JPH0434754B2 - - Google Patents

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JPH0434754B2
JPH0434754B2 JP58054379A JP5437983A JPH0434754B2 JP H0434754 B2 JPH0434754 B2 JP H0434754B2 JP 58054379 A JP58054379 A JP 58054379A JP 5437983 A JP5437983 A JP 5437983A JP H0434754 B2 JPH0434754 B2 JP H0434754B2
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JP
Japan
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key
data
pedal
event
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JP58054379A
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Mitsuhiko Mori
Takamichi Sawase
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はピアノ自動演奏装置に係り、特にピ
アノに設けられているソステヌートペダルの効果
を再生する自動ピアノのソステヌートペダル効果
再生装置に関する。
従来、ピアノ自動演奏装置として、ピアノの各
キーの各々に対応してキー操作検出用のキースイ
ツチを設け、このキースイツチの出力に基づいて
演奏データを作成し、この演奏データをフロツピ
イデイスク等の記憶手段に収録し、自動演奏時に
おいて、この収録した演奏データを読出し、読出
した演奏データに基づいて各キーに設けられたキ
ー駆動用のソレノイドを駆動してピアノの自動演
奏を行うものが知られている。
さて、周知のように、グランドピアノにはソス
テヌートペダルが設けられている。このペダルの
機能は次の通りである。すなわち、あるキーを押
下しつつこのペダルを踏むと、かかる押下してい
るキーを離してもダンパが同キーの弦に当接せ
ず、したがつて、発音が持続し、しかる後ソステ
ヌートペダルを離した時に始めてダンパが弦に当
接し、消音される機能をなすものであり、楽音に
微妙な変化を与え、演奏能力の拡大を計るために
操作されるものである。なお、当接ペダルが、踏
み込まれるよりも前に離鍵されたキーおよび当接
ペダルが踏み込まれた後に押下されたキーの発音
はかかるキーのみの操作に従い、前記ソステヌー
トペダルの効果は付与されない。
ところで、このソステヌートペダルの効果を再
生することができるピアノ自動演奏装置は末だ製
作されていない。そこで、このペダルの効果を再
生するため、同ペダルにペダル操作検出用のペダ
ルスイツチとペダル駆動用のソレノイドとを設
け、ペダルスイツチの出力に基づいてペダルデー
タを作成して記憶手段に記憶させ、このペダルデ
ータを読出してソレノイドを駆動することが考え
られる。しかしながら、このような方法によれ
ば、ペダルにソレノイドを設けなければならず、
したがつて機械部分が増加し、また、元来、楽音
に微妙な変化を与えるソステヌートペダル効果を
充分に発揮させるにはこのソレノイドを微妙なタ
イミングで制御しなければならず、このためのタ
イミング制御回路が複雑になるという問題があ
る。
そこでこの発明はソステヌートペダルの駆動用
のソレノイドを設ける必要がなく、したがつて複
雑なタイミング制御回路を必要とせず、簡単かつ
安価な構成によつて微妙なソステヌートペダルの
効果を再生することを可能とする自動ピアノのソ
ステヌートペダル効果再生装置を提供するもの
で、ピアノの各鍵の操作状態を検出する鍵操作検
出手段と、上記ピアノのソステヌートペダルの操
作を検出するペダル操作検出手段と、上記ピアノ
の演奏記録時、上記鍵操作検出手段および上記ペ
ダル操作検出手段の検出結果に基づく演奏データ
を記憶する記憶手段と、演奏再生時、上記記憶手
段に記憶された演奏データに従つて演奏を再生す
る再生手段と、演奏再生時、上記演奏データに基
づき、上記ソステヌートペダル踏込み時に打鍵さ
れている鍵であつて、該ソステヌートペダル解放
時まで離鍵される鍵の離鍵時期を上記ソステヌー
トペダル解放時まで延長する補正手段とを備えた
ことを特徴としている。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。
第1図はこの発明による自動ピアノのソステヌ
ートペダル効果再生装置の構成を示すブロツク図
である。この図において、符号1はピアノの鍵盤
であり、この鍵盤1の各キーの下方には各々、キ
ーのオン/オフおよび打鍵強度を検出するための
第1キースイツチK1および第2キースイツチK2
(図示は省略する)が並列に設けられている。そ
して、キーを操作すると、まず第1キースイツチ
K1がオン状態となり、次いで第2キースイツチ
K2がオン状態となる。この場合、キーオンは第
2キースイツチK2のオンにより検出され、キー
オフは第1キースイツチK1のオフにより検出さ
れ、また、打鍵強度は第1キースイツチK1がオ
ンとなつた時刻と第2キースイツチK2がオンと
なつた時刻との時刻差により検出される。キース
イツチ群2(キー操作検出手段)は上述したキー
スイツチの集合を示すブロツク図である。キーデ
ータ発生回路3は、キースイツチ群2の各キース
イツチの出力を順次走査することにより各キース
イツチのオン/オフ状態を検出する。そして、あ
るキーが操作された場合、同キーの第1キースイ
ツチK1がオンとなつた時刻から第2キースイツ
チK2がオンとなるまでの時間を計測し、この計
測結果(すなわち、キーの動作スピード)を打鍵
強度データKDとして出力し、また、第2キース
イツチK2がオンとなつた時点で、同キーのキー
コードKCを出力し、第1キースイツチK1がオフ
となつた時点でキーコードKCの出力を停止する。
次に、符号5〜7は各々ピアノに設けられたソ
フトペダル、ダンパペダル、ソステヌートペダル
であり、また、符号8〜10は各々ペダル5〜7
の下方に設けられたペダル操作検出用のペダルス
イツチである。なお、第2図にペダルスイツチ8
〜10の一例を示す。この図において符号11,
12は接点であり、ペダル5,(6,7)が踏込
まれると、接点11,12が接触する。そして、
これらのペダルスイツチ8〜10の各出力は各々
ペダルデータ発生回路14へ供給される。ペダル
データ発生回路14はペダルスイツチ8〜10の
オン/オフ状態を検出し、オン状態にあるペダル
スイツチ8〜10に対応するペダルデータPDを
オン状態にある間連続的に出力する。
CPU(中央処理装置)15は装置各部をプログ
ラムに基づいて制御するもので、バスライン16
を介して装置各部と接続されている。ROM(リ
ードオンメモリ)17は、CPU15において用
いられるプログラムが予め記憶されているメモリ
である。RAM(ランダムアクセスメモリ)18
はデータ一時記憶用のメモリ、ROM19は予め
打鍵強度データ/ソレノイド駆動データ変換テー
ブルが書込まれているメモリである。ここで、
RAM18内には、第3図に示すキーオンテーブ
ル18aおよびソステヌートペダルテーブル(以
下SNPテーブルと略称する)18bが各々設定
されている。キーオンテーブル18aは8ビツト
のエリア18a-1〜18a-oから構成され、各エリ
ア18a-1〜18a-oの第0ビツト(LSB)〜第6
ビツトにキーコードKCが書込まれ、第7ビツト
(MSB)にキーのオン/オフを示す“1”/
“0”のデータが書込まれる。また、SNPテーブ
ル18bはキーオンテーブル18aの各エリア1
a-1〜18a-oに各々対応するエリア18b-1〜1
b-oを有して構成されている。なお、これらの
テーブル18a,18bは共に自動演奏時におい
て用いられるもので、詳細は後述する。また、2
0はフロツピイデイスク装置(記憶手段)、21
はこのフロツピイデイスク装置20を制御するデ
イスクコントローラ、22は一定周期(例えば、
4msce)のクロツクパルスφを発生するパルス
発生器、23はキー駆動用のソレノイド24,2
4…およびダンパペダル駆動用のソレノイド2
5、ソフトペダル駆動用のソレノイド26を各々
駆動するソレノイド駆動回路である。
次に、第1図に示す装置の動作を説明する。
最初に、フロツピイデイスク装置20のフロツ
ピイデイスクにデータを収録する場合について説
明する。
CPU15はパルス発生器22からクロツクパ
ルスφが4msec周期で出力される毎に、その時
点でキーデータ発生回路3から出力されているキ
ーコードKC、 打鍵強度データKDおよびペダルデータ発生回
路14から出力されているペダルデータPDを読
込み、読込んだ各データKC、KDおよびPDを
RAM18に書込む。次いで、前回(4msec前)
RAM18に書込んだキーコードKCと今回書込
んだキーコードKCとを比較することにより、各
キーおよびペダル5〜7のオン/オフ状態の変化
(以下、イベントと称す)を検出し、この検出結
果に基づいてRAM18内に第4図に示すイベン
トブロツクEBを作成する。このイベントブロツ
クEBにおいて、タイマデータTDは前回のイベ
ント発生時刻から今回のイベント発生時刻までの
時間に対応するデータであり、また、イベントデ
ータEDは第5図イ〜ニに示す形式のデータであ
る。ここで、第5図イはイベントがキーオンの場
合であり、この場合、オン状態になつたキーのキ
ーコードKCと、同キーの打鍵強度データKDと、
キーオンを示すデータ“1”が各々イベントデー
タEDとしてイベントブロツクEBに書込まれる。
ロはイベントがキーオフの場合であり、この場
合、オフとされたキーのキーコードKCとキーオ
フを示すデータ“0”が各々イベントデータED
としてイベントブロツクEB内に書込まれる。ハ
はイベントペダルオンの場合であり、この場合、
オンとされたペダルに対応するペダルデータPD
およびペダルオンを示すデータ“1”が各々イベ
ントデータEDとしてイベントブロツクEB内に書
込まれる。また、ニはイベントがペダルオフの場
合であり、この場合、オフとされたペダルのペダ
ルデータPDおよびペダルオフを示すデータ“0”
が各々イベントブロツクEB内に書込まれる。な
お、例えばあるイベント検出時点において、キー
オンとペダルオンの両イベントが共に検出された
時は、第4図イおよびハに示す形式のデータが共
にイベントデータEDとしてイベントブロツクEB
内に書込まれる。一方、あるイベント検出時点に
おいて、イベントが全く検出されなかつた場合、
すなわちキーおよびペダル5〜7の操作状態が前
回のイベント検出時点(4msec前)から全く変
化しなかつた場合は、イベントブロツクEBの作
成が行われない。
しかして、CPU15はクロツクパルスφが供
給される毎にイベント検出を行い、イベントを検
出した場合は上述したイベントブロツクEBを
RAM18内に作成する。例えば、第6図イ〜ハ
に示すようにキーA,Bおよびソステヌートペダ
ル7が操作された場合、同図に示す時刻t1〜t6
おいて各々作成されるイベントブロツクEBは第
7図イ〜ヘとなる。なお、第6図において時刻t0
はデータ収録のスタート時点である。そして、
RAM18内に一定数(あるいは一曲分)のイベ
ントブロツクEBが作成された時点で、CPU15
はRAM18内の各イベントブロツクEBを作成
された順に順次フロツピイデイスク装置20へ転
送し、フロツピイデイスクに書込む。
以上が、データ収録時の第1図に示す装置の動
作である。次に、データ再生時(自動演奏時)の
動作を第7図に示す各イベントブロツクEBが順
次フロツピイデイスクに記録されている場合を例
にとり、かつ、第6図に示す時刻t0,t1…を利用
して説明する。
例えば時刻t0において再生スタートスイツチ
(図示略)が投入されたとすると、CPU15は、
まず第3図に示すテーブル18a,18bを共に
クリアする。次に、フロツピイデイスク装置20
のフロツピイデイスク内の一定数(あるいは1曲
分)のイベントブロツクEBをRAM18へ転送
する。次に、RAM18内の先頭のイベントブロ
ツクEB、すなわち、第7図イに示すイベントブ
ロツクEBのタイマーデータTD(T1)の時間計測
を開始する。次に、同イベントブロツクEBのイ
ベントデータEDが第4図イ〜ニのいずれの形式
のデータであるかをチエツクする。そして、第7
図イのイベントデータEDのようにキーオンを示
すイベントデータEDであつた場合は、次の処理
を行う。まず、イベントデータEDのキーコード
KCを、第3図に示すキーオンテーブル18aの
第7ビツト(MSB)が“0”のエリア内に書込
み、次いで同エリアの第7ビツトに“1”を書込
む。この例の場合、第8図イに示すようにエリア
18a-1にキーAのキーコードKCおよびデータ
“1”が書込まれる。次に、イベントデータEDの
打鍵強度データKDを読出し、アドレスデータに
変換し、ROM19へ供給する。これにより、
ROM19から打鍵強度データKDに対応するソ
レノイド駆動データSDが読出され、バスライン
16を介してCPU15へ供給される。CPU15
は、供給されたソレノイド駆動データSDをRAM
18内に一時記憶させる。次に、タイマデータ
TD(T1)の時間が経過した時刻t1において、上
述したソレノイド駆動データSD、キーAのキー
コードKC、キーオンを示すデータ“1”を各々
ソレノイド駆動回路23へ出力する。これらの各
データが各々ソレノイド駆動回路23へ供給され
ると、ソレノイド駆動回路23はキーAのキーコ
ードKCに対応するソレノイド24へソレノイド
駆動データSDに対応するレベル(ソレノイド2
4をパルス信号によつて駆動する場合はパルス
幅)を有する駆動信号を出力する。これにより、
キーAがソレノイド駆動データSDに対応する強
度で駆動される(第6図ニ参照)。
CPU15はキーAのキーコードKC等をソレノ
イド駆動回路23へ出力した後、第2番目のイベ
ントブロツクEB、すなわち、第7図ロに示すイ
ベントブロツクEBのタイマデータTD(T2)の時
間計測を開始する。次に、同イベントブロツク
EBのイベントデータEDをチエツクし、ソステヌ
ートペダル7のオンを示すイベントデータEDで
あるので次の処理を行う。まず、キーオンテーブ
ル18aの各エリア18a-1〜18a-oの第7ビツ
トを走査し、データ“1”が書込まれているエリ
アを検出する。次に、検出されたエリアに対応す
るSNPテーブル18bのエリアに“1”を書込
む。この例の場合、SNPテーブル18bのエリ
ア18b-1に“1”が書込まれる。(第8図ロ参
照)。以後、タイマデータTD(T2)の時間が経過
するまで待つ。そして、この時間が経過した時刻
t2において、第3番目のイベントブロツクEB(第
7図ハ)のタイマデータTD(T2)の時間計測を
開始する。次に、CPU15は同イベントブロツ
クEBのイベントデータEDをチエツクし、この場
合キーBのオンを示すイベントデータEDである
ことから、前述した場合と同様にキーオンテーブ
ル18aにキーBのキーコードKCおよびデータ
“1”を書込み(第8図ハ参照)、また、打鍵強度
データKDをソレノイド駆動データSDに変換す
る。そして、タイマデータTD(T3)の時間が経
過した時刻t3において、キーBのキーコードKC、
データ“1”、ソレノイド駆動データSDをソレノ
イド駆動回路23へ出力する。これにより、キー
Bが駆動される(第6図ホ参照)。
次に、CPU15は第4番目のイベントブロツ
クEB(第7図ニ)のタイマデータTD(T4)の時
間計測を開始する。次いで、同イベントブロツク
EBのイベントデータEDをチエツクし、この場合
キーAのオフを示すイベントデータEDであるこ
とから、次の処理を行う。すなわち、まずキーオ
ンテーブル18aを走査し、キーAのキーコード
KCおよびデータ“1”(第7ビツト)が書込まれ
ているエリア18a−lを検出する。次に、同エ
リア18a-1に対応するSNPテーブル18bのエ
リア18b-1内にデータをチエツクする。そして、
同データが“1”の場合は、以後何の処理も行わ
ずタイマデータTD(T4)の時間経過を待つ。な
お、同データが“0”の場合については後に述べ
る。次に、タイマデータTD(T4)の時間が経過
した時刻t4において、第5番目のイベントブロツ
クEB(第7図ホ)のタイマデータTD(T5)の時
間計測を開始する。次いで、同イベントブロツク
EBのイベントデータEDをチエツクし、キーBの
オフを示すイベントデータEDであることから次
の処理を行う。まず、上述したキーAのオフの場
合と同様にキーオンテーブル18aを走査し、キ
ーBのキーコードKCおよびデータ“1”が書込
まれているエリア18a-2を検出し、このエリア
18a-2に対応するSNPテーブル18bのエリア
18b-2内のデータをチエツクする。そして、こ
の場合同データが“0”であることから、エリア
18a-2の第7ビツトに“0”を書込む。(第8図
ニ参照)。次に、タイマデータTD(T5)の時間が
経過した時刻t5においてキーBのキーコードKC
およびキーオフを示すデータ“0”をソレノイド
駆動回路23へ出力する。ソレノイド駆動回路2
3は、供給されたキーBのキーコードKCおよび
データ“0”に基づいてキーBオフを検知し、キ
ーBのソレノイド駆動信号をオフとする。これに
より、キーBがオフ状態に戻る。(第6図ホ参
照)。
CPU15はキーBのキーコードKCおよびデー
タ“0”を出力した後、第6番目のイベントブロ
ツクE(B第7図ヘ)のタイマデータTD(T6)の
時間計測を開始する。次いで、同イベントブロツ
クEBのイベントデータEDをチエツクし、この場
合ソステヌートペダル7のオフを示すイベントデ
ータEDであることから、次の処理を行う。まず、
SNPテーブル18bを走査し、データ“1”が
書込まれているエリア18b-1を検出する。次に、
同エリア18b-1に対応するキーオンテーブル1
8aのエリア18a-1の第7ビツトに“0”を書
込み、またSNPテーブル18bのエリア18b-1
をクリアする(第8図ホ参照)。そして、タイマ
データTD(T6)の時間が経過した時刻t6におい
て、上述したエリア18a-1内のキーAのキーコ
ードKCをキーオフを示すデータ“0”と共にソ
レノイド駆動回路23へ出力する。これにより、
キーAがオフとされる。(第6図ニ参照)。
このように、第1図に示す実施例においては、
ソステヌートペダル7がオンとされた時点におい
てオン状態にあつたキーのオフ時刻を、同キーの
実際のオフ時刻ではなく、ソステヌートペダル7
のオフ時刻として処理し、これにより、ソステヌ
ートペダル7の効果を再生している。したがつ
て、ソステヌートペダル7を駆動するソレノイド
を設けることなく同ペダル7の効果を再生するこ
とができる。
なお、ソフトペダル5、ダンパペダル6の駆動
は次の様にして行われる。すなわち、例えばソフ
トペダルについて説明すればソフトペダル5のオ
ンを示すイベントブロツクEBの処理においては、
タイマデータTDの時間が経過した時点で、CPU
15が同ペダル5のペダルデータPDおよびペダ
ルオンを示すデータ“1”を各々ソレノイド駆動
回路23へ出力する。これにより、ソレノイド2
6が駆動される。また、ソフトペダル5のオフを
示すイベントブロツクEBの処理においては、
CPU15がペダル5のペダルデータPDおよびペ
ダルオフを示すデータ“0”を各々ソレノイド駆
動回路23へ出力する。これにより、ソレノイド
26の駆動信号がオフとされ、ソフトペダル5が
オフとされる。
ところで、上述した実施例には次の様な問題が
ある。すなわち、例えばあるキー(以下、キーC
と称す。)が第6図に示す時刻t2(ソステヌートペ
ダル7のオン時刻)以前にオンとされ、時刻t6
(ペダル7のオフ時刻)以後にオフされた場合、
上述した実施例にあつては、自動演奏時に、キー
Cが時刻t6においてオフとされてしまう。この問
題を解決するには次のようにすればよい。すなわ
ち、予めRAM18内にキーオフを検出するため
のキーオフテーブル30(第9図参照)を別個に
用意しておく。なお、第9図には前述したキーオ
ンテーブル18a、SNPテーブル18b(第3
図)を並記する。そして、自動演奏時においてキ
ーオンを示すイベントデータEDが検出された時、
キーオンテーブル18aの書込みと同時に、上記
キーオンテーブル30の対応するエリアにデータ
“1”を書込む。また、キーオフを示すイベント
データEDが検出された時は、他の処理と同時に
オフが検出されたキーに対応するキーオフテーブ
ル30のデータ“1”を“0”に戻す。また、ソ
ステヌートペダル7のオフを示すイベントデータ
EDが検出された時は、まず前述した場合と同様
にSNPテーブル18bのデータ“1”を検出す
る。次いで、検出したデータ“1”が書込まれて
いるSNPテーブル18bのエリア(18b-1〜1
b-oに対応するキーオフテーブル30のエリア
をチエツクし、同エリア内のデータが“0”の場
合(すでにキーがオフとされている場合)は前記
と全く同じ処理(キーオフ処理)を行う。一方、
同エリア内のデータが“1”の場合(すなわち、
上述したキーCのように末だキーがオフとされて
いない場合)は、同キーに対応するSNPテーブ
ル18bのデータ“1”を“0”に戻す処理のみ
を行う。以上の処理により、前述したキーCはソ
ステヌートペダル7のオフ時にオウとされず、キ
ーCのオフを示すイベントデータEDが検出され
た時、オフとされることになる。
以上説明したように、この発明によればピアノ
の各鍵の操作状態を検出する鍵操作検出手段と、
上記ピアノのソステヌートペダルの操作を検出す
るペダル操作検出手段と、上記ピアノの演奏記録
時、上記鍵操作検出手段および上記ペダル操作検
出手段の検出結果に基づく演奏データを記憶する
記憶手段と、演奏再生時、上記記憶手段に記憶さ
れた演奏データに従つて演奏を再生する再生手段
と、演奏再生時、上記演奏データに基づき、上記
ソステヌートペダル踏込み時に打鍵されている鍵
であつて、該ソステヌートペダル解放時まで離鍵
される鍵の離鍵時期を上記ソステヌートペダル解
放時まで延長する補正手段と、を備えたので、微
妙な効果を与えるソステヌートペダルにかかるペ
ダルの駆動用ソレノイドを設ける必要がなく、し
たがつて高精度の駆動が要求されるソレノイド駆
動用の複雑なタイミング制御回路を必要とせず、
簡単かつ安価な構成によつてソステヌートペダル
効果を再生し得る利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ツク図、第2図は同実施例におけるペダルスイツ
チ8〜10の一例を示す斜視図、第3図はRAM
18内に設定されるキーオンテーブル18aおよ
びソステヌートペダルテーブル18bを示す図、
第4図はイベントブロツクEBの構成を示す図、
第5図イ〜ニは各々イベントデータEDの形式を
示す図、第6図イ〜ハはキーおよびペダル操作の
一例を示すタイミング図、第6図ニ,ホは各々自
動演奏時におけるキー動作の一例を示すタイミン
グ図、第7図イ〜ヘは各々第6図イ〜ハに示すキ
ーおよびペダル操作に対応して作成されるイベン
トブロツクEBを示す図、第8図イ〜ホは、キー
オンテーブル18a,ソステヌートペダルテーブ
ル18b内のデータ変化の状態を示す図、第9図
は第1図に示すRAM18内に設定されるキーオ
フテーブル30を第3図に示すキーオンテーブル
18a,SNPテーブル18bと共に示す図であ
る。 1……鍵盤、2……キースイツチ群(キー操作
検出手段)、7……ソステヌートペダル、10…
…ペダルスイツチ(ペダル操作検出手段)、15
……CPU、17,19……ROM、18……
RAM、20……フロツピイデイスク装置(記憶
手段)、22……パルス発生器(15,17,1
9,22は再生手段、15,17,22は補正手
段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ピアノの各鍵の操作状態を検出する鍵操作検
    出手段と、 上記ピアノのソステヌートペダルの操作を検出
    するペダル操作検出手段と、 上記ピアノの演奏記録時、上記鍵操作検出手段
    および上記ペダル操作検出手段の検出結果に基づ
    く演奏データを記憶する記憶手段と、 演奏再生時、上記記憶手段に記憶された演奏デ
    ータに従つて演奏を再生する再生手段と、 演奏再生時、上記演奏データに基づき、上記ソ
    ステヌートペダル踏込み時に打鍵されている鍵で
    あつて、該ソステヌートペダル解放時まで離鍵さ
    れる鍵の離鍵時期を上記ソステヌートペダル解放
    時まで延長する補正手段と、 を備えたことを特徴とする自動ピアノのソステヌ
    ートペダル効果再生装置。
JP58054379A 1983-03-30 1983-03-30 自動ピアノのソステヌートペダル効果再生装置 Granted JPS59178495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58054379A JPS59178495A (ja) 1983-03-30 1983-03-30 自動ピアノのソステヌートペダル効果再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58054379A JPS59178495A (ja) 1983-03-30 1983-03-30 自動ピアノのソステヌートペダル効果再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178495A JPS59178495A (ja) 1984-10-09
JPH0434754B2 true JPH0434754B2 (ja) 1992-06-08

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