JPH0434259Y2 - - Google Patents

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JPH0434259Y2
JPH0434259Y2 JP1986122358U JP12235886U JPH0434259Y2 JP H0434259 Y2 JPH0434259 Y2 JP H0434259Y2 JP 1986122358 U JP1986122358 U JP 1986122358U JP 12235886 U JP12235886 U JP 12235886U JP H0434259 Y2 JPH0434259 Y2 JP H0434259Y2
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JP
Japan
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valve
center pipe
damping force
gap
valve guide
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JP1986122358U
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JPS6328094U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は二輪車、三輪車等の前側車体と前輪側
との間に装着され、フオークと緩衝器を兼ねてい
るフロントフオークの減衰力発生装置に関する。
〔従来の技術〕
この種従来のフロントフオークとしては、例え
ば第3図に示すものが開発されている。
このフロントフオーク1はアウターチユーブ2
内にインナーチユーブ3がベアリング23を介し
て上下摺動自在に挿入され、アウターチユーブ2
の下端中央にはセンターパイプ4と油孔桿5が起
立し、センターパイプ4の上部ピストン部6がシ
ール7を介して摺接している。アウターチユーブ
2はアイ22を介して車軸側に接続され、インナ
ーチユーブは車体側に接続される。
インナーチユーブ3の下部内周に中空なバルブ
ストツパー8と中空なロツクピース16がかしめ
により結合され、このバルブストツパー8内には
上下移動自在にバルブ9が配置され、バルブ9は
インナーチユーブ3とアウターチユーブ2内に上
下二つの油室10,11を区画している。
センターパイプ4とインナーチユーブ3内には
油室12と上部気体室が区画され、油室12はセ
ンターパイプ4に形成したオリフイス13と油孔
14を介してそれぞれ上部油室10と下部油室1
1に連通している。
センターパイプ4の上端とインナーチユーブ3
の上端間には懸架スプリング15が介装されてイ
ンナーチユーブ15を常時伸び方向に付勢してい
る。
ロツクピース16とインナーチユーブ3には油
孔17,18が形成され、これらの油孔17,1
8はインナーチユーブ3とアウターチユーブ2間
に区画された潤滑用の油室19に下部油室11の
油を供給できるようになつている。
ロツクピース16の上端部16aには中央に通
孔を形成し、この上端部16aの上面でバルブ9
を支えている。
バルブストツパ8には内部に室20が形成さ
れ、この室20はバルブストツパ8の上端部中央
の孔を通して上部油室10に通じている。
バルブストツパ8の上部にはクツシヨンスプリ
ング21が設けられている。
バルブ9はバルブ本体9aとこのバルブ本体9
aの上部に形成した切欠き9bとからなり、バル
ブ9の内周とセンターパイプ4の外周との間に減
衰力発生用の隙間が形成されている。
伸長作動時にはインナーチユーブ3が上昇し、
この時上部油室10の油がバルブ9内側の隙間を
介して下部油室11に流出し、同じくオリフイス
13を介して油室12に流出し、この時の流動抵
抗で伸側の減衰力が発生する。但しオリフイス1
3が設けられていない場合もある。
圧縮作動時にはインナーチユーブ3が下降し、
この時下部油室11の油の一部がバルブ9を押し
上げ、室20、切欠き9bより上部油室10に流
れ、一部の油が油孔14を介して油室12に流出
し、最圧縮近くでは油孔桿5によりクツシヨンが
効く。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のようにバルブ9はその内周隙間で伸側減
衰力を発生させるものであるが、この隙間の半径
方向寸法分バルブ9は半径方向に偏心可能である
から、バルブ9の軸心とセンターパイプ4の軸心
が一致している場合とバルブ9が偏心している場
合とでは環状隙間が均一でなく、減衰力がばらつ
いてしまう。
即ち、一般に隙間を流れる流量をQ、前後の差
圧をP、バルブの偏心率をεとすると、一般式は P=Q/c(1+1.5ε2) で示され、差圧P、即ち減衰力は偏心率εで大き
な差が生じ、一定な減衰力が得られない。
そこで、本考案の目的はバルブが半径方向に偏
心せず、常に一定な減衰力が得られるようにした
フロントフオークの減衰力発生装置を提供するこ
とである。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本考案の構成は、
バルブを内径の大きい大径部と内径の小さいバル
ブガイドとで構成させ、バルブガイドの内周をセ
ンターパイプに摺接させたことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
バルブガイドがバルブ本体の半径方向の動きを
規制するから、バルブ本体内周の環状隙間の大き
さは常に一定で一定の減衰力を発生させる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第1図、第2図にもとづ
いて説明する。
バルブの構造以外は全て第3図の従来構造と同
じであるから説明は省略する。
同一の部材は同一の符号を付してある。
バルブ24は内周25aの内径が大きい環状の
大径部25と、内周26aの内径が小さいバルブ
ガイド26と、バルブガイド26に半径方向に沿
つて切欠き形成した通路27とから構成されてい
る。
バルブ24はバルブストツパー8の室20内に
上下移動自在に挿入され、バルブ24の下端はロ
ツクピース16の上端部16aで支持されると共
に下方への動きが規制され、バルブ24の上端は
バルブストツパー8の上壁で上方への動きが規制
され、通常バルブ本体25の肩部とバルブストツ
パー8の上部との間に介装されたスプリング28
でロツクピース16側へ付勢されている。なお、
スプリング28は、バルブガイド26の上端面と
バルブストツパー8の上壁との間に介装しても良
いことは勿論である。バルブガイド26の内周2
6aはセンターパイプ4の外周に挿入されて摺接
し、センターパイプ4に沿つて上下方向の動きの
みが案内される。
大径部25の内周25aとセンターパイプ4の
外周との間に減衰力発生用の環状隙間29が形成
され、この隙間29は下部油室11に開口すると
共に通路27を介して室20、上部油室10に連
通している。
伸長作動時には上部油室10の油が通路27−
隙間29を介して下部油室11に流出し、隙間2
9の流動抵抗で減衰力が発生する。センターパイ
プ4には隙間29と協働するオリフイスを設けて
もよく、設けなくてもよい。
圧縮時には下部油室11の油がスプリング28
に抗してバルブ24を押し上げ、上記隙間29の
外にバルブ24の下部−室20−通路27を介し
て上部油室10に排出される。
上記の伸縮作動時に於て、バルブ24はバルブ
ガイド26で半径方向への偏心は規制される。
〔考案の効果〕
本考案によれば次の効果がある。
バルブガイドの内周が大径部の内周の径より
小さく、バルブガイドがセンターパイプに摺接
するからバルブ自体半径方向への動きが規制さ
れ、大径部の内周とセンターパイプ外周との間
に形成される隙間の大きさが常に一定となり、
これによりこの隙間によつて常に安定した一定
の減衰力が得られる。
バルブガイドと大径部とを一体にしてバルブ
を構成しているから、加工性、組み付け性が良
く、コンパクトであり、大径部が常にバルブガ
イドに追従して案内されるから偏心防止が確実
に図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るフロントフオ
ークの部分拡大縦断正面図、第2図はバルブの斜
視図、第3図は従来のフロントフオークの一部切
欠き縦断正面図である。 2……アウターチユーブ、3……インナーチユ
ーブ、4……センターパイプ、6……ピストン
部、9……バルブ、25……大径部、26……バ
ルブガイド、27……通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターチユーブ内にインナーチユーブが摺動
    自在に挿入され、アウターチユーブの下端中央に
    センターパイプを起立し、センターパイプの上部
    ピストン部がインナーチユーブの内周に摺接し、
    インナーチユーブの下部にバルブが上下移動自在
    に設けられ、このバルブの内周とセンターパイプ
    の外周とで区画された隙間を通して減衰力を発生
    させるフロントフオークに於て、前記バルブは内
    径の大きい大径部と、この大径部の上端部に一体
    に設けた内径の小さいバルブガイドと、バルブガ
    イドに半径方向に切欠いた通路と、からなり、バ
    ルブガイドの内周をセンターパイプの外周に摺接
    させ、大径部の内周とセンターパイプの外周との
    間と減衰力発生用の隙間を形成させ、この隙間を
    バルブガイドの上記通路に連通させたことを特徴
    とするフロントフオークの減衰力発生装置。
JP1986122358U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH0434259Y2 (ja)

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JP1986122358U JPH0434259Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JP1986122358U JPH0434259Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6328094U JPS6328094U (ja) 1988-02-24
JPH0434259Y2 true JPH0434259Y2 (ja) 1992-08-14

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ID=31012470

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423991B2 (ja) * 1976-03-19 1979-08-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423991U (ja) * 1977-07-21 1979-02-16
JPS58153187U (ja) * 1982-04-09 1983-10-13 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器の減衰力発生装置

Patent Citations (1)

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JPS5423991B2 (ja) * 1976-03-19 1979-08-17

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JPS6328094U (ja) 1988-02-24

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