JPS61148960A - シエ−デイング補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、シェーディング補正装置に関し、詳細には、
光電変換素子上に複数の色フィルタが設け５られたライ
ンセンサを用いて原稿を読み取る多色画像読取装置、例
えば、カラーコピーやファクシミリ送信装置等に通用さ
れるシェーディング補正装置に関する。

（従来技術）　・ 一般に、光源から原稿に投射された光の反射光を光電変
換素子を用いて画像信号に変換する装置においては、光
源の光強度分布や原稿の紙面の状態などに応じて、原稿
を読取って得られる画像信号中にシュー５デイングが生
じることがある。

従来、このような画像信号中のシェーディングを除去す
る装置は、単色の画像読取装置に通用されるものにおい
ては種々提案されている。

例えば、本出願人が先に提案したものとして、特開昭５
４−１４４８０７号公報に記載されたものがある。この
シェーディング補正装置は、原稿の無記録部分を走査し
て得たシェーディング量をディジタル変換して記憶し、
この記憶結果に基づいて原稿からの画像信号をシェーデ
ィング補正する装置に通用されたものである。すなわち
、１水平走査期間の全画素に対応するシェーディング量
を得るのに、原稿の無記録部分の同一個所を複数回水平
走査する。この走査により得た画素の情報内容を、まず
、Ａ／Ｄ変換器の変換動作時間より長い繰り返し周期で
サンプリングするサンプルホールド回路でサンプルホー
ルドし、このサンプル値をＡ／Ｄ変換器でディジタル変
換してメモリに記憶する。この記憶結果に基づいて原稿
からの画像信号をシェーディング補正して出力する。し
たがって、動作速度の遅い安価なＡ／Ｄ変換器を使用し
て、ｌ水平走査期間の全画素と対応するシェーディング
量をすべて記憶することができるので、安価で、かつ、
精度のよいシェーディング補正装置を提供することがで
きる。

しかしながら、このような従来のシェーディング補正装
置を多色画像読取装置に通用すると、色調や色あいが狂
い、ひどいときには、特定色−色の画像として出力され
てしまう。例えば、色フィルターが白色、緑色、黄色の
三色であるラインセンサを用いた場合、無記録の白色部
分の原稿を読取った時、ラインセンサの各色フィルタに
対応する光電変換素子から出力される画像信号の大きさ
は各色フィルタによって異なり、白〉黄〉緑の関係にあ
る。しかしながら、この画像信号に基づいて、従来の単
色用のシェーディング補正を行うと、各色フィルタの画
像信号の出力が均一な大きさに補正され、白＝黄＝緑と
なる。したがって、このシェーディング補正後の画像信
号を使って、赤、罎、青の各色の画像信号に分離すると
、緑色のみが残り、緑色の画像として出力される。すな
わち、赤は、赤＝黄−緑として演算し、青は青＝白−黄
として演算するが、上述したように、単色用のシェーデ
ィング補正の行われた画像信号は、白＝黄＝緑となって
いるため、赤＝黄−緑＝０、青＝白−黄＝０となる。し
たがって、赤色と青色が消えて緑色のみが残り、緑色の
画像として出力される。その結果、従来の単色用のシェ
ーディング補正装置は多色画像読取装置に通用すること
ができない。

（発明の目的） そこで、本廃明は、シェーディング補正装置を、所定色
の色フィルタを通過した画像信号のシェーディング量を
演算するとともに、このシェーディング量に基づいて、
該所定色の色フィルタに近接する他種色の色フィルタを
通過した画像信号のシェーディング量を求め、これらの
シェーディング量に基づいてラインセンサからの画像信
号のシェーディング歪を補正するものとすることにより
、多色画像読取装置に通用し得る高精度のシェーディン
グ補正装置を安価で提供することを目的としている。

（発明の構成） 本発明のシェーディング補正装置は、光電変換素子上に
複数色の色フィルタが交互に設けられたラインセンサと
、ラインセンサより出力された画像信号をディジタル信
号に変換するＡ／Ｄ変換手段と、ディジタル変換された
ラインセンサの１水平走査期間内の画像信号のうち、所
定色の色フィルタを通過した画像信号のシェーディング
量を演算するとともに、このシェーディング量に基づい
て該所定色の色フィルタに近接する他種色の色フィルタ
を通過した画像信号のシェーディング量を決定するシェ
ーディング量演算手段と、シェーディング量演算手段で
求めた１水平走査期間内の画像信号のシェーディング量
を記憶する記憶手段と、前記ラインセンサからの画像信
号のシェーディング歪を記憶手段に記憶されたシェーデ
ィング量に基づいて補正する補正手段と、を備えたこと
を特徴とするものである。

以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明する。

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す図であり、本
実施例は、白色、緑色および黄色の３色の色フィルタの
設けられたラインセンサを有する多色画像読取装置に適
用されるシェーディング補正装置である。

まず、構成を説明すると、第１図において、１は後述す
るラインセンサより画像信号が入力される可変減衰器で
あり、可変減衰器１は該画像信号のシェーディング歪を
メモリ２に記憶されたシェーディング量に基づいて補正
する。３は色画像分離器であり、色画像分離器３は可変
減衰器１から入力される画像信号を、赤（Ｒ）、緑（Ｇ
）および青（Ｂ）の３色の画像信号に分離する。４はア
ナログディジタル変換ｉ１（以下、Ａ／Ｄ変換器という
。）であり、Ａ／Ｄ変換器４には色画像分離器３からの
画像信号とラインセンサからの画像信号がスイッチ５．
６により切り換えられて択一的に入力される。Ａ／Ｄ変
換器４はアナログ信号で入力される画像信号をディジタ
ル信号に変換して図外の画未出力装置およびシェーディ
ング量演算手段である演算器７に出力する。演算器７は
、Ａ／Ｄ変換器４でディジタル信号に変換されたライン
センサからの画像信号のうち、所定色（本実。

施例では白色）の画像信号のシェーディング量を演算し
、他の色（緑色および黄色）の画像信号のシェーディン
グ量は白色のシェーディング量に基づいて求められるが
、本実施例では、白色のシェーディング量をそのまま採
用している。すなわち、演算器７は白色フィルタを通過
した画像信号のシェーディング量を演算するとともに、
当該白色フィルタに近接する他種色の色フィルタを通過
しな画像信号のシェーディング量として、当該白色のシ
ェーディング量を採用している。そして、演算器７は、
画像信号の中から白色の画像信号のシェーディング量の
みを演算するのに、色信号タイミング発生器８からのタ
イミング信号に同期して演算しており、演算結果である
各色の画像信号のシェーディング量を記憶手段であるメ
モリ２に出力する。メモリ２は１水平走査期間分の画像
信号のシェーディング量を記憶しており、原稿読取時、
前記可変減衰器１に出力する。

このシェーディング補正装置の通用される多色画像読取
装置は、第２図に示すラインセンサ１１を備えている。

ラインセンサ１１は各光電変換素子上に白色（Ｗ）、黄
色（Ｙ）および緑色（Ｇ）の色フィルタ１２．１３．１
４が交互に設けられており、各色フィルタ１２．１３．
１４に対応する光電変換素子の出力、すなわち、ライン
センサ１１の出力は、第３図に示すように、白色（Ｗ）
の画像信号が青色（Ｂ）、赤色（Ｒ）および緑色（Ｇ）
の各画像信号を、黄色（Ｙ）の画像信号が赤色（Ｒ）お
よび緑色（Ｇ）の画像信号を、そして、緑色（Ｇ）の画
像信号が緑色（Ｇ）の画像信号のみを含んでいる。

次に作用を説明する。

多色画像読取装置は、原稿の読取りに際して、まず、原
稿の無記録部分である白色（無彩色）部分を読取って、
シェーディング量をメモリ２に記憶する。この動作はス
イッチ６がＯＮ、スイッチ５がＯＦＦの状態で行われる
。

すなわち、ラインセンサ１１からの画像信号はスイッチ
６を通してＡ／Ｄ変換器４に入力され、Ａ／Ｄ変換器４
でディジタル信号に変換される。

ディジタル変換された画像信号は演算器７に入力され、
演算器７で画像信号のうち白色（Ｗ）の画像信号のシェ
ーディング量が演算されるとともに、当該白色（Ｗ）の
画像信号のシェーディング量がラインセンサ１１におい
て、当該白色フィルタ１２に近接する黄色フィルタ１３
および緑色フィルタ１４を通過した黄色（Ｙ）および緑
色（Ｇ）や画像信号のシェーディング量としても採用さ
れる。

通常、ラインセンサ１１の近接する光電変換素子に入力
される光の強度や原稿の近接する画素の信号が“含む赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）および青色（Ｂ）の信号値は大き
く変化しない。したがって赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ
）の３色を含む白色（Ｗ）のシェーディング量を演算す
ることにより、２色を含む黄色（Ｙ）のシェーディング
量および１色の緑色（Ｇ）のシェーディング量を白色（
Ｗ）のシェーディング量と同じ値として採用することが
できる。その結、果、シェーディング補正装置の回路構
成を簡単で安価なものとすることができる。

演算器７で求められたシェーディング量はその１水平走
査期間分がメモリ２に記憶される。

ラインセンサ１１で走査した画像信号をシェーディング
補正して画像出力装置等に出力するときには、スイッチ
５がＯＮ、スイッチ６がＯＦＦの状態で行う。

すなわち、ラインセンサ１１からの画像信号は可変減衰
器１に入力され、可変減衰器ｌでメモリ２に記憶された
シェーディング量に基づいてそのシェーディング歪が補
正される。このとき、メモ。

す２には白色（Ｗ）のシェーディング量とこれと同じシ
ェーディング量を与えられた黄色（Ｙ）および緑色（Ｃ
，）のシェーディング量が記憶されているが、各色フィ
ルタ１２．１３．１４を通過したラインセンサ１１から
入力される画像信号の大きさには、白〉黄〉緑の関係が
あるので、可変減衰器１でシェーディング補正されても
、各色フィルタ１２．１３．１４を通過した画像信号の
大きさは均一にはならない。したがって、色調や色あい
が狂ったり、緑色−色の画像とならず、シェーディング
歪を精度よく補正することができる。

可変減衰器１でシェーディング補正された画像信号は色
画像分離器３で赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）および青色（Ｂ
）の３色に分離される。すなわち、青色（Ｂ）はＢ＝Ｗ
−Ｙにより、赤色（Ｒ）はＲ＝Ｙ−Ｇにより求められる
。３色に分離された画像信号はスイッチ５を通してＡ／
Ｄ変換器４に入力され、Ａ／Ｄ変換器４でディジタル信
号に変換されて図外の画像出力装置等に出力される。

なお、上記実施例においては、ラインセンサとして白、
黄、緑の３色の色フィルタが交互に設けられたものにつ
いて述べたが、これに限るものではない。また、演算器
において、所定色として白色を選定し、白色のシェーデ
ィング量を演算し、他の２色のシェーディング量として
白色のシェーディング量を採用したが、所定色としては
白色に限るものではなく、他の色のシェーディング量は
、所定色のシェーディング量に限らず、所定色の設定や
光学系の条件により適宜設定すべきものである。

（発明の効果） 本発明によれば、他種色の色フィルタを備えたラインセ
ンサからの画像信号のうち、所定色の色フィルタを通過
した画像信号のシェーディング量を演算し、このシェー
ディング量に基づいて、他の色の色フィルタを通過した
画像信号のシェーディング量を求め、これらのシェーデ
ィング量に基づいてラインセンサからの画像信号のシェ
ーディング歪を補正することができるので、多色画像読
取装置に通用し得るシェーディング補正装置を高精度で
、かつ、安価なものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す図であり、第
１図はその概略ブロック図、第２図はそのシェーディン
グ補正装置が通用される多色画像読取装置のラインセン
サ、第３図はラインセンサの出力する画像信号の色分布
図である。 １−・−・補正手段（可変減衰器）、 ２−・−・記憶手段（メモリ）、 ４−−−−−−　Ａ　／　Ｄ変換手段（Ａ／Ｄ変換器）
、７−・・−・シェーディング量演算手段（演算器）、
１１−一−−・−ラインセンサ、 １２．１３．１４−・−・−色フィルタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光電変換素子上に複数色の色フィルタが交互に設けられ
   たラインセンサと、ラインセンサより出力された画像信
   号をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換手段と、ディ
   ジタル変換されたラインセンサの１水平走査期間内の画
   像信号のうち、所定色の色フィルタを通過した画像信号
   のシェーディング量を演算するとともに、このシェーデ
   ィング量に基づいて該所定色の色フィルタに近接する他
   種色の色フィルタを通過した画像信号のシェーディング
   量を決定するシェーディング量演算手段と、シェーディ
   ング量演算手段で求めた１水平走査期間内の画像信号の
   シェーディング量を記憶する記憶手段と、前記ラインセ
   ンサからの画像信号のシェーディング歪を記憶手段に記
   憶されたシェーディング量に基づいて補正する補正手段
   と、を備えたことを特徴とするシェーディング補正装置
   。