JPH01316061A - カラー原稿読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はカラー複写機、カラーファクシミリ等に用いる
カラー原稿読取り装置に関するものである。

［発明の概要］ 本発明は光源、光学系、イメージセンサ、色分解手段を
有するカラー原稿読取り装置において、白基準板と蓄積
時間設定手段を設け、原稿を読取る直前に前記白基準板
を読取り、読取った各色の出力を蓄積時間設定手段に入
力し、各色の感度がほぼ均一となるように、前記イメー
ジセンサの蓄積時間を設定し、階調性や色再現性を向上
させる。

［従来の技術１　　。

従来、カラー複写機やカラーファクシミリ等に用いられ
ているカラー原稿の読取りには、色分解手段として３原
色のフィルタを用いたカラー原稿読取り装置が多用され
てきた。３原色とは、Ｙ（イエロー）、Ｍ（マゼンダ）
、Ｃ（シアン）や、Ｒ（レッド）、Ｇ（グリーン）、Ｂ
（ブルー）等あるが、以下例としてＲ，Ｇ、Ｂを用いる
。　　　　　　５ 従来のカラー原稿読取り装置は、Ｒ面、Ｇ面、Ｂ面を順
に走査する面順次走査を例とすると第５図の様に、Ｒ，
、Ｇ、Ｂ各色とも蓄積時間３４が等しく設定されていた
。

また、特公昭６３−４９８９の様に光学フィルタ毎に蓄
積時間を設定する画像読取り装置が知られている。

［発明が解決しようとする課題） 上記の様にＲ，Ｇ、Ｈの蓄積時間が均一であれば、次の
ような欠点がある。

第６図は光源、光学系、イメージセンサ等で決定される
総合分光感度特性の一例を示す図で、赤色総合分光感度
特性３５、緑色総合分光感度特性３６、青色総合分光感
度特性３７は、図で示されたように、出力面積は均一で
ない。

従って、照度を一定、蓄積時間をパラメータとする光電
変換特性は、第７図に示す如く、赤色光電変換特性３８
、緑色光電変換特性３９、青色光電変換特性４０で示さ
れ、ある蓄積時間４４のところでの各色の出力電圧は、
４１．４２．４３で示された異なる出力を得る。

このため、熱雑音や外来ノイズによるノイズレベル３０
に対して、出力電圧４１．４２．４３の信号対雑音（以
下Ｓ／Ｎと省す）比は著しく異なる。特に高濃度の読取
りに際し、諧調性や色再現性が極めて悪化していた。

また、特公昭６３−４９８９の様な画像読取り装置では
、製造段階で蓄積時間を設定しているため、光源、イメ
ージセンサ、色分解手段等のバラツキによる総合分光感
度特性の変位や、光源の劣化に対応できないため、製品
及び時間の経過に伴い、色再現性、諧調性が異なり、且
つ劣っていた。

〔課題を解決するための手段］ 上記問題点を解決するために、白基準板と蓄積時間設定
手段を設け、原稿を読取る直前に前記白基準板を読取り
、色分解手段により色分解された各色の出力を蓄積時間
設定手段に入力することにより、各色の感度がほぼ均一
になるように蓄積時間を設定する。

［作用］ 上記の様な構成によれば、原稿を読取る直前に白基準板
を読取り、その時点での各色の出力比で自動的に蓄積時
間を設定するため、光源の劣化や光源、イメージセンサ
等の部品のバラツキによる総合分光感度特性の変化の影
響を受けない。また、各色のＳ／Ｎ比をほぼ均等にでき
るので、特に高濃度の読取りに際し諧調性、色再現性に
優れる。感度（総合分光感度特性の出力面積に比例）の
良い色は、蓄積時間の短縮化が計れる。

〔実施例］ 以下に本発明を実施例の図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例のカラー原稿読取り装置の構成
ブロック図で、第２図は本発明のカラー原稿読取り装置
の構成例の概略図である。第２図において、読取りたい
原稿はガラス板などから成る透明の原稿台１９上に置か
れる。原稿読取り領域２０の側近には、例えば、酸化マ
グネシウムのセラミックなどから成る白色の白基準板１
４が配置される。読取り動作直前に、蛍光灯やハロゲン
ランプなどから成る光源１５は白基準板１４を照射しそ
の反射光は、カラーフィルタ１６によって色分解されて
、光学レンズＩ７によって、イメージセンサ１８上に導
かれる。カラーフィルタ１６は前述の如（、Ｒ，Ｇ、Ｂ
の３色から成り、面順次走査の場合は一面毎に、線順次
走査の場合は１ライン毎に、Ｒ，Ｇ、Ｂを切換える。光
学レンズ１７はロッドレンズアレイなどから成るもので
ある。イメージセンサ２は、ＣＣＤやフォトトランジス
タアレイなどの光電変換素子から成る。

さて、第１図において、色分解切換え手段１は第２図で
示したように、フィルタ１６を切換えたり、イメージセ
ンサ自体がカラーセンサの場合には、その出力信号を切
換えることによって成される。今、白基準板１４を一定
の蓄積時間で読取ると、イメージセンサ２の画信号８は
、そのときの色分解切換え手段１の状態での出力を得る
。この画信号８は、出力検出手段４に入力される。出力
検出手段４は、例えばアナログデジタル変換器がら成る
。白基準板読取信号１３は、マイクロプロセッサなどか
ら成る制御回路５に入力される。制御回Ｎ５は、この白
基準板読取信号１３を演算し、所定の蓄積時間となるよ
うに、タイマー設定信号１１を色切換信号７とともに入
力する。蓄積時間設定手段６は、一般的なタイマーで構
成することができ、Ｒ，Ｇ、Ｂの３色分解なら、３つの
タイマーを持ち、このタイマーで蓄積時間を決定するラ
イン信号１０を、イメージセンサ２に加える。勿論、こ
の蓄積時間設定手段６は制御回路５の中に設けることも
できる。イメージセンサ２は、ライン信号１０と、クロ
ック９によって動作し、白基準板１４を読取ったときと
は異なる蓄積時間で原稿を読取り、画信号８は画信号処
理回路３に入力され、最終的に画像データとして出力す
る。画信号処理回路３は、例えば、シェープインク補正
回路や疑似中間調表現などのデジタル処理を行なう公知
のものであり、前記の出力検出手段４は、この画信号処
理回路３と兼用できることは言うまでもない。

第３図は本発明の面順次走査のカラー原稿読取り装置に
おいて、第６図の様な総合分光感度特性の各色の出力（
面積）比に合わせ、各色のライン信号の周期、つまり、
各色の蓄積時間を第１図の手段により設定した例であり
、各色のライン信号と各色の画像データのタイムチャー
ト図である。

第３図に示した如く、青色の蓄積時間２１と緑色の蓄積
時間２２と赤色の蓄積時間２３はそれぞれ独立に設定さ
れているから、白基準板を読取ったときに画像データは
、はぼ等しくなる。各画像データの出力時間が各色で等
しいのは、イメージセンサ（ラインセンサ）に入力する
クロック周波数が等しいものとして、説明していること
による。

第４図は各色の出力電圧を均一とした動作状態を示す図
で、第１図に示した方法により設定された蓄積時間２７
．２８．２９に設定されているとき、白色原稿を読取っ
た出力電圧は、３１．３２．３３で示されたようにほぼ
一定となる。従って、Ｓ／Ｎ比もほぼ一定となる。

［発明の効果］ 以上述べてきたように、本発明によれば、原稿を読取る
直前に、白基準板を読取り、各色の出力を蓄積時間設定
手段に入力することによって、自動的に各色の蓄積時間
を設定するので、各色でのＳ／Ｎ比の均一化が計れ、そ
れによって、色再現性に優れ、また、光源などの交換や
経時変化によって、総合分光感度特性が変化しても、自
動的に補正することが可能となり、さらに、必要以上に
感度の良い色の場合には、蓄積時間を短縮できるので、
結果的に、読取り時間の速いカラー原稿読取り装置を提
供し得、その効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のカラー原稿読取り装置の構
成ブロック図、第２図は本発明のカラー原稿読取り装置
の構成例の概略図、第３図は各色のライン信号及び画像
データのタイムチャート図、第４図は各色の出力電圧を
均一とした動作状態を示す光電変換特性図、第５図は従
来のカラー原稿読取り装置のタイムチャート図、第６図
は総合分光感度特性図、第７図は光電変換特性図である
。 ｌ・・・色分解切換手段 ２・・・イメージセンサ ３・・・画信号処理回路 ４・・・出力検出手段 ５・・・制御回路 ６・・・蓄積時間設定手段 １４・・・白基準板 １５・・・光源 １６・・・カラーフィルタ １７・・・光学レンズ １９・・・原稿台 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社 代理人　弁理士　　林　　　敬　之　助羽Ｒ−目　　　
　　　　Ｔ Ｏ α） 壬トＲ Ｍ代ｍ＋賦　　　　乙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光源、光学系、イメージセンサ、色分解手段を有するカ
   ラー原稿読取り装置において、白基準板と蓄積時間設定
   手段を設け、原稿を読取る直前に前記白基準板を読取り
   、前記色分解手段により色分解された各色の出力を前記
   蓄積時間設定手段に入力することにより、各色の感度が
   ほぼ均一になるように蓄積時間が設定されることを特徴
   とするカラー原稿読取り装置。