JPH04346591A - 色副搬送波発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入力した映像信号から
色副搬送波を発生する色副搬送波発生装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の色副搬送波発生装置にお
いて、入力した映像信号に含まれるバースト信号から連
続した色副搬送波を発生させる場合、映像信号のバース
ト信号の期間だけ位相比較動作を行なわせるＰＬＬ回路
を構成するのが通例である。この場合、映像信号からバ
ースト信号のみを抽出する必要がある。

【０００３】図４は従来の色副搬送波発生装置の構成を
示している。図４において、１は複合映像信号の入力端
、２は複合映像信号を同期分離したのち、複合同期信号
から水平同期周波数ｆＨ　に等しい周波数を有する（水
平同期パルス）を発生する同期分離回路、３は映像信号
から色信号を抽出し、ＴＴＬレベルに変換する色信号分
離回路、４は連続した色副搬送波を発生するＰＬＬ回路
であり、位相比較器５、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）６
、電圧制御型発振器（ＶＣＯ）７、１／Ｎ分周器８で構
成される。９は同期分離回路２から得られた水平同期パ
ルスを用いて、水平同期信号から固有の時間が経過した
のち、一定の期間位相比較器５を動作させるバーストゲ
ート信号を発生するバーストゲート発生回路である。 １０は色副搬送波を出力する出力端である。

【０００４】上記従来例において、水平同期信号からバ
ースト信号が始まる時間と、抽出するバースト信号の期
間とをあらかじめ設定しておくことにより、バーストゲ
ート発生回路９により所望のタイミングでバースト信号
を抽出することができるので、バーストゲート信号の期
間だけＰＬＬ回路４の位相比較器５を動作させることに
より、出力端１０から連続した色副搬送波を得ることが
できる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の色副搬送波発生装置では、一般ビデオ機器で見られ
るように、水平同期信号とバースト信号とのタイミング
が変動するような映像信号が入力された場合、バースト
信号を正しく抽出できない場合が生じ、バースト信号に
同期した色副搬送波を得るＰＬＬ回路を確実に動作させ
ることができないという問題があった。

【０００６】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、バースト信号に同期した色副搬送波を得
るためのＰＬＬ回路を確実に動作させることのできる優
れた色副搬送波発生装置を提供することを目的とするも
のである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、水平同期パルスおよび色信号を入力とす
るディジタル回路を設け、色信号に含まれるバースト信
号の位置に追従したバーストゲート信号を発生するよう
にしたものである。

【０００８】

【作用】したがって、本発明によれば、水平同期パルス
をトリガとして色信号に含まれるバースト信号を検出し
、バースト信号の位置に追従してバーストゲート信号を
発生させることにより、バーストゲート信号の期間のみ
ＰＬＬ回路を確実に動作させることができ、連続した安
定した色副搬送波を得ることができる。

【０００９】

【実施例】図３は本発明の一実施例の構成を示すもので
ある。図３において、１１は複合映像信号の入力端、１
２は複合映像信号を同期分離したのち、複合同期信号か
ら水平同期周波数ｆＨ　に等しい周波数を有する信号（
水平同期パルス）を発生する同期分離回路、１３は映像
信号から色信号を抽出し、ＴＴＬレベルに変換する色信
号分離回路、１４は連続した色副搬送波を発生するＰＬ
Ｌ回路であり、位相比較器１５、ローパスフィルタ（Ｌ
ＰＦ）１６、電圧制御型発振器（ＶＣＯ）１７、１／Ｎ
分周器１８で構成される。１９は同期分離回路１２から
得られた水平同期パルスをトリガとして色信号分離回路
１３から得られた色信号に含まれるバースト信号を検出
してバーストゲート信号を発生させるバーストゲート発
生回路である。２０は色副搬送波を出力する出力端であ
る。

【００１０】図１は上記バーストゲート発生回路１９の
回路図である。図１において、２１は色信号分離回路１
３から得られた色信号の入力端、２２は同期分離回路１
２から得られた水平同期パルスの入力端、２３はカウン
ト動作を開始する初期値を設定するロード信号とカウン
トするクロックの入力端およびキャリー出力端を備えた
カウンタ、２４は入力端２１からの色信号をクロックと
し、入力端２２からの水平同期パルスをクリア入力とす
る第１のプリセット付Ｄフリップフロップ、２５は第１
のＤフリップフロップの出力をクロックとし、カウンタ
２３のキャリー出力をクリア入力とする第２のプリセッ
ト付Ｄフリップフロップ、２６はバーストゲート信号の
出力端である。

【００１１】次に上記実施例におけるバーストゲート発
生回路１９の動作について、図２に示すタイミングチャ
ートを参照して説明する。まず、同期分離回路１２によ
り得られた水平同期パルスが入力端２２に入力されると
、信号が“Ｌ”レベルの期間は、第１のＤフリップフロ
ップ２４はリセット状態になるため、第１のＤフリップ
フロップ２４の出力は“Ｌ”レベルに安定する。同時に
、カウンタ２３には色信号の波数をカウントし始める初
期値が設定され、キャリー出力が“Ｈ”になる。すると
、第２のＤフリップフロップ２５はプリセット端子が常
に“Ｈ”で、クリア端子は“Ｈ”レベルになるから、そ
の出力（バーストゲート信号）は“Ｌ”レベルとなる。

【００１２】水平同期パルスが“Ｈ”になったのち、色
信号分離回路１３から得られた色信号のバースト信号の
最初の立上りクロックで、第１のＤフリップフロップ２
４はその入力データが“Ｈ”であるから、出力は“Ｈ”
レベルになる。したがって、その出力をクロックとして
第２のＤフリップフロップ２５は入力データが“Ｈ”で
あるから、出力は“Ｌ”から“Ｈ”に変化する。また、
カウンタ２３は上記色信号に含まれるバースト信号の波
数のカウントを開始する。

【００１３】カウンタ２３のキャリー出力は、あらかじ
め設定したカウント数だけ上記バースト信号をカウント
すると、１クロックの期間“Ｌ”となる。すると、第２
のＤフリップフロップ２５はリセット状態となるため、
その出力は“Ｌ”となる。

【００１４】その後もカウンタ２３は色信号をカウント
し、一定の周期でキャリーを出力するが、第１のＤフリ
ップフロップ２４の出力は“Ｈ”であるため、第２のＤ
フリップフロップ２５の出力は“Ｌ”のまま変化しない
。

【００１５】以後、水平同期パルスが入力されるたびに
上記動作を繰り返す。

【００１６】このように、上記実施例によれば、バース
トゲート発生回路１９は、あらかじめ設定されたバース
ト信号の開始時間と抽出するバースト信号の期間でバー
ストゲート信号を発生させるのではなく、水平同期パル
スをトリガとして色信号に含まれるバースト信号に追従
してバーストゲート信号を発生するので、水平同期信号
とバースト信号とのタイミングが変動するような信号を
入力しても、映像信号から確実にバースト信号を抽出す
ることができ、ＰＬＬ回路を安定に動作させ、色副搬送
波を確実に発生することができる。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、入力された映像信号の水平同期信号とバースト信号
のタイミングが変動した場合でも、入力映像信号に含ま
れる水平同期パルスをトリガとし、バースト信号の位置
に追従してバーストゲート信号を発生することにより、
色副搬送波を確実に発生させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す色副搬送波発生装置に
おけるバーストゲート発生回路の回路図

【図２】同回路
の動作を示すタイミングチャート

【図３】本発明の一実
施例を示す色副搬送波発生装置の概略ブロック図

【図４】従来の色副搬送波発生装置の概略ブロック図

【符号の説明】

１１　　複合映像信号の入力端 １２　　同期分離回路 １３　　色信号分離回路 １４　　ＰＬＬ回路 １５　　位相比較器 １６　　ローパスフィルタ（ＬＰＦ） １７　　電圧制御型発振器（ＶＣＯ） １８　　１／Ｎ分周器 １９　　バーストゲート発生回路 ２０　　色副搬送波の出力端 ２１　　色信号の入力端 ２２　　水平同期パルスの入力端 ２３　　カウンタ ２４，２５　　Ｄフリップフロップ ２６　　バーストゲート信号の出力端

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複合映像信号を同期分離して水平同期
   パルスを発生させる同期分離回路と、複合映像信号から
   色信号を抽出する色信号分離回路と、連続した色副搬送
   波を発生させるＰＬＬ回路と、前記同期分離回路からの
   水平同期パルスをトリガとして、前記色信号分離回路か
   ら得られた色信号に含まれるバースト信号の位置に追従
   してバーストゲート信号を発生させるバーストゲート発
   生回路とを備えた色副搬送波発生装置。