにくい第3の絶縁
膜を堆積させる工程と、異方性エッチングにより前記第
3の絶縁膜を前記ゲート電極の側面に残置させる工程と
、イオン注入により前記第1導電型半導体基板上に第2
導電型の高濃度拡散層を形成する工程と、前記ゲート電
極側面の前記第3の絶縁膜により前記ゲ−ト電極側面の
酸化を防ぎながら前記第1導電型半導体基板上の前記第
1の絶縁膜上の前記ゲ−ト電極端部の酸化をさせる工程
と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度拡散層を
前記ゲート電極端部に作られた厚い酸化膜の下に形成す
る工程を備えたMOS型電界効果トランジスタの製造方
法とする。 (4)第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、第2の
絶縁膜を順次堆積し2層膜を形成する工程と、前記2層
膜の所定の位置をフォトリソグラフィおよび垂直方向に
強い異方性エッチングにより前記第1の絶縁膜が露出す
るまでエッチングし溝を作る工程と、前記溝を有する領
域上に前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜とエッ
チング比の異なる膜を堆積する工程と、垂直方向に強い
異方性のあるエッチング法により前記膜をエッチング、
前記第2の絶縁膜の側面に前記膜を残置させる工程と、
前記第2の絶縁膜と残置した前記膜をマスクとして垂直
方向に強い異方性のあるエッチング法により前記第1の
絶縁膜をエッチングする工程と、残置した前記膜をエッ
チングし下に凸の溝を作る工程と、酸化工程により前記
下に凸の溝の領域にゲート酸化膜を形成する工程と、前
記下に凸の溝にゲート電極を埋め込む工程と、前記第2
の絶縁膜をエッチングする工程と、大仰角イオン注入に
より第2導電型低濃度拡散層を前記ゲート電極の下の前
記第2の絶縁膜の下の第1導電型半導体基板上に形成す
る工程と、前記ゲート電極を有する領域上に第3の絶縁
膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方性のあるエッ
チング法により前記第3の絶縁膜をエッチング、前記ゲ
ート電極の側面に前記第3の絶縁膜を残置させる工程と
、イオン注入により前記第1導電型半導体基板上に第2
導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備えたMOS型
電界効果トランジスタの製造方法とする。 (5)第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、ゲート
電極となる第1の導電性膜、第2の導電性膜、第3の導
電性膜を順次堆積し多層膜を形成する工程と、前記多層
膜の所定の位置をフォトリソグラフィおよび異方性エッ
チングにより前記第1の絶縁膜が露出するまでエッチン
グする工程と、前記第2の導電性膜とのエッチング比の
差により前記第2の導電性膜をエッチングすることなく
、前記第1の導電性膜と前記第3の導電性膜の両端を等
方性エッチングし前記ゲート電極断面を十字にする工程
と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度拡散層を
前記第1導電性膜の下に達するように第1導電型半導体
基板上に形成する工程と、リフロー可能な第2の絶縁膜
を第1の絶縁膜より厚く堆積させ熱処理によりリフロー
させる工程と、前記ゲート電極を有する領域上に第3の
絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方性のある
エッチング法により前記第3の絶縁膜をエッチング、前
記ゲート電極の側面に前記第3の絶縁膜を残置させる工
程と、イオン注入により前記第1導電型半導体基板上に
第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備えたMO
S型電界効果トランジスタの製造方法とする。 (6)第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、ゲート
電極となる第1の導電性膜、酸化されにくい第2の導電
性膜を順次堆積し多層膜を形成する工程と、前記多層膜
の所定の位置をフォトリソグラフィおよび異方性エッチ
ングにより前記第1の絶縁膜が露出するまでエッチング
する工程と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度
拡散層が十分に前記第1導電性膜の下にいくように第1
導電型半導体基板上に形成する工程と、酸化工程により
前記第1の導電性膜の両端を酸化し前記ゲート電極断面
を下に凸にする工程と、前記ゲート電極を有する領域上
に第2の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方
性のあるエッチング法により前記第2の絶縁膜をエッチ
ング、前記ゲート電極の側面に前記第2の絶縁膜を残置
させる工程と、イオン注入により前記第1導電型半導体
基板上に第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備
えたMOS型電界効果トランジスタの製造方法とする。
【0012】
【作用】上記手段により本発明は以下の作用を奏する。 (1)ゲート電極が下に凸の構造を持ち、厚いゲ−ト絶
縁膜を介してゲート電極端部が低濃度のソ−ス・ドレイ
ン拡散層に接していることにより、ゲ−ト・ドレイン間
の寄生容量を低減させることができる。またゲ−ト・ド
レイン間に電圧を印加すると垂直高電界とバンドの曲が
りをゲート電極端部が厚いゲ−ト絶縁膜により緩和し、
ドレイン部の電界集中の緩和をもする。 (2)さらにゲート電極が上に凸の構造を持ちゲート電
極の上を走る配線との距離を離すことができ配線間容量
を減らすことができる。 (3)低濃度のソ−ス・ドレイン拡散層に接しているゲ
−ト電極の仕事関数が、半導体基板がP型のときは凸部
のゲ−ト電極の仕事関数より大きく、半導体基板がN型
のときは、凸部のゲ−ト電極の仕事関数より小さくなる
ように構成することにより、低濃度のソ−ス・ドレイン
拡散層上のゲ−ト電極に実効的に低電位を加えることと
なり、ドレイン部の電界集中の緩和をする。 (4)ゲート電極側面に酸素を通しにくい側壁絶縁膜を
形成する工程と、前記側壁絶縁膜により前記ゲ−ト電極
側面の酸化を防ぎながら半導体基板上の前記ゲ−ト電極
端部の酸化をさせる工程と、大仰角イオン注入により低
濃度拡散層を前記ゲート電極端部に作られた厚い酸化膜
の下に形成する工程を備えることにより現在のLSIの
工程と整合性よく容易に実現する。 (5)第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、ゲート
電極となる第1の導電性膜、第2の導電性膜、第3の導
電性膜を順次堆積し多層膜を形成する工程と、前記多層
膜の所定の位置をフォトリソグラフィおよび異方性エッ
チングにより前記第1の絶縁膜が露出するまでエッチン
グする工程と、前記第2の導電性膜とのエッチング比の
差により前記第2の導電性膜をエッチングすることなく
、前記第1の導電性膜と前記第3の導電性膜の両端を等
方性エッチングし前記ゲート電極断面を十字にする工程
と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度拡散層を
前記第1導電性膜の下に達するように第1導電型半導体
基板上に形成する工程と、リフロー可能な第2の絶縁膜
を第1の絶縁膜より厚く堆積させ熱処理によりリフロー
させる工程と、前記ゲート電極を有する領域上に第3の
絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方性のある
エッチング法により前記第3の絶縁膜をエッチング、前
記ゲート電極の側面に前記第3の絶縁膜を残置させる工
程と、イオン注入により前記第1導電型半導体基板上に
第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備えること
により現在のLSIの工程と整合性よく容易に実現する
。 (6)第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、ゲート
電極となる第1の導電性膜、酸化されにくい第2の導電
性膜を順次堆積し多層膜を形成する工程と、前記多層膜
の所定の位置をフォトリソグラフィおよび異方性エッチ
ングにより前記第1の絶縁膜が露出するまでエッチング
する工程と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度
拡散層が十分に前記第1導電性膜の下にいくように第1
導電型半導体基板上に形成する工程と、酸化工程により
前記第1の導電性膜の両端を酸化し前記ゲート電極断面
を下に凸にする工程と、前記ゲート電極を有する領域上
に第2の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方
性のあるエッチング法により前記第2の絶縁膜をエッチ
ング、前記ゲート電極の側面に前記第2の絶縁膜を残置
させる工程と、イオン注入により前記第1導電型半導体
基板上に第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備
えることにより現在のLSIの工程と整合性よく容易に
実現する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のMOS型電界効果トランジス
タおよび製造方法を具体的な実施例に基づいて説明する
【0014】(実施例1)本発明の目的は、デバイス駆
動力をおとさずに、ゲ−トとドレイン間の寄生容量が小
さくしかもMOSFETのゲ−トダイオ−ドリ−クの原
因となる低濃度ドレイン付近の高電界を弱めるMOS型
電界効果トランジスタの提供である。
【0015】図1(a)は、本発明の第1の実施例にお
けるMOS型電界効果トランジスタの断面図を示すもの
である。図1(a)において1はp型Si基板、2はS
iO2絶縁膜、3はn型高濃度拡散層(n+層)、4は
ドレイン近傍の電界を緩和するn型低濃度拡散層(n−
層)、5aは下に凸の断面構造をもつゲ−ト電極(例え
ばシリサイド、ポリシリコン、タングステンなど)、2
5はAl等の配線であり、この構造の特徴はゲート電極
5aが下に凸で、n−層4とゲート電極5aとの間に厚
いSiO2ゲート絶縁膜2bが存在することである。さ
らに、n−層4はゲート電極5aの凸の部分よりD1の
距離水平方向に入り込んでおり、またn+層3もゲート
電極5aに対してD2の距離水平方向入り込んでオーバ
ーラップした構成になっている。
【0016】以上のように構成された実施例1のMOS
型電界効果トランジスタは、n型低濃度拡散層4が厚い
SiO2絶縁膜2bを介してゲ−ト電極5aに接してお
り、ゲ−トとドレイン間の寄生容量を少なくすることが
でき、デバイスのスイッチ速度を速くできる。さらにゲ
−トとドレイン間の電圧差が大きくなっても、厚いSi
O2絶縁膜2bを介してゲ−ト電極5aに接するn型低
濃度拡散層4の高電界とバンドの曲がりを緩和できるの
で、ゲ−トダイオ−ドリ−クを低減することができる。 また同時に厚いSiO2絶縁膜2bによって垂直電界を
緩和できることからホットエレクトロンによるデバイス
劣化やゲ−ト絶縁膜破壊を抑えることができる。
【0017】図34(b)、図35(b)、図28(b
)は、それぞれ従来例のLDDMOSトランジスタとI
NVERSE−TMOSトランジスタと本実施例1の基
板電圧0(V)ドレイン電圧3(V)ゲ−ト電圧1.5
(V)でのSi基板表面の電界分布のシミュレ−ション
結果を示す。図34(a)、図35(a)、図28(a
)はそれぞれ(b)に対応するゲ−ト断面構造を示す。 図35(b)、図28(b)のINVERSE−TMO
Sトランジスタと本実施例1の水平電界は、図34(b
)のLDDMOSトランジスタに比べ約半分になりその
位置もゲート電極の下に移動しているのが分かる。
【0018】図29にドレイン電圧3(V)の時のホッ
トエレクトロンによる基板電流のゲート電圧依存性を示
す。 従来例のINVERSE−TMOSトランジスタに比べ
本実施例1の構造では基板電流が約半分になっている。
【0019】図30(a)、(b)にドレイン電流およ
びトランスコンダクタンスの経時劣化の割合を従来例の
LDDMOSトランジスタとINVERSE−TMOS
トランジスタと本実施例1について示す。INVERS
E−TMOSトランジスタと本実施例一はLDDMOS
トランジスタに比べ改善されている。
【0020】また垂直電界の緩和で期待されるゲ−トダ
イオ−ドリ−ク低下の結果を図31に示す。ゲ−トダイ
オ−ドリ−クの耐圧は試作したトランジスタの実測にお
いても従来例のINVERSE−TMOSトランジスタ
と比較して本実施例1は約2(V)改善されている。
【0021】さらに下記の表1に試作したファンアウト
1のリングオシレーターでのデバイス性能比較を従来例
のINVERSE−TMOSトランジスタと本実施例1
について示す。
【0022】
【表1】
【0023】リングオシレーターではその動作上ドレイ
ンゲート間容量はミラー効果によりチャネル部のゲート
容量に比べ同じ容量でも2.5倍容量として働く、その
結果従来例のINVERSE−TMOSトランジスタに
比べ本実施例1のファンアウト1の付加容量は85%に
減少している。この効果はゲート長が小さくなるほど大
きくなる。この付加容量が85%に減少する結果、一段
あたりの消費電力も85%になり、遅延時間も85%に
なる。本実施例1のトランジスタは従来例に比べトラン
スコンダクタンスがほぼ同じで付加容量が小さいため低
消費電力かつ高速トランジスタを実現している。
【0024】(実施例2)本発明の目的は、デバイス駆
動力をおとさずに、ゲ−トとドレイン間の寄生容量が小
さくしかもMOSFETのゲ−トダイオ−ドリ−クの原
因となる低濃度ドレイン付近の高電界を弱め、さらに配
線間容量を低減することができるMOS型電界効果トラ
ンジスタの提供である。
【0025】図1(b)は、本発明の第2の実施例にお
けるMOS型電界効果トランジスタの断面図を示すもの
である。図1(b)において、1はp型Si基板、2は
SiO2絶縁膜、3はn型高濃度拡散層、4はドレイン
近傍の電界を緩和するn型低濃度拡散層、5bは+型断
面構造をもつゲ−ト電極(例えばシリサイド、ポリシリ
コン、タングステンなど)、25はAl等の配線であり
、この構造の特徴はゲート電極が下に凸になっている実
施例1に加えて、上にも凸になっているところである。
【0026】以上のように構成された実施例2のMOS
型電界効果トランジスタは、n型低濃度拡散層4が厚い
ゲート絶縁膜2bを介してゲ−ト電極5bに接しており
、ゲ−トとドレイン間の寄生容量を少なくすることがで
き、デバイスのスイッチ速度を速くできる。さらにゲ−
トとドレイン間の電圧差が大きくなっても、厚いSiO
2絶縁膜2bを介してゲ−ト電極5bに接するn型低濃
度拡散層4の高電界とバンドの曲がりを緩和できるので
、ゲ−トダイオ−ドリ−クを低減することができる。 また同時に厚いSiO2絶縁膜2によって垂直電界を緩
和できることからホットエレクトロンによるデバイス劣
化やゲ−ト絶縁膜破壊を抑えることができる。
【0027】以上の実施例1の特徴に加えてゲ−ト電極
5bが十字型断面構造をもつことから、ゲ−ト電極5b
と配線25との距離を大きくすることができ、配線25
とゲート電極5bとの容量を効果的に下げることができ
る。
【0028】(実施例3)本発明の目的は、デバイス駆
動力をおとさずに、ゲ−トとドレイン間の寄生容量が小
さくしかもMOSFETのゲ−トダイオ−ドリ−クの原
因となる低濃度ドレイン付近の高電界を弱めることがで
きる。
【0029】図2の(a)は、本発明の第3の実施例に
おけるMOS型電界効果トランジスタの断面図を示すも
のである。本実施例の構成は図1(a)に述べた構成と
ほぼ同じである。図1と異なる点で本実施例の特徴とな
る点は、ゲート電極が2つの材質の異なる層で構成され
ているところである。5cおよび6はゲ−ト電極であり
、上記ゲ−ト電極6の材質は仕事関数が、p型半導体基
板のときゲ−ト電極5c(例えばタングステン)の仕事
関数より大きく(例えばn型ポリシリコン)、n型半導
体基板のときゲ−ト電極5cの仕事関数より小さく(例
えばp型ポリシリコン)なるように構成されている。
【0030】以上のように構成された実施例3のMOS
型電界効果トランジスタは、n型低濃度拡散層4が厚い
SiO2絶縁膜2を介してゲ−ト電極6に接しており、
ゲ−トとドレイン間の寄生容量を少なくすることができ
、デバイスのスイッチ速度を速くできる。
【0031】さらに実施例1よりさらに特徴となるとこ
ろは、ゲート電極(5c、6)が2つの材質からなって
いるために、ゲート電極に電圧を加えると電極6は電極
5cより仕事関数差分少ない電圧がかかることになる。 つまり、ゲ−トとドレイン間の電圧差が大きくなっても
、ゲ−ト電極6が、ゲ−ト電極5cより仕事関数差分ゲ
−ト・ドレイン間の実効電圧を下げることから、n型低
濃度拡散層4の高電界とバンドの曲がりを緩和できるの
で、ゲ−トダイオ−ドリ−クを低減することができる。 また同時に垂直電界を緩和できることからホットエレク
トロンによるデバイス劣化やゲ−ト絶縁膜破壊を抑える
ことができる。
【0032】(実施例4)本発明の目的は、デバイス駆
動力をおとさずに、ゲ−トとドレイン間の寄生容量が小
さくしかもMOSFETのゲ−トダイオ−ドリ−クの原
因となる低濃度ドレイン付近の高電界を弱めることがで
きる。
【0033】図2の(b)は、本発明の第4の実施例に
おけるMOS型電界効果トランジスタの断面図を示すも
のである。本実施例の構成は図2(a)に述べた構成と
ほぼ同じである。図2(a)と異なる点で本実施例の特
徴となる点は、5dはゲ−ト電極(例えばシリサイド、
ポリシリコン、タングステンなど)であり、ゲ−ト電極
5eがゲ−ト電極6より細く、ゲート断面構造が十字に
なるように構成されている。
【0034】以上のように構成された実施例4のMOS
型電界効果トランジスタは、n型低濃度拡散層4が厚い
SiO2絶縁膜2を介してゲ−ト電極6に接しており、
ゲ−トとドレイン間の寄生容量を少なくすることができ
、デバイスのスイッチ速度を速くできる。またゲ−トと
ドレイン間の電圧差が大きくなっても、ゲ−ト電極6が
、ゲ−ト電極5dより仕事関数差分ゲ−ト・ドレイン間
の実効電圧を下げることから、n型低濃度拡散層4の高
電界とバンドの曲がりを緩和できるので、ゲ−トダイオ
−ドリ−クを低減することができる。また同時に垂直電
界を緩和できることからホットエレクトロンによるデバ
イス劣化やゲ−ト絶縁膜破壊を抑えることができる。
【0035】以上の実施例3の特徴に加えてゲ−ト電極
5eが細くゲート構造が+型断面をもつことから、ゲ−
ト電極と配線25との間の容量を効果的に下げることが
できる。
【0036】(実施例5)本発明の目的は、MOS型電
界効果トランジスタを現在のLSIの工程と整合性よく
容易に実現することにある。
【0037】図3〜図10は、本発明の具体的な一実施
例の製造工程断面図である。図3においては、p型Si
基板1上にSiO2絶縁膜2を10nm形成して、前記
SiO2絶縁膜2の上にゲ−ト電極5f(例えばポリシ
リコン)を堆積させ、次に前記ゲ−ト電極5f上に絶縁
膜9(例えばNSG膜100nm)をそれぞれCVD法
によって堆積させ、マスクによる異方性エッチングによ
り形成している。
【0038】図4では、酸化工程により前記ゲ−ト電極
5fの側面を薄く(例えば5nm)酸化させている。
【0039】図5では、素子領域上に酸素を通しにくい
絶縁膜10(例えばSi3N4膜)を堆積させている。
【0040】図6では、垂直方向に強い異方性のあるエ
ッチング法により前記絶縁膜10を前記ゲ−ト電極5f
と前記絶縁膜9側面に残留させている。
【0041】図7では、イオン注入法によりAsイオン
を4x1015cm−2を注入し、前記ゲ−ト電極5f
に達するn型高濃度拡散層3をp型Si基板の一主面に
形成させている。
【0042】図8では、絶縁膜10により前記ゲ−ト電
極5fの側面の酸化を抑えながら前記ゲ−ト電極5f下
面端部を酸化をさせ前記SiO2絶縁膜2の前記ゲ−ト
電極5f端部に接する部分の絶縁膜を厚くさせる。
【0043】図9では、エッチングにより前記ゲ−ト電
極5f側面に残留していた前記絶縁膜10は、取り除か
れている。
【0044】図10では、大仰角(例えば約45°)イ
オン注入法によりPイオンを4x1013cm−2注入
し、前記SiO2絶縁膜2の薄い絶縁膜に達するn型低
濃度拡散層4をp型Si基板の一主面に形成させている
【0045】以上のように構成された実施例5の半導体
製造方法では、現在のLSI技術では容易に実現できし
かも、自己整合性よく多くの工程を必要とせずMOS型
電界効果トランジスタを実現できる。
【0046】(実施例6)本発明の目的は、MOS型電
界効果トランジスタを現在のLSIの工程と整合性よく
容易に実現することにある。
【0047】図11〜19は、本発明の具体的な一実施
例の製造工程断面図である。図11においては、p型S
i基板1上にSiO2絶縁膜2を30nm形成し、前記
SiO2絶縁膜2の上にエッチング比の異なる絶縁膜1
0(例えばSi3N4)を前記SiO2絶縁膜2上に形
成する。
【0048】図12では、マスク11により選択的に前
記絶縁膜10を異方性エッチングし、前記絶縁膜10を
マスクとしてチャネル領域のみにVT制御のイオン注入
をする(例えばボロンイオン3x1013cm−2)。
【0049】図13では、マスク11を除去し、前記S
iO2絶縁膜2と絶縁膜10とエッチング比の異なる材
質からなるポリシリコン膜12を100nm堆積させる
【0050】図14では、垂直方向に強い異方性のある
エッチング法により前記ポリシリコン膜12を前記絶縁
膜10側面に残留させ、前記絶縁膜10とポリシリコン
膜12をマスクとして選択的に前記SiO2絶縁膜2を
エッチングする。
【0051】図15では、エッチング工程により前記S
iO2記膜2のみを除去する。図16では、酸化工程に
より開口した前記p型Si基板1上にSiO2絶縁膜2
を形成する。
【0052】図17では、埋め込み工程により前記Si
O2絶縁膜2と絶縁膜10に作られた下に凸の溝にゲー
ト電極5gを埋め込む。
【0053】図18では、エッチング工程により前記絶
縁膜10のみを選択的に除去し、前記ゲート電極5gを
マスクとして大仰角斜めイオン注入によりPイオンを4
x1013cm−2注入し、前記p型Si基板1上にn
型低濃度拡散層4が前記薄くなっているSiO2絶縁膜
2を介して前記ゲート電極5gと接する領域D1を作る
ように形成する。
【0054】図19では、HTO絶縁膜13をCVD法
により堆積させ、垂直方向に強い異方性のあるエッチン
グ法により前記HTO絶縁膜13を前記ゲート電極5g
側面に残留させ、イオン注入法によりAsイオンを4x
1015cm−2を注入し、n型高濃度拡散層3を前記
p型Si基板1に形成させている。
【0055】以上のように構成された実施例6の半導体
製造方法では、現在のLSI技術では容易に実現できし
かも、自己整合性よく多くの工程を必要とせずMOS型
電界効果トランジスタを実現できる。
【0056】(実施例7)本発明の目的は、MOS型電
界効果トランジスタを現在のLSIの工程と整合性よく
容易に実現することにある。
【0057】図20〜26は、本発明の具体的な一実施
例の製造工程断面図である。図20では、p型Si基板
1上にSiO2絶縁膜2を10nm形成して、前記Si
O2絶縁膜2の上にゲ−ト電極5dを薄く10nm堆積
させ、次に前記ゲ−ト電極5d上にゲ−ト電極6を堆積
させ、さらに前記ゲ−ト電極6上にゲ−ト電極5eをそ
れぞれCVD法によって堆積させ、次にマスクによる異
方性エッチングにより形成している。
【0058】図21では、エッチングによりエッチング
されにくい前記ゲ−ト電極6を残し前記ゲ−ト電極材料
5d、5eを(例えば約0.1μm)等方性エッチング
させている。
【0059】図22では、大仰角(例えば約45°)イ
オン注入法によりPイオンを4x1013cm−2注入
し、前記SiO2絶縁膜2の上の前記薄いゲ−ト電極5
dに達するn型低濃度拡散層4をp型Si基板の一主面
に形成させている。
【0060】図23では、リフロ−可能な絶縁膜7(例
えばBPSG膜)を100nm前記SiO2絶縁膜2の
上の前記薄いゲ−ト電極5dより厚い程度に薄く堆積さ
せ、リフロ−させている。
【0061】図24では、前記絶縁膜7の上に絶縁膜8
(例えばHTO膜)を200nm堆積させている。
【0062】図25では、垂直方向に強い異方性のある
エッチング法により前記絶縁膜8を前記ゲ−ト電極5d
、5e、6側面に前記絶縁膜7の上に残置させている。
【0063】図26では、イオン注入法によりAsイオ
ンを4x1015cm−2前記ゲ−ト電極6に達するn
型高濃度拡散層3をp型Si基板の一主面に形成させて
いる。
【0064】以上のように構成された実施例7の半導体
製造方法では、現在のLSI技術では容易に実現できし
かも、自己整合性よく多くの工程を必要とせずMOS型
電界効果トランジスタを実現できる。
【0065】(実施例8)本発明の目的は、MOS型電
界効果トランジスタを現在のLSIの工程と整合性よく
容易に実現することにある。
【0066】図27は、本発明の具体的な一実施例の製
造工程断面図で(a)〜(c) は工程を示す。
【0067】工程(a)では、p型Si基板1上にSi
O2絶縁膜2を形成して、前記SiO2絶縁膜2の上に
ゲ−ト電極5hを薄く(例えばポリシリコン10nm)
堆積させ、次に前記ゲ−ト電極5h上に酸化されにくい
ゲ−ト電極6(例えばタングステン100nm)を堆積
させ、さらに前記ゲ−ト電極6上にゲ−ト電極5iを1
50nm堆積させ、最後に前記ゲ−ト電極5i上に絶縁
膜9(例えばNSG膜100nm)を堆積させる。堆積
させた後、マスクによる異方性エッチングにより多層ゲ
ート構造を形成している。前記多層ゲート構造をマスク
として大仰角斜めイオン注入によりPイオンを4x10
13cm−2注入し、前記p型Si基板1上にn型低濃
度拡散層4を十分に前記多層ゲートの下に入り込むよう
に形成する。工程(b)では、酸化工程により前記ゲ−
ト電極6の下の前記ゲ−ト電極5hは両端部から酸化さ
れ前記ゲ−ト電極6が前記絶縁膜2を介して前記p型S
i基板1上に形成されたn型低濃度拡散層4に接する、
また前記ゲ−ト電極6の上の前記ゲ−ト電極5iは側壁
が酸化され絶縁膜22が形成され上に凸の多層ゲ−ト電
極を形成する。
【0068】工程(c)では、HTO絶縁膜13を堆積
させ、垂直方向に強い異方性のあるエッチング法により
前記HTO絶縁膜13を前記多層ゲート電極側面に残留
させ、イオン注入法によりAsイオンを4x1015c
m−2を注入し、n型高濃度拡散層3を前記p型Si基
板1に形成させている。
【0069】以上のように構成された実施例8の半導体
製造方法では、現在のLSI技術では容易に実現できし
かも、自己整合性よく多くの工程を必要とせずMOS型
電界効果トランジスタを実現できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が得られる。 1)デバイス駆動力をおとすことなく、ゲ−ト・ドレイ
ン間の寄生容量を低減させることができる。 2)低濃度拡散層の垂直電界とバンドの曲がりをおさえ
ゲ−トダイオ−ドリ−クを低減させる。 3)電界集中を和らげホットエレクトロンによるデバイ
ス劣化を緩和する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例1のMOS型電界効果
トランジスタの断面構造図 (b)は本発明の実施例2のMOS型電界効果トランジ
スタの断面構造図
【図2】(a)は本発明の実施例3のMOS型電界効果
トランジスタの断面構造図 (b)は本発明の実施例4のMOS型電界効果トランジ
スタの断面構造図
【図3】本発明の実施例5のMOS型電界効果トランジ
スタの製造方法を示す第1の製造工程断面図
【図4】本
発明の実施例5のMOS型電界効果トランジスタの製造
方法を示す第2の製造工程断面図
【図5】本発明の実施
例5のMOS型電界効果トランジスタの製造方法を示す
第3の製造工程断面図
【図6】本発明の実施例5のMO
S型電界効果トランジスタの製造方法を示す第4の製造
工程断面図
【図7】本発明の実施例5のMOS型電界効
果トランジスタの製造方法を示す第5の製造工程断面図
【図8】本発明の実施例5のMOS型電界効果トランジ
スタの製造方法を示す第6の製造工程断面図
【図9】本
発明の実施例5のMOS型電界効果トランジスタの製造
方法を示す第7の製造工程断面図
【図10】本発明の実
施例5のMOS型電界効果トランジスタの製造方法を示
す第8の製造工程断面図
【図11】本発明の実施例6の
MOS型電界効果トランジスタの製造方法を示す第1の
製造工程断面図
【図12】本発明の実施例6のMOS型
電界効果トランジスタの製造方法を示す第2の製造工程
断面図
【図13】本発明の実施例6のMOS型電界効果
トランジスタの製造方法を示す第3の製造工程断面図

図14】本発明の実施例6のMOS型電界効果トランジ
スタの製造方法を示す第4の製造工程断面図
【図15】
本発明の実施例6のMOS型電界効果トランジスタの製
造方法を示す第5の製造工程断面図
【図16】本発明の
実施例6のMOS型電界効果トランジスタの製造方法を
示す第6の製造工程断面図
【図17】本発明の実施例6
のMOS型電界効果トランジスタの製造方法を示す第7
の製造工程断面図
【図18】本発明の実施例6のMOS
型電界効果トランジスタの製造方法を示す第8の製造工
程断面図
【図19】本発明の実施例6のMOS型電界効
果トランジスタの製造方法を示す第9の製造工程断面図
【図20】本発明の実施例7のMOS型電界効果トラン
ジスタの製造方法を示す第1の製造工程断面図
【図21
】本発明の実施例7のMOS型電界効果トランジスタの
製造方法を示す第2の製造工程断面図
【図22】本発明
の実施例7のMOS型電界効果トランジスタの製造方法
を示す第3の製造工程断面図
【図23】本発明の実施例
7のMOS型電界効果トランジスタの製造方法を示す第
4の製造工程断面図
【図24】本発明の実施例7のMO
S型電界効果トランジスタの製造方法を示す第5の製造
工程断面図
【図25】本発明の実施例7のMOS型電界
効果トランジスタの製造方法を示す第6の製造工程断面
【図26】本発明の実施例7のMOS型電界効果トラ
ンジスタの製造方法を示す第7の製造工程断面図
【図2
7】本発明の実施例8のMOS型電界効果トランジスタ
の製造方法を示す製造工程断面図
【図28】(a)は本
発明のMOS型電界効果トランジスタの断面構造図 (b)は本発明のMOS型電界効果トランジスタにおけ
るシミュレ−ションによるSi表面電界図
【図29】従
来のMOS型電界効果トランジスタと本発明のMOS型
電界効果トランジスタにおける基板電流のゲート電圧依
存性を示す図
【図30】(a)は従来のMOS型電界効果トランジス
タと本発明のMOS型電界効果トランジスタにおけるド
レイン電流の経時劣化を示す図 (b)は従来のMOS型電界効果トランジスタと本発明
のMOS型電界効果トランジスタにおけるトランスコン
ダクタンスの経時劣化を示す図
【図31】従来のMOS型電界効果トランジスタと本発
明のMOS型電界効果トランジスタにおけるゲ−トダイ
オ−ドリ−ク特性を示す図
【図32】従来のLDDMOSFETを示す断面構造図
【図33】従来のINVERSE−TMOSトランジス
タの断面構造図
【図34】(a)は従来のLDDMOSFETを示す断
面構造図 (b)は従来のLDDMOSトランジスタのシミュレ−
ションによるSi表面電界図
【図35】(a)は従来のINVERSE−TMOSト
ランジスタの断面構造図 (b)は従来のINVERSE−TMOSトランジスタ
のシミュレ−ションによるSi表面電界図
【符号の説明】
1  p型Si基板 2  SiO2絶縁膜 2a  サイドウォール 2b  厚いSiO2ゲート絶縁膜 3  n型高濃度拡散層(n+層) 4  n型低濃度拡散層(n−層) 5a  ゲ−ト電極 5b  ゲ−ト電極 5c  ゲ−ト電極 5d  ゲ−ト電極 5e  ゲ−ト電極 5f  ゲ−ト電極 5g  ゲ−ト電極 5h  ゲ−ト電極 5i  ゲ−ト電極 6  ゲ−ト電極 7  絶縁膜 8  絶縁膜 9  絶縁膜 10  絶縁膜 11  マスク 12  ポリシリコン膜 13  HTO絶縁膜 22   絶縁膜 25  配線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲ−ト電極が下に凸の構造を持ち前記ゲ−
    ト電極凸部の端部がゲ−ト絶縁膜を介して第一導電型半
    導体基板の一主面に形成された低濃度第二導電型のソ−
    ス・ドレイン拡散層に達することを特徴とするMOS型
    電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】ゲ−ト電極端部がゲ−ト絶縁膜を介して第
    一導電型半導体基板の一主面に形成された高濃度第二導
    電型のソ−ス・ドレイン拡散層に達することを特徴とす
    る請求項1記載のMOS型電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】ゲ−ト電極上部が凸の構造を持つことを特
    徴とする請求項2記載のMOS型電界効果トランジスタ
  4. 【請求項4】ゲ−ト電極が下に凸の構造を持ち前記凸部
    ゲ−ト電極の仕事関数が第一導電型半導体基板がP型の
    ときは前記凸部以外のゲ−ト電極の仕事関数より小さく
    、前記第一導電型半導体基板がN型のときは、前記凸部
    以外のゲ−ト電極の仕事関数より小さくなるように構成
    したことを特徴とする請求項1記載のMOS型電界効果
    トランジスタ。
  5. 【請求項5】ゲ−ト電極上部が凸の構造を持つことを特
    徴とする請求項4記載のMOS型電界効果トランジスタ
  6. 【請求項6】第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、
    ゲート電極となる導電性膜、第2の絶縁膜を順次堆積し
    多層膜を形成する工程と、前記多層膜の所定の位置をフ
    ォトリソグラフィおよび異方性エッチングにより前記第
    1の絶縁膜が露出するまでエッチングする工程と、前記
    ゲート電極となる導電性膜の側面を酸化させる工程と、
    前記ゲート電極を有する領域上に酸素を通しにくい第3
    の絶縁膜を堆積させる工程と、異方性エッチングにより
    前記第3の絶縁膜を前記ゲート電極の側面に残置させる
    工程と、イオン注入により前記第1導電型半導体基板上
    に第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程と、前記ゲ
    ート電極側面の前記第3の絶縁膜により前記ゲ−ト電極
    側面の酸化を防ぎながら前記第1導電型半導体基板上の
    前記第1の絶縁膜上の前記ゲ−ト電極端部の酸化をさせ
    る工程と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度拡
    散層を前記ゲート電極端部に作られた厚い酸化膜の下に
    形成する工程を備えたことを特徴とするMOS型電界効
    果トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】前記ゲート電極側面の前記第3の絶縁膜に
    より前記ゲ−ト電極側面の酸化を防ぎながら前記第1導
    電型半導体基板上の前記第1の絶縁膜上の前記ゲ−ト電
    極端部の酸化をさせる工程の後、大仰角イオン注入によ
    り前記第2導電型低濃度拡散層を形成する工程の前に、
    前記ゲート電極側面の前記第3の絶縁膜を等方性エッチ
    ングにより除去する工程を備えたこと特徴とする請求項
    6記載のMOS型電界効果トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、
    第2の絶縁膜を順次堆積し2層膜を形成する工程と、前
    記2層膜の所定の位置をフォトリソグラフィおよび垂直
    方向に強い異方性エッチングにより前記第1の絶縁膜が
    露出するまでエッチングし溝を作る工程と、前記溝を有
    する領域上に前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜
    とエッチング比の異なる膜を堆積する工程と、垂直方向
    に強い異方性のあるエッチング法により前記膜をエッチ
    ング、前記第2の絶縁膜の側面に前記膜を残置させる工
    程と、前記第2の絶縁膜と残置した前記膜をマスクとし
    て垂直方向に強い異方性のあるエッチング法により前記
    第1の絶縁膜をエッチングする工程と、残置した前記膜
    をエッチングし下に凸の溝を作る工程と、酸化工程によ
    り前記下に凸の溝の領域にゲート酸化膜を形成する工程
    と、前記下に凸の溝にゲート電極を埋め込む工程と、前
    記第2の絶縁膜をエッチングする工程と、大仰角イオン
    注入により第2導電型低濃度拡散層を前記ゲート電極の
    下の前記第2の絶縁膜の下の第1導電型半導体基板上に
    形成する工程と、前記ゲート電極を有する領域上に第3
    の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方性のあ
    るエッチング法により前記第3の絶縁膜をエッチング、
    前記ゲート電極の側面に前記第3の絶縁膜を残置させる
    工程と、イオン注入により前記第1導電型半導体基板上
    に第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備えたこ
    とを特徴とするMOS型電界効果トランジスタの製造方
    法。
  9. 【請求項9】第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜、
    ゲート電極となる第1の導電性膜、第2の導電性膜を順
    次堆積し多層膜を形成する工程と、前記多層膜の所定の
    位置をフォトリソグラフィおよび異方性エッチングによ
    り前記第1の絶縁膜が露出するまでエッチングする工程
    と、前記第2の導電性膜とのエッチング比の差により前
    記第2の導電性膜をエッチングすることなく、前記第1
    の導電性膜の両端を等方性エッチングし前記ゲート電極
    を下に凸にする工程と、大仰角イオン注入により第2導
    電型低濃度拡散層を前記第1導電性膜の下に達するよう
    に第1導電型半導体基板上に形成する工程と、リフロー
    可能な第2の絶縁膜を第1の絶縁膜より厚く堆積させ熱
    処理によりリフローさせる工程と、前記ゲート電極を有
    する領域上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向
    に強い異方性のあるエッチング法により前記第3の絶縁
    膜をエッチング、前記ゲート電極の側面に前記第3の絶
    縁膜を残置させる工程と、イオン注入により前記第1導
    電型半導体基板上に第2導電型の高濃度拡散層を形成す
    る工程を備えたことを特徴とするMOS型電界効果トラ
    ンジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜
    、ゲート電極となる第1の導電性膜、第2の導電性膜、
    第3の導電性膜を順次堆積し多層膜を形成する工程と、
    前記多層膜の所定の位置をフォトリソグラフィおよび異
    方性エッチングにより前記第1の絶縁膜が露出するまで
    エッチングする工程と、前記第2の導電性膜とのエッチ
    ング比の差により前記第2の導電性膜をエッチングする
    ことなく、前記第1の導電性膜と前記第3の導電性膜の
    両端を等方性エッチングし前記ゲート電極断面を十字に
    する工程と、大仰角イオン注入により第2導電型低濃度
    拡散層を前記第1導電性膜の下に達するように第1導電
    型半導体基板上に形成する工程と、リフロー可能な第2
    の絶縁膜を第1の絶縁膜より厚く堆積させ熱処理により
    リフローさせる工程と、前記ゲート電極を有する領域上
    に第3の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強い異方
    性のあるエッチング法により前記第3の絶縁膜をエッチ
    ング、前記ゲート電極の側面に前記第3の絶縁膜を残置
    させる工程と、イオン注入により前記第1導電型半導体
    基板上に第2導電型の高濃度拡散層を形成する工程を備
    えたことを特徴とするMOS型電界効果トランジスタの
    製造方法。
  11. 【請求項11】第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜
    、ゲート電極となる第1の導電性膜、酸化されにくい第
    2の導電性膜を順次堆積し多層膜を形成する工程と、前
    記多層膜の所定の位置をフォトリソグラフィおよび異方
    性エッチングにより前記第1の絶縁膜が露出するまでエ
    ッチングする工程と、大仰角イオン注入により第2導電
    型低濃度拡散層が十分に前記第1導電性膜の下にいくよ
    うに第1導電型半導体基板上に形成する工程と、酸化工
    程により前記第1の導電性膜の両端を酸化し前記ゲート
    電極断面を下に凸にする工程と、前記ゲート電極を有す
    る領域上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に
    強い異方性のあるエッチング法により前記第2の絶縁膜
    をエッチング、前記ゲート電極の側面に前記第2の絶縁
    膜を残置させる工程と、イオン注入により前記第1導電
    型半導体基板上に第2導電型の高濃度拡散層を形成する
    工程を備えたことを特徴とするMOS型電界効果トラン
    ジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】第1導電型半導体基板上に第1の絶縁膜
    、ゲート電極となる第1の導電性膜、酸化されにくい第
    2の導電性膜、第3の導電性膜、第2の絶縁膜を順次堆
    積し多層膜を形成する工程と、前記多層膜の所定の位置
    をフォトリソグラフィおよび異方性エッチングにより前
    記第1の絶縁膜が露出するまでエッチングする工程と、
    大仰角イオン注入により第2導電型低濃度拡散層が十分
    に前記第1導電性膜の下にいくように第1導電型半導体
    基板上に形成する工程と、酸化工程により前記第1の導
    電性膜と前記第3の導電性膜の両端を酸化し前記ゲート
    電極断面を十字にする工程と、前記ゲート電極を有する
    領域上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、垂直方向に強
    い異方性のあるエッチング法により前記第3の絶縁膜を
    エッチング、前記ゲート電極の側面に前記第3の絶縁膜
    を残置させる工程と、イオン注入により前記第1導電型
    半導体基板上に第2導電型の高濃度拡散層を形成する工
    程を備えたことを特徴とするMOS型電界効果トランジ
    スタの製造方法。
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