JPH04346913A - 固形浴用剤 - Google Patents

固形浴用剤

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JPH04346913A
JPH04346913A JP14991191A JP14991191A JPH04346913A JP H04346913 A JPH04346913 A JP H04346913A JP 14991191 A JP14991191 A JP 14991191A JP 14991191 A JP14991191 A JP 14991191A JP H04346913 A JPH04346913 A JP H04346913A
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JP
Japan
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acid
bath
oil
bath agent
weight
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JP14991191A
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English (en)
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Isao Noda
功 野田
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NUC Corp
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Nippon Unicar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固形浴用剤に関する。さ
らに詳しくは、本発明は生産性および保存性が改善され
、しかも入浴時および入浴後に皮膚に対して特別な効果
を与える固形浴用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴用剤はそれを構成する炭酸塩、
硫酸塩、有機酸、香料、色素、ビタミン類、油分、生薬
、タンパク質分解酵素、界面活性剤等の微粉末を単に混
合した粉末状浴用剤、上記微粉末を直径1〜3mm、長
さ1〜3mm位の円柱状に固めた顆粒状浴用剤、または
上記微粉末を水、アルコール、液体性オイル等に混合し
た流動性浴用剤として商品化されている。
【0003】しかしながら、これらの商品形態は製造時
の作業環境を悪化させたり、公害の原因となったり、微
粉末状または液状であるので嵩高となり、製造、包装、
流通、販売段階でコストが嵩むだけでなく、浴用剤成分
が水分や空中の酸素により変質劣化するなどの問題があ
った。
【0004】上記問題を解決する方法の一つとして、直
径3〜5cm、厚さ1〜2cm位の円板状、または一辺
が3〜5cm、厚さ1〜2cm位の四角板状の固形浴用
剤またはシート状浴用剤が商品化または提案されている
。例えば、特開昭58−105910号には浴用剤原料
にポリエチレングリコールを配合してなる固形浴用剤組
成物が開示されているが、金型離型性が十分でなく、ま
た多量にポリエチレングリコールを配合した場合、夏期
の高温時に型くずれを起こし、商品価値をなくす欠点が
ある。シート状浴用剤の例では、浴用剤成分とポリビニ
ルアルコールを配合してシート状としたものがあるが(
特開昭58−188813号)、浴温(39〜42℃)
で完全には溶解せず、湯アカの原因となる欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の固形浴用剤には
上記のような問題点があった。本発明では、金型で固形
浴用剤を製造する際に、成形のための流動性および金型
からの離型性にすぐれ、しかも成形された浴用剤が外気
中の水分や空中の酸素により変質劣化しないように保存
安定性が改善され、そして浴湯への溶解性にすぐれ、さ
らに入浴時および入浴後皮膚に対してすぐれた効果を与
える固形浴用剤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、固形浴用剤
に要求される多くの機能を満たすため、数多くの化学物
質について試験を行った結果、特定の有機シリコーン系
高分子化合物が有効であることを見出し、本発明を完成
させた。
【0007】すなわち、本発明は、浴用剤成分100重
量部に対して、融点が30℃以上で、かつ浴用温度範囲
内で浴湯に溶解性である有機ポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレン共重合体を25ないし400重量部配合し
て成形したことを特徴とする固形浴用剤に関する。
【0008】本発明において浴用剤成分とは浴用剤に通
常用いられるの成分であり、例えば以下に示される無機
塩、無機酸、無機顔料、有機酸類、油性成分、界面活性
剤、アルコール類、生薬類、色素類、酵素等である:無
機塩・無機酸の例:塩化ナトリウム、ヨウ化カリウム、
塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸アル
ミニウム、硫化カリウム、硫酸カリウム、ホウ酸、ホウ
砂、無水ケイ酸、メタケイ酸、亜硫酸ナトリウム、リン
酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、ケ
イ酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸水素カ
ルシウム、リン酸ナトリウム等 無機顔料の例 酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、ゼオライト、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸アルミニウム、ラウリン酸亜鉛、湯の華、コロイ
ダル硫黄、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群青
、酸化クロム、カラミン等 有機酸類の例:ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草
酸等の直鎖脂肪酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、フマル酸、マレイ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカ
ルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミ
ノ酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、α
−オキシ酪酸、グリセリン酸、タルトロン酸、リンゴ酸
、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、没食子酸、マンデル
酸、トロバ酸、アスコルビン酸、グルコン酸等のオキシ
酸;桂皮酸、安息香酸、フェニル酢酸、ニコチン酸、カ
イニン酸、ソルビン酸、ピロリドンカルボン酸、トリメ
リット酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸な
らびにこれら有機酸の酸性塩 油性成分の例 スクワラン、流動パラフィン、オリーブ油、ダイズ油、
アーモンド油、落花生油、ヒマシ油、ヤシ油、パーム油
、タートル油、ヌカ油、アボガド油、ミンク油、卵黄油
、牛脂、ラノリン、ホオバ油、ワセリン、ハッカ油、ジ
ャスミン油、ショウノウ油、ヒノキ油、トウヒ油、リュ
ウ油、テレピン油、ケイヒ油、ベルガモット油、ショウ
ブ油、ミカン油、ラベンダー油、パイン油、ベイ油、ク
ロープ油、ヒバ油、ユーカリ油、レモン油、バラ油、ラ
イム油、ペパーミント油、セージ油、ローズ油、メント
ール、シネオール、シトラール、オイゲノール、シトロ
ネラール、ボルネオール、リナロール、カンファー、チ
モール、リナロール、スピラントール、ピネン、リモネ
ン、テルペン化合物、イソプロピルミリステート、ミリ
スチルオクチルドデカノール、トリエチルヘキサン酸グ
リセリン、イソステアリルイソステアレート、リンゴ酸
ジイソステアリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸、ジ
メチルポリシロキサン油、ポリプロピレンオキシド−ジ
メチルポリシロキサン共重合体等 界面活性剤の例 アルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリ
エチレングリコールモノステアレート等アルコール類の
例エタノール、ステアリルアルコール、イソプロピルア
ルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール
、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等 生薬類の例 ウイキョウ、オウバク、カミツレ、ソウジュツ、ビャク
ジュツ、カノコソウ、ケイガイ、ケイヒ、紅花、芍薬、
ショウキョウ、ショウブ、センキョウ、トウキ、ショウ
キョウ末、ニンジン、ハッカ葉、オウゴン、サンシン、
ブクリョウ、ドクカツ、ガイヨウ、マツブサ、ジュウヤ
ク、リュウノウ、サフラン、チンピ、ガンピ末、メリッ
サ、ローズマリー、マロニエ等 色素類の例 赤色2号、黄色4号、緑色3号、青色1号、赤色213
号、橙色205号、黄色202号の1、緑色204号、
クロロフィル、リボフラビン、アンナット、カンタキサ
ンチン、クロシン、コチニール、アントラキノン、ベニ
バナ等 酵素の例 プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ等。
【0009】本発明において、有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体とは、分子内にポリシロキ
サン部分とポリオキシアルキレン部分を少なくとも1つ
有する共重合体であり、融点が30℃以上で、かつ浴用
温度範囲(約35〜45℃)内で浴湯に溶解性であるも
のである。ポリシロキサン部分とポリオキシアルキレン
部分は、分子内において、交互に繰り返し結合されてい
ても、またポリシロキサン部分にペンダントとしてポリ
オキシアルキレン部分が結合されていてもよい。ポリオ
キシアルキレン部分はエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、ブチレンオキサイド等から選択されたモノ
マーを重合することにより得られ、エチレンオキサイド
が大部分を占め、浴湯に対する溶解性を阻害しない範囲
、かつ共重合体の融点を30℃より低くしない範囲で、
プロピレンオキサイドやブチレンオキサイドをランダム
またはブロック共重合させてもよい。共重合体の融点が
30℃より低いと固形浴用剤として保存しているとき、
型くずれを起こし望ましくない。また、浴用温度範囲(
約35〜45℃)内で浴湯に溶解しないと、浴用剤成分
がすみやかに浴湯中に分散せず、また、共重合体自体が
汚れの原因となったり、共重合体の皮膚に対する効果が
発現せず望ましくない。これら共重合体の具体的な例と
しては以下のもの(化1および化2)を挙げることがで
きるが、これに限定されるものではない:
【化1】 (式中、aは50〜2000、bは10〜500、cは
2〜6、dは3〜500、eは0〜100を表し、そし
てRは−H、−CH3 、−C2 H5 、−C3 H
7 、−COCH3 および−COC2 H5 から選
択される基を表す)、
【化2】 (式中、a’は4以上の整数を表し、b’は4以上の整
数の整数を表し、c’は5以上の整数を表し、R’は一
価の炭化水素基を表し、そしてR”は一価の炭化水素基
を表す)で表される線状ポリシロキサン−ポリオキシア
ルキレンブロックを反復単位として有する高分子量非加
水分解性ブロック共重合体。
【0010】本発明において、有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体は浴用剤成分100重量部
に対して25ないし400重量部配合される。25重量
%以下であると、有機ポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体による効果である成形性、離型性、保存
安定性、皮膚への効果が不十分であり、400重量部以
上では性能的には問題ないが経済性がなくなり、望まし
くない。
【0011】本発明の固形浴用剤の製造は、例えば各成
分を混合混練した後、射出成形機、トランスファー成形
機、圧縮成形機等により温度30℃以上で金型中にて成
形し、取り出し、冷却することにより行われる。また、
別の方法としては、各成分を混合混練した後、Tダイよ
りシート状に押出成形し、所定の寸法に切断して製品と
してもよい。
【0012】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はなく、本発明の技術的思想を体現するものは本発明の
範囲内に包含される。なお、本実施例に示す化学式中M
eはメチル基を表す。有機ポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレン共重合体の製造 合成例1 ハイドロシリル基含有ジメチルポリシロキサン〔Me3
 SiO(SiMe2 O)100 (SiMeHO)
13SiMe3 〕27gとトルエン330g、クロル
白金酸の形態にある白金20ppmを、機械的攪拌機、
凝縮器、温度計および窒素送入口を備えた500mlの
3つ口フラスコ中に入れ、この混合物に温度を80〜1
00℃に維持するような速度でアリルポリエーテル〔C
H2 =CHCH2 O(C2 H4 O)36(C3
 H6 O)6 CH3 〕94gを徐々に添加した。 この反応の終了はSiHに対するAgNO3 試薬が負
になることで判定した。次いで、反応混合物をNaHC
O3 で中和し、ろ過し、ロータリーエバポレータによ
り50℃/1mmHgで溶媒を除去した後、次式(化3
):
【化3】 で表される分子量35000の共重合体を120g得た
【0013】合成例2 ジヒドロポリジメチルシロキサン〔HMe2 SiO(
SiMe2O)200 SiMe2 H〕97g、アリ
ルポリエーテル〔CH2 =CHCH2 O(C2 H
4 O)53(C3 H6 O)3 Me〕43g、ト
ルエン320gおよび白金20ppmを用い、合成例1
と同様な操作を行い、次式:Me(C3 H6 O)3
 (C2 H4 O)53OC3 H6 (SiMe2
 O)201 SiMe2 C3 H6 O(C2 H
4 O)53(C3 H6 O)3 Meで表される分
子量21000の共重合体を133g得た。
【0014】合成例3 ジメタアリルポリエーテル〔CH2 =C(Me)CH
2 O(C2 H4 O)41(C3 H6 O)3 
CH2 C(Me)=CH2 〕70gとジヒドロポリ
ジメチルシロキサン〔HMe2 SiO(SiMe2 
O)30SiMe2 H〕61gと、トルエン350g
および白金系付加触媒を白金に換算して20ppm用い
、合成例1と同様の操作を行い、次式(化4):
【化4】 で表される反復単位を有する分子量36000の共重合
体を126g得た。
【0015】実施例1 下記の組成: 炭酸水素ナトリウム      60重量部硫酸ナトリ
ウム          40重量部色素(緑色3号)
          2重量部香料(ジャスミン)  
  0.5重量部酵素(リパーゼ)      1.0
重量部ヒノキ油              5.5重
量部からなる浴用剤成分に合成例1の共重合体を200
重量部配合し、これらを射出成形機にて60〜65℃の
温度で金型中に射出成形し、直径3cm、高さ1cmの
円板状タブレットを製造した。 評価 ・成形性:成形材料はノズル、スプール、ランナー、ゲ
ート、キャビティー内において高速で流動し、射出成形
ができた。 ・離型性:500回射出成形を行ったが、金型に汚れが
付着することなく、浴用剤タブレットをスムーズに離型
し、金型に浴用剤成分が残存することはなかった。また
、得られたタブレットは表面光沢があり、表面がきれい
なものであった。 ・保存性:酵素(リパーゼ)活性残存率を相対湿度85
%、温度20℃で経時的に測定したところ、開始時を1
00%として、48時間後100%であり、96時間後
でも99%を維持し、非常に良好だった。 ・分散性:固形浴用剤の各成分は均一に浴用水中に分散
し、沈澱物は認められなかった。 ・皮膚に対する効果:浴用時、皮膚に対してすべすべし
た感触を与え、浴用後は皮膚にしっとりした感じを与え
、乾燥肌や荒れた肌に対し効果があり、皮膚を摩擦する
と心地よいすべり感が感じられた。
【0016】実施例2 下記の組成: 炭酸水素ナトリウム      40重量部フマル酸 
               35重量部ホウ砂  
                10重量部生薬(ト
ウキ)            2重量部色素(コチニ
ール)    0.2重量部香料(ゲラニオール)  
0.3重量部からなる浴用剤成分に合成例2の共重合体
を300重量部配合し、これらをトランスファー成形機
にて40〜45℃の温度で金型中に射出成形し、一辺3
cm、高さ1cmの正方形タブレットを製造した。 評価 ・成形性:トランスファー成形を良好に行うことができ
た。 ・離型性:1000個のタブレットを連続して製造する
ことができた。また、得られたタブレットは表面光沢が
あり、表面がきれいなものであった。 ・保存性:本浴用剤は発泡タイプであるが、相対湿度5
0%、温度20℃で経時的に発泡効率を測定したところ
、開始時を100%として、10日後98%であり、3
0日後でも90%を維持し、非常に良好だった。 ・分散性:固形浴用剤の各成分は均一に浴用水中に分散
し、沈澱物は認められなかった。 ・皮膚に対する効果:浴用時、皮膚に対してすべすべし
た感触を与え、浴用後は皮膚にしっとりした感じを与え
、乾燥肌や荒れた肌に対し効果があり、皮膚を摩擦する
と心地よいすべり感が感じられた。
【0017】実施例3 下記の組成: スクワラン                  3重
量部ヒノキ油                   
 1重量部香料(ジャスミン)      0.5重量
部色素(緑色3号)        0.5重量部硫酸
ナトリウム            30重量部プルラ
ン                  20重量部か
らなる浴用剤成分に合成例3の共重合体を20重量部配
合し、これらをTダイにて65〜70℃の温度で押出し
、離型紙の上に厚さ3mmにコーティングした後、室温
まで冷却し、シートカッターで切断し、3cm×5cm
の長方形のシート状浴用剤を製造した。 評価 ・成形性:Tダイより1分間100mの高速でコーティ
ング可能であった。また、保存性が良好であり、分散性
や皮膚に対する効果も前の実施例と同様良好だった。
【0018】比較例1 実施例1において合成例1の共重合体の使用量を20重
量部に変更したところ、射出成形は不可能だった。なお
、圧縮成形は可能だったが、酵素活性残存率が48時間
後50%と低かった。
【0019】比較例2 実施例2において合成例2の共重合体の使用量を20重
量部に変更したところ、トランスファー成形は不可能だ
った。なお、圧縮成形は可能だったが、発泡効率は10
日後70%に低下した。
【0020】比較例3 実施例3において合成例3の共重合体の使用量を2重量
部に変更したところ、Tダイでのコーティングは不可能
だった。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の固
形浴用剤は、特定の有機ポリシロキサン−ポリオキシア
ルキレン共重合体を配合したことにより、無機化合物が
高濃度に配合されているにもかかわらず、射出成形、ト
ランスファー成形、Tダイコーティング等が可能であり
、しかも金型からの離型性にすぐれている。このため、
本発明により、美しい表面を有する固形浴用剤を高い生
産性で製造することが可能となった。また、本発明の固
形浴用剤は、水分や酸素を遮蔽する効果を有し、保存安
定性にすぐれるため、変質しやすい成分も保護され、酵
素作用や発泡効率が長期間維持される。さらに、本発明
の固形浴用剤は、浴湯に均一に分散し、長時間沈殿する
ことなく、浴用時は皮膚に対してすべすべした感触を与
え、浴用後は皮膚に対してしっとり感と摩擦したとき心
地よいすべり感を与えるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  浴用剤成分100重量部に対して、融
    点が30℃以上で、かつ浴用温度範囲内で浴湯に溶解性
    である有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
    合体を25ないし400重量部配合して成形したことを
    特徴とする固形浴用剤。
JP14991191A 1991-05-24 1991-05-24 固形浴用剤 Pending JPH04346913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05178722A (ja) * 1991-12-26 1993-07-20 Kao Corp 油性固形化粧料
JPH1147220A (ja) * 1997-07-30 1999-02-23 Kao Corp 粒状入浴剤組成物

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