JPH04341046A - 回線多重化システムにおけるfaxデータ蓄積伝送方法 - Google Patents

回線多重化システムにおけるfaxデータ蓄積伝送方法

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JPH04341046A
JPH04341046A JP3140590A JP14059091A JPH04341046A JP H04341046 A JPH04341046 A JP H04341046A JP 3140590 A JP3140590 A JP 3140590A JP 14059091 A JP14059091 A JP 14059091A JP H04341046 A JPH04341046 A JP H04341046A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のメディア情報を
1つの伝送路を用いて効率よく多重化伝送する回線多重
化システムにおいて、FAXデータを送信多重化装置も
しくは受信多重化装置で一旦蓄積し伝送するFAXデー
タ蓄積伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声及びFAXデータを含む複数のメデ
ィア情報を1つの伝送路を用いて効率的に多重化伝送す
る回線多重化システムが近年盛んに実用化されている。 FAXデータをリアルタイムで伝送するシステムとして
は、音声信号とFAX信号とを何等かの方法で識別し、
音声信号については音声符号化して、またFAX信号に
ついてはA/D変換(または音声信号と同様に符号化)
して、それぞれの信号の存在する間の符号化情報だけを
多重化し伝送するシステムが存在する。このようなFA
Xデータをリアルタイムに伝送するシステムの場合には
、通常FAXデータが受信FAX端末に完全に伝送され
るまで送受信FAX端末間に回線が常時設定されている
。このシステムの利点としては、音声信号及びFAX信
号のアクティブ状態の統計則に基づいて、多重化装置に
接続された呼数よりも多重化装置間の伝送チャンネル数
を少なく設定することができるので多重化効率が向上す
ることが上げられる。しかし、このシステムは、音声信
号及びFAX信号双方をリアルタイム伝送する必要があ
るために、FAX信号の負荷状態が重くなりシステム設
計時の統計則が満足されなくなった場合には、同時に伝
送している音声信号の通話品質が悪くなるという欠点が
ある。即ち、信号の継続時間及びアクティビティ(呼の
存在している時間に対する実際に信号が存在している時
間の割合)については、音声信号よりもFAX信号(但
し画情報を伝送する方向のFAX信号)の方が大きな値
をとるため、多くのFAX信号が多重化システムに接続
されていると多重化効率が上がらない。更に、そのシス
テムにおける音声信号の負荷も大きい場合には音声信号
が締め出されてしまい、結果として話頭切断が頻繁に発
生することにもなる。よって、通話品質がよくしかも多
重化効率が高い回線多重化システムを構築するためには
、FAX信号をリアルタイムに伝送することを諦める必
要がある。
【0003】FAX信号のリアルタイム伝送を行わない
システムに対しては、FAXデータを蓄積して伝送する
方式(以下、FAXデータ蓄積伝送方式と呼ぶ)が実用
されている。図1はこのFAXデータ蓄積伝送方式を実
現するための基本的システム構成を表している。図中、
1は送信FAX端末、2は送信交換機、3は送信多重化
装置、4は送信バッファ、5は多重化装置間の回線、6
は受信多重化装置、7は受信バッファ、8は受信交換機
、9は受信FAX端末である。送信FAX端末1と送信
多重化装置3との間に回線が確立した後で、まず送信F
AX端末1から送信交換機2を介して伝送されてきたF
AXデータの一部もしくは全部が一旦送信多重化装置3
内の送信バッファ4に蓄積される。送信多重化装置3は
、多重化装置間の回線5の負荷状態(使用状態もしくは
込み具合い)に応じて、回線5におけるFAXデータの
伝送量を適応的に変えて受信多重化装置6へFAXデー
タを多重化伝送する。回線5を介して受信したFAXデ
ータの一部もしくは全部は受信多重化装置6内の受信バ
ッファ7に蓄積される。受信多重化装置6は、受信FA
X端末9との間に回線を確立した後、蓄積されたFAX
データを受信交換機8を介して受信FAX端末9へ伝送
する。このようなFAXデータ蓄積伝送方式では、送信
FAX端末1と送信多重化装置3との間の回線、送信多
重化装置3と受信多重化装置6との間のFAXデータ伝
送のための回線5上のチャンネル、及び受信多重化装置
6と受信FAX端末9との間の回線は順に別々に設定・
確立される。即ち、このFAXデータ蓄積伝送方式は、
音声信号の存在しないときに代わりにFAXデータを伝
送することにより多重化装置間の回線多重化効率を上げ
ている。
【0004】このようなFAXデータ蓄積伝送方式を用
いた回線多重化システムは、音声信号をリアルタイムに
、またFAXデータを蓄積して、各々多重化伝送するた
めに、問題点として、次の2点が上げられる。 (1) 送信端末がFAX端末である場合には送信多重
化装置はFAXデータを蓄積しなければならないため、
送信端末が電話端末かFAX端末かを如何にして識別す
るか。 (2) 送信FAX端末が誤ダイアリング(例えば電話
端末へのダイアリング)を行った場合に多重化装置がど
のような対処を行うか。
【0005】以下にこの2つの問題点を解決した従来技
術について図を用いて説明する。 (1) 送信端末が電話端末かFAX端末かの識別方法
について (a) 識別方法1 図2は識別方法1を説明するための送信側の回線多重化
システムの基本構成を示している。図中、10は送信電
話端末、11は電話端末専用のトランク、12は送信F
AX端末、13はFAX端末専用のトランク、14は送
信多重化装置である。送信電話端末10が送信多重化装
置14の電話端末専用のトランク11に予め接続され、
同様に送信FAX端末12が送信多重化装置14のFA
X端末専用のトランク13に予め接続されている。よっ
て、送信多重化装置14は、どちらの専用トランク上に
発呼があったかを検出することにより、送信端末が電話
端末かFAX端末かを識別することができる。
【0006】(b) 識別方法2 図3は識別方法2を説明するための送信端末と送信多重
化装置との間の信号のやり取りを示している。尚、同図
は送信端末と送信多重化装置との間に回線が設定された
後の信号のやり取りが示されており、回線確立後の交換
機は基本的に信号に対してトランスペアレントな伝送を
行うものとする。まず、送信端末の種別を表す(即ち送
信端末が電話なのかFAXなのかを表す)端末識別信号
(番号)の送出を促すための要求信号が送信多重化装置
から送信端末に対して送出される。これを受信した送信
端末から端末識別信号が送出され、送信多重化装置がそ
れを検出することにより送信端末の種別を識別する。 尚、送信多重化装置からの要求信号の送出がない代わり
に、あるタイミングで端末識別信号を送出する場合等も
、本方法のバリエーションとして考えられる。
【0007】(c) 識別方法3 図4は識別方法3を説明するための送信端末と送信多重
化装置との間の信号のやり取りを示している。予め受信
FAX端末に付与された電話番号を送信多重化装置に登
録しておく。送信端末がオフフックすると、これを検知
した送信交換機は送信端末にアンサートーンを送出する
。次に送信端末は受信端末電話番号を送出する。これを
検出した送信交換機は起動信号を送信多重化装置に対し
て送出し、これにより送信多重化装置は発呼を認識する
。送信多重化装置はその起動信号に対して接続応答信号
を送信交換機に送出する。そして、送信多重化装置が送
信交換機から送出された選択信号(即ち送信端末から送
出された受信端末電話番号に対応)を検出し、登録され
ているFAX端末電話番号と照合する。受信端末電話番
号が登録された電話番号と一致した場合には、その受信
FAX端末への接続を求めた送信端末もFAX端末であ
ると判断する。
【0008】以上のFAX端末識別方法における従来技
術の欠点として、(a) は電話端末とFAX端末の設
置可能数が制限されること、(b) は送信者が端末識
別信号送出のための情報を入力するという通常のFAX
伝送操作以外の付加的操作が必要であること、及び(c
) はFAX端末の増設時にシステム管理者が多重化シ
ステムに電話番号を登録するという付加的操作が必要で
あること、等がある。 (2) 誤ダイアルに対する対処について
【0009】
(a) 対処1 図5は誤ダイアルに対する対処1を説明するための信号
のやり取りを示している。予め受信FAX端末の電話番
号を送信多重化装置に登録しておく。前提として、送信
端末がFAX端末であると送信多重化装置が何等かの方
法で認識できているものとする。尚、同図は送信FAX
端末と送信交換機間の回線が確立されており、さらに送
信交換機が送信多重化装置からの接続応答信号を受信し
た後での信号のやり取りを示している。送信多重化装置
は、送信交換機からの選択信号(送信FAX端末から送
出された受信端末の電話信号に対応)と、登録されてい
る受信FAX端末の電話番号とを照合する。もし登録さ
れた電話番号と一致しない場合には、誤ダイアルである
と判断する。
【0010】(b) 対処2 図6は誤ダイアルに対する対処2を説明するために送信
FAX端末が受信電話端末にアクセスした場合の信号の
やり取りを示している。尚、受信多重化装置がFAXデ
ータに対する送信FAX端末の電話番号を認識し対応付
できていることを前提とする。また同図は、受信多重化
装置が送信FAX端末からのFAXデータを既に蓄積し
ており、受信交換機を介して受信端末との間に回線が確
立されている状態からの信号のやり取りを示している。 受信多重化装置と受信端末との間でFAX伝送準備のた
めのプロトコルが不成立となった場合には(即ち受信端
末が電話端末であった場合には)、受信多重化装置は誤
ダイアルと判断しFAXデータ送信不能と認識する。受
信多重化装置は、送信多重化装置に誤ダイアルを検出し
たことを、誤ダイアルを行った送信FAX端末電話番号
と共に連絡する。受信多重化装置からの誤ダイアル検出
情報に従って、送信多重化装置は、該当する送信FAX
端末との間に送信交換機を介して回線を確立し、FAX
伝送準備のためのプロトコルを成立させた後、誤ダイア
ルによる不達通知を送信FAX端末に対して配達する。
【0011】以上の誤ダイヤルの対処方法における従来
技術の欠点として、(a) はFAX端末の増設時にシ
ステム管理者が多重化システムに電話番号を登録すると
いう付加的操作が必要であること、また(b) は送信
後しばらくしてから送信者が不達通知をチェックせねば
ならないという誤ダイアルを認識するまでの遅延が存在
すること、がある。尚、実用化しているFAX蓄積伝送
方式を用いたシステムの一例としては、特に上記の(1
) の(b) 及び(2) の(b) を採用している
ものがあるが、システム利用者の付加的操作が必要とな
ること、及び誤ダイアル認識までの遅延が存在すること
という欠点がある。
【0012】以上のように、回線多重化システムにおけ
る従来のFAXデータの蓄積伝送方式には、システムの
回線敷設数の制限やシステム利用者及び管理者の煩わし
い操作の付加が必要となる等の欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
には、電話端末とFAX端末の設置可能数が制限される
こと、送信者が端末識別信号送出のための情報を入力す
るという通常のFAX伝送操作以外の付加的操作が必要
であること、FAX端末の増設時にシステム管理者が多
重化システムに電話番号を登録するという付加的操作が
必要であること、もしくは送信後しばらくしてから送信
者が不達通知をチェックせねばならないという誤ダイア
ルを認識するまでの遅延が存在することという欠点があ
った。本発明は、このようなの従来方式の欠点を解決し
、かつ送信端末がFAX端末であることを認識でき更に
誤ダイアル防止できるFAXデータ蓄積伝送方式を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、FAX
データ蓄積伝送方式を用いた回線多重化システムにおい
て、送信端末から発呼があると送受信端末間に回線を一
旦確立し、送信端末と受信端末が共にFAX端末である
場合には、FAXデータの伝送が行われる前に送受信F
AX端末間で取り交わされる専用の制御信号を送信多重
化装置もしくは受信多重化装置が検出し、その検出によ
り送信端末がFAX端末であると認識した後、送信多重
化装置と受信FAX端末間の回線を切断し、送信FAX
端末からのFAXデータを蓄積し伝送するところにある
【0015】
【実施例1】以下に図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。尚、簡単のために、回線多重化システムで扱うFA
X以外のメディア情報としては音声のみを対象とする。 図7は本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多重化
システムにおける多重化装置の概略構成図である。図中
、15はトランク、16はトランクインターフェース部
、17は送信符号化・復号化部、18はFAX符号化・
復号化部、19はFAX判定部、20は割当制御部、2
1はFAXデータ蓄積部、22ベアラインターフェース
部、23はベアラ回線である。尚、システム基本構成は
図1に基づく。
【0016】トランクインターフェース部16は、割当
制御部20からの制御信号に従い、トランク15と音声
符号化部17もしくはFAX符号化・復号化部18とを
割り当てる。即ち、トランク15に入力された信号を音
声符号化・復号化部17及びFAX符号化・復号化部1
8へそれぞれ出力し、逆に音声符号化・復号化部17及
びFAX符号化・復号化部18からの信号をトランク1
5に出力し端末へ伝送する。同時に、それらの割当状態
を割当制御部20へ送出する。また、トランク15から
の呼の制御情報(交換機のシグナル)は割当制御部20
へ、逆に割当制御部20からの呼の制御情報(交換機の
シグナル)はトランクインターフェース部16へ送出す
る。音声符号化・復号化部17では、割当制御部20か
らの制御信号に従い、トランクインターフェース部16
から入力された信号を音声符号化最小単位でパケット化
し有音/無音検出を行い、有音と判断されたパケット(
もしベアラ容量に余裕のある場合には無音と判定された
パケットも有音パケットと見なす)に対しては適切なビ
ットレートで音声符号化してベアラインターフェース部
22へ渡す。一方、符号化情報が相手側多重化装置から
伝送されてきた場合には、要求されたビットレートでベ
アラインターフェース部22から入力された信号を復号
化し、また符号化情報が伝送されてこなかった場合には
雑音挿入等の適切な補間処理により無音パケットを再生
して、トランクインターフェース部16へ渡す。同時に
、符号化・復号化状態を割当制御部20へ送出する。 ベアラインターフェース部22では、割当制御部20か
らの制御信号に従い、音声符号化・復号化部17からの
音声パケット、FAXデータ蓄積部21からのFAXデ
ータパケット、及び割当制御部20からの割当制御情報
を多重化し、ベアラ回線23に出力して相手側多重化装
置へ伝送する。一方、ベアラ回線23から入力された多
重化信号から取り出した割当制御情報を割当制御部20
へ出力する。そして、割当制御部20からの制御信号に
従って、音声符号化・復号化部17及びFAXデータ蓄
積部21へ各々音声パケット及びFAXデータパケット
を送出する。
【0017】FAX符号化・復号化部18では、割当制
御部20からの制御信号に従い、回線多重化システムが
予め要求するフォーマット(伝送機能等)でトランクイ
ンターフェース部16からの信号を復号化しその復号化
信号をFAX判定部19へ送出する。FAX判定部19
においてトランクインターフェース部16から入力され
た信号がFAX信号と判定された場合には、FAX符号
化・復号化部18は、割当制御部20の制御信号に従っ
て、そのFAX信号と判定された信号を蓄積に適したフ
ォーマットに変換しFAXデータ蓄積部21へ出力する
。逆に、FAX端末用のフォーマットにリアルタイムに
FAXデータ蓄積部21より入力されたFAX信号を変
換しトランクインターフェース部16へ出力する。同時
に、FAX符号化・復号化状態を割当制御部20へ送出
する。送受信端末がFAX端末である場合には、通常、
FAX画情報が伝送される前に制御信号のやり取りが行
われるが、FAX判定部19では、FAX符号化・復号
化部18から送出された復号信号にその制御信号が現れ
たか否かでFAX信号の有無を判定し、割当制御部20
へ判定結果を送出する。割当制御部20では、FAX判
定部19から出力された検出状態に従い、例えばある一
定時間の間に制御信号が検出された場合にはトランクイ
ンターフェース部16に対して該当トランクを音声符号
化・復号化部17から切り放すことを要求し、同時に、
ベアラインターフェース部22に対しても送信多重化装
置から受信FAX端末までの回線を切断する要求を送出
する。そして、FAX符号化・復号化部18に対してト
ランクインターフェース部16からのFAX信号をFA
Xデータ蓄積部21へ送出するように制御し、FAX符
号化・復号化状態を監視する。
【0018】一方、ベアラ回線23の負荷状態に応じて
決定したビットレートの情報を基に音声符号化・復号化
部17を制御し、音声符号化・復号化部17からの音声
符号化状態を監視する。さらに、FAXデータ蓄積部2
1に対して、FAX符号化・復号化部18からのFAX
信号の蓄積を制御し、同時にその蓄積状態を監視する。 さらに、ベアラインターフェース部22に対して、音声
パケット及びFAXデータパケットをベアラ回線23の
容量へ割り当てるための割当制御信号を送出し、同時に
ベアラインターフェース部22での割当状態を監視する
。尚、トランクインターフェース部16からの呼の制御
情報(交換機のシグナル)を割当制御情報の一部として
ベアラインターフェース部22を介して受信多重化装置
へ伝送し、逆にベアラインターフェース部22からの呼
の制御情報(交換機のシグナル)をトランクインターフ
ェース部16を介して送信交換機へ伝送する。FAXデ
ータ蓄積部21では、割当制御部20からの制御信号に
従って、FAX符号化・復号化部18からのFAX信号
及び割当制御部20からのそのFAX信号に対応する割
当制御情報を一旦蓄積し、パケット化してベアラインタ
ーフェース部22へ送出する。逆に、ベアラインターフ
ェース部22からのFAXデータパケットを一旦蓄積し
、FAX信号をFAX符号化・復号化部18へ、またそ
のFAX信号に対応する割当制御情報を割当制御部20
へ、各々送出する。同時に、割当制御部20に対してF
AXデータの蓄積状態を送出する。
【0019】具体的一例として、本発明のFAX蓄積伝
送方式を用いた回線多重化システムにG.III FA
X端末(但しCCITT勧告のT.30及びT.4の自
動手順端末とする)が接続されている場合について説明
する。
【0020】図8,図9,図10は、本発明のFAX蓄
積伝送方式を用いた回線多重化システムにおける制御信
号及びFAX画情報の伝送シーケンスを示している。 尚、同図のシーケンスにおいて、送信FAX端末から、
送信交換機、送信多重化装置、受信多重化装置、受信交
換機を経て、受信FAX端末へFAX画情報が伝送され
るものとする。
【0021】まず、一般的な手順により送受信FAX端
末間に回線を確立する。呼の制御信号に対して送受信多
重化装置はトランスペアレントな伝送を行うものとする
。送信FAX端末がオフフックすると送信交換機はこれ
を検知し送信FAX端末に受信FAX端末電話番号の送
出を要求するアンサートーンを送出する。送信FAX端
末が受信FAX端末電話番号(同図中では電話番号と略
す)を送出すると、これを受信した送信交換機は受信交
換機に対して起動信号(SZ)を送出する。受信交換機
はこれを検知すると送信交換機に対して選択信号(SS
)の送出を要求する接続応答信号(ANS)を送出する
。送信交換機からの選択信号(SS)を検知すると受信
交換機は受信FAX端末に対してコーリングを行うと同
時に、送信端末に対してはリングバックトーンを送出す
る。受信FAX端末がオフフックすると、これを検知し
た受信交換機は送信交換機に受信FAX端末応答したこ
とを示す応答信号(ACK)を送出する。以上により送
受信FAX端末間に回線が確立したことになる。これ以
降は送受信交換機は信号をトランスペアレントに伝送す
るものとする。
【0022】次に、送受信端末が自動手順のG.III
 FAX端末であるので、T.30における制御信号の
やり取りが始まる。送信FAX端末からトーナル信号と
してCNG信号(1100Hzのトーン)が送出され、
これを受信FAX端末が受信するとCED信号(210
0Hzのトーン)を送出する。尚、これらのトーンは多
重化装置間では音声符号化されて伝送される。続けて受
信FAX端末はDIS信号を送出する。送受信多重化装
置は、送受信端末間に回線が確立された後から送受信F
AX端末間で伝送される制御信号をFAX符号化・復号
化部18及びFAX判定部19において監視している。 受信多重化装置は、このDIS信号の先頭に付加される
プリアンブルを認識することにより、FAX信号を検出
したと見なし、即ち送信端末がFAX端末であることを
認識する。そして、FAX信号を検出した旨のみを表す
(但し受信FAX端末の伝送機能情報を含まない)信号
F(DIS)を送信多重化装置へ送出する。受信多重化
装置からのF(DIS)を受信した送信多重化装置は、
受信FAX端末が行っていたT.30手順を肩代りして
、回線多重化システムが要求する伝送機能を示すDIS
信号であるDISsys を送信FAX端末に対して送
出する。
【0023】一方、送受信多重化装置において、DIS
信号の前のプリアンブルを検出することにより送信端末
がFAX端末であると認識した後は、送受信多重化装置
間のベアラ回線に割り当てられていた制御信号(トーナ
ル制御信号)を伝送していた音声用チャンネルは、送信
多重化装置における音声用チャンネル切断信号F(DS
CSP)の送出及び受信多重化装置からの音声チャンネ
ル切断応答信号F(ACKSP)の検出により切断され
る。 さらに、受信多重化装置は、受信FAX端末との間の回
線を切断する処理を次のように行う。まず、送信端末が
執り行っていたT.30プロトコルを代わりに受信多重
化装置が受信FAX端末との間で執り行う。そして、F
AX画情報の伝送準備が完了すると、受信多重化装置は
任意の画情報を送出する。その後、FAXデータの終了
を表す制御信号のやり取りを行うことにより、受信FA
X端末を正常終了させて、通常の方法により受信多重化
装置と受信FAX端末間の回線を切断する。
【0024】受信FAX端末が行っていたT.30手順
を肩代りして、DISsys を送信FAX端末に対し
て送出した後、送信多重化装置は、通常のT.30手順
を送信FAX端末との間で執り行うことにより、FAX
データの一部または全部をFAXデータ蓄積部21に蓄
積し、音声パケット及び割当制御情報と一緒に多重化し
受信多重化装置へ伝送する。受信多重化装置は送信多重
化装置からFAXデータの一部または全部を受け取り一
旦蓄積する。そして、該当する受信FAX端末に対して
再発呼して回線を確立し、蓄積されたFAXデータを伝
送する。
【0025】図11,図12は送信FAX端末が受信電
話端末をアクセスした場合(誤ダイアルした場合)にお
ける制御信号の伝送シーケンスである。尚、同図では、
既に送信FAX端末と受信電話端末間に回線が接続され
ているものと仮定する。送信FAX端末からトーナル信
号としてCNG信号(1100Hzのトーン)が送出さ
れる。しかし、受信電話端末でこれを受信すると、図1
1のように、通常、受話者は電話機をオンフックし回線
を切断してしまう。よって、受信交換機はこのオンフッ
クを検知すると送信交換機に対して終話信号を送出する
。これを受信した送信交換機は送信FAX端末へ回線の
切断を行い受信交換機へ復旧完了信号を送出する。以上
により送受信端末間の回線が完全に切断されので、送信
FAX端末では誤ダイアルであることを即時に認識でき
る。また、図12のように、受話者が電話機をオンフッ
クしない場合には、受信電話端末が送信FAX端末に対
して通常のT.30手順にあるCED信号(2100H
zのトーン)及びDIS信号を送出しないために、送信
FAX端末はCED信号もしくはDIS信号の不検出の
ためにタイムアウトし、オンフックする。送信交換機は
このオンフックを検知すると受信交換機に対して切断信
号を送出する。これを受信した受信交換機は受信電話端
末との回線を切断し送信交換機に対して復旧完了信号を
送出する。以上により送受信端末間の回線が完全に切断
されので、送信FAX端末では誤ダイアルであることを
即時に認識できる。
【0026】
【実施例2】実施例1で説明したシステムでは、FAX
信号検出を受信多重化装置で行った例を示したが、この
検出を送信多重化装置で行うことも可能である。即ち、
受信FAX端末から送出された制御信号(例えばDIS
信号)を音声符号化して送信多重化装置まで伝送し、送
信多重化装置においてこの制御信号のプリアンブルを検
出することにより送信端末がFAX端末であると認識す
る。その他の動作は実施例1に等しい。
【0027】
【実施例3】実施例1ではFAX信号検出をDIS信号
の先頭に付随するプリアンブルの検出により行ったが、
T.30手順中のその他の任意の制御信号の検出により
行うことも可能である。例えばDCS信号の先頭に付加
されるプリアンブルを検出することが上げられる。
【0028】
【実施例4】実施例1ではFAX信号検出後の受信多重
化装置と受信FAX端末との間の回線を切断する方法と
して受信FAX端末を正常終了させることにより行った
が、受信多重化装置がFAX信号検出後T.30手順を
強制的に中断することにより回線切断する方法も考えら
れる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は、FAXデータ蓄
積伝送方式を用いた回線多重化システムにおいて、送信
端末から発呼があると送受信端末間に回線を一旦確立し
、送信端末と受信端末がFAX端末である場合には、F
AXデータの伝送が行われる前に送受信FAX端末間で
取り交わされる専用の制御信号を送信多重化装置もしく
は受信多重化装置が検出し、その検出により送信端末が
FAX端末であると認識した後、送信多重化装置と受信
FAX端末間の回線を切断し、送信FAX端末からのF
AXデータを蓄積・伝送することにより、システム利用
に対して制限を加えることなく、かつシステム利用者が
通常のFAX伝送のための操作方法を変えることや、シ
ステム管理者がFAX端末増設毎に登録すること等の付
加負担がなく、FAX端末を識別できる。さらに、送信
FAX端末が誤ダイアルをした(即ち受信電話端末をア
クセスしようとした)場合には、上記のように発呼時に
送信者が誤ダイアルを認識できるのでそれに対する迅速
な対応(リダイアル等)が可能となる。よって、本発明
の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のFAX蓄積伝送方式を用いた基本的なシ
ステム構成図である。
【図2】従来のFAX蓄積伝送方式における送信端末認
識方法1を用いた回線多重化システムの基本構成図であ
る。
【図3】従来のFAX蓄積伝送方式での送信端末認識方
法2を用いた回線多重化システムにおける送信端末と送
信多重化装置間の信号のやり取りを表した図である。
【図4】従来のFAX蓄積伝送方式での送信端末認識方
法3を用いた回線多重化システムにおける送信端末と送
信多重化装置間の信号のやり取りを表した図である。
【図5】従来のFAX蓄積伝送方式での誤ダイアルの対
処方法1を用いた回線多重化システムにおける送信端末
と送信多重化装置間の信号のやり取りを表した図である
【図6】従来のFAX蓄積伝送方式での誤ダイアルの対
処方法2を用いた回線多重化システムにおける送受信端
末間の信号のやり取りを表した図である。
【図7】本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多重
化システムの概要構成図である。
【図8】本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多重
化システムにおける具体的な伝送シーケンス例を示した
図である。
【図9】本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多重
化システムにおける具体的な伝送シーケンス例を示した
図である。
【図10】本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多
重化システムにおける具体的な伝送シーケンス例を示し
た図である。
【図11】本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多
重化システムにおいて送信FAX端末が受信電話端末へ
アクセスした場合の具体的な伝送シーケンス例を示した
図である。
【図12】本発明のFAX蓄積伝送方式を用いた回線多
重化システムにおいて送信FAX端末が受信電話端末へ
アクセスした場合の具体的な伝送シーケンス例を示した
図である。
【符号の説明】
1  送信FAX端末 2  送信交換機 3  送信多重化装置 4  送信バッファ 5  多重化装置間の回線 6  受信多重化装置 7  受信バッファ 8  受信交換機 9  受信FAX端末 10  送信電話端末 11  電話端末専用のトランク 12  送信FAX端末 13  FAX端末専用のトランク 14  送信多重化装置 15  トランク 16  トランクインターフェース部 17  音声符号化・復号化部 18  FAX符号化・復号化部 19  FAX判定部 20  割当制御部 21  FAXデータ蓄積部 22  ベアラインターフェース部 23  ベアラ回線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  音声及びFAXデータを含む複数のメ
    ディア情報を1つの伝送路を用いて多重化し伝送する回
    線多重化システムの場合に、送信端末から伝送されたき
    たFAXデータの一部もしくは全部を一旦送信多重化装
    置が蓄積し、蓄積された該FAXデータを受信多重化装
    置へ伝送し、伝送されてきた前記FAXデータの一部も
    しくは全部を該受信多重化装置が蓄積し受信端末へ送出
    するFAXデータ蓄積伝送方式において、該送信端末か
    ら発呼があると前記送信端末から該受信端末までに一旦
    回線を設定し、前記送信端末と前記受信端末が共にFA
    X端末である場合に、FAX画情報の伝送が行われる前
    に前記送受信端末間において取り交わされるFAX特有
    の制御信号を検出することにより、前記送信端末がFA
    X端末であることを前記送信多重化装置もしくは前記受
    信多重化装置が認識し、認識後に前記送信多重化装置と
    前記受信端末間の回線を切断し、前記送信多重化装置が
    前記FAXデータの一部もしくは全部を蓄積、伝送する
    ことを特徴とするFAXデータ蓄積伝送方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003060772A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Toshiba Tec Corp ファクシミリ装置

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