JPH04346573A - カラー画像読取装置 - Google Patents

カラー画像読取装置

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Publication number
JPH04346573A
JPH04346573A JP3120007A JP12000791A JPH04346573A JP H04346573 A JPH04346573 A JP H04346573A JP 3120007 A JP3120007 A JP 3120007A JP 12000791 A JP12000791 A JP 12000791A JP H04346573 A JPH04346573 A JP H04346573A
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JP
Japan
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data
potential
analog electrical
electrical signal
converter
Prior art date
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Application number
JP3120007A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Kanbe
幸彦 神戸
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー原稿に光を反
射させ、その反射光によりカラー画像情報を出力するカ
ラー画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置には、原稿に反射さ
せる光源から発せられる光量の不均一性や光学系により
構成される光路の違いによる光量の落ち込みを補正する
回路として、アナログ電気信号がデジタル変換される前
に、AD(アナログ・デジタル)コンバータに入力され
る上限基準電位を、予め光量の落ち込みに対応して変化
させて、光量の落ち込みを補正するものが知られている
。例えば、図10に示すように、光電変換素子であるC
CD(電荷結合デバイス)1は、原稿からの反射光を受
光してアナログ電気信号を出力する。このCCD1から
出力されたアナログ電気信号は、アンプ2により増幅さ
れて8ビットのADコンバータ3の入力端子3aに入力
されるようになっている。
【0003】このADコンバータ3においては、そのV
RT(上限基準電位)入力端子3bに入力される電位V
RTおよびそのVRB(下限基準電位)入力端子3cに
入力される電位VRBの間の電位を256分割し、VR
Bの電位を数値0とし、VRTの電位を数値256、そ
の間の電位をそれぞれ数値1〜255に対応させ、前記
入力端子3aに入力された電位をその数値に対応させて
変換するものである。
【0004】前記ADコンバータ3の入力端子3aに入
力されたアナログ電気信号は、画素位置毎に、0〜25
6の数値にデジタル変換され、その変換されたデジタル
データはADコンバータ3から、画像データ用RAM(
ランダム・アクセス・メモリ)4に入力されると共に、
反転用のインバータ5にも入力されるようになっている
。インバータ5により反転されたデジタルデータは、セ
レクタ6に入力されるようになっている。
【0005】前記画像データ用RAM4において、その
入力端子4aに入力されたデジタルデータは画像データ
として記憶される。その記憶された画像データは、制御
部本体を構成するCPU(中央処理装置)7を介して前
記セレクタ6およびインターフェイスを介して外部機器
に出力できるようになっている。前記セレクタ6は前記
CPU7からデジタルデータおよび制御信号を入力する
ようになっている。
【0006】前記セレクタ6は前記CPU7からの制御
信号によって、前記インバータ5からの反転されたデジ
タルデータかまたは前記CPU7からのクリアデータの
いずれか一方を、シェーディングデータ用RAM8に入
力するようになっている。
【0007】このシェーディングデータ用RAM8から
デジタルデータがDA(デジタル/アナログ)コンバー
タ9に入力されるようになっている。このDAコンバー
タ9により変換されたアナログ電気信号は反転アンプ1
0で反転増幅されて加算器11に入力されるようになっ
ている。
【0008】また、前記CPU7から上限基準電位およ
び下限基準電位のデータが、それぞれDAコンバータ1
2およびDAコンバータ13に入力されるようになって
いる。
【0009】前記DAコンバータ12において変換され
た上限基準電位のアナログデータは、アンプ13を介し
て前記加算器11に入力され、さらに加算器11におい
て、前記DAコンバータ9および反転アンプ10を介し
て入力されたアナログデータと前記DAコンバータ12
からの上限基準電位のデータとが加算され、その加算さ
れたアナログデータは前記ADコンバータのVRT(上
限基準電位)端子に入力されるようになっている。また
前記DAコンバータ14において変換された下限基準電
位のアナログデータは前記ADコンバータ3のVRB端
子3cに入力される。図11に前記CPU7が行うシェ
ーディング補正の設定処理の流れ図を示す。
【0010】まず、DAコンバータ12およびDAコン
バータ14を制御して、それぞれADコンバータ4の上
限基準電位および下限基準電位を設定すると共に、セレ
クタ6を介してシェーディングデータ用RAM8にクリ
アデータを供給して、シェーディングデータ用RAM8
をクリアしておく。
【0011】次にCCD1により白基準版をCCD1の
1ライン分読み込ませる。このとき、読み込んだ白基準
版のアナログ電気信号の波形は、図12(a)に示すよ
うになる。なお、図12において、「A」は白基準版の
アナログ電気信号の波形であり、「B」は読取り範囲で
ある。アナログ電気信号の波形Aにおける、読取り範囲
Bの中央から両端に向かっての電位の降下が、光量の落
ち込みを示している。
【0012】白基準版のアナログ電気信号がADコンバ
ータ3により変換されたデジタルデータを、画像データ
用RAM4に記憶させ、さらにインバータ5、セレクタ
6を介して反転されたデジタルデータを、シェーディン
グデータとしてシェーディングデータ用RAM8に記憶
させる。
【0013】次に白基準版を1ライン分読み込ませる。 ここでは、シェーディングデータをDAコンバータ9に
供給させて、白基準版のアナログ電気信号の波形に対応
するようにVRTを変化させる。このときのVRTの波
形は図12(b)に示すようになる。
【0014】続いてこのVRTの波形と白基準版のアナ
ログ電気信号の波形とは、電位差があるので、DAコン
バータ12に供給する上限基準電位のデータを修正して
電位差がほぼないようにする。このときのVRTの形は
図12(c)に示すようになる。
【0015】このような構成の従来例において、白基準
版をCCD1により読み込み、そのアナログ電気信号の
波形が示す光量の落ち込みが、VRTをそのアナログ電
気信号の波形に応じて変化させることによってデジタル
変換したときに、補正されるようになっている。これは
いわゆるシェーディング補正と呼ばれるものである。
【0016】通常の場合は、図12(c)または、図1
3(a)に示すようにVRTの波形が白基準版のアナロ
グ電気信号の波形との電位差がほとんどないときには、
白基準版のアナログ電気信号の波形が、256に近い一
定の数値のデジタルデータに変換される。つまりシェー
ディング補正により、光量の落ち込みが補正されたこと
になる。しかし例えば、出力画像のコントラストを変化
させるためにVRT−VRB間の電位SをさらにSVだ
け上昇させると、図13(b)に示すようになる。
【0017】この図13(b)において、VRT−VR
B間の電位はSから2Sになり、読取り範囲Bの内のア
ナログ電気信号の最小値である第1画素の位置の電位M
に対して、VRT−VRB間の第1画素の位置の電位は
その2倍の電位2Mになっている。
【0018】一方、読取り範囲の中央位置の第1296
画素の位置において、アナログ電気信号の波形の電位K
に対して、VRT−VRB間の電位LはL=2Kの関係
ではなく、L<2Kの関係になっている。
【0019】このとき、アナログ電気信号の波形をデジ
タル変換すれば、本来等しい値として得られるはずの第
1画素の位置の数値と第1296画素の位置の数値は、
等しく算出されず、第1296画素の位置の数値が第1
画素の数値より大きくなってしまう。
【0020】これは、上限基準電位を画素位置に応じて
変化させたため上限基準電位全体のレベルを上昇させる
と、VRT−VRB間の電位の変化率が各画素位置にお
いて異なってしまうからであり、従って、アナログ電気
信号の電位のVRT−VRB間の電位に対する割合が各
画素位置において異なり、デジタル変換したときに異な
る値になってしまうことになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシェー
ディング補正回路を備えた画像読取装置においては、コ
ントラストを変化させる等により上限基準電位または下
限基準電位を変化させたとき、アナログ電気信号から得
られるデジタルデータはほとんどが、その上限基準電位
または下限基準電位の変化に対して各画素位置で変化が
異なるという問題があった。これは画素位置により出力
されるデジタルデータにばらつきが生じてしまう原因に
なる。
【0022】そこで本発明者は先に、光源の不均一性や
光路の違い等による光量の落ち込みを補正でき、しかも
コントラスト等を変化させても画像のデジタルデータに
ばらつきが生じない画像読取装置を提案し出願した(特
願平3−89864号)。
【0023】この先願のものは、光電変換素子により白
基準版から読み取ったアナログ電気信号をA/D変換器
により変換して得たデジタルデータから、そのデジタル
データの各数値に対する最小値の割合をデータ化した補
正データを算出して、原稿から読み取ったアナログ電気
信号をこの補正データに比例させて補正するものであっ
た。
【0024】しかし、これをカラー画像読取装置に適用
すると、例えば図14に示すような結果になる。なお、
図14(a1)及び(a2)は赤のフィルタ(Rフィル
タ)のシェーディング補正前及びシェーディング補正後
の白基準版の出力波形、図14(b1)及び(b2)は
緑のフィルタ(Gフィルタ)のシェーディング補正前及
びシェーディング補正後の白基準版の出力波形、図14
(c1)及び(c2)は青のフィルタ(Bフィルタ)の
シェーディング補正前及びシェーディング補正後の白基
準版の出力波形を示している。すなわち、白基準版を各
フィルタを介して光電変換素子により読み取って得たア
ナログ電気信号は、各フィルタ毎の最低電圧にシェーデ
ィング補正される。ところが光源の分光特性からくるフ
ィルタの周波数特性の原因(透過率の違い)により、各
フィルタにおける光電変換素子からの出力電圧が異なっ
てしまうため、シェーディング補正により白基準版の出
力波形の電圧が異なってしまう。つまり、シェーディン
グ補正により設定されたVRT−VRB間の電位が、各
フィルタ毎に異なってしまい、これはS/N比の違いを
発生させてしまう。すると例えば図14に示すものとは
異なって、赤のフィルタにおけるVRT−VRB間の電
位が、他の緑と青のフィルタにおけるVRT−VRB間
の電位に比べて低く設定された場合、赤のフィルタのS
/N比が低下し、従って赤成分のS/N比が低下して、
カラー画像を読み取ったときに、マゼンタ色(赤と青の
中間色)や黄色(赤と青の中間色)に色合いのずれが発
生してしまうという問題があった。
【0025】そこでこの発明は、光源の不均一性や光路
の違い等による光量の落ち込みを補正できると共に、コ
ントラスト等を変化させたときに、画像のデジタルデー
タが全ての画素位置で同等に変化して、デジタルデータ
にばらつきが生じることを防止でき、しかも光源の分光
特性からくるフィルタの透過率の違いによる色合いのず
れを防止できるカラー画像読取装置を提供することを目
的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明は、赤、緑、青
のフィルタを備え、光源からの光を原稿に反射させ、そ
の反射光を光電変換素子で各フィルタを介して受光して
アナログ電気信号に変換し、この各フィルタ毎に得られ
たアナログ電気信号をアナログ/デジタル変換器で上限
基準電位および下限基準電位に基づいてデジタルデータ
に変換すると共に、補正手段により光源から放射される
光量の不均一性や原稿から反射される光が入射される光
路の違い等により生ずる光量の落ち込みを補正するカラ
ー画像読取装置において、予め白基準版からの反射光を
光電変換素子で各フィルタを介して受光して得られるア
ナログ電気信号をアナログ/デジタル変換器によりデジ
タル変換されたデータについて、このデジタルデータの
最大値が得られたときのアナログ電気信号の電位と光電
変換素子のマスク出力に対応するアナログ電気信号の電
位との電位差データを各フィルタ毎に算出して、そのう
ちの最大値を得る最大値決定手段と、デジタルデータの
最小値が得られたときのアナログ電気信号の電位と光電
変換素子のマスク出力に対応するアナログ電気信号の電
位との電位差データを各フィルタ毎に算出して、そのう
ちの最小値を得る最小値決定手段と、最大値決定手段に
より得られた最大値の電位差データに対する最小値決定
手段により得られた最小値の電位差データの割合を算出
しデータ化して最低基準電位データを得る基準電位算出
手段と、各フィルタ毎にデジタルデータの各数値に対す
る基準電位算出手段により得られた最低基準電位データ
の数値の割合をデータ化した補正データを記憶する補正
データ記憶手段を設け、補正手段は、各フィルタ毎に補
正データ記憶手段により記憶された補正データの数値に
比例して、光電変換素子が各フィルタを介してカラー原
稿を読取ったときのアナログ電気信号を補正するもので
ある。
【0027】
【作用】このような構成の本発明において、まず、予め
白基準版からの反射光を光電変換素子が各フィルタを介
して受光することにより得るアナログ電気信号を、上限
基準電位および下限基準電位に基づいてアナログ/デジ
タル変換器によりデジタル変換する。
【0028】アナログ/デジタル変換器によりこの各フ
ィルタ毎に得られたデジタルデータについて、その最大
値が得られたときのアナログ電気信号の電位と光電変換
素子のマスク出力に対応するアナログ電気信号の電位と
の電位差データを各フィルタ毎に算出して、そのうちの
最大値のデータを得る。さらにデジタルデータの最小値
が得られたときのアナログ電気信号の電位と光電変換素
子のマスク出力に対応するアナログ電気信号の電位との
電位差データを各フィルタ毎に算出して、そのうちの最
小値のデータを得る。その最小値の電位差データに対す
る最大値の電位差データの割合を算出してデータ化し最
低基準電位データを得る。各フィルタ毎にデジタルデー
タの各数値に対する最低基準電位データの数値の割合を
算出してデータ化した補正データを補正データ記憶手段
に記憶する。そこで、光電変換素子が各フィルタを介し
てカラー原稿を読取ったときのアナログ電気信号を、そ
れぞれ各フィルタ毎の補正データに比例して補正する。 この補正されたアナログ電気信号は、上限基準電位およ
び下限基準電位に基づいてデジタルデータに変換される
【0029】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
を説明する。
【0030】図1において、光電変換素子であるCCD
(電荷結合デバイス)21は、赤、緑、青のフィルタを
表面に備えた受光部が設けられており、カラー原稿から
の反射光を各フィルタを介して受光してアナログ電気信
号を出力する。
【0031】このCCD21から出力された各アナログ
電気信号は、アンプ22により増幅されて補正手段とし
ての乗算型DA(アナログ・デジタル)コンバータ23
の入力端子23aに入力される。このDAコンバータ2
3において、DATA(データ)入力端子23bに入力
されるデータの数値に比例して、各アナログ電気信号は
変化させられる。変化させられたアナログ電気信号は、
アンプ24を介してAD(アナログ・デジタル)コンバ
ータ25の入力端子25aに入力される。
【0032】このADコンバータ25において、そのV
RT(上限基準電位)入力端子25bに入力される電位
VRTおよびそのVRB(下限基準電位)入力端子25
cに入力される電位VRBの間の電位を256分割し、
VRBの電位を数値0とし、VRTの電位を数値256
、その間の電位をそれぞれ1〜255に対応させ、前記
入力端子25aに入力された電位をその数値に変換する
ものである。
【0033】前記ADコンバータ25の入力端子25a
に入力された各アナログ電気信号は、指定された周波数
により0〜256の数値にデジタル変換され、その変換
されたデジタルデータはADコンバータ3から、画像デ
ータ用RAM(ランダム・アクセス・メモリ)26に入
力されるようになっている。
【0034】前記画像データ用RAM26において、そ
の入力端子25aに入力された各デジタルデータは画像
データとして記憶される。その記憶された各画像データ
は、インターフェイスを介して外部機器に出力できるよ
うになっている。また、画像データのうち白基準版の画
像データは、制御部本体を構成するCPU(中央処理装
置)27に出力され、前記CPU27は、その画像デー
タを処理して補正データとしてのシェーディングデータ
を補正データ記憶手段としてのシェーディングデータ用
RAM28に記憶させるようになっている。
【0035】シェーディングデータ用RAM28におい
ては、そのシェーディングデータを乗算型DAコンバー
タ23のDATA入力端子23bに出力するようになっ
ている。
【0036】また前記CPU27から上限基準電位およ
び下限基準電位のデータが、それぞれDAコンバータ2
9およびDAコンバータ30に入力されるようになって
いる。
【0037】前記DAコンバータ29において変換され
た上限基準電位のアナログデータは、前記ADコンバー
タ25のVRT入力端子25bに入力され、前記DAコ
ンバータ30において変換された下限基準電位のアナロ
グデータは、前記ADコンバータ25のVRB入力端子
25cに入力されるようになっている。図2は前記CP
U27が行う処理の流れ図を示す。まず最低基準電位デ
ータ(MIN)の設定処理を行って、最低基準電位デー
タを算出する。次に、算出された最低基準電位データを
用いてシェーディング補正の設定処理を行うようになっ
ている。図3にMINの設定処理の流れ図を示す。
【0038】まずDAコンバータ29およびDAコンバ
ータ30を制御して、それぞれADコンバータの上限基
準電位(VRT)および下限基準電位(VRB)を設定
する。
【0039】次にCCD21により白基準版をCCD2
1の1ライン分読み込ませる。このとき、赤、緑及び青
のフィルタを介して読み込んだ白基準版のアナログ電気
信号の波形は、例えば図4(a)、(b)及び(c)に
示すようになる。なお、図4において、「A」はADコ
ンバータ25の入力端子25aに入力される白基準版の
アナログ電気信号の波形であり、「B」は読取り範囲で
ある。ADコンバータ25によりこれらのアナログ電気
信号をデジタル変換し、この変換により得たデジタルデ
ータを、画像データ用RAM26に記憶させる。
【0040】この画像データ用RAM26から白基準版
の各デジタルデータを呼び出して、各フィルタ毎に、デ
ジタルデータの数値の最大値を求め、DAコンバータ2
9を制御してVRTをその最大値の時のアナログ電気信
号の電位に合うようにする。また、CCD21のマスク
出力の電位を求めて、DAコンバータ29を制御してV
RBをCCD21のマスク出力の電位に合うようにする
。なおCCD21のマスク出力とは、CCD21の設定
された読み取り領域外において、読み取り出力が出ない
ようになっている部分をマスクと呼び、そのマスク部分
の出力をマスク出力と呼ぶ。
【0041】すると、図5に示すようになる。図4と同
様に赤、緑及び青のフィルタに対して図5(a)、(b
)、(c)が対応している。この時のVRT−VRB間
の電位差ΔVのデータを各フィルタ毎に算出し、そのう
ちのΔVのデータの最大値をmaxとする。(最大値決
定手段)
【0042】さらに、各フィルタ毎に、白基準版の各デ
ジタルデータの数値の最小値を求め、DAコンバータ2
9を制御してVRTをその最小値の時のアナログ電気信
号の電位に合うようにする。また、CCD21のマスク
出力の電位を求めて、DAコンバータ29を制御してV
RBをCCD21のマスク出力の電位に合うようにする
【0043】すると図6に示すようになる。図4及び図
5と同様に赤、緑、青のフィルタに対して図6(a)、
(b)、(c)が対応している。この時のVRT−VR
B間の電位差ΔVのデータを各フィルタ毎に算出し、そ
のうちのΔVのデータの最小値をminとする。(最小
値決定手段)ここで(min/max)×256=MI
NによりMINを算出して(基準電位算出手段)、この
MINの設定処理を終了する。図7にシェーディング補
正の設定処理の流れ図を示す。
【0044】まずDAコンバータ29およびDAコンバ
ータ30を制御して、それぞれADコンバータの上限基
準電位(VRT)および下限基準電位(VRB)を設定
すると共に、シェーディングデータ用RAM28にクリ
アデータを供給して、シェーディングデータ用RAM2
8をクリアしておく。
【0045】次にCCD21により白基準版をCCD2
1の1ライン分読み込ませる。このとき、読み込んだ白
基準版のアナログ電気信号の波形は、例えば図8(a)
に示すようになる。ADコンバータ25によりこのアナ
ログ電気信号をデジタル変換し、この変換により得たデ
ジタルデータを、画像データ用RAM26に記憶させる
【0046】この画像データ用RAM26からそのデジ
タルデータを呼び出して、そのデジタルデータの数値の
最大値を求めて、DAコンバータ29を制御してVRT
をその最大値の時のアナログ電気信号の電位に合うよう
にする。また、CCD21のマスク出力の電位を求めて
、DAコンバータ30を制御してVRBをそのマスク部
分の電位に合うようにする。このとき白基準版を1ライ
ン分読み込ませると、例えば図8(b)に示すようにな
る。なお、CはCCD21のマスク部分に対応する波形
である。
【0047】この白基準版のアナログ電気信号の波形を
再び、ADコンバータ25によりデジタル変換して、そ
のデジタルデータを画像データ用RAM26に記憶させ
る。その記憶させたデジタルデータを呼び出して、その
デジタルデータについて、次式によりシェーディングデ
ータを算出する。256×(MIN/各画素位置におけ
る数値)上式により算出したシェーディングデータをシ
ェーディングデータ用RAM28に記憶させる。
【0048】次に、このシェーディングデータをシェー
ディングデータ用RAM28から乗算型DAコンバータ
23のDATA入力端子23bに入力させて、白基準版
を1ライン分読み込ませる。
【0049】すると、例えば図8(c)に示すようにな
る。すなわち、各フィルタを介して得られた白基準版の
アナログ電気信号の波形は、全てMINに対応する電位
に補正されることになる。つまり、白基準版から得られ
るアナログ電気信号の波形として望ましい波形となる。 ここで、DAコンバータ29を制御して、VRTの電位
を白基準版のアナログ電気信号の波形に合うように下げ
る。このとき、各フィルタに対して一様に図8(d)に
示すようになる。
【0050】このような構成の本実施例においては、従
来例のようにVRTを白基準版のアナログ電気信号の波
形に応じて変化させることによって、デジタルデータに
変換するときに補正するのではなく、白基準版のアナロ
グ電気信号の波形を、そのアナログ電気信号の波形のデ
ジタルデータの各画素位置の数値に対するMINの割合
のデータに比例して変化させることによって、直接補正
することができる。
【0051】従って、例えば図9に示すように、コント
ラストを変化させるためにVRT−VRB間の電位Sを
さらにSV上昇させると、VRT−VRB間の電位は2
Sになり、読取り範囲Bの内のアナログ電気信号の第1
画素の位置の電位Pに対して、そのときのVRT−VR
B間の第1画素の位置の電位は2Pとなり、アナログ電
気信号の第1296画素の位置の電位Rに対して、VR
T−VRB間の電位は2Rとなる。なお、当然ではある
がS=P=R=MINとなる。
【0052】このように本実施例によれば、光源から放
射される光量の不均一性および原稿からの反射光の光路
の違いによる光量の落ち込みは、CCDにより得られる
アナログ電気信号を補正データに比例させて変化させる
ことにより補正される。
【0053】さらに、コントラストを変化させる等によ
りVRT−VRB間の電位を変化させると、アナログ電
気信号の各画素における電位は同等に変化するので、こ
のアナログ電気信号をデジタル変換したデータの変化も
全ての画素位置で同等である。
【0054】さらに各フィルタを介して得られたアナロ
グ電気信号は、統一的にMINという最低基準電位デー
タによって補正されるので、各フィルタ間で、対応する
出力電位にばらつきがなくなり、S/N比にも違いが生
じない。従って、光源の分光特性からくるフィルタの透
過率の違いによる色合いのずれが発生することもない。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
光源の不均一性や光路の違い等による光量の落ち込みを
補正できると共に、コントラスト等を変化させたときに
、画像のデジタルデータが全ての画素位置で同等に変化
して、デジタルデータにばらつきが生じることを防止で
き、しかも光源の分光特性からくるフィルタの透過率の
違いによる色合いのずれを防止できるカラー画像読取装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】  同実施例の要部処理の流れを示す図。
【図3】  同実施例のMINの設定処理の流れを示す
図。
【図4】  同実施例の各フィルタ毎の白基準版のアナ
ログ電気信号の波形を示す図。
【図5】  同実施例の各フィルタ毎の白基準版のアナ
ログ電気信号の波形の最大値にVRTを合わせたときを
示す図。
【図6】  同実施例の各フィルタ毎の白基準版のアナ
ログ電気信号の波形の最小値にVRTを合わせたときを
示す図。
【図7】  同実施例のシェーディング補正の設定処理
の流れを示す図。
【図8】  同実施例のシェーディング補正の設定処理
による白基準版のアナログ電気信号の波形を示す図。
【図9】  同実施例のコントラストを変化させたとき
のアナログ電気信号の波形を示す図。
【図10】  従来例を示すブロック図。
【図11】  従来例の要部処理の流れを示す図。
【図12】  従来例の要部処理による白基準版のアナ
ログ電気信号の波形を示す図。
【図13】  従来例のコントラストを変化させたとき
のアナログ電気信号の波形を示す図。
【図14】  先願を適用した場合の各フィルタ毎のシ
ェーディング補正前と補正後のアナログ電気信号の波形
を示す図。
【符号の説明】
21…CCD、23…乗算型DAコンバータ、25…A
Dコンバータ、26…画像データ用RAM、27…CP
U、28…シェーディングデータ用RAM、29,30
…DAコンバータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  赤、緑、青のフィルタを備え、光源か
    らの光を原稿に反射させ、その反射光を光電変換素子で
    前記各フィルタを介して受光してアナログ電気信号に変
    換し、この前記各フィルタ毎に得られたアナログ電気信
    号をアナログ/デジタル変換器で上限基準電位および下
    限基準電位に基づいてデジタルデータに変換すると共に
    、補正手段により光源から放射される光量の不均一性や
    原稿から反射される光が入射される光路の違い等により
    生ずる光量の落ち込みを補正するカラー画像読取装置に
    おいて、予め白基準版からの反射光を前記光電変換素子
    で前記各フィルタを介して受光して得られるアナログ電
    気信号を前記アナログ/デジタル変換器によりデジタル
    変換されたデータについて、このデジタルデータの最大
    値が得られたときのアナログ電気信号の電位と前記光電
    変換素子のマスク出力に対応するアナログ電気信号の電
    位との電位差データを前記各フィルタ毎に算出して、そ
    のうちの最大値を得る最大値決定手段と、前記デジタル
    データの最小値が得られたときのアナログ電気信号の電
    位と前記光電変換素子のマスク出力に対応するアナログ
    電気信号の電位との電位差データを前記各フィルタ毎に
    算出して、そのうちの最小値を得る最小値決定手段と、
    前記最大値決定手段により得られた最大値の電位差デー
    タに対する前記最小値決定手段により得られた最小値の
    電位差データの割合を算出しデータ化して最低基準電位
    データを得る基準電位算出手段と、前記各フィルタ毎に
    デジタルデータの各数値に対する前記基準電位算出手段
    により得られた最低基準電位データの数値の割合をデー
    タ化した補正データを記憶する補正データ記憶手段を設
    け、前記補正手段は、前記各フィルタ毎に前記補正デー
    タ記憶手段により記憶された補正データの数値に比例し
    て、前記光電変換素子が前記各フィルタを介してカラー
    原稿を読取ったときのアナログ電気信号を補正すること
    を特徴とするカラー画像読取装置。
JP3120007A 1991-05-24 1991-05-24 カラー画像読取装置 Pending JPH04346573A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6195179B1 (en) 1997-07-02 2001-02-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device

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US6195179B1 (en) 1997-07-02 2001-02-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device

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